JP7303496B2 - 膜付き透明基板の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、カバー部材、ハーフミラー及びバンドパスフィルタ等に用いられる膜付き透明基板の製造方法に関する。
膜付き透明基板は、様々な分野にて広く用いられている。
例えば、特許文献1のように、金属膜と誘電体膜からなるハーフミラーを有する観察系(膜付き透明基板)がある。近年、膜付き透明基板の光学特性の高性能化に伴い、膜付き透明基板を構成する膜の膜厚をより高精度に制御することが必要となった。
特開平11-249067号公報
ところで、特許文献1に記載の真空蒸着法よりも膜厚をより高精度に制御できる、スパッタリング法を用いて、金属膜と誘電体膜を有する膜付き透明基板を作製する際に、金属膜の成膜後に誘電体膜を成膜したところ、金属膜が変質して光吸収率が大きく変化するという問題点がある。
そこで、本発明は、金属層及び誘電体層を有する膜付き透明基板であっても、光の吸収率、特に可視光の吸収率を制御した膜付き透明基板を作製することが可能な膜付き透明基板の製造方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために創案された本発明に係る膜付き透明基板の製造方法は、透明基板上に金属層を形成する金属層形成工程と、前記金属層の前記透明基板とは反対側に、前記金属層に接して保護金属層を形成する保護金属層形成工程と、スパッタリング法により、前記保護金属層の前記透明基板とは反対側に、前記保護金属層に接して誘電体層を形成する誘電体層形成工程とを備えることを特徴とする。
このような構成によれば、金属層に接して設けられた保護金属層により、金属層の変質を抑制することができる。これにより、膜付き透明基板の可視光の吸収率を効率的に制御できる。
上記の構成において、前記保護金属層の厚みは2~15nmであることが好ましい。このような構成によれば、金属層の変質を抑制することができつつ、誘電体層の光の可視光の吸収率を低減できる。これにより、膜付き透明基板の可視光の吸収率を効率的に制御できる。
上記の構成において、前記保護金属層が珪素またはアルミニウムから構成されることが好ましい。このような構成によれば、金属層の変質を抑制することができつつ、誘電体層の光の可視光の吸収率を低減できる。これにより、膜付き透明基板の可視光の吸収率を効率的に制御できる。
上記の構成において、前記スパッタリング法が、反応性スパッタリング法であることが好ましい。このような構成によれば、誘電体層の生産性の向上と膜厚の高精度制御の両立ができる。
上記の構成において、前記誘電体層形成工程において、前記保護金属層を反応させ、金属酸化物、金属窒化物及び金属酸窒化物のいずれかからなる保護層を形成することが好ましい。これにより、膜付き透明基板の可視光の吸収率を効率的に制御できる。
上記の構成において、前記金属層が銀からなることが好ましい。これにより、膜付き透明基板の可視光の吸収率を効率的に低減できる。
上記の構成において、前記金属層がスズからなることが好ましい。これにより、膜付き透明基板の可視光の吸収率を効率的に高めることができる。
上記の構成において、前記金属層形成工程の前に、透明基板の上に酸化ケイ素や酸化アルミニウムから構成される保護酸化物層を形成し、前記金属層形成工程において、前記保護酸化物層に接して前記金属層を形成することが好ましい。これにより、膜付き透明基板の可視光の吸収率を効率的に高め、可視光全域での吸収率の波長依存性を小さくすることができる。
