JP2008224941A - 光モジュール - Google Patents

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Keiichi Fukuda
圭一 福田
Shunichi Kitagaki
俊一 北垣
Hirotoshi Yonezawa
宏敏 米澤
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Abstract

【課題】環境温度変化にかかわらず機能上の信頼性低下を生じない光モジュールを提供する。
【解決手段】樹脂枠体112の収納部内にて発光素子114及び光ファイバ115をリードフレーム111に支持し該リードフレームから突出する端子部1114が枠体外側へ延在する光モジュール101において、上記リードフレームは一端部にて上記枠体に固定される。該構成によれば、環境温度変化による樹脂材と金属材との膨張率の相違に起因して上記リードフレームと上記発光素子との接合部に応力が作用することを防止できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、光ファイバ通信といった光伝送の送受信に使用される光モジュールに関する。
半導体素子と、該半導体素子に光結合する光ファイバとを備え、光通信用光源として用いられる光モジュールとして、特許文献1に開示され図15及び図16に示した構成を有する光モジュール10が既に提案されている。
光モジュール10は、以下のように構成されている。即ち、光モジュール10は、プラスチック材を用いてモールド成形された中空のパッケージケース12を有し、該パッケージケース12内の半導体素子収納用凹部20の底部24には、銅合金を用いてほぼ長方形形状に形成されたパット部材26が固着されている。パット部材26上にはシリコン基板28が固着され、パット部材26の周囲には8本のリード端子30〜44が配置されている。各リード端子は、それぞれ銅合金を用いてほぼ平板状に形成されており、その先端側がパッケージケース12の側壁から外部に突出されている。リード端子30〜44のうちリード端子34、42は、パット部材26と一体的に形成されており、パット部材26を両側で支持するようになっている。
パット部材26上に固着されたシリコン基板28の上面には、メタライズ電極線が形成されるとともに、光ファイバ18の素線56を固定するためのV溝が形成されている。メタライズ電極線には、フォトダイオード16、レーザダイオード14が接合されている。又、電極線、フォトダイオード16、及びレーザダイオード14は、ワイヤボンディングにより上記リード端子に接続されている。レーザダイオード14は、リード端子32、34に供給される信号によってレーザ光を発生する。レーザダイオード14から発生するレーザ光は、光ファイバ18に入射するとともに、フォトダイオード16に入射するようになっている。すなわちレーザダイオード14は、光ファイバ18の素線56の中心軸とレーザダイオード14のレーザ出射軸とが一致するように位置調整されて接合固定されている。そしてフォトダイオード16の状態がリード端子30、38を介して監視され、フォトダイオード16の受光量を基にレーザダイオード14の状態をモニタし、レーザダイオード14の出力を調整するようになっている。さらにフォトダイオード16及びレーザダイオード14は、レーザ光の透過性の高い透明なゲル状樹脂で覆われている。
特開平10−303508号公報(図1、図2)
上述したような光モジュールは、光源となるレーザダイオード14のような発光素子におけるレーザ出射軸と、光ファイバの中心軸とを一致させて高精度に組み立てる必要がある。さらに、光モジュールには、環境温度変化があった場合でも、発光素子と光ファイバの位置ずれの小さいことが要求される。
しかしながら、上述した従来の光モジュールでは、図16に示すように、レーザダイオード14及びフォトダイオード16を接合したシリコン基板28が固着されリード端子34、42と一体的に形成されるパット部材26は、図16に示すA部及びB部の両端にて、パッケージケース12に固定されている。
上述の光モジュールは、屋外に設置されることも多く、環境の温度変化の影響を受ける。上述のように光モジュール10は、樹脂材にてなるパッケージケース12と、金属材にてなるパット部材26及びリード端子34、42とを有するが、樹脂材の線膨張係数は、一般に金属材のそれよりも大きい。又、上述した従来の光モジュール10では、図16に示すように、リード端子34、42と一体的に形成されるパット部材26は、A部及びB部の両端にてパッケージケース12に固定されており、又、リード端子34、42もパッケージケース12にて固定されている。
