JP2007283111A - フックファスナー構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 永久的又は半永久的に物品を連結することが必要な用途に適したフックファスナー構造を提供すること。
【解決手段】 複数のフック層と、複数の保持層と複数のスペーサー層とからなるファスナー構造であって、夫々のフック層は、ファスナー構造において概ね縦方向に延びており、複数のフックを含んでおり、夫々のスペーサー層は、複数のスペーサー層ベースを含んでおり、スペーサー層ベースは、谷部によって互いに分離されており、夫々のフック層ベース、保持層ベース及びスペーサーベースは上面を含んでいる。フック層、保持層及びスペーサー層は、ファスナー構造を横切る概ね横方向に延びる複数のフック列を提供するように配されており、フック列の一部は、指部を含んでいるので、永久的又は半永久的に物品を連結することが必要な用途に適している。
【選択図】図1

Description

本発明は、ループエレメントのような係合部材と係合するようになっているフックエレメントを備えたファスナー構造に関するものである。
このような構造からなるファスナーは、色々な用途に使用することができるが、特に、永久的又は半永久的に物品を連結することが必要な用途において役に立つ。フックと係合部材とからなるファスナーは、一般に、ループ部材その他の係合部材と係合するフックエレメントを含んでいる。このようなファスナーのフック構造は、二つの物品を連結するために係合部材と係合する。他方、所望の状態で係合部材から確実に分離することが出来ることも必要なのである。多数のフックファスナー構造は、係合部材を外すためにファスナーを分離する際に伸長することが出来る切断されたモノフィラメントから作られているので、これらのフックファスナー構造は、連結分離のサイクルを繰り返し行なっても優れた伸長性能及び柔軟性を有していなければならない。このようなファスナーは、例えば、衣料品に使用されるが、衣料品においては、連結が確実に行なわれなければならないとともに、連結を外すことが困難なく行なわれなければならず、又、当該衣料品の寿命を通じて連結操作や洗濯が繰り返し行われるのである。モノフィラメントのフックは、繊維織成技術によって高密度で配されることが出来、従って、信頼できる連結力を有するとともに、繰り返しの使用に耐える耐久性をもつ。しかし、これらの細いモノフィラメントフックは、製造費用がかかり、大きな力(即ち、ここで力とは、係合部材からファスナーのフック部材を分離するために必要なファスナーの単位面積あたりの力)が要求されるような用途には、通常適さない。
他のタイプのフックファスナー構造も製造されている。例えば、フックファスナーは、連続射出成型法その他の射出成型法を使用して一体成型によって製造されてもよい。これらの成型フック部材は、連結力を増すためにモノフィラメントタイプのフックよりも一般に硬い。しかし、このような硬さは、ファスナーを連結したり外したりを繰り返すと問題が生ずる可能性がある。従って、このタイプのファスナーは、例えば、自動車のシート生地、シートカバーその他の内装用仕上げ材の取り付け、ディスプレーの取り付けなど、連結力は要求されるが、繰り返し外すことが要求されない半永久的又は永久的連結の用途に一般には適している。
半永久的な用途のための面ファスナー材料の製造業者が直面した一つの要請は、強固に係合材料と係合することが出来るとともに、係合する際カーブした部分で十分暫定的に曲折することが可能なほど十分柔軟性を持つフックファスナー構造を開発することであった。この要請を達成するための一つのアプローチは、軸部の強度を増すため例えば横方向の厚み又は他の厚みを増やすことによってフック部の軸部の材料を増やすとともに、フック部のカーブした部分が曲折しループ材料と係合するのに十分な弾力性を保持することを可能にすることであった。このようなフックの硬い軸部は、ファスナーに大きな連結力を付与するためカーブした部分に更なる支持力と強度を付与することができた。しかし、このような構造においては、軸部は、フック部との間で適切で半永久的又は永久的な強固な係合を達成すべくカーブした部分をループ材料に十分深く突入させるためには十分長くなければならなかった。
従来の構造の一例が米国特許5131119号に記載されている。この特許は、軸部の一部に延びている補強リブを備えたフックの配列を開示している。当該特許の構造の図面を本願の添付図面の図4として掲載した。もう一つの例は、米国特許5339499号に開示されている。この特許は、折曲部よりも実質的に横方向の厚みが大きい軸部を備えたフックを記載している。この特許の幾つかの図面も本願の添付図面の図5A、5Bおよび5Cとして掲載した。これらの図面は肉厚の軸部を示している。米国特許出願番号11/043339号は、AKENO等の出願人名義で2005年1月26日に出願され、2005年7月28日に、米国出願公開番号2005/0160534号として出願公開された。当該公開公報は、側部補強部を備えたフックを持つ成型フックファスナー構造と当該構造を製造するための連続製造方法を開示している。
米国特許5131119号 米国特許5339499号 米国特許出願番号11/043339号 米国出願公開番号2005/0160534号
