JP2007297682A - 酸化ジルコニウム膜及びその成膜方法、並びに反射防止膜 - Google Patents

酸化ジルコニウム膜及びその成膜方法、並びに反射防止膜 Download PDF

Info

Publication number
JP2007297682A
JP2007297682A JP2006127444A JP2006127444A JP2007297682A JP 2007297682 A JP2007297682 A JP 2007297682A JP 2006127444 A JP2006127444 A JP 2006127444A JP 2006127444 A JP2006127444 A JP 2006127444A JP 2007297682 A JP2007297682 A JP 2007297682A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
zirconium oxide
oxide film
refractive index
film
sputtering
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006127444A
Other languages
English (en)
Inventor
Mikihiro Taketomo
幹裕 竹友
Toshitaka Kawashima
利孝 河嶋
Yoshihiro Oshima
宜浩 大島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2006127444A priority Critical patent/JP2007297682A/ja
Publication of JP2007297682A publication Critical patent/JP2007297682A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】屈折率の異なる酸化ジルコニウム膜を成膜することのできる酸化ジルコニウム膜の成膜方法を提供し、さらに該酸化ジルコニウム膜の成膜方法により得られる酸化ジルコニウム膜、該酸化ジルコニウム膜を用いてターゲット材料の変更頻度を低減することのできる反射防止膜を提供する。
【解決手段】反応性ガスの存在下でジルコニウムターゲットをスパッタガスによりスパッタリングして、基板上に酸化ジルコニウム膜を成膜する酸化ジルコニウム膜の成膜方法であって、前記反応性ガスをO、CO、COから選ばれる1種類以上のガスとし、該反応性ガスとスパッタガスとの流量比(反応性ガス流量比)を調整して、前記酸化ジルコニウム膜の屈折率を制御する。
【選択図】図3

