JP2007284864A - 作業機械のエンジンフード及び作業機械のプラットフォームプレート - Google Patents

作業機械のエンジンフード及び作業機械のプラットフォームプレート Download PDF

Info

Publication number
JP2007284864A
JP2007284864A JP2006109614A JP2006109614A JP2007284864A JP 2007284864 A JP2007284864 A JP 2007284864A JP 2006109614 A JP2006109614 A JP 2006109614A JP 2006109614 A JP2006109614 A JP 2006109614A JP 2007284864 A JP2007284864 A JP 2007284864A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
plate
opening
duct
cover
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006109614A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4825041B2 (ja
Inventor
Masaharu Murakami
正治 村上
Yasuo Yamashita
康夫 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Caterpillar Japan Ltd
Caterpillar Mitsubishi Ltd
Original Assignee
Caterpillar Mitsubishi Ltd
Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Caterpillar Mitsubishi Ltd, Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd filed Critical Caterpillar Mitsubishi Ltd
Priority to JP2006109614A priority Critical patent/JP4825041B2/ja
Publication of JP2007284864A publication Critical patent/JP2007284864A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4825041B2 publication Critical patent/JP4825041B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)

Abstract

【課題】作業機械のエンジンフード及び作業機械のプラットフォームプレートに関し、簡素な構成で、点検時のアクセス性を向上させつつ機体の省スペース性及び排熱性を確保する。
【解決手段】開口部8の周縁に一端を枢着されたエンジンカバー1と、エンジンカバー1よりもエンジンルーム9の内側においてエンジンカバー1に並設固定されエンジンカバー1とともに開口部8を開閉可能に設けられたダクトプレート2と、エンジンカバー1とダクトプレート2との間に形成され冷却風をエンジンルーム9の外部へと流通させる排出ダクト3と、エンジンカバー1の閉鎖時におけるダクトプレート2の一辺に隣接するように配置されて排出ダクト3の壁面の一部を形成するとともに開口部8の上面を部分的に覆うプラットフォームプレート4とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、エンジンルームの上面開口部を開閉可能に覆う作業機械のエンジンフード及び作業機械のエンジンフードに併設される足場用のプラットフォームプレートに関する。
従来より、作業機械のエンジンルームの上面の開口部を覆うエンジンフードとして、ダクト構造(ダブルデッキ構造)を備えたエンジンフードが知られている。このダクト構造とは、作業機械の外装をなす外部鋼板の内側に、その外部鋼板に対してほぼ並行に内部鋼板を設けた二層構造のことをいう。この構造では、エンジンルーム上部の開口部を外部鋼板及び内部鋼板で二重に覆うことで遮音性を向上させることができるとともに、外部鋼板と内部鋼板との間隙を排気ダクトとして機能させることで排熱性を向上させることができるようになっている。
近年では、作業機械に対して、掘削能力に代表される作業性能だけでなく、高度な環境性能が求められており、このような構造を備えたエンジンフードが採用されたモデルが多数開発されている。なお、ダクト構造のエンジンフードを備えた油圧ショベルについては、例えば特許文献1に記載されている。