本発明によれば、光の吸収率、特に可視光の吸収率を制御した膜付き透明基板を提供することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る膜付き透明基板を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る膜付き透明基板の製造工程を表すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る膜付き透明基板が形成される様子を示す断面図である。 実施例1に係る膜付き透明基板の透過・反射・吸収スペクトルを示すグラフである。 比較例1に係る膜付き透明基板の透過・反射・吸収スペクトルを示すグラフである。 実施例2に係る膜付き透明基板の透過・反射・吸収スペクトルを示すグラフである。 実施例3に係る膜付き透明基板の透過・反射・吸収スペクトルを示すグラフである。 比較例2に係る膜付き透明基板の透過・反射・吸収スペクトルを示すグラフである。
以下、本発明を実施するための形態について説明するが、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、当業者の通常の知識に基づいて、以下の実施の形態に対し適宜変更、改良等が加えられたものも本発明の範囲に入ることが理解されるべきである。
図1は、本発明の膜付き透明基板10の実施形態の一例を示す断面図である。図1に示す膜付き透明基板10は、透明基板1と、透明基板1の一方の主面に配設された金属層2と、金属層2に接して配設された保護層3と、保護層3上に配設された誘電体層4を主要な構成要素とする。
透明基板1は透明性を有し、膜付き透明基板10の製造や使用の際に受ける負荷に耐える機械的強度を有する基板である。透明性とは、可視光(400nm~700nm)を平均して80%以上透過することを意味する。透明基板1は、ガラスまたは樹脂材料が適している。ガラスとしては、例えば、無アルカリガラス、アルミノシリケートガラス、ソーダライムガラス、石英ガラス等の公知のガラスを用いることができる。また、化学強化ガラス等の強化ガラスやLAS系結晶化ガラス等の結晶化ガラスを用いることもできる。なお、ガラスとしては、アルミノシリケートガラスであることが好ましく、アルミノシリケートガラスは、質量%で、SiO:50~80%、Al:5~25%、B:0~15%、NaO:1~20%、KO:0~10%を含有することがより好ましい。樹脂材料としては、例えば、ポリメタクリル酸メチル等のアクリル系樹脂、ポリカーボネート樹脂、及びエポキシ樹脂が挙げられる。可視光の透過率が経時的に低下しにくい点において、透明基板1はガラスからなることが好ましい。
透明基板1は、第一主面1aと第一主面1aと対向する第二主面1bを有する。透明基板1の厚さは、機械的物性等を考慮して設定すればよく、例えば、0.05mm以上、10mm以下の範囲であることが好ましい。
透明基板1の第一主面1a上には、金属層2が配設されている。金属層2は、材料として銀、スズ、インジウム、ニッケル、モリブデン、銅などの金属を主成分として含む層である。ここで、材料として銀、ニッケル、モリブデン、銅を主成分として含む金属層2は、可視光の吸収率の低い低光吸収金属層となり、材料としてスズ、インジウムを主成分として含む金属層2は、可視光の吸収率の高い高光吸収金属層となる。
低光吸収金属層中における金属の質量割合は、95質量%以上であることが好ましく、97質量%以上であることがより好ましく、99質量%以上であることが更に好ましい。低光吸収金属層中における金属の質量割合が低すぎると、可視光の吸収率が高くなりやすい。低光吸収金属層2は、銀、ニッケル、モリブデン、銅以外にも、例えば、ユウロピウム、カルシウム、プラセオジム、サマリウム、マグネシウム、テルビウム、ガドリウム、ネオジム、ランタン、セリウム等を含んでもよい。
低光吸収金属層は、可視光の吸収率が非常に低い。そのため、膜付き透明基板10の可視光の吸収率を効率的に低減できる。なお、低光吸収金属層が、酸化銀等の金属酸化物を多く含むことにより、低光吸収金属層における可視光の吸収率が高くなる。そのため、低光吸収金属層は、金属酸化物を含まないことがより好ましい。
