JP2007289683A - 眼鏡装用パラメータ測定装置、眼鏡装用パラメータ測定方法、眼鏡レンズの製造方法、及び眼鏡の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】眼鏡装用パラメータ測定装置において、被検者の顔の正面画像を取り込む正面画像入力手段133と、被検者の顔の側面画像を側面撮影手段63により取り込む側面画像入力手段135と、正面画像及び側面画像に基づき眼鏡装用パラメータを計測し演算する計測演算手段139とを有し、側面画像入力手段は、眼鏡フレームのフロント部により顔の振れ角を測定する顔振れ角測定手段138と、側面撮影手段の撮影方向を眼鏡フレームのフロント部の真横方向に変更させて側面画像を撮影する側面撮影方向変更手段137とを有し、計測演算手段は、側面画像を基に眼鏡装用距離を演算し、正面画像を用いて左右片眼瞳孔間距離を測定し、顔振れ角及び眼鏡装用距離に基づいて、測定された左右片眼瞳孔間距離を顔振れ角がゼロの場合の値に補正するものである。
【選択図】図1
Description
のVideo-Infralが知られている。この装置は眼鏡店で使用され、2台のビデ
オカメラと1枚の反射鏡とを使用して、眼鏡装用者の正面画像と側面画像とを得る。眼鏡装用者の眼の中心位置を決定するために、これらの画像上でマウス型ポインティンデバイスを使用して、眼鏡フレーム形状に接する接線を矩形状にトレースする。その後、眼鏡装用者の正面画像上において、眼鏡フレームを基準とする眼鏡装用者の瞳孔の相対的位置、つまり眼鏡装用パラメータとしての遠方視瞳孔間距離を測定する。更に、眼鏡装用者の側面画像上において垂直線を基準としたときの眼鏡フレームの傾斜角(つまり、眼鏡装用パラメータとしての眼鏡フレーム装用角度)と、眼鏡フレームの位置を基準とした角膜頂点までの距離である頂点間距離(つまり、眼鏡装用パラメータとしての遠方視眼鏡装用距離)とを測定する。
撮影手段の撮影方向が眼鏡フレームのフロント部の真横方向になった位置で側面画像を撮影した時の前記側面撮影手段の向きの角度を測定することにより行うことを特徴とするものである。
像を描画して重ね合わせ、眼鏡レンズの眼鏡フレームに対するレイアウト情報を決定している。従って、眼鏡装用パラメータの測定時に被検者の顔が左右に振れている場合にも、正確なレイアウト情報を得ることができる。
アウト情報に基づいてレンズ加工情報を算出し、このレンズ加工情報に基づいて眼鏡レンズが加工されるので、この眼鏡レンズを、眼鏡装用パラメータが測定された眼鏡装用者の個々人に最適な専用の眼鏡レンズとすることができる。
アウト情報に基づいてレンズ加工情報を算出し、このレンズ加工情報に基づいて眼鏡レンズが加工され、この眼鏡レンズを眼鏡フレームに装着して眼鏡とするので、この眼鏡を、眼鏡装用パラメータが測定された眼鏡装用者の個々人に最適な専用の眼鏡とすることができる。
図1は、本発明に係る眼鏡装用パラメータ測定装置の一実施の形態の構成を示し、他の機器との通信接続関係をも示す構成図である。図2は、図1における眼鏡装用パラメータ測定装置を、一部を破断して示す側面図である。図3は、図2のIII矢視図である。
、近方視目的距離(通常は20〜60cm程度)にある対象物を注視したときの左眼82と右眼83の瞳孔間距離であり、図36における近方視正面画像のNPDである。遠方視装用距離(頂点間距離)とは、図35において、眼鏡装用者の遠方視軸17上における眼鏡レンズ13の裏面から当該眼鏡装用者の眼球(被検眼11)の角膜頂点までの距離であ
り、図中のAである。近方視装用距離とは、図35において、眼鏡装用者の近方視軸18上における眼鏡レンズ13の裏面から当該眼鏡装用者の眼球(被検眼11)の角膜頂点ま
での距離であり、図中のBである。また図中のVRは被検眼11の角膜頂点から眼球回旋点12までの距離を示す。
て近方視目標(近方視目的物)を観察する。眼球回旋角θとは、回旋点12を中心に遠方
視軸17から近方視軸18まで視線を下げたときに両視軸17、18がなす角度である。近方視目的距離とは、近方視状態において近方視目的物を観察するときの眼(被検眼11)から近方視目的物までの距離であり、図中のNLである。尚、図中のFLは、遠方視状
態において遠方視目的物を観察するときの眼(被検眼11)から遠方視目的物までの距離
である。
転駆動され、このときガイドローラ49が軌道フレーム36の背面レール部50を転動することで、可動ユニット34は軌道フレーム36の湾曲形状に沿って回旋移動する。図2に示すように、この可動ユニット34の回旋移動の中心が、位置決めユニット35により位置決めされた被検者10の眼球の回旋点12となるように設計されている。
