JP2007284181A - エレベータ制御装置及びエレベータ制御装置の改修方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】この発明は、より簡易な構成で、慣性力で乗客の乗り心地が悪くなる可能性を低減できるエレベータ制御装置及びエレベータ制御装置の改修方法を提供することを目的とするものである。
【解決手段】かご6の走行経路は、鉛直方向に対して傾斜角度を有している。記憶手段13は、該傾斜角度を記憶している。補正部14bは、記憶手段13に格納されている傾斜角度に従って、該傾斜角度が大きいほど、かご6の加速度の時間変化を小さくするように、かご6の走行パターン情報を補正する。
【選択図】図1
【解決手段】かご6の走行経路は、鉛直方向に対して傾斜角度を有している。記憶手段13は、該傾斜角度を記憶している。補正部14bは、記憶手段13に格納されている傾斜角度に従って、該傾斜角度が大きいほど、かご6の加速度の時間変化を小さくするように、かご6の走行パターン情報を補正する。
【選択図】図1
Description
この発明は、かごを走行させるための駆動部を制御して、鉛直方向に対して傾斜角度を有する走行経路に沿って上記かごを走行させるエレベータ制御装置及びエレベータ制御装置の改修方法に関するものである。
従来の斜行エレベータ装置では、かごを加減速する際に乗客に作用する慣性力で乗客の乗り心地が悪くなることを防止するために、かご枠にかご室が揺動可能に取り付けられ、かごが加減速される際に、慣性力と重力との合力がかご室の床面に対して垂直になるように、かご室が駆動される(例えば、特許文献1参照)。
上記のような従来装置では、かご室を傾斜させるための構造が複雑なので、製造コストが高くなるとともに、工事期間も通常より長くなり工事費用が高くなる。また、改修工事を行う場合でも、工事期間が通常より長くなるとともに工事費用が高くなり、利用者の利便性が悪い。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、より簡易な構成で、慣性力で乗客の乗り心地が悪くなる可能性を低減できるエレベータ制御装置及びエレベータ制御装置の改修方法を提供することである。
この発明に係るエレベータ制御装置は、走行経路の傾斜角度を記憶する記憶手段と、かごの運転を制御するとともに、記憶手段の傾斜角度に従って、該傾斜角度が大きいほど、かごの加速度の時間変化を小さくする運転制御手段とを備える。
この発明のエレベータ制御装置によれば、運転制御手段は、記憶手段の傾斜角度に従って、該傾斜角度が大きいほど、かごの加速度の時間変化を小さくするので、かご室を傾斜させる特別な構造を用いる必要をなくすことができ、より簡易な構成で、慣性力で乗客の乗り心地が悪くなる可能性を低減できる。
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による斜行エレベータ装置を示す構成図である。図において、走行路1の上部には、巻上機2が配置されている。巻上機2は、綱車3と、綱車3を駆動するモータ4とを有している。綱車3には、複数本のメインロープ5が巻き掛けられている。各メインロープ5の一端にはかご6が取り付けられ、他端には釣合重り7が取り付けられている。かご6及び釣合重り7は、モータ4の駆動力によって、走行路上を走行される。走行路1、即ちかご6及び釣合重り7の走行経路は、鉛直方向に対して傾斜角度を有している。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による斜行エレベータ装置を示す構成図である。図において、走行路1の上部には、巻上機2が配置されている。巻上機2は、綱車3と、綱車3を駆動するモータ4とを有している。綱車3には、複数本のメインロープ5が巻き掛けられている。各メインロープ5の一端にはかご6が取り付けられ、他端には釣合重り7が取り付けられている。かご6及び釣合重り7は、モータ4の駆動力によって、走行路上を走行される。走行路1、即ちかご6及び釣合重り7の走行経路は、鉛直方向に対して傾斜角度を有している。
モータ4には、モータ4の回転数を検出するためのエンコーダ8が取り付けられている。また、モータ4には、インバータ及びコンバータ等を有する電力変換機9を介してエレベータ制御装置10が接続されている。モータ4の動作は、エレベータ制御装置10によって制御される。