しかし、上記従来のフックファスナー構造は、強固に係合材料と係合することが出来なかった。また、係合する際カーブした部分で十分暫定的に曲折することが可能なほど十分な柔軟性を持っていなかった。
そこで、本発明の目的は、自動車シートカバー取付、陳列品の取り付けなどの半永久的又は永久的な用途に使用するためのフックファスナー構造であって、当該フックファスナー構造のフックは、従来のデザインにおけるように、基礎層から直接延びているのではなく、基礎層のようにフックファスナー構造のより下にあるものから突出しているベースから更に突出することによって、より丈夫で強い係合力を有するようなフックファスナー構造を提供することである。
本発明の別の目的は、従来のリング成型技術その他の所望の技術を使用して製造のため概念的又は物理的に多数の層から形成することが出来るフックファスナー構造を提供することであり、これによって、特定の用途のための性能を最適化するためフック及びフックの部分並びにフックが突出しているベースの形状及び寸法のような色々な構造的特徴を容易に変えることができるようなフックファスナー構造を提供することである。
課題を解決しようとする手段
前記目的を達成するために、本発明は複数のフック層と、複数の保持層と複数のスペーサー層とからなるファスナー構造であって、夫々のフック層は、ファスナー構造において概ね縦方向に延びており、複数のフックを含んでおり、夫々のフックは、フック層のベースから延びており、当該フック層のベースは、谷部によって互に分離されており、夫々の保持層は、当該ファスナー構造において概ね縦方向に延びており、複数の指部を含んでおり、夫々の指部は保持層ベースから延びており、複数の保持層は、指部が延びていない複数の保持層ベースを含んでおり、保持層ベースは谷部によって互いに分離されており、夫々のスペーサー層は、複数のスペーサー層ベースを含んでおり、スペーサー層ベースは、谷部によって互いに分離されており、夫々のフック層ベース、保持層ベース及びスペーサーベースは上面を含んでおり、フック層ベース、保持層ベース及びスペーサー層ベースの少なくとも一部の上面は、協働して本質的に水平な面を形成しており、当該フック層、保持層及びスペーサー層は、ファスナー構造を横切る概ね横方向に延びる複数のフック列を提供するように配されており、当該フック列の一部は、指部を含んでいることを特徴としている。
前記目的を達成するために、前記指部を含むフック列は、ファスナーに沿って延びる縦方向においてフック列の間に周期的に存在することを特徴としている。
前記目的を達成するために、前記フック層、保持層及びスペーサー層における谷部は、実質的に同一の深さであることを特徴としている。
前記目的を達成するために、前記フック層における少なくとも一部の谷部は、少なくとも一部の保持層における少なくとも一部の谷部と深さが異なることを特徴としている。
前記目的を達成するために、前記フック層における少なくとも一部の谷部は、保持層及びスペーサー層における少なくとも一部の谷部と深さが異なり、保持層とスペーサー層における少なくとも一部の谷部は、他の保持層とスペーサー層における谷部と深さが異なることを特徴としている。
前記目的を達成するために、前記複数のフック層と、複数の保持層とからなり、夫々のフック層は、ファスナー構造において概ね縦方向に延びており、複数のフックを有しており、夫々のフックは、フック層ベースから延びており、フック層ベースは、谷部によって互いから分離されており、夫々の保持層は、ファスナー構造における概ね縦方向に延びており、複数の保持層は、複数の指部を含んでおり、夫々の指部は、保持層ベースから延びており、複数の保持層は指部の延びていない複数の保持層ベースも含んでおり、保持層ベースは、谷部によって互いから分離されており、夫々のフック層ベースと保持層ベースは、上面を含んでおり、フック層ベースと保持層ベースの少なくとも一部の上面は、本質的な同一平面を形成するために本質的に同一の高さに配されており、フック層と保持層は、ファスナー構造を横切る概ね横方向に延びる複数のフック列を提供するように配されており、フック列の一部は、フックの間に配された指部を含んでおり、当該フック列の一部は、フックの間に配されている指部を含んでいないことを特徴としている。
前記目的を達成するために、ファスナー構造は、フックが指部と接触するのを防ぐためフック層と保持層との間に配された複数のスペーサー層を更に含むことを特徴としている。
前記目的を達成するために、前記フックのすくなくとも一部は、指部の少なくとも一部と連結されていることを特徴としている。
前記目的を達成するために、これらの層は、互いに一体的に形成されていることを特徴としている。
前記目的を達成するために、前記フック層ベースは、本質的に水平の上面と側面とを含み、当該上面は、ファスナーにおける縦方向において、側面の高さを越える寸法を有していることを特徴としている。
前記目的を達成するために、前記保持層のベースは、当該ベースを分離する谷部の深さを超える縦寸法を有していることを特徴としている。
前記目的を達成するために、前記ファスナー構造において概ね縦方向に延びる複数の引張強度部材を更に含むことを特徴としている。
前記目的を達成するために、前記ファスナー構造は、フック層のフックを係合するようになっている分離した部材を更に含み、これによって、分離部材は、フック層のフックから物理的に分離されることができることを特徴としている。
