JP2007286796A - 操作パネル入力装置およびこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

操作パネル入力装置およびこれを備えた画像形成装置 Download PDF

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英昭 岡村
Yoichi Mochizuki
洋一 望月
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卓夫 小林
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彰 新村
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聡 野本
Minoru Endo
稔 遠藤
Masanori Kamata
政則 鎌田
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Abstract

【課題】視力に頼ることなく容易に操作モードを選択でき、眼の不自由な方や高齢者の方に対しても操作性の良い操作パネル入力装置およびこれを備えた画像形成装置の提供。
【解決手段】複数の入力情報を表示可能な表示部7と、表示部7に対応した押圧位置に応じて入力情報を受け付けるタッチパネル8と、タッチパネル8の周縁部に設けられた入力領域とを有する構成を備えることにより、操作者は、眼の不自由な方や高齢者の方であっても、視力に頼ることなく手探りでもタッチパネルの周縁部を確認できるのでタッチパネル上の入力領域の位置を容易に特定することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像形成装置等に用いる操作パネル入力装置およびこれを備えた画像形成装置に関するものである。
近年、複写機等の画像形成装置は、多機能化し、数々の操作を行うことが可能となり、複数の操作キーを設ける必要が出てきた。しかし、操作キーを増やすと、操作部が大型化してしまい装置全体の大型化につながる、あるいは必要な操作キーの所在を探すのに手間取り、操作が煩雑となる。そのため、タッチパネルを用いた表示、入力装置を用い、操作キーを減らすと共に、操作性の向上を図ることが行われている。
しかしながら、タッチパネルでは表示が切り替わるたびに画面に表示されるソフトキーが変わるため、所望のソフトキーがいずれの領域に表示されたかを把握する必要があり、視力等に障害のある非健常者や、高齢者は誤操作を招く場合があった。
この課題を解決するために、表示内容識別手段を別途設け、タッチパネル上に重ねることにより、誤操作の防止を図る方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、音声ガイドに従って、操作パネル上のタッチパネルあるいは数字キー等を操作する方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2002‐342035号公報(図1、図2) 特開2003‐76475号公報(図2、図4)
しかしながら、上記特許文献1に開示された、表示内容識別手段を設け、タッチパネル上に重ねることにより、誤操作の防止を図る方法では、表示内容識別手段を別途設ける必要があり、構成が煩雑になり、また、これをタッチパネルに重ねる構成であるため、健常者には逆に使いづらいという問題があった。
また、上記特許文献2に開示された、音声ガイドに従って操作パネル上の数字キー等を操作する方法では、数字キーや、スタートキー等の広範囲に配置されたキーの中から指示されたキーの位置を手探りで捜しながら操作しなくてはならいという問題があった。
本発明はこのような従来の問題を解決するためになされたもので、健常者にも使い勝手が良く、また目の不自由な非健常者や高齢者にもキーの位置が探しやすく使いやすい操作パネル入力装置及びこれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の操作パネル入力装置は、複数の入力情報を表示可能な表示部と、表示部に対応した押圧位置に応じて入力情報を受け付けるタッチパネルと、タッチパネルの周縁部に設けられた入力領域とを有する構成を備えている。
この構成により、操作者は、視力に頼ることなく手探りでも周縁部を確認できるのでタッチパネル上の入力領域の位置を容易に特定することができる。
