JP2002151823A - 基板接続構造、液晶装置及びフレキシブル基板 - Google Patents

基板接続構造、液晶装置及びフレキシブル基板

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JP2002151823A
JP2002151823A JP2000345187A JP2000345187A JP2002151823A JP 2002151823 A JP2002151823 A JP 2002151823A JP 2000345187 A JP2000345187 A JP 2000345187A JP 2000345187 A JP2000345187 A JP 2000345187A JP 2002151823 A JP2002151823 A JP 2002151823A
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exposed
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Norihide Momose
憲秀 百瀬
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2枚の基板間の半田付けによる接続部分で断
線不良が発生し難い基板接続構造、液晶装置及びフレキ
シブル基板の提供。 【解決手段】 フレキシブル基板1における上側接続端
子5aの長さLaが下側接続端子5bの長さLbよりも
例えば0.5mm程度短くなっているので、即ちフレキ
シブル基板1の上側接続端子5aにおけるカバーフイル
ム11の端部11aが下側接続端子5bにおけるカバー
フイルム12の端部12aより断面的に見て例えば0.
5mm程度突き出た位置にある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば液晶装置の技
術分野に属し、特に2枚の基板間を半田で接続するため
の接続構造の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来の液晶装置は、例えば液晶パネル
と、この液晶パネルの裏面に配置された導光板と、導光
板のサイドに位置するようにLED(発光素子)が形成
された基板と、液晶パネルの一辺から基板の裏面側に引
き回されたフレキシブル基板とから主に構成される。
【0003】基板とフレキシブル基板とは、フレキシブ
ル基板から基板に形成されたLEDに電力を供給するた
めに電気的に接続されている。
【0004】図8はそのような基板接続構造を概略的に
示した断面図である。
【0005】基板17はフレキシブル基板1と接続する
ためのランド27を有する。
【0006】一方、フレキシブル基板1は、ベースフィ
ルム2の両面に銅箔7、8を形成し、その上をカバーフ
ィルム11、12で覆うように形成して構成される。フ
レキシブル基板1の一端部の表裏には、上記のランド2
7と接続するため接続端子5が形成されている。これら
接続端子5は、それぞれカバーフィルム11、12を表
裏同様に除去することで露出した銅箔7、8により構成
される。
【0007】そして、ランド27と接続端子5とは半田
29により接続される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
液晶装置の基板接続構造においては、接続端子5におけ
るカバーフィルム11、12の端部11a、12aの位
置が表裏で一致しているため、この位置に応力が集中
し、落下試験等においてこの位置で断線不良が発生する
という問題があった。
【0009】本発明は、このような課題を解決するため
になされたものであり、2枚の基板間の半田付けによる
接続部分で断線不良が発生し難い基板接続構造、液晶装
置及びフレキシブル基板を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るため、本発明は以下のような構成を採用している。
【0011】本発明の基板接続構造は、ランドを有する
第1の基板と、前記ランドと接続するための一対の接続
端子が一端部から露出するように表裏に設けられ、一端
部から露出する各接続端子の長さがそれぞれ異なる第2
の基板とを具備し、前記ランドと前記各接続端子とが半
田付けにより接続されていることを特徴とする。
【0012】本発明では、第2の基板の一端部から露出
する表裏の各接続端子の長さがそれぞれ異なっているの
で、一方の露出した接続端子におけるカバーフィルムの
端部の位置がその反対面に形成されたカバーフィルムに
より覆われることになり、この位置における引っ張り強
度が向上し、また他方の露出した接続端子におけるカバ
ーフィルムの端部の位置がその反対面側に形成された半
田により覆われることになり、この位置における引っ張
り強度が向上する。よって、本発明の基板接続構造によ
れば、接続端子におけるカバーフィルムの端部の位置が
表裏で一致していた従来の基板接続構造に比べ、半田付
けによる接続部分での断線不良は格段に発生し難くな
る。
【0013】本発明の一の形態によれば、前記第2の基
板側の一方の接続端子の露出長さが、他方の接続端子の
露出長さよりも長いことを特徴とする。このような構成
により、特に上記の各位置における引張り強度がより向
上する。
【0014】本発明の一の形態によれば、前記第2の基
板側の一方の接続端子の露出長さと他方の接続端子の露
出長さの差が0.1mm〜0.9mmであることを特徴
とする。露出長さの差が0.1mm以下であると、応力
集中が発生するおそれがあり、一方露出長さの差が0.
