JP5115751B2 - 眼鏡設計支援装置 - Google Patents

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Description

この発明は、眼鏡を新規に作る際に眼鏡フレームとレンズの適切な組合せの選択を支援する眼鏡設計支援装置に関する。
詳しくは、新規に眼鏡を作る際に、つまり、眼鏡を新規に設計する際には、まず当該眼鏡使用者に合わせてレンズを処方する。
次に、その処方されたレンズとその眼鏡使用者が所望する眼鏡フレームを一体化して得られた眼鏡を当該眼鏡使用者が掛ける。
ここで、その所望の眼鏡フレームが使用者の眼球に対して前記レンズを一定の距離で且つ一定の姿勢に保持する際に、当該使用者が実際に移動させるであろう視線の移動範囲を考慮して、当該レンズと当該眼鏡フレームの組合せの適否を確認する必要がある。
つまり、例えば、レンズは適切に処方されているので問題はないが、所望して選択した眼鏡フレームのレンズ保持部の形状と大きさに合わせてレンズをカットして当該眼鏡フレームに組み込んだ処、当該眼鏡使用者が視線を動かした際に視線が眼鏡フレーム組み込まれたそのレンズから外部にはずれて結果的に視力が矯正されないという場合が生じる。
斯かる場合では、所望する眼鏡フレームを選択し直す必要がある。
しかし、レンズをカットし、そのカットしたレンズを眼鏡フレームに組み込んで眼鏡が完成してから処方したレンズと選択した眼鏡フレームの組合せの適否が判明するのでは、既にカットされたレンズが無駄になり問題である。
この発明は、このように、処方されたレンズと所望して選択した眼鏡フレームから構成される眼鏡が、結果的に当該眼鏡使用者が眼鏡に対して視線を移動する際であってもその視線がレンズの範囲内となって視力が矯正されるように、処方されたレンズと選択した眼鏡フレームからなる組合せがその眼鏡使用者に好適か否かの判断をすることによって眼鏡の設計の支援を行う眼鏡設計支援装置に関する。
新規に眼鏡を作る場合には、レンズはその新規な眼鏡使用者用に専用に処方されたものを選択することが必要である。
他方、眼鏡フレームは、レンズを一体化して保持して、使用者の眼球に対してレンズを一定の距離で且つ一定の姿勢に保持するものである。そして、眼鏡フレームは、使用者の所望するものを選択することが一般に行われている。
つまり、眼鏡を新たに設計する場合には、レンズは処方によって決まるが、眼鏡フレームは選択可能となっている。
上述したように、眼鏡使用者が通常対象物を見る際に、眼球からの視線は対象物の方向を追ってその角度を変えること、つまり、視線がレンズに対して移動すること(姿勢を変えること)が行われる。
従って、視線の方向が変化して眼鏡のレンズの範囲から外部に出た際には、その視線はレンズによる矯正を受けていないので、眼鏡使用者にとっては対象物をレンズで矯正されたものとして見て取ることができないことになる。
そこで、新しく眼鏡を作成する場合には、当該眼鏡使用者(眼鏡作成のための被験者)が所望する眼鏡フレームを装着し、店員の目視、店員からの指図に対しての被験者の意識的な視線の動き等によって、レンズの中心と眼鏡フレームの位置関係等を得ていた。
しかし、斯かる方法では、眼鏡を構成するレンズと眼鏡フレームとの当該被験者への適合度は店員の熟練度に大きく左右され、眼鏡の出来上がりに大きなばらつきがあるという問題があった。
又、被験者にとっても、このレンズと眼鏡フレームとの適合性を得るための指示に対する視線の動きは緊張するなどの負担になり、結果的に、出来上がった眼鏡では普段の視線の動きの範囲にレンズがカバーし切れておらず狭い視野で視力矯正を受けるという問題があった。
従って、眼鏡を作成する場合には、当該被験者の眼球の前方垂直方向に対する視線の方向を知っておくことが重要である。このことに対して、目視対象物の位置に対して視線の挙動を店員の熟練度に依らず客観的に求める技術が以下の特許出願公開公報によって開示されている。
特表2007−536043号公報 特表2006−516752号公報
眼鏡は、レンズと眼鏡フレームから構成される。
レンズは、その眼鏡を使用する者専用に処方されたものである。眼鏡フレームは、前記処方されたレンズを一体化して保持し、使用者が眼鏡を掛けた際に当該使用者の眼球に対して前記処方されたレンズを一定の距離で且つ一定の姿勢で保つものである。
そして、眼鏡使用者がレンズによって視力が矯正されるためには、その眼鏡使用者の移動し得る視線がレンズによってカバーされることが必要である。
つまり、レンズは、当該眼鏡使用者の視線の動く範囲をカバーするような大きさであってカバーするような位置に保持されることが必要である。
さて、特許文献1には、被験者(眼鏡使用者)の頭部の動きを含めた視線の動きを計測する技術が開示されている。
しかし、眼鏡使用者がレンズによって矯正された視力で対象物を見るには、視線がレンズの範囲内を通過することが必要であることから、眼鏡使用者の頭部の動きを含めた視線の移動(視線の傾き)が判っただけでは視線とレンズとの相対的な位置関係が明らかにならず、単に視線の動きを計測・把握するだけでは眼鏡使用者がレンズによって視線が必ず矯正されて、対象物が必ずよく見えることを保証するとは言えないという問題が生じる。
他方、特許文献2には、被験者(眼鏡使用者)の瞳孔と眼鏡フレームとの相対的な位置を求める技術が開示されているが、眼鏡使用者の視線の動きとレンズが視力矯正用にカバーする範囲については開示されていない。
従って、特許文献2に開示された技術は、被験者の視線の変化がある一定の狭い範囲であれば実施を行うとそれに対応する効果は期待できるが、被験者が視線を通常の自然な範囲で移動させた場合にはレンズによって視線が必ずしも矯正されるという保証がなく、結果的に眼鏡の設計支援、つまり、レンズと眼鏡フレームとの組合せの支援に必ず寄与するとは限らないという問題が生じる。
この発明は、上記の事情に鑑みて為されたものであり、新しく眼鏡を作る際に、処方されたレンズと所望して選択した眼鏡フレームが当該眼鏡使用者にとって、その使用者の視線が移動する範囲(視線の姿勢変化の範囲)を考慮して視線が移動してもレンズによって視線が矯正されて対象物が矯正された像として見て取ることが可能にさせ、しかも、操作に熟練を必要としない眼鏡設計の支援を行う眼鏡設計支援装置を提供するものである。
この発明の発明者は、上述した課題に対して鋭利研究を重ね、レンズ、眼鏡フレーム、眼球及び視線の関係を精査して、眼鏡使用者が視線を移動する場合であっても、つまり、眼鏡を使用している際に眼球から前方垂直方向に対して視線の方向が対象物を追って角度(姿勢変化による傾き)を持つ場合であってもその際の視線がレンズによって矯正されて見えるような眼鏡の設計を支援する構成を創出し、発明を完成するに到った。
