JP2007298643A - 光素子モジュールおよびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】光素子1と光ファイバ2との間に光学レンズ3を配置して光学結合をとり、かつ、光学レンズと光ファイバは光素子を封入したモジュールパッケージ4の外部にあって、それぞれ独立してモジュールパッケージに固定する。また、モジュールパッケージと光ファイバとの間に、光学レンズを内部に包含する形態のファイバ支持台13を配置する。組み立ては、まず、光素子をモジュールパッケージ内に搭載して、該モジュールパッケージを気密封止し、その後、光ファイバと光学レンズとを位置合せして、先に、光学レンズをモジュールパッケージに固定した後、ファイバ支持台を、光学レンズとは接触しないようにモジュールパッケージに固定し、次に、光ファイバを位置合せして、ファイバ支持台に固定して組立てる。
【選択図】図1
Description
そして、モジュールパッケージ4に対して、レンズホルダ7と金属製フェルール6をそれぞれ調心して最適な光学結合が取れる位置を探し出す。
その位置で、まずモジュールパッケージ4とレンズホルダ7とをレンズカラー9を介してYAGレーザで溶接固定する。
溶接で多少光学レンズ3の位置がずれるので再度光ファイバ2を調心してから、フェルールカラー8を介して金属製フェルール6とレンズホルダ7とをYAGレーザで溶接固定する。かくして、光素子モジュールが完成する。
また、通常この様な光学系を固定する部材は、錆びない様にステンレスやメッキ処理を施した材料を用いるが、溶接したポイントでは組成が変動し、メッキも飛んでしまうのでどうしても錆びやすくなってしまう。ここが外気と直接接しているとやはり長期的には溶接部が錆びてレンズの軸ずれを招きやすいといった問題もあった。
光素子と光ファイバとを光学結合させてなる光素子モジュールであって、
前記光素子と前記光ファイバとの間に(少なくとも1枚の)光学レンズを配置して光学結合をとり、かつ、
前記光学レンズと前記光ファイバは前記光素子を封入したモジュールパッケージの外部にあって、それぞれ独立して前記モジュールパッケージに固定(溶接固定等)されている
ことを特徴とする。
前記の光素子モジュールにおいて、
前記光学レンズ(の少なくとも1枚)を外部から保護しつつ前記光ファイバを固定するため、
前記モジュールパッケージと前記光ファイバとの間に、
前記光学レンズを内部に包含する形態の(例えば円筒形の)ファイバ支持台を配置した
ことを特徴とする。
まず、前記光素子を前記モジュールパッケージ内に搭載して、該モジュールパッケージを気密封止し、
その後、前記光ファイバと前記光学レンズとを位置合せして、
先に、前記光学レンズを前記モジュールパッケージに固定(溶接固定等)した後、
前記ファイバ支持台を、前記光学レンズとは接触しないように前記モジュールパッケージに固定(溶接固定等)し、
次に、前記光ファイバを位置合せして、前記ファイバ支持台に固定(溶接固定等)して組立てる
ことを特徴とする光素子モジュールの製造方法を用いる。
また、光学レンズをファイバ支持台の内部に包含する形態であるため、光学レンズの固定部が直接外気にさらされないので長期的な信頼性も向上することが期待できる。
さらに、ファイバ支持台を従来例のレンズホルダと同径とした場合でも、レンズカラーの無い分だけモジュールパッケージの小形化が図れる優位性もある。
光素子1はキャリヤ5に搭載され、キャリヤ5はモジュールパッケージ4の中に固定されている。光学レンズ3はレンズ保持用円筒12付きのものであり、レンズカラー9を介してモジュールパッケージ4の固定部4aに固定されている。
また、光学レンズ12を外部から保護しつつ光ファイバ2を固定するため、モジュールパッケージ4と光ファイバ3との間に、光学レンズ3を内部に包含する形態のファイバ支持台13を配置した構成となっている。ファイバ支持台13は円筒状であり、一端部13aが、モジュールパッケージ4の固定部4aに形成された段差部4bに嵌合した状態で光学レンズ3(レンズカラー9)に接触しないように固定部4aに固定されている。光ファイバ2は、金属製フェルール8を介してファイバ支持台13の他端部13bに固定されている。
1.光学レンズの調心固定(図4(a)参照)