6の湾曲形状に沿って任意の位置まで回旋移動することで眼球回旋角θが任意に変更可能とされ、更に、光源56とレンズ60との距離が調整されることで近方視目的距離NLが任意に変更可能とされる。尚、これらの眼球回旋角θと近方視目的距離NLはいずれか一方が変更可能に構成されてもよい。また、光源56は、本実施形態では、レンズ60に対し接離されて遠方視用と近方視用とで兼用されているが、遠方視用の光源と近方視用の光源とを別々に設けてもよい。
正面撮影手段134としての正面撮像カメラ62は、前記ユニットフレーム46においてハーフミラー61の後方に設置される。この正面用撮像カメラ62は、撮像レンズを有する例えばCCDカメラなどである。
点12を中心に軌道フレーム36の湾曲形状に沿って回旋移動するとき、この可動ユニット34に設置された正面用撮像カメラ62を同様に回旋移動させる。このとき、正面用撮像カメラ62の光軸は、図6に示すように、被検者10の遠方視軸17または近方視軸18に常時一致した状態に保持される。従って、この正面用撮像カメラ62は、可動ユニッ
ト34により遠方視状態または近方視状態のそれぞれの測定位置に設置された被検者10の顔の正面を、ハーフミラー61を通して撮影してその画像を取り込む。従って、正面用撮像カメラ62を含む可動ユニット34と軌道フレーム36は、正面画像入力手段133としても機能する。尚、上記ハーフミラー61の透過と反射の比率は、7:3を用いているが、特に定めるものではない。また、このハーフミラー61と位置決めユニット35に位置決められる被検者10の眼との距離は、約70cmに設定されている。
構成により、旋回アーム155が旋回すると、この旋回アームに設置された側面用撮像カメラ63およびミラー64、並びに、支柱41に設置されたミラー65は、被検者10の側方における周囲を一体となって旋回する。これにより、顎受け台42に顎が載置された被検者10の装用した眼鏡フレーム14におけるフロント部(玉型形状のリム15及びブリッジ19)に対し、側面用撮像カメラ63の撮影方向が真横方向になるように設定可能となる。
この検出される角度は、側面用撮像カメラ63の撮影方向が正面用撮像カメラ62の撮影方向と直角に交わる方向を原点方向(0度)とする旋回アーム155の旋回角度であり、そのような角度が測定できるように指針156と目盛板157の位置が設定されている。従って側面用撮像カメラ63により撮影される側面画像が真横から撮影された画像になるように旋回アーム155を旋回させたとき、その旋回角度が、眼鏡装用パラメータの測定時に被検者10の顔が左右に振れている顔振れ角θfsとほぼ一致する。従って、本実施の形態では、側面撮影手段、側面撮影方向変更手段、指針156及び目盛板157は、顔振れ角検出手段138として機能する。
また、上記変形例では指針156と目盛板157とによって測定された顔振れ角は目視で読み取ることができるが、例えば旋回軸154の回転変位量、旋回アーム155やスライダ166の変位量をエンコーダなどのセンサにより電気信号として取り出し顔振れ角を演算させてもよい。この場合は装置制御用端末32に顔振れ角θfsを自動的に取り込めるので好ましい。
(A)の顔振れ角の補助具158の方向検出部161は、表面162と縁面173が見えていることから、側面撮影手段の撮影方向は眼鏡フレームのフロント部の真横方向に対して左側に振れていることがわかる。(B)の方向検出部161は、縁面173だけが見えている(あるいは表裏面162、172が両方同じ程度の幅に見えている)ことから、側
面撮影手段の撮影方向と眼鏡フレームのフロント部の真横方向とがほぼ一致していることがわかる。(C)の方向検出部161は、縁面173と裏面172だけが見えていることから、
側面撮影手段の撮影方向は眼鏡フレームのフロント部の真横方向に対して右側に振れていることがわかる。
図20はこの顔振れ角補助具159の使用手順を示す側面図である。
(A)の顔振れ角の補助具159の方向検出部163は、前方のバーが右側、後方バーが左側に位置していることから、側面撮影手段の撮影方向は眼鏡フレームのフロント部の真横方向に対して左側に振れていることがわかる。
(B)の方向検出部163は、前方のバーと後方バーとが一致していることから、側面撮影手段の撮影方向と眼鏡フレームのフロント部の真横方向とがほぼ一致していることがわかる。
(C)の方向検出部163は、前方のバーが左側、後方バーが右側に位置していることから、側面撮影手段の撮影方向は眼鏡フレームのフロント部の真横方向に対して右側に振れていることがわかる。
