JPH10127374A - ブックエンド及びその脱落防止構造 - Google Patents
ブックエンド及びその脱落防止構造Info
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- JPH10127374A JPH10127374A JP28890996A JP28890996A JPH10127374A JP H10127374 A JPH10127374 A JP H10127374A JP 28890996 A JP28890996 A JP 28890996A JP 28890996 A JP28890996 A JP 28890996A JP H10127374 A JPH10127374 A JP H10127374A
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- book
- piece
- plate
- shelf
- book end
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 書籍サイズに応じた最適な支持面積の変更を
行えるとともに、棚板への装着位置から不用意に脱落す
ることのないブックエンドを提供すること。 【解決手段】 棚板11の上面19に設置するプレート
部材12と、このプレート12の上面に立設された一対
の支持部材13と、当該支持部材13に装着されるとと
もに書籍の表紙面を支持可能な側壁46を備えたカバー
部材15とを備えてブックエンド10が構成されてい
る。プレート部材12の前端縁には屈曲片25が形成さ
れ、この屈曲片25の後端側に丁番部材31を介して回
転可能なストッパ片35が連結されている。ストッパ片
35の起立片35Bは、棚板11側の起立面22の後面
に位置可能に設けられてブックエンド10の前後移動を
規制する。
行えるとともに、棚板への装着位置から不用意に脱落す
ることのないブックエンドを提供すること。 【解決手段】 棚板11の上面19に設置するプレート
部材12と、このプレート12の上面に立設された一対
の支持部材13と、当該支持部材13に装着されるとと
もに書籍の表紙面を支持可能な側壁46を備えたカバー
部材15とを備えてブックエンド10が構成されてい
る。プレート部材12の前端縁には屈曲片25が形成さ
れ、この屈曲片25の後端側に丁番部材31を介して回
転可能なストッパ片35が連結されている。ストッパ片
35の起立片35Bは、棚板11側の起立面22の後面
に位置可能に設けられてブックエンド10の前後移動を
規制する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はブックエンド及びそ
の脱落防止構造に係り、更に詳しくは、棚板の奥行幅若
しくは書籍の大きさに対応した支持面積を適宜変更でき
るブックエンドと、当該ブックエンドの前後方向への移
動を規制して棚板からの脱落防止を図ることのできる構
造に関する。
の脱落防止構造に係り、更に詳しくは、棚板の奥行幅若
しくは書籍の大きさに対応した支持面積を適宜変更でき
るブックエンドと、当該ブックエンドの前後方向への移
動を規制して棚板からの脱落防止を図ることのできる構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、書籍陳列棚に載せて用いるこ
とのできるブックエンドが知られている。この種のブッ
クエンドとしては、棚板の上面に設置されるプレート部
材と、このプレート部材から起立されて書籍の表紙面に
面接触する板状の支持片とを備えたものが知られてい
る。
とのできるブックエンドが知られている。この種のブッ
クエンドとしては、棚板の上面に設置されるプレート部
材と、このプレート部材から起立されて書籍の表紙面に
面接触する板状の支持片とを備えたものが知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなブックエンドは、書籍の表紙面を支える部分が定形
的な平面積を備えた支持片によって構成されているた
め、多種類の書籍サイズに対応可能な安定性を十分に確
保できないという不都合がある。すなわち、一般的な書
