JP2007293790A - メダル返却装置 - Google Patents

メダル返却装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007293790A
JP2007293790A JP2006184181A JP2006184181A JP2007293790A JP 2007293790 A JP2007293790 A JP 2007293790A JP 2006184181 A JP2006184181 A JP 2006184181A JP 2006184181 A JP2006184181 A JP 2006184181A JP 2007293790 A JP2007293790 A JP 2007293790A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
return
medal
lid
return lid
shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006184181A
Other languages
English (en)
Inventor
Teruo Yoshikawa
照男 吉川
Nobushige Ishibashi
伸重 石橋
Kouki Takasugi
耕起 高杉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sega Corp
Original Assignee
Sega Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sega Corp filed Critical Sega Corp
Priority to JP2006184181A priority Critical patent/JP2007293790A/ja
Publication of JP2007293790A publication Critical patent/JP2007293790A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Slot Machines And Peripheral Devices (AREA)
  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Abstract

【課題】指が払い戻し蓋の下部に引掛からずに容易にメダルを取り出すことのできるメダル払い戻し装置を提供することにある。
【解決手段】メダル払い出し口10aの上部に前後へ揺動可能に取り付けられた払い戻し蓋8を備えたメダル払い戻し装置1において、回転体8fの回転中心に沿って該回転体8fに後記回転軸8eの軸径より大径の軸孔8gが形成され、該軸孔8gに遊嵌されて前記回転体8fの両端部から突出した回転軸8eの両端部が蓋幅方向に沿う水平方向へ指向して前記払い戻し蓋8の本体8aの下方両端部8dに一体に取り付けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、メダル(本明細書および特許請求の範囲において、メダルとは硬貨や金属製円板の他に硬質合成樹脂製円板をも意味している)を投入することにより動作するゲーム装置や自動販売機等に用いられるメダルをメダル返却口に返却するメダル返却装置に関するものである。
従来のメダル返却装置では、図16に図示されるように、壁体01の開口02に隣接した裏面に、受け皿03の返却口外周部04が当接されて一体に装着され、開口02を壁体01の内側から塞ぐように、返却蓋05の頂部06を貫通した軸07の両端が受け皿03の両側壁に前後に揺動可能に取り付けられていた。
図16に図示のメダル返却装置では、受け皿03の底面03aが奥側から手前側に向って下方へ傾斜しているため、受け皿03の上方に設けられたメダル落下排出装置08から受け皿03にメダルが排出された場合に、返却蓋05を奥に向って押して、開口02を明ければ、そのメダルは受け皿03の傾斜底面03aに沿って開口02に移動し易いので、メダルの取り出しが容易である。
しかし、幼児の指のように、細くて柔らかな指を返却蓋05の下縁と受け皿03の傾斜底面03aの間に差し込んで傾斜底面03a上のメダルを取り出そうとする時に、指が返却蓋05の下縁05aに引掛ってメダルを円滑に取り出すことができない場合がある。
特開平2−178794号公報