本発明の操作パネル入力装置は、入力領域は、非健常者用または高齢者用に設けられた構成を備えている。
この構成により、目の不自由な非健常者または高齢者は、視力に頼ることなく手探りでも周縁部を確認できるのでタッチパネル上の入力領域の位置を容易に特定することができる。
本発明の操作パネル入力装置は、入力領域は、タッチパネルの隅部に設けられた構成を備えている。
この構成により、操作者は、視力に頼ることなく手探りでも隅部を確認できるのでタッチパネル上の入力領域の位置を容易に特定することができる。
本発明の操作パネル入力装置は、タッチパネルは、他の部分との境界部に段差を設けて形成された構成を備えている。
この構成により、操作者は、段差により他の領域との境界部を認識でき、視力に頼ることなく手探りでも周縁部を確認できるのでタッチパネル上の入力領域の位置を容易に特定することができる。
本発明の操作パネル入力装置は、入力領域は、タッチパネルとは異なる部分の入力領域に対応する位置に凸部または凹部を有する構成を備えている。
この構成により、操作者は、タッチパネルとは異なる部分の凸部または凹部に対応するタッチパネル上の位置を、視力に頼ることなく手探りで確認できるので、タッチパネル上の入力領域の位置を容易に特定することができる。
本発明の操作パネル入力装置は、入力領域は、その表面に凹凸部が形成されている構成を備えている。
この構成により、操作者は、視力に頼ることなく手探りでも表面の凹凸部を確認できるのでタッチパネル上の入力領域の位置を容易に特定することができる。
本発明の操作パネル入力装置は、入力領域は、タッチパネルが操作モード変更のための入力情報を受け付ける構成を備えている。
この構成により、操作者は、視力に頼ることなく手探りでも容易に操作モードを選択できる。
本発明の画像形成装置は、複数の入力情報を表示可能な表示部と、表示部に対応した押圧位置に応じて入力情報を受け付けるタッチパネルと、タッチパネルの周縁部に設けられた入力領域とを有する操作パネル入力装置を備えている。
この構成により、操作者は、視力に頼ることなく手探りでも周縁部を確認できるのでタッチパネル上の入力領域の位置を容易に特定して画像の形成の操作を行うことができる。
本発明の操作パネル入力装置は、タッチパネルの周縁部に入力領域が設けられているため、操作者は、視力に頼ることなく手探りでも周縁部を確認してタッチパネル上の入力領域の位置を容易に特定し、また全ての設定がタッチパネル内で行えるので、目の不自由な非健常者や高齢者の操作者であっても、容易に操作入力ができ、画像形成装置の操作が行える。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態の操作パネル入力装置および画像形成装置について説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における画像形成装置を示す全体構成図である。
図1において、本実施の形態にかかわる画像形成装置1は、装置の操作にかかわる操作パネル入力装置2と画像の入力、出力にかかわる画像入出力装置3とで構成されている。
操作パネル入力装置2は、画像入出力装置3と接続されて入出力の制御を行う入出力制御部4と装置操作にかかわる入出力を行う入出力部5と、例えばICカードのような個人情報識別手段の情報を読み取ることができる個人情報識別手段読み取り部6から構成されている。
入出力部5は、操作にかかる情報などを表示する表示部7と、これに重ねて配置され表示部7の表示内容に対応した入力情報を受け付けるタッチパネル8と、音声情報を出力する音声装置9と、数字入力を受け付ける数字キー部10と、一旦開始したコピー等の動作を停止させるストップキー11と、印字動作等の開始を受け付けるスタートキー12とから構成されている。
入出力制御部4は、入出力部5を構成する上記の各部および個人情報識別手段読み取り部6と接続されており、これらの制御を行っている。
画像入出力装置3は、装置全体を制御する主制御部20と、画像の出力を行う出力部21と、画像の読み取りを行う読み取り部22とで構成されている。また、主制御部20は外部のネットワーク機器30などと接続されており、各種情報の授受を行うよう構成されている。
図2は本実施の形態にかかる操作パネル入力装置2の入出力部5を構成する操作パネルの平面図であり、図3は図2の正面方向からの断面図である。
