JP2007294561A - フレキシブル回路基板による接続構造を有する光モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】フレキシブル基板の折り曲げ時の信号ラインの破損を防ぎ、かつフレキシブル基板上の信号ラインを短くして、より高周波特性を良好にする。
【解決手段】回路基板とOSA(Optical Sub-Assembly)とを、インピーダンスマッチング可能なフレキシブル基板100を使用して接続する。フレキシブル回路基板100は、回路基板に接続する実装ランド部111にスルーホール110を有し、そのスルーホール110を介して信号ラインを実装ランド部111の裏側に引き回す。裏面側では、裏面側銅箔105により信号ラインが形成され、その上に裏面側カバーレイ109が付与される。フレキシブル基板100を折り曲げると、実装ランド部111の境界Qで折れ曲がる。境界Qには裏面側カバーレイ109が付与されているため、信号ラインが断線することがなく、またOSAと回路基板とが近くなって信号ラインが短くなり、高周波特性が良好になる。
【選択図】図1

Description

本発明は、フレキシブル回路基板による接続構造を有する光モジュールに関し、より詳細には、光サブアセンブリと回路基板との接続構造に特徴を有する光モジュールに関する。
光モジュールは、LD(Laser Diode)やPD(Photodiode)の他にそれらを制御する回路が搭載された回路基板で構成され、小型化や伝送レートの高速化が望まれる。また、LDやPDは単体で実装するのではなく、他の光学部品とともに集積化されたアセンブリ品となっている。このようなアセンブリ品は、光サブアセンブリ(以下、OSA:Optical Sub-Assembly)と呼ばれる。
OSAは、ガラス封止されたリードピンによりそのOSA内部の信号を外部に伝達する。その信号には、単なる制御信号だけでなく伝送信号も含まれ、インピーダンスマッチングが施された高周波特性が重要である。
図8は、光モジュールにおける回路基板とOSAとの接続構成例を説明するための図で、図中、10はOSA、11はリードピン、20は半田、200は回路基板である。OSA10を回路基板200に接続する場合、一般的には、回路基板200に対してOSA10のリードピン11を半田20により接続する構成が採られる。
しかし、リードピン11はインダクタ成分で構成されるため、他の部分でインピーダンス補正を行う必要がある。また光モジュールが高速化されて、例えば10Gbpsもしくはそれ以上の高駆動周波数による伝送ともなれば、それすらも補正することができなくなる。
このような課題に対して、折り曲げ可能なフレキシブル回路基板(以下、フレキ基板という)を用いてOSA10と回路基板200とを接続し、フレキ基板上でインピーダンスマッチングを行うことが行われてきた。
図9及び図10は、フレキ基板の断線を回避するための従来の構成例をそれぞれ示す図で、図中、30は接着剤、100はフレキ基板である。
OSA10と回路基板200とをフレキ基板100により接続するときに、フレキ基板100を折り曲げる位置が、実装ランド部のように銅箔が露出している領域にあれば、その銅箔が断線することがある。そこで、銅箔が露出している部分を折り曲げないように、図9に示すように接着剤30を用いて補強し、接着剤30が付与されていない部分Rでフレキ基板100が折れ曲がるようにしている。
あるいは、図10に示すように、回路基板200の裏面(下面)を実装面として、回路基板200の端部を使ってフレキ基板100を曲げるようにする。そしてこのときに、フレキ基板100の折り曲げ位置Sを実装ランドから離すようにし、この折り曲げ部を図示しないカバーレイで補強する構成がとられている。
上記のようなフレキ基板の接続構成に関し、例えば特許文献1には、電気部品基板のリード電極に接続して折り曲げて使用したときに、その導電パターンに断線が生じることがないように、電極端子部とカバーフィルムの境界部分にさらに他のカバーフィルムを被覆したフレキシブル基板が開示されている。
また特許文献2には、液晶パネル基板の端子にフレキ基板を導電接着剤で導電接続後、フレキ基板を紫外線硬化樹脂で覆って紫外線硬化させることにより、接続部分を補強する導電接続方法が開示されている。
さらに特許文献3には、フレキ基板のニッケルメッキ及び金メッキの一部をカバーレイで覆い、電極として接続された領域を除く露出領域をシリコン樹脂からなる端子モールドにて保護することにより、カバーフィルムの端縁近傍の折り曲げ箇所に集中しやすい応力を分散させるようにしたフレキシブル回路基板が開示されている。
特開2005−050971号公報 特開平5−061063号公報 特開2004−193466号公報