つまり、まず眼鏡を新たに制作する上で、眼鏡使用者に専用に処方されたレンズと所望する眼鏡フレームに適合していることが必要である。
具体的には、眼鏡使用者用にレンズが処方され、且つ、その眼鏡使用者が所望した眼鏡フレームが決められた際に、まず、当該レンズは当該眼鏡フレームの大きさと形状に適合することが必要である。
特に、眼鏡フレームに対してレンズの中心は適切な位置で保持される必要があり、又、眼鏡フレームはレンズの度数に拘わらず当該レンズを所定通りに保持し得ることが必要である。
例えば、規格化されたレンズから処方に合致したレンズをカットして作成する場合に、当該レンズに比して当該眼鏡フレームが大きいと、レンズの中心が使用者の眼球に対して所定の位置を取らない場合が生じる。
斯かる場合には、結果的に、レンズと眼鏡フレームとの適合性が得られないことになる。
他方、使用を意図し処方されたレンズが累進レンズの場合では、近くに位置する視認対象物を見るための近用部がレンズの中心からほぼ一定距離(10〜16mm)だけ下方に配設されている。
従って、選択した眼鏡フレームのレンズ保持枠の縦方向の寸法が短い場合では、使用するレンズの縦方向の寸法は当該レンズ保持枠のサイズに規制されて短くカットされ整形されることになり、結果的に、近用部がカットされ欠落したレンズを使用することになる。よって、近用部の欠落したレンズを使用する眼鏡を作成することになって、レンズと眼鏡フレームとの適合性が得られないことになる。
又、実際の眼鏡使用者は手元を見る際には、通常、水平線に対して、つまり、眼球の前方垂直方向に対してほぼ35度だけ視線を落として視認対象物を見ることになる。
従って、レンズを整形した際に近用部を欠落せずに済んだ場合であっても、当該眼鏡の眼鏡フレームがレンズを当該眼鏡使用者の眼球から前方に大きく隔たった距離で保持する構造である場合には、当該眼鏡使用者の水平線に対してほぼ35度だけ落とした視線はレンズの下方を通ったレンズを透過することなく、つまり、レンズの外を通って対象物を見ようとすることになる。
よって、斯かる場合の視線はレンズによって矯正されていないので、対象物を視認することが出来ないということになって、レンズと眼鏡フレームとの適合性が得られないことになる。
尚、斯かる場合に、レンズと眼鏡フレームとの適合性を得るには、眼鏡使用者が落とした視線で手元を見る際にその視線の視力がレンズによって矯正されるように、レンズ保持枠の大きな眼鏡フレームに交換してレンズによる視力矯正の範囲を拡げるか、眼鏡使用者の眼球とレンズの距離が近いような形状の眼鏡フレームに交換することが必要になる。
ここで、レンズを調整する立場から考えると、眼鏡使用者の眼球と眼鏡フレームとの3次元の相対的な位置関係が計測可能であれば、視線の方向が移動する際にその移動の範囲を求めることが可能になって、結果的に、眼鏡の当該使用者に最適なレンズを設計することが可能になる。
つまり、例えば、眼鏡フレームのレンズ保持枠のある所望の大きさの眼鏡フレームを選択した場合において、眼鏡使用者の眼球と当該レンズ保持枠の前記所望大きさの眼鏡フレームの3次元の相対的な位置関係が計測して求まると、手元を見る際に視線が下がり、その下がった視線の透過する位置に近用部を配設したレンズを設計できるか否かの判別が可能となり、その判別結果に基づいて、レンズ及び当該眼鏡フレームから計測対象になった眼鏡使用者に対して適合性のある眼鏡が得られることになる。
そこで、被験者(新しく眼鏡を作る眼鏡使用者)の眼球と眼鏡フレームのレンズ保持枠の相対的な3次元的の位置関係を測定する手段、レンズ保持枠を画像として表示し、更に、そのレンズ保持枠の画像に対してレンズのレイアウトマークを重ね描きするものを表示する手段、前記の相対的な3次元の位置関係を表示する手段、レンズのレイアウトマークを等倍で印刷出力する手段を備えることによって、レンズと眼鏡フレームとの関係で適合性が得られるか否かを判別させて、視線が移動してもレンズで矯正される眼鏡を得るための眼鏡設計の支援を行う構成を得た。
尚、前記の相対的な3次元の位置関係とは、レンズに外接する四辺形(レンズフレームのレンズ保持枠の内側に接する四辺形)とレンズの中心との位置関係を意味する。
この発明は、眼鏡フレームを装着した被験者を相異なる二つの方向から撮影し、その撮影で得られる画像データに基づいて、レンズの中心とレンズに外接する四辺形との相対的な位置関係及び被験者の眼球とレンズとの相対的な位置関係を求めることで眼鏡設計を支援するように構成した眼鏡設計支援装置である。
その詳細な構成は、被験者に対してほぼ水平方向前方に配置され、眼鏡を装着した被検者の眼球と眼鏡フレームを撮影する第1のカメラと、その第1のカメラの下方に配設され、被検者の眼球と眼鏡を斜め下方から撮影する第2のカメラと、それら第1のカメラと第2のカメラによって撮像して得られる画像データを入力して記憶する記憶部と、その記憶部からの画像データ及び画像データを加工して得られる加工済み画像データを画像として表示する表示部と、上記第1のカメラ及び前記第2のカメラによってそれぞれ撮像されて得られる画像データに基づき、被験者の左右の眼球の2次元座標及びその2次元座標に基づいて被験者の左右の眼球の3次元座標を算出する第1の演算と、上記第1のカメラ及び上記第2のカメラによってそれぞれ撮像されて得られる画像データに基づき、眼鏡の左右レンズの上端と下端の上下方向の座標を算出する第2の演算と、上記第1のカメラと上記第2のカメラのうちで少なくとも一つによって撮像されて得られる眼鏡の左右レンズの右端と左端の水平方向の座標を算出する第3の演算と、前記第1の演算の結果、前記第2の演算の結果及び前記第3の演算の結果に基づき、眼鏡の左右のレンズにそれぞれ外接する四辺形の3次元座標を算出する第4の演算と、前記第1の演算の結果である被験者の左右の眼球の3次元座標と前記第4の演算の結果である眼鏡の左右のレンズにそれぞれ外接する四辺形の3次元座標に基づき、レンズの中心位置の座標、レンズの外接四辺形の相対的な位置関係、及び、眼球とレンズとの位置関係を算出する第5の演算を行う演算部と、上記第1のカメラ及び上記第2のカメラで撮像が行われると、それら二つのカメラからの画像データを上記記憶部に記憶させ、上記演算部に第1の演算〜第5の演算を行わせ、更に、その第5の演算の結果を上記表示部に表示するように制御する制御部と、が備えられてなる眼鏡設計支援装置である。