前記目的を達成するために、ファスナーを形成するために係合材料と係合するようになっているファスナー構造であって、当該ファスナー構造は、ベースの列を形成するためにファスナー構造の少なくとも一部を横方向に横切って延びている複数のベースと、フックの列を形成するためにベース列の少なくとも一部から高さ寸法に延びており、係合材料に突入し係合材料と係合するようになっている複数のフックと、少なくとも部分的においてベース列を互いに分離するためにファスナー構造の少なくとも一部を夫々が横方向に横切って延びており、二つのベース列間に介在する複数の谷部とからなり、夫々のベース列は、ファスナー構造の底部から高さ寸法に突出しており、ベースとフックの交差位置から縦方向に延びている上面部を含むこと、及び夫々のベース列は、ファスナー構造の横方向に延びるにつれて、断面形状において実質的に変化しないことを特徴としている。
前記目的を達成するために、前記ファスナー構造は、ベース列から高さ方向に延びている複数の指部を更に含み、当該指部は、少なくとも一部のフック列において、フック間に横方向に介在していることを特徴としている。
前記目的を達成するために、前記指部は、フックと接触しないことを特徴としている。
前記目的を達成するために、前記指部は、フックと接触することを特徴としている。
前記目的を達成するために、前記ファスナーを形成するために、ファスナー構造によって係合されるようになっている係合材料を更に含むことを特徴としている。
前記目的を達成するために、前記ファスナー構造は、引張強度と磁性とを有する少なくとも一つの縦部材を更に含むことを特徴としている。
発明の効果
この発明は上記した構成からなり、本発明のフックファスナー構造を使用しているファスナーは、僅かな回数しか外す必要は無いが、かなり大きな係合力が必要であるような特に半永久的又は永久的な用途のために係合力その他の性能を最適化するために、保持層及びスペーサー層のいずれかを又はその双方を省略することができる。また、これらの層のいずれかを、高さ、形状、幅、その他の消耗の寸法又は態様において調節しても良い。
本発明の実施例は、係合操作はたった一回だけ行なわれるが、係合力は、縫着その他の面ファスナー以外のその他の係合手段によって提供される係合力のレベルを達成するためにかなりかなり大きいことが必要である自動車シートカバー取付用途など半永久的または永久的に有効に機能することになっているフックエレメントを備えたフックファスナー構造を提供することが出来る。(ループエレメントのような)係合エレメントを捕捉し係合する際にさらに有効に折曲部が働くことができるようにフックの軸部を強く丈夫にするため、フックファスナー構造の基礎層から直接突出する代わりにベースから突出している。ベースは、谷部によってフックファスナー構造において縦方向に分離されており、谷部は、フックファスナー構造を横切って横方向に延びることができ、フックがより深く突入し強く係合することができるように係合部材の中に更に深く突入することを可能にしている。
本発明の実施例は、従来のリング成型の技術を使用して成型することが出来る。即ち、この技術においては、フック構造の連続して横方向に配された層を製造するために連続したリングが製作される。例えば、本発明による好ましいフックファスナー構造は、(1)谷部によって分離されているベースからフックが延びている多数のフック層と、(2)谷部によって分離されたベースから指部が延びている多数の保持層(当該指部は、好ましくは、全てのフック列ではなくて一部のフック列を横方向に横切ってフック間に配されている。)と、(3)フック層と保持層との間に介在し、ベースから延びるいかなる構造も有しない多数のスペーサー層とを有している。
本発明は、フックアンドループファスニング又はフックと係合部材のファスニングの用途に使用するためのフックファスナー構造10に関するものである。本発明の実施例による構造は、土台部分から延びているベース12から延びており、ファスナー構造10を横切って横方向(y)に延びているフック列17を含んでいる。ベース12は、ファスナー構造10を横切って横方向(y)に延びている谷部39によって分離されている。尚、ファスナー構造10の高さは、ファスナー構造10において横方向に均一であっても、変化していても良い。ベース12は、永久的又は半永久的なファスニング用途を得るために、フック16が頑丈で強靭であることを可能にするため適切な強度と支持力を提供しており、他方、ベース12の間に介在する谷部39は、フックが効果的なファスニング機能を果たすためフックが係合部材に十分深く突入して係合することができるようになっている。また、このようなフックファスナー構造10は、フック16及びこれらフック16の間に横方向(y)に介在する指部32のような障壁保持部材を支持しており、所望に応じてフック16と障壁とのスペースを空けるために色々な層14を物理的に又は概念的に使用する方法によって形成することができる。従って、当該フックファスナー構造10は、例えば、半永久的又は永久的連結用途において一般的に要求される優秀な連結強度と所望の特性を備えたフックファスナーを提供するため従来のリング成型技術その他の所望の技術を使用して本発明に従って形成することができる。
