JP2007284947A - 箱形循環式駐車装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】中間乗入れ方式の箱形循環式駐車装置において、搬出入昇降リフトの2組の昇降機構を車両の横移送に支障を来すことなく1基の駆動源で同期して昇降作動させる。
【解決手段】昇降リフト付き中間乗入れ方式の箱形循環式駐車装置1において、車両VをパレットPごと入出庫部7と格納部5との間で受け渡して搬出入する搬出入昇降路39に昇降機構43をパレットPの両短辺側に対応するように2組備えた搬出入昇降リフト41をそれぞれ設ける。搬出入昇降リフト41の両昇降機構43を構成する各々の下側スプロケット49を、上層横移送路13aから1層下方の中層横移送路13bの横行レール15と同じ高さレベルに設けられた動力伝達軸69で駆動連結する。1基の駆動モータ61の動力を動力伝達軸69を介して両昇降機構43に伝達することにより両昇降機構43を同期して昇降作動させる。
【選択図】図3

Description

この発明は、車両をパレットごと入出庫部と格納部との間で昇降リフトにより受け渡して搬出入する搬出入昇降路が横移送路のパレット横移送方向中間に設けられた昇降リフト付き中間乗入れ方式の箱形循環式駐車装置の改良に関するものである。
箱形循環式駐車装置としては、横移送路を地下の格納部に上下に複数層設けるとともに、これら横移送路のパレット横移送方向両端に昇降路を設けて箱形循環路を構成し、上記両昇降路のうち一方の昇降路を地上の入出庫部直下まで延出して車両をパレットごと入出庫部と格納部との間で昇降リフトにより受け渡して搬出入する昇降リフト付き端部乗入れ方式が一般に採用されている(例えば、特許文献1,2参照)。
一方、建物の周囲環境(例えば、道路、交差点、隣接建物、部屋のレイアウト等)や、車両の出入り口規制(例えば、交差点から5m以内に出入り口を設けられない等)により、上記昇降リフト付き端部乗入れ方式が採用できない場合には、箱形循環路を構成する横移送路のパレット横移送方向中間に入出庫部に通じる搬出入昇降路を別途設けた昇降リフト付き中間乗入れ方式が採用される(例えば、特許文献3参照)。
上記何れの箱形循環式駐車装置においても、地価の高い市街地の地下に設置される場合、限られたスペースに多数枚のパレットを配置すべく省スペース化が図られ、設備費廉価化のためにパレットの寸法は収容許容最大車種(例えば、大型の普通車)に合わせて必要最小限に設定される。また、特に、車両格納空間を形成する地下掘削深さについては、建設費用に大きく影響するため必要最小限の深さに設定される。この車両格納空間の深さは循環層間高さ距離で決定され、当然、循環層間高さ距離は車両の横移送を阻害しない必要最小限に設定される。
また、これら箱形循環式駐車装置に採用されている昇降リフトは、両端寄りに2個のスプロケットを有する上下2本のシャフトと、この上下2本のシャフトの各々の上側スプロケットと下側スプロケットと間に上下方向に循環するように巻き掛けられた左右2列の無端状チェーンと、この左右2列の無端状チェーンに橋絡された支持レールとを有する昇降機構をパレットの両短辺側に対応するように2組備え、この2組の昇降機構の支持レールでパレットを下方から支持して昇降路を昇降するようになっている。特許文献1,3によると、横移送路両端の昇降リフトでは、2組の昇降機構の各々の下側シャフトが1基の駆動モータに減速機及び動力伝達軸を介して連結され、2組の昇降機構が同期して昇降作動するようになっている。
実公平7−40616号公報(第3頁、第1,2図) 特開2006−57280号公報(第2,4,5頁、図5,8) 特許第2612479号公報(第4,5頁、第2,4,6図)
ところで、特許文献3に開示されている昇降リフト付き中間乗入れ方式の箱形循環式駐車装置では、入出庫部と格納部との間を昇降する搬出入昇降リフトにおけるの2組の昇降機構のパレットを支持する支持レールを上層横移送路の横行レールと同じ高さレベルに配置している関係上、2組の昇降機構の各々の下側スプロケットを支持するシャフトが上記上層横移送路下方の下層横移送路側にはみ出しているため、2組の昇降機構を上述の如き横移送路両端の昇降リフトと同様に1基の駆動モータで同期して昇降作動させようとすると、動力伝達軸が下層横移送路を横行中の車両と干渉する高さ位置で下層横移送路をパレット横移送方向と直交する方向に横切ってしまい、車両を横移送することができなくなる。したがって、特許文献3の明細書及び図面には明示されていないが、搬出入昇降リフトの2組の昇降機構はそれぞれ専用の駆動モータを備え、両駆動モータを駆動することで同期して昇降作動するようになっているものと推量される。このように、パレットの長辺長さ以上に離れて配置されかつ各々独立して昇降作動する2組の昇降機構を同期制御するには、高度かつ複雑な制御システムが必要で設備費用が嵩む。