高光吸収金属層中における金属の質量割合は、95質量%以上であることが好ましく、97質量%以上であることがより好ましく、99質量%以上であることが更に好ましい。高光吸収金属層中における金属の質量割合が高すぎると、可視光の吸収率が高くなりやすい。
高光吸収金属層は、可視光の吸収率が非常に高い。そのため、膜付き透明基板10の可視光の吸収率を効率的に高めることができる。なお、高光吸収金属層が、酸化スズや酸化インジウム等の金属酸化物を多く含むことにより、高光吸収金属層における可視光の吸収率が低下する。そのため、高光吸収金属層は、金属酸化物を含まないことがより好ましい。
金属層2の厚みは、1~30nmであることが好ましい。金属層2の厚みが1nm以上であれば、可視光の吸収率を低減させたり、高めたりする効果が効率的に発現する。金属層2の厚みが30nm以下であれば、金属層2による可視光の反射が抑えられる。金属層2の厚みは、5~10nmであることがより好ましい。
保護層3は、金属酸化物、金属窒化物、または金属酸窒化物により構成される。
金属酸化物、金属窒化物、及び金属酸窒化物を構成する金属としては、珪素またはアルミニウムが好ましい。珪素またはアルミニウムを用いることにより、プラズマ等のエネルギーが金属層2により伝わりにくくなるとともに、珪素やアルミニウムが酸化、窒化した後も珪素やアルミニウムと結合した酸素や窒素が金属層2に伝わりにくくなり、金属層2の光吸収率の増加を抑制できる。金属酸化物、金属窒化物、及び金属酸窒化物を構成する金属としては、誘電体多層膜として利用しやすい珪素が特に好ましい。
また、保護層3の厚みは、1~20nmであることが好ましい。保護層3の厚みが1nm以上であれば、プラズマ等のエネルギーが直接加わることを効率的に抑制できる。保護層3の厚みが20nm以下であれば、保護層3の形成が迅速に行える。保護層3の厚みは、2~10nmであることがより好ましい。
誘電体層4は、単層の誘電体膜または複数層の誘電体多層膜により構成される。誘電体層4は、例えば、高屈折率層と、低屈折率層が交互に積層された誘電体多層膜が挙げられる。高屈折率層としては、酸化チタン、酸化ニオブ、酸化ランタン、酸化タンタル、酸化ジルコン、窒化珪素等が挙げられる。低屈折率層としては、酸化珪素、酸化アルミニウム、フッ化マグネシウム等が挙げられる。誘電体多層膜の厚みや層数、材質に関しては、膜付き透明基板10に求められる特性に応じて設計すればよい。
また、透明基板1と金属層2の間に、誘電体層4とは別の誘電体層を設けてもよい。誘電体多層膜の厚みや層数、材質に関しては、膜付き透明基板10に求められる特性に応じて設計すればよい。
膜付き透明基板10の用途としては、カバー部材、ハーフミラーやバンドパスフィルタ等が挙げられる。
以下、図2、3を用いて本実施形態に係る膜付き透明基板の製造方法を説明する。
膜付き透明基板の製造方法は、図2に示すように金属層形成工程S11と保護金属層形成工程S12と誘電体層形成工程S13とを備える。
(金属層形成工程)
金属層形成工程S11においては、金属層2は、例えば、スパッタリング法や真空蒸着法などの物理蒸着法やメッキ法により形成することができる。1~30nmの膜厚の金属層2を高精度に膜厚を制御して形成するためには、スパッタリング法が好ましい。
次に、スパッタリング法による金属層2の形成方法の一例を説明する。
まず、透明基板1を用意する。続いて、用意した透明基板1をスパッタリング装置にセットする。スパッタリング装置のターゲットとしては、金属または金属合金からなる金属ターゲットを用意する。金属層2として銀を用いた場合、銀合金としては、ユウロピウム、銅、カルシウム、プラセオジム、サマリウム、マグネシウム、テルビウム、ガドリウム、ネオジム、ランタン、セリウムのうち少なくとも1種以上を合計で2質量%以下含有し、残部が銀および不可避不純物からなる組成を有するものが好ましい。
次に、スパッタリング装置内に、不活性ガスを導入して、金属ターゲットをスパッタリングし、透明基板1の第一主面1a上に金属または金属合金からなる金属層2を成膜し、図3(a)に示すような金属層付き基板を得る。なお、不活性ガスとしては、アルゴンガスを用いることができる。なお、不活性ガスは、スパッタリング装置内を真空ポンプなどによって排気した後で導入することが望ましい。