図1は、本発明によるフックファスナー構造10の好ましい実施例を示す斜視図である。図1に示されたフックファスナー構造10は、複数の層から形成されていると考えることができる。これらの層の夫々は、本発明によるフックファスナー構造を形成することができる従来のリング状金型におけるダイに対応している。しかし、本発明によるフックファスナー構造10は、必ずしも、このようなリング状金型によって形成される必要はない。夫々のダイは、図1に示されている層14における特殊な形状に対応するような特殊形状に切削して形成され、そして、当該フックファスナー構造が形成されるNEGATIVE IMAGE即ちダイとして金型内に配され使用されることが出来る円筒状ダイ(CYLINDRICAL DIE)を形成するために組み立てられる。このような方法によると、円筒状ダイが回転するつれて、第1位置において適切なプラスチック材料が塗布され、次に、SPREADERを使用して圧延され、金型の成型孔内に圧入されるのである。ダイが回転を続けるにつれて、プラスチック材料は冷却され、次に、フックファスナー構造の長さを増大するために更なる材料を受けるべくダイが引き続き回転するにつれて、連続工程の第2位置において、プラスチック材料は引き離される。フックファスナー構造10は、ポリアミド、ポリウレタン及びポリエステルを含む当該技術分野における当業者に周知であるエンジニアリングプラスチックのいずれを使用して成型してもよい。好ましくは、米国、ミシガン州、トロイ市のTORAY RESIN COMPANYによって供給されているポリブチレンテレフタレート(PBT)によって成型されることが好ましい。
図1の垂直軸(z)は、フックファスナー構造10の該当する部分の互いに対して相対的に及び絶対的に見た高さに対応している。他方、フックファスナー構造10の縦方向(x)は、層14が延びる方向と概ね対応するフックファスナー構造の長さに沿って図1のページを横切って斜めに延びている。横方向(y)は、高さ方向及び縦方向の双方に対して直交(直角)しており、図1が掲載されているページに対して斜め上方に延びている。そして、高さ軸(z)、縦軸(x)及び横軸(y)という協調軸が、図1の中に示されている。
図1示されたフックファスナー構造10は、大まかに言うと、3つの種類の層を有している。即ち、フック層15、保持層30及びスペーサー層40である。しかし、層の種類をもっと多くしたり少なくしたりすることも可能である。成型方法に関連して上に開示されたこれらの層は、例えば、従来のリング成型方法その他の所望の製造技術によって、互いに一体的に形成することも出来るし、例えば、別個に成型しておいてそれらを接着するというように、これらの層を非一体的に形成することも可能である。
フック層15は、複数のフック16から形成されており、前記各々のフックはベース12の上面から突出するように延びている軸部18と、軸部18の上方から折曲する折曲部20とを有する。フック16は、やしの木状であっても、アルファベットのJ状であっても、その他の所望の形状であっても良い。
フック層15の夫々のベース12は、特定のフック16の軸部18の近傍に配されたフック層ベース上面24を含むことが好ましい。当該フック層ベース上面24は、図1に示されているように、実質的に高さ方向(z)に延びるように形成されたフック層ベース側面26と連続して形成されている。フック層ベース上面24は、ベース側面26が高さ方向に延びるよりも大きな距離だけフック16がベース12と交差している夫々の側部で縦方向に延びていることが好ましいが、必ずしもそうである必要はない。連続するベース12のフック層ベース側面26は、ベース12の間に谷部39を形成している。連続層における全ての谷部39の底面の高さは、同一の高さであっても異なった高さであってもよいし、また、谷部39は、その深さにおいて隣り合う種類の層ごとに異なっていても良く、連続層の夫々の谷部はフック16が突出しているベース上面24よりも低く形成されていることが好ましい。
図1に示されている実施例において、ベース12の間の谷部39は、いくつかの層の谷部よりも深さが浅く、他のいくつかの層の谷部よりも深さが深い。しかしこれは必ずしもこうである必要はない。更に、図1及び図2に示す実施例においては、後述するいくつかの保持層30の谷部39は、他の保持層30の谷部39と深さにおいて異なる。また、以下に説明するスペーサー層40の谷部39は、他のスペーサー層40の谷部と深さにおいて異なる。しかし、必ずしもこうである必要はなく同じ高さであっても良い。
フック層15のベース12は、フックファスナー構造10を横方向(y)に延びているフック16の列17を支持するため図1に示すようにフックファスナー構造10を横方向に横切って延びているので、他の層のベース12を補完することになる。従って、色々な層14のベース12は、少なくとも上面に沿って実質的に同一の縦方向の長さ52を有することが好ましい。しかし、色々な層14におけるベース12のこのような上面の長さは、所望であれば異なっていてもよい。図1に示されたフックファスナー構造においては、ベース12の上面からなる平坦形状の配列を提供するために、色々な層14におけるベース12のこのような上面の長さは同一である。ベース12の少なくとも一部は、水平(高さ方向に直行する方向)に延び、実質的に平面状であって、フック16とベース12が交差する点から縦方向に延びていることが好ましいが、必ずしもそうである必要はない。