この発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、特許文献3に開示されているような昇降リフト付き中間乗入れ方式の箱形循環式駐車装置において、入出庫部と格納部との間を昇降する搬出入昇降リフトの2組の昇降機構を車両の横移送に支障を来すことなく1基の駆動源で同期して昇降作動させるようにすることである。
上記の目的を達成するため、この発明は、搬出入昇降リフトの2組の昇降機構を駆動連結する動力伝達軸の配置を工夫したことを特徴とする。
具体的には、この発明は、車両を格納する格納部と車両が出入りする入出庫部とを備え、複数枚のパレットを長辺側がパレット横移送方向に向くように連結した状態で横行レール上を1パレット分ずつ横移送する横移送路が上記格納部に上下に複数層設けられるとともに、これら横移送路とで箱形循環路を構成する循環昇降路が横移送路のパレット横移送方向両端にそれぞれ設けられ、かつ車両をパレットごと上記入出庫部と格納部との間で受け渡して搬出入する搬出入昇降路が上記横移送路のパレット横移送方向中間に設けられ、上下のスプロケット間に上下方向に循環するように巻き掛けられた2列の無端状チェーンと、この2列の無端状チェーンに橋絡されパレットを下方から支持する支持レールとを有する昇降機構をパレットの両短辺側に対応するように2組備えた昇降リフトが上記循環昇降路及び搬出入昇降路にそれぞれ設けられた箱形循環式駐車装置を対象とし、次のような解決手段を講じた。
すなわち、請求項1に記載の発明は、上記搬出入昇降路における昇降リフトの両昇降機構を構成する各々の下側スプロケットは、最上層の横移送路から少なくとも1層下方の横移送路の横行レールと同じ高さレベルに設けられた動力伝達軸で駆動連結され、上記両昇降機構の一方側に設けられた1基の駆動源の動力を上記一方側の昇降機構に伝達するとともに、上記動力伝達軸を介して他方側の昇降機構に伝達することにより、該両昇降機構を同期して昇降作動させるように構成されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、昇降機構のスプロケットは、その回転軸を昇降機構配列方向に向け、無端状チェーンは、パレット横移送方向の鉛直面内に配置されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、動力伝達軸の少なくとも1箇所には、捻れ変位可能な縮径部が設けられていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、動力伝達軸の一端は、一方の昇降機構の下側スプロケットの回転軸に周方向に回転不能にかつ軸方向に移動不能に回転一体に連結され、上記動力伝達軸の他端は、他方の昇降機構の下側スプロケットの回転軸に周方向に回転不能にかつ軸方向に移動可能に連結されていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、動力伝達軸の少なくとも一端は、昇降機構の下側スプロケットの回転軸に撓み継手で連結されていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、撓み継手は、ギヤカップリングであることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、搬出入昇降路における昇降リフトの2組の昇降機構を同期して昇降作動させる動力伝達軸を、最上層の横移送路から少なくとも1層下方の横移送路の横行レールと同じ高さレベルに設けたので、該横移送路を通過する車両の動力伝達軸への干渉をなくして入出庫動作を円滑に行うことができる。また、2組の昇降機構を1基の駆動源で昇降作動させるので、別々の駆動源で昇降機構の昇降作動を同期制御するための高度かつ複雑な制御システムが不要で、簡単な構造で設備費用の廉価化を図ることができる。