ところで、エンジンや冷却ファン等、エンジンルーム内に配置された装置のメンテナンス時において、メンテナンス作業を行う点検者は、開口部の脇に立ってエンジンフードを上方へ開放し、開口部の外側からエンジンルーム内へ身を乗り出してその作業を進めるようになっている。このとき、エンジンルーム内において日常的な定期点検の対象となる装置や部品の種類は多岐にわたっており、例えば、エンジンオイルのレベルゲージや給油口,オイルフィルタ,燃料フィルタ,プライミングポンプ等が挙げられる。これらの装置,部品はエンジンルーム内に散在して配置されているため、エンジンフードを完全に開放した状態であっても、点検者にとって、各装置,部品へのアクセスが容易でないことがある。特に、大きなエンジンを搭載した油圧ショベルの場合、開口部自体のサイズが大きいため、点検したい装置や部品に手が届きにくい場合がある。
上記の課題に対し、エンジンルーム内に足場となるフレームなどの構造体を設けることが考えられる。つまり、開口部の内部へ足を踏み入れるための足場を設けるという手法である。これにより、開口部の外側からではなく、開口部の内部に足を踏み入れた状態でメンテナンス作業が行えるようになり、メンテナンス時における各装置,部品へのアクセス性を向上させることが可能になると考えられる。
特開2004−353539号公報
しかしながら、高度な生産性,省スペース性が要求される昨今のエンジンルームの設計においては、各装置,部品の配置上の制約が大きく、エンジンルーム内に何らかの足場を設けるためのスペースを確保することは困難である。
また、前述のダクト構造のエンジンフードを備えた油圧ショベルの場合、エンジンルーム内からの排熱性を妨げないように足場を追加設置する必要があり、排熱設計上の課題が新たに生じるおそれがある。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたもので、簡素な構成で、点検時のアクセス性を向上させつつ機体の省スペース性及び排熱性を確保することができるようにした、作業機械のエンジンフード及び作業機械のプラットフォームプレートを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1記載の本発明の作業機械のエンジンフードは、エンジン及び冷却ファンを収容するエンジンルームの上面に形成された開口部を上方へ開閉可能に覆う作業機械のエンジンフードであって、該開口部の周縁に一端を枢着されたカバープレートと、該カバープレートよりも該エンジンルームの内側において該カバープレートに並設固定され該カバープレートとともに該開口部を開閉可能に設けられたダクトプレートと、該カバープレートと該ダクトプレートとの間に形成され該冷却ファンによって該エンジンルームの内部へ導入された冷却風を該エンジンルームの外部へと流通させる排出ダクトと、該カバープレートの閉鎖時における該ダクトプレートの一辺に隣接するように配置されて該排出ダクトの壁面の一部を形成するとともに該開口部の上面を部分的に覆うプラットフォームプレートとを備えたことを特徴としている。
また、請求項2記載の本発明の作業機械のエンジンフードは、該プラットフォームプレートが、該エンジンに付設されたターボチャージャの上部を覆うように配設されていることを特徴としている。
また、請求項3記載の本発明の作業機械のエンジンフードは、該プラットフォームプレートが、該開口部の周縁の一辺と向かい合う他辺との間に橋渡されていることを特徴としている。
なお、該プラットフォームプレートを該開口部の周縁に対して上方へ回動自在に枢支するヒンジをさらに備えることが好ましい(請求項4)。
あるいは、該プラットフォームプレートを該開口部の周縁に対して固定する固定部材をさらに備えることが好ましい(請求項5)。なおこの場合、少なくとも一端を該開口部の周縁に固設されていればよいし、または、二つ以上の端部を該開口部の周縁に固設されていてもよい。
また、該プラットフォームプレートにおける該エンジンルームの内部側の面に貼り付けられた断熱材をさらに備えることが好ましい(請求項6)。
請求項7記載の本発明の作業機械のプラットフォームプレートは、エンジン及び冷却ファンを収容するエンジンルームの上面に形成された開口部の周縁に一端を枢着されたカバープレートと、該カバープレートよりも該エンジンルームの内側において該カバープレートに並設固定され該カバープレートとともに該開口部を開閉可能に設けられた面状のダクトプレートと、該カバープレートと該ダクトプレートとの間に形成され該冷却ファンによって該エンジンルームの内部へ導入された冷却風を該エンジンルームの外部へと流通させる排出ダクトと、を有して該開口部を上方へ開閉可能に覆う作業機械のエンジンフードに併設された、エンジンルームの点検時における足場用のプラットフォームプレートであって、該カバープレートの閉鎖時における該ダクトプレートの一辺に隣接するように配置されて該排出ダクトの壁面の一部を形成するとともに該開口部の上面を部分的に覆うように設けられていることを特徴としている。