尚、上記制御部は、上記第1のカメラによる撮像の画像に対してレンズの中心位置に対応する座標を中心とする所望の半径の円を重ねきして上記表示部で表示させ得る演算機能が上記演算部に備えられて構成され、操作者が目視によって眼鏡のレンズ部を包含する最小の半径を求めると、前記演算部にその求められた半径を3次元のレンズ位置に基づいて実際の大きさに変換させ、レンズの製作に必要な最小レンズの直径を演算させて出力するように制御する構成が挙げられる。
又、上記眼鏡設計支援装置において、上記制御部は、加えて、眼鏡を横方向から見た図に被験者の眼球の位置とレンズの位置・大きさ・角度を描かせた際に、眼球の位置から視線の動く範囲(視線の傾きの範囲)の最大角度の方向で視線がレンズを横切るように、上記表示部に描画して表示させるように制御を行う構成が挙げられる。
上記眼鏡設計支援装置、更には上述した制御を行う制御部を備えた眼鏡設計支援装置において、上記第1のカメラ又は/及び上記第2のカメラによる画像が上記表示部に表示された際に操作者が各座標を指定した場合には、上記制御部は上記演算手段の第1の演算、第2の演算及び第3の演算が操作者の指定した各座標の値に基づいて行われる構成が挙げられる。
更に、上記演算部には、予め与えられているレンズの中心と累進レンズの近用位置を2次元の図で示したレイアウトマークが用意されている場合に、左右レンズの3次元レンズの中心位置の間の距離と前記レイアウトマークの縮尺比に基づいて左右のレイアウトマークを描画した1枚の2次元レンズマーク画像を生成する演算機能と、左右レンズのそれぞれの3次元のレンズの中心位置を第1のカメラの座標に変換して画像中のレンズの中心座標を求め、2次元レンズマーク画像中の2つのレンズの中心位置と一致するように、第1のカメラ画像を伸縮平行移動させて2次元顔画像を生成する演算機能が備えられ、且つ、上記制御部には、上記表示部に、2次元顔画像と2次元レンズマーク画像を合成して表示するように制御を行うものが挙げられる。
この発明は、眼鏡を新規に作成する際に、当該新しい眼鏡の使用者(被験者)が眼鏡フレームを装着させて得られる画像データに基づき、当該使用者が前方水平方向に対して視線の方向を変えた場合であっても、レンズがその際の視線を矯正する範囲をカバーするか否かを判別するように構成したことにより、特別な熟練を必要とせずに、処方されたレンズに対する所望する眼鏡フレームの適否を簡便で確実に判定し得る眼鏡設計支援装置である。
この発明の実施の形態を被験者に対して使用する際における全体構成を説明する構成説明図である。 図1に示す装置を使用して被験者の眼球の3次元座標の計測を行う際のプロセスにおいて、表示部に表示された画像に対して行う操作の構成を説明する構成説明図である。 図1に示す装置を使用して被験者の掛けている眼鏡のレンズの範囲を四辺形に置き換えた際に、表示部で表示された画像に対して測定する構成を説明する構成説明図である。 図3に示す左右のレンズの範囲を示す四辺形を上方から見下ろした際の前記四辺形の四個の角の位置を模式的に説明する構成説明図である。 図4に示す左右のレンズの範囲を示す模式的な四辺形の位置関係について、回転によって補正を行うことを模式的に説明する構成説明図である。 図1で示す装置のカメラによって得られる左右のレンズの位置データについて、X−Z座標系について回転補正の構成を示す構成説明図である。 図1に示す装置を使って左右のレンズに係る外接四辺形に対する左右の眼球の相対位置の求め方の構成を説明する構成説明図である。 図1に示す装置を用いて新たな眼鏡を作成する際に、所望した眼鏡フレームとレンズの位置及び径の関係を得る方法を説明する構成説明図である。 図1に示す装置を用いて眼鏡フレームとレンズに係るパラメータを求めた際に、正面から眼鏡を見た際の構成を模式的に示す模式正面図である。 図1に示す装置を用いて眼鏡フレームとレンズに係るパラメータを求めた際に、側部から眼鏡を見た際の構成を模式的に示す模式側面図である。 作成しようとする眼鏡のレンズの近用部が眼鏡フレームのレンズ保持部の内部に収まっているか否かの判断を行うために、図1で示された装置の第1のカメラによる画像の左右のレンズにレイアウトのマークと近用部を重ね描きの状態を模式的に説明する構成説明図である。 オーダーメードのレンズのデータを得るために、眼球を中心とした半径方向又は直径方向の線分を用いてレンズの周縁部の位置を決定することを説明する構成説明図である。 オーダーメードのレンズのデータを得るために、レンズの周縁部の位置をコンピュータ・マウスを用いて決定することを説明する構成説明図である。
図面と共に、この発明を実施するための形態を説明する。しかし、この形態によって、この発明が限定されるものではない。
眼鏡設計支援装置1は、図1に示すように、第1のカメラ2と、第2のカメラ3と、記憶部4と、表示部5と、演算部6と、制御部7と、操作部8と、送り手段9と、視線誘導マーカ10と、照明部11が備えられている。
第1のカメラ2は、眼鏡Sを新たに作ろうとする被験者Aが検査用の定位置に着くとその被験者Aの眼球Eからほぼ水平前方で0.4〜1.0メートルの距離となるように配設され、好適には0.6メートルだけ前方に位置するように備えられたものであって、眼鏡Sを装着した被検者の眼球Eと装着している眼鏡Sの眼鏡フレームFをカラーで撮影するものである。
第2のカメラ3は、第1のカメラ2の0.2〜0.3メートルだけほぼ垂直下方に配設され、被検者の眼球Eと眼鏡Sを斜め下方からカラーで撮影するものである。
ここで、被験者Aが検査用の定位置に位置すると、具体的には眼鏡設計支援装置1に対して水平距離と高さ位置が所定となる位置に座すると、第2のカメラ3は被験者Aの眼球Eが予め設定したほぼ定位置(例えば、撮像の中央高さ位置)となるように、眼鏡設計支援装置1の本体と被験者Aの相対的な移動によって調整を行う。
尚、第1のカメラ2及び第2のカメラ3はカラーで撮影するように構成されているが、前記二つのカメラを用いた撮影による画像がより一層視認し易いようにカラー撮影を行っているが、十分に視認し易いのであればモノクロ撮影であってもよい。
第2のカメラ3は、送り手段9によってほぼ被験者Aの眼球Eを中心にして円弧状(矢印B方向)に移動が可能になっている。
送り手段9は、正確な図示は省略するが、第2のカメラ3の側に付設されて移動側に配設されたピニオン・ギアと、そのピニオン・ギアに噛合する円弧状のラック・ギア及び前記ピニオン・ギアを駆動するギアード・モータを備えてなる円弧方向の送り機構によって構成されている。
