JP2007285344A - ディスクブレーキ及びその製造方法 - Google Patents

ディスクブレーキ及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007285344A
JP2007285344A JP2006110836A JP2006110836A JP2007285344A JP 2007285344 A JP2007285344 A JP 2007285344A JP 2006110836 A JP2006110836 A JP 2006110836A JP 2006110836 A JP2006110836 A JP 2006110836A JP 2007285344 A JP2007285344 A JP 2007285344A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening
cylinder
lid member
friction stir
stir welding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006110836A
Other languages
English (en)
Inventor
Keisuke Nanri
圭介 南里
Yoshiki Iwahashi
義李 岩橋
Tomoji Sato
知司 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2006110836A priority Critical patent/JP2007285344A/ja
Publication of JP2007285344A publication Critical patent/JP2007285344A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Braking Arrangements (AREA)
  • Pressure Welding/Diffusion-Bonding (AREA)

Abstract

【課題】摩擦撹拌接合の終了位置にできる窪み状の痕を、別部材を充填することなく消失できるようにして、製造コストの高騰や製品の経時劣化を招くことなく、シリンダ強度の低下防止と外観品質の向上を図ることのできるディスクブレーキ及びその製造方法を提供する。
【解決手段】キャリパボディ本体46のボア26の底部に開口部を形成し、この開口部の周縁部にボア26の軸方向外側に突出する余肉部52を形成する。この余肉部52に径方向外側の頂部から開口部側に向かって傾斜するテーパ面53を形成する。開口部に蓋部材43を摩擦撹拌接合し、その摩擦撹拌接合の終了位置を余肉部52のテーパ面53上まで延長する。余肉部52を切除することによって工具の痕57を取り除く。
【選択図】図4