Description

本発明は、酸化ジルコニウム膜の成膜方法、該成膜方法により屈折率が制御されて形成された酸化ジルコニウム膜並びに該酸化ジルコニウム膜を用いた反射防止膜に関するものである。
一般に、陰極線管(CRT)や液晶ディスプレイなどの表示装置では、画像が表示される面に反射防止膜が設けられている。この反射防止膜は、外光の写り込みを和らげて好ましい映像や文字情報を再現する目的で設けられたもので、屈折率の異なる薄膜材料が積層されて形成されたものである。
この反射防止膜としては、例えば有機材料からなる透明フィルム状の基体上に、酸化ケイ素や窒化ケイ素、フッ化マグネシウムなどの低屈折率材料からなる低屈折率層と、ITO(酸化スズ含有の酸化インジウム)や酸化チタン、酸化タンタル、酸化ジルコニウム等の高屈折率材料からなる高屈折率層とが積層されることによって構成されたものがある。
最近では、基材上に中間屈折率層、高屈折率層、低屈折率層を順次積層させたものであって、前記中間屈折率層と高屈折率層が同一金属からなる金属化合物からなるものとすることによって、安価で低反射率を示す3層構成の反射防止膜が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。ここで、中間屈折率層と高屈折率層はスパッタリング法により形成されており、同一金属のスパッタターゲットを用い反応性ガスとして酸素ガスの流量を調整することにより屈折率を調整するので簡便に製造できるとしている。
特開2004−279515号公報
しかしながら、前記特許文献1では、中間屈折率層・高屈折率層については酸化チタンからなる膜しか提示されておらず、反射防止膜としては極めて限定的な膜構成しか示されていなかった。
本発明は、以上の従来技術における問題に鑑みてなされたものであり、屈折率の異なる酸化ジルコニウム膜を成膜することのできる酸化ジルコニウム膜の成膜方法を提供し、さらに該酸化ジルコニウム膜の成膜方法により得られる酸化ジルコニウム膜、該酸化ジルコニウム膜を用いてターゲット材料の変更頻度を低減することのできる反射防止膜を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために提供する請求項1の発明は、反応性ガスの存在下でジルコニウムターゲットをスパッタガスによりスパッタリングして、基板上に酸化ジルコニウム膜を成膜する酸化ジルコニウム膜の成膜方法であって、前記反応性ガスをO、CO、COから選ばれる1種類以上のガスとし、該反応性ガスとスパッタガスとの流量比を調整して、前記酸化ジルコニウム膜の屈折率を制御することを特徴とする酸化ジルコニウム膜の成膜方法である。
また前記課題を解決するために提供する請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記酸化ジルコニウム膜の屈折率は、1.9〜2.2の範囲内で制御されることを特徴とする酸化ジルコニウム膜の成膜方法である。
また前記課題を解決するために提供する請求項3の発明は、請求項1の発明において、前記スパッタガスは、Ar,Xe,Ne,Krから選ばれる1種類以上のガスであることを特徴とする酸化ジルコニウム膜の成膜方法である。
前記課題を解決するために提供する請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれか一に記載の酸化ジルコニウム膜の成膜方法により成膜されてなることを特徴とする酸化ジルコニウム膜である。
前記課題を解決するために提供する請求項5の発明は、基板上に、高屈折率層a(屈折率:nHa)、高屈折率層b(屈折率:nHb)、低屈折率層がこの順番に積層されてなり、1.9≦nHa≦2.0,2.0≦nHb≦2.2かつnHa<nHbである反射防止膜において、前記高屈折率層a及び高屈折率層bは、請求項4に記載の酸化ジルコニウム膜であることを特徴とする反射防止膜である。
本発明の酸化ジルコニウム膜の成膜方法によれば、屈折率の異なる光学膜としての酸化ジルコニウム膜を成膜することができる。
また本発明の酸化ジルコニウム膜によれば、精度良く屈折率が制御された酸化ジルコニウム膜を提供することができる。
また本発明の反射防止膜によれば、ターゲット材料の変更頻度を低減することによって安価で低反射率に優れた反射防止膜を提供することができる。
発明者らは、前記特許文献1記載の技術を検討したところ、他のターゲット材料では簡単に屈折率が異なる光学膜が得られないことを確認した。例えば、スパッタターゲットを金属ジルコニウムターゲットとし、反応性ガスとしての酸素ガスの流量を変化させながらスパッタリングを行って酸化ジルコニウム膜を作製したところ、該酸化ジルコニウム膜の波長589nmにおける屈折率は2.10〜2.20程度の範囲でしか変化せず、反射防止膜として用いるには不十分であった。
そこで、発明者らは、その問題について調査を進めたところ、スパッタリング法における反応性ガスの種類によって酸化ジルコニウム膜の屈折率をさらに広い範囲で制御する可能性を見出し、その知見に基づいてさらに鋭意検討を行い、本発明を成すに至った。
以下に、本発明に係る酸化ジルコニウム膜の成膜方法について説明する。
