JP2007296664A - インクジェットプリンタ及インクジェットプリンタの制御方法 - Google Patents

インクジェットプリンタ及インクジェットプリンタの制御方法 Download PDF

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Yoshiaki Kinoshita
禄章 木下
Masanori Hayashi
正憲 林
Koji Natsuno
厚司 夏野
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Abstract

【課題】 過去にどのような種類のクリーニングが、どの程度のインク消費量で、何回実施されたかを把握することができるインクジェットプリンタ及びインクジェットプリンタの制御方法を提供する。
【解決手段】 複合処理装置1は、インクを吐出する印刷ヘッド19に対するクリーニングを行うクリーニング制御部59と、インク消費レベルが異なる複数種類のクリーニングの実行回数を、クリーニング指示に応じてカウントするクリーニングカウント部56と、実行回数を記憶するクリーニング実行回数記憶部60と、を有する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、クリーニング手段を備えたインクジェットプリンタ及びその制御方法に関する。
一般にインクを印刷用紙に付着させて画像を形成するインクジェットプリンタには、印刷ヘッドのノズルからインクを強制的に吸引するクリーニング動作として、目的に応じて複数のクリーニング種類が設定されている。例えば、タイマーを監視し定期的に実行されるオートタイマクリーニング、インクカートリッジ交換時に印刷ヘッドへインクを充填するために実行されるカートリッジ交換クリーニング等、が挙げられる。これらのクリーニングのうち、インク消費量の多い強力なクリーニングが複数回に渡って実行されると、インクカートリッジ内のインクが大量に消費されてしまい、印刷処理による実質的なインク消費量よりもクリーニングによるインク消費量の方が多い場合がある。
そこで、過去にどのくらいクリーニングが実行されたかを把握するため、クリーニングの実行回数を記憶する機能が求められる。特許文献1には、インクジェットプリンタのクリーニング実行回数をカウントし、所定のクリーニング実行回数を閾値として印刷ヘッドの交換を促す警告を行うように設定されたインクィジェットプリンタが記載されている。
また、プリンタが行う何らかの動作の実行回数をカウンタ値として保持し、所定のカウンタ値を閾値として部材交換の目安とする技術が知られている。例えば、特許文献2に記載のプリンタでは、メインタンクと、メインタンクからインク補給を受けてインクをインクジェットヘッドへ送出するサブタンクを備え、サブタンクの交換タイミング(寿命)をサブタンクメンテナンスカウンタの値によって把握するように設定されている。具体的には、メインタンクからサブタンクへのインク補給が行われる毎に1カウントだけ加算され、予め設定されたカウンタ値を閾値としてサブタンクの交換を促し、サブタンクが交換されるとカウンタ値がリセットされるようになっている。
また、特許文献3に記載のプリンタでは、記録ヘッドのクリーニング用に設けられたポンプユニットの寿命をメンテナンスカウンタの値によって把握するように設定されている。ポンプユニットは、チューブと、チューブを加圧変形させる回転可能に取り付けられたチューブ加圧用ローラとを備え、チューブ加圧用ローラによってチューブを加圧変形させて圧力を発生する。すなわち、チューブ加圧用ローラの回転数をメンテナンスカウンタのカウンタ値として保持し、カウンタ値が閾値以上であればポンプユニットの寿命を知らせるようになっている。
ところで、インクジェットプリンタには、自動的に実行されるオートタイマクリーニングとは別に、ユーザが指定したタイミングで実行されるマニュアルクリーニングが設定されている場合が多い。マニュアルクリーニングは、比較的インク消費量の多い強力なクリーニングであり、ユーザによるクリーニングボタン等からの指示によって実行されるため、クリーニングボタンの誤操作によって実行されてしまうケースが考えられる。例えば、直前にマニュアルクリーニングが実行されているにもかかわらずユーザが再びクリーニングボタンを押してしまったり、何かの拍子でクリーニングボタンに物体がぶつかって押されてしまう場合等が考えられる。
特開2005−254708号公報 特開2003−211644号公報 特開2005−119179号公報
