JP2007295368A - 導波管電力分配器 - Google Patents

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Abstract

【課題】設計が容易で良好な分配特性を有する導波管電力分配器を得る。
【解決手段】導波管1と、導波管1の幅広面から挿入されたプローブ3とを備えた導波管電力分配器において、導波管1は、プローブ3が挿入された位置に、幅広面の幅を部分的に狭めた導波管幅狭部4を有する。プローブ3が挿入された位置に、幅広面の幅を部分的に狭めた導波管幅狭部4を設けることにより、導波管端子5から見たインピーダンスを実数とすることができ、この結果、所望の分配特性を有する導波管電力分配器の設計が容易になる。
【選択図】図1

Description

本発明は、主としてマイクロ波帯およびミリ波帯で用いる電力分配器に関し、より詳細には導波管電力分配器に関する。
電力分配器は、高周波信号を分配および合成するために広く用いられている。低損失な電力分配器の構成としては、方形導波管の幅広面の管壁から、プローブを挿入して結合させる導波管電力分配器の構成が報告されている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載された導波管電力分配器は、複数のプローブを方形導波管の管内波長に等しい間隔で配置し、さらに、給電ピンの長さが方形導波管の端部に向かうにしたがって長くなるようにすることにより、高周波信号を等振幅で分配する構成を備えている。
特開平7−22838号公報
しかしながら、従来技術には次のような課題がある。特許文献1のような従来の導波管電力分配器において、インピーダンス整合と等振幅分配特性とを同時に実現するためには、各プローブのサセプタンス成分を考慮しながら、すべてのプローブの長さを変えて設計する必要がある。その結果、設計が非常に煩雑になるという問題があった。
本発明は上述のような課題を解決するためになされたもので、設計が容易で良好な分配特性を有する導波管電力分配器を得ることを目的とする。
本発明に係る導波管電力分配器は、導波管と、導波管の幅広面から挿入されたプローブとを備えた導波管電力分配器において、導波管は、プローブが挿入された位置に、幅広面の幅を部分的に狭めた導波管幅狭部を有するものである。
本発明によれば、プローブが挿入された位置に、幅広面の幅を部分的に狭めた導波管幅狭部を設けることにより、導波管端子から見たインピーダンスを実数とすることができ、設計が容易で良好な分配特性を有する導波管電力分配器を得ることができる。
以下、本発明の導波管電力分配器の好適な実施の形態につき、図面を用いて説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1における導波管電力分配器を示す断面図である。また、図2は、本発明の実施の形態1における図1の導波管電力分配器のA−A’断面図である。さらに、図3は、本発明の実施の形態1における図1の導波管電力分配器のB−B’断面図である。ここで、図1に示した断面図は、図2および図3におけるC−C’断面図に相当する。
これらの図1〜図3において、導波管電力分配器は、導波管に相当する方形導波管1、同軸線路2、プローブ3、方形導波管1の側壁に設けられた金属隔壁4、方形導波管1に設けられた導波管端子5a、5b、および同軸線路2に設けられた同軸端子6を備えている。
同軸線路2の先端に設けられたプローブ3を、方形導波管1の幅広面の中央部から垂直に挿入することにより、方形導波管1と同軸線路2との間の高周波信号を結合させる構造となっている。また、金属隔壁4は、方形導波管1のプローブ3が挿入された位置の幅広面の幅を狭めるように、方形導波管1の側壁から導波管内部に突き出す形で設けられており、導波管幅狭部に相当する。
図4は、本発明の実施の形態1における導波管電力分配器の導波管端子5aから見たインピーダンス特性(スミスチャート)の計算結果を示す図である。ここで、図4は、2つのインピーダンス特性101、102を示している。インピーダンス特性101は、金属隔壁4を設けない場合のプローブ3の位置におけるインピーダンス特性を示したものである。これに対して、インピーダンス特性102は、金属隔壁4を設けた場合のプローブ3の位置におけるインピーダンス特性を示したものである。