従って、第2のカメラ3は、制御部7から前記ギアード・モータへの送り制御により、検査用の定位置に居る被験者Aの眼球Eを中心として矢印B方向に円弧状に移動し、結果的に、被験者Aにとって上下方向に移動する構成になっている。
記憶部4は、第1のカメラ2及び第2のカメラ3によって撮影された映像の映像データを記録するものである。
記憶部4は、加えて、上記映像データを演算部6で演算して得られた加工済み加工データも記憶し得るものである。
表示部5は、記憶部4からの画像データと、記憶部4に記憶された画像データを演算部6で演算加工して得られる加工済み画像データを画像として表示するものである。
表示部5は更に、現時点における眼鏡設計支援装置の機能状態、操作部8からの操作内容等を表示するものである。
演算部6は、記憶部4からの画像データに基づいて、つまり、第1のカメラ2と第2のカメラ3による撮影で得られる画像データに基づいて、被験者Aの左右の眼球El,Erの2次元座標及びその2次元座標に基づいて被験者Aの左右の眼球Eの3次元座標を算出する第1の演算、及び、眼鏡Sの左右レンズLl,Lrの上端と下端の上下方向の座標を算出する第2の演算を行うものである。
尚、演算部6が演算することによって得た演算結果は、記憶部4に記憶される構成になっている。
演算部6は、記憶部4からの画像データに基づいて、つまり、第1のカメラ2と第2のカメラ3のうちで少なくとも一つによって撮像されて得られる画像データに基づいて、眼鏡Sの左右レンズLl,Lrの右端と左端の水平方向の座標を算出する第3の演算を行うものである。
又、演算部6は、前記第1の演算の結果、前記第2の演算の結果及び前記第3の演算の結果に基づいて、左右のレンズLl,Lrにそれぞれ外接する四辺形の3次元座標を算出する第4の演算を行うものである。
尚、四辺形の代わりに、よりレンズの形状に近い八角であってもよい。
更に、演算部6は、前記第1の演算の結果である被験者Aの3次元座標と前記第3の演算の結果であるレンズLの3次元座標に基づいて、レンズLの中心位置の座標とレンズLの外接四辺形の相対的な位置関係、及び、眼球EとレンズLとの位置関係を算出する第5の演算を行うものである。
制御部7は、第1のカメラ2と上記第2のカメラ3で撮像が行われると、それら二つのカメラ2,3からの画像データを記憶部4に記憶させ、演算部6に第1の演算〜第5の演算を行わせ、更に、その第5の演算の結果を表示部5に表示するように制御するものである。
又、制御部7は、操作部8からの指示内容に基づいて、第1のカメラ2と第2のカメラ3の撮影、表示部5の表示機能、演算部6の演算機能、送り手段9の送り機能、視線誘導マーカ10の出力のON/OFF及び照明部11のON/OFFの制御を行うものである。
操作部8は、操作者が眼鏡設計支援装置1の機能を操作するための入力部であって、操作内容(指示内容)は制御部7に送られる構成になっている。
操作部8は、眼鏡設計支援装置1の具体的なそれはキーボードとコンピュータ・マウス(共に図示省略)である。
又、演算部6は、前記キーボード及びコンピュータ・マウスに接続しているコンピュータであり、記憶部4は、そのコンピュータの記憶部若しくは外付けの記憶手段である。
視線誘導マーカ10は、第1のカメラ2の極めて近い近傍に配設され、被験者Aの視線をそれ自身の方向に導くためのものである。
従って、被験者Aが視線誘導マーカ10に誘導されて視線を向けると、視線はほぼ第1のカメラ2に向くことになる。
視線誘導マーカ10は、点となる光である。
但し、被験者Aが簡単に第1のカメラ2の方向に視線を向けることができる場合には、視線誘導マーカ10は不要である、或いは、視線誘導マーカ10を備えていても使用する必要はない。
照明部11は、その時点での眼鏡設計支援装置1の使用環境の明るさを感知する明るさセンサー(図示省略)が備えられ、その明るさセンサーの検出結果に基づいて、眼鏡設計支援装置1を機能させる際にその使用環境が好適な明るさになるように照明を与えるものである。
但し、眼鏡設計支援装置1を機能させる、つまり、使用環境の明るさが測定と操作にとって好適であれば、照明部11は不要である、或いは、照明部11を備えてあっても使用する必要がない。
眼鏡設計支援装置1の全体及び各部は、上述したような概要の構成となっている。以下において、各部の詳細な機能構成を解説しながら眼鏡設計支援装置1の機能を説明する。
眼鏡Sを新しく作ろうとする被験者A(眼鏡使用者)は、第1のカメラ2がほぼ目の高さ位置であって前方となる所定の位置に腰掛ける。
ここで、操作者(検査者)は、この時の眼鏡設計支援装置1の使用環境の明るさが好適な明るさとなるように、操作部8から照明部11に出力の操作を行う。 制御部7は、操作部8からの操作信号を受けて照明部11に、現在の眼鏡設計支援装置1の使用環境として好適な明るさとなるように制御信号を送る。
照明部11は、制御部7から上記の制御信号を受けると、前記明るさセンサーで眼鏡設計支援装置1の使用環境の明るさを測定し、その測定の値と予め好適な明るさであると設定された値を比較し、予め設定した好適な明るさとなるように照明の出力を行う。
次に、操作者は、被験者Aが検査用の定位置に着いていて且つ被験者Aに検査の開始を確認した後、被験者Aの視線がほぼ第1のカメラ2の方向に誘導させるように、視線誘導マーカ10を出力させる操作を操作部8で行う。
操作部8は、制御部7に視線誘導マーカ10を出力させる信号を送る。制御部7は、操作部8からの信号を受けて、視線誘導マーカ10に出力を行うための制御信号を送る。
ここで、視線誘導マーカ10は、制御部7からの制御信号を受けて、緑色で視線誘導のためのポイント光を点灯する。
視線誘導マーカ10が緑色のポイント光を点灯すると、被験者Aはそのポイント光に視線を向けるので、被験者Aの眼球Eの中心が第1のカメラ2のレンズの光軸の上にほぼ乗った状態、つまり、被験者Aの視線と第1のカメラ2のレンズの光軸がほぼ乗った状態になる。
ここで、操作者は、被験者Aの眼球Eが斯かる状態になっていることを確認した後、操作部8から第1のカメラ2と第2のカメラ3がその状態の被験者Aの顔面を撮影するための操作を行う。
操作部8は、操作者からの撮影の操作用の信号を受けると、その旨の信号を制御部7に送る。制御部7は、第1のカメラ2及び第2のカメラ3に撮影を行うように制御信号を送る。
ここで、第1のカメラ2及び第2のカメラ3は、被験者Aの顔面を撮影する。
尚、この撮影の際、第1のカメラ2の被験者Aの撮像は、表示部5にモニター撮像として表示される。
操作者は、表示部5のモニター撮像を見ることで、被験者Aが所定通りに撮影されているか否かの確認を行う。もし、所定通りに撮影が行われていなかった場合には、撮影を再度行うことによって被験者Aの所定通りの撮影を得る。