本発明の作業機械のエンジンフード及び作業機械のプラットフォームプレート(請求項1,7)によれば、開口部の上面に設けられたプラットフォームプレートをエンジンルームのメンテナンス時の足場として用いることができ、エンジンルーム内の各装置,部品へのアクセス性を向上させることができる。また、プラットフォームプレートが排出ダクトの壁面の一部を形成しているため、エンジンルームの排熱性及び遮音性を高めることができるとともに、エンジンルームの省スペース化に寄与することができる。また、構成が簡素であって既存のダクト構造のエンジンフードへの適応性に富み、製造コストを削減することができる。
また、本発明の作業機械のエンジンフード(請求項2)によれば、プラットフォームプレートでターボチャージャの熱を遮蔽することができ、より整備性を高めることができる。
また、本発明の作業機械のエンジンフード(請求項3)によれば、簡素な構成でプラットフォームプレートを安定した足場とすることができ、より整備性を高めることができる。
また、本発明の作業機械のエンジンフード(請求項4)によれば、簡素な構成で、メンテナンス時の必要に応じてプラットフォームプレートを上方へ回動させて、開口部の上面から移動させることができ、各装置,部品へのアクセス性をさらに向上させることができる。
また、本発明の作業機械のエンジンフード(請求項5)によれば、プラットフォームプレートを足場としてより安定させることができる。また、プラットフォームを開口部の補強構造体とすることも可能である。
また、本発明の作業機械のエンジンフード(請求項6)によれば、エンジンルームの内部から外部への断熱性及び遮音性をより向上させることができる。
以下、図面により、本発明の実施の形態について説明する。
図1〜図5は本発明の一実施形態にかかる作業機械のエンジンフードを説明するためのものであり、図1は本エンジンフードのプラットフォームプレートを上げた状態を示す斜視図、図2は本エンジンフードのプラットフォームプレートを下ろした状態を示す斜視図、図3は本エンジンフードの閉鎖時の模式的断面図、図4はその開放時の模式的断面図、図5は本エンジンフードが適用された油圧ショベルの斜視図である。
[構成]
〔全体構成〕
本エンジンフードが適用された油圧ショベル20を図5示す。この油圧ショベル20は、クローラ式の走行装置を装備した下部走行体14と、下部走行体14の上に旋回自在に搭載された上部旋回体15とを備えて構成される。上部旋回体15の前方側には、ブームやアーム等の作業装置16が設けられ、上部旋回体15の後端部にはカウンタウェイト26が設けられている。また、カウンタウェイト26の直前方には、エンジンルーム9が設けられている。
エンジンルーム9の内部には、油圧ショベル20の駆動源であるエンジン11や、エンジン11からの排気管上に介装されたマフラ13,エンジン11を冷却するための冷却ファン12等が配置されている。一方、エンジンルーム9の上面には本発明にかかるエンジンフード10が取り付けられている。
〔エンジンルーム9構成〕
図1に、エンジンルーム9の内部構成を示す。エンジン11の上面には、エンジンオイルを給油する給油口を塞ぐオイルフィラーキャップ21が設けられ、エンジン11のカウンタウェイト26側にはエンジンオイルの量を計測するためのレベルゲージ17が設けられている。
冷却ファン12はエンジン11に隣接して設けられた軸流ファンであり、機体外部からエンジンルーム9内へ流通させる冷却風を取り込むことができるようになっている。冷却ファン12によって取り込まれる冷却風の上流側には、オイルクーラやラジエータ等からなるクーリングパッケージ27が配置されている。
なお、図1中においては、冷却ファン12によって右側から冷却風が取り込まれ、クーリングパッケージ27を通過した冷却風が、エンジン11方向へ流通するようになっている。冷却ファン12よりも下流側の冷却風には、図3中に白矢印で示すように、冷却ファン12の旋回方向外側への流れや、エンジン11側への流れなどがある。
図1に示すように、エンジン11と冷却ファン12との間のカウンタウェイト26側には、プライミングポンプ18及び燃料フィルタ19が設けられている。プライミングポンプ18とは、燃料フィルタ19や燃料管内の空気抜きを行うとともに燃料をエンジン11へと輸送させるための装置である。また、燃料フィルタ19とは、エンジン11へ供給される燃料を濾過する装置である。
また、エンジン11の上面には、エンジン11への吸気通路と排気通路とに跨るように、ターボチャージャ22が取り付けられている。ターボチャージャ22とは、排気圧を利用して吸気量を増加させることでエンジン11の出力を高める過給器である。なお、マフラ13は、エンジン11に隣接して、冷却ファン12とは反対側(図1中左側)に配置されている。
これらの各装置,部品が配置されたエンジンルーム9の上面には開口部8が形成されており、本エンジンフード10はこの開口部8の上部全面を開閉可能に覆うように設けられている。なお、エンジンフード10は、開口部8周縁に対して、図示しない枢着手段を介して回動自在にピン接合されている。
〔エンジンフード10構成〕
図1に示すように、本エンジンフード10は、カバープレート1,ダクトプレート2,排気ダクト3及びプラットフォームプレート4を備えて構成される。