図9及び図10に示したような従来の構成は、OSA10と回路基板200との距離が大きいため、OSA10と回路基板200からなる光モジュールの小型化の妨げになるという問題があった。このため、OSA10と回路基板200とを、光モジュールの筐体の内部にコンパクトに納めることができずに、光モジュール自体の小型化が阻害されていた。
また上記特許文献1のフレキシブル回路基板では、電極端子部とカバーフィルムとの境界部分にさらに他のカバーフィルムを被覆することにより、折り曲げ時の曲率半径が大きくなるようにしている。しかしながら、特許文献1のフレキシブル回路基板は、カバーフィルムの被覆側を内側とする一定の方向にしか折り曲げることができず、汎用性に乏しいという課題がある。また折り曲げ時の曲率半径が大きいので、回路基板とOSAとの距離が長くなって、光モジュールの小型化の妨げになる、という問題も生じる。
また上記特許文献2の導電接続方法は、フレキシブル回路基板と外部回路との接続部分をUV硬化樹脂で補強するため、接続後にUV硬化樹脂を塗布して紫外線により硬化させる必要が生じ、工程が増える。またUV硬化樹脂で補強した部分は、折り曲げることはできないので、回路基板とOSAとの距離が長くなって、光モジュールの小型化の妨げになる、という問題が生じる。
さらに上記特許文献3のフレキシブル回路基板は、カバーフィルムの端縁近傍の折り曲げ箇所に集中しやすい応力を分散させるために、端子モールド用のシリコン樹脂を付与する必要が生じる。この場合、フレキシブル回路基板の電極端子部を電気部品基板に接続した後に、端子モールドのシリコン樹脂を塗布する工程が増えて非合理的となる。
本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたもので、OSAと回路基板とフレキシブル基板で接続する接続構造において、フレキシブル回路基板の折り曲げ時の信号ラインの破損を防ぎ、かつOSAと回路基板との距離を短くすることにより、フレキシブル回路基板上の信号ラインを短くして、より高周波特性が良好になるようにしたフレキシブル回路基板による接続構造を有する光モジュールを提供することを課題とする。
本発明のフレキシブル回路基板による接続構造を有する光モジュールは、回路基板と光サブアセンブリとを、インピーダンスマッチング可能なフレキシブル回路基板を使用して接続するための構造を有する。そしてフレキシブル回路基板は、回路基板に接続する実装ランド部にスルーホールを有し、そのスルーホールを介して信号ラインを実装ランド部の裏側に引き回し、引き回した信号ラインの上にカバーレイを有することを特徴としている。
また本発明のフレキシブル回路基板による接続構造を有する光モジュールは、実装ランド部の近傍でフレキシブル基板が折り曲げられ、その折り曲げられた部分に少なくともカバーレイを有することを特徴としている。
本発明によれば、フレキシブル基板の折り曲げ時の信号ラインの破損を防ぎ、かつ光サブアセンブリと回路基板との距離を短くすることにより、フレキシブル回路基板上の信号ラインを短くして、より高周波特性を良好にすることができる。
特に本発明では、回路基板との接続部付近のフレキシブル回路基板の折り曲げ部に接着剤を用いることなく、フレキシブル回路基板の実装ランド部にスルーホールを設け、信号ラインを実装ランド部と反対側の面に引き回してその上にカバーレイを設ける。これにより、結果としてフレキシブル回路基板の折曲げ部にカバーレイを施すことができるので、信号ラインが断線することなくフレキシブル回路基板を折り曲げることができるようになる。
このときに、フレキシブル回路基板と回路基板間を接続する実装ランド部近傍でフレキシブル基板を折り曲げることにより、フレキシブル回路基板上の信号ラインを短くすることができるので、より高周波特性を良くすることができる。
図により本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明の接続構造を実現するフレキシブル回路基板の構成例を示す断面構成図で、図中、100はフレキシブル回路基板(フレキ基板)、101はフレキ材、102は表面側銅箔、103は表面側ニッケルメッキ層、104は表面側無電解金メッキ層、105は裏面側銅箔、106は裏面側ニッケルメッキ層、107は裏面側無電解金メッキ層、108は裏面側接着剤層、109は裏面側カバーレイ、110はスルーホール(ヴィアホール)、111は実装ランド部である。
フレキ基板100は、接続先の回路基板に対する接続部となる実装ランド部111を備えている。ここで本明細書においては、実装ランド部111が設けられた面を表面とし、実装ランド部111と反対の面を裏面とする。またフレキ基板100の実装ランド部111の先端側(図1の左側)を外側とし、その反対方向(図1の右側)を内側とする。