図2、図3に示すように、操作パネル入力装置2の入出力部5は、操作パネルカバー40により覆われており、タッチパネル8は、その表面が操作パネルカバー40の表面より低くなるように段差を設けて配置されている。本実施の形態では4mmの段差とした。タッチパネル8の四隅には入力領域41、42、43、44が形成されている。
したがって、タッチパネル8は、これとは異なる部分である操作パネルカバー40との境界部が指で触ることにより、視覚に頼ることなく入力領域の位置を特定することができる。特に本実施の形態では、境界部の段差部分を指で触ることにより、視覚に頼ることなく入力領域の位置をより容易に特定することができる。
このように構成された本実施の形態の画像形成装置のコピー動作について説明する。
図4は、本実施の形態にかかる操作モード選択のフローチャートであり、図5は、本実施の形態にかかる操作モード選択によるタッチパネル表示の遷移図である。
図4、図5において、操作者が画像形成装置の前に立つと、あるいは操作者が原稿をセットすると(ステップS200)、図5に示す初期画面100が表示部7に表示される(ステップS201)。次に、操作者がタッチパネル8あるいは数字キー部10のいずれかに触る、あるいは押すことで装置が入力を受け付けると、音声装置9から音声ガイダンスが流れ(ステップS202)、操作モード選択の方法を説明する。
本実施の形態では「コピーを始めます。普通モードの方は、普通を、簡単モードの方は簡単を押してください。眼の不自由な方は画面の四隅のどれかを押してください。」という音声ガイダンスが流れる。
初期画面100は中央部に健常者用の簡単キー101と普通キー102とを表示し、四隅に目の不自由な方用または高齢者の方用(以下、目の不自由な方と記す)の入力領域としての、優しいモード選択キー103、104、105、106を表示している。健常者は視覚により認識できるので、容易に簡単キー101や普通キー102を選択することができる。また、目の不自由な方も、図2、3に示したように、タッチパネル8の四隅なので手探りで隅の入力領域の部分を容易に選択することができる。
このようにして操作者がモード選択を行うと(ステップS203)、選択したモードに従い、普通モード選択画面の表示(ステップS300)、または簡単モード選択画面の表示(ステップS400)、または目の不自由な方に優しい画面を表示(ステップS500)に移行する。また、一定時間内にどの選択もなされなかった場合には、ステップS201に戻る。
上記のモード選択により、初期画面100は、図5に示すように、標準的な操作に対応する普通画面110、健常者に対して、簡単な操作のみを提供する簡単画面120、目の不自由な方に対応する優しい画面130のいずれかに移行する。
普通画面110あるいは簡単画面120が選択された場合、健常者であるため、視覚により表示の指示に従い、設定、操作が可能である。操作者は読み取り部22に原稿をセットし、タッチパネル8あるいは数字キー部10からカラーあるいは白黒モードの選択や、拡大縮小の倍率等の処理内容、コピー枚数等の所望の設定を行い、スタートキー12を押すことにより、コピーを開始できる。
この場合、表示部7は階層構造になっており、タッチパネル8での設定に応じて表示内容や、入力領域に割り当てられるソフトキーの意味が変わる。入出力制御部4はこれらの入力を受け、必要な情報を主制御部20に送る。主制御部20は読み取り部22を制御し、入出力制御部4からの情報に基づき、画像読み取りを行い、画像データを得る。この画像データは主制御部20で加工処理され、出力部21に送られ、入出力制御部4からの情報に基づき、画像出力が行われる。また、読み取り部22で得た画像データをネットワーク機器30に送信したり、逆にネットワーク機器30からの画像データを印字することもできる。
次にやさしい画面が選択された場合の入出力動作について説明する。
図5に示すやさしい画面130にはその四隅にソフトキー131、132、133、134が入力領域として割り当てられており、左上がモード選択画面に移行するためのモード選択キー131、右上が枚数設定画面に移行するための枚数設定キー132、左下がコピーを実施するコピーキー133、右下がコピー倍率を設定する変倍設定キー134となっている。
図6は、図5に示す眼の不自由な方に優しい画面を表示(ステップS500)に続く、操作モード選択のフローチャートである。
図6において、目の不自由な方に優しい画面を表示(ステップS500)をした後に、音声ガイダンスが流れ、上記のような現在表示中のやさしい画面130のソフトキーの位置とそれぞれに対応するソフトキーの意味をアナウンスする(ステップS501)。操作者は、これに従い選択を行う。