籍陳列態様を考えてみると、棚板の奥行幅やこれに載せ
られる書籍の表紙平面積は種々異なるのが実情であり、
書籍を整然とした起立姿勢に陳列する場合には、その表
紙の平面積に最も適合する支持面積を備えたブックエン
ドを用いなければならない。従って、従来では、ブック
エンド全体としてサイズが異なる各種サイズのものを予
め準備しなければならないという不都合がある。。
うなブックエンドは、書籍の表紙面を支える部分が定形
的な平面積を備えた支持片によって構成されているた
め、多種類の書籍サイズに対応可能な安定性を十分に確
保できないという不都合がある。すなわち、一般的な書
籍陳列態様を考えてみると、棚板の奥行幅やこれに載せ
られる書籍の表紙平面積は種々異なるのが実情であり、
書籍を整然とした起立姿勢に陳列する場合には、その表
紙の平面積に最も適合する支持面積を備えたブックエン
ドを用いなければならない。従って、従来では、ブック
エンド全体としてサイズが異なる各種サイズのものを予
め準備しなければならないという不都合がある。。
【0004】また、従来のブックエンドは、単に棚板の
上面に設置するように構成されているため、ブックエン
ドの不用意なる前後移動によって棚板の手前側より床面
上に落下するという不都合も招来する。
上面に設置するように構成されているため、ブックエン
ドの不用意なる前後移動によって棚板の手前側より床面
上に落下するという不都合も招来する。
【0005】
【発明の目的】本発明は、このような従来の不都合に着
目して案出されたものであり、その目的は、棚板の奥行
幅や、書籍の平面積に対応した支持を可能とするブック
エンドを提供することにある。
目して案出されたものであり、その目的は、棚板の奥行
幅や、書籍の平面積に対応した支持を可能とするブック
エンドを提供することにある。
【0006】本発明の他の目的は、ブックエンドが棚板
上に装着された状態で、意図しない不用意なる力によっ
て棚板から脱落する虞を効果的に回避することのできる
ブックエンドの脱落防止構造を提供することにある。
上に装着された状態で、意図しない不用意なる力によっ
て棚板から脱落する虞を効果的に回避することのできる
ブックエンドの脱落防止構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係るブックエンドは、棚板上面に接地する
プレート部材と、このプレート部材の上面側に設けられ
た支持部材と、この支持部材をカバーする位置に着脱自
在に装着されて書籍を支える支持面を備えたカバー部材
とにより構成される、という構成を採っている。このよ
うな構成によれば、書籍の支持面積に対応する平面積を
備えたカバー部材のみを適宜交換することでブックエン
ドの上下若しくは奥行幅を拡大縮小でき、書籍の表紙平
面積形状に応じた最適サイズとなるブックエンドとして
利用することが可能となる。
め、本発明に係るブックエンドは、棚板上面に接地する
プレート部材と、このプレート部材の上面側に設けられ
た支持部材と、この支持部材をカバーする位置に着脱自
在に装着されて書籍を支える支持面を備えたカバー部材
とにより構成される、という構成を採っている。このよ
うな構成によれば、書籍の支持面積に対応する平面積を
備えたカバー部材のみを適宜交換することでブックエン
ドの上下若しくは奥行幅を拡大縮小でき、書籍の表紙平
面積形状に応じた最適サイズとなるブックエンドとして
利用することが可能となる。
【0008】また、本発明に係るブックエンドの脱落防
止構造は、棚板上面に接地するプレート部材と、当該プ
レート部材に装着されるカバー部材とを備えたブックエ
ンドの脱落防止構造であって、前記プレート部材の前端
に、前記棚板の前端形状に沿う屈曲片を設けるととも
に、当該屈曲片に前記棚板の前端内面側に係脱可能とな
るストッパ手段を設ける、という構成を採っている。こ
の構成において、ストッパ手段が棚板の前端内面側に係
合することで、ブックエンドが前部側、すなわち棚板の
前端面から脱落することが防止される。従って、ブック
エンドに隣接する書籍を棚板から抜き出すときに、当該
ブックエンドが書籍に引っ張られて脱落するというよう
なことは全くない。
