JP2007296920A - 車線逸脱防止装置 - Google Patents
車線逸脱防止装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007296920A JP2007296920A JP2006125414A JP2006125414A JP2007296920A JP 2007296920 A JP2007296920 A JP 2007296920A JP 2006125414 A JP2006125414 A JP 2006125414A JP 2006125414 A JP2006125414 A JP 2006125414A JP 2007296920 A JP2007296920 A JP 2007296920A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lane departure
- control
- departure prevention
- lane
- prevention control
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Abstract
【解決手段】車線逸脱防止装置は、車線逸脱開始時のヨー角φdepartに基づいて推定逸脱拡大度合いEXdepartを設定し(ステップS21、ステップS22)、その設定した推定逸脱拡大度合いEXdepartに基づいて、車線逸脱防止制御の制御範囲を広げる補正をすることで、車線逸脱防止制御として自車両に付与するヨーモーメントの終了タイミングを遅くする(ステップS23)。
【選択図】図8
Description
また、車線逸脱防止制御の開始タイミングを通常よりも早くして、車線逸脱防止制御が乗員に制御感として伝わる時間を長くすることも考えられるが、これだと、通常の走行路(例えば直線路)で車線逸脱防止制御の実施頻度が高くなってしまい、車線逸脱防止制御が乗員に違和感を与えてしまう。
本発明の課題は、車線逸脱防止制御を乗員の制御感に適合させることができるようにすることである。
また、本発明に係る車線逸脱防止装置は、走行車線に対して自車両が逸脱するのを防止する車線逸脱防止制御を行うとともに、所定の終了条件により前記車線逸脱防止制御を終了させる制御手段と、前記車線逸脱防止制御の開始タイミングになった以後の自車両状態を検出する自車両状態検出手段と、前記自車両状態検出手段が検出した自車両状態に基づいて、走行車線に対する自車両の逸脱傾向の拡大度合いを推定する逸脱傾向拡大度合い推定手段と、前記逸脱傾向拡大度合い推定手段が推定した逸脱傾向の拡大度合いに基づいて、前記所定の終了条件を補正する制御終了条件補正手段と、を備える。
(第1の実施形態)
(構成)
本発明の第1の実施形態は、本発明に係る車線逸脱防止装置を搭載した後輪駆動車両である。この後輪駆動車両は、自動変速機とコンベンショナルディファレンシャルギヤとを搭載し、前後輪とも左右輪の制動力を独立制御可能な制動装置を搭載している。
図中の符号1はブレーキペダル、2はブースタ、3はマスタシリンダ、4はリザーバであり、通常は運転者によるブレーキペダル1の踏込み量に応じて、マスタシリンダ3で昇圧された制動流体圧を各車輪5FL〜5RRの各ホイールシリンダ6FL〜6RRに供給する。また、マスタシリンダ3と各ホイールシリンダ6FL〜6RRとの間には制動流体圧制御部7が介装されており、制動流体圧制御部7によって、各ホイールシリンダ6FL〜6RRの制動流体圧を個別に制御することも可能になっている。
例えば、制動流体圧制御部7は、液圧供給系にアクチュエータを含んで構成されている。アクチュエータとしては、各ホイールシリンダ液圧を任意の制動液圧に制御可能な比例ソレノイド弁が挙げられる。
また、この車両には、画像処理機能付きの撮像部13が設けられている。撮像部13は、自車両の車線逸脱傾向検出用として、走行車線内の自車両の位置を検出するために備えられている。撮像部13は、自車両前方を撮像するように設置されたCCD(ChargeCoupled Device)カメラからなる単眼カメラで撮像するように構成されている。撮像部(フロントカメラ)13は車両前部に設置されている。
なお、本発明においては画像処理以外の検出手段でレーンマーカを検出するものであっても良い。例えば、車両前方に取り付けられた複数の赤外線センサによりレーンマーカを検出し、その検出結果に基づいて走行車線を検出しても良い。
また、この車両には、ナビゲーション装置14が設けられている。ナビゲーション装置14は、自車両に発生する前後加速度Yg或いは横加速度Xg、又は自車両に発生するヨーレイトφ´を検出する。ナビゲーション装置14は、検出した前後加速度Yg、横加速度Xg及びヨーレイトφ´を、道路情報とともに、制駆動力コントロールユニット8に出力する。
なお、専用のセンサにより各値を検出しても良い。すなわち、加速度センサにより前後加速度Yg及び横加速度Xgを検出し、ヨーレイトセンサによりヨーレイトφ´を検出しても良い。
前輪駆動の場合
V=(Vwrl+Vwrr)/2
後輪駆動の場合
V=(Vwfl+Vwfr)/2
・・・(1)