Description

この発明は、車両の車軸回転の制動等に用いられるディスクブレーキとその製造方法に関するものである。
車両の車輪制動に用いられるディスクブレーキは、ブレーキキャリパにシリンダが設けられ、シリンダのボア内に収容されたピストンが液圧を受けてブレーキパッドをディスクに押圧する構造となっている。
このようなディスクブレーキにおいて、例えばシリンダ内の加工を容易にする等の目的のために、シリンダを、底部の蓋部材と、この蓋部材で閉塞される開口部を有する筒状のシリンダ本体とに分割し、開口部を介してシリンダ本体内のシール溝の形状やボアの切削等の加工を行った後に、開口部を閉塞するように開口部に蓋部材を取り付けるものがある。この場合、蓋部材の取り付けは、シリンダ本体の開口部に蓋部材を螺合することによって行われている(例えば、特許文献1参照。)。
しかし、このディスクブレーキの場合、シリンダ本体の開口部と蓋部材にネジ溝とネジ山を切らなければならないため、両者の結合を確実にするためには螺合部の軸長をある程度長く確保しなければならない。このため、シリンダの底部の肉厚が厚くなり、ブレーキキャリパが大型・重量化することが懸念されている。
ところで、この種のディスクブレーキにおいては、製造の容易化と小型・軽量化を図るためにシリンダ本体の開口部と蓋部材を溶接によって固着することが検討されている。この溶接方法としては、現在、摩擦撹拌接合(例えば、特許文献2参照。)が検討されているが、摩擦撹拌接合は溶接の終了位置に工具の形状が窪み状の痕として残ることが知られている。このため、既存の摩擦撹拌接合技術をそのまま利用した場合には、シリンダの強度低下や美観の低下を招くことが懸念される。
この摩擦撹拌接合の終了位置にできる窪み状の痕を無くす対策としては、摩擦撹拌接合の終了後に窪み部分に樹脂材料を充填することが検討されている(例えば、特許文献3参照。)。
実開平6−69456号公報 特表平7−505090号公報 特開2002−120077号公報
しかし、このように摩擦撹拌接合の終了後に窪み部分に別材料を充填する場合には、製造工数が多くなり、製造コストの高騰に繋がるうえ、経時使用によって充填材料が剥離することが懸念される。
そこで、この発明は、摩擦撹拌接合の終了位置にできる窪み状の痕を、別部材を充填することなく消失できるようにして、製造コストの高騰や製品の経時劣化を招くことなく、シリンダ強度の低下防止と外観品質の向上を図ることのできるディスクブレーキとその製造方法を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、ピストンをシリンダのボア内で摺動させて該ピストンによりブレーキパッドをディスクに押圧するディスクブレーキであって、前記シリンダが、底部の蓋部材と、該蓋部材で閉塞される開口部を有するシリンダ本体とによって構成されるディスクブレーキにおいて、前記シリンダに、前記シリンダ本体の開口部と前記蓋部材の嵌合部に向かって傾斜したテーパ面を有する余肉部を設け、前記蓋部材を、前記シリンダ本体の開口部に摩擦撹拌接合によって接合し、前記余肉部のテーパ面をこの摩擦撹拌接合の終了位置とし、摩擦撹拌接合後の前記余肉部を切除するようにした。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記余肉部を、前記シリンダ本体の開口部のある側の端面に形成するようにした。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記余肉部を、前記蓋部材に形成するようにした。
請求項4に記載の発明は、ピストンをシリンダのボア内で摺動させて該ピストンによりブレーキパッドをディスクに押圧するディスクブレーキであって、前記シリンダが、底部の蓋部材と、該蓋部材で閉塞される開口部を有するシリンダ本体とによって構成されるディスクブレーキの製造方法において、前記シリンダに、前記シリンダ本体の開口部と前記蓋部材の嵌合部に向かって傾斜したテーパ面を有する余肉部を設け、前記シリンダ本体の開口部に前記蓋部材を嵌合し、該開口部と蓋部材の嵌合部の周域を摩擦撹拌接合によって接合するとともに、この摩擦撹拌接合の終了位置を前記余肉部のテーパ面上まで延ばし、その後に前記余肉部を切除するようにした。
この発明によれば、シリンダ本体の開口部と蓋部材を摩擦撹拌接合する際の終了位置が余肉部のテーパ面上に設定され、摩擦撹拌接合の終了位置にできる窪み状の痕が余肉部の切除ともに消失するため、摩擦撹拌接合によってできた窪み状の痕を別部材の充填で塞ぐ場合に比較して製造が容易になるとともに、製造後の製品の経時劣化のおそれも生じなくなる。そして、余肉部の切除の後には、シリンダ上から摩擦撹拌接合に伴う窪み状の痕が消失するため、窪み状の痕によるシリンダ強度の低下や外観品質の低下を防止することができる。
請求項2に記載の発明によれば、シリンダ本体に余肉部を形成したため、摩擦撹拌接合の終了位置の配置の自由度が高まり、その結果、摩擦撹拌接合やその後の加工を容易にすることが可能になる。
請求項3に記載の発明によれば、余肉部を、比較的小型で構造がシンプルな蓋部材に形成したため、余肉部を有するシリンダを型成形で容易に形成することが可能になる。
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
最初に、図1〜図6に示す第1の実施形態について説明する。