9mm以上であると、半田のまわりこみ量が大きくな
り、基板の浮きが発生する可能性があるためである。
【0015】本発明の一の形態によれば、前記一対の接
続端子は、前記第2の基板の一辺側の両端側2ヶ所に設
けられていることを特徴とする。例えば、一方の基板か
ら他方の基板に電力を供給するような場合、基板間の最
低2ヶ所で電気的に接続する必要があり、その一方で製
造工数低減のためには接続個所は最低限であることが望
ましいが、接続個所が少ないことにより基板間の機械的
接続強度が低下する。よって、かかる個所に本発明を適
用することで各個所における機械的接続強度が向上し、
基板間の機械的接続強度が向上する。従って、本発明に
よれば、製造工数の低減を図りつつ、基板間の機械的接
続強度を維持することができる。
【0016】本発明の基板接続構造は、例えば液晶装置
に適用することができる。適用された本発明の液晶装置
は、液晶パネルと、前記液晶パネルの一方側に配置され
た導光板と、前記液晶パネルの一方側に前記導光板を挟
むように配置され、第1の面に前記導光板の端面に沿う
ように光源が配置され、第2の面に前記光源に電気的に
接続されたランドが設けられた基板と、前記液晶パネル
と接続されると共に、前記基板の第2の面側に引き回さ
れて接続されるものであって、前記ランドと接続するた
めの一対の接続端子が一端部から露出するように表裏に
設けられ、一端部から露出する各接続端子の長さがそれ
ぞれ異なるフレキシブル基板と、前記ランドと前記各接
続端子とを接続する半田付け部とを具備することを特徴
とする。また、別の観点による液晶装置は、液晶パネル
と、前記液晶パネルの表示面と反対側に配置された基板
と、前記液晶パネルと接続されると共に、前記基板に接
続されるフレキシブル基板と、を具備し、前記基板と前
記フレキシブル基板の接続端子とが半田付けにより接続
されている液晶装置において、前記フレキシブル基板
は、ベースフイルムの両面側に、導電膜、カバーフイル
ムをこの順に有しており、前記接続端子は、前記ベース
フイルムの両面側において、それぞれ前記ベースフイル
ムの一端部から、前記カバーフイルムより露出された前
記導電膜であり、前記露出された導電膜は、前記一端部
からの長さが前記ベースフイルムの両面側でそれぞれ異
なっていることを特徴とする。
【0017】本形態でも、上述した発明と同様に、フレ
キシブル基板の一端部から露出する表裏の各接続端子の
長さがそれぞれ異なっているので、一方の露出した接続
端子におけるカバーフィルムの端部の位置がその反対面
に形成されたカバーフィルムにより覆われることにな
り、この位置における引っ張り強度が向上し、また他方
の露出した接続端子におけるカバーフィルムの端部の位
置がその反対面側に形成された半田により覆われること
になり、この位置における引っ張り強度が向上する。従
って、本発明の液晶装置によれば、従来と比べて半田付
けによる接続部分での断線不良は格段に発生し難くな
る。よって、光源に対する電力供給をフレキシブル基板
を介して確実に行え、点灯不良等が発生することはなく
なる。
【0018】本発明のフレキシブル基板は、基板のラン
ドに半田により接続されるフレキシブル基板において、
前記ランドと接続するための一対の接続端子が一端部か
ら露出するように表裏に設けられ、一端部から露出する
各接続端子の長さがそれぞれ異なることを特徴とする。
【0019】本形態でも、上述した発明と同様に、フレ
キシブル基板の一端部から露出する表裏の各接続端子の
長さがそれぞれ異なっているので、一方の露出した接続
端子におけるカバーフィルムの端部の位置がその反対面
に形成されたカバーフィルムにより覆われることにな
り、この位置における引っ張り強度が向上し、また他方
の露出した接続端子におけるカバーフィルムの端部の位
置がその反対面側に形成された半田により覆われること
になり、この位置における引っ張り強度が向上する。従
って、本発明のフレキシブル基板によれば、従来と比べ
て半田付けによる接続部分での断線不良は格段に発生し