このような構造は、強固で安定したベース12を提供し、このベース12からフック16の軸部18が延びることができ、折曲部20を支持する頑丈な構造を提供するのである。更に、谷部39が存在することによって、ベース12は、ループ部材その他の係合部材の内部まで延び、折曲部20が係合部材と係合して連結をすることができるのである。軸部18と所望であれば折曲部20も丈夫であることと相俟ってベース部12によって強度及び安定性が付与されているので、ディスプレー備品の取り付け、自動車シートカバーの取り付けなどの用途のために永久的又は半永久的な連結が可能なのである。
自動車シートカバーの取り付けその他の用途においては、フォーム状材料が流入して凝固する前に、フックファスナー構造10の側部の回りを囲む可能性のあるプラスチックフォーム状材料の中にフックファスナー構造10を配置し又は成型する慣行となっている。従って、フックファスナー構造10は、当該構造10の長さに沿って縦方向に延びているその側部に沿って好ましくはフック16と同一の高さを有する壁(図示せず)を備えている。このような壁は、他の層14と同様に、従来のリング成型方法における層を使用して形成することが出来る。また、フックファスナー構造10を横切って横方向(y)に延びるフック層15及びその他の層の数は、いくつでもよい。これらの層は、最終的には、その両側で、壁によって境界がきめられる。しかし、フック構造10の側部に沿った壁は、一つの列17におけるフック16の間のフックファスナー構造10の端部において流入する又は侵入する可能性のあるフォーム材料を対処するものではない。
従って、フックファスナー構造10は、ベース12のいくつかの列29において指部32が突出するベース12がフック16の間に配されている保持層30を含むことが好ましい。指部32は、フック16の高さと実質的に等しい高さで延びており、フック16間に延び、そして、フォーム材料その他の材料がフック間に流入するのを防止する障壁を形成するために、フック16と概ね横方向に同一線上に配されていることが好ましい。また、以下に説明するように、フック16と指部32とはそれぞれ独立して形成させるため、指部32とフック部16との間には、スペーサー層40によってギャップが形成されることが好ましい。
しかし、指部32がフック部16と連結するフックファスナー構造10においては、指部32は、フック部16に対して横方向の安定性と強度を提供することができる。特に、スペーサー層40が使用されていない構造においては、層14の横方向の幅は異なっていても良く、これによって、例えば、保持層30は、フック層15よりも、図1に示されている横方向において、より大きな幅を有していても良い。
また、保持層30における全てのベース12が支持指部32を必要とするわけではない。例えば、図2に見られるように、6列ごとのフック列17に対して指部32を有しており、これによって、6列ごとのフック16の列が指部32によって障壁を形成しているのである。所望であれば、6列以外の他の周期が選択されても良いし、又、保持層30のベース12における指部32の配置は、周期的である必要も無い。また、指部32は図1に見られるように、フック層16同士の間に形成された保持層のように省略されても良い。これによって、保持層30は、フック列17におけるフック16間にギャップを配するため以下に説明するスペーサー層40と類似し、又はスペーサー層40を構成するのである。色々な長さのフックファスナー構造10が使用され、従って、モールドイン成型方法の際にフックファスナー構造10の大部分にフォーム状材料が流入するのを制限するためにどの位置でフックファスナー構造10が切断される必要があるのか予測することが出来ないような場合には、6列ごとに指部32の障壁を備えたフック16が適している。
フック層15のベース12と同様、保持層30も保持層ベース上面36を備えたベース12を有し、当該保持層ベース上面36は、保持層ベース側面38に移行し、これによって、谷部39を形成しても好ましい。図1に示された実施例において、いくつかの保持層30は、深い谷39を有し、他のいくつかの保持層30は、浅い保持層39を有している。谷部39の深さは、特定の取り付け用途のために特定の構造強度、硬さ及び連結強度などに適するように調節することが出来、最適にすることが出来る。縦方向における谷部39の幅は、類似又は異なる目的のためそして特定の用途のために所望に合わせて調節することが出来る。
図1に示されたフックファスナー構造10のような本発明のいくつかの実施例は、フック16間のスペースの調節することによってフック16と指部32との間のギャップを提供することができるようにするため、及び、フックファスナー構造10の幅を所望に合わせて調節することが出来るようにするため、また、その他の所望の目的のため、主にフック層15と保持層30との間に介在されるようになっているスペーサー層40を有している。保持層30が必要であり又は使用されていると考えられる構造においては、スペーサー層40は、指部32を備えない保持層30であって、列17の内部で横方向(y)に所望の距離だけフック16を離して配するために所望の幅を有する保持層30を構成していると概念上及び実際上考えることが出来る。従って、スペーサー層40は、フック16の無いフック層又は指部32の無い保持層30と類似していると概念上考えることが出来る。従って、フックファスナー構造10は、例えば、いくつがのディスプレー用途におけるように、障壁又は指部32が必要でない用途のために、フック層15が保持層30無しにスペーサー層40によって分離されている本発明の実施例に従っても形成することも出来る。