カバープレート1は、作業機械の外装をなす部材であり、開口部8の周縁に一端を枢着されて、開口部8を上方へ開放可能に設けられている。図1では、このカバープレート1が開放された状態が示されている。
カバープレート1よりもエンジンルーム9の内側には、カバープレート1に対してほぼ平行に配向されたダクトプレート2が設けられている。このダクトプレート2は、カバープレート1に対して固設された面状の部材である。
また、排気ダクト3は、カバープレート1とダクトプレート2との間に形成された、冷却風を流通させるための通路である。カバープレート1の閉鎖時には、図3に示すように、エンジンルーム9の上部の最外部をカバープレート1が覆い、その内側にダクトプレート2が配置されて、カバープレート1とダクトプレート2との間に隙間が形成されることになる。そこで、図3中の白矢印に示すように、冷却ファン12によって取り込まれた冷却風をこの隙間へ流通させることによって、排熱性と遮音性とをともに向上させることができるようになっている。
なお、排気ダクト3内において冷却風の下流側となるカバープレート1の端部には、冷却風をエンジンルーム9の外部へ排出するための排気口が形成されている。
また、図1に示すように、カバープレート1の内側には、ダクトプレート2の一辺に隣接するように、プラットフォームプレート4が取り付けられている。このプラットフォームプレート4とは、図3に示すように、カバープレート1の閉鎖時において、ダクトプレート2とともに排出ダクト3の壁面の一部を形成するように配置された面状の部材である。つまり、カバープレート1の閉鎖時において、プラットフォームプレート4とダクトプレート2とが略同一平面上に位置するように配置されている。
また、プラットフォームプレート4は、ヒンジ5を介してカバープレート1に対して回動自在に枢支されている。これにより、例えば図1に示すように、プラットフォームプレート4を上方へ移動させたり、図2に示すように、プラットフォームプレート4を下方へ移動させたりすることができるようになっている。
なお、プラットフォームプレート4は、下方へ移動した状態において、エンジンルーム9内に配置されたターボチャージャ22の上部を覆うように配設されている。一方、レベルゲージ17,プライミングポンプ18,燃料フィルタ19及びオイルフィラーキャップ21の上部は覆わないように配設されている。このような配設位置において、プラットフォームプレート4は、図2に示すように、開口部8の周縁の一辺から向かい合う他辺に対して橋架されて、開口部8の上面を部分的に覆うようになっている。
[作用・効果]
以上のような構成により、本エンジンフード10によれば以下のような作用・効果を奏する。
〔エンジンフード10の閉鎖時〕
まず、エンジンフード10の閉鎖時には、図3に示すように、ダクトプレート2の一辺に隣接して略同一平面状にプラットフォームプレート4が配設され、ダクトプレート2及びプラットフォームプレート4によって、排気ダクト3の下方側の壁面が形成される。またこのとき、カバープレート1によって、排気ダクト3の上方側の壁面が形成される。これにより、冷却ファン12によってエンジンルーム9内へ導入された冷却風が、排気ダクト3を流通して、エンジンルーム9の外部へと排出されるようになる。つまり、従来のダクト構造を備えたエンジンフードと同様に、冷却風の流路を確保することができ、エンジンルーム9の排熱性を高めることができる。
また、エンジンルーム9が、カバープレート1とダクトプレート2及びプラットフォームプレート4とによって、外部に対して二重に覆われることになるため、遮音性を高めることができる。
なお、プラットフォームプレート4は、開口部8の上面を覆うように配置されているため、エンジンルーム9内の各装置,部品と干渉するおそれもない。
〔エンジンフード10の開放時〕
カバープレート1を上方へ開放すると、カバープレート1に固設されたダクトプレート2も一緒に上方へ移動する。一方、プラットフォームプレート4は、カバープレート1に対してヒンジ5を介して枢支されているため、例えば図2に示すように、開口部8の上面を部分的に覆った状態のままにすることができる。したがって、エンジンルーム9のメンテナンス時において、このプラットフォームプレート4を足場として用いることができ、エンジンルーム9内の各装置,部品へのアクセス性を向上させることができる。
また、図4に示すように、レベルゲージ17,プライミングポンプ18,燃料フィルタ19及びオイルフィラーキャップ21は、プラットフォームプレート4の側下方に配置されているため、これらの装置,部品の点検に支障はない。