この実施形態のディスクブレーキは自動二輪車等に用いられるブレーキであり、制動対象となる車輪(回転体)と一体回転するディスク12(図1,図2参照。)と、このディスク12に摩擦抵抗を付与するキャリパを備えている。キャリパは、ディスク12を跨いだ状態で車体に取り付けられるキャリパボディ16(シリンダ)と、ディスク12を挟んで互いに対向するようにキャリパボディ16に摺動可能に設けられる図示しない一対のピストンを有する対向ピストン型のものである。
キャリパボディ16は、図2に示すように、ディスク12を挟んでアウタ側(車輪に対し反対側)に配置されるアウタ側シリンダ部20と、インナ側(車輪側)に配置されるインナ側シリンダ部21と、アウタ側シリンダ部20とインナ側シリンダ部21をディスク12の半径方向外側で結ぶディスクパス部22とを有している。
アウタ側シリンダ部20及びインナ側シリンダ部21には、互いにディスク軸線方向において対向する一対のボア26が形成され、この各ボア26に前記ピストンが摺動可能に収容されている。
また、キャリパボディ16のディスク12側に臨む各ボア26の前面側には、キャリパボディ16にパッドピン(図示せず。)を介してディスク軸線方向に移動可能に支持されたブレーキパッド(図示せず。)が夫々配置されている。この各ブレーキパッドは背部に配置されるピストンによって押圧操作され、ディスク12を両側から挟圧することにより制動力を発生するようになっている。
キャリパボディ16は、前述したアウタ側及びインナ側のシリンダ部20,21とディスクパス部22を主要素とし、これらのほぼ全域がアルミニウム鋳造によって一体に形成されている。ただし、インナ側シリンダ部21のボア26の底部位置には開口部45が形成され、この開口部45に円板状の蓋部材43が取り付けられている。なお、以下では、キャリパボディ16のうちの蓋部材43を除く部分、つまり、この発明におけるシリンダ本体に相当する部分をキャリパボディ本体46と呼ぶものとする。
開口部45は、内周面に段差部等のないストレートな形状とされ、蓋部材43も同様に外周面がストレート形状とされている。
なお、キャリパボディ本体46の開口部45は、キャリパボディ本体46の鋳造後に内部の加工を行うための加工孔として利用される。例えば、この開口部45は、開口部45自体の加工を終えた時点、または、鋳造直後の開口部45の下孔の段階で、インナ側及びアウタ側のシリンダ部21,20のボア26の内面を切削する際に切削工具の挿入孔として用いられる。
また、キャリパボディ本体46のインナ側シリンダ部21は、ボア26の周壁部に径方向外側に突出するリブ51が一体に形成されている。キャリパボディ本体46のインナ側シリンダ部21の外側底面、つまり、キャリパボディ本体46の開口部45のある側の外側底面は、図1に示すように開口部45を取り囲む円形状の周縁部50からリブ51がディスク12の径方向内側に突出した形状となっている。
インナ側シリンダ部21の底面は、図2に示すように、キャリパボディ本体46の鋳造段階において、シリンダ軸方向(ボア26の軸方向)に沿って外側に突出する余肉部52がリブ51部分に形成され、残余の部分がシリンダ軸方向と直交するように偏平に形成されている。そして、余肉部52には、インナ側シリンダ部21の径方向外側端付近が頂部となり、その頂部から開口部45方向に向かって傾斜するテーパ面53が形成されている。
また、インナ側シリンダ部21の開口部45には、蓋部材43が以下のようにして摩擦撹拌接合(FSW)によって取付けられている。
この摩擦撹拌接合で使用される接合工具54は、図4に示すように、円柱状の大径軸部55とこの大径軸部55よりも小径の先端軸部56を有し、これらの軸部55,56を接合箇所に沿わせて移動させて溶接を行う。なお、上記接合工具54を用いた摩擦攪拌接合の具体的な方法に関しては、例えば、米国特許第5,460,317号のFig12A〜Cに示されている。
この接合工具54を用いた接合においては、接合箇所が溶融後にほぼ平坦になって凝固するが、摩擦撹拌接合の終了位置は平坦ではなく、窪み状の工具の痕57、具体的には、大径軸部55と先端軸部56に対応した二段の穴が不可避的に形成される。
実際に、開口部45に蓋部材43を取り付けるにあたっては、まず、インナ側シリンダ部21のボア26内に図示しない支持台を設置して開口部45に蓋部材43を嵌合し、その状態において開口部45と蓋部材43の接合境界58に対して摩擦撹拌接合を行う。なお、図中のクロスハッチングを入れた部分は摩擦撹拌接合が行われた領域を示す。この摩擦撹拌接合の際には、接合工具54の先端部を開口部45と蓋部材43の接合境界58に沿わせてループ状に連続して接合を行うが、この接合の開始点は開口部45と蓋部材43の接合境界58のうちの余肉部52の付根部付近となる。そして、接合工具54は、蓋部材43の外周の接合開始点位置に戻ったところで、接合境界58から余肉部52のテーパ面53を頂部側に向かって上るようにディスク12の径方向内側に移動させ、頂部に近接した設定位置に達したところで余肉部52から引き抜く。こうして、接合工具54が余肉部52から引き抜かれると、図3,図4に示すようにその引き抜き箇所には前述の窪み状の工具の痕57が形成される。
なお、余肉部52上の接合工具54の引き抜き箇所は、テーパ面53に形成される工具の痕57の最深部が、インナ側シリンダ部21の外側底面の一般部と同一高さに達しない位置に設定されている。すなわち、余肉部52の高さは工具の痕57よりも高く設定されている。