本発明は、指が返却蓋の下部に引掛からずに容易にメダルを取り出すことのできるメダル返却装置を提供することを、解決しようとする課題としている。
請求項1記載の発明は、メダル返却口の上部に前後へ揺動可能に取り付けられた返却蓋と、該返却蓋を鉛直面より手前側に向う揺動を規制するとともに、鉛直面より奥側へ所定角度以内に揺動を規制する揺動範囲規制手段を備えたメダル返却装置において、前記返却蓋の下部に少なくとも1個の切り欠きが形成され、前記切り欠きにおける返却蓋幅方向長さよりも短い長さの回転体の回転中心に沿って該回転体に軸孔が形成され、該軸孔より小径で前記返却蓋の幅方向へ指向した回転体枢支軸が、前記回転体の軸孔に回転可能に遊嵌されるとともに、前記返却蓋の切り欠きに対し該返却蓋幅方向へ隣接した枢支部に一体に取り付けられたことを特徴とするメダル返却装置である。
請求項2記載の発明は、前記返却蓋の幅方向中央部に切り欠きが形成され、該切り欠きに対し返却蓋幅方向に隣接した枢支部に、前記回転体の軸孔に回転可能に遊嵌された前記回転体枢支軸の両端部が一体に取り付けられたことを特徴とする請求項1記載のメダル返却装置である。
請求項3記載の発明は、前記返却蓋の幅方向中央部に少なくとも1個の切り欠きが形成されるとともに、幅方向両端部に切り欠きが形成され、該幅方向中央部に少なくとも1個形成された切り欠きに、少なくとも1個の回転体が配置されるとともに、該幅方向両端部に形成された切り欠きに2個の回転体がそれぞれ配置され、これら回転体の軸孔を貫通した回転体枢支軸は、前記幅方向中央部の切り欠きおよび前記幅方向両端部の切り欠き相互に挟まれた枢支部を貫通して少なくとも1個の枢支部に一体に取り付けられたことを特徴とする請求項1記載のメダル返却装置である。
請求項4記載の発明は、前記返却蓋は合成樹脂製で、返却蓋成形により前記回転体の金属製回転軸が該合成樹脂製返却蓋の枢支部に一体に埋設されたことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のメダル返却装置である。
請求項5記載の発明は、メダル返却口の上部に前後に揺動可能に取り付けられた返却蓋と、該返却蓋を鉛直面より手前側に向う揺動を規制するとともに、鉛直面より奥側へ所定角度以内に揺動を規制する揺動範囲規制手段とを備えたメダル返却装置において、前記返却蓋の頂部に金属製回転軸が一体に取り付けられ、前記メダル返却口の上部両側部に、前記金属製回転軸の径よりも上下方向に大きな軸孔がそれぞれ設けられ、該両軸孔に前記金属製回転軸が遊嵌されて吊下された状態では、前記返却蓋の下縁が前記メダル返却口の底面に僅かな間隙を存して接近するように構成されたことを特徴とするメダル返却装置である。
請求項6記載の発明は、前記返却蓋は合成樹脂製で、該合成樹脂製返却蓋の手前面における上下中央部から下部に亘り奥側に向って緩やかな凸曲面に形成され、前記合成樹脂製返却蓋の奥側凹曲部には上方へ起立したリブが一体に形成されたことを特徴とする請求項5記載のメダル返却装置である。
請求項1記載の発明では、メダル返却口の上部に前後へ揺動可能に取り付けられた返却蓋の下部において、蓋幅方向に向う回転枢支軸に、水平方向を中心に回転自在に回転体が取り付けられているため、メダル返却口の底面に排出されたメダルを取り出すべく、返却蓋の下部の回転体を指でもって奥側に押した際には、該回転体が軽快に一方向へ回転する結果、メダル返却口の奥部に何等の抵抗もなく指を楽に差し込むことができる。その後、メダル返却口の底面上のメダルの上面に指を掛け、手前に引き出す時には、指に触れた前記回転体が前記した回転方向とは逆方向へ軽快に回転するため、殆んど抵抗を受けずに、容易にメダルを取り出すことができる。
さらに、前記返却蓋の下方の枢支部に回転軸が一体に取り付けられた回転軸に前記回転体が上下へ移動可能に遊嵌されているため、鉛直に前記返却蓋が垂下した状態においては、前記回転体は前記メダル返却口の底面に接触し、または僅かな間隙を存して隣接しており、また、前記返却蓋が鉛直面より手前側に向う揺動が規制されているため、たとえ、メダル排出手段からメダルが前記メダル返却口内の空間に勢い良く排出されても、前記メダル返却口は、前記返却蓋と前記回転体とで塞がれて、メダル返却口から手前側へのメダル放出は未然に阻止される。
そして、前記返却蓋の下部を利用者が指でもって奥へ押し、メダル返却口の底面上のメダルに指を掛けて手前へ引く時に、前記返却蓋の傾きによる手前側の揺動で、該返却蓋の回転体周面に指が下方へ押されても、該回転体は、上方へ移動しうるため、該回転体の下方への押し付け力が大幅に軽減される結果、該回転体は軽快に回転して、指は抵抗力を殆んど受けずに、引くことが可能となり、メダルの取り出しを円滑に遂行することができる。