しかしながら、短期間のうちに強力なクリーニングが複数回にわたって行われ、大量のインクが消費されると、新しいインクカートリッジに交換して間もなくインクカートリッジ交換表示が表示されるケースがある。このような場合、マニュアルクリーニングを指示した憶えがないユーザや、クリーニングによるインク消費量に対する関心が薄く気軽にマニュアルクリーニング指示を与えるユーザ等にあっては、インクの減り具合に疑問を感じたり、プリンタ自体が故障してしまったのではないかと誤解する場合もある。
したがって、本発明は、上記課題を考慮し、過去にどのような種類のクリーニングが、どの程度のインク消費量で、何回実施されたかを把握することができるインクジェットプリンタ及びインクジェットプリンタの制御方法を提供することを目的とする。
本発明は、以下の構成により達成される。
(1) インクを吐出させて印刷媒体に印刷を行う印刷手段と、
前記インクを吐出する印刷ヘッドに対するクリーニングを行うクリーニング手段と、
インク消費レベルが異なる複数種類のクリーニングの実行回数を、クリーニング指示に応じてカウントするクリーニングカウント部と、
前記実行回数を記憶する記憶手段と、を有することを特徴とするインクジェットプリンタ。
(2) 前記クリーニングカウント部は、前記インク消費レベルが所定レベル以上である場合の前記実行回数と、前記インク消費レベルが所定レベル未満である場合の前記実行回数と、に分けてカウントすることを特徴とする(1)に記載のインクジェットプリンタ。
(3) 前記クリーニング手段は、ユーザが指定したタイミングで前記クリーニングを行うよう設定され、
前記クリーニングが、前回のクリーニングの実行後まもなく、連続して実行される連続クリーニングであるかを判断する連続クリーニング判断部を有し、
前記クリーニングカウント部は、前記連続クリーニングの実行回数をカウントすることを特徴とする(1)または(2)に記載のインクジェットプリンタ。
(4) 前記クリーニング手段は、クリーニング中断指示に応じて実行途中の前記クリーニングを中断するよう設定され、
前記クリーニングカウント部は、中断されたクリーニングの実行回数をカウントすることを特徴とする(1)〜(3)の何れかに記載のインクジェットプリンタ。
(5) インクを吐出させて印刷媒体に印刷を行う印刷手段を備え、前記インクを吐出する印刷ヘッドに対するクリーニングを行うインクジェットプリンタの制御方法であって、
クリーニング指示に応じて、インク消費レベルが異なる複数種類のクリーニングの実行回数をカウントするカウントステップと、
前記実行回数を記憶する記憶ステップと、を有することを特徴とするインクジェットプリンタの制御方法。
(6) 前記カウントステップにおいて、前記インク消費レベルが所定レベル以上である場合の前記実行回数と、前記インク消費レベルが所定レベル未満である場合の前記実行回数と、に分けてカウントすることを特徴とする(5)に記載のインクジェットプリンタの制御方法。
(7) ユーザが指定したタイミングで前記クリーニングが行われた場合において、前記カウントステップの前には、前記クリーニングが、前回のクリーニングの実行後まもなく、連続して実行される連続クリーニングであるかを判断する判断ステップを有し、
前記判断ステップにおいて、前回のクリーニングの実行後、所定量の印刷が実行されていれば前記連続クリーニングであると判断し、
前記カウントステップにおいて、前記連続クリーニングの実行回数をカウントすることを特徴とする(5)または(6)に記載のインクジェットプリンタの制御方法。
(8) クリーニング中断指示に応じて実行途中の前記クリーニングが中断された場合には、
前記カウントステップにおいて、中断された前記クリーニングの実行回数をカウントすることを特徴とする(5)〜(7)の何れかに記載のインクジェットプリンタの制御方法。
本発明のインクジェットプリンタ及びインクジェットプリンタの制御方法によれば、インク消費レベルが異なる複数種類のクリーニングの実行回数をカウントし、実行回数を記憶するように構成されている。したがって、過去にどのような種類のクリーニングが、どの程度のインク消費レベルで、何回実施されたかを把握することが可能である。
また、本発明のインクジェットプリンタ及びインクジェットプリンタの制御方法によれば、複数種類のクリーニングの実行回数を、クリーニング種類毎にインク消費レベルが所定レベル以上である場合と、インク消費レベルが所定レベル未満である場合と、に分けてカウントすることができる。例えば、所定レベル以上をインク消費量が多い場合、所定レベル未満をインク消費量が少ない場合として捉えれば、クリーニング種類毎にインク消費量の多少を把握することが可能である。したがって、インク消費量の多い(または少ない)クリーニングであって、どのような種類のクリーニングが過去に何回実行されたかを把握することが可能である。