インピーダンス特性101は、プローブ3の寄生サセプタンスの影響により、インピーダンス特性が容量性となっている。これに対し、インピーダンス特性102は、金属隔壁4を設けることにより、設計周波数付近におけるインピーダンスが実数になっていることがわかる。
次に、本実施の形態1における導波管電力分配器の動作について説明する。
導波管端子5aから方形導波管1に入力された高周波信号は、一部がプローブ3に結合して同軸線路2を通って同軸端子6に出力され、残りは、そのまま方形導波管1を伝搬して導波管端子5bに出力される。
このとき、先の図4に示したように、方形導波管1内のプローブ3が挿入された位置に金属隔壁4を設け、方形導波管1の幅広面の幅を狭めることにより、導波管端子5aから見たインピーダンスを実数にすることができる。このため、プローブ3が有するサセプタンスによる反射が生じることなく、導波管端子5bと同軸端子6の負荷に応じた分配比で高周波信号を分配することが可能となる。
以上のように、実施の形態1によれば、方形導波管内のプローブが挿入された位置に、方形導波管の幅広面の幅を部分的に狭める金属隔壁を設けることにより、導波管端子から見たインピーダンスを実数とすることができる。この結果、高周波信号の分配比は、導波管端子と同軸端子との負荷で決まることとなり、所望の分配特性を有する導波管電力分配器の設計が容易になる。
なお、本実施の形態1における図1〜図3に示した例では、プローブが挿入された位置の方形導波管の幅広面の幅を狭めるために、プローブの両側に金属隔壁を設けたが、金属隔壁をプローブの片側のみに設けた場合にも、両側に設けた場合と同様の効果が得られる。
また、図5および図6は、本発明の実施の形態1における別の導波管電力分配器を示す断面図である。図1〜図3では、プローブ3が挿入された位置の方形導波管1の幅広面の幅を狭めるために、プローブ3の両側に金属隔壁4を設けた。これに対して、図5および図6では、導波管幅狭部として金属隔壁4に代えて金属ポスト7を設けており、このような構成によっても同様の効果が得られる。
また、本実施の形態1では、プローブ3を方形導波管1の幅広面の中央部に挿入したが、方形導波管1の側壁に寄せた位置に挿入してもよい。
実施の形態2.
図7は、本発明の実施の形態2における導波管電力分配器を示す断面図である。また、図8は、本発明の実施の形態2における図7の導波管電力分配器のB−B’断面図である。ここで、図7に示した断面図は、図8におけるA−A’断面図に相当する。本実施の形態2における導波管電力分配器は、先の実施の形態1における導波管電力分配器を複数並べ、それぞれの導波管端子同士を直列に接続したものである。
図7および図8は、3つの導波管電力分配器を直列接続した場合を示している。そして、この導波管電力分配器は、方形導波管1、同軸線路2a〜2c、プローブ3a〜3c、方形導波管1の側壁に設けられた金属隔壁4a〜4c、方形導波管1に設けられた導波管端子5、および同軸線路2a〜2cにそれぞれ設けられた同軸端子6a〜6cを備えている。さらに、この導波管電力分配器は、方形導波管1の導波管端子5とは反対側の端部に設けられた導波管短絡部8を備えている。
同軸線路2a〜2cのそれぞれの先端に設けられたプローブ3a〜3cを、それぞれ方形導波管1の幅広面の中央部から垂直に挿入することにより、方形導波管1と同軸線路2a〜2cのそれぞれと間の高周波信号を結合させる構造となっている。複数のプローブ3a〜3cは、使用周波数における方形導波管1の管内波長のおよそ1/2の整数倍の間隔で配置されている。
また、導波管短絡部8は、3つのプローブ3a〜3cの中で導波管端子5から最も遠いプローブ3cから、使用周波数における方形導波管1の管内波長のおよそ1/4離れた位置に設けられている。一方、複数の導波管幅狭部に相当する金属隔壁4a〜4cは、それぞれ方形導波管1のプローブ3a〜3cが挿入された位置の幅広面の幅を狭めるように、方形導波管1の側壁から導波管内部に突き出す形で設けられている。
次に、実施の形態2における導波管電力分配器の動作について説明する。
導波管端子5から方形導波管1に入力された高周波信号は、一部がプローブ3a〜3cに結合しながら方形導波管1を伝搬し、方形導波管1の反対側の端面に設けられた導波管短絡部8で反射されて、方形導波管1内に定在波を形成する。
この定在波の電磁界分布に対して、プローブ3a〜3cは、電界の強い位置(定在波の腹)に挿入されているため、方形導波管1内を伝搬する高周波信号を効率よくプローブ3a〜3cに結合させることができる。