難くなる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0021】(フレキシブル基板の構造)図1及び図2
を用いて本発明の一実施形態であるフレキシブル基板に
ついて説明する。図1は、この実施形態に係るフレキシ
ブル基板の平面図である。図2は、図1の線A−A'で
切断した場合のフレキシブル基板の部分断面図である。
フレキシブル基板1は、後述する液晶装置に用いられる
ものであり、液晶パネル及び基板と電気的に接続される
と共に、駆動回路等が搭載されるものである。
【0022】図1に示すように、フレキシブル基板1の
ほぼ中央には、駆動回路を構成するための部品実装エリ
ア2が設けられている。また、フレキシブル基板1の一
辺1aの端部に沿って、後述する液晶パネルのX方向外
部接続端子と接続される接続端子3が多数列設されてい
る。更に、フレキシブル基板1の一辺1aの端部には、
L字状に突き出した突き出し部1bが設けられており、
この突き出し部1bの端部に沿って、液晶パネルのY方
向外部接続端子と接続される接続端子4が多数列設され
ている。一方、フレキシブル基板1の部品実装エリア2
を跨いだ反対側の裏面には、外部接続端子(図示せず)
が多数列設されている。また、フレキシブル基板1の一
辺1b側の両端側2ヶ所には、後述する基板のランドに
接続される一対の接続端子5、6が設けられている。
【0023】ここで、図2に示すように、フレキシブル
基板1は、例えばポリイミドからなる厚さが25μm程
度のベースフィルム2の表裏両面に例えば厚さが9μm
程度の銅箔7、8が形成されている。それらの上には、
それぞれ、厚さが15μm程度の接着層9、10を介し
て例えばポリイミドからなる厚さが25μm程度のカバ
ーフィルム11、12が設けられている。
【0024】上述した一対の接続端子5(接続端子6に
ついても同様なのでここでは説明を省略する。)は、そ
の上面に形成されたカバーフイルム11、12が除去さ
れることによりフレキシブル基板1の一端部から露出す
るようにその表裏に設けられている。ここで、フレキシ
ブル基板1の上側のものを上側接続端子5a、下側のも
のを下側接続端子5bとする。なお、後述するようにフ
レキシブル基板1の下側がランドを有する基板と対面す
ることになる。また、各端子の表面には例えば金メッキ
が施されている。
【0025】そして、図2及び図3に示すように、一端
部から露出する上側接続端子5aの長さLaと下側接続
端子5bの長さLbがそれぞれ異なるようにされてい
る。より具体的には、上側接続端子5aの長さLaは、
下側接続端子5bの長さLbよりも0.1mm〜0.9
mm程度短くされている。その長さの差が0.1mm以
下であると、応力集中が発生するおそれがあり、一方そ
の差が0.9mm以上であると、下側接続端子5b側へ
の半田のまわり込み量がおおきくなりすぎフレキシブル
基板が浮いてしまう懸念があるからである。これらの差
は0.5mm程度がより好ましい。この関係を別言する
と、上側接続端子5aにおけるカバーフイルム11の端
部11aは、下側接続端子5bにおけるカバーフイルム
12の端部12aよりも、約0.5mm程度フレキシブ
ル基板1の端部1cに近くなるように位置している。つ
まり、上側接続端子5aにおけるカバーフイルム11の
端部11aと下側接続端子5bにおけるカバーフイルム
12の端部12aとは、断面的に見てずれた位置にあ
る。
【0026】本実施形態に係るフレキシブル基板1で
は、フレキシブル基板の一端部から露出する表裏の各接
続端子の長さがそれぞれ異なっているので、下側接続端
子5bにおけるカバーフィルム12の端部12aの位置
がその反対面に形成されたカバーフィルム11により覆
われることになり、この位置における引っ張り強度が向
上し、また上側接続端子5aにおけるカバーフィルム1
1の端部11aの位置がその反対面側に形成された半田
(後述する。)により覆われることになり、この位置に
おける引っ張り強度が向上する。従って、本実施形態に
係るフレキシブル基板1によれば、従来と比べて半田付