また、このプラットフォームプレート4は、ターボチャージャ22の上部を覆うように配設されているため、ターボチャージャ22からの熱を遮蔽することができ、エンジンルーム9内の点検作業をしやすくすることができる。
なお、プラットフォームプレート4の両端部が、開口部8の周縁の一辺とこれに向かい合う他辺とに載置されて、開口部8の上面を橋渡すように設けられているため、足場としての安定性を高めることができる。
一方、大がかりなエンジン11の点検,整備時や、ターボチャージャ22のメンテナンス時には、図1に示すように、プラットフォームプレート4を上方へ移動させて、開口部8の上面を開放することができる。
このように、本エンジンフードによれば、簡素な構成で、エンジンルーム9内の各装置,部品へのアクセス性を向上させることができるとともに、エンジンルーム9の排熱性及び遮音性を高めることができ、エンジンルーム9の省スペース化にも寄与することができる。また、既存のダクト構造のエンジンフードへの適応性に富み、製造コストを削減することができる。
[その他]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
例えば上述の実施形態では、プラットフォームプレート4がカバープレート1に対して枢支されているが、開口部8の周縁に対して固設されていてもよい。この場合、プラットフォームプレート4を開口部8の周縁に対してボルト(固定部材)などで固定しておけば、容易に取り付けや取り外しが可能となり、上述の実施形態と同様に、メンテナンス性を高めることができる。
また、上述の実施形態では、プラットフォームプレート4が開口部8の周縁の一辺から向かい合う他辺に対して橋架されているが、プラットフォームプレート4による開口部8上面の被覆形状はこれに限定されない。例えば、図6に示すように、ターボチャージャ22の上部のみを覆う形状とすることも考えられる。
この場合、プラットフォームプレート24の形状にあわせて、ダクトプレート2にプラットフォームプレート対応部23を形成しておく。例えば、エンジンフード1の閉鎖時において、排気ダクト3の下方側の壁面があたかも一枚の平面形状となるように、ダクトプレート2をプラットフォームプレート24の形状と略同形状に切り欠いておき、その切欠き部分をプラットフォームプレート対応部23とすることが考えられる。
つまり、排気ダクト3の下方側の壁面の形状を想定しておき、その形状からプラットフォームプレート24の形状を切り取った形状を、ダクトプレート2の形状とすればよい。したがって、プラットフォームプレート24の開口部8に対する配置については任意であり、エンジンルーム9内に配置された各装置,機器の配置やメンテナンスのしやすさなどを考慮してプラットフォームプレート24の位置や大きさを設定することができる。
なお、図6では、プラットフォームプレート24をボルト6によって締結固定した状態が示されている。ボルト6を取り外せば、開口部8の上面を開放することも可能である。
また、図7に示すように、上述の実施形態におけるダクトプレート2及びプラットフォームプレート4の下面(エンジンルーム9側の面)に断熱材25を貼り付けることも一案である。このような構成により、断熱性を高めることができるだけでなく、エンジンルーム9内で発生する騒音を低減させることができ、より遮音性の高いエンジンフード10を提供することが可能となる。
本発明の一実施形態としての作業機械のエンジンフード(プラットフォームプレートを上げた状態)の斜視図である。 本エンジンフード(プラットフォームプレートを下ろした状態)の斜視図である。 本エンジンフードの閉鎖時の模式的断面図である。 本エンジンフードの開放時の模式的断面図である。 本エンジンフードが適用された油圧ショベルの斜視図である。 変形例としての作業機械のエンジンフードの斜視図である。 変形例としての作業機械のエンジンフードの模式的断面図である。
符号の説明
1 カバープレート
2 ダクトプレート
3 排出ダクト
4,24 プラットフォームプレート
5 ヒンジ
6 固定部材
7 断熱材
8 開口部
9 エンジンルーム
10 エンジンフード
11 エンジン
12 冷却ファン
13 マフラ
14 下部走行体
15 上部旋回体
16 作業装置
17 レベルゲージ
18 プライミングポンプ
19 燃料フィルタ
20 作業機械
21 オイルフィラーキャップ
22 ターボチャージャ
23 プラットフォームプレート対応部
25 断熱材
26 カウンタウェイト