この撮像画像に基づき、眼鏡装用パラメータのうちの遠方視瞳孔間距離(両眼・左右片眼)や近方視瞳孔間距離(両眼・左右片眼)を測定するPD測定手段140として機能し、遠方視眼鏡装用距離Aや近方視眼鏡装用距離Bを測定する装用距離測定手段141として機能し、眼鏡フレーム装用角度αを計測し演算する手段として機能する。更に、上記測定用プログラムソフトは、遠方視眼鏡装用距離A及び近方視目的距離NLなどを用いて後述の如くインセット量を算出し、また加入度などを算出する。
を用いて、眼鏡レンズが眼鏡フレームにレイアウトできるか否かを表すレイアウト情報を決定するレイアウト手段149として機能する。更に、装置制御用端末32は、レンズ加工情報算出プログラムソフトを起動させることで、上記レイアウト情報などに基づいて眼鏡レンズを縁摺り加工等するためのレンズ加工情報を算出する加工演算手段151として機能する。
状データ)、玉型中心間距離BCL(眼鏡フレーム14の2つの玉型の中心間距離)、フレームあおり角β、フレーム材質のいずれかを含むものである。
せながら顔振れ角を検出した後(S6)、被検者10の遠方視状態における顔の正面及び
側面の画像を撮影する(S7)。
画像を撮影する(S11)。
ュレーション(S14)およびレンズ加工情報算出(S15)を順次実施する。その後、眼鏡装用パラメータを、撮像画像と共に装置制御用端末32の記憶手段148(図1)内に
保存し、眼鏡店端末70を介して顧客データベースに保存する(S16)。
者の工場サーバー153へ、通信手段152(公衆通信回線、専用回線、インターネットなど)を介して送信して、眼鏡レンズまたは眼鏡を発注する(S17)。上述の各動作を図33と図34に示すフローチャートを参照して更に詳説する。なお、図34のフローチャートは、図33のフローチャートにおけるステップS12とステップS13を更に詳細に示したものである。
図1において、眼鏡装用パラメータ測定装置30の測定装置本体31に電源が投入されると、この測定装置本体31に接続された装置制御用端末32が起動する。
正面顔画像、側面顔画像をそれぞれ撮影する2つの撮影カメラ62、63は倍率が異なることがあるので、装置制御用端末32のモニターに表示されるキャリブレーションする・しないの選択メニューにおいて、必要に応じて「キャリブレーションする」を選択し、キャリブレーションを実行する。このキャリブレーションでは、両撮影カメラ62及び63により事前にスケール等を撮影したそれぞれの画像から、これらの撮影カメラ62及び63の倍率差を予め求めておき、この倍率差に基づき正面画像と側面画像の倍率差による誤差補正を行う。
キャリブレーション終了後あるいは「キャリブレーションしない」選択後に、
装置制御用端末32のモニターに表示される例えば図10のようなデータ入力画面を用いて、顧客個人データX、眼鏡レンズ処方データY及び眼鏡フレームデータZを入力する。これらのデータは手入力でも可能であるが、この手間を省いたり入力ミスをなくすために、外部から自動的にデータの読み込みが可能である。
介して自動的に入力できる。また、眼鏡レンズ処方データYは、眼鏡装用パラメータ測定装置30の装置制御用端末32と検眼機72(フォロプタ、オートレフラクトメータなど)とが接続可能であれば、ボタン73(図10)の操作でデータを転送できる。フレーム
あおり角βを含む眼鏡フレームデータZも、眼鏡装用パラメータ測定装置30の装置制御用端末32とフレームトレーサ74(図1)とが接続可能であれば、ボタン75(図10)の操作によりデータを転送できる。このようにフレームあおり角βは、フレームトレーサ74により測定された眼鏡フレーム14のトレースデータから求めることができるが、そ
れ以外の取得方法として、例えば、眼鏡装用パラメータ測定装置30の撮像カメラ62または63により眼鏡フレーム14を撮影し、その画像から求めることも可能である。
Lは乱視度数(単位:dpt)、AXSは乱視軸(単位:°)、PXはX方向プリズム度
数(単位:dpt)、PYはY方向プリズム度数(単位:dpt)、PDは瞳孔間距離(単位:mm)である。
L=P×tanθ
ここで、Pは眼球回旋中心(回旋点12)から眼鏡レンズ13までの距離であり、通常2
7mmを用いる。この場合、上式は、眼鏡フレーム装用角度αなどを考慮していない簡易式であり、Pの値も個々の眼鏡装用者で異なる場合もあるが、ある程度の目安になる。累進帯長Lから眼球回旋角θを算出して、眼鏡装用者に近方視させ、必要であればこの眼球回旋角θを微調整する。
データ入力後、図3に示す位置決めユニット35の顎受け台42に、眼鏡を装用している被検者10の顎を載せ、額を額当て部43に当てさせた状態で、顎受け台42あるいは基台37を上下に移動させて、側面から見たときの被検者10(即ち、眼鏡装用者)の眼