また、請求項2記載の発明では、前記回転体の軸孔の両端部から水平方向へ突出した回転軸の両端部が、前記返却蓋の下方両端部に一体に取り付けられているため、前記回転軸の軸孔に遊嵌されている前記回転体が径方向へ移動し、または前記軸孔内を傾動することがあっても、前記回転軸は前記返却蓋の下方両端部に一体に固定される結果、前記回転体は安定して円滑に回転することができ、指と該回転体との相対的移動が何等の抵抗もなく円滑に遂行することができる。
さらに、請求項3記載の発明では、前記返却蓋の幅方向両端部に枢支部が存在しないため、該返却蓋の幅方向両端切り欠きに配置された両端回転体の外端面が、メダル返却口の側面に構成する両端面部の内側面に密接可能となるため、前記両端回転体の外端面と両側面部の内側面との間隔がより一層小さくなる結果、指の細い幼児の指が回転体とメダル返却口内面とに挟まれることが確実に阻止される。
請求項4記載の発明においては、合成樹脂製返却蓋の成形時にその下端両端部に、回転体を遊嵌枢支する金属製回転軸を一体的に強固にかつ能率良く容易に装着固定することができるので、生産性を向上させてコストダウンを図ることができる。
請求項5記載の発明においては、返却蓋の頂部に金属製回転軸が一体に取り付けられ、メダル返却口の上部両側部に、前記金属製回転軸の径よりも上下方向に大きな軸孔がそれぞれ設けられ、該両軸孔に前記金属製回転軸の両端部が遊嵌されて吊下された状態では、前記返却蓋の下縁が前記メダル返却口の底面に僅かな間隙を存して接近するように構成されているため、メダル排出手段からメダルがメダル返却口内の空間に勢い良く排出された場合に、該メダル返却口は、前記返却蓋で塞がれて、メダル返却口から手前側へのメダル放出は未然に阻止される。
そして、メダル返却口内の空間に溜っているメダルを取り出そうとして、前記返却蓋を手前側から奥側へ指を押し込み、前記メダル返却口内の空間のメダルの上面に指を掛け、手前に引き出す場合に、前記返却蓋が奥側に傾いた状態から鉛直面に戻る際に該返却蓋の下縁とメダル返却口内の空間底面との間隔縮小でもって指が前記返却蓋下縁でもって押されても、前記返却蓋の頂部の金属製回転軸が、前記メダル返却口の上部両側部における上下方向に大きな軸孔に遊嵌にされているため、前記返却蓋が上方へ移動することができ、その結果、前記返却蓋下縁と前記空間底面上のメダルとに指が挟まれることが未然に阻止される。
請求項6記載の発明においては、返却蓋が合成樹脂製で、該合成樹脂製返却蓋の手前面における上下中央部から下部に亘り奥側に向って緩やかな凸曲面に形成されているため、前記返却蓋の手前面から奥側に亘る表面が滑り易く、指が該返却蓋の下面と返却口内の空間底面上のメダルとに挟まれる惧れがない。
また、前記合成樹脂製返却蓋は軽量であるにも拘らず、丈夫であるので、安価であり、しかも、前記合成樹脂製返却蓋の奥側面上にメダルが引掛る惧れが全くない。
以下、請求項1および請求項2ならびに請求項4記載の発明に係る図1ないし図6に図示の一実施形態について説明する。
図示のメダル返却装置1は、メダル2を使用してゲーム行なう図示されないメダルゲーム装置に付設されるもので、ゲームが成功した場合、その成功の度合いに応じて所定枚数のメダル2がメダル排出装置3よりメダル返却口4を備えたメダル収納部5へ排出されるようになっている。
前記メダル収納部5は、メダル2を収納する収納部本体6と、該収納部本体6の頂部を覆う収納部天板7と、該収納部本体6の手前側の開放部を覆う返却蓋8と、返却蓋8の前後揺動範囲を規制する揺動範囲規制部材9とよりなり、前記収納部本体6は、所定の形状(図示されず)にプレス成型された1板の金属製薄板が折り曲げられて、手前側(図1において右側)と上側が開放された箱状に形成されたもので、図3に図示されるように、該収納部本体6の左右両側面部6aの手前側上縁部に欠除部6bが形成されるとともに、該収納部本体6の左右両側面部6aの手前側部が左右側方へ向けて直角に折り曲げられて、左右鍔状部6cが形成され、かつ、前記収納部本体6の下側手前部が下方へ直角に折り曲げられて、下側鍔部6dが形成されている。なお、収納部本体6の奥側底面部6eは、奥側から手前側に向って傾斜しており、メダル排出装置3から排出されたメダル2がその傾斜面によって手前側に転がり、または滑って、図5に図示されるように、手前側底面部6fにメダル2が堆積しうるようになっている。