ここで、Vwfl,Vwfrは左右前輪それぞれの車輪速度であり、Vwrl,Vwrrは左右後輪それぞれの車輪速度である。すなわち、この(1)式では、従動輪の車輪速の平均値として車速Vを算出している。なお、本実施形態では、後輪駆動の車両であるので、後者の式、すなわち前輪の車輪速度により車速Vを算出する。
続いてステップS3において、ヨー角φfrontを算出する。具体的には、撮像部13が検出した遠方に延びる白線に対する自車両のヨー角φfrontを算出する。
φfront=tan−1(V/dX´(=dY/dX)) ・・・(2)
ここで、dXは、横変位Xの単位時間当たりの変化量であり、dYは、単位時間当たりの進行方向の変化量であり、dX´は、前記変化量dXの微分値である。
Xs=Tt・V・(φfront+Tt・V・β)+Xfront ・・・(3)
ここで、Ttは前方注視距離算出用の車頭時間である。この車頭時間Ttに自車速Vを乗じると前方注視点距離になる。すなわち、車頭時間Tt後の走行車線中央からの横変位推定値が将来の推定横変位Xsになる。この(3)式によれば、ヨー角φfrontが大きくなるほど、推定横変位Xsが大きくなる。
Ms0=K1・K2・(|Xs|−XL) ・・・(4)
ここで、K1は車両諸元から決まる比例ゲインであり、K2は車速Vに応じて変動するゲインである。図3はそのゲインK2の例を示す。図3に示すように、例えばゲインK2は、低速域で小さい値になり、車速Vがある値になると、車速Vの増加に対して減少し、その後ある車速Vに達すると大きい値で一定値となる。
また、後述のステップS6で設定する逸脱判断フラグFoutがONの場合に基準ヨーモーメントMs0を前記(4)式により算出するものとし、逸脱判断フラグFoutがOFFの場合、基準ヨーモーメントMs0を0に設定する。
XL=(L−H)/2 ・・・(5)
ここで、Lは走行車線の車線幅(走行車線をなす白線間の幅)であり、Hは車両の幅である。車線幅Lについては、撮像部13が撮像画像を処理して得ている。
なお、車線逸脱傾向の判定を、推定横位置Xsの代わりに実際の横変位Xfront(Tt=0の場合の推定横位置Xs)を用いて行うこともできる。この場合、実際の横変位Xfrontが逸脱傾向判定用しきい値XL以上の場合(|Xfront|≧XL)、車線逸脱傾向ありと判定して、逸脱判断フラグFoutをONに設定する。
なお、アンチスキッド制御(ABS)、トラクション制御(TCS)又はビークルダイナミックスコントロール装置(VDC)が作動している場合には、車線逸脱防止制御を作動させないようにするために、逸脱判断フラグFoutをOFFに設定しても良い。
続いてステップS7において、車線逸脱防止制御による自車両へのヨーモーメントの出力(付与)の終了タイミングを判定する。
自車両101が図5に示す逸脱傾向判定用しきい値XL(白線102位置又はその白線102近傍)を越えると車線逸脱防止制御が開始されるようになり(自車両101にヨーモーメントが付与されて)、さらに自車両101が図5に示す出力終了判定用しきい値Xendに到達すると、該車線逸脱防止制御が終了するようになる(自車両101へのヨーモーメントの付与を終了する)。よって、出力終了判定用しきい値Xendから逸脱傾向判定用しきい値XLを減算した値ls_w_LMT(=Xend−XL)が車線逸脱防止制御の制御範囲になる。
続いてステップS8において、最終的に制御指令値として用いる目標ヨーモーメントを設定する。
このステップS8では、このようなヨーモーメントの出力形態にすることを前提として、前記ステップS5で算出した基準ヨーモーメントMs0に対するリミッタ処理をして目標ヨーモーメントMsを算出している。このようなことから、先ず、リミッタ処理するためのリミッタを既定値として設定する。
図6に示すように、基準ヨーモーメントMs0の増加側(制御始期又は制御前半の値)の増加割合を制限するリミッタとして増加側変化量リミッタLupを設定し、基準ヨーモーメントMs0の最大値(制御中盤の値)を制限するリミッタとして最大値リミッタLmaxを設定し、基準ヨーモーメントMs0の減少側(制御終期又は制御後半の値)の減少割合を制限するリミッタとして減少側変化量リミッタLdownを設定する。
なお、増加側変化量リミッタLupが小さくなると、目標ヨーモーメントMsの増加側の傾き(増加割合)は小さくなり、減少側変化量リミッタLdownが小さくなると、目標ヨーモーメントMsの減少側の傾き(減少割合)は小さくなる。
これにより、例えば、図10に示すように、(a)の自車両101の走行状態では、ヨー角φdepartがφdepart1であり、このとき、このヨー角φdepartに対応して、推定逸脱拡大度合いEXdepartが推定逸脱拡大度合いEXdepart1に設定され、(b)の自車両101の走行状態に示すように、ヨー角φdepartが(a)のヨー角φdepart1よりも大きいヨー角φdepart2(>φdepart1)になると、そのヨー角φdepart2に応じて、推定逸脱拡大度合いEXdepartが、(a)の推定逸脱拡大度合いEXdepart1よりも大きい推定逸脱拡大度合いEXdepart2(>EXdepart1)に設定される。
制御範囲(制御領域)=Kwlimt・(Xend−XL) ・・・(6)