又、この眼鏡設計支援装置1の構成上、モニター撮像の確認は第1のカメラ2による撮像で問題がなければ、当然のことながら、第2のカメラ3による撮像については確認を行う必要はない。
第1のカメラ2及び第2のカメラ3による撮影が行われると、それらの撮影に係る撮像の画像データD1,D2は記憶部4にデータとして記憶される。
以下において、被験者Aの眼球Eと眼鏡Sの眼鏡フレームFの3次元座標の計測について説明する。
まず、実際の点Pとカメラ2,3の画像上の位置との関係を取り上げる。
第1のカメラ2及び第2のカメラ3によって撮影された結果は、表示部5に画像となって表示されるので、操作者はその表示された画像に対して操作部8を操作してその画像上の眼球Eaの位置と画像上の眼鏡フレームFaの位置を2次元(x−y座標系の値)の値として取得する。
尚、添え字aは、以下において表示部5に画像として表示されていることを示すものとする。
ここで、表示部5に表示されている画像は実際には2次元であるが、3次元として考えてみる。3次元上(x−y−z座標系の値)の実際の点P(X,Y,Z)に対する第1のカメラ2及び第2のカメラ3による画像の点については、x−y座標系でそれぞれ座標(x1,y1)及び座標(x2,y2)であるとする。
他方、第1のカメラ1と第2のカメラ3では、垂直方向(y方向)に視差があるので、以下の関係が成り立つ、つまり、関数として取り扱うことが可能である。
Z=f(y1,y2)
X=g(x1,y1,z)
Y=h(x1,y1,z)
ここで、f( )、g( )及びh( )は、x、y及びzについての関数を意味するものであって、座標ではない。又、これらの3つの式の群を式(1)とする。
他方、これらの三つの等式、つまり、式(1)を変換して、実際の点P(X,Y,Z)によってカメラによる画像の座標(x,y)が決まるので関数化を考えて、以下の等式を与える。
x=u(X,Y,Z)
y=v(X,Y,Z)
ここで、u( )及びv( )は、X、Y及びZについての関数を意味するものであって、座標ではない。又、これらの2つの式の群を式(2)とする。
次に、被験者Aの眼球Eの3次元座標の計測について説明する。
まず、カメラ撮影の画像上の眼球Eaは、処理上の簡便さから表示部5の映し出されて
いる左右の眼球Ela,Eraに対して操作部8を操作することで行う。
つまり、具体的には、操作部8の操作によって表示部5に円形のマークMla,Mraを表示させ、続いて、操作部8(具体的には、コンピュータ・マウス)を操作して円形のマークMla,Mraを表示部5の画像上の左右の眼球Ela,Eraの黒目部分Ila,Iraに移動し、且つ、左右の眼球Ela,Eraの黒目部分IlaIraの外周の大きさに一致させる(図2を参照)。
ここで、表示部5に映し出されている被験者Aの左右の眼球Ela,Eraについてそれぞれ、画像上の座標値を計測する。
ここで得られた座標値を、上述したX、Y及びZについての式(2)に代入し、3次元座標の値を得る。
つまり、図2で示された例では、被験者Aの両眼が第1のカメラ2に対してほぼ60cmという短い距離にあり、被験者Aの両眼は第1のカメラ2とほぼ同じ近い距離にある視線誘導マーカ10を前方方向に位置しているように意識的に見ることとなるので、右左の目が通常の自然の状態に比べて間隔が近づいた状態になっていて、所謂寄り目の状態になっているので、左右の目が通常の自然の状態となるように得られた両眼Ela,Eraの位置をX軸(水平横方向)に沿って外方向に補正する必要がある。
この両眼の外方向への補正の量は、眼球Eの平均的な直径、眼球Eから視線誘導マーカ10までの距離(計測値のZ)に基づいて演算部6で算出を行う。
次に、眼鏡フレームFの3次元座標の計測について説明する。
被験者Aにとっては眼鏡Sのレンズによって矯正されることが意味を持つことから、レンズが眼球Eの矯正の機能を行う最大範囲として、眼鏡フレームFの内側を計測する。
尚、所謂縁なし眼鏡と呼ばれている眼鏡フレームFのない眼鏡の場合、或いは、眼鏡フレームFの一部が欠けている構成の眼鏡の場合では、使用するレンズの外周を測定することになる。
操作者は、操作部8を操作して、表示部5に表示された画像の眼鏡フレームFaの左右の内側又は左右のレンズLla,Lraの外周の指定、つまり、具体的には操作部8の入力デバイスであるコンピュータ・マウスを操作して表示部5に眼鏡フレームFaの画像上で水平線と垂直線をスライドさせて位置合わせすることによって、眼鏡フレームFaの上辺のy座標、下辺のy座標、右辺のx座標及び左辺のx座標のそれぞれの位置を指定する(図3を参照)。
この座標の位置を指定して計測を行う際、Z座標の算出用のデータを得るために、上辺のy座標と下辺のy座標は、第1のカメラ2と第2のカメラ3の両方で計測する必要がある。つまり、眼鏡フレームFa、第1のカメラ2及び第2のカメラ3からなる三角形についての演算によって、Z座標を得ることになる。
この時、眼鏡フレームFaの右辺のx座標と左辺のx座標は、第1のカメラ2及び第2のカメラの両方で計測を行う。これは、より高い精度を得るために行うためであって、x−y座標系の計測は第1のカメラ2のみの撮像に基づくものであってもよい。
第1のカメラ2に基づく表示部5上の画像の右レンズについて、上記指定で位置決めされた上辺、下辺、左辺及び右辺の交点p(図3を参照)、つまり、これら四辺によって決められた四辺形の4個の角の座標が求められる(左右のレンズLla,Lraでは8個の点p1〜p8)。
ここで求められた各点pの座標の値を上記のX、Y及びZについての等式に代入することによって、前記四辺形の4個の角の3次元座標が得られる。
他方、眼鏡によっては右レンズと左レンズで視線前方方向の位置に差がある場合、つまり、Zの値に差がある場合が考えられ、この場合は以下に述べる座標変換を行う必要がある。
つまり、具体的には、右レンズに係る四辺形の中心位置と左レンズに係る四辺形の中心位置のZ方向の差を求め、この差に基づいて、右レンズに係る四辺形の4個の角のそれぞれのZ座標と左レンズに係る四辺形の4個の角のそれぞれのZ座標について、比例配分によって補正を行う。
この補正によって、右レンズLrに係る四辺形及び左レンズLlに係る四辺形が同一平面に位置することになり、結果的に、右レンズLrと左レンズLlが同一平面に位置することになる。
他方、眼鏡を作る場合は特殊な場合を除いては通常、右レンズLrと左レンズLlは共に大きさは等しく、X−Y平面上に対するY軸方向の角度は等しい。
従って、表示部5において右レンズLraと左レンズLlaが斯様な関係にない場合には、右レンズLraと左レンズLlaについて大きさとX−Y平面上に対するY軸方向の角度を平均化して補正する必要がある。
