JP2007290466A - 車両用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】追突された時等とそうでない時とを的確に識別して追突された時等のみにヘッドレストを前方に確実に移動させることができ、しかも、背凭れ等にコンパクトに設置できる車両用シートを提供すること。
【解決手段】車両用シート1は、車両の床2に前後位置及び傾動位置調整自在に取付けられる座席シート3と、座席シート3に傾動位置調整自在に取付けられた車両の背凭れ4と、背凭れ4に前方に移動自在、本例では前方のR1方向に回動自在に支持されたヘッドレスト5と、ヘッドレスト5を前方のR1方向に回動付勢する回動付勢手段6と、ヘッドレスト5の前方のR1方向への回動を禁止する禁止機構7と、禁止機構7によるヘッドレスト5の前方のR1方向への移動禁止を背凭れ4に加わる車両の後方への一定以上の加速度で解除させる解除手段8とを具備している。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両において追突された時等に後方からの衝撃を受けて慣性により着座者が後方に移動する際に前方移動して着座者の頭部を支持するヘッドレストを有した車両用シートに関する。
特開平10−181403号公報 特開平10−119619号公報 特開平11−268566号公報 特開2003−81044号公報 特開2005−225334号公報 特開2006−82772号公報 特開2006−88875号公報
車両において、追突された時等に着座者の頭部を拘束するためにヘッドレストを前方に移動させるようにした車両用シートが提案されている。
ところで、斯かる車両用シートにおいては、通常の走行時に不用意にヘッドレストが前方に移動すると、着座者が前屈みになって、操縦性を悪化させたり、乗り心地を悪くするので、追突された時等とそうでない時とを識別して追突された時等のみにヘッドレストを前方に移動させることが必要であるが、斯かる識別機構を車両用シートの背凭れ等にコンパクトに設置できるものは未だ提案されていない。
本発明は上記諸点に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、追突された時等とそうでない時とを的確に識別して追突された時等のみにヘッドレストを前方に確実に移動させることができ、しかも、背凭れ等にコンパクトに設置できる車両用シートを提供することにある。
本発明の車両用シートは、車両の背凭れと、この背凭れに車両の前方に移動自在に支持されたヘッドレストと、このヘッドレストを前方に移動付勢する移動付勢手段と、ヘッドレストの前方への移動を禁止する禁止機構と、この禁止機構によるヘッドレストの前方への移動禁止を背凭れに加わる車両の後方への一定以上の加速度で解除させる解除手段とを具備しており、ここで、解除手段は、背凭れに加わる車両の後方への一定以上の加速度に基づく力を禁止機構に伝達する伝達機構を有している。
本発明の車両用シートによれば、禁止機構によるヘッドレストの前方への移動禁止を背凭れに加わる車両の後方への一定以上の加速度で解除させる解除手段が背凭れに加わる車両の後方への一定以上の加速度に基づく力を禁止機構に伝達する伝達機構を有しているので、追突された時等とそうでない時とを的確に識別して追突された時等のみにヘッドレストを確実に前方に移動させることができる。
解除手段は、背凭れの背受部に加わる荷重により変位される荷重−変位変換機構を有してもよく、伝達機構は、速度依存性の抵抗力を発生する抵抗力発生器を有していてもよく、この場合、荷重−変位変換機構は、背凭れのフレームに回動自在に支持されていると共に背凭れの背受部に配された荷重受板を具備していてもよく、抵抗力発生器は、一方では荷重−変位変換機構に連結されていると共に他方では禁止機構に連結されていてもよい。
