JP2002169482A - ディスプレイ装置、電子機器およびディスプレイ装置の製造方法 - Google Patents

ディスプレイ装置、電子機器およびディスプレイ装置の製造方法

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JP2002169482A JP2000368663A JP2000368663A JP2002169482A JP 2002169482 A JP2002169482 A JP 2002169482A JP 2000368663 A JP2000368663 A JP 2000368663A JP 2000368663 A JP2000368663 A JP 2000368663A JP 2002169482 A JP2002169482 A JP 2002169482A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フレキシブル配線板の導電性の接続部分を、
有機電界発光素子の形成された基板側の導電性の金属膜
に対して電気的に確実に接続できるとともに、有機電界
発光素子の近くであってもそのような電気的な接続を行
うことができるディスプレイ装置、電子機器およびディ
スプレイ装置の製造方法を提供すること。 【解決手段】 基板121に形成された有機電界発光素
子80と、有機電界発光素子と重ならない基板の位置に
形成された導電性の金属膜170と、複数の穴を有し、
穴を形成する周囲部分には導電性の接続部分220を有
するフレキシブル配線板50と、フレキシブル配線板5
0が基板121側に接着された状態で、フレキシブル配
線板の穴210内に位置されて、溶融することで、基板
の導電性の金属膜170とフレキシブル配線板50の導
電性の接続部分220とを電気的に接続して有機電界発
光素子80とフレキシブル配線板50を電気的に接続す
る半田ボール330を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有機電界発光素子
を有するディスプレイ装置、そのディスプレイ装置を有
する電子機器およびディスプレイ装置の製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、有機電界発光素子(有機エレクト
ロルミネッセンス素子、以下有機EL素子という)を発
光素子としたディスプレイ装置が注目されている。従来
のこの種のディスプレイ装置では、透明のガラス基板の
上に陽極となる透明電極をストライプ状に形成してい
る。このストライプ状の透明電極の上には、直行する方
向に有機層が形成されている。この有機層は正孔輸送層
と発光層からなる。有機層の上には陰極が形成されてい
る。このようにすることで透明電極と陰極とが交差する
位置に、それぞれ有機EL素子を形成してこれらの有機
EL素子が縦横に配列されることにより発光エリアを形
成している。ガラス基板の周辺部には、この発光エリア
を駆動回路に対して接続するための電極部を有してい
る。
【0003】陽極である透明電極に対して正の電圧が印
加され、陰極に対して負の電圧が印加されると、透明電
極から注入された正孔が正孔輸送層を経て発光層に到達
する。一方陰極から注入された電子が発光層に到達す
る。これにより発光層内では電子−正孔の再結合が生じ
ることから、所定の波長を持った光が発生して、透明の
ガラス基板からその光が外に出射するようになってい
る。この種のディスプレイ装置では、ガラス基板上の電
極に対して、外部への接続用のフレキシブル配線板や駆
動用のドライバIC(集積回路)を、熱をかけてACF
(異方性導電膜)を介して電気的に接続している。
【0004】図16は、有機EL素子1000とドライ
バIC1001およびフレキシブル配線板1002の接
続例を示している。有機EL素子1000のガラス基板
1003およびドライバIC1001とフレキシブル配
線板1002の電気的な接続例は、図17に示してい
る。ガラス基板1003の上にはITO膜(Indiu
m tin oxide膜)の透明電極1004が形成
されている。この透明電極1004に対してドライバI
C1001は、ACF1005を用いて電気的に接続さ
れている。同様にしてフレキシブル配線板1002も、
透明電極1004に対してACF1006により電気的
に接続されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
熱をかけてガラス基板上の電極部とフレキシブル配線板
あるいはドライバICをACFを用いて電気的に接続す
ると、次のような問題がある。有機EL素子を構成して
いるモノマーが80℃程度しか熱的に耐えられず、有機
EL素子は熱に弱い。従って、ガラス基板上の電極部と
フレキシブル配線板やドライバICを熱をかけて電気的
に接続する場合には、ガラス基板上の電極部がガラス基
板上の有機EL素子からかなり離れた位置にないと、こ