これにより、ゲインKwlimtが大きくなると、制御範囲は、1・(Xend−XL)(=1・ls_w_LMT)からKwlimt・(Xend−XL)(Kwlimt・ls_w_LMT)に増加補正される。これにより、推定逸脱拡大度合いEXdepartが大きくなるほど、すなわち、車線逸脱開始時のヨー角φdepartが大きいほど、制御範囲が大きく(広く)なる。すなわち、逸脱傾向判定用しきい値XLを起点として制御範囲を規定する出力終了判定用しきい値Xendが大きくなる。
なお、逸脱判断フラグFoutがONの場合、すなわち、目標ヨーモーメントMsの絶対値|Ms|が0よりも大きい場合、車線逸脱防止制御として自車両へのヨーモーメント(目標ヨーモーメントMs)の付与を開始するから、この自車両へのヨーモーメントの付与と同時に該警報出力がされる。しかし、警報の出力タイミングは、これに限定されるものではなく、例えば、前記ヨーモーメント付与の開始タイミングよりも早くても良い。
逸脱判断フラグFoutがOFFの場合、すなわち、目標ヨーモーメントMsが0の場合(車線逸脱防止制御を実施しない場合)、下記(7)式及び(8)式に示すように、各車輪の目標制動液圧Psi(i=fl,fr,rl,rr)を制動液圧Pmf,Pmrにする。
Psfl=Psfr=Pmf ・・・(7)
Psrl=Psrr=Pmr ・・・(8)
ここで、Pmfは前輪用の制動液圧である。また、Pmrは後輪用の制動液圧であり、前後配分を考慮して前輪用の制動液圧Pmfに基づいて算出した値になる。例えば、運転者がブレーキ操作をしていれば、制動液圧Pmf,Pmrはそのブレーキ操作の操作量(マスタシリンダ液圧Pm)に応じた値になる。
ΔPsf=2・Kbf・(Ms・FRratio)/T ・・・(9)
ΔPsr=2・Kbr・(Ms・(1−FRratio))/T ・・・(10)
Psfl=Pmf
Psfr=Pmf+ΔPsf
Psrl=Pmr
Psrr=Pmr+ΔPsr
・・・(11)
Psfl=Pmf+ΔPsf
Psfr=Pmf
Psrl=Pmr+ΔPsr
Psrr=Pmr
・・・(12)
また、ここでは、(11)式及び(12)式が示すように、運転者によるブレーキ操作、すなわち制動液圧Pmf,Pmrを考慮して各車輪の目標制動液圧Psi(i=fl,fr,rl,rr)を算出している。そして、制駆動力コントロールユニット8は、このようにして算出した各車輪の目標制動液圧Psi(i=fl,fr,rl,rr)を制動流体圧指令値として、制動流体圧制御部7に出力する。
動作は次のようになる。
車両走行中、各種データを読み込むとともに(前記ステップS1)、車速V及びヨー角を算出する(前記ステップS2、ステップS3)。続いて、推定横変位(逸脱推定値)Xsを算出して(前記ステップS4)、算出した推定横変位Xsに基づいて車線逸脱傾向の判定(逸脱判断フラグFoutの設定)を行うとともに、その車線逸脱傾向の判定結果(逸脱判断フラグFout)を、運転者の車線変更の意思に基づいて修正する(前記ステップS6)。
次に作用及び効果を説明する。
(1)制御範囲を補正しない場合の車線逸脱防止制御(ゲインKwlimtが1の場合、すなわち推定逸脱拡大度合いEXdepartやヨー角φdepartが小さい場合)
図12は、このときの車線逸脱防止制御の制御範囲(同図(a))、車線逸脱防止制御の制御時間(制御継続時間又は制御実施時間)Tcon1(同図(b))及び車線逸脱防止制御における目標ヨーモーメントMs変化(同図(c))を示す。
これにより、車線逸脱防止制御の制御時間Tcon1は、制御範囲ls_w_LMTに対応した値になり(同図(b))、この制御範囲ls_w_LMT又は制御時間Tcon1に対応した所定量(同図(c)のハッチング部分)のヨーモーメントMsが自車両101に付与されるようになる。
図13は、このときの車線逸脱防止制御の制御範囲(同図(a))、車線逸脱防止制御の制御時間Tcon2(同図(b))及び車線逸脱防止制御における目標ヨーモーメントMs変化(同図(c))を示す。
図13に示すように、自車両101がA地点(逸脱傾向判定用しきい値XL)を越えると車線逸脱防止制御が開始され、C地点(実質的には補正された出力終了判定用しきい値Xend)に到達すると、該車線逸脱防止制御が終了する(同図(a))。すなわち、A地点からC地点の間を制御範囲Kwlimt・ls_w_LMT(ここで、Kwlimt>1)として、車線逸脱防止制御を行っている。
すなわち、前記第1の実施形態では、ヨー角φdepartに基づいて推定逸脱拡大度合いEXdepartを設定している(前記ステップS9)。これに対して、走行車線に対する横速度Xv又は横加速度Xg(特に車線逸脱開始時又は車線逸脱防止制御開始時の横速度又は横加速度)に基づいて、推定逸脱拡大度合いEXdepartを設定することもできる。ここで、横速度Xvについては、例えば、推定横位置Xsや実際の横変位Xfrontを微分して得る。