エレベータ制御装置10は、記憶手段13と、運転制御手段14とを有している。記憶手段13には、かご6及び釣合重り7の走行経路の傾斜角度を示す情報が格納されている。運転制御手段14は、走行パターン情報発生部14aと、補正部14bとを含んでいる。走行パターン情報発生部14aは、エンコーダ8からのパルス信号に基づいて、かご6及び釣合重り7の移動距離を求める。また、走行パターン情報発生部14aは、かご6及び釣合重り7の移動距離に基づいて、かご6及び釣合重り7の走行パターン情報を発生する。補正部14bは、走行パターン情報発生部14aが走行パターン情報を発生した際に、記憶手段13の傾斜角度に従って走行パターン情報を補正する。また、補正部14bは、補正した走行パターン情報を電力変換機9に入力する。電力変換機9は、入力された走行パターン情報に基づいて、モータ4に供給する電力を制御する。即ち、エレベータ制御装置10は、駆動部である電力変換機9及びモータ4を制御して、走行経路に沿ってかご6を走行させる。なお、エレベータ制御装置10は、プログラム等の情報を格納した情報格納部(ROM及びRAM)と、情報格納部に格納された情報に基づいて演算処理を行う処理部(CPU)とを有するコンピュータである。
次に、図2は、図1のかご6の速度パターン及び加速度パターンを示す説明図である。図において、かご6は、走行が開始されると、所定速度に達するまで加速される(加速運転)。また、かご6は、所定速度に達すると、所定期間一定速度で走行される(一定速度運転)。さらに、かご6は、所定距離走行されると、減速され停止される(減速停止運転)。走行パターン情報発生部14aの走行パターン情報は、図2のようにかご6を走行させるための情報である。
ここで、かご6は水平成分を含む方向へ走行されるので、乗客には、かご6が加減速される際に水平成分を含む慣性力が作用する。水平成分を含む慣性力は、乗客の姿勢を不安定にしやすく、この慣性力が大きくなると乗客の乗り心地が悪くなる。また、かご6及び釣合重り7の走行経路の傾斜角度が大きくなるほど、該慣性力は大きくなる。
補正部14bは、該傾斜角度が大きいほど、かご6の加速度の時間変化を小さくするように、走行パターン情報発生部14aの走行パターン情報を補正する。具体的には、補正部14bは、体感上特に慣性力を大きく感じる期間、即ち加速度が変化される期間20〜23の走行パターン情報を補正する。
次に、図3は、図1の補正部14bが行う補正を示す説明図である。補正部14bは、走行パターン情報発生部14aが走行パターン情報を発生した際に、記憶手段13の傾斜角度に従って、該傾斜角度が大きいほど、かご6の加速度の変化が開始されてから目標加速度(最大値、最低値、及びゼロ)に達するまでの時間が長くなるように、走行パターン情報を補正する。
次に、エレベータ制御装置の改修方法について説明する。一般のエレベータ制御装置は、走行パターン情報発生部14aが、エンコーダ8からの信号に基づいてモータ4の動作を制御している。まず、既設のエレベータ制御装置の記憶手段13に、かご6及び釣合重り7の走行経路の傾斜角度を示す情報を記憶させる。その次に、該エレベータ制御装置に補正部14bを組み入れる。換言すると、補正部14bの機能を有するソフトウェア又はコンピュータ(処理回路)をエレベータ制御装置に組み入れるとともに、走行経路の傾斜角度を入力する。
このようなエレベータ制御装置10では、運転制御手段14は、記憶手段13の傾斜角度に従って、該傾斜角度が大きいほど、かご6の加速度の時間変化を小さくするので、かご室を傾斜させる特別な構造を用いる必要をなくすことができ、より簡易な構成で、慣性力で乗客の乗り心地が悪くなる可能性を低減できる。即ち、製造コストを低く抑えることができ、利用者の利便性を向上させることができる。また、設置現場に応じて、かご6の走行パターンをより容易に調整できる。
また、運転制御手段14は、傾斜角度が大きいほど、かご6の加速度の変化が開始されてから目標加速度に達するまでの時間を長くするので、体感上特に慣性力を大きく感じる箇所で、慣性力を緩やかに作用させることができ、慣性力で乗客の乗り心地が悪くなる可能性をより確実に低減できる。
さらに、既設のエレベータ制御装置の記憶手段13に傾斜角度の情報を記憶させるとともに、該エレベータ制御装置に補正部14bを組み入れることで、既設のエレベータ制御装置をこの実施の形態のエレベータ制御装置10にすることができるので、改修工事をより簡単にすることができ、工事期間が短縮できるとともに工事費用を抑えることができ、利用者の利便性を向上させることができる。
なお、実施の形態1では、傾斜角度の増大に比例して、かご6の加速度の変化が開始されてから目標加速度に達するまでの時間を長くするように説明したが、これらの関係は略比例であればよい。
実施の形態2.
