JP2007288966A - ゴム栓挿入装置 - Google Patents

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義典 太田
Kenichi Taniguchi
賢一 谷口
Shiro Osumi
士朗 大隅
Masato Yagi
真人 矢木
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Abstract

【課題】より簡易な構成で、より短時間で挿入作業を行えると共に、ゴム栓保持用のピンをより確実にゴム栓に挿入できるようにすること。
【解決手段】貫通孔部22と貫通孔部22の途中から外方向に向けて延びるゴム栓供給孔部24とを有するゴム栓供給部材20と、貫通孔部22の一端側開口でゴム栓14を保持するゴム栓保持部材30と、貫通孔部22内を挿通自在なコアピン本体部42を有するピン部材40と、可動収容空間53の内圧の高まりによりピン部材40を進出させると共に、可動収容空間53の開放によりピン部材40を退避可能にするピン支持部材50と、電線10の端部を、コアピン本体部42の中心軸延長上に沿って保持する電線保持部材60とを備えている。
【選択図】図1

Description

この発明は、ゴム栓に電線を挿入する装置に関する。
従来、ゴム栓に電線を挿入する装置として、特許文献1に開示のものがある。
このゴム栓挿入装置では、ゴム栓は、シュートに沿って整列状態で供給され、シュートストッパーにあたって停止するようになっている。そして、その停止したゴム栓内に保持ピンを圧入した後、保持ピンを旋回させるようにしてゴム栓を電線の端部に対向する位置に配設するようにしている。この後、ゴム栓を、保持ピンから抜きつつ電線側に相対移動させることで、ゴム栓内に電線が挿入されるようになっている。
特開平8−84419号公報
しかしながら、従来のゴム栓挿入装置では、ゴム栓をシュートに沿って整列状態で送る機構や、保持ピンを旋回させる機構等が必要である。このため、構成が複雑化する上、その作業プロセスも複雑でかつ作業時間も長くなってしまうという問題があった。
また、ゴム栓は、シュートに沿って整列状態で供給されてシュートストッパーにあたって停止する構成であるため、ゴム栓の停止位置が本来の予定位置から大きくずれることがある。このため、停止したゴム栓に保持ピンを圧入しようとする際に、うまく圧入できなかったり、保持ピンがゴム栓を突破ってしまう等の恐れがある。
そこで、本発明は、より簡易な構成で、より短時間で挿入作業を行えると共に、ゴム栓保持用のピンをより確実にゴム栓に挿入できるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため、ゴム栓挿入装置は、ゴム栓に電線を挿入するゴム栓挿入装置であって、貫通孔部と前記貫通孔部の途中から外方向に向けて延びるゴム栓供給孔部とを有し、前記ゴム栓供給孔部から前記貫通孔部の途中を経由して前記貫通孔部の一端側開口に向けてゴム栓を供給可能なゴム栓供給部材と、前記貫通孔部の一端側開口に送られたゴム栓を、その内部孔の一端側開口を前記貫通孔部の一端側開口に臨ませる姿勢で保持するゴム栓保持部材と、前記貫通孔部内を挿通自在な棒状のコアピン本体部と前記コアピン本体部の基端側に設けられたコアピン基端部とを有するピン部材と、前記コアピン基端部を前記貫通孔部の延在方向に沿って移動自在に収容可能な可動収容空間を有し、前記可動収容空間の内圧の高まりにより、前記コアピン本体部を進出させてその先端部を前記ゴム栓保持部材に保持されたゴム栓の内部孔に圧入させると共に、前記可動収容空間の内圧低下により、ゴム栓の内部孔に圧入された前記コアピン本体部を退避自在状態にするピン支持部材と、電線の端部を、前記コアピン本体部の中心軸延長上に沿って保持する電線保持部材と、電線の端部を前記コアピン本体部の先端部に当接させて前記ピン部材を退避させつつ、電線の端部を前記ゴム栓の内部孔に挿入するように、電線とゴム栓とをそれらの近接方向に相対移動させる電線挿入機構部とを備えたものである。