さらに、方形導波管1内のプローブ3a〜3cが挿入された位置のそれぞれに、方形導波管1の幅広面の幅を部分的に狭める金属隔壁4a〜4cを設けることにより、導波管端子5から見たインピーダンスを実数にすることができる。このため、プローブが有するサセプタンスによる反射が生じることなく、方形導波管1から同軸端子6a〜6c側を見た負荷に応じた分配比で高周波信号を分配することができる。
この実施の形態2において、プローブ3a〜3cおよび金属隔壁4a〜4cの形状を同一にし、同軸端子6a〜6cを終端する負荷を等しくすれば、方形導波管1から同軸端子6a〜6c側を見た負荷がすべて等しい抵抗分のみとなり、同軸端子6a〜6cから等振幅の信号を取り出すことができる。
また、方形導波管1に挿入するプローブ3a〜3cの長さを調整するか、もしくは、プローブ3a〜3cを挿入する位置を方形導波管1の管軸に垂直な方向に調整することにより、方形導波管1と同軸線路2a〜2c間の結合量を変化させることができる。このため、プローブ3a〜3cの長さおよび挿入位置と、金属隔壁4a〜4cの寸法とを適切に選ぶことにより、導波管端子5とインピーダンス整合のとれた導波管電力分配器を実現することができる。
また、プローブ3a〜3cを方形導波管1の管内波長のおよそ1/2の間隔で配置した場合には、隣り合う同軸端子から取り出される信号間の位相は、逆相となる。一方、プローブ3a〜3cを方形導波管1の管内波長にほぼ等しい間隔で配置した場合には、隣り合う同軸端子から取り出される信号間の位相は、同相となる。
以上のように、実施の形態2によれば、方形導波管内の複数のプローブが挿入された位置のそれぞれに、方形導波管の幅広面の幅を部分的に狭める金属隔壁を設けたため、導波管端子から見たインピーダンスを実数にすることができる。この結果、方形導波管から同軸端子側を見た負荷が抵抗分のみとなり、サセプタンス成分に応じた各プローブの調整が不要となり、所望の分配特性を有する導波管電力分配器の設計が容易になる。
さらに、等振幅の信号に分配する場合には、複数のプローブのそれぞれ、および複数の金属隔壁のそれぞれの形状が同一となるため、構造が簡単になる。
なお、本実施の形態2における図7、図8に示した例では、プローブ3a〜3cが挿入されたそれぞれの位置の方形導波管1の幅広面の幅を狭めるために、プローブ3a〜3cのそれぞれの両側に金属隔壁4a〜4cを設けたが、金属隔壁4a〜4cをプローブ3a〜3cの片側のみに設けた場合にも、両側に設けた場合と同様の効果が得られる。
また、本実施の形態2における図7、図8に示した例では、プローブ3a〜3cが挿入された位置の方形導波管1の幅広面の幅を狭めるために、プローブ3a〜3cの両側に金属隔壁4a〜4cを設けた。これに対して、導波管幅狭部として金属隔壁4a〜4cに代えて金属ポスト(図示せず)を設けた場合にも、同様の効果が得られる。
実施の形態3.
図9は、本発明の実施の形態3における導波管電力分配器を示す断面図である。また、図10は、本発明の実施の形態3における図9の導波管電力分配器のB−B’断面図である。ここで、図9に示した断面図は、図10におけるA−A’断面図に相当する。本実施の形態3における導波管電力分配器は、先の実施の形態2の構成において、複数の導波管幅狭部である金属隔壁4a〜4cの中で、導波管短絡部8に最も近い金属隔壁4cの寸法、および導波管短絡部8の位置を変えたものである。ここで、導波管短絡部8に最も近い金属隔壁4cは、端部側導波管幅狭部に相当する。
本実施の形態3における図9および図10の導波管電力分配器は、導波管短絡部8をプローブ3cから使用周波数における方形導波管1の管内波長のおよそ1/4よりも近い位置に設けている。この場合、方形導波管1のプローブ3cを挿入した位置から、導波管短絡部8を見たアドミタンスが誘導性サセプタンス成分を有する。
したがって、図9に示すように、金属隔壁4cの凸部を小さくして、方形導波管1のプローブ3cを挿入した位置の幅広面の幅を、実施の形態2に比べて広くして、プローブ3cが容量性サセプタンスを有するようにする。この結果、プローブ3cの容量性サセプタンスと導波管短絡部8の誘導性サセプタンスとが互いに打ち消し合うため、実施の形態2と同様の効果を有する導波管電力分配器が得られる。
以上のように、実施の形態3によれば、導波管短絡部に最も近い端部側導波管幅狭部に相当する金属隔壁の凸部の寸法を小さくすることにより、その金属隔壁から導波管短絡部までの長さを短くして、先の実施の形態2と同様の効果を得ることができる。この結果、導波管電力分配器を小形化することができる。
実施の形態4.