また、本発明のインクジェットプリンタ及びインクジェットプリンタの制御方法によれば、ユーザが指定したタイミングでクリーニングが行われた場合において、連続クリーニングの実行回数をカウントすることが可能である。例えば、いわゆるマニュアルクリーニングが連続して実行された場合には、その連続回数をカウントすることが可能である。一般に、マニュアルクリーニングは1回で消費されるインク消費量が比較的多いため、連続してマニュアルクリーニングが実施されるとインクの消費が著しい。したがって、インクの減り具合に疑問を感じたユーザは、マニュアルクリーニングが連続して何回行われたのか確認することで、急激なインク減りの原因を調べることが可能となる。
また、本発明のインクジェットプリンタ及びインクジェットプリンタの制御方法によれば、クリーニング中断指示に応じて実行途中のクリーニングが中断された場合において、中断されたクリーニングの実行回数をカウントすることが可能である。一般に、クリーニングが途中で中断され、再度実行される場合には、中断された動作から再開するのではなく一連のクリーニングを最初から実行するように設定されている。したがって、クリーニングが中断されるまでに消費されたインクが無駄になるが、本発明では中断されたクリーニングの実行回数を把握できるので、インク減りの原因が複数回の中断クリーニングにあることを把握することが可能となる。
以下、本発明に係るインクジェットプリンタ及びインクジェットプリンタの制御方法の実施形態について図面を参照して説明する。なお、本実施形態では、インクジェットプリンタとしてホストコンピュータと通信可能に接続されたホストコンピュータからの指示に応じて動作する複合処理装置を例に挙げ、ホストコンピュータと複合処理装置とによって構成される複合処理システムとして、その構造及び制御動作について具体的に説明する。
(複合処理装置の構成について)
本実施形態における複合処理装置の機械的構造について図1および図2を用いて説明する。図1は本実施形態の複合処理装置1を示す斜視図であり、図2は図1に示した複合処理装置1の搬送路に面して設けられた各機械的構成部分を示す上面から見た模式図である。
本実施形態の複合処理装置1は、図1及び図2に示すように、給紙部であるASF(Auto Sheet Feeder:オートシートフィーダ)3に装填される小切手Sを筐体1aに形成された用紙搬送路P1に沿って搬送しながら、小切手S上の両面画像の読み取り、小切手S上の磁気インク文字の読み取り、及び小切手Sへの裏書き印刷を実行可能に構成されている。また、複合処理装置1は、カード挿入口20から挿入されるカードCを筐体1aに形成された用紙搬送路P2に沿って搬送しながら、カードC上のオモテ面画像の読み取りを実行可能に構成されている。
また、この複合処理装置1は、筐体1aにおいて用紙搬送路P1に囲まれた中央部に設けられたロール紙カバー30の下部にロール紙を収納するロール紙収納部30aが設けられている。ロール紙収納部30aに収納されたロール紙への印刷は、キャリッジ14の搬送方向の移動に伴ってキャリッジ14に搭載された印刷ヘッド19のノズルから吐出されたインクが吹き付けられることによって実行される。印刷されたロール紙は、ロール紙排出口から複合処理装置1の外部に排出される。
さらに、複合処理装置1は、図示せぬバリデーション挿入口からバリデーション紙を挿入可能に構成されており、このバリデーション紙に対しても印刷を実行可能に構成されている。
すなわち、本実施形態の複合処理装置1は、画像読取機能及び磁気インク文字読取機能を備え、小切手S、ロール紙及びバリデーション紙への印刷が可能な複合型多機能プリンタである。
図2に示すように、用紙搬送路P1と用紙搬送路P2は、用紙搬送路P1のU字形状の底の部分に相当する部位で共通となっている。以下の説明では、この共通の部位を中間搬送路と呼ぶこととする。この用紙搬送路P1及び中間搬送路には、各種読取装置が設けられている。用紙搬送路P1の上流側には、複数の小切手Sを装填可能なASF3が設けられている。小切手Sは、図2の矢印Aの方向からASF3を介して用紙搬送路P1に挿入され、ASF3に装填された複数の小切手Sは、一枚ずつ分離されて用紙搬送路P1内に送り出される。
中間搬送路には、小切手S等の裏面画像の読み取りを行う裏面画像読取装置11および表面画像を読み取る表面画像読取装置12がそれぞれ中間搬送路の両側に搬送方向にずれた状態で設置されている。小切手Sの裏面画像読取装置11および表面画像読取装置12は、それぞれCIS(Contact Image Sensor)タイプのスキャナである。