のような熱を用いて電気的に接続することができないと
いう問題がある。そこで本発明は上記課題を解消し、フ
レキシブル配線板の導電性の接続部分を、有機電界発光
素子の形成された基板側の導電性の金属膜に対して電気
的に確実に接続できるとともに、有機電界発光素子の近
くであってもそのような電気的な接続を行うことができ
るディスプレイ装置、電子機器およびディスプレイ装置
の製造方法を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、基板
に形成された有機電界発光素子と、前記有機電界発光素
子と重ならない前記基板の位置に形成された導電性の金
属膜と、複数の穴を有し、前記穴を形成する周囲部分に
は導電性の接続部分を有するフレキシブル配線板と、前
記フレキシブル配線板が前記基板側に接着された状態
で、前記フレキシブル配線板の穴に位置されて、溶融す
ることで、前記基板の前記導電性の金属膜と前記フレキ
シブル配線板の前記導電性の接続部分とを電気的に接続
して前記有機電界発光素子と前記フレキシブル配線板を
電気的に接続する半田ボールと、を備えることを特徴と
するディスプレイ装置である。
【0007】請求項1では、有機電界発光素子は基板に
形成されている。導電性の金属膜は、有機電界発光素子
と重ならない基板の位置に形成されている。フレキシブ
ル配線板は、複数の穴を有し、穴を形成する周囲部分に
は導電性の接続部分を有している。フレキシブル配線板
が基板側に接着された状態で、半田ボールはフレキシブ
ル配線板の穴に位置される。この半田ボールは、基板の
導電性の金属膜とフレキシブル配線板の導電性の接続部
分とを電気的に接続して有機電界発光素子とフレキシブ
ル配線板を電気的に接続する。これにより、フレキシブ
ル配線板の導電性の接続部分と、基板側の導電性の金属
膜は、半田ボールを用いて電気的に確実に接続すること
ができる。しかも、この半田ボールはフレキシブル配線
板の穴に位置されており、この半田ボールに対してわず
かな熱を局所的にかけるだけで、フレキシブル配線板の
導電性の接続部分と基板側の導電性の金属膜を電気的に
接続できることから、このような接続部分は有機電界発
光素子の近い場所であっても設けることができる。
【0008】請求項2の発明は、請求項1に記載のディ
スプレイ装置において、前記フレキシブル配線板の穴に
入れた前記半田ボールをレーザ光により溶融することで
形成されている。請求項2では、半田ボールはレーザ光
により溶融する。
【0009】請求項3の発明は、請求項1に記載のディ
スプレイ装置において、前記基板はガラス基板であり、
前記導電性の金属膜は、Niが下地のAu膜であり、前
記導電性の接続部分は、Cuである。
【0010】請求項4の発明は、請求項1に記載のディ
スプレイ装置において、複数の前記有機電界発光素子を
配列することで大画面を構成している。
【0011】請求項5の発明は、ディスプレイ装置を有
する電子機器であり、前記ディスプレイ装置は、基板に
形成された有機電界発光素子と、前記有機電界発光素子
と重ならない前記基板の位置に形成された導電性の金属
膜と、複数の穴を有し、前記穴を形成する周囲部分には
導電性の接続部分を有するフレキシブル配線板と、前記
フレキシブル配線板が前記基板側に接着された状態で、
前記フレキシブル配線板の穴に位置されて、溶融するこ
とで、前記基板の前記導電性の金属膜と前記フレキシブ
ル配線板の前記導電性の接続部分とを電気的に接続して
前記有機電界発光素子と前記フレキシブル配線板を電気
的に接続する半田ボールと、を備えることを特徴とする
ディスプレイ装置を有する電子機器である。
【0012】請求項5では、有機電界発光素子は基板に
形成されている。導電性の金属膜は、有機電界発光素子
と重ならない基板の位置に形成されている。フレキシブ
ル配線板は、複数の穴を有し、穴を形成する周囲部分に
は導電性の接続部分を有している。フレキシブル配線板
が基板側に接着された状態で、半田ボールはフレキシブ
ル配線板の穴に位置される。この半田ボールは、基板の
導電性の金属膜とフレキシブル配線板の導電性の接続部
分とを電気的に接続して有機電界発光素子とフレキシブ
ル配線板を電気的に接続する。これにより、フレキシブ
ル配線板の導電性の接続部分と、基板側の導電性の金属
膜は、半田ボールを用いて電気的に確実に接続すること
ができる。しかも、この半田ボールはフレキシブル配線
板の穴に位置されており、この半田ボールに対してわず
かな熱を局所的にかけるだけで、フレキシブル配線板の
導電性の接続部分と基板側の導電性の金属膜を電気的に
接続できることから、このような接続部分は有機電界発
光素子の近い場所であっても設けることができる。
【0013】請求項6の発明は、有機電界発光素子を有
するディスプレイ装置の製造方法であり、基板に形成さ
れた前記有機電界発光素子とは重ならない前記基板の位
置に導電性の金属膜を形成する金属膜形成ステップと、