すなわち、本発明の酸化ジルコニウム膜の成膜方法は、反応性ガスの存在下でジルコニウムターゲットをスパッタガスによりスパッタリングして、基板上に酸化ジルコニウム膜を成膜する酸化ジルコニウム膜の成膜方法であって、前記反応性ガスをO、CO、COから選ばれる1種類以上のガスとし、該反応性ガスとスパッタガスとの流量比を調整して、前記酸化ジルコニウム膜の屈折率を制御することを特徴とするものである。
ここで、図1に本発明の酸化ジルコニウム膜の成膜方法を適用する反応性スパッタリング装置の構成例を示す。
図1に示すように、反応性スパッタリング装置SEは、真空槽1内の上部に、薄膜が形成される基板11を保持する基板ホルダ5と、基板ホルダ5を回転駆動するための駆動手段6とを備えている。また、真空槽1は、該真空槽1内を排気するための真空ポンプ(図示せず)が接続されており、真空槽1内を任意の真空度に調整できるように構成されている。
真空槽1内の下部には、基板11に対向するようにスパッタ電源2に接続されたスパッタ電極(カソード)3及び該スパッタ電極3上に設置された平板形状の金属ジルコニウムターゲット4が配置されている。またスパッタ電源2として、DC電源またはMF電源を用いることが好ましい。
また、真空槽1には、槽内にガスを導入するための2種類の配管が接続されており、一方の配管では図示していないマスフローコントローラにより流量調整されたスパッタガス7が真空槽1内に導入されるようになっている。ここで、前記スパッタガスは不活性ガスであり、例えばAr,Xe,Ne,Krから選ばれる1種類以上のガスであることが好ましい。
また、他方の配管では図示していないマスフローコントローラにより流量調整されたO,CO,COから選ばれる1種類以上のガスが反応性ガス8として真空槽1内に導入されるようになっている。
これにより、真空槽1では、O,CO,COから選ばれる1種類以上の反応性ガス8の存在下でジルコニウムターゲット4がスパッタガスによってスパッタリングされることとなる。
なお、本発明では、マグネトロンスパッタ、マグネトロン放電を用いない2極スパッタ、ECRスパッタ、バイアススパッタ等、種々の公知のスパッタ方式が適用可能である。
ここで、本発明の酸化ジルコニウム膜は、反応性スパッタリング装置SEを用いてつぎの手順で成膜を行なうことにより得られる。
(S11)基板11を基板ホルダ5に保持させ、ジルコニウムターゲット4をスパッタ電極3の所定位置に配置する。
(S12)真空槽1内を真空排気し内部を所定圧力以下にするとともに、基板ホルダ5を回転させる。
(S13)スパッタガス7、反応性ガス8を真空槽1内に導入する。このとき、目標の屈折率とするために、反応性ガス8をO、CO、COから選ばれる1種類以上のガスとし、該反応性ガス8とスパッタガス7とが所定の流量比となるようにそれぞれのガス流量を調整しながら導入し、所定圧力とする。
(S14)つぎに、スパッタ電極3に電力を投入する。これにより、ジルコニウムターゲット4上にはプラズマが発生し、該ターゲット4のスパッタが開始される。
(S15)スパッタリング状態が安定したら、基板ホルダ5上の基板11に成膜を開始し、所定膜厚の酸化ジルコニウム膜を得る。
この成膜方法により、屈折率1.9〜2.2の範囲内で任意の屈折率の酸化ジルコニウムからなる透明薄膜を容易に形成することができる。また、前記手順により酸化ジルコニウム膜を形成した後に、真空槽1内の真空を破ることなく引き続き前記ステップS13から別条件にてスパッタ成膜することにより、屈折率の異なる酸化ジルコニウム膜を積層することが可能であり、後述する反射防止膜のような光学多層膜を容易に形成することができる。
つぎに、本発明に係る反射防止膜の構成について説明する。
図2は、本発明の反射防止膜の構成を示す断面図である。
反射防止膜10は、基板11上に、高屈折率層13a(屈折率:nHa,膜厚:dHa)、高屈折率層13b(屈折率:nHb,膜厚:dHb)、低屈折率層14(屈折率:nL,膜厚:dL)がこの順番に積層されてなり、前記各層の屈折率が、1.6≦nA≦2.4,1.9≦nHa≦2.0,2.0≦nHb≦2.2,1.4≦nL≦1.6、かつnHa<nHbであって、前記各層の膜厚が、設計中心波長λ(nm)に対して下記式を満足するものであり、高屈折率層13a,13bが前述した本発明の酸化ジルコニウム膜の成膜方法により成膜されてなる酸化ジルコニウム膜であることを特徴とするものである。
0.25λ≦nHa×dHa≦0.3λ
0.1λ≦nHb×dHb≦0.1λ
0.2λ≦ nL×dL ≦0.25λ
ここで、基板11は、可撓性プラスチックフィルムであって、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PEN(ポリエチレンナフタレート)、TAC(トリアセチルセルロース)のいずれかからなることが好ましい。また、基板11の表面にアクリル系樹脂あるいはエポキシ系樹脂が塗布されてなるハードコートを備えていてもよい。
高屈折率層13a,13bともに酸化ジルコニウム膜であるが高屈折率層13bは高屈折率層13aよりも屈折率の大きな層である。
低屈折率層14は、スパッタリング法により形成される光学膜であり、例えばSiOからなる薄膜であることが好ましい。