なお、金属ターゲットとして、銀よりも酸化又は窒化されやすいスズやインジウムを用いてスパッタリングし、金属層2を成膜する場合、あらかじめ透明基板1の第一主面1a上に酸化ケイ素や酸化アルミニウムから構成される保護酸化物層を形成し、その保護酸化物層に接して金属層2を成膜することが好ましい。保護酸化物層を形成することで、金属層2の酸化や窒化をさらに抑制することができる。
(保護金属層形成工程)
保護金属層形成工程S12において、保護金属層5は、例えば、スパッタリング法や真空蒸着法などの物理蒸着法により形成することができる。保護金属層5の厚みは2~15nmであることが好ましい。2~15nmの膜厚の保護金属層5を精度よく安定して形成するためには、スパッタリング法が好ましい。
スパッタリング法による保護金属層5の形成方法の一例を説明する。
金属層付き基板をスパッタリング装置にセットする。スパッタリング装置のターゲットとしては、珪素、アルミニウム、ジルコニウム等の金属ターゲットを用意する。珪素またはアルミニウムからなる金属ターゲットを用いることが好ましく、珪素からなる珪素ターゲットを用いることが特に好ましい。珪素ターゲットの導電性を高めるために10wt%を超えない範囲でアルミニウムやホウ素などの金属をドープしてもよい。
スパッタリング装置内に、不活性ガスを導入して、珪素ターゲットをスパッタリングすることにより、珪素からなる保護金属層5を成膜し、図3(b)に示すような保護金属層付き基板を得る。なお、不活性ガスとしては、アルゴンガスを用いることができる。なお、不活性ガスは、スパッタリング装置内を真空ポンプなどによって排気した後で導入することが望ましい。
(誘電体層形成工程)
誘電体層4は、スパッタリング法により形成する。スパッタリング法により、誘電体層4を精度よく安定して形成できる。また、スパッタリング法の中でも、RAS(Radical Assisted Sputtering)法等の反応性スパッタリング法は、誘電体層4の成膜速度が速く生産性に優れるため、特に好ましい。
反応性スパッタリング法による誘電体層4の形成方法の一例を説明する。
保護金属層付き基板をスパッタリング装置にセットする。スパッタリング装置のターゲットとしては、珪素、アルミニウム、タンタル、ニオブ、チタン、ハフニウム、ジルコニウムなどの金属ターゲットを用いることができる。
スパッタリング装置内に、不活性ガス及び活性ガスの混合ガスを導入して、所定のターゲットをスパッタリングし、保護金属層付き基板上にその所定のターゲット成分からなる層を形成するとともに、その層がプラズマ等で活性化された活性ガスと反応することによって、誘電体層4を成膜する。なお、不活性ガスとしては、アルゴンガスを用いることができる。また、活性ガスとしては、酸素ガス、窒素ガス、水素ガス、又はこれらの混合ガスを用いることができる。なお、不活性ガス及び活性ガスの混合ガスは、スパッタリング装置内を真空ポンプなどによって排気した後で導入することが望ましい。また、不活性ガスと活性ガスとの混合比(不活性ガス:活性ガス)は、特に限定されず、例えば、2:1~8:1の範囲内とすることができる。
ここで、誘電体層形成工程において、誘電体層となる所定のターゲット成分がプラズマ等で活性化された活性ガスと反応する際に、保護金属層5もプラズマ等で活性化された活性ガスと反応し、保護層3が形成される。このとき、保護金属層5の厚みが小さすぎると、保護金属層5による保護効果が得られず、金属層2が活性ガスと反応して金属層2が酸化または窒化される。一方、保護金属層3の厚みが大きすぎると、保護金属層5と活性ガスとの反応が不十分となり、保護層3の光吸収率が高くなる。そのため、保護金属層5の厚みは2~15nmとすることが好ましい。
なお、保護金属層5の金属成分としてニオブ等の遷移金属を用いた場合、保護金属層5と活性ガスの反応が完了する前に、金属層2と活性ガスとの反応が起きる恐れがあるため、好ましくない。
また、保護金属層5がない場合、金属層2が活性ガスと反応して金属層2の光吸収率が高くなることが問題となる。
膜付き透明基板10は、カバー部材であることが好ましい。カバー部材には、例えば、可視光における吸収率が適度に高い(例えば、平均吸収率が15~30%である)ことと、可視光全域での吸収率の波長依存性が小さい(例えば、吸収率の最大と最小の差が10%以下である)ことが要求される。本発明の金属層2として、高光吸収金属層を用いることにより、当該要求を満たすカバー部材を得ることができる。
カバー部材は、透明基板1と金属層2との間に誘電体層を設けると、光学特性をより厳密に制御できるためより好ましい。
また、膜付き透明基板10は、ハーフミラーであることが好ましい。ハーフミラーには、低い可視光吸収率が要求される。本発明の金属層2として、低光吸収金属層を用いることにより、当該要求を満たすハーフミラーを得ることができる。
ハーフミラーは、透明基板1と金属層2との間に誘電体層を設けると、光学特性をより厳密に制御できるためより好ましい。
また、膜付き透明基板10は、バンドパスフィルタであることが好ましい。銀からなる金属層2は、誘電体層4と比較して可視光の平均屈折率が0.5以下と非常に低い。そのため、誘電体層4側から入射された可視光の入射角が非常に小さい場合でも、可視光が全反射する。すなわち、入射角が略0°以外の可視光のみを透過するバンドパスフィルタとして好適である。
次に、実施例及び比較例について説明する。
(実施例1)
まず透明基板として、厚さ1.0mmの石英ガラス基板の上に、誘電体層として厚さ24.6nmの酸化ニオブ(Nb)膜、厚さ31.2nmの酸化珪素(SiO)膜、厚さ53.3nmのNb膜及び厚さ10nmのSiO膜を、順にスパッタリング法で形成した。スパッタリング法によるそれぞれの膜の形成には、ロードロック式反応性スパッタリング装置を用いた。
続いて、金属層形成工程として、厚さ20nmの銀からなる金属層を、ロードロック式反応性スパッタリング装置を用いて形成し、金属層付き基板を得た。この際、アルゴンガスの流量400sccmとした。金属層の成膜圧力は、0.1Paとした。
次に、保護金属層形成工程として、アルゴンガスを同じ流量に保った状態で、珪素のターゲットをスパッタリングすることにより、金属層上に、珪素からなる保護金属層を厚さが5nmとなるように形成した。この際、保護金属層の成膜圧力は、0.4Paとした。
次に、誘電体層形成工程として、スパッタリング装置内に、アルゴンガス及び酸素ガスの混合ガスを導入して、ニオブのターゲットをスパッタリングし、保護金属層上に厚さ48.4nmのNb膜を成膜した。この際、アルゴンガスの流量を500sccmとし、酸素ガスの流量を200sccmとした。Nb膜の成膜圧力は、0.4Paとした。
次に、アルゴンガス及び酸素ガスの混合ガスを同じ流量に保った状態で、珪素のターゲットをスパッタリングすることにより、Nb膜上に、厚さ80.0nmのSiO膜を成膜し、膜付き透明基板を得た。この際、SiO膜の成膜圧力は、0.4Paとした。
誘電体層形成工程において、珪素からなる保護金属層から、SiOからなる保護層を形成した。
(比較例1)
保護金属層形成工程を行わなかった以外は、実施例1と同様にして膜付き透明基板を作製した。
実施例1及び比較例1の膜構成を表1に示す。
Figure 0007303496000001
(評価)
実施例1及び比較例1で得られた膜付き透明基板について、透過率(Transmittance)及び反射率(Reflectance)を、日立ハイテク社製、商品名「U-4000」にて測定した。また、吸収率(Absorptance)を、式(1)によって計算して求めた。
吸収率(%) = 100-透過率(%)-反射率(%) ・・・(1)
それぞれの透過・反射・吸収スペクトルを図4及び5に示す。
図4に示すように、実施例1の膜付き透明基板は、可視光の波長範囲(400nm~700nm)において、吸収率が10%以下と低かった。一方、図5に示すように、比較例1の膜付き透明基板は、波長485nm以下の吸収率が10%以上と高かった。銀からなる金属層の一部が、酸化されたため、又は、コロイド化したためであると考えられる。
(実施例2)
まず透明基板として、厚さ1.3mmの化学強化ガラス基板(日本電気硝子株式会社製、T2X-1)の上に、誘電体層として厚さ5.3nmのNb膜、厚さ57.1nmのSiO膜、厚さ21.8nmのNb膜及び厚さ19.5nmのSiO膜を、順にスパッタリング法で形成した。スパッタリング法によるそれぞれの膜の形成には、ロードロック式反応性スパッタリング装置を用いた。
続いて、金属層形成工程として、厚さ6nmのスズからなる金属層を、ロードロック式反応性スパッタリング装置を用いて形成し、金属層付き基板を得た。この際、アルゴンガスの流量500sccmとした。金属層の成膜圧力は、0.3Paとした。
次に、保護金属層形成工程として、アルゴンガスを同じ流量に保った状態で、珪素のターゲットをスパッタリングすることにより、金属層上に、珪素からなる保護金属層を厚さが2nmとなるように形成した。この際、保護金属層の成膜圧力は、0.3Paとした。
次に、スパッタリング装置内に、アルゴンガス及び酸素ガスの混合ガスを導入した後、誘電体層形成工程として、珪素のターゲットをスパッタリングし、保護金属層上に厚さ8.8nmのSiO膜を成膜した。この際、アルゴンガスの流量を500sccmとし、酸素ガスの流量を220sccmとした。SiO膜の成膜圧力は、0.3Paとした。
次に、アルゴンガス及び酸素ガスの混合ガスを同じ流量に保った状態で、ニオブのターゲットをスパッタリングすることにより、SiO膜上に、厚さ40.4nmのNb膜を成膜した。この際、Nb膜の成膜圧力は、0.3Paとした。
次に、アルゴンガス及び酸素ガスの混合ガスを同じ流量に保った状態で、珪素のターゲットをスパッタリングすることにより、Nb膜上に、厚さ93.2nmのSiO膜を成膜し、膜付き透明基板を得た。この際、SiO膜の成膜圧力は、0.3Paとした。
誘電体層形成工程において、珪素からなる保護金属層から、SiOからなる保護層を形成した。
(実施例3)
まず透明基板として、厚さ1.3mmの化学強化ガラス基板(日本電気硝子株式会社製、T2X-1)の上に、誘電体層として厚さ8.7nmのNb膜、厚さ53.2nmのSiO膜及び厚さ25.1nmのNb膜を、順にスパッタリング法で形成した。スパッタリング法によるそれぞれの膜の形成には、ロードロック式反応性スパッタリング装置を用いた。
続いて、金属層形成工程として、厚さ6nmのスズからなる金属層を、ロードロック式反応性スパッタリング装置を用いて形成し、金属層付き基板を得た。この際、アルゴンガスの流量500sccmとした。金属層の成膜圧力は、0.3Paとした。
次に、保護金属層形成工程として、アルゴンガスを同じ流量に保った状態で、珪素のターゲットをスパッタリングすることにより、金属層上に、珪素からなる保護金属層を厚さが2nmとなるように形成した。この際、保護金属層の成膜圧力は、0.3Paとした。
次に、スパッタリング装置内に、アルゴンガス及び酸素ガスの混合ガスを導入した後、誘電体層形成工程として、珪素のターゲットをスパッタリングし、保護金属層上に厚さ9nmのSiO膜を成膜した。この際、アルゴンガスの流量を500sccmとし、酸素ガスの流量を220sccmとした。SiO膜の成膜圧力は、0.3Paとした。
次に、アルゴンガス及び酸素ガスの混合ガスを同じ流量に保った状態で、ニオブのターゲットをスパッタリングすることにより、SiO膜上に、厚さ43.2nmのNb膜を成膜した。この際、Nb膜の成膜圧力は、0.3Paとした。
次に、アルゴンガス及び酸素ガスの混合ガスを同じ流量に保った状態で、珪素のターゲットをスパッタリングすることにより、Nb膜上に、厚さ99.2nmのSiO膜を成膜し、膜付き透明基板を得た。この際、SiO膜の成膜圧力は、0.3Paとした。
誘電体層形成工程において、珪素からなる保護金属層から、SiOからなる保護層を形成した。
(比較例2)
まず透明基板として、厚さ1.3mmの化学強化ガラス基板(日本電気硝子株式会社製、T2X-1)の上に、誘電体層として厚さ13.2nmのNb膜、厚さ32.7nmのSiO膜、厚さ107.3nmのNb膜及び厚さ30.2nmのSiO膜を、順にスパッタリング法で形成した。スパッタリング法によるそれぞれの膜の形成には、ロードロック式反応性スパッタリング装置を用いた。
続いて、金属層形成工程として、厚さ6nmのスズからなる金属層を、ロードロック式反応性スパッタリング装置を用いて形成し、金属層付き基板を得た。この際、アルゴンガスの流量500sccmとした。金属層の成膜圧力は、0.3Paとした。
次に、保護金属層を形成せずに、スパッタリング装置内に、アルゴンガス及び酸素ガスの混合ガスを導入した後、誘電体層形成工程として、珪素のターゲットをスパッタリングし、金属層上に厚さ56.3nmのSiO膜を成膜し、膜付き透明基板を得た。この際、SiO膜の成膜圧力は、0.3Paとした。
実施例2、3及び比較例2の膜構成を表2に示す。
Figure 0007303496000002
図6に示すように、実施例2の膜付き透明基板は、可視光の波長範囲(400nm~700nm)において、平均の吸収率が23%であり、各波長での吸収率の最大と最小の差が6%であった。また、図7に示すように、実施例3の膜付き透明基板は、可視光の波長範囲(400nm~700nm)において、平均の吸収率が15%であり、各波長での吸収率の最大と最小の差が10%であった。一方、図8に示すように、比較例2の膜付き透明基板は、可視光の波長範囲(400nm~700nm)において、平均の吸収率が12%であり、各波長での吸収率の最大と最小の差が17%であった。スズからなる金属層の一部が酸化されたためであると考えられる。
1…透明基板
1a…第一主面
1b…第二主面
2…金属層
3…保護層
4…誘電体層
5…保護金属層
10…膜付き透明基板

Claims (6)

  1. 透明基板上に金属層を形成する金属層形成工程と、
    前記金属層の前記透明基板とは反対側に、前記金属層に接して保護金属層を形成する保護金属層形成工程と、
    スパッタリング法により、前記保護金属層の前記透明基板とは反対側に、前記保護金属層に接して誘電体層を形成する誘電体層形成工程とを備え、
    前記保護金属層が珪素から構成され、
    前記金属層がスズからなり、
    前記金属層の厚みが、1~30nmであり、
    前記誘電体層形成工程において、前記保護金属層を反応させ、SiO からなる保護層を形成する、
    膜付き透明基板の製造方法。
  2. 前記保護金属層の厚さが2~15nmである、請求項1に記載の膜付き透明基板の製造方法。
  3. 前記スパッタリング法が、反応性スパッタリング法である、請求項1または2に記載の膜付き透明基板の製造方法。
  4. 前記金属層形成工程の前に、透明基板の上に酸化ケイ素や酸化アルミニウムから構成される保護酸化物層を形成し、前記金属層形成工程において、前記保護酸化物層に接して前記金属層を形成する、請求項1~3いずれかに記載の膜付き透明基板の製造方法。
  5. 前記膜付き透明基板の可視光の波長範囲(400nm~700nm)における平均吸収率が15~30%である、請求項1~4いずれかに記載の膜付き透明基板の製造方法
  6. 前記膜付き透明基板の可視光の波長範囲(400nm~700nm)における各波長での吸収率の最大と最小の差が10%以下である、請求項1~5いずれかに記載の膜付き透明基板の製造方法
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