よって、樹脂材と金属材との線膨張係数の差により、レーザダイオード14と光ファイバとを結んだ光軸方向への伸縮が問題となり、特に環境温度が高温になったときには、金属部分であり一体的に形成されているパット部材26及びリード端子34、42が変形する。それにより、パット部材26と、該パット部材26に接合されているシリコン基板28との接合部に不要な応力が発生してしまう。又、パット部材26の変形によりシリコン基板28、つまりシリコン基板28上のレーザダイオード14の位置が変化し、レーザダイオード14と光ファイバ18の素線56とが相対的に位置ずれを発生する。その結果、光モジュールとしての信頼性が低下するという問題が生じる。
本発明は、上述したような問題点を解消するためになされたもので、環境温度変化にかかわらず機能上の信頼性低下を生じない光モジュールを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は以下のように構成する。
即ち、本発明の第1態様における光モジュールは、収納部を有する樹脂製の枠体と、
上記収納部内に配置される半導体光素子と、
上記半導体光素子を支持し上記半導体光素子と電気的に接続され上記収納部内に一部が配置される板状で金属製のリードフレームと、
上記半導体光素子と相対向して上記リードフレームに配置されて上記半導体光素子と光学的に結合され上記枠体に支持されながら上記枠体を貫通して枠体外側へ延在する光ファイバと、を備えた光モジュールにおいて、
上記リードフレームは、
上記半導体光素子及び上記光ファイバの光軸方向に延在し上記半導体光素子及び上記光ファイバを支持し上記収納部内に配置される本体部と、
上記光軸方向おける上記本体部の一端部に位置し上記枠体に固定される固定端部と、
上記光軸方向における上記本体部の他端に位置し上記枠体に非固定である自由端部と、
上記半導体光素子に対向する光ファイバ先端よりも上記固定端部側のみに位置し上記光軸方向に交差する方向に上記本体部から突出し上記枠体に固定されてさらに上記枠体の外部へ延在する端子部と、を有することを特徴とする。
本発明の第1態様における光モジュールによれば、リードフレームにおける本体部は、その一端部に位置する固定端部によってのみ枠体に固定される。一方、光モジュールにおける環境温度が変化し、樹脂材にてなる枠体と、金属材にてなるリードフレームとが異なる膨張率にて伸縮したときであっても、半導体光素子及び光ファイバを支持する上記本体部の変形は、その両端が固定されていた従来の構成に比べて格段に小さい。よって、上記本体部と半導体光素子との接合部分に不要な応力が発生しない。又、上記本体部の変形が無いか、又は非常に小さいことから、半導体光素子と光ファイバとの位置ずれも発生しない。したがって、上記光モジュールでは、機能上、信頼性が低下することはない。
本発明の実施形態である光モジュールについて、図を参照しながら以下に説明する。尚、各図において、同一又は同様の構成部分については同じ符号を付している。
実施の形態1.
図1は、本実施形態における光モジュール101の平面図であり、図2は、図1に示すA−A部における断面図である。
光モジュール101は、リードフレーム111と、樹脂材にてなる枠体112と、シリコン基板113と、半導体光素子の一例としての発光素子114と、光ファイバ115とを備える。尚、当該光モジュール101ではシリコン基板113を備えるが、後述のようにシリコン基板113は必須の構成要件ではない。又、当該光モジュール101では発光素子114を備えるが、発光素子114に代えて受光素子を備えることもできる。
リードフレーム111は、熱伝導性、導電性が良い金属製で、銅や鉄やその合金などを加工して板状に形成されており、図3に示すように、本体部1111と、固定端部1112と、自由端部1113と、端子部1114とを有する。これらの本体部1111、固定端部1112、自由端部1113、及び端子部1114は、一体的に成形されている。
本体部1111は、発光素子114及び光ファイバ115の光軸方向120に延在し、発光素子114及び光ファイバ115を支持して、枠体112における収納部1121内に配置される部分である。
固定端部1112は、上記光軸方向120おける本体部1111の一端部1111aに位置し、枠体112に固定される部分である。
自由端部1113は、光軸方向120における本体部1111の他端1111bに位置し、枠体112に非固定な部分である。
端子部1114は、光軸方向120に交差する方向に本体部1111から突出し枠体112に固定されて、さらに枠体112の外部へ延在する部分であり、上記発光素子114に対向する光ファイバ115の先端115bよりも固定端部1112側にのみ配置される。
又、本実施形態では、リードフレーム111は、図3に示すように、本体部1111とは非接触であり上記端子部1114からも独立して枠体112に固定され、光軸方向120に交差する方向に収納部1121内から枠体112の外部へ延在する副端子部1115を有する。副端子部1115は、光ファイバ先端115bよりも自由端部1113側に位置する。