抵抗力発生器は、一方の回転体と、この一方の回転体に対して相対的に回転自在な他方の回転体と、両回転体の間に介在されていると共に一方の回転体に対する他方の回転体の相対的な回転で相補的に容積が増減する少なくとも二つの空間と、この少なくとも二つの空間に収容された液体と、一方の回転体に対する他方の回転体の相対的な回転で増減する少なくとも二つの空間に対して流出入する液体の流速に応じた大きさの抵抗力を発生するオリフィス手段とを具備していても、これに代えて又はこれと共に、一方の直動体と、この一方の直動体に対して相対的に直動自在な他方の直動体と、両直動体の間に介在されていると共に一方の直動体に対する他方の直動体の相対的な直動で相補的に容積が増減する少なくとも二つの空間と、この少なくとも二つの空間に収容された液体と、一方の直動体に対する他方の直動体の相対的な直動で増減する少なくとも二つの空間に対して流出入する液体の流速に応じた大きさの抵抗力を発生するオリフィス手段とを具備していてもよい。
本発明においては、ヘッドレストは、背凭れに前方に回動又は直動自在に支持されており、移動付勢手段は、ヘッドレストを前方に回動又は直動付勢するようになっており、禁止機構は、ヘッドレストの前方への回動又は直動を禁止するようになっていてもよい。
本発明によれば、追突された時等とそうでない時とを的確に識別して追突された時等のみにヘッドレストを確実に前方に移動させることができ、しかも、背凭れ等にコンパクトに設置できる車両用シートを提供することができる。
次に、本発明及びその実施の形態を、図に示す好ましい実施例に基づいて更に詳細に説明する。なお、本発明はこれらの実施例に何等限定されないのである。
図1から図3において、本例の車両用シート1は、車両の床2に前後位置及び傾動位置調整自在に取付けられる座席シート3と、座席シート3に傾動位置調整自在に取付けられた車両の背凭れ4と、背凭れ4に前方に移動自在、本例では前方のR1方向に回動自在に支持されたヘッドレスト5と、ヘッドレスト5を前方のR1方向に回動付勢する回動付勢手段6と、ヘッドレスト5の前方のR1方向への回動を禁止する禁止機構7と、禁止機構7によるヘッドレスト5の前方のR1方向への移動禁止を背凭れ4に加わる車両の後方への一定以上の加速度で解除させる解除手段8とを具備している。
座席シート3を床2に前後位置及び傾動位置調整自在に取付ける取付機構9及び背凭れ4を座席シート3に傾動位置調整自在に取付ける取付機構10は、公知であるので詳細な説明を省く。
ヘッドレスト5は、ヘッドレスト本体15と、ヘッドレスト本体15に固着されていると共に背凭れ4のフレーム(図示しない)に軸16を介してR1方向に回動自在に支持されている支持部材17とを具備しており、支持部材17は、背凭れ4のフレームに固着されたストッパ18によりR1方向と反対の方向に回動しないようになっている。
移動付勢手段としての回動付勢手段6は、一端が背凭れ4のフレームに固着されていると共に他端が支持部材17に固着されたコイルばね19を具備しており、コイルばね19の弾性力によりヘッドレスト5を常時R1方向に回動付勢している。
禁止機構7は、背凭れ4のフレームに軸21を介してR2方向に回動自在に支持されていると共に支持部材17の先端に当接、係合して支持部材17のR1方向の回動を禁止する鉤部材22と、鉤部材22を支持部材17の先端への当接、係合位置に設定するストッパ23及びコイルばね24とを具備している。
解除手段8は、座席シート3に着座した乗員から背凭れ4の背受部31に加わる荷重により変位される荷重−変位変換機構32と、背凭れ4の背受部31に加わる車両の後方への一定以上の加速度に基づく力を禁止機構7に伝達する一方、背凭れ4の背受部31に加わる一定以下の加速度に基づく力の禁止機構7への伝達を行わない伝達機構33とを有している。
荷重−変位変換機構32は、背凭れ4のフレームに固着された軸35にR3方向に回転自在に装着された円筒部材36と、円筒部材36に固着されていると共に背凭れ4の背受部31に配された荷重受板37とを具備しており、背凭れ4のフレームに円筒部材36及び軸35を介して回動自在に支持されている荷重受板37は、背凭れ4の背受部31におけるクッション内に埋め込まれている。
伝達機構33は、一端で円筒部材36に固着されたアーム41と、アーム41の他端に取付けられたスリーブ42と、スリーブ42を摺動自在に貫通していると共に一端では鉤部材22に連結されているワイヤー43と、速度依存性の抵抗力を発生する抵抗力発生器44と、弾性により抵抗力発生器44を初期状態位置に設定するコイルばね45とを具備している。