この後、インナ側シリンダ部21の底部には切削加工が施され、インナ側シリンダ部21の外側底面のほぼ全域が同一高さになるように余肉部52が切削加工によって切除される。これにより、工具の痕57は、図5,図6に示すようにインナ側シリンダ部21の底面からは余肉部52とともに完全に取り除かれる。また、余肉部52を切除する際には、開口部45と蓋部材43の溶接箇所に生じたバリを同時に除去するようにして良い。また、リブ51には、この後、図6に示すようにボア26内に作動液を給排するためのオイル給排孔59が形成される。
こうして形成されたキャリパボディ16には、ピストンやブレーキパッド等の部品が組み付けられ、それによってキャリパが組み立てられる。キャリパは図示しないブラケットを介して車体に組み付けられ、車輪と一体回転するディスク12とともディスクブレーキを構成する。
以上のように、この実施形態のディスクブレーキは、蓋部材43がキャリパボディ本体46の開口部45に摩擦攪拌接合によって固定されるため、ネジ止めの場合ようにキャリパボディ本体46の底部の肉厚を厚くする必要がなく、しかも、蓋部材43をキャリパボディ本体46に密封状態で一体化させることができる。
そして、このディスクブレーキの場合、蓋部材43を開口部45に摩擦撹拌接合する際の終了位置を余肉部52のテーパ面53上に設定し、摩擦撹拌接合の終了後にテーパ面53上に残った工具の痕57を余肉部52とともに完全に切除するようにしているため、工具の痕57を別部材を充填して塞ぐ場合に比較して製造が容易であるうえ、経時使用によって充填材料が剥離する等の不具合も生じない。また、上記のようにして製造されたキャリパボディ16では工具の痕57が完全に消失するため、キャリパボディ16の肉厚が工具の痕57のために部分的に薄肉になったり、外観品質が低下する不具合も生じない。
また、この実施形態の場合、余肉部52をキャリパボディ本体46側に形成するようにしているため、摩擦撹拌接合の終了位置となるテーパ面53を比較的高い自由度をもって配置することができ、このことから摩擦撹拌接合作業や余肉部52の切除作業の容易化を図ることができるという利点がある。
つづいて、この発明の第2の実施形態を7図〜図12に基づいて説明する。なお、第1の実施形態と同一部分には同一符号を付して重複する説明を一部省略するものとする。
この実施形態のディスクブレーキは、ディスク(図示せず)を挟んで対向配置されるアウタ側シリンダ部(図示せず。)とインナ側シリンダ部21に夫々2つのボア26が設けられ、インナ側シリンダ部21の底部に各ボア26に対応する2つの開口部45が形成されている点と、余肉部52がキャリパボディ本体146側ではなく蓋部材143側に形成されている点で第1の実施形態と大きく異なっている。
余肉部52は、蓋部材143の表面の中央位置に蓋部材143の直径方向に沿って配置されるとともに、その直径方向の一端側に配置された頂部から他端側に向かって傾斜するようにテーパ面53が形成されている。
各開口部45に蓋部材143を摩擦撹拌接合する際には、開口部45と蓋部材143の接合境界58に沿わせてループ状に連続して接合を行った後、接合工具54が接合開始点位置に戻ったところで、余肉部52のテーパ面53を頂部側にかけ上がるように、接合工具54を蓋部材143の内側方向に移動させる。そして、接合工具54はテーパ面53の頂部に近接した設定位置まで移動させた後に余肉部52から引き抜かれるが、この引き抜き位置には工具の痕57が形成される。なお、接合工具54の引く抜き位置やテーパ面53の角度等は、形成される工具の痕57が最深部でも蓋部材143の表面の一般部よりも高くなるように設定されている。
こうして摩擦撹拌接合が行われた後には、第1の実施形態と同様に余肉部52が切削加工によって切除され、このときに工具の痕57も取り除かれる。
この実施形態のディスクブレーキは、第1の実施形態とほぼ同様の基本的な効果を得ることができるが、摩擦撹拌溶接の終了位置となる余肉部52が比較的小型で構造がシンプルな蓋部材143側に形成されていることから、型成形が容易であるとともに、型費の高騰も抑制できるという利点がある。
なお、この発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。例えば、上記の各実施形態は、ディスクの両面を対向配置された対をなすピストンによって押圧するタイプのディスクブレーキであるが、この発明は、ディスクの片側に配置されたピストンと、それに対向する固定爪によってディスクを押圧するタイプにも適用することは可能である。
この発明の第1の実施形態を示すものであり、ディスクブレーキのキャリパボディ本体の正面図(A)と、蓋部材の正面図(B)を併せて記載した図。 同実施形態のキャリパボディ本体と蓋部材の図1のA−A断面に対応する断面図。 同実施形態のキャリパボディの製造工程を示す正面図。 同実施形態のキャリパボディの図3のB−B断面に対応する断面図。 同実施形態のキャリパボディを示す正面図。 同実施形態のキャリパボディの図5のC−C断面に対応する断面図。 この発明の第2の実施形態を示すものであり、ディスクブレーキのキャリパボディ本体の正面図(A)と、蓋部材の正面図(B)を併せて記載した図。 同実施形態のキャリパボディ本体と蓋部材の図7のD−D断面に対応する断面図。 同実施形態のキャリパボディの製造工程を示す正面図。 同実施形態のキャリパボディの図9のE−E断面に対応する断面図。 同実施形態のキャリパボディを示す正面図。 同実施形態のキャリパボディの図11のF−F断面に対応する断面図。
符号の説明
12…ディスク
16…キャリパボディ(シリンダ)
26…ボア
43,143…蓋部材
45…開口部
46,146…キャリパボディ本体(シリンダ本体)
52…余肉部
53…テーパ面