また、車線逸脱開始時又は車線逸脱防止制御開始時のヨー角φdepart、横速度Xv等に基づいて、推定逸脱拡大度合いEXdepartを得ているが、車線逸脱開始後又は車線逸脱防止制御中のヨー角φdepart、横速度Xv等に基づいて推定逸脱拡大度合いEXdepartを更新しくこともできる。例えば、車線逸脱開始後又は車線逸脱防止制御中、フィードバック処理により、時々刻々変化するヨー角φdepart、横速度Xv等を検出し、その検出値に基づいて推定逸脱拡大度合いEXdepartを更新していく。これにより、車線逸脱開始後又は車線逸脱防止制御中の最新の推定逸脱拡大度合いEXdepartに基づいて、ヨーモーメント出力終了タイミングを補正する。また、車線逸脱開始後又は車線逸脱防止制御中の推定逸脱拡大度合いEXdepartの最大値を検出して、その検出した最大値の推定逸脱拡大度合いEXdepartを用いて、ヨーモーメント出力終了タイミングを補正することもできる。
また、前記第1の実施形態は、車線逸脱防止制御の開始以後の走行車線に対する自車両の逸脱傾向の拡大度合いに対応して該車線逸脱防止制御を終了することを実現している。
次に第2の実施形態を説明する。
(構成)
第2の実施形態は、前記第1の実施形態と同様に、本発明に係る車線逸脱防止装置を搭載した後輪駆動車両である。
第2の実施形態では、制駆動力コントロールユニット8で行う演算処理の処理手順について、前記図2に示す処理手順と同じであり、前記第1の実施形態と同様な処理手順になるが、前記ステップS9のヨーモーメント出力終了タイミングの補正が前記第1の実施形態のものと異なっている。
すなわち、第2の実施形態では、前記ステップS9において、前記ステップS8で設定した減少側変化量リミッタLdownを補正することで、ヨーモーメント出力終了タイミングを補正している。
図15に示すように、先ず、前記第1の実施形態と同様に、ステップS21において、車線逸脱状態になっているか(車線逸脱開始したか)否かを判定し、続くステップS22において、推定逸脱拡大度合いEXdepartを設定する。
そして、第2の実施形態では、続いてステップS31において、前記ステップS22で設定した推定逸脱拡大度合いEXdepartに基づいて、減少側変化量リミッタLdownを補正する。具体的には、推定逸脱拡大度合いEXdepartに応じてゲインKldownを得て、そのゲインKldownに基づいて減少側変化量リミッタLdownを補正する。
Ldown=Kldown・Ldown ・・・(13)
これにより、ゲインKldownが大きくなると、減少側変化量リミッタLdownは減少補正される。これにより、推定逸脱拡大度合いEXdepartが大きくなるほど、すなわち、車線逸脱開始時のヨー角φdepartが大きいほど、減少側変化量リミッタLdownは小さくなる。第2の実施形態では、このように減少側変化量リミッタLdownを減少補正することで、ヨーモーメント出力終了タイミングを補正している。
すなわち、前記第2の実施形態では、減少側変化量リミッタLdownを補正することを前提としているので、前記ステップS8で行うリミット処理では、少なくとも減少側変化量リミッタLdownだけで(減少側変化量リミッタLdownだけを既定値として設定して)、目標ヨーモーメントMsを算出するようにしても良い。
次に第3の実施形態を説明する。
(構成)
第3の実施形態は、前記第1の実施形態と同様に、本発明に係る車線逸脱防止装置を搭載した後輪駆動車両である。
第3の実施形態では、制駆動力コントロールユニット8で行う演算処理の処理手順について、前記図2に示す処理手順と同じであり、前記第1の実施形態と同様な処理手順になるが、前記ステップS9のヨーモーメント出力終了タイミングの補正が前記第1の実施形態のものと異なっている。
すなわち、第2の実施形態では、前記ステップS9において、車線逸脱防止制御の終了の際の基準ヨーモーメントMs0を所定時間維持(保持)することで、ヨーモーメント出力終了タイミングを補正している。
図18に示すように、先ず、前記第1の実施形態と同様に、ステップS21において、逸脱状態になっているか(車線逸脱開始したか)否かを判定し、続くステップS22において、推定逸脱拡大度合いEXdepartを設定する。
そして、第3の実施形態では、続いてステップS41において、前記ステップS22で設定した推定逸脱拡大度合いEXdepartに基づいて、車線逸脱防止制御の制御終了時のヨーモーメント(具体的には目標ヨーモーメントMs0)の保持時間(ホールド時間)を設定する。
図20は、そのときの目標ヨーモーメントMsの変化を示す。なお、第3の実施形態では、制御範囲ls_w_LMTの補正をしないから、車線逸脱防止制御の制御範囲は、前記図12(a)のようになり、車線逸脱防止制御の制御時間は、前記図12(b)のようになる。しかし、第3の実施形態における車線逸脱防止制御における目標ヨーモーメントMs(図17)は、前記図12(c)とは異なっている。
以上のように、車線逸脱開始時又は車線逸脱防止制御開始時のヨー角φdepartが大きくなるほど、保持時間Tholdを長くすることで、車線逸脱防止制御の制御時間が長くなり、又は車線逸脱防止制御のヨーモーメント(制御量)の総量が多くなるので、自車両がカーブ入り口を走行するなど、走行車線に対して自車両のヨー角が大きくなる状況で、車線逸脱防止制御を行った場合でも、該車線逸脱防止制御が乗員に制御感として伝わる時間が短くなってしまうのを抑制して、該車線逸脱防止制御を乗員の制御感に適合させることができる。
すなわち、前記第3の実施形態では、保持時間Tholdを長くすることで、ヨーモーメントの総量を補正している。これに対して、ヨーモーメントを付与するための制動力やブレーキ液圧の総量を補正することもできる。すなわち、ヨーモーメントではなく、制動力やブレーキ液圧に着目して保持時間を決定する。