本実施の形態4では、誘電体基板を備えた導波管を用いる場合について説明する。図11は、本発明の実施の形態4における導波管電力分配器を示す断面図である。本実施の形態4における導波管電力分配器は、先の実施の形態1〜3における導波管電力分配器と比較すると、方形導波管1として誘電体基板9を備えている点が主に異なる。
また、図12は、本発明の実施の形態4における図11の導波管電力分配器の誘電体基板9の上面図である。また、図13は、本発明の実施の形態4における図11の導波管電力分配器の誘電体基板9の下面図である。さらに、図14は、本発明の実施の形態4における図11の導波管電力分配器のA−A’断面図である。ここで、図11に示した断面図は、図12ないし図14におけるB−B’断面図に相当する。
図11〜図14の導波管電力分配器は、方形導波管1、プローブ3a〜3c、方形導波管1の側壁に設けられた金属隔壁4a〜4c、方形導波管1に設けられた導波管端子5、導波管短絡部8、誘電体基板9、金属シャーシ10、地導体パターン11、スルーホール12a〜12c、ストリップ導体パターン13a〜13c、およびマイクロストリップ端子14a〜14cを備えている。
シャーシに相当する金属シャーシ10は、金属の他、表面がめっきされた誘電体など、表面に導電性を有するものであればよい。地導体パターン11は、誘電体基板9の下面に形成されている。そして、掘り込みを設けた金属シャーシ10の上に、地導体パターン11を金属シャーシ10側に設けた誘電体基板9を重ねることにより、方形導波管1を構成している。さらに、スルーホール12a〜12cが、誘電体基板9に形成されている。
そして、このスルーホール12a〜12cには、それぞれプローブ3a〜3cが挿入され、はんだ、あるいは導電性接着剤などで固定されている。また、ストリップ導体パターン13a〜13cが、誘電体基板9の上面に形成され、それぞれスルーホール12a〜12cに接続されている。
誘電体基板9と地導体パターン11とストリップ導体パターン13a〜13cから、それぞれマイクロストリップ線路が構成され、マイクロストリップ端子14a〜14cを端部に有している。また、図11に示すように、スルーホール12a〜12cは、地導体パターン11とは接続されていない。
本実施の形態4では、誘電体基板9および金属シャーシ10により方形導波管1を構成している。また、プローブ3a〜3cが、それぞれスルーホール12a〜12cを介して、ストリップ導体パターン13a〜13cに接続されている。
方形導波管1のプローブ3a〜3cが挿入される位置には、金属シャーシ10に掘り込みで形成された金属隔壁4a〜4cが導波管幅狭部として設けられており、導波管端子5から見たインピーダンスを実数にすることができる。この結果、実施の形態2あるいは実施の形態3と同様の動作原理による、出力がマイクロストリップ線路で構成された導波管電力分配器を得ることができる。
なお、上述の実施の形態4では、1つのプローブから1つのストリップ導体パターンに接続される場合を説明したが、複数のストリップ導体パターンを接続するように構成することもできる。図15は、本発明の実施の形態4における複数のストリップ導体パターンを有する導波管電力分配器の誘電体基板9の上面図である。このような構成にすれば、分配数の多い多分配器を、小形に構成できる。
さらに、誘電体基板を備えた本実施の形態4における導波管を、先の実施の形態2または3における方形導波管1として用いることが可能である。すなわち、本実施の形態4の導波管電力分配器において、金属隔壁4a〜4cをプローブ3a〜3cの両側ではなく片側のみに設けた場合にも、同様の効果が得られる。また、導波管幅狭部として金属隔壁4a〜4cに代えて金属ポスト(図示せず)を設けた場合にも、同様の効果が得られる。
さらに、導波管短絡部に最も近い端部側導波管幅狭部に相当する金属隔壁の凸部の寸法を小さくすることにより、その金属隔壁から導波管短絡部までの長さを短くして、先の実施の形態2と同様の効果を得ることができる。この結果、導波管電力分配器を小形化することができる。
以上のように、実施の形態4によれば、誘電体基板と、導波管幅狭部を有するシャーシとを備えた導波管を用いることにより、プローブから直接マイクロストリップ線路に接続される構成を有する導波管電力分配器を実現でき、先の実施の形態2、3と同様の効果を得ることができる。この結果、マイクロストリップ線路出力の導波管電力分配器を薄型化することができる。さらに、金属シャーシに直接誘電体基板を重ねて方形導波管を構成することにより、構成部品が少なく構造が簡単になる。