この場合に、前記可動収容空間内に、栓部材が配設され、前記可動収容空間の内圧の高まりを前記栓部材が受けて前記コアピン基端部を押圧することで、前記コアピン本体部が進出するようにしてもよい。
また、前記ピン支持部材は、前記貫通孔部内に向けて延びるように延出形成されたピン支持管部を有し、そのピン支持管部の先端部が、電線をゴム栓に挿入する際に、貫通孔部の一端側開口に配設されるものであってもよい。
また、この場合に、前記ピン支持管部のうち少なくとも先端部の内周部分は、電線を挿入可能な形状及び大きさに形成されていてもよい。
この発明のゴム栓挿入装置によると、ゴム栓供給部材のゴム栓供給孔部から貫通孔部の途中を経由して貫通孔部の一端側開口に向けてゴム栓が供給されるため、ゴム栓を比較的簡易な構成で供給できる。また、コアピン本体部をゴム栓の内部孔に圧入した状態で、コアピン本体部を旋回等させてゴム栓を移動させる必要がないので、この点からも構成の簡易化が図られる上、挿入作業を比較的短時間で行うことができる。
また、ゴム栓保持部材により比較的一定位置で保持されたゴム栓に対してコアピン本体部を圧入することになるため、該コアピン本体部をより確実にゴム栓に挿入できる。
この場合に、前記可動収容空間内に、栓部材が配設され、前記可動収容空間の内圧の高まりを前記栓部材が受けて前記コアピン基端部を押圧することで、前記コアピン本体部が進出するようにすると、ピン部材と栓部材とを、それぞれに必要とされる特性に応じた材料で別々に製造できると共に、栓部材だけ交換でき、運用コストを低減させることができる。
また、貫通孔部内に向けて延びるように延出形成されたピン支持管部を有し、そのピン支持管部の先端部が、電線をゴム栓に挿入する際に、貫通孔部の一端側開口に配設されると、そのピン支持管部によってゴム栓が貫通孔部内に戻るのを抑制できる。
また、前記ピン支持管部のうち少なくとも先端部の内周部分は、電線を挿入可能な形状及び大きさに形成されていると、ピン支持管部によってゴム栓が貫通孔部内に戻るのを抑制した状態でも、ゴム栓を貫通してピン支持管部の先端部内に入り込むまで電線を挿入することができる。
以下、この発明の実施形態に係るゴム栓挿入装置について説明する。図1はゴム栓挿入装置を示す説明図である。
このゴム栓挿入装置は、電線10をゴム栓14に挿入する装置である。ゴム栓14は、ゴム等の弾性部材により形成された管状部品であり、その内部に内部孔14hが形成されている。内部孔14hは、これに電線10を挿入した状態で、内部孔14hの内周面が電線10の外周面に密着可能な程度の径寸法に形成されている。このゴム栓14は、電線10が所定の部品ないし機器に組付けられた状態で、電線10を伝った水の浸入を防止する役割を果す。
ゴム栓挿入装置は、ゴム栓供給部材20と、ゴム栓保持部材30と、ピン部材40と、ピン支持部材50と、電線保持部材60と、電線挿入駆動機構部70とを備えている。
ゴム栓供給部材20は、ゴム栓14を供給するための部材であり、ブロック状の部材の内部に、貫通孔部22と、その貫通孔部22の途中から外方向に向けて延びるゴム栓供給孔部24とが形成された構成とされている。
貫通孔部22は、直線状に延びるように形成されている。この貫通孔部22は、後述するピン支持管部54よりも大きな(ここでは僅かに大きな)内径寸法に形成されている。そして、後述するコアピン本体部42及びピン支持管部54が貫通孔部22内を挿通自在とされている。
また、この貫通孔部22のうち上記ゴム栓供給孔部24が形成された途中部分よりも一端側開口に至る部分は、ゴム栓14の外形寸法よりも大きな(ここでは僅かに大きな)内径寸法に形成されている。