ステップS501での音声ガイダンスとしては、例えば、次のようなものが流れる。
「コピーを設定します。コピーモードを選択する場合は画面左上隅を押してください。コピー枚数を選択する場合は画面右上隅を押してください。変倍モードを選択する場合は画面右下隅を押してください。コピーをとる場合は画面左下隅を押してください。」
従って、操作者が左上のソフトキー131に触れた場合はコピーモード選択画面の表示(ステップS510)へ、右上のソフトキー132に触れた場合はコピー枚数設定画面の表示(ステップS520)へ、右下のソフトキー134に触れた場合は変倍モード選択画面の表示(ステップS530)へ移行し、左下のソフトキー133に触れた場合はコピーを実施する旨のアナウンスと共に、ステップS510、ステップS520、ステップS530で設定した条件でコピーを実施する(ステップS502)。
ステップS502での音声ガイダンスとしては、例えば、次のようなものが流れる。
「コピーを取ります。コピーモードは白黒モード、コピー枚数は5枚、コピー倍率は等倍です。」
但し、ステップS510、ステップS520、ステップS530で条件を設定せずに左下のソフトキー133のみに触れ場合は、コピーを実施する旨のアナウンスと共に、1枚の原稿に対してコピーを1枚実施する(ステップS502)。
図7は、図5に示すやさしい画面130で、各ソフトキー131、132、133、134が選択された場合に移行する画面を示す遷移図である。
図7において、ソフトキー131に触れることによって表示されたモード選択画面140では、四隅に入力領域としてのソフトキー141、142、143、144が割り当てられており、左上がカラーコピーを選択するカラーキー141、右上が白黒コピーを選択する白黒キー142、左下が設定の終了を選択する終了キー143、右下が原稿が文字のみか、文字と写真混合か、写真のみかを選択する文字写真キー144となっている。文字写真キー144は1度押すたびに3モードを順次選択する。
また、ソフトキー132に触れることによって表示された枚数設定画面150では、四隅に入力領域としてのソフトキー151、152、153、154が割り当てられており、左上が1度押すと10枚単位で枚数を設定する10枚単位キー151、右上が1度押すと1枚単位で枚数を設定する1枚単位キー152、左下が設定の終了を選定する終了キー153、右下が設定した枚数を1枚に戻すための戻すキー154となっている。
また、やさしい画面130でソフトキー134に触れることによって表示された変倍モード選択画面160では、四隅に入力領域としてのソフトキー161、162、163、164が割り当てられており、左上が拡大倍率を選定する拡大キー161、右上が縮小倍率を選定する縮小キー162、左下が設定の終了を選定する終了キー163、右下が等倍に戻す等倍キー164となっている。本実施の形態においては、拡大キー161および縮小キー162を1度押すごとに予め設定してある固定変倍率を順次選択していくようになっている。
図8は、図6に示すコピーモード選択画面の表示(ステップS510)に続くコピーモード選択の手順を示すフローチャートである。
図8において、図7に示すソフトキー131に触れることによりモード選択画面140が表示されると(ステップS510)、音声ガイダンスが流れ、現在表示中のモード選択画面140のソフトキー141、142、143、144の位置と、それぞれのソフトキーの意味をアナウンスする(ステップS511)。これに従い操作者は、選択を行う。
ステップS511の音声ガイダンスとしては、例えば、次のようなものが流れる。
「モードを設定します。カラーモードを選択する場合は画面左上隅を押してください。白黒モードを選択する場合は画面右上隅を押してください。」
すなわち、左上のソフトキー141を押した場合はカラーコピーモードを選択定した後(ステップS512)、音声ガイダンスが流れ、モードの選択状況と他のキーの説明と設定完了であれば左下を押す旨がアナウンスされる(ステップS513)。
例えば、「カラーを選択しました。よろしければ画面左下を押してください。白黒モードを選択される場合は画面右上を、文字、文字写真、写真モードを選択される場合は画面右下を押してください。」のようにアナウンスされる。
また、右上のソフトキー142を押した場合は白黒コピーモードに選択した後(ステップS514)、音声ガイダンスが流れ、モードの選択状況と他のキーの説明と設定完了であれば左下のソフトキー143を押す旨がアナウンスされる(ステップS515)。