けによる接続部分での断線不良は格段に発生し難くな
る。
【0027】(液晶装置の構造)次に、上述したフレキ
シブル基板1を用いて組み立てられた液晶装置の構造に
ついて説明する。図4は、その液晶装置200の断面図
である。
【0028】液晶装置200は、液晶パネル14と、こ
の液晶パネル14の裏面に配置された導光板15と、導
光板15のサイドに位置するようにLED(発光素子)
16が形成された基板17と、液晶パネル14の一辺か
ら基板17の裏面側に引き回されたフレキシブル基板1
とを、例えばプラスチックからなる所定形状の枠体18
内に収容して構成される。
【0029】液晶パネル14は、上ガラス基板21と、
下ガラス基板22と、これら2枚の基板間に挟持された
液晶層(図示せず)と、2枚の基板を挟むように配置さ
れた一対の上偏光板23、下偏向板24とを具備する。
【0030】下ガラス基板22は、上ガラス基板21よ
りも平面的に突き出た突き出し部22aを有し、この突
き出し部22aの表面にはフレキシブル基板1の接続端
子3と接続されるX方向外部接続端子25及びフレキシ
ブル基板1の接続端子4と接続されるY方向外部接続端
子(図示を省略)が形成され、更にLCD駆動用IC2
6等も実装されている。
【0031】基板17は導光板15を介して液晶パネル
14の裏面側に配置されており、その上面には、図5に
示すように、導光板15のサイドに位置するようにLE
D16が複数、例えば3個列設されている。また、図6
に示すように、基板17の下面のLED16に対応する
位置の両側に、それぞれアノード電極としてのランド2
7及びカソード電極としてのランド28が形成されてい
る。これらランド27、28を介してフレキシブル基板
1側からLED16に対して点灯に必要な電力が供給さ
れるようになっている。
【0032】フレキシブル基板1は、上述したようにそ
の接続端子3が液晶パネル14のX方向外部接続端子2
5に接続され、接続端子4がY方向外部接続端子(図示
を省略)に接続され、枠体18の一辺の外側で湾曲され
て基板17の下面側に引き回され、接続端子5がランド
27と半田29により半田付けされ、接続端子6がラン
ド28と半田29により半田付けされている。
【0033】図7はこのように半田付けされた接続端子
5及びランド27の近くを拡大して示した断面図であ
る。なお、接続端子6及びランド28付近の構成に関し
ても同様である。
【0034】図7に示すように、フレキシブル基板1に
おける上側接続端子5aの長さLaが下側接続端子5b
の長さLbよりも例えば0.5mm程度短くなっている
ので、即ちフレキシブル基板1の上側接続端子5aにお
けるカバーフイルム11の端部11aが下側接続端子5
bにおけるカバーフイルム12の端部12aより断面的
に見て例えば0.5mm程度突き出た位置にあるので、
下側接続端子5bにおけるカバーフイルム12の端部1
2aが上側接続端子5aにおけるカバーフイルム11に
より覆われるようになり、このカバーフイルム11によ
ってカバーフイルム12の端部12aにおける引っ張り
強度が向上し、また上側接続端子5aにおけるカバーフ
イルム11の端部11aが下側接続端子5bの表面に形
成された半田29により覆われることになり、この半田
29によって上側接続端子5aにおけるカバーフイルム
11の端部11aにおける引っ張り強度が向上する。
【0035】従って、本実施形態の液晶装置によれば、
接続端子5、6がランド27、28との半田29により
接続が非常に強固なものとなり、落下等によって断線不
良が生じることがなくなる。よって、LED16に対す
る電力供給をフレキシブル基板1を介して確実に行え、
LED16の点灯不良等が発生することはなくなる。
【0036】また、本実施形態では、特に、LED16
を基板17の一方の表面に実装し、その裏面にランド2
7、28を設けると共に、フレキシブル基板1を重ねる
ように配置して接続端子5、6をランド27、28と半
田29により接続するように構成し、その一方で上述し
たように接続端子5、6とランド27、28との接続を