Claims (7)

  1. エンジン及び冷却ファンを収容するエンジンルームの上面に形成された開口部を上方へ開閉可能に覆う作業機械のエンジンフードであって、
    該開口部の周縁に一端を枢着されたエンジンカバーと、
    該エンジンカバーよりも該エンジンルームの内側において該エンジンカバーに並設固定され該エンジンカバーとともに該開口部を開閉可能に設けられたダクトプレートと、
    該エンジンカバーと該ダクトプレートとの間に形成され該冷却ファンによって該エンジンルームの内部へ導入された冷却風を該エンジンルームの外部へと流通させる排出ダクトと、
    該エンジンカバーの閉鎖時における該ダクトプレートの一辺に隣接するように配置されて該排出ダクトの壁面の一部を形成するとともに該開口部の上面を部分的に覆うプラットフォームプレートと
    を備えたことを特徴とする、作業機械のエンジンフード。
  2. 該プラットフォームプレートが、該エンジンに付設されたターボチャージャの上部を覆うように配設されている
    ことを特徴とする、請求項1記載の作業機械のエンジンフード。
  3. 該プラットフォームプレートが、該開口部の周縁の一辺と向かい合う他辺との間に橋渡されている
    ことを特徴とする、請求項1又は2記載の作業機械のエンジンフード。
  4. 該プラットフォームプレートを該開口部の周縁に対して上方へ回動自在に枢支するヒンジ
    をさらに備えたことを特徴とする、請求項1〜3の何れか1項に記載の作業機械のエンジンフード。
  5. 該プラットフォームプレートを該開口部の周縁に対して固定する固定部材
    をさらに備えたことを特徴とする、請求項1〜3の何れか1項に記載の作業機械のエンジンフード。
  6. 該プラットフォームプレートにおける該エンジンルームの内部側の面に貼り付けられた断熱材
    をさらに備えたことを特徴とする、請求項1〜5の何れか1項に記載の作業機械のエンジンフード。
  7. エンジン及び冷却ファンを収容するエンジンルームの上面に形成された開口部の周縁に一端を枢着されたエンジンカバーと、該エンジンカバーよりも該エンジンルームの内側において該エンジンカバーに並設固定され該エンジンカバーとともに該開口部を開閉可能に設けられた面状のダクトプレートと、該エンジンカバーと該ダクトプレートとの間に形成され該冷却ファンによって該エンジンルームの内部へ導入された冷却風を該エンジンルームの外部へと流通させる排出ダクトと、を有して該開口部を上方へ開閉可能に覆う作業機械のエンジンフードに併設された、エンジンルームの点検時における足場用のプラットフォームプレートであって、
    該エンジンカバーの閉鎖時における該ダクトプレートの一辺に隣接するように配置されて該排出ダクトの壁面の一部を形成するとともに該開口部の上面を部分的に覆うように設けられている
    ことを特徴とする、作業機械のプラットフォームプレート。
JP2006109614A 2006-04-12 2006-04-12 作業機械のエンジンフード及び作業機械のプラットフォームプレート Expired - Fee Related JP4825041B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006109614A JP4825041B2 (ja) 2006-04-12 2006-04-12 作業機械のエンジンフード及び作業機械のプラットフォームプレート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006109614A JP4825041B2 (ja) 2006-04-12 2006-04-12 作業機械のエンジンフード及び作業機械のプラットフォームプレート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007284864A true JP2007284864A (ja) 2007-11-01
JP4825041B2 JP4825041B2 (ja) 2011-11-30