ステップS515の音声ガイダンスとしては、例えば、次のようなものが流れる。
「白黒モードを選択しました。よろしければ画面左下を押してください。」
また、右下のソフトキー144を押した場合は押した回数に従い原稿が文字のみか、文字と写真混合か、写真のみかのいずれかを選択した後(ステップS516)、音声ガイダンスが流れ、モードの選択状況と他のキーの説明と設定完了であれば左下のソフトキー143を押す旨がアナウンスされる(ステップS517)。
いずれのソフトキー141、142、144を押した場合でも、最後に左下のソフトキー143を押した場合は図4のステップS500に戻る。
図9は、図6に示すコピー枚数設定画面の表示(ステップS520)に続くコピー枚数設定の手順を示すフローチャートである。
図9において、図7に示すソフトキー132に触れることにより枚数設定画面150が表示されると(ステップS520)、音声ガイダンスが流れ、現在表示中の枚数設定画面150のソフトキー151、152、153、154の位置と、それぞれのソフトキーの意味をアナウンスする(ステップS521)。これに従い操作者は、設定を行う。
操作者が左上のソフトキー151を押した場合は押した回数に応じて10枚単位で枚数を設定した後(ステップS522)、音声ガイダンスが流れ、コピー枚数の設定状況と他のキーの説明と設定完了であれば左下のソフトキー153を押す旨がアナウンスされる(ステップS523)。
また、右上のソフトキー152を押した場合は押した回数に応じて1枚単位で枚数を設定した後(ステップS524)、音声ガイダンスが流れ、コピー枚数の設定状況と他のキーの説明と設定完了であれば左下のソフトキー153を押す旨がアナウンスされる(ステップS525)。
また、右下のソフトキー154を押した場合は設定した枚数を初期値(1枚)に戻した後(ステップS526)、音声ガイダンスが流れ、モードの選択状況と他のキーの説明と設定完了であれば左下のソフトキー153を押す旨がアナウンスされる(ステップS527)。
いずれのソフトキー151、152、154を押した場合でも、最後に左下のソフトキー153を押した場合は図4のステップS500に戻る。
図10は、図6に示す変倍モード選択画面の表示(ステップS530)に続く変倍モード選択の手順を示すフローチャートである。
図10において、図7に示すソフトキー134に触れることにより変倍モード選択画面160が表示されると(ステップS530)、音声ガイダンスが流れ、現在表示中の変倍モード選択画面160の入力領域であるソフトキー161、162、163、164の位置と、それぞれのソフトキーの意味をアナウンスする(ステップS531)。これに従い操作者は、設定を行う。
操作者が左上のソフトキー161を押した場合は押した回数に応じて予め設定した拡大倍率の中から1つを選択した後(ステップS532)、音声ガイダンスが流れ、拡大倍率の選択状況と他のキーの説明と設定完了であれば左下のソフトキー163を押す旨がアナウンスされる(ステップS533)。
右上のソフトキー162を押した場合は押した回数に応じて予め設定した縮小倍率の中から1つを選択した後(ステップS534)、音声ガイダンスが流れ、縮小倍率の選択状況と他のキーの説明と設定完了であれば左下のソフトキー163を押す旨がアナウンスされる(ステップS535)。
右下のソフトキー164を押した場合は設定した倍率を等倍に戻した後(ステップS536)、音声ガイダンスが流れ、倍率の選択状況と他のキーの説明と設定完了であれば左下のソフトキー163を押す旨がアナウンスされる(ステップS537)。
いずれのソフトキー161、162、164を押した場合でも、最後に左下のソフトキー163を押した場合は図4のステップ500に戻る。
また、図1に示す入出力制御部4には個人情報識別手段読み取り部6が接続されており、操作者がこれに、図示しない個人情報識別手段を接続するとその情報に基づき、操作モード切替を行うことができ、予め登録した内容に基づき、図4に示すステップS300、ステップS400あるいはステップS500のいずれかに移行する。
以上のように、本実施の形態では、入力領域がタッチパネル8周縁部に設けられているので、操作者は、目の不自由な方であっても、タッチパネル8とは異なる部分である操作パネルカバー40との境界部を容易に認識できて、入力領域を容易に特定でき、したがって同じタッチパネル8で複数の操作モードを選択できる。
また、本実施の形態では、タッチパネル8の表面を操作パネルカバー40の表面よりも低く配置したので、操作者は、タッチパネル8とこれとは異なる部分との区別がより容易にでき、タッチパネル8の周縁部に設けられた入力領域をより容易に選択できる。
なお、本実施の形態では、タッチパネル8の表面を操作パネルカバー40の表面よりも低く配置したが、本発明はこれに限るものではなく、逆にタッチパネル8の表面を操作パネルカバー40の表面よりも高く配置しても、同様に、目の不自由な方などには操作しやすいという効果を奏する。
(実施の形態2)
実施の形態1では、タッチパネル8の表面を操作パネルカバー40の表面よりも異なる高さに配置したが、本実施の形態では、タッチパネル8の表面を操作パネルカバー40の表面と略同一面あるいは同一面とし、操作パネルカバー40の表面のタッチパネル8の周囲に溝部もしくはリブを設けることによりタッチパネル8の四隅の位置を特定することができるようにしている。
図11は本実施の形態にかかる操作パネル入力装置2の入出力部5を構成する操作パネルの平面図である。
図11において、本実施の形態では、タッチパネル8の領域外の四隅近傍の操作パネルカバー40に、突部701、702、703、704を設けている。突部701、702、703、704の高さは約1mmであり、操作者が指で触ることにより四隅の領域が特定できる。
本実施の形態によれば、突部701、702、703、704により目の不自由な方でも手探りで容易に入力領域のソフトキー711、712、713、714を選択することができる。
なお、本実施の形態では、突部701、702、703、704を設けたが、これは溝部であっても良い。また、突部701、702、703、704または溝部は、それぞれがつながっていても良いし、つながっていなくても良く、四隅が特定できれば良い。
(実施の形態3)
図12は本発明の実施の形態3を示す操作パネル入力装置2の入出力部5を構成する操作パネルの平面図である。
本実施の形態では、よりはっきりその入力領域を示すために、タッチパネル8の四隅に配置するソフトキーによる入力領域に対して、タッチパネル8の表面にエンボス加工等を行い凹凸領域601、602、603、604を設けることにより、目の不自由な方でもソフトキーの位置をよりわかりやすくした。
このような本実施の形態の形態によれば、タッチパネル8の四隅に、表面に凹凸部が形成された入力領域を配置したことにより、目の不自由な方でも視力に頼ることなく、タッチパネル8に表示した入力領域であるソフトキーの位置をより容易に確認することができ、容易に操作モードを選択することができる。
(実施の形態4)
図13は本発明の実施の形態4を示す操作パネル入力装置2の入出力部5を構成する操作パネルの平面図である。
図13において、タッチパネル8の4辺のそれぞれの近傍に、頂点がタッチパネル8の方向を向いた三角形状の突部801、802、803、804が設けられている。高さは約1mmであり、操作者が指で触ることにより位置が特定できる。また、タッチパネル8には、突部801、802、803、804に対応して、その三角形状の頂点の近傍に入力領域としてのソフトキー811、812、813、814が設けられている。
このように構成したことにより、目の不自由な方は、まず突部801、802、803、804を認識し、その後その近傍のタッチパネル8の周縁部にもうけられたソフトキー811、812、813、814を選択することにより、実施の形態1と同様に視覚に頼らずソフトキーを選定することができる。
なお、本実施例では略三角形の形状を用いたが、この形状に限るものではなく、例えば長方形のような形状でも良い。また、本実施の形態では、突部801、802、803、804を設けたが、本発明はこれに限るものではなく、指で触って位置を特定するためのものであれば良いので、例えば凹部でも良い。
(実施の形態5)
図14は本発明の実施の形態5を示す操作パネル入力装置2の入出力部5を構成する操作パネルの平面図である。
本実施の形態においては、図14に示すように図13に示す実施の形態4の突部801、802、803、804の代わりに、ソフトキーによる入力領域に対応してエンボス加工による凹凸部901、902、903、904を設けている。
なお、本実施の形態ではエンボス加工の領域を矩形形状としたが、これに限るものではなく、例えば円形、あるいは楕円形状などでも良い。
このように、本実施の形態では、ソフトキーがエンボス加工などにより凹凸部901、902、903、904で、タッチパネル8の周縁部に形成されているため、目の不自由な方でも視力に頼ることなくタッチパネル8に表示したソフトキーの位置を確認することができ、容易に操作できる操作モードを提供することができる。