フレキ基板100の実装ランド部111となる領域には、フレキ材101の表面に表面側銅箔102が積層される。実装ランド部111では、相手基板に電気的に接続するためカバーレイを接着しない。この場合、表面側銅箔102の酸化を防止するために、表面側銅箔102をカバーレイではなく別のもので保護する必要がある。
図1の構成では、金メッキ処理を施すためにニッケルメッキを挟むようにしている。すなわち、表面側銅箔102の上に表面側ニッケルメッキ層103を介して、表面側無電解金メッキ層104が形成されている。表面側ニッケルメッキ層103は、表面側無電解金メッキ層104と表面側銅箔102との密着性を向上させるために設けられる。
金メッキ処理以外に表面側銅箔102を保護する構成としては、半田レベラーと言われる半田を表面側銅箔102に実装する構成、あるいはフラックスにより表面側銅箔102をコーティングする構成のものがある。これらには、それぞれ一長一短があるが、長期保存特性や信頼性から、金メッキ処理が最もポピュラーに用いられる。
一般的に、表面側無電解金メッキ層104の厚さは0.1μm以下であるのに対し、ニッケルメッキ層103の厚さは3.0〜8.0μmになる。また表面側銅箔102の厚さは18μm程度である。
実装ランド部111には、スルーホール110が設けられている。また実装ランド部111の裏面側では、フレキ材101の上に裏面側銅箔105が設けられ、この裏面側銅箔105によって信号ラインが形成される。すなわち裏面側銅箔105によって形成された信号ラインは、スルーホール110を介して表面側無電解金メッキ層104に電気的に接続し、さらに後述する回路基板の実装ランド部に電気的に接続される。言い換えれば、実装ランド部111に形成されたスルーホール110を介して、信号ラインが実装ランド部111からその裏面側に引き回されていることになる。なおスルーホール110の内部は、図示しないが銅/ニッケル/金の三層構造となっている。
また裏面側無電解金メッキ層107及び裏面側ニッケルメッキ層106の内側の領域には、裏面側銅箔105を保護するための裏面側カバーレイ109が設けられる。裏面側カバーレイ109は裏面側接着剤層108によって裏面側銅箔105に積層固定されている。
ここで表面側銅箔102、表面側ニッケルメッキ層103及び表面側無電解金メッキ層104が積層された領域の内側端縁をqとする。端縁qは、図1の紙面の奥行き方向に線上に存在する。そしてqを通りフレキ材101の面方向に直交する面を境界Qとする。
境界Qは、裏面側銅箔105による信号ラインが横断する境界である。このときに裏面側カバーレイ109は、実装ランド部111の電極領域の裏面側に相当する領域の少なくとも一部を覆うものとし、特にその実装ランド部111の裏面側に相当する領域と他の領域との境界線のうち、スルーホール110に接続する信号ラインが横断する境界Qを少なくとも含む領域を覆うものとする。なお、上記実装ランド部111の裏面側に相当する領域とは、実装ランド部111の電極領域を、フレキ基板100の面方向に直交する方向に投影した裏面側の領域である。
図2は、上記図1に示したフレキ基板100と、フレキ基板100を接続する回路基板200の構成例を説明するための図である。
回路基板200は、ガラスエポキシ材等によるメインボード基材201の上に、銅箔202により信号ラインが形成されている。また実装ランド部206及び実装ランド部206以外の電極部を除く領域は、レジスト205によって保護されている。レジスト205が塗布されていない領域では、上記のフレキ基板100と同様に、ニッケルメッキ層203を形成した上に無電解金メッキ層204による電極が形成されている。
フレキ基板100の実装ランド部111は、回路基板200の実装ランド部206と同等もしくは小さい構造とされ、フレキ基板100と回路基板200とは、それぞれの実装ランド部111,206により互いに電気的に接続される。
図3は、回路基板に対してフレキ基板を接続して実装したときの状態を説明するための図で、上記図2に示したようなフレキ基板100の実装ランド部111と、回路基板200の実装ランド部206とを半田20によって接続した構成を示している。この状態で、例えば光モジュールの筐体内部等に実装するために、フレキ基板100を鋭角に折り曲げるものとする。
本実施形態の構成では、フレキ基板100を折り曲げたときに、フレキ基板100は、ほぼ実装ランド部111の境界Qの位置で折れ曲がる。
フレキ基板100の境界線Qは、表面側ニッケルメッキ層103の内側端部位置にあるため、表面側ニッケルメッキ層103、及び裏面側ニッケルメッキ層106が折れ曲がることはない。また折り曲げ位置の信号ラインは、裏面側カバーレイ109で覆われている裏面側銅箔105により形成されているため、信号ラインが断線することはなく、折り曲げの信頼性を確保することができる。