請求項2に係る発明によれば、スプロケット及び無端状チェーンは共にパレット横移送方向の鉛直面内に納められて作動するので、これらを共にパレット横移送方向と直交する方向(昇降機構配列方向)の鉛直面内に納めている場合に比べて昇降機構全体の昇降機構配列方向の厚みが薄くなり、横移送路からの側方突出量が少なくなって車両格納空間の省スペース化を図ることができる。
請求項3に係る発明によれば、据付誤差や負荷変動により発生した動力伝達軸の軸心ズレを縮径部が捻れ変位することで吸収し、昇降機構を円滑に昇降作動させることができる。
請求項4に係る発明によれば、動力伝達軸の軸方向の変位により軸心ズレを効率良く吸収することができる。
請求項5に係る発明によれば、据付誤差や負荷変動により発生した動力伝達軸の軸心ズレを撓み継手による偏心・偏角作用により吸収し、昇降機構を円滑に昇降作動させることができる。
請求項6に係る発明によれば、内歯車と外歯車との噛合い変位により動力伝達軸の軸心ズレを効率良く吸収することができる。
以下、この発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
(実施形態1)
図1〜4はこの発明の実施形態1に係る箱形循環式駐車装置1を示す。この箱形循環式駐車装置1は建物の躯体3内に設置されている。該躯体3は地下埋設部分3aと地上露出部分3bとからなり、地下埋設部分3aで構成される空間を車両Vの格納部5とし、地上露出部分3bで構成される1階の一部の空間を車両Vが出入りする入出庫部7としている。
上記入出庫部7の側壁7aには、上下方向に開閉する扉9を有する出入り兼用の出入り口7bが形成されているとともに、入出庫部7の床面7cには、パレットPの形状に略対応した矩形昇降口11が形成されている。一方、上記格納部5には横移送路が上下に3層設けられている。以下、上層横移送路に符号13aを、中層横移送路に符号13bを、下層横移送路に符号13cをそれぞれ付して表す。これら上層横移送路13a、中層横移送路13b及び下層横移送路13cには、パレットPの車輪p1が転動する2条の横行レール15が水平に配設され、複数枚のパレットPを長辺側がパレット横移送方向に向くように、つまり短辺側が横行レール15側に向いた横向き姿勢で連結具p2により連結した状態で格納するとともに、入出庫時は横行レール15上を1パレット分ずつ横移送するようになっている。この横移送は、各横移送路13a〜13cに設置された周知のクランクアーム旋回式のパレット横送り装置17により行われる。
上記3層の横移送路13a〜13cのパレット横移送方向両端には、これら横移送路13a〜13cとで箱形循環路を構成する循環昇降路19がそれぞれ設置されている。該各循環昇降路19には循環昇降リフト21が配置され、この循環昇降リフト21は、昇降機構23をパレットPの両短辺側(パレット横移送方向と直交する方向)に対応するように2組備えている。上記各昇降機構23は、支柱25及び梁(図示せず)で枠組まれた枠組体27に組み付けられている。なお、上記各横移送路13a〜13cの横行レール15も、支柱25及び梁26で枠組まれた枠組体27に組み付けられている(図4参照)。
上記各昇降機構23は、両端寄りに2個のスプロケット29を有しパレット横移送方向に延びる上下2本のシャフト31と、上記上下2本のシャフト31の各々の上側スプロケット29と下側スプロケット29との間に上下方向に循環するように巻き掛けられた左右2列の無端状チェーン33と、この左右2列の無端状チェーン33に上記各横移送路13a〜13cの横行レール15に対応するように橋絡された複数個の支持レール35とを備え、上記スプロケット29及び無端状チェーン33は共にパレット横移送方向と直交する方向(昇降機構23配列方向)の鉛直面内に納められている。これら2組の昇降機構23の各々の下側シャフト31は1基の駆動モータ37に図示しないブレーキ付減速機及び動力伝達軸を介して駆動連結され、上記駆動モータ37の起動により2組の昇降機構23が同期して昇降作動するようになっている。そして、上記循環昇降リフト21はこの2組の昇降機構23の支持レール35でパレットPを下方から支持して循環昇降路19を昇降し、車両VをパレットPごと各横移送路13a〜13cとの間で受け渡すようにしている。
