JP2007284179A - 揚重装置及びそのクライミング方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】工事中の構造物に形成された上下方向に複数階に亘って延在する開口空間Sの中で、仮設リフト2および仮設エレベータ3が仮設リフト2を上に仮設エレベータ3を下にして上下に配設された構成からなる揚重装置1において、仮設リフト2は、リフトベース15とラックレール20が付設されたリフトマスト16,16とピニオン及び駆動源が搭載された搬器17とを有する構成からなり、仮設エレベータ3のエレベータマスト6は仮設エレベータ領域Aを越えてその上方の仮設リフト領域Bに達するまで伸延されており、リフトマスト16,16はエレベータマスト6に対して上下方向に摺動自在に取り付けられている。
【選択図】図1
Description
また、仮設リフトをステージとして利用する際、停止された仮設リフトの着床ビーム材を開口に架け渡すことで、搬器に載せられた資材等の荷重及び搬器自体の荷重(垂直力)を、着床ビーム材を介して躯体で受けることになる。
また、着床ビーム材の両端が伸縮又は回動可能になっていることで、仮設リフトの通常運転時に、着床ビーム材の両端を収縮或いは折り曲げておくことができ、着床ビーム材の両端が開口空間廻りの躯体に引っ掛かることがない。
図1に示すように、揚重装置1は、多層構造物の新築工事或いは改修工事において使用される仮設の揚重装置であって、例えば、構造物に形成された本設エレベータシャフト空間(以下、EVシャフト空間Sと記す。)の中に設置されている。このEVシャフト空間Sは、図示せぬ本設のエレベータの昇降路となる空間であって、構造物の各階のフロアF…を貫通して形成された上下方向に複数階に亘って延在する開口空間である。つまり、各階の開口K…が、それぞれ同一位置に形成されて鉛直に同一軸線上に並べられた構成からなる。揚重装置1は、仮設リフト2と仮設エレベータ3とから構成されており、仮設リフト2を上に仮設エレベータ3を下にして仮設リフト2および仮設エレベータ3がEVシャフト空間Sの中で上下に配設された構成からなる。なお、揚重装置1は、工事用の仮設物であり、本設エレベータを設置する際には撤去されるものである。
エレベータマスト6は、立体的に組み立てられた枠状のマスト部材12…を鉛直方向に複数連設した構成からなる。エレベータマスト6は、EVシャフト空間S内で鉛直方向に延在されており、仮設エレベータ領域Aを越えてその上方の仮設リフト領域Bに達するまで伸延されている。つまり、エレベータマスト6は、EVシャフト空間Sの底部から鉄筋配筋・型枠建込みを行う立上り施工階(N階)までの間に亘って延在されている。なお、ここでいう「仮設エレベータ領域A」とは、揚重装置1のうち仮設エレベータ3として機能する部位のエリアであり、具体的には、エレベータベース5かられん台9までの範囲である。また、「仮設リフト領域B」は揚重装置1のうち仮設リフト2として機能する部位のエリアであり、具体的には、後述するリフトベース15から後述するリフトマスト16,16の上端までの範囲である。
ワイヤー8,8は、トップシーブ11,11に巻き掛けられて上下に折り返されて延在されている。ワイヤー8の一端はエレベータ搬器7に固定され、ワイヤー8の他端は下側エレベータ駆動装置10のインバータホイストに巻き付けられている。
エレベータ駆動装置10は、エレベータベース5上に載置されている。
図2,図3に示すように、仮設リフト2は、型枠やパイプサポート等の盛替えを行う際にこれらの型枠等の荷揚げを行う機能(盛替え機能)と、タワークレーン等によって外部から搬入された例えばALCパネル等の資材を荷受けする機能(ステージ機能)を併せ持った装置であり、図示せぬ型枠を解体する型枠解体階(N2階)から立上り施工階(N階)までの間を昇降するラックピニオン駆動式のリフトである。仮設リフト2の概略構成としては、仮設リフト領域Bの下部に設けられたリフトベース15と、リフトベース15上に立設されたリフトマスト16,16と、籠状のリフト搬器17(搬器)とを備えた構成からなる。
なお、上記したリフトベース15(ベースビーム材18,18)とリフトマスト16,16と仮設遮蔽床23とは一体的に形成されている。
以上までの工程で、仮設リフト2のクライミングが完了する。
具体的には、れん台9に搭載された図示せぬ駆動源を駆動させ、れん台9に備えられたピニオンを回転駆動させる。このピニオンはエレベータマスト6に付設されたラックレール13に噛合されているため、れん台9は、ガイド部材14をエレベータマスト6の支柱6a…に摺動させながら、エレベータマスト6に沿って上方に移動する。そして、れん台9が所定の位置まで上昇したところで上記駆動源を止めて、れん台9の上昇を停止させる。このように、仮設エレベータ3のクライミングは、れん台9を上方に移動させるだけでよい。
2 仮設リフト
3 仮設エレベータ
6 エレベータマスト
15 リフトベース
16 リフトマスト
17 リフト搬器(搬器)
18 ベースビーム材
20 ラックレール
22 着床ビーム材
23 仮設遮蔽床
A 仮設エレベータ領域
B 仮設リフト領域
S EVシャフト空間(開口空間)
Claims (5)
- 工事中の構造物に形成された上下方向に複数階に亘って延在する開口空間の中で、仮設リフトおよび仮設エレベータが仮設リフトを上に仮設エレベータを下にして上下に配設された構成からなる揚重装置において、
前記仮設リフトは、仮設リフト領域内の下部に設けられたリフトベースと、該リフトベース上に立設されているとともに上下方向に延在するラックレールが付設されたリフトマストと、前記ラックレールに噛合されるピニオンが備えられているとともに該ピニオンを回転駆動させる駆動源が搭載された搬器とを有する構成からなり、
前記仮設エレベータのエレベータマストは、仮設エレベータ領域を越えてその上方の前記仮設リフト領域に達するまで伸延されており、
前記リフトマストは、前記エレベータマストに対して上下方向に摺動自在に取り付けられていることを特徴とする揚重装置。 - 請求項1記載の揚重装置において、
前記リフトベースは、仮設リフト領域における最下階の開口に架け渡されたベースビーム材からなり、該ベースビーム材の両端が伸縮又は回動可能になっていることを特徴とする揚重装置。 - 請求項1または2記載の揚重装置において、
前記搬器には、該搬器の着床階の開口に架け渡される着床ビーム材が備えられており、該着床ビーム材の両端が伸縮又は回動可能になっていることを特徴とする揚重装置。 - 請求項1から3のいずれかに記載の揚重装置において、
前記仮設リフトと前記仮設エレベータとの間には、開口を塞ぐ仮設遮蔽床が備えられ、該仮設遮蔽床によって前記仮設リフト領域と前記仮設エレベータ領域とが区画されていることを特徴とする揚重装置。 - 請求項1から4のいずれかに記載の揚重装置のクライミング方法において、
前記エレベータマストの上端に該エレベータマストの部品を継ぎ足して前記エレベータマストを上方に伸延させる工程と、
前記搬器と前記エレベータマスト或いは前記構造物の躯体とを連結する工程と、
前記駆動源を駆動させ、前記搬器をその場の位置に保持させたまま、少なくとも前記リフトマストを前記エレベータマストに沿って上方に移動させる工程と
を備えることを特徴とする揚重装置のクライミング方法。
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