図1に示された実施例においては、第1スペーサー層40Aは、フックファスナー構造10を横切って横方向(y)に延びている谷部39の列の内部において谷部がリブとより類似し、かつ第1スペーサー層40Aとはフック層15を隔てて形成されている第2スペーサー層40Bよりも深い谷39を有している。両方の場合において、スペーサー層40は、上面を有し、側面も有することが好ましい。スペーサー層40Aは、谷部スペーサー層ベース上面42を有し、当該谷部スペーサー層ベース上面42は、谷部スペーサー層ベース側面44に移行し、これによって、より深い谷部39を形成する。一方、スペーサー層40Bは、リブスペーサー層ベース上面46を有し、当該リブスペーサー層ベース上面46は、リブスペーサー層側面48に移行し、これによって、より浅い谷部即ちリブ39を形成するのである。
図1に示された特定のフックファスナー構造10は、少なくとも一つの好ましくは多数の縦部材56を有しており、当該縦部材は、所望によって、強度そして/又は磁性をもたせてもよいのである。このような縦部材56は、前述の米国出願公開番号2005/0160534号に開示されている。このような縦部材56は、ナイロンと鉄で形成されていることが好ましく、日本国、東京のC.I.KASEI COMPANY LTD.によって供給されている鉄モノフィラメントとして知られている製品からなっていることが最も好ましい。このような縦部材56は、成型工程において、フックファスナー構造10内に成型してもよいのである。
図1は、縦方向におけるベース12の幅52(縦方向における当該層のベース12の上面の長さまたは寸法)よりも小さい高さ50(谷部の床部54から層40Aの上面42までの長さまたは寸法)を有している特定の実施例のスペーサー層40Aのベース12を示している。しかし、この具体的な寸法限定は必要ではない。
図2は、図1のフックファスナー構造10を構成する層の側面図であるが、フック層15に囲まれた保持層30に指部32が形成されている点で異なる。また、縦部材56についても省略してある。図2における(A)〜(E)は、ファスナー構造10における横方向(y)に、(D)→(C)→(B)→(A)→(E)→(A)→(B)→(C)→(D)の順に形成されており、縦方向(x)におけるベース12の間隔、言い換えれば縦方向(x)における谷部39の間隔は実質的に各層同一であって、各層のベース12、各層の谷部39は横方向(y)に亘ってそれぞれが連続して形成されている。具体的には、谷部の深さ50が約1.1mmであり、ベース12の上面の幅が約1.3mmであり、ベースの上にあるフック16の高さが約0.8mmである連続した層を示している。図1に示された実施例において、夫々のフック列17は、横切る方向に10個のフックを有しており、縦方向におけるフック16の中心線の間の距離は、約3.5mmであり、他方、横方向におけるフック16の中心線の間の距離は、約0.7mmである。他の寸法及び形状を採用し、使用しても良い。
図1に示された実施例の側面26、38、44及び48は、高さ方向に対して約8度だけ傾斜している。同様に、縦方向に向いている当該実施例のフック軸部18の側部は、約20度だけ傾斜している。その代わりに、これらの側部は、実質的に高さ方向に(即ち、実質的に垂直方向に)延びても良いし、又は、約20度よりも大きな角度で若しくは小さい角度で傾斜しても良い。横方向に向いている軸部18、フック部16、折曲部20及び指部32の側部は、所望によって高さ方向に対して傾斜しても傾斜しなくても良い。そして、デザイン選択上の問題として適切なカーブをつけてもカーブをつけなくても良いのである。
図3は、特定のフックファスナー構造10の各層を組合わせたときの断面図である。尚、図1及び図2とは縦部材56及びフック層15を囲む位置に形成されていた保持層30を有していない点で異なる。前項でも述べたが、谷部の形状及び寸法、ベース部の形状及び寸法、各層の組合せ、配列については本件発明内容を逸脱しない範囲で変更することが可能である。図3においては一対のフック層15の間にスペーサー層を介して保持層30が設けられており、更にそれらを挟むようにスペーサー層が両端に形成されている。またフック層のベース上面24、保持層のベース上面36、リブスペーサー層のベース上面は実質的に同一高さであって平坦面を形成する。一方谷部39については各層のベース上面よりも低く形成されており、各層によって谷部39の底辺の高さは異なる。
図2は、従前の面ファスナーと異なり、本発明によるフックファスナー構造10は、フック16の軸部18が土台部分28から突出している従前の構造と比較して、土台部分28の上にある高さで突出するベース12から延びているフック16を持っていると考えることが出来るということを強調している。繰り返すが、このようなベース12は、永久的又は半永久的な連結のために折曲部20がループ部材又は他の係合部材と有効に係合することを可能にするため、フックファスナー構造10全体としてばかりでなく、フック16に対しても強度及び他の所望の特性を増大させるのである。なお、本実施例については土台28はベース12と同一素材で一体的に成形されているが、必ずしも限定されない。