非常に強固なものとしたので、液晶装置全体を薄型化を
図りつつ、信頼性の高い液晶装置を提供することが可能
となる。
【0037】更に、本実施形態では、特に、フレキシブ
ル基板1の上側接続端子5aにおけるカバーフイルム1
1の端部11aが下側接続端子5bにおけるカバーフイ
ルム12の端部12aより断面的に見て突き出るように
構成することで、その逆の場合、即ちフレキシブル基板
1の下側接続端子5bにおけるカバーフイルム12の端
部12aが上側接続端子5aにおけるカバーフイルム1
1の端部11aより断面的に見て突き出るように構成し
た場合に比べ、下側接続端子5b側への半田のまわり込
み量を上側接続端子5a側の半田量を外観で確認するこ
とによりある程度予測することができ、下側接続端子5
b側への半田量不足を防止するという効果を奏する。
【0038】しかしながら、図9に示すように、フレキ
シブル基板1の下側接続端子5bにおけるカバーフイル
ム12の端部12aが上側接続端子5aにおけるカバー
フイルム11の端部11aより断面的に見て突き出るよ
うに構成した場合であっても、上側接続端子5aにおけ
るカバーフイルム11の端部11aが下側接続端子5a
におけるカバーフイルム12により覆われることにな
り、このカバーフイルム12によってカバーフイルム1
1の端部11aにおける引っ張り強度が向上し、また下
側接続端子5bにおけるカバーフイルム12の端部12
aが上側接続端子5aの表面に形成された半田により覆
われることになり、この半田によって下側接続端子5b
におけるカバーフイルム12の端部12aにおける引っ
張り強度が向上する。
【0039】要するに、本発明は、ベースフイルム2の
両面側で、上側のカバーフイルム11の端部11aと下
側のカバーフイルム12の端部12aとの位置が平面的
にずれていればよい。好ましい形態として、フレキシブ
ル基板1の上側接続端子5aにおけるカバーフイルム1
1の端部11aが下側接続端子5bにおけるカバーフイ
ルム12の端部12aより断面的に見て突き出るように
構成すればよい。
【0040】なお、本発明は、上述した実施形態に限定
されるものではなく、その技術的思想の範囲内で様々な
変形が可能である。例えば、フレキシブル基板のベース
フイルム上に設けられた銅箔は、銅箔以外の金属薄膜な
どの導電膜でもよい。カバーフイルムの材質も、ポリイ
ミドに限定されることなく、機械的強度および絶縁性を
有する樹脂または無機物などを用いることができる。ま
た、上述の実施形態では、カバーフイルム11及び12
が接着層を介してそれぞれベースフイルム2上に設けら
れているが、これに限定されることなく、ベースフイル
ム2の代わりに機械的強度を有する薄膜の絶縁膜がベー
スフイルム2上に形成されるようにしてもよい。
【0041】例えば、上述した実施形態では、本発明に
係る基板接続構造を液晶装置に適用した例を示したが、
他の接続構造、例えばカメラで使用するフレキシブル基
板等にも本発明の基板接続構造を適用することができ
る。
【0042】また、上述した実施形態では、液晶装置を
電気光学装置の一例として取り上げたが、本発明に係る
基板接続構造は、液晶装置に限定されることなくEL
(エレクトロルミネッセンス)、PDP(プラズマディ
スプレイパネル)等の自発光型の電気光学装置にも適用
することができる。
【0043】次に、上記実施形態に係る液晶装置を適用
した電子機器について説明する。図10は、この電子機
器の一例たる携帯電話機の構成を例示する斜視図であ
る。同図において、携帯電話機50は、複数の操作ボタ
ン501のほか、受話口502、送話口503ととも
に、上述した液晶装置(図10においては液晶パネル1
4のみが図示されている。)を備えるものである。この
ように上記実施形態に係る液晶装置を表示装置として用
いた電子機器によれば、半田付けによる基板接続部分で
の断線不良が格段に発生し難くなるという利点がある。
【0044】なお、本発明に係る液晶装置を使用可能な
電子機器としては、図10に例示した携帯電話機のほか
