JP2000204595A - 建設機械のエンジン点検用ステップ装置 - Google Patents
建設機械のエンジン点検用ステップ装置Info
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Abstract
内の点検、整備ができる建設機械のエンジン点検用ステ
ップ装置を提供する。 【解決手段】 エンジンルーム6の上面に開閉自在に設
けたエンジンフード7の内方で、かつエンジンルーム6
の上部に、作業者が乗ることのできるステップ20をエ
ンジン10を跨いで設ける。エンジンルーム6内の所定
の点検、整備箇所に手の届く位置に、ステップ20を配
設する。ステップ20は、エンジンルーム6のフレーム
25に取着した骨組部材23に取り付ける。回転部分及
び高熱部分を覆う保護カバー21,22を着脱自在に設
ける。
Description
建設機械のエンジン点検用ステップ装置に関する。
観斜視図である。下部走行体2の上部に旋回自在に搭載
された上部旋回体3には、前部に作業機4及び運転室5
が設けられ、後部にはエンジンルーム6が設けられ、後
端部にはカウンタウエイト8が取着されている。エンジ
ンルーム6の内部にはエンジン10等が収納され、エン
ジンルーム6の上面にはエンジンフード7が開閉自在に
設けられている。
フード7を開いた状態の一例を示す斜視図である。同図
において、エンジンルーム6は周囲をカウンタウエイト
8等で囲われており、エンジン10等の点検及び整備時
には図示のようにエンジンフード7を開いて開口部9か
ら作業を行うようになっている。エンジン10はクラン
ク軸方向を上部旋回体3の前後方向に対して左右に向け
て配設されており、エンジン10のクランク軸方向前方
に冷却ファン13が、さらにその前方にラジエータ14
が配設されている。エンジン10の側方(ここでは、上
部旋回体3の後方側)に過給器11及び排気管12が設
けられている。
及び整備を行う際、車両が小型の場合には、作業者は周
囲から手を伸ばして点検、整備作業を行う。しかしなが
ら、車両が大型化してくるとエンジンルーム6の側面か
らは各機器に手が届きにくくなり、作業者はエンジンル
ーム6の上に乗ってエンジンルーム6の開口部9の周囲
をA部あるいはB部に足を移動しながら点検、整備の作
業を行う。この場合、作業者は排気管12や過給器11
等の高温部に接触しないように常に注意を払いながら作
業する必要があり、このためかなりの疲労を伴う。その
対策として、例えば特開平8−311927号公報に開
示された技術がある。同公報には、エンジンフードの下
方に高温部のみを覆う開閉自在なカバーを設けたエンジ
ンのカバー装置が記載されている。
ような従来のカバー装置には、以下の問題がある。点検
及び整備を行うにあたって、作業者はエンジンルーム6
の上に乗って開口部9の周囲を移動する必要があり、こ
のため足場が狭くて滑り易いので不安定であり、作業性
が良くない。さらに、冷却ファン13等の回転部分が露
出していることより、作業者は充分な注意を払わなけれ
ばならないので、疲労が大きい。
が安全に、容易にかつ効率的にエンジンルーム内の点
検、整備が行える建設機械のエンジン点検用ステップ装
置を提供することを目的としている。
目的を達成するために、本発明に係る建設機械のエンジ
ン点検用ステップ装置の第1発明は、冷却ファンやコン
プレッサを備えたエンジン及びラジエータを収納したエ
ジンルームと、エンジンルームの上面に開閉自在に設け
たエンジンフードとを有する建設機械において、エンジ
ンフードの内方で、かつエンジンルームの上部に、作業
者が乗ることのできるステップをエンジンを跨いで設け
た構成としている。
た状態で作業者が乗ることのできるステップをエンジン
を跨いで設けたので、作業者は、ステップに身体を安定
させた状態で乗ることにより、エンジン及びその周辺装
置の近くに容易に位置することができる。したがって、
作業者はエンジンルームの上部開口部の周囲を移動する
ことなく、安定した姿勢でエンジンルーム内の装置の点
検、整備が容易に行えるので、能率的に、かつ正確に点
検整備ができる。
は、作業者が乗ってエンジンルーム内の所定の点検、整
備箇所に手の届く位置に配設した構成としている。
プ上で所定の数箇所の点検、整備が可能となり、効率的
に作業が行える。
回転部分及び高熱部分を覆う保護カバーを着脱自在に設
けた構成としている。
分及び過給器等の高熱部分は保護カバーで覆われている
ため、作業者は回転部や高熱部を気にせずに容易に点
検、整備作業ができる。しかも、保護カバーは着脱自在
であるため、回転部分及び高熱部分の点検、整備時等の
必要な時に容易に取り外せるので、作業性がよい。
ステップ及び/又は保護カバーを取り付ける骨組部材
を、エンジンルームを構成するフレームに取着した構成
としている。
護カバーを骨組部材に取り付けることにより、作業者が
乗っても十分な強度が確保されるので、作業者は安定し
た状態で確実に点検、整備を行える。
おいて、ステップは網目状部材で構成されている。
方から上方に抜けることができるため通風性が良く、ス
テップを設けているにもかかわらず冷却効率が低下する
ことなく、エンジンルーム内を冷却できる。また、ステ
ップの下方部分を上方から透視できるので、目視点検が
可能となり、点検が容易である。
エンジン点検用ステップ装置の実施形態について、図1
〜図4を参照して詳述する。
エンジンフード7を開いた状態を示している。エンジン
ルーム6の上部の開口部9のほぼ中央部にはエンジン1
0をクランク軸方向に対して左右方向に跨いでステップ
20が設けられており、ステップ20の前記左右方向の
一側には過給器11の上方を覆うように第1保護カバー
21が着脱自在に取着されている。ステップ20よりも
ラジエータ14に近接した位置には、冷却ファン13の
上方を覆う第2保護カバー22が着脱自在に取着されて
いる。ステップ20は網目状部材により構成されてい
る。
構成を示す斜視図である。エンジンルーム6の左右側面
の枠体を構成するフレーム25の上部には、枠組みを構
成し、かつその上面にステップ20を固設した骨組部材
23がボルト24により締着されている。前記第1保護
カバー21及び第2保護カバー22は、この骨組部材2
3に着脱自在に取着される。このような構造により、ス
テップ20は十分な強度を確保することができ、作業者