図6は、本発明の一実施例により形成されたフックファスナー構造10の長さを斜視図的に撮影した顕微鏡写真である。図6から明らかなように、本発明は、図1乃至図3に見られるような組合せのフックファスナー構造10が横方向(y)に複数配列された状態で連結されている。更に縦部材56はフック層15、スペーサー層40、保持層30の中に埋没して固定されている。縦部材56については、図1のように全て各層の中に埋没された状態で成型されてもよいが、図6のように、少なくとも、ベース部分によって一部乃至全部埋没された状態で成型されてもよいし、縦部材56を固定できる状態であれば何でもよい。図6では、磁性を帯びた縦部材56の一部分が露出した状態でフックファスナー構造10に固定されているので、金型に強固にセットすることが出来る。
本発明によるフックファスナー構造は、織成ループ部材又は編成ループ部材を含む色々なタイプのループ部材又は係合部材と係合するように製造しそして/又は修正することが出来る。例えば、特定の自動車シートカバーの用途においては、TIGER THREADとして知られているGENERAL MOTORによってフックファスナー部材とともに使用される製品が使用されてもよい。
本発明の一実施例によれば、一列毎に10個のフックを備えたフック列17と6列ごとに配された保持列とを有し、上に記載された寸法を持つ図1に示された一単位長のフックファスナー構造が前述の米国出願公開番号2005/0160534号の開示内容と一致する従来の連続成型方法を使用して形成されている。上に特定されたブチレンテレフタレート製品が、250mmの外径を有するダイホィールであって、毎分5サイクルの速度で回転するタイホィールの周囲面に摂氏300度の温度で連続して射出成型される。次に上に特定された製品からなる3単位長の材料56がポリブチレンテレフタレート製品の射出位置に対してダイホィールの回転位置においてダイホィールの上流側からダイホィール上の溝に対応する成型位置に導入される。当該フックファスナー構造10がダイホィールから引き抜かれる直線排出速度は、毎分4メートルの速度である。このように形成されたフックファスナー構造10は、2001年3月8日の著作権日を付された1997年12月付の“再閉鎖可能ファスナー”という標題のGENERAL MOTORS技術規格番号GM2746Mに合致したのである。
上記の明細書は、色々の具体的な実施例を含んでいるが、これらの実施例は、本発明の権利範囲を限定するものと解釈してはならず、むしろ、発明の実施例の一例を示すものと解釈すべきである。即ち、他の色々な変形例が可能なのである。例えば、永久的又は半永久的ファスナー構造を形成するためにループエレメントその他の係合部材と係合するためのフックファスナーとして有効である本発明によるフックファスナー構造を提供するという目的を達成するために、図1乃至3に示された特定の実施例の他にも、例えば、色々な層14を追加したり削除したりすること及びこれらの層の色々な部分の寸法を変更する等、実施例として開示された以外の寸法、構造及び配列を使用することも可能なのである。
従って、本発明の権利範囲は、ここに示されている実施例によって判断すべきではなく、添付の請求項及びその法的均等物によって判断すべきである。
本発明の一実施例によるフックファスナー構造の一部を示す斜視図である。 図1のフックファスナー構造を構成する層の一部を示す側面図である。 図のフックファスナー構造を構成する残りの層を示す側面図である。 互いに位置的に一致する軸部と指部を設けた部分を横切って切った図1のフックファスナー構造の一部分の断面図である。尚、図1及び図2とは縦部材56及びフック層15を囲む位置に形成されていた保持層30を有していない点で異なる。 先行技術であるフックエレメントの一例を示している。 先行技術であるフックエレメントの別の例を示している。 本発明によって形成されたフックファスナー構造の一部を示す斜視図的顕微鏡写真である。
符号の説明
10 フックファスナー構造
12 連続ベース
14 層
15 フック層
16 フック
17 (フックの)列
18 軸部
20 折曲部
24 フック層ベース上面
26 フック層ベース側面
28 土台部分
29 (ベースの)列
30 保持層
32 指部
38 側面
39 谷部
40 スペーサー層
40B 第2スペーサー層
42 谷部スペーサー層ベース上面
44 谷部スペーサー層ベース側面
46 リブスペーサー層ベース上面
48 側面
50 高さ
52 縦方向の長さ
56 縦部材
(x) 縦方向
(y) 横方向
(z) 高さ方向

Claims (19)

  1. 複数のフック層と、複数の保持層と複数のスペーサー層とからなるファスナー構造であって、夫々のフック層は、ファスナー構造において概ね縦方向に延びており、複数のフックを含んでおり、夫々のフックは、フック層のベースから延びており、当該フック層のベースは、谷部によって互に分離されており、
    夫々の保持層は、当該ファスナー構造において概ね縦方向に延びており、複数の指部を含んでおり、夫々の指部は保持層ベースから延びており、複数の保持層は、指部が延びていない複数の保持層ベースを含んでおり、保持層ベースは谷部によって互いに分離されており、
    夫々のスペーサー層は、複数のスペーサー層ベースを含んでおり、スペーサー層ベースは、谷部によって互いに分離されており、夫々のフック層ベース、保持層ベース及びスペーサーベースは上面を含んでおり、
    フック層ベース、保持層ベース及びスペーサー層ベースの少なくとも一部の上面は、協働して本質的に水平な面を形成しており、