にも、液晶テレビや、ノート型パーソナルコンピュー
タ、ビューファインダ型・モニタ直視型のビデオテープ
レコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手
帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テ
レビ電話、POS端末、ディジタルスチルカメラ、タッ
チパネルを備えた各種の機器等が挙げられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るフレキシブル基板の平
面図である。
【図2】図1の線A−A'で切断した場合のフレキシブ
ル基板の部分断面図である。
【図3】図1のB部の拡大平面図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る液晶装置の断面図で
ある。
【図5】図4に示した基板の一部平面図である。
【図6】図4に示した基板の一部底面図である。
【図7】図4に示した液晶装置における半田付けされた
接続端子及びランドの一部拡大断面図である。
【図8】従来の液晶装置における半田付けされた接続端
子及びランドの一部拡大断面図である。
【図9】本発明の他の実施形態に係る図4に示した液晶
装置における半田付けされた接続端子及びランドの一部
拡大断面図である。
【図10】本発明に係る液晶装置を用いた電子機器の一
例たる携帯電話機の構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 フレキシブル基板 5、6 接続端子 5a 上側接続端子 5b 下側接続端子 11、12 カバーフィルム 11a、12a カバーフイルムの端部 14 液晶パネル 15 導光板 16 LED(発光素子) 17 基板 27、28 ランド 29 半田 200 液晶装置 50 携帯電話機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05K 3/36 G02F 1/1335 530 Fターム(参考) 2H091 FA08X FA08Z FA23Z FA41Z FA45Z GA02 GA11 2H092 GA40 GA50 MA34 NA15 PA13 5E317 AA01 AA07 BB03 BB11 CC15 GG07 GG11 5E338 AA02 AA12 AA16 BB63 BB75 CC01 CD11 CD32 EE27 5E344 AA01 AA02 AA22 AA23 AA24 BB02 BB04 BB07 CC07 CC23 DD02 EE17

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ランドを有する第1の基板と、 前記ランドと接続するための一対の接続端子が一端部か
    ら露出するように表裏に設けられ、一端部から露出する
    各接続端子の長さがそれぞれ異なる第2の基板とを具備
    し、 前記ランドと前記各接続端子とが半田付けにより接続さ
    れていることを特徴とする基板接続構造。
  2. 【請求項2】 前記第2の基板側の一方の接続端子の露
    出長さが、他方の接続端子の露出長さよりも長いことを
    特徴とする請求項1に記載の基板接続構造。
  3. 【請求項3】 前記第2の基板側の一方の接続端子の露
    出長さと他方の接続端子の露出長さの差が0.1mm〜
    0.9mmであることを特徴とする請求項1又は請求項
    2に記載の基板接続構造。
  4. 【請求項4】 前記第2の基板は、ベースフイルムの両
    面側に、導電膜、カバーフイルムをこの順に有してお
    り、前記接続端子は、前記ベースフイルムの両面側にお
    いて、それぞれ前記カバーフイルムより露出された前記
    導電膜であることを特徴とする請求項1から請求項3の
    うちいずれか1項に記載の基板接続構造。
  5. 【請求項5】 前記一対の接続端子は、前記第2の基板
    の一辺側の両端側2ヶ所に設けられていることを特徴と