を額当て支柱44の基準マーク45に一致させる。更に、図18に示す顔振れ角検出補助具158または159を眼鏡フレーム14のフロント部の上部に取り付ける。
S8)]
図10のデータ入力画面を用いたデータ入力(S3)完了後、装置制御用端末32のモ
ニターに遠方視撮影画面(図11)が表示されるとともに、図6(A)の遠方視状態測定位置において光源56が点灯する。この光源56は固視灯の役割を果たす。この遠方視状態において、例えば眼鏡装用者である被検者10が目視する固視灯の目標距離を約5mに設定したいときには、光源56をレンズ60の光軸上で移動させ、ハーフミラー61およびレンズ60を介して、これら61、60の後方5m付近に光源56の像(虚像)が形成されるように調整する。
される。このように側面撮影手段136の撮影方向が真横方向になったときの旋回アーム155の旋回角を顔振れ角として検出する。
遠方視状態の正面及び側面の顔画像撮像後、近方視撮影画面(図12)がモニターに表示されるので、近方視目的距離NL及び眼球回旋角θを決定する。この近方視目的距離NL及び眼球回旋角θの決定について以下詳述する。
同画面上のNL、θ検出ボタン168を操作すると、可動ユニット34が図6(A)の遠方視状態測定位置から図6(B)の近方視状態測定位置まで、被検眼11の回旋点12を中心に軌道フレーム36に沿って回旋移動すると共に、可動ユニット34の光源56がレンズ60の光軸上を移動して、本実施形態では被検者10の前方30〜50cmの間に空中像(実像)を形成させ、この像を固視灯として被検者10に観察させる。
記眼球回旋角θ、近方視目的距離NLに固視灯の空中像が形成されるように、固視灯である光源56を可動ユニット34により回旋移動させ、且つレンズ60の光軸上で移動させる自動制御を設けている。このようにして、近方視目的距離NLと眼球回旋角θを決定する。
旋角θを求める。その後、その眼鏡回旋角θを保持し、光源56をレンズ60の光軸上で移動させて近方視目的距離NLを変更し、最適な近方視目的距離NLを求める。この逆でも可能である。
メラ63により被検者10の近方視状態の側面顔画像を撮像する。
近方視を撮影しないでOKボタンを押した後あるいは近方視撮影後、ステップS6またはS10にて検出された顔振れ角θfs(図17)が取り込まれる(S21)。
すように、装置制御用端末32のモニター上に倍率補正された被検者10の遠方視状態の顔の側面画像が表示される。この側面画像は、眼鏡フレーム装用角度α、遠方視眼鏡装用距離Aを測定するために用いる。図15に示す画面上で被検眼11の角膜頂点をマウス等のポインティングデバイスで指定し、水平線を引いて光軸、即ち遠方視軸17を描く。眼鏡フレーム装用角度αは、この光軸(遠方視軸17)に垂直な直線85に対して眼鏡フレーム14のリム15がなす角度である。この眼鏡フレーム装用角度αを決定するには、眼鏡フレーム14のリム15の側面形状に沿って2点或いは4点をマウス等のポインティングデバイスで指定し、これらの座標値から演算によって直線86を表示させ、この直線86と上記直線85とのなす角度を眼鏡フレーム装用角度αとする。
る。既に眼鏡フレーム装用角度αが分かっているので、まず、この眼鏡フレーム装用角度αを求めた直線86と平行で且つ角膜頂点を通る基準直線87を表示する。この基準直線87と平行な直線88を画面上で生じさせ、マウス等のポインティングデバイスで上記直線88を平行移動して、眼鏡フレーム14のリム15の位置まで移動させる。このリム15の位置まで移動した直線88と上記基準直線87間の距離を計測して仮装用距離とする。実際の遠方視眼鏡装用距離Aは、フレームあおり角βやレンズカーブなどの眼鏡の立体形状に影響されるので、眼鏡装用距離測定プログラムは、眼鏡フレーム14のトレースデータやレンズカーブ(眼鏡レンズ形状データ)を読み込んで計算し、その計算値と上記仮
装用距離を加味して遠方視眼鏡装用距離A(図17のHSA)を算出する。
DEL=HAS*tan(θfs)
から算出される。ここで、顔振れ角θfsが微小(例えば10度以下)であるため、tan(θfs)をsin(θfs)として算出してもよい。この顔中心ズレ量DELは、顔が左右に振れたことによる顔中心FACとフレームセンターFCとの差である。
そこで、この反射光量が低下した部分を瞳孔領域として検出して瞳孔中心位置を求め、これらの瞳孔中心間を距離換算して遠方視瞳孔間距離FPDを求める。
本実施形態においては、瞳孔中心位置は、上記第1の検出方法と第2の検出方法のいずれを用いて求めてもよく、また他の方法で求めてもよい。