図4は、この発明の実施の形態2による補正部が行う補正を示す説明図である。実施の形態2のエレベータ装置の構成は、実施の形態1のエレベータ装置の構成と全体として同じであるので、図1を用いて説明する。実施の形態1では、傾斜角度が大きいほど、かご6の加速度の変化が開始されてから目標加速度に達するまでの時間を長くするようにしていたが、この実施の形態2の補正部14bは、図4に示すように、傾斜角度が大きいほど、かご6が加減速される際の目標加速度の絶対値を小さくする。
図4は、この発明の実施の形態2による補正部が行う補正を示す説明図である。実施の形態2のエレベータ装置の構成は、実施の形態1のエレベータ装置の構成と全体として同じであるので、図1を用いて説明する。実施の形態1では、傾斜角度が大きいほど、かご6の加速度の変化が開始されてから目標加速度に達するまでの時間を長くするようにしていたが、この実施の形態2の補正部14bは、図4に示すように、傾斜角度が大きいほど、かご6が加減速される際の目標加速度の絶対値を小さくする。
このように、かご6の目標加速度の絶対値を小さくすることでも、かご室を傾斜させる特別な構造を用いずに、より簡易な構成で、慣性力で乗客の乗り心地が悪くなる可能性を低減できる。
なお、実施の形態2では、傾斜角度の増大に比例して、かご6の目標加速度の絶対値を小さくするように説明したが、これらの関係は略比例であればよい。
また、実施の形態1では、かご6の加速度の変化が開始されてから目標加速度に達するまでの時間を変化させ、実施の形態2では、かご6の目標加速度の絶対値を変化させるように説明したが、これらを同時に行うようにしてもよい。
さらに、実施の形態1,2では、斜行エレベータ装置について説明したが、この発明は、かごが水平方向に走行される横方向エレベータ装置(傾斜角度が90°のエレベータ装置)にも適用できる。
1 走行路(走行経路)、6 かご、10 エレベータ制御装置、13 記憶手段、14 運転制御手段、14a 走行パターン情報発生部、14b 補正部。
Claims (5)
- かごを走行させるための駆動部を制御して、鉛直方向に対して傾斜角度を有する走行経路に沿って上記かごを走行させるエレベータ制御装置であって、
上記走行経路の傾斜角度を記憶する記憶手段と、
上記かごの運転を制御するとともに、上記記憶手段の傾斜角度に従って、該傾斜角度が大きいほど、上記かごの加速度の時間変化を小さくする運転制御手段と
を備えていることを特徴とするエレベータ制御装置。 - 上記運転制御手段は、上記傾斜角度が大きいほど、上記かごの加速度の変化が開始されてから目標加速度に達するまでの時間を長くすることを特徴とする請求項1記載のエレベータ制御装置。
- 上記運転制御手段は、上記傾斜角度が大きいほど、上記かごの目標加速度の絶対値を小さくすることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエレベータ制御装置。
- 上記運転制御手段は、上記かごの走行パターン情報を発生する走行パターン情報発生部と、上記記憶手段の傾斜角度に従って、上記走行パターン情報を補正する補正部とを有することを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のエレベータ制御装置。
- かごを走行させるための駆動部を制御して、鉛直方向に対して傾斜角度を有する走行経路に沿って上記かごを走行させるエレベータ制御装置の改修方法であって、
エレベータ制御装置の記憶手段に上記走行経路の傾斜角度を記憶させる工程と、
上記記憶手段の傾斜角度に従って、該傾斜角度が大きいほど、上記かごの加速度の時間変化を小さくするように、上記かごの走行パターン情報を補正する補正部をエレベータ制御装置に組み入れる工程と
を含んでいることを特徴とするエレベータ制御装置の改修方法。
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JP2006112009A JP2007284181A (ja) | 2006-04-14 | 2006-04-14 | エレベータ制御装置及びエレベータ制御装置の改修方法 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN103318735A (zh) * | 2013-06-30 | 2013-09-25 | 东南电梯股份有限公司 | 一种可水平移动的电梯轿厢组件 |
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2006
- 2006-04-14 JP JP2006112009A patent/JP2007284181A/ja active Pending
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