次に第4の実施形態を説明する。
(構成)
第4の実施形態は、前記第1の実施形態と同様に、本発明に係る車線逸脱防止装置を搭載した後輪駆動車両である。
第4の実施形態では、ヨー角φdepart又は推定逸脱拡大度合いEXdepartに基づいて補正したヨーモーメント出力終了タイミング(所定の終了条件)を、運転者の運転操作状態に基づいて更に補正する。
図21に示す第4の実施形態の制駆動力コントロールユニット8が行う演算処理の基本的な部分は、前記図2に示した第1の実施形態の制駆動力コントロールユニット8が行う演算処理と同一であるが、第4の実施形態における図21に示す演算処理では、特に、前記ステップS9の後に、ステップS51及びステップS52を設けている。以下の説明では、第4の実施形態における図21に示す演算処理において、前記第1の実施形態における図2に示す演算処理と同一符号を付してあるものについては、特に言及しない限りは同一である。
Δstr=|(δnow−δtstr)/Tstr| ・・・(14)
続いてステップS52において、前記ステップS9で補正したヨーモーメント出力終了タイミングを運転操作状態に基づいて更に補正する。図22は、その処理手順を示す。
続いてステップS62において、前記ステップS51で算出した操舵速度Δstrと操舵判定用しきい値Δstr_thとを比較する。ここで、操舵速度Δstrが操舵判定用しきい値Δstr_th以下の場合(Δstr≦Δstr_th)、ステップS63に進み、そうでない場合(Δstr>Δstr_th)、ステップS64に進む。
なお、操舵速度Δstrが操舵判定用しきい値Δstr_thよりも大きい場合(Δstr>Δstr_th)、補正用ゲインKoverrideに1未満の所定値を設定しているが(ステップS62、ステップS64)、操舵速度Δstrが操舵判定用しきい値Δstr_thよりも大きい場合、操舵速度Δstr又はその差分(Δstr−Δstr_th)に応じた値を補正用ゲインKoverrideに設定することもできる。
Kwlimt=Koverride・Kwlimt ・・・(15)
Kldown=Koverride・Kldown ・・・(16)
Kldown=(1/Koverride)・Kldown ・・・(17)
また、前記第3の実施形態のように、推定逸脱拡大度合いEXdepartに基づいて、保持時間Tholdを算出し、算出した保持時間Tholdを用いてヨーモーメント出力終了タイミングを補正している場合には、保持時間Tholdを下記(18)のように補正用ゲインKoverrideにより補正する。
Thold=Koverride・Thold ・・・(18)
これにより、運転者に運転操作の意思がある場合に、車線逸脱防止制御が長くなることで、車線逸脱防止制御が運転者に煩わしさを与えてしまうのを防止できる。
すなわち、前記ステップS51において、よりゆっくりとした操舵操作に対応させて、より長い時間Tstr2(>Tstr1、例えば2秒)内の操舵変化量に基づいて、操舵速度Δstr2を算出することもできる(下記(19)式)。
Δstr2=|(δnow−δtstr2)/Tstr2| ・・・(19)
ここで、δtstr2は、時間Tstr2前の操舵角δである。
Δθ=|(θnow−θtθ)/Tθ| ・・・(20)
ΔBrk=|(Brknow−Brktbrk)/TBrk| ・・・(21)
ここで、θnowは、アクセル開度θの今回値であり、θtθは、所定時間Tθ前のアクセル開度θである。また、Brknowは、ブレーキ操作位置Brkの今回値であり、Brktbrkは、所定時間TBrk前のブレーキ操作位置Brkである。
Claims (11)
- 走行車線に対して自車両が逸脱するのを防止する車線逸脱防止制御を行う車線逸脱防止装置において、
前記車線逸脱防止制御の開始以後の走行車線に対する自車両の逸脱傾向の拡大度合いに対応して該車線逸脱防止制御を終了することを特徴とする車線逸脱防止装置。 - 走行車線に対して自車両が逸脱するのを防止する車線逸脱防止制御を行うとともに、所定の終了条件により前記車線逸脱防止制御を終了させる制御手段と、
前記車線逸脱防止制御の開始タイミングになった以後の自車両状態を検出する自車両状態検出手段と、
前記自車両状態検出手段が検出した自車両状態に基づいて、走行車線に対する自車両の逸脱傾向の拡大度合いを推定する逸脱傾向拡大度合い推定手段と、
前記逸脱傾向拡大度合い推定手段が推定した逸脱傾向の拡大度合いに基づいて、前記所定の終了条件を補正する制御終了条件補正手段と、
を備えることを特徴とする車線逸脱防止装置。 - 前記制御終了条件補正手段は、前記逸脱傾向拡大度合い推定手段が推定した逸脱傾向の拡大度合いが大きくなるほど、前記所定の終了条件を緩和することを特徴とする請求項2に記載の車線逸脱防止装置。
- 前記制御終了条件補正手段は、前記所定の終了条件である前記車線逸脱防止制御の終了タイミングを補正することを特徴とする請求項2又は3に記載の車線逸脱防止装置。
- 前記制御終了条件補正手段は、前記所定の終了条件である前記車線逸脱防止制御における前記走行車線に対する横方向の制御終了位置を補正することを特徴とする請求項2〜4の何れか1項に記載の車線逸脱防止装置。