図示されないメダルゲーム装置の手前側壁板10には、図1に図示されるように、短形状開口10aが形成されており、該開口10aに収納部本体6の手前側開放部が合わせられ、該開口10aの左右両側に位置して手前側壁板10の奥側面10bに前記収納部本体6の左右鍔状部6cが図示されないネジでもって一体に取り付けられるとともに、前記開口10aの下側に位置して手前側壁板10の奥側面10bに前記収納部本体6の下側鍔状部6dが図示されないネジでもって一体に取り付けられている。
また、図4に図示されるように、前記収納部天板7の頂面部7aの両側には、収納部本体6の両側面部6aの外側面に密接しうるように直角に下方へ折り曲げられて、左右側面部7bが形成されるとともに、収納部天板7の頂面部7aの奥側には、収納部本体6の奥側面部6gの上端面に下端面が当接しうるように直角に下方へ折り曲げられて、奥側面部7cが形成されている。
さらに、収納部天板7の左右側面部7bの手前側上部に手前側に向って開放された切り欠き部7dが形成されるとともに、収納部天板7の頂面部7aの奥側には、開口7eが形成されており、メダル排出装置3から排出されたメダル2が開口7eを介してメダル収納部5の収納空間5a内に収納されるようになっている。
前記返却蓋8の平板状本体8aは合成樹脂製で、図1および図3に図示されるように、この平板状本体8aの上方拡径部8bには、金属製揺動軸8cが一体に埋設され、合成樹脂製平板状本体8aの下部中央には、下方へ突出した下方両側部8dを残し、切り欠き8hが形成され、この下方両側部8dには、金属製枢支軸8eの両端が一体に埋設されるようになっている。
前記金属製枢支軸8eに枢支される回転ローラ8fの中心には、該枢支軸8eよりも大径の軸孔8gが形成されており、返却蓋8を製造する場合には、前記平板状本体8aの形状と同一形状の図示されない金型のキャビティ内における上方拡径部8bの中心に対応する個所に前記金属製揺動軸8cが配置されるとともに、前記回転ローラ8fを回転自在に遊嵌支持した前記金属製枢支軸8eの両端が、前記金型キャビティ内における下方両側部8dの中心に対応する個所に配置された状態において、前記金型キャビティ内に熔融合成樹脂を射出成形することによって、返却蓋8が得られる。
前記回転ローラ8fは金属または自己潤滑性の優れたナイロン、弗素樹脂等でもよく、その周面は平滑な円筒面に形成されているが、収納部本体6の奥側底面6eおよび手前側底面部6fの左右幅方向中央が下方へ窪んだ形状の場合は、樽状に形成されてもよい。
前記返却蓋8の上方拡径部8bに一体に埋設された金属製揺動軸8cは、収納部本体6の欠除部6bの手前側縁6bと、収納部天板7の切り欠き部7dの奥側縁7dとでもって、前後方向の移動が規制されるとともに、これら両側縁6b、7dとの間を上下へ移動しうるようになっている。
揺動範囲規制部材9では、1枚のチャンネル状金属薄板の奥の側壁部9aの先端部が奥側へ約45°折り曲げられて奥側ストッパー部9bが形成されるとともに、手前側壁部9cの先端部が奥側へ180°折り返されて手前側ストッパー部9dが形成されており、揺動範囲規制部材9の頂壁部9eが収納部天板7の頂面部7aの手前側下面にスポット溶接等で一体に結合されている。
なお、図3に図示されるように、収納部本体6の両側面部6aの前後中央の上方に位置して、収納部天板7を固定するネジ11のネジ孔6hが形成され、このネジ孔6hに接して収納部本体6の両側面部6aの内側面にセンサ12が装着されており、メダル2がメダル収納部5内で満杯になったことをセンサ12によって検出されるようになっている。
図1ないし図6に図示の実施形態は、前述したように構成されているので、メダル排出装置3よりメダル返却装置1のメダル収納部5にメダル2が排出されると、図1に図示されるようにメダル収納部5における収納部本体6の奥側底面部6eに排出されたメダル2はその傾斜面によって手前側に転がり、または滑り落ち、手前側底面部6fに積重ねられる。
この時、収納部本体6の奥側底面部6eをメダル2が勢い良く転がり、または滑り落ちても、返却蓋8の下部に枢支された回転ローラ8fの下方周面が収納部本体6の手前側底面部6fに僅かな間隙を存して接近しており、かつ返却蓋8は揺動範囲規制部材9の手前側ストッパー部9dによって、手前側への揺動が阻止されるため、メダル2がメダル返却口4より手前側に排出されずに、収納部本体6の手前側底面部6fに確実に堆積できる。
そして、メダル収納部5における収納部本体6の手前側底面部6fに堆積されたメダル2を取り出すべく、図5に図示されるように、指13で返却蓋8の下部の円筒状回転ローラ8fを奥側に向けて押した際には、円筒状回転ローラ8fは、時計方向へ軽快に回転するため、殆んど抵抗を受けずに指13をメダル収納部5の奥側に差し込んで、前記収納部本体6の手前側底面部6f上のメダル2に指13を掛け、手前側へ引くことにより、手前側にメダル2を容易に掻き出すことができる。
この指13を手前側へ引く時に、指13が円筒状回転ローラ8fと収納部本体6の手前側底面部6fあるいはその上方のメダル2とに挟まれ、指13と円筒状回転ローラ8fとに摩擦力が働いても、円筒状回転ローラ8fは、図5において、反時計方向へ回転するため、大きな抵抗力を受けずに、指13をメダル2に掛けたまま、手前側にメダル2を楽に掻き出すことができる。
また、揺動範囲規制部材9の奥側ストッパー部9bにより、返却蓋8は略40°以上奥側に揺動することができないように規制されているため、メダル返却口4より指13を差し込み、または、針金等を差し込んで、メダル排出装置3内のメダル2の取り出す行動を未然に防止することができる。
次に、請求項3および請求項4記載の発明に係る図7ないし図12に図示された実施形態について説明する。
図7ないし図12に図示の実施形態のメダル返却装置14の返却蓋15は、図1ないし図6に図示の実施形態のメダル返却装置1における返却蓋8と、その構造を異にしているが、その他のメダル排出装置3、メダル返却口4、メダル収納部5、収納部本体6(ただし、欠除部6bの形状が異なっている)、収納部天板7、揺動範囲規制部材9、手前側壁板10、ネジ11およびセンサ12は、同一構造であるので、同じ符号を用いることにする。
図1ないし図6に図示の実施形態において、合成樹脂製の平板状本体8aの下方中央部には、下方へ突出した下方両側部8dを残し、切り欠き8hが1個形成され、この1個の切り欠き8hに挟まれて1個の回転ローラ8eが枢支軸8eに枢支されているが、本実施形態の返却蓋15は、図8ないし図12に図示されるように、合成樹脂製平板状本体16と、金属製揺動軸17と金属製枢支軸18と、金属製または自己潤滑性の優れたナイロン、弗素樹脂製の回転ローラ19とよりなっており、平板状本体16の下方中央部に1個の中央切り欠き16aが形成されるとともに、この中央切り欠き16aの左右両側に、枢支部16cを残して、それぞれ1対の両側切り欠き16bが形成されている。
そして、中央切り欠き16aおよび両側切り欠き16bにおける平板状本体16の幅方向長さよりもそれぞれ僅かに短い中央回転ローラ19aおよび両側回転ローラ19bが用意され、この中央回転ローラ19aの回転中心に軸孔19aが形成されるとともに、両側回転ローラ19bの回転中心に前記軸孔19aと同一径の軸孔19bが形成されている。
しかも、中央切り欠き16aに中央回転ローラ19aが位置するとともに、両側切り欠き16bに両側ローラ19bが位置した状態において、前記中央回転ローラ19aおよび両側回転ローラ19bの軸孔19a、19bよりも小径の金属製枢支軸18が、前記枢支部16cの孔16cに一体に嵌着されている。
図7ないし図12に図示の実施形態は、前述したように構成されているので、金属製枢支軸18の径に対して中央回転ローラ19aおよび両側回転ローラ19bの軸孔19a、19bの径が大きいため、指13が回転ローラ19a、19bのいずれかと収納部本体6の手前側底面部6fに挟まれても、回転ローラ19a、19bのいずれかが、上方へ自由に動くことができ、かつこのローラ19a、19bが自由に回転できるので、指13は何等の抵抗を受けることなく、このメダル返却口4から簡単に引き抜くことができる。
また、平板状本体16の枢支部16cが収納部本体6の左右両側面部6aの内面に隣接して存在しないため、この枢支部16cの幅方向寸法分の隙間がないので、図12に図示されるように、たとえ返却蓋15が収納本体6の一方の側面部6aに寄ったとしても、回転ローラ19bの外側面と収納部本体6の側面部6aの内面との間隙Yが、図6に図示の第1実施形態の回転ローラ8fの外側面と収納部本体6の側面部6aの内面との間隙Xよりも小さくなり、指13が挟み込まれる可能性が一段と低い。
さらに、両側回転ローラ19bが金属製枢支軸18より簡単に引き抜き可能となっていても、この両側回転ローラ19bの引き抜きは、収納部本体6の側面部6aによって未然に阻止される。
図7ないし図12に図示の実施形態では、回転ローラ19に形成された軸孔19a、19bは金属製枢支軸18よりも大径であり、かつ金属製枢支軸18が平板状本体16の枢支部16cに一体に嵌着され、この金属製枢支軸18に回転ローラ19a、19bが回転自在に遊嵌されているが、金属製枢支軸18に回転ローラ19a、19bが一体に嵌着され、平板状本体16の枢支部16cに図示されない軸孔の径が金属製枢支軸18よりも大径に設定され、金属製枢支軸18が平板状本体16の枢支部16cの軸孔に遊嵌されるようにしてもよい。
さらに、請求項5および請求項6記載の発明に係る図13ないし図15に図示の実施形態について説明する。
図13ないし図15に図示の実施形態のメダル返却装置20における返却蓋21は、図1ないし図6に図示の実施形態のメダル返却装置1における返却蓋8と、その構造を異にし、返却蓋21の揺動軸の枢支構造を異にするが、その他のメダル排出装置3、メダル返却口4、メダル収納部5、収納部本体6、収納部天板7、揺動範囲規制部材9、手前側壁板10、ネジ11およびセンサ12は、同一の構造であるので、同じ符号を用いることにする。
本実施形態における返却蓋21は、合成樹脂製で、返却蓋21の本体21aの上方拡径部21bには、金属製揺動軸21cが一体に埋設され、前記本体21aの横断面形状は、図13に図示されるように、上記拡径部21bから下方へ延長した平板状部21dの下部21eが奥側へ弯曲して釣針状に形成され、この下方弯曲部21eの内側には、揺動方向すなわち横断方面へ指向した2条の補強リブ21fが幅方向に亘って等間隔に一体に形成されるとともに、該補強リブ21fの上縁21gの中央から前記平板状2dと平行に1条のリブ21hが一体に形成されている。
なお、本実施形態では、図13および図15に示すように、収納部天板7の切り欠き部7dの頂縁7dは本体7aの底面に接し、かつ、収納部本体6の欠除部6bの底縁6bと、収納部天板7の切り欠き部7dの底縁7dは第1実施形態のものよりも下方へ位置し、返却蓋21の揺動軸21cがこれら側縁6b、7dに支持された状態では、揺動軸21cは、上方へ僅かに移動できるようになっている。
図13ないし図15に図示の実施形態では、返却蓋21の本体21aの下方弯曲部21eは滑らかな弯曲面に形成されているため、メダル返却口4からメダル収納部5内に指13を差し込んで、この指13に返却蓋21の下方弯曲部21eが接触した際に、指13がこの下方弯曲部21eに対し滑り、大きな摩擦力が働かない結果、指13が返却蓋21の下方弯曲部21eの下面と収納部本体6の手前側底面部6fまたその上方のメダル2とに挟み込まれずに、手前側へ指13を引き抜くことができる。
また、たとえ、指13の上面が一部上方へ盛がっていても、返却蓋21は上方へ移動できるため、返却蓋21の下方弯曲部21eの下面に指13が引掛からずに、指13を手前側へ簡単に引き抜くことができる。
さらに、返却蓋21の下方弯曲部21eの凹部に補強リブ21fおよびリブ21hが配設されているため、図13に図示されるようにメダル2がその凹部に侵入することがない。
請求項1ないし請求項2ならびに請求項4に係る発明の第1実施形態の縦断側面図である。 図1のII矢視図である。 図1における収納本体の斜視図である。 収納本体に収納天板を覆った状態の部分斜視図である。 図1において、収納本体に収納されたメダルを指でもって掻き出そうとする状態を図示した縦断側面図である。 図1のVI−VI線に沿って裁断した縦断面図である。 請求項3に係る発明の第2実施形態の収納本体の斜視図である。 第2実施形態の返却蓋の一部縦断した斜視図である。 平板状本体に金属製枢支軸を介して中央回転ローラを取り付ける前の斜視図である。 平板状本体に金属製枢支軸を介して中央回転ローラを取り付けた状態の斜視図である。 平板状本体に金属製枢支軸を介して中央回転ローラおよび両側回転ローラを取り付けた状態の斜視図である。 図6と同様な第2実施形態の平板状本体および回転ローラの縦断面図である。 請求項5ないし請求項6に係る発明の第2実施形態の縦断側面図である。 図13における収納本体の斜視図である。 図13における収納本体に収納天板を覆った状態の部分斜視図である。 従来のメダル返却装置の縦断側面図である。
符号の説明
1…メダル返却装置、2…メダル、3…メダル排出装置、4…メダル返却口、5…メダル収納部、6…収納部本体、7…収納部天板、8…返却蓋、9…揺動範囲規制部材、10…手前側壁板、11…ネジ、12…センサ、13…指、14…メダル返却装置、15…返却蓋、16…平板状本体、17…金属製揺動軸、18…金属製枢支軸、19…回転ローラ、20…メダル返却装置、21…返却蓋。