この平均化による補正を行うには、第2のカメラ3による像の左右の辺のx座標を求めておく必要がある。又、第2のカメラ3による画像についても式(1)の変換が必要である。
ここで、右レンズLrと左レンズLlは共に大きさは等しく、X−Y平面上に対するY軸方向の角度は等しいものとして表示部5の上で現れない場合は、右レンズLraと左レンズLlaが互いにZ方向にずれていると考えることが出来る。
そこで、表示部5の上に現れた右レンズLraと左レンズLlaはZ方向にずれているとして、右レンズLraと左レンズLlaを上から見た場合を考え、つまり、X−Z平面上の右レンズLraと左レンズLlaについての補正を行う。
ここで、レンズそのものを取り扱っては補正の作業が繁雑であるから、上記で求めたレンズの外周によって決まる四辺形で考える。
又、眼鏡フレームFに一体化して保持されるレンズLは一般に、上側が前方に突出し下側が後退するように位置するので、上記のレンズLra、Llaに外接する四辺形の交点p1〜p8を用いて模式的に表すと、図4に示すような位置を取る。
尚、図4に示す例はレンズLraが前方に突出して位置し、レンズLlaが後方に後退して位置しているが、逆のケースであっても同様に扱うことが可能である。
まず、レンズLraに係る四辺形の中心とレンズLlaに係る四辺形の中心を直線で結ぶ。続いて、その直線の向きにレンズLra,Llaの方向を合致させて回転補正を行う(図5を参照)。
ここで、レンズLraとレンズのLla、これらのレンズLra,Llaを保持しているフレームFaの回転補正が得られる。
以下において、フレームFaの形状補正のための操作について説明する。
通常の眼鏡フレームFは、右レンズLrと左レンズLlはX−Y平面上に対してX軸方向に特定の角度、つまり、眼鏡Sを掛ける顔部分の形状を球面として捉え、その球面に沿った形状であって、具体的には例えばほぼ175度の角度を持っているので、2次元画像に基づいて正確な3次元の眼鏡フレームFを得るには2次元画像のデータに対して補正をする必要である。
この補正は、操作者が操作部8を介して演算部6に対して入力操作によって行う。
前記特定の角度の具体的な測定は、図6に示すように、直線の引かれた平面上に眼鏡フレームFが立つ状態で置いて、つまり、実質的にはレンズLr,Llを前記平面に立設の状態とし、その状態を垂直下方に見下ろすようにして、その際の前記平面に引かれた直線と眼鏡フレームFの二つのレンズ保持枠の角度を読み取ることで行う。
この角度の読み取は、分度器を用いてもよく、前記平面上に引かれた直線を基準線とし、その基準線に角度を示す補助線の付された専用シートを用いてもよい。
この特定の角度の読み取り、続いて、読み取り値の演算部6への入力によって、そのフレームFの真の形状に補正が為される。
ここで、左右のレンズLl,Lrに係る外接四辺形はX−Y平面上に対してX軸方向に関して補正された3次元座標で得ることが可能になっている。
このX−Y平面上に対してX軸方向に関して補正された3次元座標の左右のレンズLl,Lrに係る外接四辺形にそれぞれ対する左右の眼球El,Erの相対位置を求める。
この左右のレンズLl,Lrに係る外接四辺形に対する左右の眼球El,Erの相対位置の求め方は、図7に示すように、まず左右の眼球El,Erと対応するレンズLl,LrとのZ方向の距離が等しくなるように補正を行う。
と言うのは、第1のカメラ2による前記の撮影を行う際に、被験者Aの両眼が揃って前方垂直方向に向いていれば問題は生じないが、視線は前方を向いていても面の姿勢がいくらかでもX軸方向に傾いていると左右の眼球のZ軸方向(被験者にとっての本来の前方方向)の位置が異なるので、補正を行う必要が生じるからである。
ここで、左右の眼球El,ErのZ方向の位置について補正が行われると、この補正によって得られた視線の方向とレンズLl,Lrの平面との交点がレンズLl,Lrの中心となる。
但し、被験者A、つまり、眼鏡Sを作ろうとする者には固有の癖がある場合が多い。斯かる場合、被験者Aの面は前方垂直方向に対していくらか傾いていても、視線は前方を向けて対象物を目視するのが習慣になっている場合には、上記のような面のX軸方向の姿勢の傾きを補正する必要はない。
次に、以下において、使用するレンズに必要な径の大きさの計測について説明する。つまり、レンズは被験者Aの視力等によって事前に調整され得るが、その調整されるレンズによって確実に視力が矯正される必要がある。
しかし、レンズLr.Llの径が小さいと使用者(被験者A)が視認対象物を追って視線の方向が変わり、レンズLr,Llの外側を通って結果的にレンズLr,Llによって矯正されないという事態が生じることを回避するためである。
又、斯かる事情では、眼鏡フレームFに保持されたレンズLr,Llは使用者の視線の方向の移動範囲内であって且つ最小の径のレンズLr,Llに収まれば、問題はない。
処が、眼鏡用のレンズLr,Llは一般に、視力矯正に係る度数に応じて最大の径が決められている。
そこで、その決められた径の範囲内であって、新眼鏡の使用者(被験者A)の視線がレンズLr,Llによって視力矯正される範囲となる最小の径を求め、それ以上の径であれば視力は矯正されることになる。
図8に示すように、第1のカメラ2によって撮影されて表示部5に表示された画像に対して、操作部8を操作して、具体的にはコンピュータ・マウスを操作して前記画像にカーソルで位置を指定することなどによって、眼鏡フレームFaのレンズ保持枠の内側(レンズLra,Llaの保持部位)に重なる円を描く。
ここで、この円の直径を変化させ、その円と眼鏡フレームFのレンズ保持枠の内側が重なる径の最も大きな円を求める。
この時に決まった円の中心の座標は、前記で求めたレンズ中心座標を第1のカメラ2の座標に変換した位置である。
ここで、レンズ保持枠に内接する前記四辺形の4個の角3次元座標が既知であってその平面上あるものと規定できるので、画像に係る座標系の円の径を3次元の座標系における径に変換することは可能である。
よって、3次元の座標系におけるレンズLの系を演算部6で算出させる。
以下において、レンズLに係る諸々のパラメータの算出について説明する。
眼鏡Saの右レンズLrと左レンズLlおいてそれぞれ、図9及び図10に示すように、レンズLr,Llの水平方向の長さ、垂直方向の長さ、レンズLr,Ll同士の中心間の距離を算出して表示部5に表示する。