図4は、OSAと回路基板との接続に使用されるフレキ基板の構成例を示す図で、図4(A)はフレキ基板100をカバーレイ側から見た図、図4(B)はフレキ基板100の側面模式図、図4(C)はフレキ基板100を実装ランド部111側から見た図である。図4のフレキ基板100は、複数の実装ランド部111を備え、各実装ランド部111は、上記図1〜図3と同じ積層構成を備えている。なお図4(B)は、スルーホール112が配設された部分の断面を説明するための模式図で、煩雑にならないようにニッケルメッキや接着剤による接着層の図示を省略してある。
図4(A)に示すように、4本の裏面側銅箔105により信号ラインを構成し、その上に裏面側カバーレイ109を施す。そしてこれら4本の裏面側銅箔105の実装ランド部側端部には、それぞれスルーホール110が設けられる。スルーホール110は、図4(C)に示す実装ランド部111の無電解金メッキ層104(図1参照)に接続されている。そして図4(A)に示すスルーホール110上には、裏面側カバーレイ109が設けられていない。
また図4(C)に示すように、フレキ基板100の表面側には、銅箔のベタ面113と、実装ランド部111とが形成されている。銅箔のベタ面113上には、さらに表面側カバーレイ114が施されている。
そして裏面側銅箔105による信号ライン上には、さらに他のスルーホール112がそれぞれ設けられている。各スルーホール112は、裏面側銅箔105による信号ラインと、表面側の銅箔のベタ面113とを接続している。
図5は、図4に示すフレキ基板を用いて回路基板にOSAを実装した状態を示す斜視概略図で、図中、10は光送信用OSA、11はリードピンである。
光送信用OSAは、LDとそのパワーをモニタするPDとにより構成され、LDアノード/PDカソード共通ピン、LDカソード用ピン、PDアノード用ピン、およびGNDピンの4本のリードピン11を備えるものとする。
そして、フレキ基板100に備えられたスルーホールのうち、実装ランド部111と反対側の信号ライン端部に設けられた4つのスルーホール112に、4本のリードピン11をそれぞれ実装することにより、OSA10とフレキ基板100とが接続される。
そしてこれら4本のリードピン11のうち、3番ピンをGNDとしたとき、そのリードピン11がスルーホール112を介して銅箔のベタ面113に接続されることにより、銅箔のベタ面113はGNDとなる。その結果、GNDに接続する信号ラインを除くその他の信号ラインは、その幅及び金属層厚、さらには隣接金属パターン(通常はGNDラインの場合が多い)を調整することで、インピーダンスマッチングされた信号ラインを構成することが可能となる。
そして、他のリードピン11のうち、1番ピンをLDアノード/PDカソード共通ピンとし、2番ピンをLDカソード用ピンとし、4番ピンをPDアノード用ピンとすれば、高周波特性が必要な2番ピンに対してインピーダンスを考慮した設計をすればよい。これら4本のリードピン11のうち、高周波信号がそのライン上を伝播するのは、2番のLDカソード用ピンのみであるためである。
1番のLDアノード/PDカソード共通ピンは、LDのバイアス電源とされ(DC電源)、4番のPDアノードピンにはLDからの発光強度を積分した強度に対応する光電流(ほぼDC)が伝送される。そして2番のLDカソードピンにのみ、数GHz(10GHzの場合もある)に達する高周波信号が伝播する。
図6は、図5に示す実装状態を側面から見た概略図である。フレキ基板100を回路基板200に接続する部分は、上記図3にて説明したように、フレキ基板100を折り曲げたときに、フレキ基板100がほぼ実装ランド部の境界Qの位置で折れ曲がる。
すなわち、フレキ基板100の境界線Qは、図3に示す表面側ニッケルメッキ層103の内側端部位置にあるため、表面側ニッケルメッキ層103、及び裏面側ニッケルメッキ層106が折れ曲がることはない。また信号ラインは、裏面側カバーレイ109で覆われている裏面側銅箔105により形成されているため、信号が断線することはなく、折り曲げの信頼性を確保することができる。
このような構成により、OSA10と回路基板200との距離を短くすることができ、インピーダンスマッチングできるだけでなく、信号ラインも短くすることができ、より高周波特性を改善することができる接続構造を得ることができる。そしてこのような接続構造を用いることにより、光モジュールを構成することができる。
図7は、光モジュールの概略構成を説明するための図で、図中、300は光モジュール、301は光モジュールの筐体、302はOSAを制御する回路部品である。
光モジュール300は、筐体301内に配置された回路基板200を含む本体部と、OSA10とにより構成される。全二重通信を可能とする光モジュールを構成する場合には、OSA10として、送信用OSA(TOSA)と、受信用OSA(ROSA)とが設けられる。