抵抗力発生器44は、固定軸50と、固定軸50に固着されている一方の回転体としての内側部材51と、内側部材51に対して固定軸50を中心として相対的にR4方向に回転自在な他方の回転体としてのハウジング52と、内側部材51及びハウジング52の間に介在されていると共に内側部材51に対するハウジング52の固定軸50を中心とした相対的なR4方向の回転で相補的に容積が増減する少なくとも二つ、本例では四つの空間53、54、55及び56と、空間53、54、55及び56に収容された適度な粘性を有した液体57と、内側部材51に対するハウジング52の固定軸50を中心としたR4方向の相対的な回転で増減する空間53、54、55及び56に対して流出入する液体57の流速に応じた大きさの抵抗を発生する細孔58及び59からなるオリフィス手段60とを具備している。
固定軸50は、背凭れ4のフレームに固着されており、ワイヤー43は、引っ張られる際には巻き戻されるように、ハウジング52の周りに巻き付けられて他端でハウジング52に固着されており、コイルばね45は、一端ではハウジング52に、他端では背凭れ4のフレームに夫々固着されてハウジング52を囲繞して設けられている。
一方ではワイヤー43、スリーブ42及びアーム41を介して荷重−変位変換機構32に連結されていると共に他方ではワイヤー43を介して禁止機構7に連結されている抵抗力発生器44は、内側部材51に対するハウジング52の固定軸50を中心としたR4方向の相対的な回転で液体57が空間53及び54から空間55及び56に又はその逆に細孔58及び59を介して出入する際に内側部材51に対するハウジング52の固定軸50を中心としたR4方向の相対的な回転の速度に応じて、即ち当該速度が大きい際には大きな抵抗力を当該速度が小さい際には小さな抵抗力を固定軸50を中心とした相対的な内側部材51に対するハウジング52のR4方向の回転に対して発生するようになっている。
以上の車両用シート1では、座席シート3への乗員の着座で背凭れ4に車両の後方への乗員の通常の荷重が付加される場合又は座席シート3に着座した乗員への車両の通常の加速による背凭れ4への車両の後方への乗員の荷重の追加の場合においては、背凭れ4へのこれらの荷重は緩慢になされる結果、乗員の斯かる荷重を受ける荷重受板37は、軸35を中心としてR3方向において時計回りに緩慢に回動される。荷重受板37のこの緩慢な回動でアーム41が同じくR3方向において図1において時計回りに緩慢に回動されてアーム41の先端にスリーブ42を介して係合されたワイヤー43に撓みが生じると、ワイヤー43の他端を介してハウジング52が固定軸50を中心として内側部材51に対してR4方向において図1において反時計回りに回転されようとする。この回転は、細孔58及び59を介して液体57の空間53及び54から空間55及び56へのゆっくりとした流動を生じさせる結果、大きな抵抗力を生じさせないで行われ、而して、支持部材17の先端への当接、係合を解除するような鉤部材22のR2方向において図1において時計回りの回動を生じさせる引張力がワイヤー43に生じなく、禁止機構7はヘッドレスト5の前方のR1方向の回動を禁止し、ヘッドレスト5は通常の位置に維持される。
また車両用シート1では、追突されて座席シート3に着座した乗員へ後方への大きな加速度が生じて、荷重受板37が急激に軸35を中心としてR3方向において図1において時計回りに回動されると、ワイヤー43に急速な撓みが生じ、ワイヤー43の他端を介してハウジング52が固定軸50を中心として内側部材51に対して高速でR4方向において図1において反時計回りに回転されようとする。この回転は、液体57の空間53及び54から空間55及び56への急速な流動を生じさせる結果、大きな抵抗力を生じさせて、ハウジング52と内側部材51とが互いに剛体連結されたようになり、而して、図4に示すように、支持部材17の先端への当接、係合を解除するような鉤部材22の回動を生じさせる引張力がワイヤー43に生じ、禁止機構7の鉤部材22は、支持部材17の先端への当接、係合を解除するように軸21を中心としてR2方向において図1において時計回りに回動され、ヘッドレスト5は、コイルばね19に付勢されて乗員の頭部を保持するようにR1方向に回動される。