止構造は、棚板上面に接地するプレート部材と、当該プ
レート部材に装着されるカバー部材とを備えたブックエ
ンドの脱落防止構造であって、前記プレート部材の前端
に、前記棚板の前端形状に沿う屈曲片を設けるととも
に、当該屈曲片に前記棚板の前端内面側に係脱可能とな
るストッパ手段を設ける、という構成を採っている。こ
の構成において、ストッパ手段が棚板の前端内面側に係
合することで、ブックエンドが前部側、すなわち棚板の
前端面から脱落することが防止される。従って、ブック
エンドに隣接する書籍を棚板から抜き出すときに、当該
ブックエンドが書籍に引っ張られて脱落するというよう
なことは全くない。
【0009】本発明におけるカバー部材は下端側が開放
する直方体をなし、その頂壁の前後二箇所位置から垂設
された垂下片を含み、前記支持部材は、前記プレート部
材の前後二箇所位置に設けられ、これらの支持部材の相
対面に前記垂下片が接触配置される、という構成とする
ことが好ましい。このように構成することで、カバー部
材の上下方向移動が許容されて異なる平面積を備えたカ
バー部材の交換が容易に行えることとなる。この一方、
カバー部材は支持部材に対して前後に移動不能となり、
常に安定した位置に保持されることとなる。
する直方体をなし、その頂壁の前後二箇所位置から垂設
された垂下片を含み、前記支持部材は、前記プレート部
材の前後二箇所位置に設けられ、これらの支持部材の相
対面に前記垂下片が接触配置される、という構成とする
ことが好ましい。このように構成することで、カバー部
材の上下方向移動が許容されて異なる平面積を備えたカ
バー部材の交換が容易に行えることとなる。この一方、
カバー部材は支持部材に対して前後に移動不能となり、
常に安定した位置に保持されることとなる。
【0010】また、本発明の脱落防止構造において、前
記棚板は、当該棚板の上面前端から垂下した前端面と、
この前端面の下端から後方に連設された水平面と、当該
水平面に連設されて前記前端面と略平行となる起立面と
を備え、前記ストッパ手段は前記屈曲片の後端側に固定
された丁番部材と、この丁番部材に固定されたストッパ
片とにより構成され、このストッパ片は、前記起立面の
後面に接触する位置に回転可能に設けられる、という構
成を採るとよい。このように構成すれば、丁番部材の回
転動作でストッパ片の位置を変位させることが可能とな
り、ブックエンドを取り外す作業も極めて容易に行える
こととなる。
記棚板は、当該棚板の上面前端から垂下した前端面と、
この前端面の下端から後方に連設された水平面と、当該
水平面に連設されて前記前端面と略平行となる起立面と
を備え、前記ストッパ手段は前記屈曲片の後端側に固定
された丁番部材と、この丁番部材に固定されたストッパ
片とにより構成され、このストッパ片は、前記起立面の
後面に接触する位置に回転可能に設けられる、という構
成を採るとよい。このように構成すれば、丁番部材の回
転動作でストッパ片の位置を変位させることが可能とな
り、ブックエンドを取り外す作業も極めて容易に行える
こととなる。
【0011】更に、前記ストッパ手段は、好ましくは、
前記ストッパ片が起立面に接触する位置にあるときに当
該ストッパ片を固定するマグネットを含。これによって
ストッパ片の前記接触位置を安定して維持することがで
きる。
前記ストッパ片が起立面に接触する位置にあるときに当
該ストッパ片を固定するマグネットを含。これによって
ストッパ片の前記接触位置を安定して維持することがで
きる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。
説明する。
【0013】図1には本実施例に係るブックエンドが書
籍陳列棚に適用された概略構成図が示され、図2には前
記ブックエンドの分解斜視図が示されている。これらの
図において、ブックエンド10は、棚板11の上面に設
置されるプレート部材12と、このプレート部材12の
上面側に設けられた支持部材13と、この支持部材をカ
バーする位置に着脱自在に装着されたカバー部材15と
を備えて構成されている。
籍陳列棚に適用された概略構成図が示され、図2には前
記ブックエンドの分解斜視図が示されている。これらの