ROSA内には、半導体受光素子(APD;Avalanche Photodiode)あるいはPIN―PD等(総称してPDとする)、およびPDが生成した微弱な電気信号を増幅する前置増幅器が搭載されている。
またTOSA内には、半導体発光素子(LD)の他に、このLDの発光強度をモニタするためのPDが搭載され、あるいはLDの温度を調整するための熱電変換素子(Peltier Device)が搭載される場合もある。また駆動周波数が高く(10GHzもしくはそれ以上)なると、LD駆動用の半導体デバイスも同梱される場合もある。これらOSAには光コネクタが挿入され、OSAに搭載されているLDやPD等の素子と、光コネクタにつながる光ファイバとの間で光結合が実現する。
本体部は、筐体301と、その筐体301の内部に配置された回路基板200とを備えている。そして回路基板200上には、OSA10を制御する回路部品302が搭載される。回路基板200上の回路部品302としては、例えばICを含む電子回路が搭載される。その電子回路には、例えばLDを駆動するLD駆動回路、あるいはROSA内で増幅された電気信号を処理して信号中のクロックおよびデータを抽出する回路等が用いられる。またROSA内に半導体受光素子(APD)が用いられている場合には、そのAPDに必要なバイアス電圧を生成・制御する回路などが用いられる。
さらにTOSA内にLDの温度を調整するための熱電変換素子が搭載された場合には、熱電変換素子の制御回路も含める必要がある。またその他の付加機能、例えばこれら回路を総括的に制御するCPUやメモリ等を追加するとき、一枚の回路基板では収まらなくなる場合には、APDのバイアス電圧を生成・制御する回路、あるいは熱電変換素子を制御する回路等の高速な信号を扱わない回路を他の追加基板に搭載することもできる。そして回路基板200の端部には電気プラグが形成され、電気コネクタが挿入される。
回路基板200上の回路部品302と、OSA10との電気的接続は、上記図4に示すようなフレキ基板100を用いた接続構造により実現される。
そしてこのような構成により、OSA10と回路基板200との距離を短くすることができ、インピーダンスマッチングできるだけでなく信号ラインも短くなって、より高周波特性を改善することができる光モジュール300を得ることができる。
本発明の接続構造を実現するフレキシブル回路基板の構成例を示す断面構成図である。 図1に示したフレキ基板と、フレキ基板を接続する回路基板の構成例を説明するための図である。 回路基板に対してフレキ基板を接続して実装したときの状態を説明するための図である。 OSAと回路基板との接続に使用されるフレキ基板の構成例を示す図である。 図4に示すフレキ基板を用いて回路基板にOSAを実装した状態を示す斜視概略図である。 図5に示す実装状態を側面から見た概略図である。 光モジュールの概略構成を説明するための図である。 光モジュールにおける回路基板とOSAとの接続構成例を説明するための図である。 フレキ基板の断線を回避するための従来の構成例を示す図である。 フレキ基板の断線を回避するための従来の他の構成例を示す図である。
符号の説明
10…OSA、11…リードピン、20…半田、30…接着剤、100…フレキ基板、101…フレキ材、102…表面側銅箔、103…表面側ニッケルメッキ層、104…表面側無電解金メッキ層、105…裏面側銅箔、106…裏面側ニッケルメッキ層、107…裏面側無電解金メッキ層、108…裏面側接着剤層、109…裏面側カバーレイ、110…スルーホール、111,206…実装ランド部、112…スルーホール、113…ベタ面、114…表面側カバーレイ、200…回路基板、201…メインボード基材、202…銅箔、203…ニッケルメッキ層、204…無電解金メッキ層、205…レジスト、300…光モジュール、301…筐体、302…回路部品、310…リードピン。

Claims (2)

  1. 回路基板と光サブアセンブリとを、インピーダンスマッチング可能なフレキシブル回路基板を使用して接続する接続構造を有する光モジュールであって、
    前記フレキシブル回路基板は、前記回路基板に接続する実装ランド部にスルーホールを有し、前記スルーホールを介して信号ラインを前記実装ランド部の裏側に引き回し、前記引き回した信号ラインの上にカバーレイを有することを特徴とするフレキシブル回路基板による接続構造を有する光モジュール。
  2. 前記実装ランド部の近傍で前記フレキシブル基板が折り曲げられ、前記折り曲げられた部分に少なくとも前記カバーレイを有することを特徴とする請求項1に記載の光モジュール。
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