上記上層横移送路13aのパレット横移送方向中間には搬出入昇降路39が設置され、該搬出入昇降路39は昇降口11に通ずるように入出庫部7直下まで延出して入出庫部7と格納部5とを連絡し、車両VをパレットPごと入出庫部7と格納部5との間で受け渡して搬出入するようにしている。該搬出入昇降路39には搬出入昇降リフト41が配置され、その駆動系は後述するが中層横移送路13bの横行レール15側に設けられている。この搬出入昇降リフト41も、昇降機構43をパレットPの両短辺側(パレット横移送方向と直交する方向)に対応するように2組備えている。
上記各昇降機構43は各横移送路13a〜13cと枠組体を共用し、そのうち入出庫部7下方の各横移送路13a〜13c両側にそれぞれ立設された左右2本の支柱25が入出庫部7直下まで延出して昇降口11に臨んでいる。この左右2本の支柱25上端には上部架台45が橋絡され、中層横移送路13bの横行レール15に対応する箇所にも下部架台47が横行レール15と同じ高さレベルになるように橋絡されている。
上記各昇降機構43は、回転軸51を昇降機構43配列方向に向けて上部架台45に回転自在に取り付けられた2個の上側スプロケット49と、回転軸51を昇降機構43配列方向に向けて下部架台47に回転自在に取り付けられた4個の下側スプロケット49とを備えている。上部架台45の図3左側の上側スプロケット49と下部架台47の図3左端の下側スプロケット49との間、及び上部架台45の図3右側の上側スプロケット49と下部架台47の図3左端の下側スプロケット49を除く3個の下側スプロケット49との間には、無端状チェーン53が上下方向に循環するようにそれぞれ巻き掛けられてパレット横移送方向の鉛直面内に左右2列に配置されている。この左右2列の無端状チェーン53には、上記循環昇降リフト21と同様にパレットPを下方から支持する支持レール35を上端に有する昇降体55とカウンタウェイト57とがそれぞれ橋絡されている。
図2及び図3で左端の下側スプロケット49の回転軸51と左から2個目の下側スプロケット49の回転軸51とは、中継伝動歯車59を介して駆動連結されている。これにより、両回転軸51が互いに逆向きに回転し、左右2列の無端状チェーン53が同期して互いに逆向きに駆動されて支持レール35を昇降させるようにしている。
図2で上側(図3で紙面奥側)の下部架台47には、駆動源である駆動モータ61が据え付けられている。該駆動モータ61の出力軸は、ブレーキ付き減速機63、駆動歯車65及び従動歯車67を介して左から2個目の下側スプロケット49の回転軸51に駆動連結されている。この左から2個目の下側スプロケット49の回転軸51と該回転軸51と対向する図2で下側の昇降機構43の回転軸51とは、中層横移送路13bの横行レール15(梁26)と同じ高さレベルに配置された長尺の動力伝達軸69で駆動連結されている。該動力伝達軸69の両端近傍には、他の箇所よりも直径が部分的に小さく設定されて撓み易く、捻れ変位可能な縮径部69aが一体に形成されている。
具体的には、図5に示すように、上記動力伝達軸69の一端(図5右端)は、一方の昇降機構43の左から2個目の下側スプロケット49の回転軸51に第1外筒71及び第2外筒73をボルト74で連結してなる継手75により周方向に回転不能にかつ軸方向に移動不能に回転一体に連結され、上記動力伝達軸69の他端(図5左端)は、他方の昇降機構43の左から2個目の下側スプロケット49の回転軸51に第1外筒71及び第2外筒73をボルト74で連結してなる継手76により周方向に回転不能にかつ軸方向に移動可能に連結されている。つまり、動力伝達軸69の他端(図5左端)外周面には、軸方向に延びる突起部69bが突設され、一方、上記継手76の第2外筒73内周面には、筒中心線方向に延びる溝部73aが形成され、該溝部73aに上記突起部69bを移動可能に挿入することにより、動力伝達軸69の他端(図5左端)が他方の昇降機構43の左から2個目の下側スプロケット49の回転軸51に周方向に回転不能にかつ軸方向に移動可能に連結されている。なお、図5中、77は回り止め用の固定キーであり、78は下側スプロケット49の回転軸51を横行レール15に回転自在に支持する軸受である。