前記金属膜に対応する位置に、フレキシブル配線板の穴
を位置決めして前記フレキシブル配線板を前記基板側に
貼り付ける貼り付けステップと、前記フレキシブル配線
板の穴に半田ボールを配置して前記半田ボールを溶融す
ることにより、前記導電性の金属膜と前記フレキシブル
配線板の穴の周囲部分に形成されている導電性の接続部
分とを電気的に接続して、前記有機電界発光素子と前記
フレキシブル配線板を電気的に接続する接続ステップ
と、を含むことを特徴とするディスプレイ装置の製造方
法である。
【0014】請求項6では、金属膜形成ステップでは、
基板に形成された有機電界発光素子とは重ならない基板
の位置に導電性の金属膜を形成する。貼り付けステップ
では、金属膜に対応する位置に、フレキシブル配線板の
穴を位置決めしてフレキシブル配線板を基板側に貼り合
わせる。接続ステップでは、フレキシブル配線板の穴に
半田ボールを配置して半田ボールを溶融することによ
り、導電性の金属膜とフレキシブル配線板の穴の周囲部
分に形成されている導電性の接続部分とを電気的に接続
する。有機電界発光素子とフレキシブル配線板を電気的
に接続する。これにより、フレキシブル配線板の導電性
の接続部分と、基板側の導電性の金属膜は、半田ボール
を用いて電気的に確実に接続することができる。しか
も、この半田ボールはフレキシブル配線板の穴に位置さ
れており、この半田ボールに対してわずかな熱を局所的
にかけるだけで、フレキシブル配線板の導電性の接続部
分と基板側の導電性の金属膜を電気的に接続できること
から、このような接続部分は有機電界発光素子の近い場
所であっても設けることができる。
【0015】請求項7の発明は、請求項6に記載のディ
スプレイ装置の製造方法において、前記半田ボールはレ
ーザ光により溶融する。請求項7では、半田ボールはレ
ーザ光により局所的にわずかな熱により溶融することが
できるので、その熱が有機電界発光素子に影響を与える
ことがない。このことから、電気的な接合部分は、有機
電界発光素子の近い位置にあっても何ら問題ない。これ
に対して従来用いているACFを介して熱をかけて電気
的に接続する場合には、有機電界発光素子にも熱がかか
ってしまい、この素子を破壊してしまう危険性があっ
た。またACF(異方性導電膜)による接合であると、
その接合部分がある一定以上の抵抗値をもってしまうた
め、有機電界発光素子のディスプレイ装置には向かな
い。
【0016】請求項8の発明は、請求項6に記載のディ
スプレイ装置の製造方法において、前記基板はガラス基
板であり、前記導電性の金属膜は、Niが下地のAu膜
であり、前記導電性の接続部分は、Cuである。
【0017】請求項9の発明は、請求項6に記載のディ
スプレイ装置の製造方法において、前記基板側に形成さ
れたアライメントマークと、前記フレキシブル配線板側
に形成されたアライメントマークに基づいて、前記導電
性の金属膜と前記フレキシブル配線板の穴を位置決めす
る。請求項9では、基板側に形成されたアライメントマ
ークと、フレキシブル配線板側に形成されたアライメン
トマークに基づいて、導電性の金属膜とフレキシブル配
線板の穴を位置決めする。これにより正確に位置決めを
行える。
【0018】請求項10の発明は、請求項6に記載のデ
ィスプレイ装置の製造方法において、前記半田ボール
は、無鉛半田である。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明
の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨
の記載がない限り、これらの形態に限られるものではな
い。
【0020】図1は、本発明のディスプレイ装置を有す
る電子機器の一例を示している。この電子機器10は、
たとえばテレビジョン受像機である。電子機器10の筐
体12は、ディスプレイ装置20を有している。このデ
ィスプレイ装置20は、有機電界発光素子(以下有機E
L素子という)を有するディスプレイ装置であり、たと
えば大型の表示面を有していて、一例としては75イン
チサイズ以上のサイズのディスプレイ装置である。この
ディスプレイ装置20は、図2に示す有機ELユニット
22を有している。
【0021】図3は、図2の有機ELユニット22の一
部分を拡大して示す分解斜視図である。有機ELユニッ
ト22は、複数のIC(集積回路)基板30と、1枚の
有機ELパネル40を有している。有機ELパネル40
は、図3の図示例では表面40Aと裏面40Bを有して
いる。各IC基板30は、1つまたは複数個のドライバ
IC34を有している。これらのドライバIC34は、
フレキシブル配線板50を用いて、それぞれ有機ELパ
ネル40の裏面40B側の電気接続部分に電気的にかつ
機械的に接続することができるようになっている。各I
C基板30は、別のフレキシブル基板51により相互に
電気的に接続することができる。
【0022】各IC基板30のドライバIC34は、た