光学レンズ3をモジュールパッケージ4に対して調心固定する。この際光学レンズ3はそのままでは小さくて保持するのが難しいため保持用に円筒12を溶接しておく。なお、光素子1がLDの場合は、これを光アイソレータで兼用することも可能である。その保持用円筒12付の光学レンズ3を、調心用治具14にはめ込んで、モジュールパッケージ4に対して光学レンズ3を調心して、レンズカラー9を介してモジュールパッケージ4に溶接固定する。なお、調心用治具14はレンズ着脱部14aと光ファイバ2とを備え、光学レンズ3に対して光ファイバ2があらかじめ理想的な位置にくるように光ファイバ2を固定してある物である。
2.ファイバ支持台の固定(図4(b)参照)
調心用治具14を光学レンズ3から外し、ファイバ支持台13をモジュールパッケージ4に溶接固定する。
3.光ファイバの調心固定(図4(c)参照)
光ファイバ2を固定した金属製フェルール6をモジュールパッケージ4に対して調心して、フェルールカラー8を介してファイバ支持台13に溶接固定する。
また、光学レンズ3をファイバ支持台13の内部に包含する形態であるため、光学レンズ3の固定部が直接外気にさらされないので長期的な信頼性も向上することが期待できる。
さらに、ファイバ支持台13を従来例のレンズホルダと同径とした場合でも、レンズカラーの無い分だけモジュールパッケージ4の小形化が図れる優位性もある。
ファイバ支持台13を固定する工程では、図に示した様にモジュールパッケージ4にあらかじめファイバ支持台13がピッタリはまるような段差部bを形成しておけばそこにファイバ支持台13を載せるだけで光学レンズ3と触らないように正確に位置決めできる上、平面に置くだけの状態より溶接面積も増やせるので安定度も向上する。
2 光ファイバ
3 光学レンズ
4 モジュールパッケージ
4a モジュールパッケージの固定部
4b モジュールパッケージの段差部
5 キャリヤ
6 金属製フェルール
8 フェルールカラー
9 レンズカラー
10 蓋
11 ガラス窓
12 円筒
13 ファイバ支持台
13a ファイバ支持台の一端部
13b ファイバ支持台の他端部
14 調心用治具
14a レンズ着脱部
Claims (3)
- 光素子と光ファイバとを光学結合させてなる光素子モジュールであって、
前記光素子と前記光ファイバとの間に光学レンズを配置して光学結合をとり、かつ、
前記光学レンズと前記光ファイバは前記光素子を封入したモジュールパッケージの外部にあって、それぞれ独立して前記モジュールパッケージに固定されている
ことを特徴とする光素子モジュール。 - 請求項1に記載の光素子モジュールにおいて、
前記光学レンズを外部から保護しつつ前記光ファイバを固定するため、
前記モジュールパッケージと前記光ファイバとの間に、
前記光学レンズを内部に包含する形態のファイバ支持台を配置した
ことを特徴とする光素子モジュール。 - 請求項2に記載の光素子モジュールを組立てるに当たり、
まず、前記光素子を前記モジュールパッケージ内に搭載して、該モジュールパッケージを気密封止し、
その後、前記光ファイバと前記光学レンズとを位置合せして、
先に、前記光学レンズを前記モジュールパッケージに固定した後、
前記ファイバ支持台を、前記光学レンズとは接触しないように前記モジュールパッケージに固定し、
次に、前記光ファイバを位置合せして、前記ファイバ支持台に固定して組立てる
ことを特徴とする光素子モジュールの製造方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2006125287A JP2007298643A (ja) | 2006-04-28 | 2006-04-28 | 光素子モジュールおよびその製造方法 |
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JP2006125287A JP2007298643A (ja) | 2006-04-28 | 2006-04-28 | 光素子モジュールおよびその製造方法 |
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2006
- 2006-04-28 JP JP2006125287A patent/JP2007298643A/ja active Pending
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