駆動ローラ17の下方には、磁気インク文字を読み取る磁気インク文字読取装置(以下、MICR(Magnetic Ink Character Reader)という。)13が設置されている。MICR13は、小切手Sの表面に印刷された磁気インク文字を読み取るためのセンサである。このMICR13は、中間搬送路を介してMICR13に対向配置された押付レバーによって小切手SがMICR13の表面に押し付けられた状態で読み取りを実行する。本実施形態では、口座番号などの情報が磁気インク文字で印刷された小切手Sの磁気インク文字記録領域を読み取るように構成されている。
また、搬送ローラ7と排出ローラ8との間であって、用紙搬送路P1に沿った直線領域には、キャリッジ14が用紙搬送路P1の直線部分に沿って移動可能に配置されている。キャリッジ14には、インクを吐出する複数のインクノズルを有する印刷ヘッド19が設けられており、後述するホストコンピュータ110からの指示に応じて印刷ヘッド19の複数のインクノズルからインクを吐出することにより、小切手Sへの裏書印刷、バリデーション紙への印刷、またはロール紙への印刷を実行する。印刷ヘッドは図示せぬインク供給路を介してインクカートリッジと接続されており、インクカートリッジ内のインクがなくなると新規インクカートリッジへ交換することが可能である。
(クリーニングの実行回数記憶処理について)
本実施形態の複合処理装置1には、図示せぬフラッシュROMに記憶されたファームウェアにしたがって所定のタイミングで実行されるクリーニング機能、ホストコンピュータからのクリーニング指示あるいは図示せぬクリーニングボタンからのクリーニング指示にしたがって実行されるマニュアルクリーニング機能が備えられている。クリーニングを実行する際には、キャリッジ14を待機位置へ退避させ(図2参照)、印刷ヘッド19のノズルから少量のインクを吐出したり(フラッシング)、図示せぬインク吸引機構によってインクを吸引する。
以下では、複合処理装置1が、どの程度のインク消費量を伴うクリーニングが何回実行されたかを把握するために行う、クリーニングの実行回数記憶処理について説明する。図3は複合処理装置1の内部処理を示したブロック図である。なお、本実施形態でいう「クリーニング」は、「インク消費量の異なる複数種類のクリーニング」をいうときに使用する。すなわち、「クリーニング」は、複数のクリーニング種類と複数のインク消費量(インク消費レベル)とを組み合わせて構成されている。
図3に示すように、複合処理装置1内には、ホストコンピュータ110から送信される各種コマンドや印刷データを受信する受信部51と、受信部51が受信した各種コマンドや印刷データを一時的に保持する受信バッファ52が設けられている。受信バッファ52によって受信されたデータは、コマンド解析部53によって解析され、制御コマンドの場合は制御コマンドバッファ54にDMA転送等により転送される。制御コマンドバッファ54に一時保存された制御コマンドデータは、主制御部63によって読み出されて、小切手Sの磁気インク文字の読み取り、画像の読み取り、裏面印刷処理など制御コマンドに応じた処理が実行される。一方、印刷データの場合には、データ展開処理が行われてデータ変換され、最終的には印刷ヘッド19ノズル列に対応したドットパターンデータが生成され印刷バッファ55に一時的に記憶される。
印刷制御部58は、この印刷バッファ55に記憶されたドットパターンデータを基に印刷ヘッド19、キャリッジ14等の印刷機構を駆動するものであり、小切手S上に画像を形成することにより、小切手Sの裏面印刷を実行する。また、後述するクリーニング制御部59を介してクリーニング指示を受けると、キャリッジ14を待機位置Xへ退避させたり、印刷ヘッド19から少量のインクを吐出させる(フラッシング)。
クリーニング制御部59は、指定されたクリーニング種類及びインク消費量に基づき、クリーニング動作を制御する。例えば、クリーニング指示に応じて、キャリッジ14を待機位置Xへ退避するよう印刷制御部58へ指示し、印刷ヘッド19を図示せぬキャップで覆い、インク吸引機構を駆動させて指定されたインク消費量だけ印刷ヘッド19のノズルからインクを吸引する。
クリーニングカウント部56は、指定されたクリーニングの実行回数をカウントする。本実施形態では、指定されたクリーニング実行回数の積算値をカウントしたり、ホストコンピュータ110から送信される実行回数の初期化指示に応じて、実行回数をリセットして、初期値0から改めてカウントするように設定されている。