11の角膜頂点から回旋点12までの距離をa(図35のVRに相当)、遠方視眼鏡装用距離をb(図35のAに相当)、正面画像の遠方視の角膜頂点位置と近方視の角膜頂点位置
の距離差をcとすると、内寄せ量dは次式で表される。
d=c(a+b)/a
NPD=FPD−2・d
ここで、角膜頂点から回旋点12までの距離aは通常13mmが用いられることが多い
が、それ以外の値でも構わない。近方視瞳孔間距離NPDをより正確に求めるためには、フレームあおり角βと眼鏡フレーム装用角度αを用いて補正する必要があるが、ここでは省略する。
正面画像上に描画するフレーム形状描画手段144(図1)を有する。このフレーム形状
描画手段として機能する装置制御用端末32は、眼鏡フレームデータZのフレームあおり角βと、眼鏡装用パラメータVの先に計測した眼鏡フレーム装用角度αと、撮影倍率とを考慮して、被検者10の正面画像上に上記フレーム形状105を描画する。尚、被検者10の正面画像上に描画されるフレーム形状105は、被検者10が眼鏡装用パラメータ測定装置30により撮影される際に装用していた眼鏡の眼鏡フレーム14におけるフレーム形状である。
フレーム画像107とが一致した後にOKボタン108を操作することで、フレーム形状105の位置が確定される。
ンターFC(図24)と、前述のようにして計測した左眼82の瞳孔中心96との距離から、左眼遠方視瞳孔間距離(左眼FPD;FPDL)を算出し、上記フレームセンターFCと右眼83の瞳孔中心97との距離から右眼遠方視瞳孔間距離(右眼FPD;FPDR)を算出する。これらの左眼FPDと右眼FPDを加算して、両眼遠方視瞳孔間距離FPDを算出する(S27)。
R=SPH+CYL/2
として算出されるものである。
左眼NPD=左眼FPD−左眼インセット量
右眼NPD=右眼FPD−右眼インセット量
そして、これらの左眼NPDと右眼NPDを加算して近方視瞳孔間距離NPDを算出する。
次に、ステップS12において計測・演算された各装用パラメータを顔振れ角を考慮して補正する手順を述べる。図24の画面において、顔振れ角補正ボタン170を操作する。すると、図17に示すように、顔振れ角θfsを考慮して両眼遠方視瞳孔間距離FPD、左右片眼遠方視瞳孔間距離FPDL、FPDRを補正して、顔振れ補正された両眼遠方視瞳孔間距離FPDA、左右片眼遠方視瞳孔間距離FPDLA及びFPDRAを算出する(S28)。この補正は、下記の式を用いることで算出され、図24の画面上の数値が変更して表示される。
FPD=FPD/cos(θfs)
FPDLA=FPDL*FPDA/FPD
FPDRA=FPDR*FPDA/FPD
FPDLN=FPDLA+DEL
FPDRN=FPDRA−DEL
尚、図24及び図25では、顔中心ズレ量を実際よりも誇張して描いている。
次に、図17のステップ8において各種の眼鏡装用パラメータを計測し演算した後に、眼鏡レイアウトシミュレーション(図33のステップS14)及びレンズ加工情報算出(
図33のステップS15)を実行する。なお、この眼鏡レイアウトシミュレーション等では、眼鏡レンズ13が累進屈折力レンズの場合を説明し、バイフォーカルレンズの場合は累進屈折力レンズの場合と同様であるため、また、単焦点レンズの場合は上記両レンズよりも簡単であるため、それぞれ説明を省略する。
心96)との距離であるEPHの値が表示されている。また、この図27の画面には、眼鏡装用パラメータVとして補正済みの遠方視瞳孔間距離FPDA、左眼FPDLN及び右眼FPDRNのそれぞれの値が表示され、更に、近用視線が眼鏡レンズ13を通過する位置を表す近用アイポイント111が表示されている。この近用アイポイント111は、インセット量i(左眼、右眼),眼球回旋角θ,遠方視眼鏡装用距離bから算出されるものである。
の点を考慮して、レンズ画像113の位置調整を実施する。また、左右のレンズ画像113の位置が位置調整ボタン114により調整される度に、レンズ画像113の必要最小径が変更して表示される。位置調整が完了した段階でOKボタン119を操作して、左右のレンズ画像113の位置を確定する。
端末32によりレイアウト情報として決定される。
上述のような眼鏡レイアウトシミュレーションの実行後、レンズ加工情報算出プログラムソフト(図9)が起動する。すると、レイアウト情報を決定したときと同一の画像(例えば、図28のように、フレーム画像107にフレーム形状105とレンズ画像113または120が重ね合わされた画像)が、図29に示すように表示されるので、この図29の画面から、フレーム形状105の横寸法AA、縦寸法BB、玉型中心距離BCLなどの眼鏡フレームデータZの値や、補正済みの遠方視瞳孔間距離FPDA、左眼FPDLN、右眼FPDRNなどの眼鏡装用パラメータVの値が適正であるか否かを操作者が確認する。更に、眼鏡レンズ13が累進屈折力レンズの場合には、近用アイポイント111がレンズ画像113の近用参照円92内に収まっているか否かを操作者が確認する。