とえば大型の有機ELパネル40を、破線で示すように
区分面41に分けてそれぞれ駆動できるようにしてい
る。このように大型の面積を有する有機ELパネル40
を複数の区分面41に分けてそれぞれIC基板30のド
ライバIC34で駆動するのは、次の理由からである。
すなわち、大型の面積を有する有機ELパネル40を複
数の区分面41に区分して駆動することにより、各IC
基板30から対応する位置にある区分面41までの駆動
配線の長さが短くなり、表示画面を大型化した場合でも
配線抵抗による電圧降下をなくして、有機ELパネル4
0の表示駆動を安定して行うことができるからである。
そして、大型面積を有する有機ELパネル40の面積に
合わせて、大型のIC基板30を設けた場合に比べて、
区分面41に分割してIC基板30をそれぞれ配置する
ことにより、仮にいずれかのIC基板30のドライバI
C34の動作が不良になった場合でも、その該当する区
分面41のIC基板30のみを取り外して交換すればよ
いので、メンテナンス時のコストダウンを図ることがで
きるというメリットもある。
【0023】図4と図5は、有機ELパネル40の構造
例を示している。図5に拡大して示す有機ELパネル4
0は、表示部領域60と、電気的な接続領域70を有し
ている。表示部領域60は、寸法Dと、各寸法D1,D
2,D3,D4で形成される部分である。電気的な接続
領域70は、寸法D5と寸法D6で形成される領域と、
寸法D7と寸法D8で形成される領域を有している。有
機ELパネル40の端部には、位置決め用のアライメン
トマーク64が形成されており、このアライメントマー
ク64は、たとえば正方形の形状を有している。電気的
な接続領域70は、たとえば丸形状の複数の接続ポイン
トPを有している。
【0024】ここで、図6〜図7を参照して、有機EL
パネル40の有機EL素子80の構造例を説明する。有
機ELパネル40は、透明基板121の上に、陽極とな
る透明電極122をストライプ状に形成し、さらに、正
孔輸送層と発光層とからなる有機EL膜123を透明電
極122と直交するように形成し、有機EL膜123上
に陰極124を形成することで、透明電極122と陰極
124とが交差する位置にそれぞれ有機EL素子80を
形成している。透明基板121は、図5に示すように、
これら有機EL素子80を縦横に配置した発光エリアで
ある表示部領域60と、発光エリアを駆動回路に接続さ
せるために上述した電気的な接続領域70を形成してい
る。
【0025】このような有機ELパネル40において
は、通常、透明電極122間に絶縁層が設けられてお
り、これによって透明電極122間の短絡と、さらには
透明電極122と陰極124との間の短絡が防止されて
いる。
【0026】透明電極122と陰極124とが交差する
位置に構成される有機EL素子としては、例えば図7
(B)に示すシングルヘテロ型の有機EL素子80があ
る。この有機EL素子80は、ガラス基板等の透明基板
121上にITO(Indium tin oxid
e)等の透明電極122からなる陽極が設けられ、その
上に正孔輸送層123a及び発光層123bからなる有
機EL膜123と陰極124が設けられている。
【0027】有機EL素子80は、透明陽極122に正
の電圧を印加し、陰極124に負の電圧を印加すると、
透明陽極122から注入された正孔が正孔輸送層123
aを経て発光層123bに到達し、また陰極124から
注入された電子が発光層123bにそれぞれ到達し、発
光層23b内で電子−正孔の再結合が生じる。このと
き、所定の波長を持った光が発生し、図7(B)の矢印
で示すように透明基板121側から外に出射する。
【0028】次に、有機EL素子80の断面構造例につ
いて、図10を参照して説明する。透明基板121は、
たとえばガラス基板やプラスラック基板を用いることが
できる。ガラス基板の場合には、たとえばソーダ硝子、
無アルカリ硝子、石英硝子などである。プラスチック基
板の場合には、たとえばPC(ポリカーボネート)、フ
ッ素PI(ポリイミド)、PMMA(アクリル樹脂)、
PET(ポリエチレンテレフタレート)、PAR(ポリ
アリレート)、PES(ポリエーテルスルフォン)、P
EN(ポリエーテルニトリル)、シクロ・オレフィン系
樹脂などを用いる。透明基板121の表面と裏面には、
ガスバリア膜140が形成されている。このガスバリア
膜140は、水分や酸素等のガスの素子内への浸入を防
いで、有機EL素子の劣化を防止する。ガスバリア膜1
40には反射防止特性が付与されていることが望まし
く、これによりガスバリア膜140は、発生した光の透
明基板121での反射を抑えて、透過率の高い優れた有
機EL素子にすることができる。
【0029】一方のガスバリア膜140の上には、補助
電極142が形成されている。この補助電極142は、
たとえばクロムにより作られておりたとえば櫛状に形成
されており、この補助電極142は、抵抗値を下げるた
めについている。補助電極142の上には、透明電極1