さらに、ゴム栓供給孔部24は、貫通孔部22の途中部分から貫通孔部22の他端側開口に向けて貫通孔部22から離間する方向(ここでは斜め上方向)に向けて傾斜状かつ直線状に延びるように形成されている。また、このゴム栓供給孔部24は、ゴム栓14の外形寸法よりも大きな(ここでは僅かに大きな)内径寸法に形成されている。このゴム栓供給孔部24の外方開口部には、ゴム栓供給管28が連結されている。ゴム栓供給管28内には、図示省略のゴム栓供給機構部よりゴム栓14が一つずつ供給されると共に、図示省略のエア供給手段よりエアが供給される。そして、ゴム栓供給機構部より供給されたゴム栓14は、エアによりゴム栓供給管28からゴム栓供給孔部24及び貫通孔部22の途中部分を経由して貫通孔部22の一端側開口に向けて送給されるようになっている。
ゴム栓保持部材30は、貫通孔部22の一端側開口に送給されたゴム栓14を保持する部材である。このゴム栓保持部材30で保持されたゴム栓14は、その内部孔14hの一端側開口を貫通孔部22の一端側開口に臨ませる姿勢とされる。
より具体的には、ゴム栓供給部材20の一端側で、接触及び離間自在な一対の保持部32を有している。これら一対の保持部32は、保持部駆動機構部38の駆動により接触及び離間移動される。一対の保持部32におけるそれぞれの接触部分には、ゴム栓収容分割凹部33が形成されている。各ゴム栓収容分割凹部33は、半円柱状の凹部形状に形成されており、一対の保持部32を近接させた状態で、一対のゴム栓収容分割凹部33によりゴム栓14を収容可能な有底円孔状のゴム栓収容凹部34が形成される。このゴム栓収容凹部34は、貫通孔部22の一端側開口に向けて開口しており、貫通孔部22の一端側開口に向けて送給されたゴム栓14がゴム栓収容凹部34内に導かれて保持されるようになっている。また、このゴム栓収容凹部34は、ゴム栓14の外周形状に対応する凹み形状に形成されており、ゴム栓14の内部孔14hの一端側開口を貫通孔部22の一端側開口に臨ませた略一定姿勢で保持される。
なお、ピン部材40をゴム栓14の内部孔14hに挿入できる範囲であれば、ゴム栓収容凹部34はゴム栓14よりも多少大きめの凹部形状に形成され、ゴム栓14がゴム栓収容凹部34内で多少動けるものであってもよい。
また、本実施形態では、ゴム栓収容凹部34内にゴム栓14が配設された状態で、後述するピン支持管部54の先端部が貫通孔部22の一端側開口に位置することで、ゴム栓14が貫通孔部22側に後退移動することが抑制されるようになっている。もっとも、別途ストッパ機構を設けて、ゴム栓14が貫通孔部22側に後退移動するのを規制するようにしてもよい。
また、ゴム栓保持部材30の前方部分(ゴム栓供給部材20の反対側の部分)であって貫通孔部22の延長線上には、電線10を挿通可能な電線挿通孔36が形成されると共に、電線挿通孔36を囲むようにして外方に向けて順次拡径するテーパガイド面37が形成されている。そして、電線10の端部が電線挿通孔36を通ってゴム栓収容凹部34内のゴム栓14の内部孔14hに向けて導かれる。この際、電線10が多少曲っておりその先端部が電線挿通孔36から偏心した位置にあったとしても、電線10の端部がテーパガイド面37に摺接して電線挿通孔36に向けて導かれるようになっている。
ピン部材40は、貫通孔部22内を挿通自在な棒状のコアピン本体部42とコアピン本体部42の基端側に設けられたコアピン基端部44とを有する長尺な全体形状に形成されている。
コアピン本体部42は、貫通孔部22の長さ寸法よりも大きな長さ寸法を有しており、コアピン基端部44を貫通孔部22の他端側開口の外方に配設した状態で、コアピン本体部42の先端部が貫通孔部22の一端側開口より外方に延出可能に構成されている。
また、コアピン本体部42の先端部は、半球状の形状を有しており、ゴム栓14の内部孔14hに円滑に挿入可能で、しかも、ゴム栓14の内部孔14hが貫通孔部22の一端側開口から多少ずれてもコアピン本体部42が内部孔14h内に挿入可能とされている。