関する情報も含まれる。つまり、このレンズホルダ124は、通常当該レンズホルダ124の軸心125を眼鏡レンズ13のフレーム玉型中心BCまたは遠用アイポイント90に一致させて、眼鏡レンズ13の凸面13Aに接着シート126を用いて装着される。従って、レンズ加工情報は、眼鏡レンズ13のフレーム玉型中心BC、遠用アイポイント90をレンズホルダ124の固定位置情報として含むことになる。
て最適な眼鏡レンズ13を光学設計し、この眼鏡レンズ13を用いて前述の眼鏡レイアウトシミュレーション及びレンズ加工情報の算出を実行することになる。なお、眼鏡装用パラメータVの計測値により算出された累進帯長Lや近用アイポイント111の位置が既存の眼鏡レンズ13の累進帯長Lや近用アイポイント111の位置と大きく外れていなくても、顧客の要望に応じて眼鏡装用者個々人の眼鏡装用パラメータVの計測値を用いて最適な眼鏡レンズ13を光学設計しても良い。
装置制御用端末32は、前述のようにして得られた眼鏡装用パラメータVを、顧客個人データX及び眼鏡フレームデータZと共に、例えば図16に示す保存画面に一覧表示の形態で、装置制御用端末32の記憶手段148内及び顧客データベース71に保存し、このとき撮像画像も同時に保存する。また、上述の眼鏡レイアウトシミュレーションによって得られたレイアウト情報と、このレイアウト情報から算出されたレンズ加工情報も、装置制御用端末32の記憶手段148及び顧客データベース71に保存される。
眼鏡装用パラメータ測定装置30の装置制御用端末32の記憶手段148及び顧客個人データ71(図1)に保存された各眼鏡装用者の眼鏡装用パラメータは、眼鏡店端末70
、または眼鏡装用パラメータ測定装置30の発注手段150により、眼鏡製造業者の工場サーバー153へ送信されて、眼鏡レンズまたは眼鏡の発注がなされる。また、レイアウト情報及びレンズ加工情報は、眼鏡レンズ、眼鏡の発注時に、眼鏡製造業者の工場サーバー153へ送信されて、眼鏡レンズ、眼鏡が作製される。眼鏡レンズを店舗内等で加工する場合には、上記レイアウト情報及びレンズ加工情報をレンズ加工機へ転送して眼鏡レンズを加工し、眼鏡を作製する。
(1)眼鏡装用者(被検者10)が装用している眼鏡フレーム14のフロント部(リム15)の水平方向における振れ角を測定することにより、被検者10の顔の振れ角θfsを
測定し、正面用撮像カメラ62により撮影された正面画像を用いて算出した両眼瞳孔間距離FPD及び左右片眼瞳孔間距離FPDL、FPDRを、上記顔振れ角θfsに基づいて補正している。従って、眼鏡装用パラメータの測定時に被検者10の顔が左右に振れている場合にも、その被検者の眼鏡装用パラメータ、特に両眼瞳孔間距離FPDA及び左右片眼瞳孔間距離FPDLN、FPDRNを精度良く測定することができる。
上のフレーム画像107に略一致するように配置した状態で、上記正面画像上の左右眼の各瞳孔中心位置96、97と上記フレーム形状のフレームセンターFCとに基づいて、正面画像における両眼瞳孔間距離FPD及び左右片眼瞳孔間距離FPDL、FPDRを測定する。このように、フレーム情報から求めたフレーム形状105のフレームセンターFCを用いて左右片眼瞳孔間距離FPDL、FPDRを測定するので、この左右片眼瞳孔間距離を容易に、かつ精度良く測定できる。
に対する顔の中心位置のズレ量DELを算出し、この顔中心ズレ量DELに基づき上記フレーム形状105の位置を補正し、且つ正面画像上における左右眼の各瞳孔中心位置を、点Mにシフトして補正している。このため、眼鏡装用パラメータの測定時に被検者の顔が左右に振れている場合にも、その被検者10の瞳孔中心位置を補正し、また、その被検者10が装用している眼鏡フレーム14に対応する上記フレーム形状105の位置を補正することができる。
後のフレーム形状105に、レイアウトマークを有する眼鏡レンズ13のレンズ画像103を描画して重ね合わせ、眼鏡レンズ13の眼鏡フレーム14に対するレイアウト情報を決定している。従って、眼鏡装用パラメータの測定時に被検者10の顔が左右に振れている場合にも、眼鏡フレーム14に最適な眼鏡レンズ13を選択することができる。
像カメラ63により側面画像を撮影している。このため、このときの側面用撮像カメラ63の旋回角度を用いて、被検者10の顔振れ角θfsを正確に測定することができる。