22が形成されている。この透明電極122は、たとえ
ばストライプ状に形成されており、陽極であり、正の電
圧を印加する部分であり、たとえばITO膜(Indi
um tin oxide膜)である。
【0030】透明電極122の上には第1絶縁層150
が形成されている。第1絶縁層150の上には、有機E
L膜123が形成されている。この有機EL膜123
は、正孔輸送層と発光層とが積層された多層構造であ
る。第1絶縁層150と有機EL膜123の上には、陰
極(カソード電極)124が形成されている。第1絶縁
層150は、たとえばSiN等により作られており、電
気絶縁性ばかりでなく水分や酸素に対するガスバリア機
能を有している。このガスバリア機能をもたせること
で、素子内部への水分や酸素の浸入を防いで、有機EL
膜123の劣化を防ぐ。
【0031】陰極124は、有機EL膜123のカソー
ドとなるもので、有機EL膜123よりも大きめに形成
されている。陰極124は、たとえばフッ化リチウム
(LiF)等からなる。第1絶縁層150と陰極124
の上には、第2絶縁層155が形成されている。この第
2絶縁層155は、素子全体に亘って形成されており、
たとえばSiN、AlN等により作られている。第2絶
縁層155は、絶縁性ばかりでなく、水分や酸素に対す
るガスバリア機能をも有しており、これにより素子内部
への水分や酸素の浸入を防ぎ、有機EL膜123の劣化
を防止することができる。
【0032】図10の第2絶縁層155と第1絶縁層1
50には、開口部180,181が形成されている。こ
の開口部180,181には、それぞれ導電性を有する
金属、たとえばNiの電極部分182,183が設けら
れている。第2絶縁層155の上には、接着剤160を
介して、フレキシブル配線板50が貼り付けられてい
る。フレキシブル配線板50は、たとえばPI(ポリイ
ミド)やPET(ポリエチレンテレフタレート)で構成
されたものなどを採用することができる。接着剤160
は、たとえば、フレキシブル配線板50に貼り付けられ
た両面粘着テープである。接着剤160の開口部16
1,162の中には、導電性の金属膜170が設けられ
ている。この導電性の金属膜170は、電極部分18
2,183の上に形成された金属であり、たとえばAu
等を採用することができる。導電性の金属膜170と電
極部分182は、電極200を構成している。もう一方
の導電性の金属膜170と電極部分183は、電極20
1を構成している。各電極200,201は、図5に示
す電気的な接続領域70の接続ポイントPに位置してい
る。
【0033】フレキシブル配線板50は、穴210を有
しており、これらの穴210は、周囲部分214により
形成されている。この周囲部分214には、導電性の接
続部分220があらかじめ形成されている。この導電性
の接続部分220は、たとえばCuを採用することがで
きる。導電性の接続部分220は、フレキシブル配線板
50の導体パターン230に電気的に接続されている。
【0034】このような有機EL素子80もしくは有機
ELパネル40では、陽極である透明電極122と、カ
ソード電極である陰極124の間に電流が印加される
と、陰極124から注入された正孔が、有機EL膜の正
孔輸送層を経て発光層に達するとともに、透明電極12
2から注入された電子が有機EL膜123の発光層に到
達する。従って、発光層内で電子−正孔の再結合が生じ
る。この時に、所定の波長を持った光が発生し、この光
Lは、透明基板121から外に射出することになる。な
お、導電性の金属膜170の材質としては、Auに限ら
ず、半田やCuなどを採用することもできる。もちろ
ん、Ni下地のAuメッキ等であっても構わない。また
導電性の接続部分220の材質としては、Cuのほか
に、Agやカーボンなどを採用することができる。
【0035】次に、図8〜図13を参照して、図10の
有機EL素子80に対してフレキシブル配線板50を電
気的に接続するためのディスプレイ装置の製造方法につ
いて説明する。図10において、各電極200,201
は、図5に示す有機ELパネル40の接続ポイントPに
対応した位置に位置している。これらの接続ポイントP
は、図10において示すように有機EL膜123に重な
らない位置に位置している。このように有機EL膜12
3と接続ポイントPに対応する電極200,201が近
い位置ではあるが重ならないようにしているのは、導電
性の金属膜170とフレキシブル配線板50の導電性の
接続部分220を電気的に接続する際に、有機EL膜1
23への熱の伝導を極力防ぐためである。
【0036】図13には、ディスプレイ装置の製造方法
の工程例を示している。図13の金属膜形成ステップS
T1では、図10に示すように、電極部分183の上に
導電性の金属膜170を形成する。従って、この導電性
の金属膜170は、電極部分183を下地とした金属膜
である。図13の貼り付けステップST2では、図10