したがって、上記搬出入昇降リフト41では、図2で上側(図3で紙面奥側)の下部架台47に据え付けられた1基の駆動モータ61を起動し、その回転トルクをブレーキ付き減速機63を経て駆動歯車65及び従動歯車67を介して図2で上側(図3で紙面奥側)の昇降機構43の左から2個目の下側スプロケット49の回転軸51及び2個の中継伝動歯車59に伝達し、図2で上側(図3で紙面奥側)の左右2列の無端状チェーン53を同期して互いに逆向きに駆動するとともに、上記駆動モータ61の回転トルクを動力伝達軸69を介して図2で下側の昇降機構43に伝達することにより、両昇降機構43を同期して昇降作動させるように構成されている。そして、上記搬出入昇降リフト41をこの2組の昇降機構43の支持レール35でパレットPを下方から支持して搬出入昇降路39を昇降し、車両VをパレットPごと入出庫部7と格納部5との間で受け渡して搬出入するようにしている。
このように、上記の実施形態1では、動力伝達軸69を搬出入昇降路39において中層横移送路13bの横行レール15と同じ高さレベルに配置し、かつ搬出入昇降リフト41の2組の昇降機構43を上記動力伝達軸69で駆動連結して1基の駆動モータ61で同期して昇降作動させるようにしたので、中層横移送路13bを通過する車両Vが動力伝達軸69に干渉するのを回避して入出庫動作を円滑に行うことができるとともに、別々の駆動モータで昇降機構43の昇降作動を同期制御するための高度かつ複雑な制御システムが不要で、簡単な構造で設備費用の廉価化を図ることができる。
また、上記の実施形態1では、スプロケット49及び無端状チェーン53を共にパレット横移送方向の鉛直面内に納めて作動するようにしたので、これらを共にパレット横移送方向と直交する方向(昇降機構配列方向)の鉛直面内に納めている場合に比べて昇降機構43全体の昇降機構配列方向の厚みを薄くでき、上層横移送路13a及び中層横移送路13bからの側方突出量を少なくできて車両格納空間の省スペース化を図ることができる。
さらに、上記の実施形態1では、動力伝達軸69の両端近傍に縮径部69aを形成したので、据付誤差や負荷変動により発生した動力伝達軸の軸心ズレを上記縮径部69aが捻れ変位することで吸収し、昇降機構43を円滑に昇降作動させることができる。また、上記縮径部69aが2個あることで、動力伝達軸69の軸方向の変位により軸心ズレを効率良く吸収することができる。
(実施形態2)
図6はこの発明の実施形態2に係る箱形循環式駐車装置1の図4相当図を示す。この実施形態2では、動力伝達軸69の両端を2組の昇降機構43の下側スプロケット49の回転軸51に撓み継手であるギヤカップリング79で連結している点が上記の実施形態1と異なる他は実施形態1と同じであるので、同じ構成箇所には同じ符号を付してその詳細な説明を省略することとし、以下、異なる点のみを説明する。
すなわち、上記ギヤカップリング79は、図7に示すように、昇降機構43の下側スプロケット49の回転軸51に固定キー77で回転一体に固着された外筒81と、内周面に内歯83aを有し上記外筒81にボルト85で連結された内歯車83と、外周面に外歯87aを有し上記内歯車83の内歯83aに噛合する外歯車87とからなり、該外歯車87に動力伝達軸69の一端が固定キー77で回転一体に連結されている。上記外歯車87の外歯87aにはクラウニングがかけられており、また、外径が内歯車83の歯底と干渉しないように球面状に削られている。
したがって、この実施形態2では、据付誤差や負荷変動により発生した動力伝達軸69の軸心ズレを、上記の実施形態1とは異なる手法により、つまり、内歯車83と外歯車87との噛合い変位による偏心・偏角作用により効率良く吸収し、昇降機構43を円滑に昇降作動させることができるほかは、実施形態1と同様の作用効果を奏することができるものである。
なお、上記の各実施形態では、動力伝達軸69を中層横移送路13bの横行レール15(梁26)と同じ高さレベルに配置して無端状チェーン53が必要以上に長くならないようにしているが、これに限らず、下層横移送路13cの横行レール15と同じ高さレベルに配置してもよい。
また、上記の実施形態1では、捻れ変位可能な縮径部69aを動力伝達軸69の両端近傍の2箇所に形成したが、いずれか一方の縮径部69aを省略してもよく、さらには中央部分にも縮径部69aを形成してもよい。
さらに、上記の実施形態2では、動力伝達軸69の両端を2組の昇降機構43の下側スプロケット49の回転軸51にギヤカップリング79で連結したが、動力伝達軸69のいずれか一方の両端だけを昇降機構43の下側スプロケット49の回転軸51にギヤカップリング79で連結してもよい。また、撓み継手としてギヤカップリング79を採用したが、ユニバーサルジョイント等他の撓み継手をも採用し得るものである。
加えて、上記の各実施形態において、循環昇降リフト21の昇降機構23も、搬出入昇降リフト41の昇降機構43と同様の構成にしてもよく、また、箱形循環式駐車装置1の層数も3層以外に2層又は4層以上であっても構わない。
この発明は、車両をパレットごと入出庫部と格納部との間で昇降リフトにより受け渡して入出庫する入出庫昇降路が横移送路のパレット横移送方向中間に設けられた昇降リフト付き中間乗入れ方式の箱形循環式駐車装置について有用である。
実施形態1に係る箱形循環式駐車装置の全体構成を示す正面図である。 図1のII−II線における断面図である。 図2のIII −III 線における断面図である。 図2のIV−IV線における断面図である。 実施形態1に係る箱形循環式駐車装置で採用した動力伝達軸の両端部分を示す拡大図である。 実施形態2の図4相当図である。 実施形態2の図5相当図である。
符号の説明
1 箱形循環式駐車装置
5 格納部
7 入出庫部
13a 上層横移送路
13b 中層横移送路
13c 下層横移送路
15 横行レール
19 循環昇降路
21 循環昇降リフト
35 支持レール
39 搬出入昇降路
41 搬出入昇降リフト
43 昇降機構
49 スプロケット
51 スプロケットの回転軸
53 無端状チェーン
61 駆動モータ(駆動源)
69 動力伝達軸
69a 縮径部
79 ギヤカップリング(撓み継手)
P パレット
V 車両

Claims (6)

  1. 車両を格納する格納部と車両が出入りする入出庫部とを備え、
    複数枚のパレットを長辺側がパレット横移送方向に向くように連結した状態で横行レール上を1パレット分ずつ横移送する横移送路が上記格納部に上下に複数層設けられるとともに、これら横移送路とで箱形循環路を構成する循環昇降路が横移送路のパレット横移送方向両端にそれぞれ設けられ、かつ車両をパレットごと上記入出庫部と格納部との間で受け渡して搬出入する搬出入昇降路が上記横移送路のパレット横移送方向中間に設けられ、
    上下のスプロケット間に上下方向に循環するように巻き掛けられた2列の無端状チェーンと、この2列の無端状チェーンに橋絡されパレットを下方から支持する支持レールとを有する昇降機構をパレットの両短辺側に対応するように2組備えた昇降リフトが上記循環昇降路及び搬出入昇降路にそれぞれ設けられた箱形循環式駐車装置であって、
    上記搬出入昇降路における昇降リフトの両昇降機構を構成する各々の下側スプロケットは、最上層の横移送路から少なくとも1層下方の横移送路の横行レールと同じ高さレベルに設けられた動力伝達軸で駆動連結され、
    上記両昇降機構の一方側に設けられた1基の駆動源の動力を上記一方側の昇降機構に伝達するとともに、上記動力伝達軸を介して他方側の昇降機構に伝達することにより、該両昇降機構を同期して昇降作動させるように構成されていることを特徴とする箱形循環式駐車装置。
  2. 請求項1に記載の箱形循環式駐車装置において、
    昇降機構のスプロケットは、その回転軸を昇降機構配列方向に向け、
    無端状チェーンは、パレット横移送方向の鉛直面内に配置されていることを特徴とする箱形循環式駐車装置。
  3. 請求項1に記載の箱形循環式駐車装置において、
    動力伝達軸の少なくとも1箇所には、捻れ変位可能な縮径部が設けられていることを特徴とする箱形循環式駐車装置。
  4. 請求項3に記載の箱形循環式駐車装置において、
    動力伝達軸の一端は、一方の昇降機構の下側スプロケットの回転軸に周方向に回転不能にかつ軸方向に移動不能に回転一体に連結され、上記動力伝達軸の他端は、他方の昇降機構の下側スプロケットの回転軸に周方向に回転不能にかつ軸方向に移動可能に連結されていることを特徴とする箱形循環式駐車装置。
  5. 請求項1に記載の箱形循環式駐車装置において、
    動力伝達軸の少なくとも一端は、昇降機構の下側スプロケットの回転軸に撓み継手で連結されていることを特徴とする箱形循環式駐車装置。
  6. 請求項5に記載の箱形循環式駐車装置において、
    撓み継手は、ギヤカップリングであることを特徴とする箱形循環式駐車装置。
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