加工情報を算出し、このレンズ加工情報に基づいて眼鏡レンズ13が加工されるので、この眼鏡レンズ13を、眼鏡装用パラメータが測定された眼鏡装用者の個々人に最適な専用の眼鏡レンズとすることができる。
加工情報を算出し、このレンズ加工情報に基づいて眼鏡レンズ13が加工され、この眼鏡レンズ13を眼鏡フレーム14に装着して眼鏡とするので、この眼鏡を、眼鏡装用パラメータが測定された眼鏡装用者の個々人に最適な専用の眼鏡とすることができる。
13 眼鏡レンズ
14 眼鏡フレーム
15 リム
30 眼鏡装用パラメータ測定装置
32 装置制御用端末
62 正面用撮像カメラ(正面撮影手段)
63 側面用撮像カメラ(側面撮影手段)
96、97 瞳孔中心
105 フレーム形状
107 フレーム画像
113、120 レンズ画像
132 固視手段
133 正面画像入力手段
135 側面画像入力手段
137 側面撮影方向変更手段
138 顔振れ角測定手段
139 計測演算手段
140 PD測定手段
141 装用距離測定手段
142 顔中心ズレ量算出手段
143 PD補正手段
144 フレーム形状描画手段
145 フレーム形状移動手段
146 フレーム形状位置補正手段
147 瞳孔中心位置補正手段
155 旋回アーム
158、159 顔振れ角検出補助具
FC フレームセンター
FPDA 両眼遠方視瞳孔間距離
FPDLN 左眼遠方視瞳孔間距離
FPDRN 右眼遠方視瞳孔間距離
Claims (14)
- 眼鏡装用者に適した眼鏡を作成するために必要な眼鏡装用パラメータを測定する眼鏡装用パラメータ測定装置において、
眼鏡フレームを装用した眼鏡装用者を遠方視状態または近方視状態にさせるための固視手段と、
この固視手段により遠方視状態または近方視状態に設定された眼鏡装用者の顔の正面画像を正面撮影手段により撮影し取り込む正面画像入力手段と、
前記眼鏡装用者の顔の側面画像を側面撮影手段により撮影し取り込む側面画像入力手段と、
前記正面画像入力手段によって得られた正面画像及び前記側面画像入力手段によって得られた側面画像に基づき前記眼鏡装用パラメータを計測し演算する計測演算手段とを有し、
前記側面画像入力手段は、
前記眼鏡装用者が装用している眼鏡フレームのフロント部の水平方向における振れ角を測定することにより顔の振れ角を測定する顔振れ角測定手段と、
前記側面撮影手段の撮影方向を前記眼鏡フレームのフロント部の真横方向に変更させて前記側面画像を撮影する側面撮影方向変更手段とを有し、
前記計測演算手段は、
前記側面画像を基に眼鏡装用距離を演算する装用距離測定手段と、
前記正面画像を用いて左右片眼瞳孔間距離を測定するPD測定手段と、
前記顔振れ角及び前記眼鏡装用距離に基づいて、前記PD測定手段により測定された左右片眼瞳孔間距離を、前記顔振れ角がゼロの場合の値に補正するPD補正手段と、を有することを特徴とする眼鏡装用パラメータ測定装置。 - 前記計測演算手段は、フレーム情報による玉型形状データのフレーム形状を正面画像上に描画するフレーム形状描画手段と、
前記描画されたフレーム形状を前記正面画像上のフレーム画像に略一致するように移動させることが可能なフレーム形状移動手段とを有し、
前記PD測定手段は、前記正面画像上の左右眼の各瞳孔中心位置と、前記フレーム形状移動手段によりフレーム画像に略一致するように移動されたフレーム形状のフレームセンターとに基づいて左右片眼瞳孔間距離を測定し、
さらに、前記計測演算手段は、
前記移動されたフレーム形状のフレームセンター位置に対する顔の中心位置のズレ量を前記顔振れ角及び前記眼鏡装用距離に基づいて算出する顔中心ズレ量算出手段と、
前記顔中心ズレ量に基づいて、前記正面画像上に配置した前記フレーム形状の位置を補正するフレーム形状位置補正手段と、
前記顔中心ズレ量と前記補正後の左右片眼瞳孔間距離に基づいて、前記正面画像上における左右眼の各瞳孔中心位置を補正する瞳孔中心位置補正手段と、を有することを特徴とする請求項1記載の眼鏡装用パラメータ測定装置。 - 前記計測演算手段は、前記位置補正後のフレーム形状に、レイアウトマークを有する眼鏡レンズの画像を描画して重ね合わせ、前記眼鏡レンズの眼鏡フレームに対するレイアウト情報を決定するレイアウト手段と、を有することを特徴とする請求項2記載の眼鏡装用パラメータ測定装置。
- 前記顔振れ角測定手段による顔振れ角の測定は、
前記側面撮影方向変更手段により前記側面撮影手段を、その撮影方向が眼鏡フレームのフロント部の真横方向になるように移動させて前記側面画像を撮影したときの、その側面撮影手段の向きの角度を測定することによって行うことを特徴とする請求項1乃至3のい