又、本体部1111と一体的に形成される端子部1114は、光軸方向120に沿い互いに対向して配置される、枠体112の端子固定壁部1122に支持され固定される。よって、枠体112とリードフレーム111との線膨張率の相違に起因してリードフレーム111に歪みを生じさせないためには、端子部1114は、本体部1111が枠体112に固定される本体部1111の一端部1111aの近傍に配置されるのが好ましい。よって、図1に示すように、端子部1114は、上述のように光ファイバ先端115bよりも固定端部1112側にのみ位置し、副端子部1115に対して、上記一端部1111a側に配置している。
枠体112は、例えばトランスファモールド可能な熱硬化性の樹脂材にて上記光軸方向120に延在して成形され、その内側に、リードフレーム111の一部、発光素子114、シリコン基板113、及び光ファイバ115の一部を収納する、凹状の収納部1121を有する。尚、図2では、収納部1121は、開放された空間として図示しているが、これに限定されず、密閉されていてもよい。又、図2に示すように、自由端部1113は、枠体112に固定されていないことから、枠体112に固定されている固定端部1112を支点として回動可能な場合も生じる。よって、収納部1121には、図2に仮想線にて示すように、本体部1111の裏面1111cとは固定されない状態にて本体部1111を支持する支持部1125を設ける等の構造を採るのが好ましい。
シリコン基板113には、図4に示すように、その表面113aの一端部分に、Ti/Pt/Auにて形成され発光素子114と電気的に接続される配線パターン1131が形成され、又、光軸方向120に沿って、異方性エッチングにて形成したV字状の断面にてなり光ファイバ115を搭載し支持する溝1132が形成されている。尚、配線パターン1131は、模式的に図示しており、実際のパターンとは相違する場合がある。このようなシリコン基板113は、リードフレーム111の本体部1111に固定される。
発光素子114は、例えば1.3μmの波長で発光するファブリーペロー型の半導体レーザであり、上記配線パターン1131上に機械的及び電気的に固定される。尚、発光素子114は、ファブリーペロー型に限定されず、例えばビクセル、DFB等の半導体レーザを使用することができる。
光ファイバ115は、例えばφ125μm程度の石英系のシングルモード光ファイバであり、発光素子114に相対向させてリードフレーム111の本体部1111に配置されて発光素子114と光学的に結合され、枠体112に支持されながら枠体112を貫通して枠体外側へ延在する。尚、枠体112の貫通部分以降では、光ファイバ115は、被覆材115aにて被覆されている。
上述のような構成を有する光モジュール101の製造方法について説明する。
図3に示すように、まず、端子部1114及び副端子部1115で構成されたリードフレーム111に対し、枠体112を形成して、パッケージを構成する。このとき、端子部1114及び副端子部1115は、光軸方向120に沿い対向して配置される、枠体112の端子固定壁部1122にそれぞれ支持、固定される。又、リードフレーム111の本体部1111の固定端部1112は、光ファイバ115が貫通する枠体112の貫通壁部1123に固定される、
次に、図5に示すように、発光素子114を、シリコン基板113の配線パターン1131上の所定の位置にAu−Sn合金からなるはんだで接合する。その後、図6に示すように、収納部1121内のリードフレーム111の本体部1111に、発光素子114を搭載したシリコン基板113をAgペーストの高放熱性接着剤にて接合する。そして、図7に示すように、発光素子114の上面と副端子部1115とを、及び発光素子114の下面すなわちシリコン基板113が接続している配線パターン1131と副端子部1115とを、それぞれ例えば直径25μmの金ワイヤにて接続する。
最後に、シリコン基板113のV字状の溝1132に光ファイバ115をUV硬化型の接着剤にて接着固定する。ここで、シリコン基板113上の溝1132は、光ファイバ115の中心軸が発光素子114のレーザ出射軸と同一軸となるように所定の幅と深さで形成されている。よって、シリコン基板113の溝1132における規定位置に光ファイバ115を搭載するだけで、発光素子114と光ファイバ115との位置関係を高精度に組み立てすることができる。
上述のように製造される光モジュール101では、以下に説明する効果を奏する。
即ち、図15及び図16を参照して説明したように、従来の光モジュール10では、リード端子34、42と一体的に形成されるパット部材26は、その両端にてパッケージケース12に固定されていることから、環境温度変化に伴う樹脂材と金属材との線膨張係数の差により、パット部材26と、該パット部材26に接合されているシリコン基板28との接合部に不要な応力が発生してしまう。又、レーザダイオード14と光ファイバ18の素線56とが相対的に位置ずれを発生する。その結果、光モジュールとしての信頼性が低下するという問題が生じていた。
