JP2007283013A - 棚板補助具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 書架や書棚等を含めた棚において、棚板の利用可能な前後方向の長さを適宜延長ないしは短縮することを可能にする棚板補助具、及び、そのような棚板補助具を用いる棚板の前後方向の利用可能な長さの調節方法を提供することを課題とす。
【解決手段】 棚板の前面若しくは後面と当接する棚板当接用立設部と、収容物と当接する収容物当接用立設部と、棚板当接用立設部と収容物当接用立設部とを、互いに平行かつ反対向きに、それらの基部において所定の距離を隔てて連結する平板状の本体とを備え、棚板当接用立設部と収容物当接用立設部とが、平板状の本体に対して略垂直に立設されている棚板補助具を提供することによって、また、当該棚板補助具を用いる棚板の前後方向の利用可能な長さの調節方法を提供することによって、上記の課題を解決する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、書架や書棚等の棚において、棚板の前後方向の利用可能な長さを適宜延長または短縮することを可能にする棚板補助具に関する。
図書館等において、新着の図書や雑誌等、或いは、特に注目を引きたい図書や雑誌等を、手前下がりの棚板上に平置きにして展示することが行われている。しかしながら、このような展示用の棚は、展示すべき図書雑誌等の数の増減に機敏に対応することができず、往々にして、その一部が空のまま残されていたり、逆にスペースが足りずに、展示すべき図書雑誌等の一部が展示されないままに残されていたりするのが実状である。したがって、もしも、通常の書架等における水平に架設されている棚板の一部又は全部を、随時手前下がりにして展示用の棚に変更したり、逆に不要の場合には、手前下がりになっている展示用の棚を水平に戻して、通常の書架として使用したりすることができれば、極めて便利である。
このような課題を解決するために、本出願人は特許文献1において、随時、簡単な操作で水平な棚板を手前下がりに傾斜させて展示用の棚とすることを可能にする展示用棚板具を提案した。この展示用棚板具は、例えば図9に示すようなものである。図9において、展示用棚板具101aは棚の左側側板用のもの、展示用棚板具101bは右側側板用のものであり、通常、左右一対で用いられ、係止穴103a、103a、及び103b、103bによって、棚板の左右側板に取り付けて使用される。なお、図9において、102a、102bは棚板受け部、105a、105bは棚板係合部材であり、この棚板係合部材105a、105bには、棚板との係合をより安定的で確実なものとするために、係合片106a、106bが設けられており、さらに、その係合片106a、106bには、突起107a、107bが設けられている。
図10は、右側側板用の展示用棚板具101bを棚板側板109bに取り付けた状態を示す図であり、図10に示すように、係止穴103b、103bに係止具112の一方端を係合させ、係止具112の他方端を棚側板109bの係止柱110bに設けられた係止穴111に係合させることによって、展示用棚板具101bは、棚板側板109bに取り付けられる。これにより、展示用棚板具101bは、棚板受け部102bが図10のように水平から傾斜した状態で、棚板側板109bに取り付けられる。左側側板用の展示用棚板具101aを図示しない左側の棚板側板に取り付ける場合も同様である。
上記のようにして棚板の左右側板に取り付けられた展示用棚板具101a、101b間に棚板を架設することによって、棚板が手前下がりに傾斜した展示用の棚とすることができる。しかしながら、上記のような展示用棚板具101a、101bによれば、当該棚に常備され、通常水平状態で使用されている棚板であっても、適宜傾斜させて展示用の棚板として用いることができるという利点が得られるものの、例えば図11に示すように、普段水平状態で使用されている棚板115を、そのまま傾斜させて展示用の棚板として使用すると、通常、棚板115の奥行きは側板109bの奥行きと略同じになっているので、棚板115の長さが不足し、棚の手前側(図中右方向側)には棚板115が存在しないという事態が生じる。また、図示のように背板のない棚板115にあっては、そのまま展示用の傾斜した棚板として用いると、展示対象物が滑って下方に落下してしまうので、展示用の棚としては用いることができないという不都合がある。
また、従来は、書架などの棚において、棚板の奥行きよりも奥行きの短い収容物を収容する場合(例えば、A4版対応の書架に、B5版の本や文庫本等を並べて収容する場合)には、例えば図12に示すように、収容物116と棚の背板117との間に、背当たり118を配置して、収容物116の出面を側板109bや棚板115の出面と合わせることが行われている。しかしながら、図13に示すように、棚板115を手前上がりに傾斜させた傾斜書架に同じく背当たり118を用いると、背当たり118の後ろ上部の角xが棚の背板117に当接し、収容物116の重量が、背当たり118の角xを介して、背板117の一部にだけ掛かることになり、背板117の一部が早期に破損するという欠点がある。
特願2006−115280
本発明は、上記のような従来技術の欠点ないしは不都合を解決するために為されたもので、書架や書棚等を含めた棚において、棚板の利用可能な前後方向の長さを適宜延長ないしは短縮することを可能にする棚板補助具、及び、そのような棚板補助具を用いる棚板の前後方向の利用可能な長さの調節方法を提供することを課題とするものである。
本発明は、棚板の前面若しくは後面と当接する棚板当接用立設部と、収容物と当接する収容物当接用立設部と、棚板当接用立設部と収容物当接用立設部とを、互いに平行かつ反対向きに、それらの基部において所定の距離を隔てて連結する平板状の本体とを備え、棚板当接用立設部と収容物当接用立設部とが、平板状の本体に対して略垂直に立設されている棚板補助具を提供することによって、また、当該棚板補助具を用いる棚板の前後方向の利用可能な長さの調節方法を提供することによって、上記の課題を解決するものである。
本発明の棚板補助具は上記のように構成されているので、例えばこれを展示用棚板に用いる場合には、展示用棚板の傾斜上部に位置する棚板後面に棚板当接用立設部が当接するように本発明の棚板補助具を展示用棚板上に載置すれば、展示用棚板の後面と当接する棚板当接用立設部によって本発明の棚板補助具は展示用棚板の傾斜下方への位置を規制された状態で展示用棚板上に載置される一方で、棚板当接用立設部とは反対向きに立設された収容物当接用立設部が、収容物の下端と当接してこれを受けることができるので、棚板補助具の本体上に収容物を安定的に収容、保持することができる。この場合、棚板当接用立設部と収容物当接用立設部との間の距離を、展示用に傾斜している棚板の前後方向の長さ、つまりは奥行き方向の長さよりも長くもしくは短く形成しておくことにより、展示用棚板の利用可能な前後方向の長さを、本発明の棚板補助具によって所望の長さだけ延長もしくは短縮し、調節することが可能である。
また、本発明の棚板補助具を、水平棚または手前上がりに傾斜した傾斜棚に用いる場合には、棚板の手前側に位置する棚板前面に棚板当接用立設部が当接するように本発明の棚板補助具を棚板上に載置すれば、棚板の前面と当接する棚板当接用立設部によって本発明の棚板補助具は棚板上に、棚板の奥行き方向の位置を規制されて載置される一方で、棚板当接用立設部とは反対向きに立設された収容物当接用立設部が、収容物の後端と当接して、収容物を安定的に保持することができる。この場合、棚板当接用立設部と収容物当接用立設部との間の距離を、水平な棚板または手前上がりに傾斜した棚板の前後方向の長さ、つまりは奥行き方向の長さよりも短く形成しておくことにより、水平または傾斜した棚板の利用可能な前後方向の長さを、本発明の棚板補助具によって所望の長さだけ短縮し、調節することが可能である。
本発明の棚板補助具は、棚板当接用立設部が、その立設部先端に、平板状の本体と平行で、かつ、収容物当接用立設部の方向に向かう折り返し部を有しているのが望ましい。このような折り返し部を有していることによって、本発明の棚板補助具は、棚板当接用立設部によって単に棚板に当接するだけでなく、折り返し部によって棚板と係合することができるので、仮に、本発明の棚板補助具に不測の外力が作用したとしても、本発明の棚板補助具が棚板から外れる恐れがなく、棚板に安定的に取り付けることができる。
さらには、本発明の棚板補助具には、その棚板当接用立設部の外側の面、すなわち、収容物当接用立設部とは反対側の立設面に、棚見出し表示部を備えているのが望ましい。このような棚見出し表示部を設けることによって、本発明の棚板補助具は、表示板としての機能も併せ備えることができる。
本明細書において、棚板の前後方向とは、棚の正面から見て前後の方向、すなわち、棚の奥行き方向のことをいう。したがって、棚板の前面とは、棚板を棚の左右の側板間に架設したときの前側の面をいい、棚板の後面とは、棚板を棚の左右の側板間に架設したときの後ろ側の面をいうものとする。また、棚の左右方向とは、棚の正面から見て左右の方向である。
本発明の棚板補助具、及び棚板の前後方向の利用可能な長さの調節方法によれば、棚板補助具の棚板当接用立設部を棚板の前面または後面に当接させ、棚板上に載置するというだけの簡単な操作によって、棚板の利用可能な前後方向の長さを延長したり、短縮したりすることができる。したがって、棚板自身の前後方向の長さに制約されることなく、棚板を手前下がりに傾斜させて展示用としたり、手前上がりに傾斜させて傾斜棚として利用することができるという利点がある。また、棚板の前後方向の利用可能な長さを適宜調節することができるので、収容物の大きさが変化しても、見栄え良く収容することができるという利点もある。さらには、棚板当接用立設部と本体によって連結された収容物当接用立設部を備えているので、収容物の重量を本体並びに棚板当接用立設部を通じて棚板に分散して負荷させることができるので、収容物の保持が安定的に行えるばかりでなく、棚の背板などに損害を与えることもないという優れた利点がある。また、本発明の棚板補助具の棚板当接用立設部に収容物の表示部を設ける場合には、本発明の棚板補助具に表示板としての機能も併せ備えさせることができ、非常に便利である。
以下、図面を用いて、主として収容物が書籍ないしは雑誌等である書架を例に本発明を詳細に説明するが、本発明が図示のものに限られないことは勿論であり、本発明の棚板補助具が、書棚、書架は勿論、その他の陳列棚、収納棚、整理棚など、およそ棚板を備えた全ての棚に適用可能であることはいうまでもない。
図1は、本発明の棚板補助具の一例を示す斜視図である。図1において、1は棚板補助具であり、2は平板状の本体、3は、平板状の本体2から略垂直に下方に向かって立設されている棚板当接用立設部、4は、平板状の本体2から略垂直に上方に向かって立設されている収容物当接用立設部、5は、棚板当接用立設部3の立設部先端に設けられた折り返し部である。図2は、図1の棚板補助具1の正面図、図3は、図1の棚板補助具1を収容物当接用立設部3の側から見た側面図である。
図1〜図3に示されるように、棚板当接用立設部3と収容物当接用立設部4とは、本体2に対し略垂直に、かつ、互いに平行で、しかも本体2に対して互いに反対向きに、それぞれの基部において、所定の距離Lを隔てて、本体2によって連結されている。図示の例では、棚板当接用立設部3と収容物当接用立設部4とは、本体2のそれぞれの端部から立設されているけれども、必要な場合には、本体2は、棚板当接用立設部3及び/又は収容物当接用立設部4よりも先に延長部分を備えていても良い。また、本体2は、全体として見たときに平板状であれば良く、その一部に凹部や、材料の存在しない穴部ないしは切り欠き部分、さらには凸部などを備えていても良い。同様に、棚板当接用立設部3と収容物当接用立設部4も、図1〜図3においては平板状であるが、棚板当接用立設部3は棚板と当接することができる限り、また収容物当接用立設部4は収容物と当接することができる限り、必ずしも平板状である必要はなく、部分的に切り欠きや穴部、凹部、凸部を備えていても良く、また、櫛状に形成されていても良い。
折り返し部5は、特段設けなくても良いが、折り返し部5が設けられていると、後述するように、折り返し部5が棚板の下面と係合することができるので、例えば、棚板補助具1の収容物当接用立設部4の側に不測の外力が作用した場合でも、棚板補助具1が棚板から外れたりすることがなく、取り付けが安定するという利点がある。
図4は、本発明の棚板補助具1を展示用の傾斜棚115に使用した場合の一例を示す側面図である。図4に示すように、本発明の棚板補助具1は、その棚板当接用立設部3を棚板115の後面Rに当接させ、折り返し部5が棚板115の下面と係合した状態で、棚板115上に載置されている。棚板当接用立設部3が棚板115の後面Rと当接しているので、棚板補助具1は、傾斜方向下側には移動しないように、位置を規制された状態にある。しかも、折り返し部5が棚板115の下面と係合状態にあるので、例えば、棚板補助具1の収容物当接用立設部4の側に不測の外力が作用した場合でも、棚板補助具1が棚板115から外れたりすることがない。一方、収容物当接用立設部4は、棚板当接用立設部3とは本体2に対して反対向きに立設されており、棚板補助具1の本体2上に載置される収容物6の下端と当接し、収容物6を所定の展示位置に安定して保持することができる。
図4に示すように、棚板補助具1における棚板当接用立設部3と収容物当接用立設部4との間の距離Lは、当初の棚板115の前後方向の長さMよりも長く設定されているので、棚板115の前後方向の長さMは、棚板補助具1によって(L−M)だけ延長されたことになる。このように、本発明の棚板補助具1を用いることによって、棚板115の前後方向の長さが、展示用に傾斜させて用いるには短くて不足する場合でも、その前後方向の長さを延長して、展示用棚板として用いることができる。これにより、例えばA4版の書籍用の書架であっても、さらに大版の書籍や雑誌を棚板115上に展示することが可能となる。なお、棚板補助具1を、棚板115に当接係合させたときに、棚板補助具1の収容物当接用立設部4の先端が、側板109bの前面とほぼ一致するように、距離Lの長さを設定しておけば、棚板補助具1上に収容物を載置したときに、収容物6の出面を側板109bの出面とほぼ一致させて揃えることができるので、見た目にも綺麗である。
また、図5に示すように、棚板補助具1として、棚板当接用立設部3と収容物当接用立設部4との間の距離Lが、棚板115の前後方向の長さMよりも短いものを用いれば、棚板115の前後方向の長さMは(M−L)だけ短縮されたことになり、例えば棚板115のサイズに比べて比較的小さな収容物6であっても、側板109bの前後方向のほぼ中央部分に展示することが可能となる。このように、棚板当接用立設部3と収容物当接用立設部4との間の距離Lが適宜の長さの棚板補助具1を用いることによって、例えばA4版の書籍用の書架であっても、さらに小版の、B5版サイズや、A5版サイズ、さらには、新書サイズや文庫本サイズの書籍を棚板115上に、しかも、側板109の前後方向のほぼ中央に見栄え良く展示することが可能となる。
棚板補助具1の本体2の幅Wには特に制限はなく、棚板115の左右方向の長さと一致させても良いが、通常は、棚板115の左右方向の長さの整数分の1の長さ、例えば、1/3、1/4、または1/6程度の長さにしておき、前後方向の長さを延長したい棚板115の左右方向の長さに応じて、必要な箇所に必要な枚数だけ使用するのが便利であり、棚板当接用立設部3と収容物当接用立設部4との間の距離Lが異なる複数の棚板補助具1を必要に応じて種々組み合わせて用いることも随意である。
図6は、本発明の棚板補助具1を水平な棚板115に適用した場合の一例を示す側面図である。図6の場合には、棚板補助具1の棚板当接用立設部3は、棚板115の前面Fと当接しており、棚板補助具1は図示の状態よりも棚板115の後方には移動しないように位置を規制された状態にある。棚板補助具1における棚板当接用立設部3と収容物当接用立設部4との間の距離Lは、棚板115の前後方向の長さMよりも短く設定されているので、棚板115の前後方向の長さMは、棚板補助具1によって(M−L)だけ短縮されたことになる。これにより、棚板115の当初の奥行き、すなわち前後方向の長さMよりも奥行きの短い収容物6であっても、棚板115の奥の方に引っ込ませることなく、棚板115の前方にその出面を揃えて収容することができる。この場合、棚板補助具1における棚板当接用立設部3と収容物当接用立設部4との間の距離Lが、収容物6の奥行き方向の長さと一致するように設定されていることはいうまでもない。このように本発明の棚板補助具1を用いることによって、棚板115の有効な奥行き、つまりは前後方向の長さを、適宜短縮させることができ、前後方向の長さが長い棚板115であっても、前後方向の長さの短い収容物6の収容に使用することができる。
図7は、本発明の棚板補助具1を手前上がりに傾斜した傾斜棚の棚板115に適用した場合の一例を示す側面図である。図7の場合においても、棚板補助具1の棚板当接用立設部3は、棚板115の前面Fと当接しており、棚板補助具1は図示の状態よりも棚板115の後方には移動しないように位置を規制されてた状態にある。棚板補助具1における棚板当接用立設部3と収容物当接用立設部4との間の距離Lは、棚板115の前後方向の長さMよりも短く設定されているので、棚板115の前後方向の長さMは、棚板補助具1によって(M−L)だけ短縮されたことになる。これにより、棚板115の当初の奥行き、すなわち前後方向の長さMよりも奥行きの短い収容物6であっても、傾斜棚の棚板115の奥の方に引っ込ませることなく、棚板115の前方にその出面を揃えて収容することができる。この場合、棚板補助具1における棚板当接用立設部3と収容物当接用立設部4との間の距離Lが、収容物6の奥行き方向の長さと一致するように設定されていることはいうまでもない。また、収容物6よりも大版の収容物6’であっても、図7に示すように、その後上端角部を背板117に当接させることなく傾斜して収容することが可能である。
このように本発明の棚板補助具1を用いる場合には、傾斜棚の棚板115に収容される収容物6ないしは6’の重量は、収容物当接用立設部4によって受け止められ、本体2並びに棚板当接用立設部3を介して、棚板115に伝達されるので、例えば、図13に示す背当たり118を用いて棚板115の奥行き方向の長さを調節する場合のように棚の背板117の一部に収容物6の重量が掛かって背板117が破損するといったことが防止される。なお、棚板補助具1を、棚板115に当接係合させたときに、棚板補助具1の収容物当接用立設部3の先端が、側板109bの前面とほぼ一致するように、距離Lの長さを設定しておけば、棚板補助具1上に収容物を載置したときに、収容物6の出面を側板109bの出面とほぼ一致させて揃えることができるのは、図4に示した水平棚の場合と同様であるが、更に大版の収容物6’を収容する場合には、収容物6’の出面と側板109bの出面とは必ずしも一致させる必要はない。
図6および図7に示す場合においても、棚板補助具1の本体2の幅Wには特に制限はなく、棚板115の左右方向の長さと一致させても良いが、通常は、棚板115の左右方向の長さの整数分の1の長さ、例えば、1/3、1/4、または1/6程度の長さにしておき、前後方向の長さを延長したい棚板115の左右方向の長さに応じて、必要な箇所に必要な枚数だけ使用するのが便利であり、棚板当接用立設部3と収容物当接用立設部4との間の距離Lが異なる複数の棚板補助具1を必要に応じて種々組み合わせて用いることも随意である。
図8は、本発明の棚板補助具1の他の例を示す図であり、この例において、棚板補助具1の棚板当接用立設部3には、ラベル挿入用の空隙7が設けられており、その空隙7の前面8は透明な部材で構成されている。9は表示用ラベルであり、表示用ラベル9を図中矢印で示すように空隙7に挿入することによって、棚板補助具1は、表示板としても機能することになる。空隙7や透明な前面8の具体的な構造や材料には特段の制限はなく、空隙7内に表示用ラベル9を挿入して、その表示用ラベル9に記載されている文字等が、前面8を通して外部から読み取ることができれば、どのような材質の材料を使用して、どのような構造としても良い。要は、棚板当接用立設部3の前面8を表示板として用いることができれば良く、図示はしないけれども、空隙7を設けて棚板当接用立設部3の前面8を透明とする代わりに、棚板当接用立設部3の前面8に表示用ラベル9を挿入して保持することができるスライドレールを取り付けても良いし、さらには、両面テープや、面ファスナ等を用いて、表示用ラベル9を適宜取り付け、取り外しするようにしても良い。
以上説明したように、本発明の棚板補助具及び棚板の前後方向の利用可能な長さの調節方法によれば、棚板の前後方向の長さを簡単に延長したり、短縮したりすることができるので、通常水平に架設されている棚板を展示用棚板として傾斜させて用いることが可能であるだけでなく、奥行きの深い水平棚や傾斜棚に比較的奥行きの短い収容物を収容することも可能であり、既存の棚ないしは棚板を、収容物の大きさやその収容の仕方に、機敏に、かつ柔軟に対応させることができるという極めて優れた効果が得られる。本発明の棚板補助具は、書架、書棚をはじめ、その他、種々の品物を収容ないしは展示するあらゆる棚に適用して、優れた効果を発揮するものであり、関連する業界に与える影響には多大のものがある。
本発明の棚板補助具の一例を示す斜視図である。 図1の棚板補助具の正面図である。 図1の棚板補助具を収容物当接用立設部3の側から見た側面図である。 本発明の棚板補助具を展示用の傾斜棚に使用した場合の一例を示す側面図である。 本発明の棚板補助具を展示用の傾斜棚に使用した場合の他の一例を示す側面図である。 本発明の棚板補助具を水平棚に使用した場合の一例を示す側面図である。 本発明の棚板補助具を傾斜棚に使用した場合の一例を示す側面図である。 本発明の棚板補助具の他の一例を示す斜視図である。 本出願人が提案した展示用棚板具の一例を示す斜視図である。 本出願人が提案した展示用棚板具を棚板側板に取り付けた状態を示す図である。 水平棚を展示用棚板として使用する場合の不都合を示す図である。 水平棚に背当たりを用いる場合を示す図である。 傾斜棚に背当たりを用いる場合を示す図である。
符号の説明
1 棚板補助具
2 本体
3 棚板当接用立設部
4 収容物当接用立設部
5 折り返し部
6、6’ 収容物
7 空隙
8 棚板当接用立設部前面
9 表示用ラベル
L 棚板当接用立設部と収容物当接用立設部との間の距離
W 本体の幅
M 棚板の前後方向の長さ
101a、101b 展示用棚板具
102a、102b 棚板受け部
103a、103b 係止穴
105a、105b 棚板係合部材
106a、106b 係合片
107a、107b 突起
109b 側板
110b 係止柱
111 係止穴
112 係止具
115 棚板
116 収容物
117 背板
118 背当たり
x 背当たりの角部

Claims (4)

  1. 棚板の前面若しくは後面と当接する棚板当接用立設部と、収容物と当接する収容物当接用立設部と、棚板当接用立設部と収容物当接用立設部とを、互いに平行かつ反対向きに、それらの基部において所定の距離を隔てて連結する平板状の本体とを備え、棚板当接用立設部と収容物当接用立設部とが、平板状の本体に対して略垂直に立設されている棚板補助具。
  2. 棚板当接用立設部が、その立設部先端に、平板状の本体と平行で、かつ、収容物当接用立設部の方向に向かう折り返し部を有している請求項1記載の棚板補助具。
  3. 棚板当接用立設部が、その収容物当接用立設部とは反対側の立設面に、棚見出し表示部を備えている請求項1又は2記載の棚板補助具。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の棚板補助具を用いる棚板の前後方向の利用可能な長さの調節方法。
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