- 前記制御手段は、前記車線逸脱防止制御中は該車線逸脱防止制御の制御量を連続的に変化させるとともに、前記車線逸脱防止制御の終了の際には前記制御量を減少させており、前記制御終了条件補正手段は、前記所定の終了条件である前記減少の割合を補正することを特徴とする請求項2〜5の何れか1項に記載の車線逸脱防止装置。
- 前記制御手段は、前記車線逸脱防止制御中は該車線逸脱防止制御の制御量を連続的に変化させており、前記制御終了条件補正手段は、前記所定の終了条件である前記車線逸脱防止制御の終了時の制御量による制御継続時間を補正することを特徴とする請求項2〜6の何れか1項に記載の車線逸脱防止装置。
- 前記自車両状態検出手段は、前記走行車線に対する自車両のヨー角を検出することを特徴とする請求項2〜7の何れか1項に記載の車線逸脱防止装置。
- 前記自車両状態検出手段は、自車両の横速度及び横加速度のうちの少なくとも一方を検出することを特徴とする請求項2〜8の何れか1項に記載の車線逸脱防止装置。
- 運転者の運転操作状態に基づいて運転者の運転操作意思を検出する運転操作意思検出手段を備え、前記制御終了条件補正手段は、前記運転操作意思検出手段が運転者の運転操作意思を検出した場合、前記所定の終了条件の補正を抑制することを特徴とする請求項2〜9の何れか1項に記載の車線逸脱防止装置。
- 前記運転操作意思検出手段は、ハンドル操作状態、アクセル操作状態及びブレーキ操作状態にうちの少なくとも一つに基づいて、前記運転操作意思を検出することを特徴とする請求項10に記載の車線逸脱防止装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006125414A JP4747935B2 (ja) | 2006-04-28 | 2006-04-28 | 車線逸脱防止装置 |
EP07008573A EP1849669B1 (en) | 2006-04-28 | 2007-04-26 | Lane departure prevention apparatus and method for a motor vehicle |
US11/790,553 US7881848B2 (en) | 2006-04-28 | 2007-04-26 | Lane departure prevention apparatus and method |
CN200710097301A CN100577483C (zh) | 2006-04-28 | 2007-04-28 | 车道偏离防止装置及方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006125414A JP4747935B2 (ja) | 2006-04-28 | 2006-04-28 | 車線逸脱防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007296920A true JP2007296920A (ja) | 2007-11-15 |
JP4747935B2 JP4747935B2 (ja) | 2011-08-17 |
Family
ID=38766800
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006125414A Active JP4747935B2 (ja) | 2006-04-28 | 2006-04-28 | 車線逸脱防止装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4747935B2 (ja) |
CN (1) | CN100577483C (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008021012A (ja) * | 2006-07-11 | 2008-01-31 | Nissan Motor Co Ltd | 車線逸脱防止装置 |
JP2009227053A (ja) * | 2008-03-21 | 2009-10-08 | Honda Motor Co Ltd | 車両走行支援装置、車両、車両走行支援プログラム |
WO2010116518A1 (ja) | 2009-04-10 | 2010-10-14 | トヨタ自動車株式会社 | 車両の制御装置 |
JP2013139257A (ja) * | 2013-01-18 | 2013-07-18 | Fuji Heavy Ind Ltd | 車線逸脱防止制御装置 |
Families Citing this family (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104129424B (zh) * | 2009-04-10 | 2017-04-12 | 丰田自动车株式会社 | 车辆的控制系统及控制方法 |
JP5229338B2 (ja) * | 2011-02-17 | 2013-07-03 | トヨタ自動車株式会社 | 車両状態量推定装置 |
JP6035064B2 (ja) * | 2012-07-03 | 2016-11-30 | クラリオン株式会社 | 車線逸脱判定装置,車線逸脱警報装置及びそれらを使った車両制御システム |
CN103552560A (zh) * | 2013-11-01 | 2014-02-05 | 扬州瑞控汽车电子有限公司 | 基于司机驾驶状态识别的车道偏离报警方法 |
DE102014226743A1 (de) * | 2014-12-22 | 2016-06-23 | Robert Bosch Gmbh | Verfahren und Vorrichtung zum Unterstützen eines Fahrers eines Fahrzeugs beim Spurwechsel |
JP6809020B2 (ja) * | 2016-07-27 | 2021-01-06 | いすゞ自動車株式会社 | 操舵補助装置及び操舵補助方法 |
US10538268B2 (en) * | 2017-02-07 | 2020-01-21 | Ford Global Technologies, Llc | Steering-wheel control mechanism for autonomous vehicle |
CN116331239A (zh) * | 2017-02-23 | 2023-06-27 | 本田技研工业株式会社 | 车辆用控制系统及控制方法 |
JP6627821B2 (ja) * | 2017-06-06 | 2020-01-08 | トヨタ自動車株式会社 | 車線変更支援装置 |
CN107578427B (zh) * | 2017-07-31 | 2021-05-18 | 深圳市易成自动驾驶技术有限公司 | 动态障碍物的检测方法、装置及计算机可读存储介质 |
JP2020019456A (ja) * | 2018-08-03 | 2020-02-06 | 本田技研工業株式会社 | 車両制御装置、車両制御方法、およびプログラム |
FR3093689B1 (fr) * | 2019-03-12 | 2021-04-09 | Renault | Procédé d’élaboration d’une consigne de pilotage mixte d’un système de braquage de roues et d’un système de freinage différentiel d’un véhicule automobile |
JP7345720B2 (ja) * | 2019-11-28 | 2023-09-19 | 株式会社アドヴィックス | 車両の自動制動装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09142327A (ja) * | 1995-11-20 | 1997-06-03 | Honda Motor Co Ltd | 車両の走行レーン逸脱防止装置 |
JP2004189177A (ja) * | 2002-12-13 | 2004-07-08 | Nissan Motor Co Ltd | 車両用運転操作補助装置およびその装置を備える車両 |
JP2005182243A (ja) * | 2003-12-17 | 2005-07-07 | Nissan Motor Co Ltd | 車線変更判断装置、及びこれを備えた車線逸脱防止装置 |
-
2006
- 2006-04-28 JP JP2006125414A patent/JP4747935B2/ja active Active
-
2007
- 2007-04-28 CN CN200710097301A patent/CN100577483C/zh not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09142327A (ja) * | 1995-11-20 | 1997-06-03 | Honda Motor Co Ltd | 車両の走行レーン逸脱防止装置 |
JP2004189177A (ja) * | 2002-12-13 | 2004-07-08 | Nissan Motor Co Ltd | 車両用運転操作補助装置およびその装置を備える車両 |
JP2005182243A (ja) * | 2003-12-17 | 2005-07-07 | Nissan Motor Co Ltd | 車線変更判断装置、及びこれを備えた車線逸脱防止装置 |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008021012A (ja) * | 2006-07-11 | 2008-01-31 | Nissan Motor Co Ltd | 車線逸脱防止装置 |
JP2009227053A (ja) * | 2008-03-21 | 2009-10-08 | Honda Motor Co Ltd | 車両走行支援装置、車両、車両走行支援プログラム |
WO2010116518A1 (ja) | 2009-04-10 | 2010-10-14 | トヨタ自動車株式会社 | 車両の制御装置 |
EP2628661A1 (en) | 2009-04-10 | 2013-08-21 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Control apparatus for vehicle |
US8589028B2 (en) | 2009-04-10 | 2013-11-19 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Control apparatus for vehicle |
EP2727798A2 (en) | 2009-04-10 | 2014-05-07 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Control apparatus for vehicle |
US8818634B2 (en) | 2009-04-10 | 2014-08-26 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Control apparatus for vehicle |
JP2013139257A (ja) * | 2013-01-18 | 2013-07-18 | Fuji Heavy Ind Ltd | 車線逸脱防止制御装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4747935B2 (ja) | 2011-08-17 |
CN100577483C (zh) | 2010-01-06 |
CN101062676A (zh) | 2007-10-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4747935B2 (ja) | 車線逸脱防止装置 | |
JP4748122B2 (ja) | 車線逸脱防止装置 | |
JP4650362B2 (ja) | 車線逸脱防止装置 | |
JP4867313B2 (ja) | 車線逸脱防止装置 | |
JP4835309B2 (ja) | 車線逸脱防止装置 | |
JP5061514B2 (ja) | 車線逸脱防止装置 | |
JP5287007B2 (ja) | 車線逸脱防止装置及びその方法 | |
JP5256907B2 (ja) | 車線逸脱防止装置及びその方法 | |
JP5266933B2 (ja) | 車線逸脱防止装置 | |
JP2009035214A (ja) | 車両挙動制御装置及びその方法 | |
JP2007030696A (ja) | 運転者車線変更意思判定方法及び車線逸脱防止装置 | |
JP4802592B2 (ja) | 車線逸脱防止装置 | |
JP2006182129A (ja) | 車線逸脱防止装置 | |
JP4973338B2 (ja) | 車線逸脱防止装置 | |
JP4900082B2 (ja) | 車線逸脱防止装置 | |
JP4765435B2 (ja) | 車両の走行制御装置 | |
JP5088266B2 (ja) | 車線逸脱防止装置及び車線逸脱防止方法 | |
JP2006306203A (ja) | 車線逸脱防止装置 | |
JP4581817B2 (ja) | 車線逸脱防止装置 | |
JP4396514B2 (ja) | 車線逸脱防止装置 | |
JP5234142B2 (ja) | 車線逸脱防止装置 | |
JP2008044546A (ja) | 車線逸脱防止装置 | |
JP4894436B2 (ja) | 車線逸脱防止装置 | |
JP4983089B2 (ja) | 車線逸脱防止装置 | |
JP5256934B2 (ja) | 車線逸脱防止装置及びその方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090225 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20100902 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20100917 |
|
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20101025 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20101102 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20101208 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110215 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110328 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110419 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110502 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4747935 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140527 Year of fee payment: 3 |