Family

ID=38756905

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006109614A Expired - Fee Related JP4825041B2 (ja) 2006-04-12 2006-04-12 作業機械のエンジンフード及び作業機械のプラットフォームプレート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4825041B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007331602A (ja) * 2006-06-15 2007-12-27 Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd 作業機械
JP2012144947A (ja) * 2011-01-14 2012-08-02 Hitachi Constr Mach Co Ltd 建設機械
JP2013076264A (ja) * 2011-09-30 2013-04-25 Kobelco Contstruction Machinery Ltd 建設機械
CN104594429A (zh) * 2013-10-31 2015-05-06 神钢建机株式会社 工程机械
JP2016069977A (ja) * 2014-09-30 2016-05-09 日立建機株式会社 建設機械
JP2016217007A (ja) * 2015-05-20 2016-12-22 日立建機株式会社 作業機械
JP2018053579A (ja) * 2016-09-29 2018-04-05 日立建機株式会社 建設機械

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06280562A (ja) * 1993-03-31 1994-10-04 Yanmar Agricult Equip Co Ltd 管理機
JPH11181828A (ja) * 1997-12-22 1999-07-06 Hitachi Constr Mach Co Ltd 建設機械の騒音低減装置及び騒音低減用エンジンカバー
JP2000204595A (ja) * 1999-01-19 2000-07-25 Komatsu Ltd 建設機械のエンジン点検用ステップ装置
JP2000229521A (ja) * 1999-02-09 2000-08-22 Yanmar Diesel Engine Co Ltd バーチカルエンジン搭載作業車の冷却機構
JP2002264666A (ja) * 2000-12-13 2002-09-18 Komatsu Ltd 作業用車両のエンジンカバーの通気構造

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06280562A (ja) * 1993-03-31 1994-10-04 Yanmar Agricult Equip Co Ltd 管理機
JPH11181828A (ja) * 1997-12-22 1999-07-06 Hitachi Constr Mach Co Ltd 建設機械の騒音低減装置及び騒音低減用エンジンカバー
JP2000204595A (ja) * 1999-01-19 2000-07-25 Komatsu Ltd 建設機械のエンジン点検用ステップ装置
JP2000229521A (ja) * 1999-02-09 2000-08-22 Yanmar Diesel Engine Co Ltd バーチカルエンジン搭載作業車の冷却機構
JP2002264666A (ja) * 2000-12-13 2002-09-18 Komatsu Ltd 作業用車両のエンジンカバーの通気構造

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007331602A (ja) * 2006-06-15 2007-12-27 Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd 作業機械
JP2012144947A (ja) * 2011-01-14 2012-08-02 Hitachi Constr Mach Co Ltd 建設機械
JP2013076264A (ja) * 2011-09-30 2013-04-25 Kobelco Contstruction Machinery Ltd 建設機械
CN104594429A (zh) * 2013-10-31 2015-05-06 神钢建机株式会社 工程机械
CN104594429B (zh) * 2013-10-31 2018-04-17 神钢建机株式会社 工程机械
JP2016069977A (ja) * 2014-09-30 2016-05-09 日立建機株式会社 建設機械
JP2016217007A (ja) * 2015-05-20 2016-12-22 日立建機株式会社 作業機械
JP2018053579A (ja) * 2016-09-29 2018-04-05 日立建機株式会社 建設機械

Also Published As

Publication number Publication date
JP4825041B2 (ja) 2011-11-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4825041B2 (ja) 作業機械のエンジンフード及び作業機械のプラットフォームプレート
JP3569890B2 (ja) 防音型エンジン駆動作業機
US8006991B2 (en) Construction machine
JP5460931B1 (ja) 油圧ショベル
JP5831111B2 (ja) 建設機械の排気構造
JP5699653B2 (ja) 建設機械の冷却構造
JP4175398B2 (ja) 建設機械の排気構造
CN107923141B (zh) 工程机械
JP2017002509A (ja) 建設機械の冷却構造
KR20180031045A (ko) 건설 기계
JP6229694B2 (ja) エンジンを備えた建設機械
JP5821872B2 (ja) 建設機械の吸気構造
KR101050643B1 (ko) 건설 기계의 차열 구조
JP5733335B2 (ja) 建設機械の排気構造
KR20150032540A (ko) 소음기가 구비된 카운터웨이트가 장착되는 건설기계
JP5744695B2 (ja) 建設機械のフィルタ装置
KR20100020702A (ko) 냉각공기 유동용 개구부가 센터프레임에 형성된 굴삭기의 상부프레임
JP5895951B2 (ja) 建設機械
JP2004090689A (ja) 建設機械
JP2000204595A (ja) 建設機械のエンジン点検用ステップ装置
JP2005306153A (ja) 建設機械のエンジンルームの構造
JP2000303497A (ja) 建設機械の冷却装置及び建設機械のカバー
JP4328221B2 (ja) 建設機械の冷却装置
JP3547239B2 (ja) 旋回作業機
JP7025307B2 (ja) 建設機械

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081127

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20100713

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20100812

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110817

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110823

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110909

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140916

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees