JP2007297974A - エンジンの燃焼室の構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】吸気バルブ23,23が設けられた吸気斜面21と排気バルブ24,24が設けられた排気斜面22とを有しペントルーフ形状に形成されたエンジンの燃焼室の構造であって、吸気斜面21と排気斜面22とを接続し燃焼室の上端を形成する頂部25と、頂部25に設けられた点火プラグ18と、頂部25に形成された窪みであって点火プラグ18から頂部25に沿って延在する溝部26とが備えられ、この溝部を、点火プラグ18に向けて徐々に深くなるように形成する。
【選択図】 図2
Description
これらの図10および図11に示すように、特許文献1のエンジン100のピストン101の頂面には凹部102が形成されている。これにより、燃焼室103内でタンブル流Tを生成させ、燃料と空気との混合を促進を図るようになっている。
また、特許文献1の技術においては、図11の段差部105を天井部104の内径全長に亘って形成しなくてはならず、加工に要する手間やコストの増大を招くという課題もある。
また、請求項4記載の本発明のエンジンの燃焼室構造は、請求項1〜3いずれか1項記載の内容において、頂面が平坦に形成されたピストンを備えることを特徴としている。
また、実質的に吸気斜面の面積を大きくすることができるので、吸気バルブの配置自由度を高めたり、外径の大きな吸気バルブを適用したりすることが可能となる。(請求項2)
また、燃焼室内に噴射された燃料を点火プラグ周りに集中させることで、いわゆる直噴方式のエンジンであっても、着火性および燃費をともに向上させることができる。(請求項3)
また、頂面が平坦なピストンを用いることで、ピストン頂面の表面積を小さくすることが可能となり、熱損失を抑制することができるとともに、ピストンの加工に要するコストを削減することができる。(請求項4)
このうち、シリンダブロック12のシリンダ13内にはピストン14が設けられ、シリンダ13内を上下方向に摺動できるようになっている。
また、このシリンダヘッド11の下面20は、図2に示すように、2つの吸気バルブ23が設けられた吸気斜面21と、2つの排気バルブ24が設けられた排気斜面22とから成り、いわゆるペントルーフ形状に形成されている。
換言すれば、ピストン頂面15は燃焼室16の下部を形成し、シリンダヘッド下面20は燃焼室16の上部を形成するようになっている。なお、このピストン14の頂面15は平坦に形成されている。
また、図2中、2つの吸気バルブ23が配列された方向に延びる燃焼室16の中心線を符号C1として示し、この中心線C1に直交する燃焼室16の中心線を符号C2で示す。また、中心線C1に沿った方向をX方向とし、中心線C2に沿った方向をY方向とし、さらに、ピストン14の摺動方向(即ち、図2中、紙面奥行き方向)をZ方向とする。
また、この気流ガイド溝部26の両端部26A,26Aは、吸気バルブ23のかさ部23Aの外縁23Bと、排気バルブ24のかさ部24Aの外縁24Bとを結ぶ仮想線L1,L1よりも中心線C2側に収まるように形成されている。
また、図2に示すように、電極18Aがシリンダヘッド下面20の略中央において、気流ガイド溝部26から燃焼室16へ向けて突出するように、点火プラグ18が、シリンダヘッド11に対して取り付けられている。
また、図5に示すように、この頂部25のうち、気流ガイド溝部26の両端部26A,26Aの外側には、それぞれ、水平面25A,25Aが形成されている。
また、この気流ガイド溝部26の両端部26A,26Aの近傍には、それぞれ、図6に示すように、A傾斜面28と、円弧面29と、B傾斜面30とが形成されている。
また、B傾斜面30は、点火プラグ18から端部26A側へ向けて延在し、水平部25Aに平行する仮想線L25Aに対して所定の角度θ3(但しθ2>θ3)を成して傾斜した面である。
また、図3で示すように、気流ガイド溝部26には、吸気側溝面(第1溝面)31と、排気側溝面(第2溝面)32と、溝頂部33とが形成されている。
これらのうち、吸気側溝面31は、点火プラグ18が配設された箇所(即ち、図2のI−I断面)において、吸気斜面21に対して所定の角度θ4を成して傾斜し、且つ、この吸気斜面21から連続するように形成された面である。
また、溝頂部33は、吸気側溝面31および排気側溝面32が互いに接する部分であって、気流ガイド溝部26の最上端(即ち、燃焼室16の最上端)を形成している部分である。
なお、排気側溝面32は、図4に示す断面においても、図3で示した断面と同様に、排気斜面22に対して所定の角度θ5を成して傾斜した面として形成されている。
本発明の一実施形態に係るエンジンの燃焼室構造は上述のように構成されているので、以下のような作用および効果を奏する。
これと同時に、図5および図7中矢印F2で示すように、気流ガイド溝部26に沿って流れる気流(これを、X方向スキッシュ流という)が生成される。
特に、気流ガイド溝部26は、水平面25Aからの深さ(図6中符号d26参照)が、端部26A近傍で急激に深くなり、且つ、点火プラグ18に向けて徐々に深くなるように形成されているので、X方向スキッシュ流F2の流速が過剰に速くなることを抑制しながら、且つ、このX方向スキッシュ流F2を点火プラグ18の電極18A周りに集中させることができる。
また、長い時間、可燃混合気を電極18A周りに滞留させることで、点火タイミングの自由度を高めることもできる。
これにより、従来のエンジンにおける吸気斜面に比べ、実質的に吸気斜面21の面積を大きくすることができる。
また、図2に示すように、吸気斜面21にはインジェクタ穴34が形成され、このインジェクタ穴34に挿入されたインジェクタ(図示略)から、燃焼室16内に燃料が噴射されるようになっている。つまり、このエンジン10はいわゆる直噴式のエンジンであるが、このような直噴式のエンジン10においては、一般的なポート噴射式のエンジンに比べると、燃料と空気とを混合させる時間が短いため、一般的に、燃料と空気との混合を促進することが難しく、また、可燃混合気を点火プラグに集中させることも難しい。
さらに、本実施形態に係る本発明によれば、図10に示す従来の技術のように、ピストン101の頂面に凹部102を形成する必要もなく、図1に示すようにその頂部15が平坦のピストン14を用いることができる。これにより、従来の技術では解決できなかった熱損失が生じるという課題を解決しながら、燃料と空気との混合を促進し、また、可燃混合気を電極18A周りに集中且つ滞留させることができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は係る実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
また、上述の実施形態においては、図5および図6に示すように、気流ガイド溝部26の両端部26A,26Aの近傍には、それぞれ、A傾斜面28と、円弧面29と、B傾斜面30とが形成された場合について説明したが、これに限定するものではない。
つまり、この図5においては、A傾斜面41が、気流ガイド溝部26の端部26Aから点火プラグ18側へ向けて延在し、頂部25の水平部25Aに対して、所定の角度θ6を成して傾斜した面として形成され、図6に示す円弧面29やB傾斜面30は形成されていない。
例えば、図9は、原則的には図2と同じ図であるが、この図9に示すように、図2の気流ガイド溝部26に換えて、X方向に延びる直線形状に形成された端部42Bを有する気流ガイド溝部42を形成してもよい。
14 ピストン
15 ピストン頂面
16 燃焼室
18 点火プラグ
21 吸気斜面
22 排気斜面
24 排気バルブ
23 吸気バルブ
25 頂部
26 気流ガイド溝部(溝部)
31 吸気側溝面(第1溝面)
32 排気側溝面(第2溝面)
33 溝頂部
Claims (4)
- 吸気バルブが設けられた吸気斜面と排気バルブが設けられた排気斜面とを有しペントルーフ形状に形成されたエンジンの燃焼室の構造であって、
該吸気斜面と該排気斜面とを接続し該燃焼室の上端を形成するとともに点火プラグが設けられる頂部と、
該頂部に形成された窪みであって該点火プラグから該頂部に沿って延在する溝部とが備えられ、
該溝部は、該点火プラグ側が深くなるように形成されている
ことを特徴とする、エンジンの燃焼室構造。 - 該溝部は、
該吸気斜面から連続する第1溝面と、
該排気斜面から連続する第2溝面と、
該第1溝面および該第2溝面が互いに接する溝頂部とを有し、
該吸気バルブが配設されている箇所において該吸気斜面と該第1溝面とが連続した1平面として形成されている
ことを特徴とする、請求項1記載のエンジンの燃焼室構造。 - 該吸気斜面および該排気斜面の少なくとも一方に配設され該燃焼室内に燃料を噴射する燃料噴射装置を備える
ことを特徴とする、請求項1または2記載のエンジンの燃焼室構造。 - 頂面が平坦に形成されたピストンを備える
ことを特徴とする、請求項1〜3記載のエンジンの燃焼室構造。
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