ここで、操作者はレンズLr,Llに係る諸々のパラメータについて具体的な数値として知ることが可能であることより、処方に基づいて使用しようとするレンズはメーカーで通常に製造されているレンズで使用が可能か否か?、そのレンズが累進レンズである場合に近用の視線が前方水平方向に対して、視線の下向きの範囲、例えば35度以内に入っているか否か?、の確認が可能になる。
尚、35度とは、被験者が座位の姿勢において下方に位置する対象物を視認する際に、身体に対して頭部を下向き姿勢とし、加えて、視線を下方に向けた際に多くの人が取り得る最大角度の最尤の値である。つまり、実測上の値である。
従って、所望によって、視線の下向きの範囲を示す角度を選択してもよい。
もし、この確認作業において、使用しようとするレンズがメーカーで通常に製造されているものであっては使用が可能でないということ、そのレンズが累進レンズであって近用の視線が前方水平方向に対して下方35度以内に入っていないということが判明すれば、他のレンズに変更したり、眼鏡フレームFに変更することによって、結果的に、使用者の視力矯正に合致したレンズで且つ所望する眼鏡フレームFから構成され、更に、使用者の視線の姿勢が変化しても視力矯正が行われる眼鏡Sを提供することにつながる。
又、プラス度数のレンズ(凸レンズ)の場合では、必要とされるレンズの径が可能な限り小さいレンズを発注することで、可能な限り薄くて軽いレンズを選定することが簡便に可能となる。
次に、第1のカメラ2による画像に対して眼鏡フレームFとレンズレイアウトのマークMr,Mlの描画を行う。
図11に示すように、第1のカメラ2による表示部5における画像に眼鏡フレームFが表示させた状態において、レンズの中心位置と同じ位置に、操作部8を操作してレンズレイアウトマークMr,Mlを描画して表示する。
左目Elと右目Erの2次元画像に係る座標系のx座標の差と、3次元座標系に係るX座標の差は互いに比例関係にあるので、眼鏡フレームFの第1のカメラ2による画像を伸縮して描画した後にレンズレイアウトマークMr,Mlを一定のサイズで重ね書きした場合、3次元座標系に係るX座標の差は前記の伸縮に対応する。
詳しくは、3次元座標系で同じX座標の差がある場合に、遠い位置に目があると2次元の画像座標系ではx座標の差は遠い位置同士で小さく映る。従って、拡大して描画した際には、3次元座標系と対応する大きさ(長さ)の画像となって表示される。
ここで、中心として指定する位置は、正確には眼球Era,Elaの位置ではなく、レンズLra,Llaの中心の位置を一致させるべきである。
3次元のレンズの中心位置の座標を、式(2)によって変換すれば2次元の画像座標に変換できる。前記の眼球Era,Elaの位置の代わりに上記の径の求まったレンズLra,Llaの中心位置の値を使用して伸縮し且つ平行移動を行い、サイズを実際の寸法と同じつまりレイアウトマークMr,Mlと等倍にする。
操作者は、斯様にして得られた画像を確認することによって、近用部(画像例では小さい円マークNr,Nl)が眼鏡フレームFaのレンズ保持部の内部に収まっているか否かの判断を行うことができる。
又、同様にして、レンズLra,Llaの相異なる複数の位置にレイアウトマークMr,Mlを試し的に描画することによって、最適なレンズLr,Llを選択して提供することも可能である。
更に、レンズLra,LlaにレイアウトマークMr,Mlを描くことによって、結果的に、眼鏡フレームFのゆがみや眼鏡フレームFと目Er,Elのバランス等の目視による確認が容易となる。
例えば、図11では、左眼球Elaの眼鏡フレームFaのレンズ保持部が上がり、右眼球Eraの眼鏡フレームFaのレンズ保持部が下がっているのが、目視で容易に判明できている。
次に、表示部5に表示されたレンズに係る諸パラメータの図や、レンズLra,LlaにレイアウトマークMr,Mlの付された眼鏡フレームFaの画像を、紙面上で実寸で印刷する、所謂等倍でプリントアウトする。
ここで、等倍でプリントアウトを行うと、表示部5に表示されたレンズLra,Llaはサイズ等が実寸となって紙面に表示印刷されるので、レンズLr,Llの加工の際に確認が容易であって間違いがない指示書が作成できるという効果が得られる。
以下において、オーダーメードのレンズの作成について説明する。
つまり、上述して来た事柄は、メーカーが使用頻度の高いレンズに合わせて製造したラインアップされた既存のレンズ群の中から最適なレンズを選定することを前提として、レンズの横方向の長さ・縦方向の長さとレンズ中心との位置関係や、近用部の位置と眼鏡フレームFや眼球Eの位置関係を計測して、その図示を行って来た。
然るに、所望や必要によっては、既存のレンズ群の中から最適なレンズないために使用することができず、レンズを特別にオーダーメードしなければならない場合がある。 斯かる場合には、眼球Eに対するレンズLの一周分の周縁部の3次元の形状を求めることによって、その被験者A(新眼鏡の使用者)に最適なオーダーメードのレンズを作成することが可能である。
レンズLraの周縁部の位置は、図12に示すように、レンズLraの中心から半径方向又は直径方向に伸びる直線上であって且つ眼鏡フレームFaのレンズ保持部との複数個の交点を操作部8のコンピュータ・マウスで指示することによって求める(図中の十文字の交点が指示点を示す)。
斯かる方法は、操作部8のコンピュータ・マウスを指示点が半径方向又は直径方向に伸びる線上に位置する指示点を追うことになるので、操作を簡便に行うことが出来るという効果が得られている。
尚、レンズLlの周縁部の位置は、同様の方法によって求めることが可能である。
又、図13に示すように、レンズLraに対して、操作部8を操作してコンピュータ・マウスによって任意の個数の点を直接にカーソルで指示することによって描画することによって指示する方法も挙げられる。
この方法では、曲率の大きな部位では密に計測することが可能であるため、比較的少ない数の点の指示であっても再現性の高い計測が得られる。
尚、斯かる方法によって、レンズLlについても同様に求めることが可能である。
続いて、指示した各点の2次元座標系の座標(x,y)に基づいて、式(1)を用いて実座標系への変換を行う。この変換計算では、水平前方方向の距離Zはレンズの平面のZの値を与えることで算出が可能である。
つまり、第1のカメラ2のみによる画像において座標の値を与えると、指示した各点の3次元における座標が算出可能である。
従って、指示した各点の座標の値に基づいて、眼球Era,Elaの位置を原点とする座標系に変換演算して出力することによって、眼球Era,Elaに対するレンズLra,Llaの周縁部の3次元座標を得ることが可能である。