に示すように接着剤160を用いてフレキシブル配線板
50を第2絶縁層155の上に位置決めして貼り付け
る。この場合に、たとえば図5に示す有機ELパネル4
0のアライメントマーク64と、図10に示すフレキシ
ブル配線板50の所定の箇所に設けられたアライメント
マークとを用いて、これらのアライメントマークを画像
認識することで、フレキシブル配線板50と有機EL素
子80との位置合わせを行う。これにより、フレキシブ
ル配線板50に複数形成された穴210と有機EL素子
80側の導電性の金属膜170の位置決めを行って正確
に位置合わせすることができる。
【0037】次に、図13の接続ステップST3に移
る。接続ステップST3は、ステップST3−1,ST
3−2,ST3−3,ST3−4を有している。この接
続ステップST3は、貼り付けステップST2におい
て、真空中でフレキシブル配線板50を貼り付けた後に
行う。
【0038】図8に示すようにフラックスF付きの半田
ボール330を用意する。この半田ボール330は、吸
引装置300を作動することにより、ホルダー310の
穴320内に空気吸引により保持する。これらの半田ボ
ール330は、たとえば無鉛半田を用いるのが望まし
く、その外周面にはフラックスFが転写されている。
【0039】図9に示すようにホルダー310の穴32
0に保持された半田ボール330は、フレキシブル配線
板50のそれぞれの穴210に対して投入される。半田
ボール330のフラックスFが転写された側が、図11
に示すように導電性の金属膜170側に来るので、半田
ボール330が転がりにくいというメリットがある。
【0040】図13のステップST3−1とステップS
T3−2が終了すると、次にステップST3−3に移
る。図11の状態では、すでに穴210には半田ボール
330が投入されている。この半田ボール330に対し
てレーザ光340を照射する。このレーザ光340は、
たとえば半導体レーザ、エキシマレーザあるいはYAG
レーザ等のレーザ光を用いることができるが、いずれに
しても半田ボール330を溶融できるものであればどの
ような種類のレーザを用いても勿論構わない。半田ボー
ル330に対してレーザ光340を照射することで、半
田ボール330は図12に示すように溶融する。溶融し
た半田ボール330は図12に示すようにフレキシブル
配線板50の導電性の接続部分220と、電極201の
導電性の金属膜170を、図13のステップST3−4
のように電気的かつ機械的に接続することができる。
【0041】なお、図11に示すようにレーザ光340
を半田ボール330に照射する場合には、必要に応じて
マスキング材360を用いるとよい。マスキング材36
0は、レーザ光340を半田ボール330に当てるため
の穴370を有している。以上のような製造方法によ
り、フレキシブル配線板50の導体パターン230は、
導電性の接続部分220、半田ボール330および導電
性の金属膜170を介して、有機EL素子80の陰極1
24と透明電極122に対して電気的に接続することが
できるのである。
【0042】次に、フレキシブル配線板50の片側は、
図3に示すようにIC基板30のコネクタ59に挿入し
て接続できる形状となっている。IC基板30は、たと
えばガラスエポキシ基板や、その他の種類の基板たとえ
ば紙フェノール基板、セラミック基板、鉄等の金属基板
などを用いることができるが、もちろんフレキシブルな
基板でも構わない。このIC基板30にマウントされて
いるコネクタ59に対してフレキシブル配線板50の他
端部を電気的に接続することにより、IC基板30のド
ライバIC34は、有機ELパネル40の図10に示す
有機EL素子80に対して電気的に接続することができ
る。尚、図3に示すドライバIC34は、IC基板30
ではなくフレキシブル配線板50の上にマウントするよ
うにしても構わない。図10に示す半田ボール330を
採用するのに代えて、通常のクリーム半田を用いるよう
にしても勿論構わない。
【0043】本発明のディスプレイ装置およびディスプ
レイ装置を有する電子機器では、たとえば図10に示す
ように有機EL膜123に近い位置のところでも、透明
電極122と陰極124に対してフレキシブル配線板5
0の導体パターンを電気的に接続することができる。す
なわち、半田ボール330あるいはクリーム半田をフレ
キシブル配線板50の穴210に投入して、局所的にレ
ーザ光を用いて瞬間的に加熱するだけであるので、熱に
よって有機EL膜123に影響を与えることがないので
ある。
【0044】本発明の実施の形態では、たとえば図3に
示すように、比較的大画面の有機ELパネル40を区分
面41に区分してそれらの区分面に対応してIC基板3
0を設けるようにして、そのフレキシブル配線板50
は、図5に示す電気的な接続領域70に接続するような
構成にしているので、配線抵抗値を少なくし、低消費電
力化を図ることができる。そしてある区分面41に対応
するIC基板30のいずれかのドライバIC34に故障