    当該フック層、保持層及びスペーサー層は、ファスナー構造を横切る概ね横方向に延びる複数のフック列を提供するように配されており、当該フック列の一部は、指部を含んでいることを特徴とするファスナー構造。
  2. 前記指部を含むフック列は、ファスナーに沿って延びる縦方向においてフック列の間に周期的に存在することを特徴とする請求項1に記載されたファスナー構造。
  3. 前記フック層、保持層及びスペーサー層における谷部は、実質的に同一の深さであることを特徴とする請求項1に記載されたファスナー構造。
  4. 前記フック層における少なくとも一部の谷部は、少なくとも一部の保持層における少なくとも一部の谷部と深さが異なることを特徴とする請求項1に記載されたファスナー構造。
  5. 前記フック層における少なくとも一部の谷部は、保持層及びスペーサー層における少なくとも一部の谷部と深さが異なり、保持層とスペーサー層における少なくとも一部の谷部は、他の保持層とスペーサー層における谷部と深さが異なることを特徴とする請求項1に記載されたファスナー構造。
  6. 前記複数のフック層と、複数の保持層とからなり、夫々のフック層は、ファスナー構造において概ね縦方向に延びており、複数のフックを有しており、夫々のフックは、フック層ベースから延びており、フック層ベースは、谷部によって互いから分離されており、
    夫々の保持層は、ファスナー構造における概ね縦方向に延びており、複数の保持層は、複数の指部を含んでおり、夫々の指部は、保持層ベースから延びており、複数の保持層は指部の延びていない複数の保持層ベースも含んでおり、保持層ベースは、谷部によって互いから分離されており、
    夫々のフック層ベースと保持層ベースは、上面を含んでおり、フック層ベースと保持層ベースの少なくとも一部の上面は、本質的な同一平面を形成するために本質的に同一の高さに配されており、フック層と保持層は、ファスナー構造を横切る概ね横方向に延びる複数のフック列を提供するように配されており、フック列の一部は、フックの間に配された指部を含んでおり、当該フック列の一部は、フックの間に配されている指部を含んでいないことを特徴とする前記ファスナー構造。
  7. ファスナー構造は、フックが指部と接触するのを防ぐためフック層と保持層との間に配された複数のスペーサー層を更に含むことを特徴とする請求項6に記載されたファスナー構造。
  8. 前記フックのすくなくとも一部は、指部の少なくとも一部と連結されていることを特徴とする請求項6に記載されたファスナー構造。
  9. これらの層は、互いに一体的に形成されていることを特徴とする請求項1又は6に記載されたファスナー構造。
  10. 前記フック層ベースは、本質的に水平の上面と側面とを含み、当該上面は、ファスナーにおける縦方向において、側面の高さを越える寸法を有していることを特徴とする請求項1又は6に記載されたファスナー構造。
  11. 前記保持層のベースは、当該ベースを分離する谷部の深さを超える縦寸法を有していることを特徴とする請求項1又は6に記載されたファスナー構造。
  12. ファスナー構造において概ね縦方向に延びる複数の引張強度部材を更に含むことを特徴とする請求項1又は6に記載されたファスナー構造。
  13. 当該ファスナー構造は、フック層のフックを係合するようになっている分離した部材を更に含み、これによって、分離部材は、フック層のフックから物理的に分離されることができることを特徴とする請求項6に記載されたファスナー構造。
  14. ファスナーを形成するために係合材料と係合するようになっているファスナー構造であって、当該ファスナー構造は、ベースの列を形成するためにファスナー構造の少なくとも一部を横方向に横切って延びている複数のベースと、
    フックの列を形成するためにベース列の少なくとも一部から高さ寸法に延びており、係合材料に突入し係合材料と係合するようになっている複数のフックと、
    少なくとも部分的においてベース列を互いに分離するためにファスナー構造の少なくとも一部を夫々が横方向に横切って延びており、二つのベース列間に介在する複数の谷部とからなり、
    夫々のベース列は、ファスナー構造の底部から高さ寸法に突出しており、ベースとフックの交差位置から縦方向に延びている上面部を含むこと、及び
    夫々のベース列は、ファスナー構造の横方向に延びるにつれて、断面形状において実質的に変化しないことを特徴とする前記ファスナー構造。
  15. 当該ファスナー構造は、ベース列から高さ方向に延びている複数の指部を更に含み、当該指部は、少なくとも一部のフック列において、フック間に横方向に介在していることを特徴とする請求項14に記載されたファスナー構造。
    スナー構造。
  16. 前記指部は、フックと接触しないことを特徴とする請求項15に記載されたファスナー構造。
  17. 前記指部は、フックと接触することを特徴とする請求項15に記載されたファスナー構造。
  18. ファスナーを形成するために、ファスナー構造によって係合されるようになっている係合材料を更に含むことを特徴とする請求項1、6又は14に記載されたファスナー構造。
  19. 引張強度と磁性とを有する少なくとも一つの縦部材を更に含むことを特徴とする請求項1、6又は14に記載されたファスナー構造。
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