よって、ここで得られた3次元座標のデータに基づいて、被験者にとって最適なオーダーメードのレンズを簡便で確実に設計・製作することが可能である。
結果的に、被験者にとって最適であって、簡便で確実にオーダーメードのレンズの製作が可能であることにより、新たな眼鏡の作成者(被験者)は所望するフレームと処方に適ったレンズからなる眼鏡を簡便に確実に得ることが可能になっている。
眼鏡設計支援装置1は、上述したように、新たに眼鏡を作成しようとする被験者Aの視線が移動しても、つまり、視線が眼球Eの前方方向に対して傾きを持って観察物を追い掛けても、その際の視線が処方されたレンズにカバーされて矯正されるように眼鏡フレームの形状、レンズ保持枠の大きさ等を決定することを可能にさせているので、熟練を必要とせずに、処方されたレンズLr,Llと所望する眼鏡フレームFの組み合わせからなる眼鏡Sの作成を簡便で確実に可能にさせている。

Claims (6)

  1. 被験者に対してほぼ水平方向前方に配置され、眼鏡を装着した被検者の眼球と眼鏡フレームを撮影する第1のカメラと、
    その第1のカメラの下方に配設され、被検者の眼球と眼鏡を斜め下方から撮影する第2のカメラと、
    それら第1のカメラと第2のカメラによって撮像して得られる画像データを入力して記憶する記憶部と、
    その記憶部からの画像データ及び画像データを加工して得られる加工済み画像データを画像として表示する表示部と、
    上記第1のカメラ及び前記第2のカメラによってそれぞれ撮像されて得られる画像データに基づき、被験者の左右の眼球の2次元座標及びその2次元座標に基づいて被験者の左右の眼球の3次元座標を算出する第1の演算と、上記第1のカメラ及び上記第2のカメラによってそれぞれ撮像されて得られる画像データに基づき、眼鏡の左右レンズの上端と下端の上下方向の座標を算出する第2の演算と、上記第1のカメラと上記第2のカメラのうちで少なくとも一つによって撮像されて得られる眼鏡の左右レンズの右端と左端の水平方向の座標を算出する第3の演算と、前記第1の演算の結果、前記第2の演算の結果及び前記第3の演算の結果に基づき、眼鏡の左右のレンズにそれぞれ外接する四辺形の3次元座標を算出する第4の演算と、前記第1の演算の結果である被験者の左右の眼球の3次元座標と前記第4の演算の結果である眼鏡の左右のレンズにそれぞれ外接する四辺形の3次元座標に基づき、レンズの中心位置の座標、レンズの外接四辺形の相対的な位置関係、及び、眼球とレンズとの位置関係を算出する第5の演算を行う演算部と、
    上記第1のカメラ及び上記第2のカメラで撮像が行われると、それら二つのカメラからの画像データを上記記憶部に記憶させ、上記演算部に第1の演算〜第5の演算を行わせ、更に、その第5の演算の結果を上記表示部に表示するように制御する制御部と、
    が備えられてなる眼鏡設計支援装置。
  2. 上記制御部は、上記第1のカメラによる撮像で得られた画像に対してレンズの中心位置に対応する座標を中心とする所望の半径の円を重ねきして上記表示部で表示させ得る演算機能が上記演算部に備えられて構成され、操作者が目視によって眼鏡のレンズ部を包含する最小の半径を求めると、前記演算部にその求められた半径を3次元のレンズ位置に基づいて実際の大きさに変換させ、レンズの製作に必要なレンズの最小の径を演算させて出力させるように、制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の眼鏡設計支援装置。
  3. 上記制御部は、眼鏡を横方向から見た画像に眼球の位置とレンズの位置・大きさ・姿勢角度を重ねて描かせた際に、眼球の位置から視線の最大角度の方向で前記視線がレンズを横切るように上記表示部に描画して表示させるように、制御を行うことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の眼鏡設計支援装置。
  4. 上記制御部は、上記第1のカメラ又は/及び上記第2のカメラによる撮像で得られた画像が上記表示部に表示された際に操作者が各座標を指定した場合に、上記演算手段の第1の演算、第2の演算及び第3の演算が操作者の指定した各座標の値に基づいて演算するように、制御を行うことを特徴とする請求項1〜3に記載の眼鏡設計支援装置。
  5. 上記演算部は、予め与えられているレンズの中心と累進レンズの近用位置を2次元の図で示したレイアウトマークが用意されている場合に、左右レンズの3次元レンズの中心位置の間の距離と前記レイアウトマークの縮尺比に基づいて左右のレイアウトマークを描画した1枚の2次元レンズマーク画像を生成する演算機能と、左右レンズのそれぞれの3次元のレンズの中心位置を第1のカメラの座標に変換して画像中のレンズの中心座標を求め、2次元レンズマーク画像中の2つのレンズの中心位置と一致するように、第1のカメラ画像を伸縮平行移動させて2次元顔画像を生成する演算機能が備えられ、且つ、上記制御部は上記表示部に、2次元顔画像と2次元レンズマーク画像を合成して表示するように、制御を行うことを特徴とする眼鏡レンズ選定・設計支援を行う請求項1〜4に記載の眼鏡設計支援装置。
  6. 被験者に対してほぼ水平方向前方に配置され、眼鏡を装着した被検者の眼球と眼鏡の眼鏡フレームを撮影する第1のカメラと、
    その第1のカメラの下方に配設され、被検者の眼球と眼鏡を斜め下方から撮影する第2のカメラと、
    前記二つのカメラによる撮像データを入力して記憶する記憶部と、コンピュータに接続された画像モニタリングの表示部マウスを含んでなる入力デバイスを有し、
    前記二つのカメラに撮像された被験者の左右の眼球の2次元座標(計4箇所)を求め、更に、これらの求めた2次元座標に基づいて3次元座標に変換する眼球座標計測手段と、
    前記2台のカメラにそれぞれ撮像された眼鏡フレームの左右レンズを保持する部位の上端下端のそれぞれの上下方向の座標を求め、それらの求めた値に基づいて、眼鏡フレームに保持されるレンズの上端と下端を含む二本の水平線とレンズの左端と右端を含む二本の垂直線で決まる四辺形の3次元としての式を求める手段と、
    前記第1のカメラ又は第2のカメラからの画像を上記表示部に表示しながら、操作者が上記入力デバイスから位置を指定することによって画像中のレンズ周縁部の2次元座標を求め、その2次元座標と前述の四辺形の3次元としての式に基づいて、レンズ周縁部の3次元座標を求める手段と、
    3次元の眼球の位置とレンズ周縁部の3次元座標を出力する手段を有する請求項1〜5に記載の眼鏡設計支援装置
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