が生じたとしても、その該当するIC基板30のみを交
換すればよいので、メンテナンス時のコストの低減が図
れる。図10に示すように、フレキシブル配線板50と
有機EL素子80は半田を用いて確実に電気的かつ機械
的に接続することができるので、電気的、機械的な接続
信頼性を向上することができる。上述した実施の形態の
電子機器は、いわゆる大型のディスプレイ装置であり、
たとえば大型のテレビジョン受像機等に用いることがで
きる。
【0045】図14と図15は、小型の電子機器の一例
として携帯電話410を示している。この携帯電話41
0は、アンテナ414、スピーカ422、マイク42
0、操作部418、筐体412を有している。操作部4
18は、各種の操作ボタンを有している。筐体412の
フロント部424はディスプレイ装置520を有してい
る。このディスプレイ装置520は、携帯電話410に
必要な情報等を表示する部分である。ディスプレイ装置
520は、図15に示すように有機ELパネル540
と、IC基板530を有しており、IC基板530と有
機ELパネル540は、フレキシブル配線板50により
電気的かつ機械的に接続されている。IC基板530は
ドライバIC34を有している。このように大型の電子
機器のみならず、小型の電子機器においても本発明のデ
ィスプレイ装置を適用することができる。
【0046】ところで本発明は上記実施の形態に限定さ
れるものではなく、ディスプレイ装置を有する電子機器
としては、テレビジョン受像機、携帯電話の他に、コン
ピュータのモニター装置、携帯情報端末、デジタルスチ
ルカメラ、ビデオカメラ、携帯用ゲーム機、等に適用す
ることができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
フレキシブル配線板の導電性の接続部分を、有機電界発
光素子の形成された基板側の導電性の金属膜に対して電
気的に確実に接続できるとともに、有機電界発光素子の
近くであってもそのような電気的な接続を行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディスプレイ装置を有する電子機器の
一例として、大型のテレビジョン受像機を示す斜視図。
【図2】図1の電子機器が有する有機ELユニットの例
を示す斜視図。
【図3】図2の有機ELユニットの一部を示す有機EL
パネル、IC基板およびフレキシブル配線板を示す斜視
図。
【図4】有機ELパネルの電気的な接続領域の例を示す
図。
【図5】図4の有機ELパネルの電気的な接続領域およ
び表示領域の例を示す平面図。
【図6】有機ELパネルの有機EL素子の構造例を示す
斜視図。
【図7】有機ELパネルの一部の構造を示す図。
【図8】半田ボールをホルダーに吸着しようとする状態
を示す図。
【図9】ホルダーに吸着された半田ボールを、フレキシ
ブル配線板の穴に投入しようとする状態を示す図。
【図10】有機EL素子とフレキシブル配線板の接続構
造例を示しており、半田ボールが投入される前の状態を
示す図。
【図11】図10において半田ボールがフレキシブル配
線板の穴に投入され、レーザ光が照射される状態を示す
図。
【図12】レーザ光により半田ボールが溶融した状態を
示す図。
【図13】本発明のディスプレイ装置の製造方法の一例
を示す図。
【図14】本発明のディスプレイ装置の別の実施の形態
が電子機器に搭載されている例を示す図。
【図15】図14のディスプレイ装置の構造例を示す斜
視図。
【図16】従来の有機EL素子とフレキシブル配線板の
接続例を示す図。
【図17】図16の一部分を拡大して示す図。
【符号の説明】
10・・・電子機器、20・・・ディスプレイ装置、2
2・・・有機ELユニット、30・・・IC基板、40
・・・有機ELパネル、50・・・フレキシブル配線
板、70・・・有機ELパネルの電気的な接続領域、8
0・・・有機EL素子、121・・・透明基板(基
板)、122・・・透明電極(陽極)、124・・・陰
極(カソード)、170・・・導電性の金属膜、20
0,201・・・電極、210・・・フレキシブル配線
板の穴、220・・・導電性の接続部分、330・・・
半田ボール、340・・・レーザ光、P・・・接続ポイ
ント
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05B 33/14 H05B 33/14 A H05K 3/34 505 H05K 3/34 505A (72)発明者 大海 元祐 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 大迫 純一 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 3K007 AB05 AB11 AB18 BA06 BB07 CA01 CB01 DA01 DB03 EB00 FA02 5C094 AA04 AA07 AA08 AA13 AA15 AA31 AA43 AA47 AA48 AA53 BA12 BA27 CA19 CA24 DA01 DA09 DA12 DA13 DB01 DB02 DB04 DB05 EA02 EA04 EA05 EA06 EB02 FA01 FA02 FB12 FB15 GB01 5E319 AA03 AB05 AC03 BB04 CC33 GG03 5G435 AA14 AA16 AA17 AA18 AA19 BB05 CC09 CC12 EE32 EE36 EE40 EE43 HH02 HH12 HH14 HH18 KK03 KK05 LL04

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板に形成された有機電界発光素子と、
    前記有機電界発光素子と重ならない前記基板の位置に形
    成された導電性の金属膜と、 複数の穴を有し、前記穴を形成する周囲部分には導電性
    の接続部分を有するフレキシブル配線板と、 前記フレキシブル配線板が前記基板側に接着された状態
    で、前記フレキシブル配線板の穴内に位置されて、溶融
    することで、前記基板の前記導電性の金属膜と前記フレ
    キシブル配線板の前記導電性の接続部分とを電気的に接
    続して前記有機電界発光素子と前記フレキシブル配線板
    を電気的に接続する半田ボールと、を備えることを特徴
    とするディスプレイ装置。
  2. 【請求項2】 前記フレキシブル配線板の穴に入れた前
    記半田ボールをレーザ光により溶融される請求項1に記
    載のディスプレイ装置。
  3. 【請求項3】 前記基板はガラス基板であり、前記導電
    性の金属膜は、Niが下地のAu膜であり、前記導電性
    の接続部分は、Cuである請求項1に記載のディスプレ
    イ装置。
  4. 【請求項4】 複数の前記有機電界発光素子を配列する
    ことで大画面を構成している請求項1に記載のディスプ
    レイ装置。
  5. 【請求項5】 ディスプレイ装置を有する電子機器であ
    り、 前記ディスプレイ装置は、 基板に形成された有機電界発光素子と、 前記有機電界発光素子と重ならない前記基板の位置に形
    成された導電性の金属膜と、 複数の穴を有し、前記穴を形成する周囲部分には導電性
    の接続部分を有するフレキシブル配線板と、 前記フレキシブル配線板が前記基板側に接着された状態
    で、前記フレキシブル配線板の穴内に位置されて、溶融
    することで、前記基板の前記導電性の金属膜と前記フレ
    キシブル配線板の前記導電性の接続部分とを電気的に接
    続して前記有機電界発光素子と前記フレキシブル配線板
    を電気的に接続する半田ボールと、を備えることを特徴
    とするディスプレイ装置を有する電子機器。
  6. 【請求項6】 有機電界発光素子を有するディスプレイ
    装置の製造方法であり、 基板に形成された前記有機電界発光素子とは重ならない
    前記基板の位置に導電性の金属膜を形成する金属膜形成
    ステップと、 前記金属膜に対応する位置に、フレキシブル配線板の穴
    を位置決めして前記フレキシブル配線板を前記基板側に
    貼り付ける貼り付けステップと、 前記フレキシブル配線板の穴に半田ボールを配置して前
    記半田ボールを溶融することにより、前記導電性の金属
    膜と前記フレキシブル配線板の穴の周囲部分に形成され
    ている導電性の接続部分とを電気的に接続して、前記有
    機電界発光素子と前記フレキシブル配線板を電気的に接
    続する接続ステップと、を含むことを特徴とするディス
    プレイ装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記半田ボールはレーザ光により溶融す
    る請求項6に記載のディスプレイ装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記基板はガラス基板であり、前記導電
    性の金属膜は、Niが下地のAu膜であり、前記導電性
    の接続部分は、Cuである請求項6に記載のディスプレ
    イ装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記基板側に形成されたアライメントマ
    ークと、前記フレキシブル配線板側に形成されたアライ
    メントマークに基づいて、前記導電性の金属膜と前記フ
    レキシブル配線板の穴を位置決めする請求項6に記載の
    ディスプレイ装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記半田ボールは、無鉛半田である請
    求項6に記載のディスプレイ装置の製造方法。
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