このように車両用シート1では、禁止機構7によるヘッドレスト5の前方のR1方向への回動禁止を背凭れ4に加わる車両の後方への一定以上の加速度で解除させる解除手段8が背凭れ4に加わる車両の後方への一定以上の加速度に基づく力を禁止機構7に伝達する一方、背凭れ4に加わる一定以下の車両の後方への加速度に基づく力の禁止機構7への伝達を行わない伝達機構33を有しているので、追突された時等とそうでない時とを的確に識別して追突された時等のみに確実にヘッドレスト5を前方のR1方向に移動させることができる。
抵抗力発生器44として回転型のものを用いたが、これに代えて、図5及び図6に示すように直動型のものを用いてもよい。図5及び図6に示す抵抗力発生器44は、一方の直動体としてのシリンダ61と、シリンダ61に対して相対的に直動自在な他方の直動体としてのピストン62と、シリンダ61及びピストン62の間に介在されていると共にシリンダ61に対するピストン62の相対的な直動で相補的に容積が増減する二つの空間63及び64と、二つの空間63及び64に収容された粘性の液体57と、シリンダ61に対するピストン62の相対的な直動で増減する二つの空間63及び64に対して流出入する液体57の流速に応じた大きさの抵抗力を発生する貫通細孔65からなるオリフィス手段66と、一端ではピストン62に、他端ではワイヤー43の一端に夫々連結されたピストンロッド67と、ピストンロッド67のシリンダ61内への出入における体積分を補正する空気室68をシリンダ61との間で形成するべく、シリンダ61内に直動自在に配されたフリーピストン69とを具備している。
図5及び図6に示す抵抗力発生器44を用いる場合には、ワイヤー43の他端は、背凭れ4のフレームに固着されており、シリンダ61は、他のワイヤー75を介して鉤部材22に連結されており、抵抗力発生器44を初期状態に設定するコイルばね45は、シリンダ61内においてピストンロッド67を囲繞してシリンダ61とピストン62との間に配されている。
図5及び図6に示す抵抗力発生器44を用いた車両用シート1では、座席シート3への乗員の着座で背凭れ4に車両の後方への乗員の通常の荷重が付加される場合又は座席シート3に着座した乗員への車両の通常の加速による背凭れ4への車両の後方への乗員の荷重の追加の場合においては、背凭れ4へのこれらの荷重は緩慢になされる結果、乗員の斯かる荷重を受ける荷重受板37は、軸35を中心として緩慢に回動される。荷重受板37のこの緩慢な回動でアーム41が同じく緩慢に回動されてアーム41の先端にスリーブ42を介して係合されたワイヤー43に撓みが生じると、ワイヤー43の一端及びピストンロッド67を介してピストン62がシリンダ61に対して直動されようとする。この直動は、貫通細孔65を介して空間63から空間64へのゆっくりとした液体57の流動を生じさせる結果、大きな抵抗力を生じさせないで行われ、而して、支持部材17の先端への当接、係合を解除するような鉤部材22の回動を生じさせる引張力がワイヤー43に生じなく、禁止機構7はヘッドレスト5の前方のR1方向の回動を禁止し、ヘッドレスト5は、通常の位置に維持される。
また図5及び図6に示す車両用シート1では、追突されて座席シート3に着座した乗員へ後方への大きな加速度が生じて、荷重受板37が急激に軸35を中心として回動されると、ワイヤー43に急速な撓みが生じ、ワイヤー43の一端及びピストンロッド67を介してピストン62がシリンダ61に対して高速で直動されようとする。この直動は、液体57の空間63から空間64への急速な流動を生じさせる結果、大きな抵抗力を生じさせて、ピストン62とシリンダ61とが互いに剛体連結されたようになり、而して、支持部材17の先端への当接、係合を解除するような鉤部材22の回動を生じさせる引張力がワイヤー43に生じ、禁止機構7の鉤部材22は、支持部材17の先端への当接、係合を解除するように軸21を中心として回動され、ヘッドレスト5は、乗員の頭部を保持するようにR1方向に回動され、斯かる車両用シート1でも、禁止機構7によるヘッドレスト5の前方のR1方向への回動禁止を背凭れ4に加わる一定以上の加速度で解除させる解除手段8が背凭れ4に加わる車両の後方への一定以上の加速度に基づく力を禁止機構7に伝達する一方、背凭れ4に加わる一定以下の車両の後方への加速度に基づく力の禁止機構7への伝達を行わない伝達機構33を有しているので、追突された時等とそうでない時とを的確に識別して追突された時等のみに確実にヘッドレスト5を前方のR1方向に移動させることができる。
図5及び図6に示す抵抗力発生器44では、シリンダ61を他のワイヤー75を介して鉤部材22に連結したが、これに代えて、シリンダ61を直接に鉤部材22に回動自在に連結してもよく、他のワイヤー75をスリーブ42に挿通する一方、ピストンロッド67を背凭れ4のフレームに回動自在に連結してもよい。
上記の車両用シート1のいずれの例でも、ヘッドレスト5の前方のR1方向への移動後、ヘッドレスト5を強制的にR1方向と逆の方向に回動させ、支持部材17の先端を鉤部材22の傾斜案内面81に摺動させて鉤部材22を逆転させることにより、支持部材17の先端の鉤部材22への当接、係合を復帰させることができる。なお、前記の例では、ワイヤー43及び/又は75を用いたが、これに代えて、歯車機構、ラック−ピニオン機構等を用いてもよい。
本発明による実施の形態の好ましい例の側面断面説明図である。 図1に示す例の正面断面説明図である。 図1に示す抵抗力発生器の断面説明図であって、(a)は、(b)に示すa−a線矢視断面図、(b)は(a)に示すb−b線矢視断面説明図である。 図1に示す例の動作説明図である。 本発明による実施の形態の好ましい例の側面断面説明図である。 図5に示す抵抗力発生器の断面説明図である。
符号の説明
1 車両用シート
2 床
3 座席シート
4 背凭れ
5 ヘッドレスト
6 回動付勢手段
7 禁止機構
8 解除手段
33 伝達機構

Claims (6)

  1. 車両の背凭れと、この背凭れに車両の前方に移動自在に支持されたヘッドレストと、このヘッドレストを前方に移動付勢する移動付勢手段と、ヘッドレストの前方への移動を禁止する禁止機構と、この禁止機構によるヘッドレストの前方への移動禁止を背凭れに加わる車両の後方への一定以上の加速度で解除させる解除手段とを具備しており、解除手段は、背凭れに加わる車両の後方への一定以上の加速度に基づく力を禁止機構に伝達する伝達機構を有している車両用シート。
  2. 解除手段は、背凭れの背受部に加わる荷重により変位される荷重−変位変換機構を有しており、伝達機構は、速度依存性の抵抗力を発生する抵抗力発生器を有しており、抵抗力発生器は、一方では荷重−変位変換機構に連結されていると共に他方では禁止機構に連結されている請求項1に記載の車両用シート。
  3. 荷重−変位変換機構は、背凭れのフレームに回動自在に支持されていると共に背凭れの背受部に配された荷重受板を具備している請求項2に記載の車両用シート。
  4. 抵抗力発生器は、一方の回転体と、この一方の回転体に対して相対的に回転自在な他方の回転体と、両回転体の間に介在されていると共に一方の回転体に対する他方の回転体の相対的な回転で相補的に容積が増減する少なくとも二つの空間と、この少なくとも二つの空間に収容された液体と、一方の回転体に対する他方の回転体の相対的な回転で増減する少なくとも二つの空間に対して流出入する液体の流速に応じた大きさの抵抗力を発生するオリフィス手段とを具備している請求項2又は3に記載の車両用シート。
  5. 抵抗力発生器は、一方の直動体と、この一方の直動体に対して相対的に直動自在な他方の直動体と、両直動体の間に介在されていると共に一方の直動体に対する他方の直動体の相対的な直動で相補的に容積が増減する少なくとも二つの空間と、この少なくとも二つの空間に収容された液体と、一方の直動体に対する他方の直動体の相対的な直動で増減する少なくとも二つの空間に対して流出入する液体の流速に応じた大きさの抵抗力を発生するオリフィス手段とを具備している請求項2から4のいずれか一項に記載の車両用シート。
  6. ヘッドレストは、背凭れに前方に回動又は直動自在に支持されており、移動付勢手段は、ヘッドレストを前方に回動又は直動付勢するようになっており、禁止機構は、ヘッドレストの前方への回動又は直動を禁止するようになっている請求項1から5のいずれか一項に記載の車両用シート。
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