Claims (4)

  1. ピストンをシリンダのボア内で摺動させて該ピストンによりブレーキパッドをディスクに押圧するディスクブレーキであって、前記シリンダが、底部の蓋部材と、該蓋部材で閉塞される開口部を有するシリンダ本体とによって構成されるディスクブレーキにおいて、
    前記シリンダに、前記シリンダ本体の開口部と前記蓋部材の嵌合部に向かって傾斜したテーパ面を有する余肉部を設け、
    前記蓋部材を、前記シリンダ本体の開口部に摩擦撹拌接合によって接合し、
    前記余肉部のテーパ面をこの摩擦撹拌接合の終了位置とし、摩擦撹拌接合後の前記余肉部を切除したことを特徴とするディスクブレーキ。
  2. 前記余肉部を、前記シリンダ本体の開口部のある側の端面に形成したことを特徴とする請求項1に記載のディスクブレーキ。
  3. 前記余肉部を、前記蓋部材に形成したことを特徴とする請求項1に記載のディスクブレーキ。
  4. ピストンをシリンダのボア内で摺動させて該ピストンによりブレーキパッドをディスクに押圧するディスクブレーキであって、前記シリンダが、底部の蓋部材と、該蓋部材で閉塞される開口部を有するシリンダ本体とによって構成されるディスクブレーキの製造方法において、
    前記シリンダに、前記シリンダ本体の開口部と前記蓋部材の嵌合部に向かって傾斜したテーパ面を有する余肉部を設け、
    前記シリンダ本体の開口部に前記蓋部材を嵌合し、
    該開口部と蓋部材の嵌合部の周域を摩擦撹拌接合によって接合するとともに、
    この摩擦撹拌接合の終了位置を前記余肉部のテーパ面上まで延ばし、
    その後に前記余肉部を切除することを特徴とするディスクブレーキの製造方法。

JP2006110836A 2006-04-13 2006-04-13 ディスクブレーキ及びその製造方法 Pending JP2007285344A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006110836A JP2007285344A (ja) 2006-04-13 2006-04-13 ディスクブレーキ及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006110836A JP2007285344A (ja) 2006-04-13 2006-04-13 ディスクブレーキ及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007285344A true JP2007285344A (ja) 2007-11-01

Family

ID=38757330

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006110836A Pending JP2007285344A (ja) 2006-04-13 2006-04-13 ディスクブレーキ及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007285344A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009275856A (ja) * 2008-05-15 2009-11-26 Nippon Light Metal Co Ltd 対向ピストン型ディスクブレーキ用キャリパ
JP2011033143A (ja) * 2009-08-03 2011-02-17 Hitachi Automotive Systems Ltd ディスクブレーキ
US20120103734A1 (en) * 2010-10-29 2012-05-03 Shinji Suzuki Disk brake
WO2013049516A1 (en) * 2011-09-30 2013-04-04 General Electric Company Method of and apparatus for repairing an aircraft component by using a patch friction stir welded to the component
CN107035592A (zh) * 2015-12-22 2017-08-11 罗伯特·博世有限公司 高压设备的、尤其高压燃料喷射设备的部件
JP2021045781A (ja) * 2019-09-20 2021-03-25 日本軽金属株式会社 接合方法
JP7342510B2 (ja) 2019-08-09 2023-09-12 日本軽金属株式会社 接合方法
WO2024100929A1 (ja) * 2022-11-07 2024-05-16 日立Astemo株式会社 ディスクブレーキ及びキャリパボディ