これに対し、本実施形態の光モジュール101では、発光素子114を搭載したシリコン基板113が固定されるリードフレーム111の本体部1111は、図2に示すように、一端部1111aに位置する固定端部1112にて枠体112の貫通壁部1123に固定され、本体部1111の他端1111bは、枠体112に非接触で固定されていない自由端部1113である。
したがって、枠体112とリードフレーム111との異なる膨張率により、環境温度変化により枠体112及びリードフレーム111は、異なる伸縮を呈するが、図2に矢印にて示すように枠体112とリードフレーム111とは独立して収縮可能であり、リードフレーム111の本体部1111とシリコン基板113との接合部には不要な応力が発生しない。よって、信頼性の高い光モジュールを提供することが可能である。又、シリコン基板113に不要な応力が発生しないことにより、シリコン基板113が変形することはない。よって、発光素子114と光ファイバ115との位置ずれは発生せず、環境温度変化に対して、ロバストな光モジュール101を提供することができる。
実施の形態2.
上述した実施形態1.では、枠体112の収納部1121は、図1に示すように4面を壁面にて囲まれているが、該形状に限定するものではない。即ち、上述のように、リードフレーム111の本体部1111の他端1111bは、枠体112に非接触で固定されていない自由端部1113であることから、図8に示すように、自由端部1113側に位置する収納部1121の壁部を排除して収納部1121をコ字状の平面形状にて形成することもできる。尚、図8に示す形状を有する光モジュールについて、符号102を付す。このような光モジュール102においても、光モジュール101が奏する効果と同じ効果を奏することができる。
実施の形態3.
上述の各実施形態では、光ファイバ115が枠体112を貫通して枠体112の外側へ延在する部分では、光ファイバ115は被覆材115aにて被覆されている。これに対し、図10に示す光モジュール104のように、光ファイバ115が枠体112を貫通する部分に短尺のフェルール117を設けてもよい。光ファイバ115は、フェルール117内を貫通する。このような光モジュール104においても、光モジュール101が奏する効果と同じ効果を奏することができる。
尚、光モジュール104は、図8に示す形状を有する光モジュール102のように、コ字状の枠体112を有する構成であるが、勿論、図1に示す光モジュール101のように4面を壁面にて囲まれ収納部1121にてなる光モジュールについてフェルール117を設けてもよい。
実施の形態4.
上述の各実施形態では、リードフレーム111の本体部1111の一端部1111aは、光ファイバ115が枠体112を貫通する、枠体112の貫通壁部1123に固定されていた。本体部1111の一端部1111aの固定は、この形態に限定されるものではなく、図11に示す光モジュール105のように、本体部1111の一端部1111aを、発光素子114側に位置する、枠体112の素子側壁部1124に固定してもよい。尚、図11に示す光モジュール105では、収納部1121をコ字状の平面形状としているが、勿論、図1に示すように4面を壁面にて囲まれ収納部1121にてなる光モジュールについて、素子側壁部1124にて本体部1111の一端部1111aを固定した構造を採っても良い。このように、本体部1111の一端部1111aを枠体112の素子側壁部1124に固定しても、光モジュール101と同じ効果を奏することができる。
又、図11に示す本実施形態4における光モジュール105では、端子部1114は、上述のように光ファイバ先端115bよりも固定端部1112側にのみ位置して発光素子114に近接する位置に配置し、副端子部1115を、光ファイバ先端115bよりも自由端部1113側の位置で発光素子114より離れた位置に配置している。これは既に説明したように、枠体112とリードフレーム111との線膨張率の相違に起因してリードフレーム111に歪みを生じさせないためには、端子部1114は、本体部1111が枠体112に固定される本体部1111の一端部1111aの近傍に配置されるのが好ましいことに起因する。一方、発光素子114は、通電によって発熱し、その熱は、リードフレーム111を介して外部に排熱される。本光モジュール105では、上述の端子配置により、発光素子114の排熱経路が、上述の各実施形態の構成に比べて短くなる。よって、本実施形態4の光モジュール105は、通電時における発光素子114の放熱性に優れ、発光素子114の発熱による温度上昇を低く抑えることが可能であり、発光素子114の長寿命化を図ることが可能になる、という効果も有する。
実施の形態5.