Claims (6)

  1. メダル返却口の上部に前後へ揺動可能に取り付けられた返却蓋と、該返却蓋を鉛直面より手前側に向う揺動を規制するとともに、鉛直面より奥側へ所定角度以内に揺動を規制する揺動範囲規制手段を備えたメダル返却装置において、
    前記返却蓋の下部に少なくとも1個の切り欠きが形成され、
    前記切り欠きにおける返却蓋幅方向長さよりも短い長さの回転体の回転中心に沿って該回転体に軸孔が形成され、
    該軸孔より小径で前記返却蓋の幅方向へ指向した回転体枢支軸が、前記回転体の軸孔に回転可能に遊嵌されるとともに、前記返却蓋の切り欠きに対し該返却蓋幅方向へ隣接した枢支部に一体に取り付けられたことを特徴とするメダル返却装置。
  2. 前記返却蓋の幅方向中央部に切り欠きが形成され、
    該切り欠きに対し返却蓋幅方向に隣接した枢支部に、前記回転体の軸孔に回転可能に遊嵌された前記回転体枢支軸の両端部が一体に取り付けられたことを特徴とする請求項1記載のメダル返却装置。
  3. 前記返却蓋の幅方向中央部に少なくとも1個の切り欠きが形成されるとともに、幅方向両端部に切り欠きが形成され、
    該幅方向中央部に少なくとも1個形成された切り欠きに、少なくとも1個の回転体が配置されるとともに、該幅方向両端部に形成された切り欠きに2個の回転体がそれぞれ配置され、これら回転体の軸孔を貫通した回転体枢支軸は、前記幅方向中央部の切り欠きおよび前記幅方向両端部の切り欠き相互に挟まれた枢支部を貫通して少なくとも1個の枢支部に一体に取り付けられたことを特徴とする請求項1記載のメダル返却装置。
  4. 前記返却蓋は合成樹脂製で、返却蓋成形により前記回転体の金属製回転軸が該合成樹脂製返却蓋の枢支部に一体に埋設されたことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のメダル返却装置。
  5. メダル返却口の上部に前後に揺動可能に取り付けられた返却蓋と、該返却蓋を鉛直面より手前側に向う揺動を規制するとともに、鉛直面より奥側へ所定角度以内に揺動を規制する揺動範囲規制手段とを備えたメダル返却装置において、
    前記返却蓋の頂部に金属製回転軸が一体に取り付けられ、
    前記メダル返却口の上部両側部に、前記金属製回転軸の径よりも上下方向に大きな軸孔がそれぞれ設けられ、
    該両軸孔に前記金属製回転軸が遊嵌されて吊下された状態では、前記返却蓋の下縁が前記メダル返却口の底面に僅かな間隙を存して接近するように構成されたことを特徴とするメダル返却装置。
  6. 前記返却蓋は合成樹脂製で、該合成樹脂製返却蓋の手前面における上下中央部から下部に亘り奥側に向って緩やかな凸曲面に形成され、
    前記合成樹脂製返却蓋の奥側凹曲部には上方へ起立したリブが一体に形成されたことを特徴とする請求項5記載のメダル返却装置。