マニュアルクリーニング指示受信部61は、図示せぬクリーニングボタンからのマニュアルクリーニング指示を受信したかを監視し、受信すると主制御部63を介してクリーニング制御部59にクリーニングを行わせる。
連続クリーニング判断部57は、ユーザが指定したタイミングで実行されるマニュアルクリーニングが、前回のマニュアルクリーニングの実行後まもなく、連続して実行された連続マニュアルクリーニングであるか否かを判断する。具体的には、受信部51あるいはマニュアルクリーニング指示受信部61を介してマニュアルクリーニング指示を受信すると、主制御部63は連続クリーニング判断部57を介して、前回のマニュアルクリーニングの実行後に印刷制御部58が行う印刷処理を監視する。そして次のマニュアルクリーニングを実行するまでに、行われた印刷処理が所定量であった場合には、そのマニュアルクリーニングを連続マニュアルクリーニングであると判断する。
クリーニング実行回数記憶部60は、図示せぬ不揮発性メモリ内に設定された領域であり、クリーニングカウント部56がカウントしたクリーニング実行回数を記憶する。
一方、ホストコンピュータ110は、送受信部112と、クリーニング実行回数取得部113とを備えている。図示せぬコマンド生成部によって生成された画像読取コマンド、印刷コマンド、クリーニング実行コマンド等の各種コマンドが送受信部112を介して複合処理装置1へ送信される。クリーニング実行回数取得部113は、送受信部112を介して複合処理装置1のクリーニング実行回数記憶部60に記憶されているクリーニング実行回数を送信するよう要求し、送信部64を介して実行回数を取得する。
図4は、クリーニング実行回数記憶部60の内部状態を示す模式図であり、クリーニングの種類及びカウンタ値(実行回数)を示す表である。
クリーニング実行回数記憶部60には、図4に示すように1〜9の項目についてクリーニングが用意されている。以下、これらの項目を「クリーニングカウンタ」として説明する。クリーニングカウンタの値は、指定されたクリーニングがどれだけ実行されたかを示すカウンタ値となっている。各カウンタ値は4byteのデータ量を有しており、複合処理装置1内部では、クリーニングカウンタの名称は、ここには示さない内部カウンタ番号で参照されるように構成されている。
なお、クリーニング実行回数記憶部60においては、初回電源オン時には、初期の不定値状態を解消するため全てのクリーニングカウンタが0初期化される。ここでは、クリーニング種類として、マニュアルクリーニング、複合処理装置1の電源投入時に実行される電源ON時クリーニング、ファームウェアにしたがって自動的に実行されるオートタイマクリーニング、インクカートリッジを交換したときに実行されるカートリッジ交換クリーニング、エラー状態から復帰したときに印刷ヘッドが未キャップであったときに実行されるヘッド未キャップクリーニング、クリーニングの実行中に中断された中断クリーニング、を挙げることとする。そして、これらのクリーニング種類にはそれぞれ複数レベルのインク消費量(以下、「モード」という。)が設定されており、所定のモードを閾値(ここでは、モード4)として、クリーニング種類毎に、比較的インク消費量が多いクリーニング(モード4以上)と、比較的インク消費量が少ないクリーニング(モード4未満)と、に分けてカウントするようになっている。また、マニュアルクリーニングは、インク消費量が多くモード4以上に該当するため、モード4以上/未満で切り分けるのではなく、通常のマニュアルクリーニングの実行回数と、連続マニュアルクリーニングの実行回数とに分けてカウントするように設定されている。
次に、図4〜6を参照して具体的なクリーニングの実行回数記憶処理について説明する。図5は、クリーニングの実行回数記憶処理を説明するためのフローチャートであり、図6は、実行されたマニュアルクリーニングが連続マニュアルクリーニングであるかを判断する処理を説明するためのフローチャートである。
ここでは、クリーニングボタンからマニュアルクリーニングが指示された場合について説明する。マニュアルクリーニング指示受信部61が、マニュアルクリーニング指示を受信すると(ステップS11:Yes)、主制御部63を介してクリーニング制御部59が印刷ヘッド19からモード4以上のインク消費量を伴うインク吸引を行い、印刷ヘッド19のクリーニングを実行する(ステップS12)。このとき、主制御部63は連続クリーニング判断部57を介して、マニュアルクリーニングの実行後に印刷制御部58が行う印刷処理の監視を開始する。そして、クリーニングカウント部56は、クリーニング実行回数記憶部60のクリーニングカウンタ「マニュアルクリーニング1回目」のカウンタ値に1カウントして、記憶する(ステップS13)。