上述した各実施形態では、発光素子114と光ファイバ115とを位置決めし固定するための手段として、シリコン基板113を用いた例を説明してきた。本実施の形態5では、図12及び図13に示すように、シリコン基板113を構成要素に含まずに光モジュール106を構成した場合について説明する。尚、図13は、図12におけるB−B部の断面を示している。
光モジュール106は、以下のような製造方法にて作製される。
図3を参照して説明したように、リードフレーム111に対して枠体112が形成され、パッケージが成形される。このとき、上述の光モジュール101と同様に、光軸方向120おける本体部1111の一端部1111aに位置する固定端部1112は、枠体112の貫通壁部1123に固定される。光軸方向120における本体部1111の他端1111bに位置する自由端部1113は、枠体112に非固定な部分である。
次に、リードフレーム111の本体部1111の端部には、発光素子114がAu−Sn合金からなるはんだにて接合される。そして、発光素子114の上面と、副端子部1115とを直径25μmの金ワイヤにて接続する。次に、発光素子114に対向させて光ファイバ115を配置させるが、本実施の形態5では、図示省略した電源にて、副端子部1115に通電し、発光素子114を実際に発光させ、所望の光結合効率となるように光ファイバ115の位置を変化させ、図13に示すような最適な位置に光ファイバ115が位置した時点で、UV硬化型の接着剤121にて接着固定する。
このように作製される光モジュール106においても、上述した光モジュール101と同様にリードフレーム111の本体部1111は、固定端部1112のみにて枠体112の貫通壁部1123に固定されていることから、光モジュール101が奏する効果と同様の効果を奏することができる。
尚、光モジュール106は、4面を壁面にて囲まれ収納部1121を有する光モジュールであるが、図8や図11に示すようなコ字状の平面形状にてなる収納部1121を有する構成を採っても良い。
又、光モジュール106では、リードフレーム111の本体部1111の固定端部1112は、枠体112の貫通壁部1123に固定されているが、図11に示す光モジュール105のように、枠体112の素子側壁部1124にて固定されるように構成することもできる。
実施の形態6.
上述の各実施形態では、発光素子114と光ファイバ115とが直接に相対向した構成を採るが、図14に示す光モジュール107のように、発光素子114のレーザ光出射端と、光ファイバ115との間に、レンズ122を設けた光学系を構成してもよい。
このような光モジュール107においても、光モジュール101が奏する効果と同様の効果を奏することができる。
実施の形態7.
上述の各実施形態では、光の受光部として光ファイバ115を例に採り説明したが、この形態に限定するものではない。本実施の形態では、光ファイバ115の替わりに光ファイバの先端にレンズ効果をもった先球ファイバを使用する。図9には、図1に示す光モジュール101の光ファイバ115を先球ファイバ116に交換した構成を有する光モジュール103を図示しているが、その他の例えば光モジュール102等に適用することもできる。尚、符号116aは、先球ファイバ116の先端であってレンズを形成した先端部を示す。
このような先球ファイバ116を使用した場合、光ファイバ115を用いる場合に比べて、発光素子114と先球ファイバ116との位置ずれに伴う光結合効率の変化が大きい。このため上述の各実施形態の構造において、光ファイバ115を使用したときよりも、先球ファイバ116を使用したときの方が、より大きな効果が得られる。
実施の形態8.
上述の各実施形態では、半導体光素子として発光素子114を例に採り説明したが、発光素子114に替えて、フォトダイオード、又はアバランシェフォトダイオードのように受光素子を用いることもできる。
又、上述した各実施形態の内容を、適宜、組み合わせた構造を採ることもできる。
本発明の実施形態1における光モジュールの平面図である。 図1に示すA−A部における断面図である。 図1に示す枠体及びリードフレームの形態を示す図である。 図1に示すシリコン基板の平面図である。 図4に示すシリコン基板に発光素子を取り付けた状態を示す図である。 図3に示すリードフレーム上に図5に示すシリコン基板を固定した状態を示す図である。 図6に示すシリコン基板及び配線パターンにワイヤボンディングを施した状態を示す図である。 本発明の実施形態2における光モジュールの平面図である。 本発明の実施形態7における光モジュールの平面図である。 本発明の実施形態3における光モジュールの平面図である。 本発明の実施形態4における光モジュールの平面図である。 本発明の実施形態5における光モジュールの平面図である。 図12に示すB−B部における断面図である。 本発明の実施形態6における光モジュールの平面図である。 従来の光モジュールの平面図である。 図15のa−a部における断面図である。
符号の説明
101〜107…光モジュール、111…リードフレーム、112…枠体、
113…シリコン基板、114…発光素子、115…光ファイバ、
116…先球ファイバ、117…フェルール、120…光軸方向、122…レンズ、
1111…本体部、1111a…一端部、1111b…他端、1112…固定端部、
1113…自由端部、1114…端子部、1122…端子固定壁部、
1123…貫通壁部、1124…素子側壁部。

Claims (12)

  1. 収納部を有する樹脂製の枠体と、
    上記収納部内に配置される半導体光素子と、
    上記半導体光素子を支持し上記半導体光素子と電気的に接続され上記収納部内に一部が配置される板状で金属製のリードフレームと、
    上記半導体光素子と相対向して上記リードフレームに配置されて上記半導体光素子と光学的に結合され上記枠体に支持されながら上記枠体を貫通して枠体外側へ延在する光ファイバと、を備えた光モジュールにおいて、
    上記リードフレームは、
    上記半導体光素子及び上記光ファイバの光軸方向に延在し上記半導体光素子及び上記光ファイバを支持し上記収納部内に配置される本体部と、
    上記光軸方向おける上記本体部の一端部に位置し上記枠体に固定される固定端部と、
    上記光軸方向における上記本体部の他端に位置し上記枠体に非固定である自由端部と、
    上記半導体光素子に対向する光ファイバ先端よりも上記固定端部側のみに位置し上記光軸方向に交差する方向に上記本体部から突出し上記枠体に固定されてさらに上記枠体の外部へ延在する端子部と、を有することを特徴とする光モジュール。
  2. 上記固定端部は、上記光ファイバが貫通する上記枠体の貫通壁部に固定される、請求項1記載の光モジュール。
  3. 上記枠体は、上記貫通壁部と、上記貫通壁部から上記光軸方向に沿って互いに対向して延在しそれぞれ上記端子部を固定する端子固定壁部とによりコ字状に形成した上記収納部を有する、請求項2記載の光モジュール。
  4. 上記固定端部は、上記半導体光素子側に位置する上記枠体の素子側壁部に固定される、請求項1記載の光モジュール。
  5. 上記枠体は、上記素子側壁部と、上記素子側壁部から上記光軸方向に沿って互いに対向して延在しそれぞれ上記端子部を固定する端子固定壁部とによりコ字状に形成した上記収納部を有する、請求項4記載の光モジュール。
  6. 上記リードフレームの上記本体部の上記自由端部側には、上記光ファイバが挿通されたフェルールを設けた、請求項5記載の光モジュール。
  7. 上記半導体光素子及び上記光ファイバを載置し上記半導体光素子及び上記光ファイバの位置決め及び固定を行い、上記リードフレームの上記本体部に固定されるシリコン基板をさらに備えた、請求項1から6のいずれかに記載の光モジュール。
  8. 上記半導体光素子は上記リードフレームの上記本体部に半田付けされ、上記光ファイバは上記本体部に接着剤にて接着固定される、請求項1から6のいずれかに記載の光モジュール。
  9. 上記半導体光素子と、上記光ファイバとの間にレンズをさらに備えた、請求項1から8のいずれかに記載の光モジュール。
  10. 上記光ファイバは、上記半導体光素子に対向する先端部にレンズ機能を有する先球光ファイバである、請求項1から8のいずれかに記載の光モジュール。
  11. 上記半導体光素子は半導体レーザ素子である、請求項1から10のいずれかに記載の光モジュール。
  12. 上記半導体光素子は受光素子である、請求項1から10のいずれかに記載の光モジュール。
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