JP2006184181A 2006-03-31 2006-07-04 メダル返却装置 Pending JP2007293790A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006184181A JP2007293790A (ja) 2006-03-31 2006-07-04 メダル返却装置

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006099801 2006-03-31
JP2006184181A JP2007293790A (ja) 2006-03-31 2006-07-04 メダル返却装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007293790A true JP2007293790A (ja) 2007-11-08

Family

ID=38764341

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006184181A Pending JP2007293790A (ja) 2006-03-31 2006-07-04 メダル返却装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007293790A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015215784A (ja) * 2014-05-12 2015-12-03 沖電気工業株式会社 筐体装置、及び自動取引装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06266938A (ja) * 1993-03-15 1994-09-22 Toshiba Corp 自動販売機のコイン回収装置
JPH08115461A (ja) * 1994-10-17 1996-05-07 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 硬貨返却口の異物挿入防止構造
JP2006059291A (ja) * 2004-08-24 2006-03-02 Asahi Seiko Kk コイン返却装置の返却口シャッタ

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06266938A (ja) * 1993-03-15 1994-09-22 Toshiba Corp 自動販売機のコイン回収装置
JPH08115461A (ja) * 1994-10-17 1996-05-07 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 硬貨返却口の異物挿入防止構造
JP2006059291A (ja) * 2004-08-24 2006-03-02 Asahi Seiko Kk コイン返却装置の返却口シャッタ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015215784A (ja) * 2014-05-12 2015-12-03 沖電気工業株式会社 筐体装置、及び自動取引装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3459882B2 (ja) 物品取出装置
JP2007293790A (ja) メダル返却装置
JP5624749B2 (ja) 什器
JP5040349B2 (ja) メダル返却装置
AU2005202326A1 (en) Umbrella bagging apparatus
US6039413A (en) Compact disk box capable of automatically extending and retracting compact disks
JP6888208B2 (ja) 蓋付き収納ケース
JP6750827B2 (ja) 薄葉紙ディスペンサー
JP3965224B2 (ja) コインゲーム機のコイン皿
JP5546279B2 (ja) 弾球遊技機
JP3981372B2 (ja) 回転盤式硬貨送出装置
US9694273B2 (en) Game board and method
JP7352273B2 (ja) ゴミ箱
JP4398380B2 (ja) メダル遊技機
KR200488712Y1 (ko) 시트 화장지 디스펜서
JP4133450B2 (ja) 収納家具の天板、収納家具
JP4143612B2 (ja) パチスロ機におけるコイン抜き装置
JP4780078B2 (ja) 景品取得ゲーム装置
JP5062390B2 (ja) 遊技機
JP4280348B2 (ja) パチンコ機における球受皿の球抜き装置
JP2002352292A (ja) コイン貯蔵・分配装置
JP6638901B2 (ja) ヒンジ及びそれを備えた洗濯機
JP2004131102A (ja) 吊り下げ式薬剤容器
JP2001126125A (ja) 受渡装置
JP3472740B2 (ja) 遊技機の灰皿取付構造

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20090422

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090522

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120214

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120416

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120508

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20121002