ずれかに記載の眼鏡装用パラメータ測定装置。 - 前記側面撮影方向変更手段による前記側面撮影手段の移動は、前記眼鏡装用者の側方における周囲に、前記側面撮影手段を旋回させることにより行い、
前記側面撮影手段の向きの角度の測定は、前記側面撮影手段の旋回角度を測定することにより行うことを特徴とする請求項4に記載の眼鏡装用パラメータ測定装置。 - 前記眼鏡フレームのフロント部に顔振れ角検出補助具を取り付け、
この顔振れ角検出補助具は、前記眼鏡フレームへの取付部と、前記眼鏡フレームのフロント部の真横方向を前記側面撮影手段に検知させるための方向検出部とを有し、この方向検出部は、前記眼鏡フレームに取り付けられた状態で前記眼鏡フレームのフロント面と略平行な面上に位置する異なる部分を有し、
前記側面撮影手段により撮影された画像において、前記顔振れ角検出補助具の前記異なる部分が同一直線上に重なって見える位置で前記側面画像が撮影されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の眼鏡装用パラメータ測定装置。 - 眼鏡装用者に適した眼鏡を作成するために必要な眼鏡装用パラメータを、眼鏡装用パラメータ測定装置を用いて測定する眼鏡装用パラメータ測定方法において、
眼鏡フレームを装用した眼鏡装用者を遠方視状態または近方視状態に設定した状態で、前記眼鏡装用者が装用している眼鏡フレームのフロント部の水平方向における振れ角を測定することによる顔の振れ角を測定し、
正面撮影手段により前記眼鏡装用者の顔の正面画像を撮影し、
側面撮影手段による撮影方向が前記眼鏡フレームのフロント部の真横方向になるようにして、当該側面撮影手段により前記眼鏡装用者の顔の側面画像を撮影し、
前記側面画像を基に眼鏡装用距離を演算し、
前記正面画像を用いて左右片眼瞳孔間距離を測定し、
前記顔振れ角及び前記装用距離に基づいて、前記測定された左右片眼瞳孔間距離を、前記顔振れ角がゼロの場合の値に補正することを特徴とする眼鏡装用パラメータ測定方法。 - 前記正面画像における左右片眼瞳孔間距離の測定は、フレーム情報による玉型形状データのフレーム形状を前記正面画像上のフレーム画像に略一致するように配置した状態で、前記正面画像上の左右眼の各瞳孔中心位置と前記フレーム形状上のフレームセンターとに基づいて行い、
前記移動されたフレーム形状のフレームセンター位置に対する顔中心位置のズレ量を前記顔振れ角及び前記眼鏡装用距離に基づいて算出し、
前記ズレ量に基づいて前記正面画像上に配置した前記フレーム形状の位置を補正し、
前記ズレ量と前記補正された左右片眼瞳孔間距離に基づいて前記正面画像における左右眼の各瞳孔中心位置を補正することを特徴とする請求項7記載の眼鏡装用パラメータ測定方法。 - 前記位置補正後のフレーム形状に、レイアウトマークを有する眼鏡レンズの画像を描画して重ね合わせ、
前記眼鏡レンズの眼鏡フレームに対するレイアウト情報を決定することを特徴とする請求項8記載の眼鏡装用パラメータ測定方法。 - 前記顔振れ角の測定は、側面撮影手段を移動させ、
この側面撮影手段の撮影方向が眼鏡フレームのフロント部の真横方向になった位置で側面画像を撮影した時の前記側面撮影手段の向きの角度を測定することにより行うことを特徴とする請求項7乃至9のいずれかに記載の眼鏡装用パラメータ測定方法。 - 前記側面撮影手段の移動は、前記眼鏡装用者の側方における周囲に、前記撮影手段を旋回させることにより行い、
前記側面撮影手段の向きの角度の測定は、前記側面撮影手段の旋回角度を測定することにより行うことを特徴とする請求項10記載の眼鏡装用パラメータ測定方法。 - 前記眼鏡フレームのフロント部に顔振れ角検出補助具を取り付け、
この顔振れ角検出補助具は、前記眼鏡フレームへの取付部と、前記眼鏡フレームのフロント部の真横方向を前記側面撮影手段に検知させるための方向検出部とを有し、この方向検出部は、前記眼鏡フレームに取り付けられた状態で前記眼鏡フレームのフロント面と略平行な面上に位置する異なる部分を有し、
前記側面撮影手段により撮影された画像において、前記顔振れ角検出補助具の前記異なる部分が同一直線上に重なって見える位置で側面画像を撮影することを特徴とする請求項7乃至11のいずれかに記載の眼鏡装用パラメータ測定方法。 - 請求項9に記載の方法により決定されたレイアウト情報に基づきレンズ加工情報を算出し、この加工情報に基づいて眼鏡レンズを加工することを特徴とする眼鏡レンズの製造方法。
- 請求項13に記載の方法によって作成された前記眼鏡レンズを眼鏡フレームに取り付けて眼鏡を製造する眼鏡の製造方法。
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