なお、基板11と高屈折率層13aとの間に、基板11と高屈折率層13aとの間の密着性を確保するための密着層を設けてもよい。この密着層は、例えばSiO、TiO、SnO、Nb(1.5≦x<2、4≦y<5)のいずれかからなる薄膜であることが好ましい。
本発明の反射防止膜によれば、高屈折率層13a,13bのターゲットを共通にすることができるので、高屈折率層13a,13bを形成する際にはターゲットの交換が不要であり、メンテナンスの簡略化が可能である。また、スパッタターゲットを複数基備えたスパッタ装置を用いて1バッチで反射防止膜を形成する場合には、ターゲットの数、すなわちカソード電極の数を減らすことも可能となる。さらに、酸化ジルコニウム膜に関して反応性ガス種及び/又はそのガス流量を変更するだけで該酸化ジルコニウム膜の屈折率を制御することができることから反射防止膜の製造プロセスの簡略化が可能である。
なお従来の反射防止膜では高屈折率層13bの厚さを厚くする必要があり、その成膜に時間を要するために生産性に問題があった。また、高屈折率層13aについても大きな成膜速度が得られる構成材料がなく、やはり生産性を上げられない要因のひとつとなっていた。本発明の反射防止膜によれば、これらの問題を解決でき生産性を向上させることができる。また、本発明の反射防止膜は、液晶パネルやPDPパネルなどの画像表示装置の視認性を高めるために採用されている反射防止フィルム用途に用いることができる。
以下に本発明を検証し、実施した例を説明する。
(実施例1)
図1に示した反応性スパッタリング装置SEを用い本発明の酸化ジルコニウム膜の成膜方法により、酸化ジルコニウム膜を成膜した例を示す。なお、スパッタ条件はスパッタターゲット:金属Zr、スパッタガス:Arを共通条件として、以下の4つの成膜条件それぞれで酸化ジルコニウム膜を作製した。なお、(反応性ガス流量比)=(OまたはCOガス流量)/{(OまたはCOガス流量)+(Arガス流量)}×100(%)とした。
(1)成膜条件1
・反応性ガス:O
・反応性ガス流量比:20,60,100%
・投入電力:DC300W
・成膜時圧力:0.13Pa
・酸化ジルコニウム膜厚:90nm
(2)成膜条件2
・反応性ガス:O
・反応性ガス流量比:60,100%
・投入電力:DC300W
・成膜時圧力:0.6Pa
・酸化ジルコニウム膜厚:60nm
(3)成膜条件3
・反応性ガス:CO
・反応性ガス流量比:20,100%
・投入電力:DC300W
・成膜時圧力:0.13Pa
・酸化ジルコニウム膜厚:80nm
(4)成膜条件4
・反応性ガス:CO
・反応性ガス流量比:20,60,100%
・投入電力:DC300W
・成膜時圧力:0.6Pa
・酸化ジルコニウム膜厚:50nm
図3に、得られた酸化ジルコニウム膜の波長589nmにおける屈折率測定結果を示す。
成膜条件1の酸化ジルコニウム膜の屈折率は2.13〜2.21であり、成膜条件2の酸化ジルコニウム膜の屈折率は2.095〜2.100であり、成膜条件3の酸化ジルコニウム膜の屈折率は1.93〜2.13であり、成膜条件4の酸化ジルコニウム膜の屈折率は1.915〜2.07であった。なお、得られた酸化ジルコニウム膜はすべて透明であり消光係数k=0であった。
(実施例2)
図1に示した反応性スパッタリング装置SEを用い、図2に示す反射防止膜を成膜した例を示す。なお、酸化ジルコニウム膜については本発明の酸化ジルコニウム膜の成膜方法により成膜を行った。また各層の成膜条件は下記の通りとした。
(1)基板
・ガラス基板
(2)高屈折率層13a :ZrO
・スパッタターゲット :金属Zr
・反応性ガス :CO
・反応性ガス流量比 :100%(反応性ガスのみ)
・投入電力 :300W
・成膜時圧力 :0.13Pa
・屈折率(波長589nm):1.93
・膜厚 :54.5nm
(3)高屈折率層13b;ZrO
・スパッタターゲット :金属Zr
・スパッタガス :Ar
・反応性ガス :O
・反応性ガス流量比 :20%
・投入電力 :300W
・成膜時圧力 :0.13Pa
・屈折率(波長589nm):2.2
・膜厚 :87.5nm
(4)低屈折率層14;SiO
・スパッタターゲット :Bドープされた多結晶Si
・スパッタガス :Ar
・反応性ガス :O
・反応性ガス流量比 :20%
・投入電力 :300W
・成膜時圧力 :0.3Pa
・屈折率(波長589nm):1.455
・膜厚 :94.5nm
図4に、得られた反射防止膜のサンプルの分光反射率特性を測定した結果を示す。反射率測定に際してはサンプルの裏面に反射成分を除去するために黒色処理を施した。
本発明で使用する反応性スパッタリング装置の構成を示す概略図である。 本発明に係る反射防止膜の構成を示す断面図である。 実施例1の酸化ジルコニウム膜の屈折率測定結果を示す図である。 実施例2の反射防止膜の分光反射率特性を示す図である。
符号の説明
1…真空槽、2…スパッタ電源、3…スパッタ電極、4…ジルコニウムターゲット、5…基板ホルダ、6…駆動手段、7…スパッタガス、8…反応性ガス、10…反射防止膜、11…基板、13a,13b…高屈折率層、14…低屈折率層、SE…反応性スパッタリング装置

Claims (5)

  1. 反応性ガスの存在下でジルコニウムターゲットをスパッタガスによりスパッタリングして、基板上に酸化ジルコニウム膜を成膜する酸化ジルコニウム膜の成膜方法であって、
    前記反応性ガスをO、CO、COから選ばれる1種類以上のガスとし、該反応性ガスとスパッタガスとの流量比を調整して、前記酸化ジルコニウム膜の屈折率を制御することを特徴とする酸化ジルコニウム膜の成膜方法。
  2. 前記酸化ジルコニウム膜の屈折率は、1.9〜2.2の範囲内で制御されることを特徴とする請求項1に記載の酸化ジルコニウム膜の成膜方法。
  3. 前記スパッタガスは、Ar,Xe,Ne,Krから選ばれる1種類以上のガスであることを特徴とする請求項1に記載の酸化ジルコニウム膜の成膜方法。
  4. 請求項1〜3のいずれか一に記載の酸化ジルコニウム膜の成膜方法により成膜されてなることを特徴とする酸化ジルコニウム膜。
  5. 基板上に、高屈折率層a(屈折率:nHa)、高屈折率層b(屈折率:nHb)、低屈折率層がこの順番に積層されてなり、1.9≦nHa≦2.0,2.0≦nHb≦2.2かつnHa<nHbである反射防止膜において、
    前記高屈折率層a及び高屈折率層bは、請求項4に記載の酸化ジルコニウム膜であることを特徴とする反射防止膜。
JP2006127444A 2006-05-01 2006-05-01 酸化ジルコニウム膜及びその成膜方法、並びに反射防止膜 Pending JP2007297682A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006127444A JP2007297682A (ja) 2006-05-01 2006-05-01 酸化ジルコニウム膜及びその成膜方法、並びに反射防止膜

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006127444A JP2007297682A (ja) 2006-05-01 2006-05-01 酸化ジルコニウム膜及びその成膜方法、並びに反射防止膜

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007297682A true JP2007297682A (ja) 2007-11-15

Family

ID=38767419

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006127444A Pending JP2007297682A (ja) 2006-05-01 2006-05-01 酸化ジルコニウム膜及びその成膜方法、並びに反射防止膜

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007297682A (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1068802A (ja) * 1996-08-26 1998-03-10 Tokai Rubber Ind Ltd 反射防止膜及びその成膜法
JP2000160335A (ja) * 1998-05-22 2000-06-13 Canon Inc 薄膜材料および薄膜作成法
JP2002280384A (ja) * 2001-03-19 2002-09-27 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 薄膜形成方法
JP2005206875A (ja) * 2004-01-22 2005-08-04 Ulvac Japan Ltd 成膜装置及び成膜方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1068802A (ja) * 1996-08-26 1998-03-10 Tokai Rubber Ind Ltd 反射防止膜及びその成膜法
JP2000160335A (ja) * 1998-05-22 2000-06-13 Canon Inc 薄膜材料および薄膜作成法
JP2002280384A (ja) * 2001-03-19 2002-09-27 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 薄膜形成方法
JP2005206875A (ja) * 2004-01-22 2005-08-04 Ulvac Japan Ltd 成膜装置及び成膜方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100926233B1 (ko) 다층박막 구조를 갖는 피디피 필터 및 그 제조방법
US20110194181A1 (en) Film forming method for antireflection film, antireflection film, and film forming device
WO1991002102A1 (en) Film based on silicon dioxide and production thereof
WO2016204018A1 (ja) 表示装置向け低反射電極およびスパッタリングターゲット
WO2012014664A1 (ja) 反射積層膜およびその製造方法
WO2010004937A1 (ja) タッチパネルの製造方法及び成膜装置
JP6319302B2 (ja) 透明導電体及びその製造方法
JP2009007636A (ja) 低屈折率膜及びその成膜方法、並びに反射防止膜
JP4793056B2 (ja) 反射防止膜のスパッタ成膜方法
JP2007310335A (ja) 表面鏡
JP4492691B2 (ja) 透明光学膜の成膜方法
JP5123785B2 (ja) 反射防止膜の成膜方法及び反射防止膜
JP2004291464A (ja) ガスバリア性反射防止フィルム及びその製造方法
JP2007297682A (ja) 酸化ジルコニウム膜及びその成膜方法、並びに反射防止膜
JP4929842B2 (ja) Ndフィルターおよびndフィルターの製造方法
JP7303496B2 (ja) 膜付き透明基板の製造方法
US5952781A (en) Electrode for high contrast gas discharge panel and the method for manufacturing the same
JP4488504B2 (ja) 光学用酸化ニオブ薄膜の製造方法
JP2007140371A (ja) 表面鏡
JP2019020721A (ja) Ndフィルタ及びその製造方法
JP4553021B2 (ja) 反射防止膜およびその製造方法
KR970000382B1 (ko) 저반사 코팅유리 및 그 제조방법
JP2003121605A (ja) 反射防止膜およびその製造方法
WO2022181371A1 (ja) 多層膜付透明基体及び画像表示装置
JPH11242102A (ja) 反射防止膜とその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090423

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20090907

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20091119

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110201

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110830