コアピン基端部44は、コアピン本体部42の径寸法よりも大きな径寸法の円板状部材であり、後述する可動収容空間53内を移動自在とされている。
ピン支持部材50は、貫通孔部22の他端側開口の外方に配設される部材であり、可動収容空間53を有するピン支持部材本体部52と、ピン支持部材本体部52から外方に延びるピン支持管部54とを有している。
可動収容空間53は、コアピン基端部44を貫通孔部22の延在方向に沿って移動自在に収容可能な空間に形成されている。ここでは、可動収容空間53は、コアピン基端部44の径寸法よりも大きな内径寸法を有する円穴状に形成されている。
また、ピン支持管部54は、ピン支持部材本体部52から貫通孔部22内に向けて延びるように延出形成された管状部材である。このピン支持管部54は、上記貫通孔部22内に挿通自在に形成されており、また、ピン支持管部54の内部の細孔状空間は、上記可動収容空間53と連通すると共にコアピン本体部42を挿通可能に形成されている。また、ピン支持管部54の長さ寸法は、貫通孔部22及びコアピン本体部42の長さ寸法よりも大きく形成されている。そして、ピン支持管部54の先端部よりコアピン本体部42の先端部を突出させた状態で、ピン支持管部54の先端部を貫通孔部22の一端側開口に位置させるように配設可能とされている。
上記ピン部材40は、そのコアピン本体部42をピン支持管部54内に挿通させると共に、コアピン基端部44を可動収容空間53内に配設した状態で、ピン支持部材50により貫通孔部22の延在方向に沿って移動自在に支持される。そして、コアピン基端部44を可動収容空間53内の前方(ピン支持管部54側)に配設した状態では、コアピン本体部42の先端部がピン支持管部54の先端部より突出し、コアピン基端部44を可動収容空間53内の後方(ピン支持管部54から遠ざかる側)に配設した状態では、コアピン本体部42の先端部がピン支持管部54の内部に退避するようになっている。
また、上記可動収容空間53内には、コアピン基端部44よりも後方側に栓部材56が移動自在に配設されている。栓部材56は、可動収容空間53の内周面に密接しながら往復移動可能な部材である。より具体的には、栓部材56は、一対の円板状部材56aをそれよりも細径の中継部材56bで連結した糸巻き形状を有する栓本体部56cと、中継部材56b部分に外嵌めされた略環状のパッキン部材56dとを有している。円板状部材56aは、可動収容空間53の内周径よりも小径(ここでは僅かに小径)であり、可動収容空間53内を自由移動可能となっている。また、パッキン部材56dは、ゴム等の弾性部材で形成された略環状の部材であり、可動収容空間53の内周面に密接可能に形成されている。なお、栓部材56として、上記可動収容空間56の内周面との隙間を限りなく小さくした金属製のシール部材(メタルシールともいう)を用いた構成を採用してもよい。
そして、後述するように可動収容空間53内に空気が導入されて内圧が高まると、その内圧を受けて栓部材56が前方側(貫通孔部22側)に移動する。この際、栓部材56が上記コアピン基端部44を同方向に押圧して、コアピン本体部42を進出方向へ移動させるようになっている。また、後述するように可動収容空間53が開放状態とされ大気圧と同レベルに維持されることで、コアピン本体部42が退避移動自在な状態となる。
つまり、本実施形態では、本栓部材56を、可動収容空間53内の内圧の高まりを受けて移動する一種のピストン部材として使用している。もっとも、上記コアピン基端部44自体を精度よく可動収容空間53の内周面に密接可能な部材に形成して一種のピストン部材として利用してもよい。栓部材56を一種のピストン部材として利用した場合の利点については後述する。
また、ピン支持部材50は、配管80を介してエア供給源に連結されると共に、その配管80の途中に電磁バルブ82が介挿されている。また、配管80は途中で配管84に分岐して大気に連通可能とされると共に、該配管84の途中に電磁バルブ86が介挿されている。そして、電磁バルブ86を閉じた状態で、電磁バルブ82を開くことで、エア供給源からの高圧エアが上記可動収容空間53内に供給されて、可動収容空間53内の内圧が高められるようになっている。そして、電磁バルブ82を閉じた状態で、電磁バルブ86を開放することで、可動収容空間53の内圧が大気圧と同レベルに維持されるようになっている。
上記ピン支持部材50はピン部材40と共に、ピン駆動機構部72の駆動によって貫通孔部22の延在方向に沿って移動自在とされている。ピン駆動機構部72は、エアシリンダやリニアモータ等の周知のアクチュエータを含む駆動機構によって構成される。そして、ゴム栓14を供給する場合には、ピン支持管部54の先端部を、貫通孔部22のうちゴム栓供給孔部24に分岐する部分よりも後方部分に配設するように、ピン支持部材50を後退させた位置に配設させる(図1、図2参照)。これにより、ピン支持管部54がゴム栓14の供給を妨げないようになっている。一方、コアピン本体部42をゴム栓14の内部孔14hに挿入する場合及び電線10をゴム栓14の内部孔14hに挿入する場合には、ピン支持管部54の先端部を、貫通孔部22の一端側開口に配設するように、ピン支持部材50を進出させた位置に配設させる(図3,図4参照)。この状態で、ピン支持管部54の先端部をゴム栓14に当接させて、ゴム栓14が貫通孔部22内に戻らないようにしている。
電線保持部材60は、ゴム栓保持部材30の前方で、電線10の端部を、コアピン本体部42の中心軸延長上に沿って支持する部材である。このような電線保持部材60自体は、エアシリンダ等のアクチュエータの駆動により一対の把持部間で電線を挟込んで保持する機構等、周知機構を含む種々の構成によって実現される。
電線挿入駆動機構部70は、ゴム栓14を電線10側に移動させることで、電線10の端部をゴム栓14の内部孔14hに挿入するための駆動機構であり、エアシリンダやリニアモータ等の周知のアクチュエータを含む駆動機構によって構成されている。ここでは、電線挿入駆動機構部70は、ピン支持部材50とピン部材40とゴム栓供給部材20を一体として電線10側に移動させるようにしている。なお、電線10の端部をゴム栓14の内部孔14hに挿入する際の詳細な動作は後述する。
なお、ゴム栓14側を移動させる代りに、電線10をゴム栓14側に移動させるようにしてもよい。つまり、電線挿入駆動機構部70としては、電線10とゴム栓14とを相対的に近接移動させることができる、種々の構成を採用できる。
なお、上記電線挿入駆動機構部70、ピン駆動機構部72及び保持部駆動機構部38、電磁バルブ82,84等の各種動作機構は、制御ユニット88の制御下、下記動作を行う。
このように構成されたゴム栓挿入装置の動作について説明する。図2〜図4はゴム栓挿入装置の動作を示す図であり、図5及び図6はゴム栓挿入装置の動作中における要部拡大図である。
まず、初期状態では、図1に示すように、コアピン本体部42の先端部はピン支持管部54内に退避した状態である。また、ピン支持部材50は貫通孔部22から退避し、ピン支持管部54の先端部を貫通孔部22内のうちゴム栓供給孔部24が設けられた部分よりも後方に退避させた状態である。さらに、ピン支持部材50及びゴム栓供給部材20は、ゴム栓保持部材30より離間した状態となっている。
この状態で、一つのゴム栓14がゴム栓供給管28からゴム栓供給孔部24及び貫通孔部22の途中部分を経由して貫通孔部22の一端側開口に向けて送給されて、ゴム栓保持部材30のゴム栓収容凹部34内に保持される。また、図示省略の電線供給機構部より供給された電線10が電線保持部材60で保持される。
次に、図3に示すように、ピン駆動機構部72の駆動により、ピン支持部材50及びピン部材40をゴム栓保持部材30に向けて移動させる。これにより、ピン支持管部54の先端部が貫通孔部22の一端側開口に位置するようになる。また、これと同時に又は前後して、可動収容空間53内に高圧エアを供給してその内圧を高める。すると、その内圧を受けて栓部材56が前方側(貫通孔部22側)に移動し、ピン部材40を押して同方向に移動させる。これにより、図5に示すように、コアピン本体部42の先端部が、ピン支持管部54の先端部より突出して、ゴム栓収容凹部34内のゴム栓14の内部孔14hに圧入される。また、ピン支持管部54の先端部は、ゴム栓14の端部に当接して、該ゴム栓14が貫通孔部22内に戻るのを抑制する。
この後、可動収容空間53内を外部と開放状態にして大気圧と同レベルにした状態で、電線挿入駆動機構部70の駆動により、ゴム栓供給部材20、ゴム栓保持部材30、ピン部材40及びピン支持部材50を一体として電線保持部材60に向けて移動させる。すると、図4及び図5に示すように、電線10の端部は、コアピン本体部42の先端部に当接してそのピン部材40を退避移動させつつ、ゴム栓14の内部孔14h内に挿入される。
なお、ピン支持管部54のうち少なくとも先端部の内周部分54aは、電線10を挿入可能な形状及び大きさ、即ち、ピン支持部材54のうち少なくとも先端部の内径寸法は、電線10の外径寸法よりも大きくなっている(図5及び図6参照)。このため、電線10はピン支持部材50の先端部内に入り込みつつ、ゴム栓14の内部孔14hを突抜けるまで十分に挿入される。
このようにゴム栓14に電線10が挿入された後、ゴム栓保持部材30の一対の保持部32を離間させるように開いた状態で、電線保持部材60が電線10を掴んでゴム栓14と共に加工終了部品として外部に搬送する。この後、上記各部位は上記当初の状態に戻る。
以上のように構成されたゴム栓挿入装置によると、ゴム栓供給部材20のゴム栓供給孔部24から貫通孔部22の途中を経由して貫通孔部22の一端側開口に向けてゴム栓14が供給されるため、比較的簡易な構成でゴム栓14の供給を行える。また、コアピン本体部42をゴム栓14の内部孔14hに圧入した後、従来のようにピンを旋回等させてゴム栓を移動させる必要がないので、この点からも構成の簡易化が図られる上、挿入作業を比較的短時間で行うことができる。
また、ゴム栓保持部材30により比較的一定位置で保持されたゴム栓14に対してコアピン本体部42を圧入することになるため、該コアピン本体部42をより確実にゴム栓14に挿入できる。
しかも、電線10の端部をコアピン本体部42の先端部に当接させてピン部材40を退避させつつ、電線10の端部をゴム栓14の内部孔14hに挿入するため、電線10が内部孔14hに挿入される直前までコアピン本体部42がゴム栓14の内部孔14hに圧入されている。つまり、コアピン本体部42で広げられたゴム栓14の内部孔14hに電線10を挿入することができるため、比較的円滑に電線10を通すことができる。特に、表面が滑りにくい電線10の場合に有効である。
また、可動収容空間53内に、栓部材56が配設され、可動収容空間53内に導入されたエアの圧力により栓部材56が押圧されることで、コアピン本体部42が進出されるようになっているため、ピン部材40と栓部材56とを、それぞれに必要とされる特性に応じた材料で別々に製造できる。より具体的には、ピン部材40については、強度等を重視した材料で製造し、栓部材56については可動収容空間53との密接性や精度よく加工し易い材料で製造することができる。また、栓部材56やピン部材40の破損時等には、破損した部品だけを交換でき、運用コストを低減させることができる。
また、貫通孔部22内に向けて延びるように延出形成されたピン支持管部54を有し、そのピン支持管部54の先端部が、電線10をゴム栓14に挿入する際に、貫通孔部22の一端側開口に配設されるため、ピン支持管部54によりゴム栓14が貫通孔部22内に戻るのを抑制できる。これにより、例えば、ゴム栓保持部材30でゴム栓14を貫通孔部22内に戻らないようにしっかりと保持する必要が無くなる。そして、例えば、ゴム栓収容凹部34を複数種のゴム栓14を収容可能な汎用性ある形状、大きさに形成したりすることができる。
また、ピン部材40をエアの駆動により進出させ、また、退避可能な状態にしているので、機構的に簡易であり、ほぼメンテナンスフリーにすることができる。
また、特許文献1では、ゴム栓にピン部材40を圧入した状態で、ゴム栓を移動させるため、ピンに抜止め用の凹凸形状を付しているが、本実施形態では、コアピン本体部42をゴム栓14に挿入した後、ゴム栓14を移動させる必要はないので、そのような配慮は不要であり、コアピン本体部42の形状を比較的簡易形状にすることができる。
また、本装置において、ゴム栓14や電線10に対して精度を要求される部位は、ピン部材40及びピン保持部材50なので、ゴム栓14や電線10のうちのおおよその種類のものに対しては、ピン部材40及びピン保持部材50を変更することで対処可能であるというメリットもある。
実施形態に係るゴム栓挿入装置を示す説明図である。 ゴム栓挿入装置の動作を示す図である。 ゴム栓挿入装置の動作を示す図である。 ゴム栓挿入装置の動作を示す図である。 ゴム栓挿入装置の動作中における要部拡大図である。 ゴム栓挿入装置の動作中における要部拡大図である。
符号の説明
10 電線
14 ゴム栓
14h 内部孔
20 ゴム栓供給部材
22 貫通孔部
24 ゴム栓供給孔部
30 ゴム栓保持部材
34 ゴム栓収容凹部
40 ピン部材
42 コアピン本体部
44 コアピン基端部
50 ピン支持部材
52 ピン支持部材本体部
53 可動収容空間
54 ピン支持管部
56 栓部材
60 電線保持部材
70 電線挿入駆動機構部
72 ピン駆動機構部

Claims (4)

  1. ゴム栓に電線を挿入するゴム栓挿入装置であって、
    貫通孔部と前記貫通孔部の途中から外方向に向けて延びるゴム栓供給孔部とを有し、前記ゴム栓供給孔部から前記貫通孔部の途中を経由して前記貫通孔部の一端側開口に向けてゴム栓を供給可能なゴム栓供給部材と、
    前記貫通孔部の一端側開口に送られたゴム栓を、その内部孔の一端側開口を前記貫通孔部の一端側開口に臨ませる姿勢で保持するゴム栓保持部材と、
    前記貫通孔部内を挿通自在な棒状のコアピン本体部と前記コアピン本体部の基端側に設けられたコアピン基端部とを有するピン部材と、
    前記コアピン基端部を前記貫通孔部の延在方向に沿って移動自在に収容可能な可動収容空間を有し、前記可動収容空間の内圧の高まりにより、前記コアピン本体部を進出させてその先端部を前記ゴム栓保持部材に保持されたゴム栓の内部孔に圧入させると共に、前記可動収容空間の内圧低下により、ゴム栓の内部孔に圧入された前記コアピン本体部を退避自在状態にするピン支持部材と、
    電線の端部を、前記コアピン本体部の中心軸延長上に沿って保持する電線保持部材と、
    電線の端部を前記コアピン本体部の先端部に当接させて前記ピン部材を退避させつつ、電線の端部を前記ゴム栓の内部孔に挿入するように、電線とゴム栓とをそれらの近接方向に相対移動させる電線挿入機構部と、
    を備えたゴム栓挿入装置。
  2. 請求項1記載のゴム栓挿入装置であって、
    前記可動収容空間内に、栓部材が配設され、前記可動収容空間の内圧の高まりを前記栓部材が受けて前記コアピン基端部を押圧することで、前記コアピン本体部が進出する、ゴム栓挿入装置。
  3. 請求項1又は請求項2記載のゴム栓挿入装置であって、
    前記ピン支持部材は、
    前記貫通孔部内に向けて延びるように延出形成されたピン支持管部を有し、そのピン支持管部の先端部が、電線をゴム栓に挿入する際に、貫通孔部の一端側開口に配設される、ゴム栓挿入装置。
  4. 請求項3記載のゴム栓挿入装置であって、
    前記ピン支持管部のうち少なくとも先端部の内周部分は、電線を挿入可能な形状及び大きさに形成されている、ゴム栓挿入装置。
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