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59113328A (ja) * 1982-12-07 1984-06-30 アルフレツド・テヴエス・ゲ−エムベ−ハ− ブレ−キキヤリパ−ハウジングおよびその製造方法
JP2000042759A (ja) * 1998-07-23 2000-02-15 Showa Alum Corp 摩擦撹拌接合法
JP2000042762A (ja) * 1998-07-29 2000-02-15 Showa Alum Corp 摩擦撹拌接合法
JP2002539949A (ja) * 1999-03-24 2002-11-26 フラマトム アンプ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 2つのワークの溶接方法および装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59113328A (ja) * 1982-12-07 1984-06-30 アルフレツド・テヴエス・ゲ−エムベ−ハ− ブレ−キキヤリパ−ハウジングおよびその製造方法
JP2000042759A (ja) * 1998-07-23 2000-02-15 Showa Alum Corp 摩擦撹拌接合法
JP2000042762A (ja) * 1998-07-29 2000-02-15 Showa Alum Corp 摩擦撹拌接合法
JP2002539949A (ja) * 1999-03-24 2002-11-26 フラマトム アンプ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 2つのワークの溶接方法および装置

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009275856A (ja) * 2008-05-15 2009-11-26 Nippon Light Metal Co Ltd 対向ピストン型ディスクブレーキ用キャリパ
JP2011033143A (ja) * 2009-08-03 2011-02-17 Hitachi Automotive Systems Ltd ディスクブレーキ
US8991564B2 (en) * 2010-10-29 2015-03-31 Hitachi Automotive Systems, Ltd. Disk brake
US20120103734A1 (en) * 2010-10-29 2012-05-03 Shinji Suzuki Disk brake
CN102537146A (zh) * 2010-10-29 2012-07-04 日立汽车系统株式会社 盘式制动器
KR101831449B1 (ko) 2010-10-29 2018-02-22 히다치 오토모티브 시스템즈 가부시키가이샤 디스크 브레이크
JP2012107746A (ja) * 2010-10-29 2012-06-07 Hitachi Automotive Systems Ltd ディスクブレーキ
CN102537146B (zh) * 2010-10-29 2016-12-07 日立汽车系统株式会社 盘式制动器
CN103842123A (zh) * 2011-09-30 2014-06-04 通用电气公司 用摩擦搅拌焊接至部件的补片修理飞机部件的方法和设备
JP2014530318A (ja) * 2011-09-30 2014-11-17 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ 構成部品を補修するための方法及び装置
WO2013049516A1 (en) * 2011-09-30 2013-04-04 General Electric Company Method of and apparatus for repairing an aircraft component by using a patch friction stir welded to the component
CN107035592A (zh) * 2015-12-22 2017-08-11 罗伯特·博世有限公司 高压设备的、尤其高压燃料喷射设备的部件
JP7342510B2 (ja) 2019-08-09 2023-09-12 日本軽金属株式会社 接合方法
JP2021045781A (ja) * 2019-09-20 2021-03-25 日本軽金属株式会社 接合方法
JP7413690B2 (ja) 2019-09-20 2024-01-16 日本軽金属株式会社 接合方法
WO2024100929A1 (ja) * 2022-11-07 2024-05-16 日立Astemo株式会社 ディスクブレーキ及びキャリパボディ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007285344A (ja) ディスクブレーキ及びその製造方法
US7950504B2 (en) Disk brake
JP5292191B2 (ja) ディスクブレーキおよびその製造方法
JP6011622B2 (ja) ディスクブレーキ用キャリパ
US8931600B2 (en) Method of manufacturing caliper body of floating-type disk brake and the caliper body
US8807298B2 (en) Disk brake and method of producing the same
CN102537146B (zh) 盘式制动器
JP4472317B2 (ja) ディスクブレーキ
JP4864486B2 (ja) ディスクブレーキの製造方法
JP2008232397A (ja) ディスクブレーキ及びその製造方法
JP4943492B2 (ja) ディスクブレーキ
JP5328550B2 (ja) ディスクブレーキ
JP4339092B2 (ja) キャリパボディの製造方法
KR20170086889A (ko) 임펠러 및 이의 제조방법
JP2011137483A (ja) ディスクブレーキ
JP6838774B2 (ja) キャリパボディおよびディスクブレーキ
JP6281617B2 (ja) ディスクブレーキ用キャリパの製造方法
JP6906414B2 (ja) ディスクブレーキ
WO2024100929A1 (ja) ディスクブレーキ及びキャリパボディ
JP5203152B2 (ja) ディスクブレーキの製造方法
JP6735365B2 (ja) ディスクブレーキ
JP2021081059A (ja) ブレーキロータ及びブレーキロータの製造方法
JP4982429B2 (ja) ディスクブレーキ
JP2022015911A (ja) ブレーキディスク及びブレーキディスク製造方法
JP3130956U (ja) 車両用鋳造ホイール金型

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080926

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20080930

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20090901

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20090901

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090904

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100518

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100520

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100928