以上説明してきたように、上記各実施の形態は、それぞれ単独の実施の形態でも、操作者は、手探りで入力領域のソフトキーの位置を特定することができるが、これらの実施の形態を、適宜、組み合わせることにより、より入力領域としてのソフトキーの位置を特定しやすくなる。
また、各実施の形態において、タッチパネルの各隅あるいは各辺に各1つの入力領域のソフトキーを設けたが、本発明はこれに限らず、各隅あるいは各辺に2個以上の入力領域のソフトキーを設けることも可能である。
以上のように、本発明の操作パネル入力装置によれば、視力に頼ることなくタッチパネルに表示したソフトキーによる入力領域の位置を特定することができ、タッチパネル内だけで操作ができるため、容易に操作モードを操作することができる効果を有し、眼の不自由な方でも操作性の良い操作パネル入力装置及びこれを備えた画像形成装置等として有用である。
本発明の実施の形態1における画像形成装置の全体構成図 本発明の実施の形態1における操作パネル入力装置の平面図 本発明の実施の形態1における操作パネル入力装置の断面図 本発明の実施の形態1における画像形成装置の第1のフローチャート 本発明の実施の形態1における画像形成装置のタッチパネル表示の第1の遷移図 本発明の実施の形態1における画像形成装置の第2のフローチャート 本発明の実施の形態1における画像形成装置のタッチパネル表示の第2の遷移図 本発明の実施の形態1における画像形成装置の第3のフローチャート 本発明の実施の形態1における画像形成装置の第4のフローチャート 本発明の実施の形態1における画像形成装置の第5のフローチャート 本発明の実施の形態2における操作パネル入力装置の平面図 本発明の実施の形態3における操作パネル入力装置の平面図 本発明の実施の形態4における操作パネル入力装置の平面図 本発明の実施の形態5における操作パネル入力装置の平面図
符号の説明
1 画像形成装置
2 操作パネル入力装置
3 画像入出力装置
4 入出力制御部
5 入出力部
6 個人情報識別手段読み取り部
7 表示部
8 タッチパネル
9 音声装置
10 数字キー部
11 ストップキー
12 スタートキー
20 主制御部
21 出力部
22 読み取り部
30 ネットワーク機器
40 操作パネルカバー
41〜44 入力領域
103〜106、131〜134、141〜144、151〜154、161〜164、601〜604、711〜714、811〜814、901〜904 ソフトキー
701〜704、801〜804 突部

Claims (8)

  1. 複数の入力情報を表示可能な表示部と、前記表示部に対応した押圧位置に応じて前記入力情報を受け付けるタッチパネルと、前記タッチパネルの周縁部に設けられた入力領域とを有することを特徴とする操作パネル入力装置。
  2. 前記入力領域は、非健常者用または高齢者用に設けられたことを特徴とする請求項1記載の操作パネル入力装置。
  3. 前記入力領域は、前記タッチパネルの隅部に設けられたことを特徴とする請求項1記載の操作パネル入力装置。
  4. 前記タッチパネルは、他の部分との境界部に段差を設けて形成されたことを特徴とする請求項1記載の操作パネル入力装置。
  5. 前記入力領域は、前記タッチパネルとは異なる部分の前記入力領域に対応する位置に凸部または凹部を有することを特徴とする請求項1記載の操作パネル入力装置。
  6. 前記入力領域は、その表面に凹凸部が形成されていることを特徴とする請求項1記載の操作パネル入力装置。
  7. 前記入力領域は、操作モード変更のための前記入力情報を受け付けることを特徴とする請求項1記載の操作パネル入力装置。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の操作パネル入力装置を備えた画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013127785A (ja) * 2011-12-19 2013-06-27 Toshiba Corp 入力装置、入力装置の制御プログラム
JP2013218515A (ja) * 2012-04-09 2013-10-24 Fujitsu Component Ltd タッチ入力装置

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