    する請求項1から請求項4のうちいずれか1項に記載の
    基板接続構造。
  6. 【請求項6】 液晶パネルと、 前記液晶パネルの一方側に配置された導光板と、 前記液晶パネルの一方側に前記導光板を挟むように配置
    され、第1の面に前記導光板の端面に沿うように光源が
    配置され、第2の面に前記光源に電気的に接続されたラ
    ンドが設けられた基板と、 前記液晶パネルと接続されると共に、前記基板の第2の
    面側に引き回されて接続されるものであって、前記ラン
    ドと接続するための一対の接続端子が一端部から露出す
    るように表裏に設けられ、一端部から露出する各接続端
    子の長さがそれぞれ異なるフレキシブル基板と、 前記ランドと前記各接続端子とを接続する半田付け部と
    を具備することを特徴とする液晶装置。
  7. 【請求項7】 液晶パネルと、 前記液晶パネルの表示面と反対側に配置された基板と、
    前記液晶パネルと接続されると共に、前記基板に接続さ
    れるフレキシブル基板と、を具備し、前記基板と前記フ
    レキシブル基板の接続端子とが半田付けにより接続され
    ている液晶装置において、 前記フレキシブル基板は、ベースフイルムの両面側に、
    導電膜、カバーフイルムをこの順に有しており、 前記接続端子は、前記ベースフイルムの両面側におい
    て、それぞれ前記ベースフイルムの一端部から、前記カ
    バーフイルムより露出された前記導電膜であり、 前記露出された導電膜は、前記一端部からの長さが前記
    ベースフイルムの両面側でそれぞれ異なっていることを
    特徴とする液晶装置。
  8. 【請求項8】 前記基板側の一方の接続端子の露出長さ
    が、他方の接続端子の露出長さよりも長いことを特徴と
    する請求項6又は請求項7に記載の液晶装置。
  9. 【請求項9】 前記基板側の一方の接続端子の露出長さ
    と他方の接続端子の露出長さの差が0.1mm〜0.9
    mmであることを特徴とする請求項6から請求項8のう
    ちいずれか1項に記載の液晶装置。
  10. 【請求項10】 前記各接続端子は、その上面に形成さ
    れたカバーフイルムが除去されることにより露出してい
    ることを特徴とする請求項6から請求項9のうちいずれ
    か1項に記載の液晶装置。
  11. 【請求項11】 前記一対の接続端子は、前記フレキシ
    ブル基板の一辺側の両端側2ヶ所に設けられていること
    を特徴とする請求項6から請求項10のうちいずれか1
    項に記載の液晶装置。
  12. 【請求項12】 基板のランドに半田により接続される
    フレキシブル基板において、 前記ランドと接続するための一対の接続端子が一端部か
    ら露出するように表裏に設けられ、一端部から露出する
    各接続端子の長さがそれぞれ異なることを特徴とするフ
    レキシブル基板。
  13. 【請求項13】 前記一方の接続端子の露出長さと他方
    の接続端子の露出長さの差が0.1mm〜0.9mmで
    あることを特徴とする請求項12に記載のフレキシブル
    基板。
  14. 【請求項14】 前記各接続端子は、その上面に形成さ
    れたカバーフイルムが除去されることにより露出してい
    ることを特徴とする請求項12又は請求項13に記載の
    フレキシブル基板。
  15. 【請求項15】 前記一対の接続端子は、一辺側の両端
    側2ヶ所に設けられていることを特徴とする請求項12
    から請求項14のうちいずれか1項に記載のフレキシブ
    ル基板。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2012161152A1 (ja) * 2011-05-26 2012-11-29 シャープ株式会社 液晶表示装置および電気接続構造
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