が乗った場合でも耐え得る強度を有するように構成され
ている。また、第1保護カバー21及び第2保護カバー
22は、容易に取着できる。
り、図4はその平面図である。図3、図4において、エ
ンジン10はクランク軸方向を上部旋回体3の前後方向
に対して左右に向けて配設されており、エンジン10の
クランク軸方向前方に冷却ファン13が、さらにその前
方にラジエータ14、続いてオイルクーラ15が配設さ
れている。また、エンジン10の側方(ここでは、上部
旋回体3の後方側)に、過給器11、排気管12、マフ
ラ16及び冷却水リザーバタンク17が配設されてい
る。ステップ20は、エンジンフード7の内方で、かつ
エンジン10の略中央部の上方に設けられ、ステップ2
0の下方には点検整備箇所がないような位置で、かつ、
作業者がその上面に乗って冷却ファン13やコンプレッ
サ用のファンベルトの張り調整、オイルの点検及び給
油、冷却水の補給及び交換等を行うことのできる位置に
設けられている。第1保護カバー21は前述のように過
給器11を覆い、第2保護カバー22は冷却ファン13
を覆うように取着されている。したがって、エンジン1
0の回転中にエンジンフード7を開いても回転部が露出
しないようになっている。
整備時には、作業者はエンジンフード7を開き、第2保
護カバー22を取り外し、ステップ20に乗って開口部
9から各作業行う。前述のように、ステップ20は、必
要数の箇所の点検、整備箇所に容易に手が届いて、かつ
点検整備を確実に行える位置に配設されているため、作
業者はステップ20から移動することなく安全に、効率
的に作業できる。また、ステップ20はメッシュ構成で
あるため、下方を透視して目視点検できると共に、運転
中は冷却風が図3の白矢印に示すようにステップ20を
抜けて上方に流れて冷却風の流れがスムーズであるた
め、冷却効率が良い。さらに、過給器11を点検、整備
する場合には第1保護カバー21を取り外し、冷却ファ
ン13を点検、整備する場合には第2保護カバー22を
取り外して作業できるので、作業が容易となる。
えたエンジンルームの斜視図である。
成を示す斜視図である。
の後面断面図である。
の平面図である。
ドを開いた状態を示す斜視図である。
部、10:エンジン、11:過給器、12:排気管、1
3:冷却ファン、14:ラジエータ、15:オイルクー
ラ、16:マフラ、17:冷却水リザーバタンク、2
0:ステップ、21:第1保護カバー、22:第2保護
カバー、23:骨組部材、25:フレーム。
Claims (5)
- 【請求項1】 冷却ファンやコンプレッサを備えたエン
ジン及びラジエータを収納したエジンルームと、エンジ
ンルームの上面に開閉自在に設けたエンジンフードとを
有する建設機械において、 エンジンフード(7) の内方で、かつエンジンルーム(6)
の上部に、作業者が乗ることのできるステップ(20)をエ
ンジン(10)を跨いで設けたことを特徴とする建設機械の
エンジン点検用ステップ装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の建設機械のエンジン点検
用ステップ装置において、 ステップ(20)は、作業者が乗ってエンジンルーム(6)内
の所定の点検、整備箇所に手の届く位置に配設したこと
を特徴とする建設機械のエンジン点検用ステップ装置。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載の建設機械のエンジ
ン点検用ステップ装置において、 回転部分及び高熱部分を覆う保護カバー(21,22) を着脱
自在に設けたことを特徴とする建設機械のエンジン点検
用ステップ装置。 - 【請求項4】 請求項1又は3記載の建設機械のエンジ
ン点検用ステップ装置において、 ステップ(20)及び/又は保護カバー(21,22) を取り付け
る骨組部材(23)を、エンジンルーム(6) を構成するフレ
ーム(25)に取着したことを特徴とする建設機械のエンジ
ン点検用ステップ装置。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか記載の建設機械
のエンジン点検用ステップ装置において、 ステップ(20)は網目状部材で構成されたことを特徴とす
る建設機械のエンジン点検用ステップ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11010108A JP2000204595A (ja) | 1999-01-19 | 1999-01-19 | 建設機械のエンジン点検用ステップ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11010108A JP2000204595A (ja) | 1999-01-19 | 1999-01-19 | 建設機械のエンジン点検用ステップ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000204595A true JP2000204595A (ja) | 2000-07-25 |
Family
ID=11741130
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11010108A Pending JP2000204595A (ja) | 1999-01-19 | 1999-01-19 | 建設機械のエンジン点検用ステップ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000204595A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1999
- 1999-01-19 JP JP11010108A patent/JP2000204595A/ja active Pending
Cited By (8)
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US8646556B2 (en) | 2010-01-26 | 2014-02-11 | Komatsu Ltd. | Engine hood for construction machine |
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