その後、小切手Sの読取処理、裏面印刷処理等の通常処理が行われ(ステップS21)、再び、マニュアルクリーニング指示受信部61が次のマニュアルクリーニング指示を受信すると(ステップS22:Yes)、連続クリーニング判断部57は、印刷制御部58の監視の結果、ステップS21で実行された印刷が所定量を超えていれば(ステップS23:Yes)、次に実行されるマニュアルクリーニングは通常のマニュアルクリーニングであると判断し、クリーニングカウンタ「マニュアルクリーニング1回目」のカウンタ値に再び1カウントして、実行回数を2回とする(ステップS24)。具体的には、例えば連続クリーニング判断部57は、印刷処理の監視を開始して、前回のマニュアルクリーニングから50パス(1パスはキャリッジ1回走査で印刷される印刷量)の印刷を実行したか否かで判断することが可能である。
次に、クリーニング制御部59は印刷ヘッド19からモード4以上のインク消費量を伴うインク吸引を行い、印刷ヘッド19のクリーニングを実行する(ステップS26)。その後、連続クリーニング判断部57はパス数をリセットして、再び印刷制御部58が行う印刷処理を監視する。
一方、ステップS23で、連続クリーニング判断部57は、印刷制御部58の監視の結果、ステップS21で実行された印刷が所定量を超えていなければ(ステップS23:No)、次に実行されるマニュアルクリーニングは連続マニュアルクリーニングであると判断し、クリーニングカウンタ「マニュアルクリーニング連続2回目以降」のカウンタ値に1カウントして、実行回数を1回とする(ステップS25)。
次に、クリーニング制御部59は印刷ヘッド19からモード4以上のインク消費量を伴うインク吸引を行い、印刷ヘッド19のクリーニングを実行する(ステップS26)。その後、連続クリーニング判断部57はパス数をリセットして、再び印刷制御部58が行う印刷処理を監視する。
以降、複合処理装置1はクリーニング指示を受信すると、それに該当するクリーニングカウンタのカウンタ値をカウントして記憶し、指定されたクリーニングを実行するようになっている。なお、クリーニング指示を受信したが、クリーニング実行中にカバーオープン等のクリーニング中断要因が発生した場合には、クリーニングカウント部56は、クリーニングカウンタ「中断クリーニング」のカウンタ値に1カウントするので、クリーニング中断回数をカウントすることも可能である。
ところでユーザは、クリーニング実行回数記憶部60に記憶されたクリーニングカウンタのカウンタ値を確認したい場合には、ホストコンピュータ110のクリーニング実行回数取得部113を介して、カウンタ値を送信するよう要求すればよい。ホストコンピュータ110はカウンタ値を受信して図示せぬ表示部に表示すればユーザは、どのようなクリーニングが何回実行されたかを把握することが可能である。具体的には、連続マニュアルクリーニングの実行回数、クリーニングの中断回数、インク消費量がモード4以上のオートタイマクリーニングの実行回数等、を把握することが可能である。
また、複合処理装置1のセルフテストでカウンタ値を印刷できるようにすれば、ホストコンピュータ110を使用しなくてもカウンタ値を把握することができる。
このように、本実施形態では、マニュアルクリーニングが連続して実行された場合には、その連続回数をカウントすることが可能である。マニュアルクリーニングは1回で消費されるインク消費量が比較的多いため、連続してマニュアルクリーニングが実施されるとインクの消費が著しい。したがって、インクの減り具合に疑問を感じたユーザは、マニュアルクリーニングが連続して何回行われたのか確認することで、急激なインク減りの原因を調べることが可能となる。
また、本実施形態では、実行途中のクリーニングが中断された場合には、中断されたクリーニングの実行回数をカウントすることが可能である。クリーニングが途中で中断され、再度実行される場合には、中断された動作から再開するのではなく一連のクリーニングを最初から実行するように設定されている。したがって、クリーニングが中断されるまでに消費されたインクが無駄になるが、本実施形態では中断されたクリーニングの実行回数を把握できるので、インク減りの原因が複数回の中断クリーニングにあることを把握することが可能となる。
また、本実施形態では、インク消費量によって設定されているモードを用いて、閾値(モード4)を設定し、クリーニング種類毎にモード4以上/未満に分けてクリーニングカウンタが設けられている。つまり、インク消費量の多少で切り分けるのでクリーニング種類毎に全てのモード分のクリーニングカウンタを設ける必要がないので、クリーニングカウンタに必要なメモリ容量を少なくすることができる。さらに、クリーニングカウンタの保存時間を短くすることも可能である。
本実施形態の複合処理装置を示す斜視図である。 図1に示した複合処理装置における用紙搬送路を示す模式図である。 本実施形態の複合処理装置の内部処理を示した制御ブロック図である。 クリーニング実行回数記憶部の内部状態を示す模式図である。 クリーニングの実行回数記憶処理を説明するためのフローチャートである。 実行されたマニュアルクリーニングが連続マニュアルクリーニングであるかを判断する処理を説明するフローチャートである。
符号の説明
1:複合処理装置、11,12:画像読取装置、13:MICR、14:キャリッジ、19:印刷ヘッド、55:印刷バッファ、56:クリーニングカウント部、57:連続クリーニング判断部、58:印刷制御部、60:クリーニング実行回数記憶部、61:マニュアルクリーニング指示受信部、110:ホストコンピュータ、112:送受信部、113クリーニング実行回数取得部、S:小切手、P1,P2:用紙搬送路

Claims (8)

  1. インクを吐出させて印刷媒体に印刷を行う印刷手段と、
    前記インクを吐出する印刷ヘッドに対するクリーニングを行うクリーニング手段と、
    インク消費レベルが異なる複数種類のクリーニングの実行回数を、クリーニング指示に応じてカウントするクリーニングカウント部と、
    前記実行回数を記憶する記憶手段と、を有することを特徴とするインクジェットプリンタ。
  2. 前記クリーニングカウント部は、前記インク消費レベルが所定レベル以上である場合の前記実行回数と、前記インク消費レベルが所定レベル未満である場合の前記実行回数と、に分けてカウントすることを特徴とする請求項1に記載のインクジェットプリンタ。
  3. 前記クリーニング手段は、ユーザが指定したタイミングで前記クリーニングを行うよう設定され、
    前記クリーニングが、前回のクリーニングの実行後まもなく、連続して実行される連続クリーニングであるかを判断する連続クリーニング判断部を有し、
    前記クリーニングカウント部は、前記連続クリーニングの実行回数をカウントすることを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェットプリンタ。
  4. 前記クリーニング手段は、クリーニング中断指示に応じて実行途中の前記クリーニングを中断するよう設定され、
    前記クリーニングカウント部は、中断されたクリーニングの実行回数をカウントすることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のインクジェットプリンタ。
  5. インクを吐出させて印刷媒体に印刷を行う印刷手段を備え、前記インクを吐出する印刷ヘッドに対するクリーニングを行うインクジェットプリンタの制御方法であって、
    クリーニング指示に応じて、インク消費レベルが異なる複数種類のクリーニングの実行回数をカウントするカウントステップと、
    前記実行回数を記憶する記憶ステップと、を有することを特徴とするインクジェットプリンタの制御方法。
  6. 前記カウントステップにおいて、前記インク消費レベルが所定レベル以上である場合の前記実行回数と、前記インク消費レベルが所定レベル未満である場合の前記実行回数と、に分けてカウントすることを特徴とする請求項5に記載のインクジェットプリンタの制御方法。
  7. ユーザが指定したタイミングで前記クリーニングが行われた場合において、前記カウントステップの前には、前記クリーニングが、前回のクリーニングの実行後まもなく、連続して実行される連続クリーニングであるかを判断する判断ステップを有し、
    前記判断ステップにおいて、前回のクリーニングの実行後、所定量の印刷が実行されていれば前記連続クリーニングであると判断し、
    前記カウントステップにおいて、前記連続クリーニングの実行回数をカウントすることを特徴とする請求項5または6に記載のインクジェットプリンタの制御方法。
  8. クリーニング中断指示に応じて実行途中の前記クリーニングが中断された場合には、
    前記カウントステップにおいて、中断された前記クリーニングの実行回数をカウントすることを特徴とする請求項5〜7の何れかに記載のインクジェットプリンタの制御方法。

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