本発明の実施の形態1における導波管電力分配器を示す断面図である。 本発明の実施の形態1における図1の導波管電力分配器のA−A’断面図である。 本発明の実施の形態1における図1の導波管電力分配器のB−B’断面図である。 本発明の実施の形態1における導波管電力分配器の導波管端子から見たインピーダンス特性の計算結果を示す図である。 本発明の実施の形態1における別の導波管電力分配器を示す断面図である。 本発明の実施の形態1における別の導波管電力分配器を示す断面図である。 本発明の実施の形態2における導波管電力分配器を示す断面図である。 本発明の実施の形態2における図7の導波管電力分配器のB−B’断面図である。 本発明の実施の形態3における導波管電力分配器を示す断面図である。 本発明の実施の形態3における図9の導波管電力分配器のB−B’断面図である。 本発明の実施の形態4における導波管電力分配器を示す断面図である。 本発明の実施の形態4における図11の導波管電力分配器の誘電体基板の上面図である。 本発明の実施の形態4における図11の導波管電力分配器の誘電体基板の下面図である。 本発明の実施の形態4における図11の導波管電力分配器のA−A’断面図である。 本発明の実施の形態4における複数のストリップ導体パターンを有する導波管電力分配器の誘電体基板の上面図である。
符号の説明
1 方形導波管(導波管)、2、2a〜2c 同軸線路、3、3a〜3c プローブ、4、4a〜4c 金属隔壁(導波管幅狭部)、5、5a、5b 導波管端子、6、6a〜6c 同軸端子、7 金属ポスト(導波管幅狭部)、8 導波管短絡部、9 誘電体基板、10 金属シャーシ(シャーシ)、11 地導体パターン、12a〜12c スルーホール、13a〜13c ストリップ導体パターン、14a〜14c マイクロストリップ端子。

Claims (7)

  1. 導波管と、
    前記導波管の幅広面から挿入されたプローブと
    を備えた導波管電力分配器において、
    前記導波管は、前記プローブが挿入された位置に、前記幅広面の幅を部分的に狭めた導波管幅狭部を有することを特徴とする導波管電力分配器。
  2. 請求項1に記載の導波管電力分配器において、
    前記導波管は、
    一方の面にストリップ導体パターンが形成され、他方の面に地導体パターンが形成され、前記一方の面に形成された前記ストリップ導体パターンと接続され、前記他方の面に形成された前記地導体パターンとは接続されないように、両面の間にスルーホールが形成された誘電体基板と、
    掘り込みが形成された導電性を有するシャーシと
    を含み、前記誘電体基板の前記地導体パターンが形成された面と、前記シャーシの前記掘り込みが形成された面とを互いに対向するように重ね合わせて構成され、
    前記プローブは、前記導波管の幅広面に設けられた前記スルーホールに挿入され、
    前記導波管幅狭部は、前記プローブが挿入された位置に対応して前記シャーシに形成される前記掘り込みの幅を部分的に狭めることにより形成される
    ことを特徴とする導波管電力分配器。
  3. 請求項2に記載の導波管電力分配器において、
    前記誘電体基板は、前記スルーホールと接続される前記ストリップ導体パターンを、前記スルーホールに挿入されたプローブごとに複数有することを特徴とする導波管電力分配器。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の導波管電力分配器において、
    前記導波管は、管内波長の1/2の整数倍の間隔で複数の導波管幅狭部を有し、
    前記プローブは、前記複数の導波管幅狭部のそれぞれに対応して複数配置される
    ことを特徴とする導波管電力分配器。
  5. 請求項4に記載の導波管電力分配器において、
    前記導波管は、一方の端部に導波管短絡部を備え、
    前記複数の導波管幅狭部の中で前記導波管短絡部に最も近い端部側導波管幅狭部は、前記導波管短絡部から前記導波管の管内波長の1/4の奇数倍の位置に設けられる
    ことを特徴とする導波管電力分配器。
  6. 請求項4または5に記載の導波管電力分配器において、
    前記複数の導波管幅狭部は、すべて同一の形状を有し、
    前記複数の導波管幅狭部のそれぞれに対応して複数配置された前記プローブは、すべて同一の長さを有する
    ことを特徴とする導波管電力分配器。
  7. 請求項5に記載の導波管電力分配器において、
    前記端部側導波管幅狭部は、前記端部側導波管幅狭部以外の導波管幅狭部の幅よりも広く構成されるとともに、前記導波管短絡部から前記導波管の管内波長の1/4よりも近い位置に設けられることを特徴とする導波管電力分配器。
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