図において、ブックエンド10は、棚板11の上面に設
置されるプレート部材12と、このプレート部材12の
上面側に設けられた支持部材13と、この支持部材をカ
バーする位置に着脱自在に装着されたカバー部材15と
を備えて構成されている。
【0014】前記棚板11は、当該棚板11の上面19
前端から略鉛直方向に垂下された前端面20と、この前
端面20の下端から後方に向かって連設された水平面2
1と、この水平面21の後端から上方に向けられるとと
もに前記前端面20と略平行となる起立面22とを備え
て構成されている。
前端から略鉛直方向に垂下された前端面20と、この前
端面20の下端から後方に向かって連設された水平面2
1と、この水平面21の後端から上方に向けられるとと
もに前記前端面20と略平行となる起立面22とを備え
て構成されている。
【0015】前記プレート部材12は、図3及び図4に
示されるように、棚板11の上面19において、当該棚
板11の前後方向(図3,図4中左右方向)に向かって
延びる略方形の平面形状をなし、当該プレート部材12
の前端縁には側端面形状が略L字状となる屈曲片25が
下向きに連設されている。この屈曲片25は棚板11の
前端面20の外側に位置可能な正面片25Aと、前記水
平面21の下面側に位置可能な水平片25Bとにより構
成されている。水平片25Bの上面側には、当該水平片
25Bの前後幅よりも大きな幅を備えた連結片30が溶
接等の手段を介して固定されている。
示されるように、棚板11の上面19において、当該棚
板11の前後方向(図3,図4中左右方向)に向かって
延びる略方形の平面形状をなし、当該プレート部材12
の前端縁には側端面形状が略L字状となる屈曲片25が
下向きに連設されている。この屈曲片25は棚板11の
前端面20の外側に位置可能な正面片25Aと、前記水
平面21の下面側に位置可能な水平片25Bとにより構
成されている。水平片25Bの上面側には、当該水平片
25Bの前後幅よりも大きな幅を備えた連結片30が溶
接等の手段を介して固定されている。
【0016】前記連結片30の後部下面側にはストッパ
手段を構成する丁番部材31が固定されている。この丁
番部材31は、連結片30の後半部下面に固定された固
定片31Aと、この固定片31Aの後端側に支持軸31
Bを介して回転可能に連結された可動片31Cとにより
構成されている。ここで、可動片31Cには、前記丁番
部材31と共にストッパ手段を構成するL字状のストッ
パ片35が固定されている。このストッパ片35は、そ
の一片側が前記可動片31Cと平行姿勢に連結される固
定片35Aと、この固定片35Aに連設されて当該固定
片35Aの面に対して略直交方向に向けられた起立片3
5Bとにより構成されている。また、固定片35Aに
は、前記可動片31Cとの接合面と反対側となる面にマ
グネット37が固定されている。
手段を構成する丁番部材31が固定されている。この丁
番部材31は、連結片30の後半部下面に固定された固
定片31Aと、この固定片31Aの後端側に支持軸31
Bを介して回転可能に連結された可動片31Cとにより
構成されている。ここで、可動片31Cには、前記丁番
部材31と共にストッパ手段を構成するL字状のストッ
パ片35が固定されている。このストッパ片35は、そ
の一片側が前記可動片31Cと平行姿勢に連結される固
定片35Aと、この固定片35Aに連設されて当該固定
片35Aの面に対して略直交方向に向けられた起立片3
5Bとにより構成されている。また、固定片35Aに
は、前記可動片31Cとの接合面と反対側となる面にマ
グネット37が固定されている。
【0017】前記支持部材13は、前後方向に所定間隔
を隔てて一対配置とされている。この支持部材13は、
図2に示されるように、プレート部材12の短寸幅方向
に向けられた起立支持面43と、当該起立支持面43の
両端に連設され補強面44とを備え、その横断面形状が
略コ字状に設けられて一定の剛性が確保可能に設けられ
ている。
を隔てて一対配置とされている。この支持部材13は、
図2に示されるように、プレート部材12の短寸幅方向
に向けられた起立支持面43と、当該起立支持面43の
両端に連設され補強面44とを備え、その横断面形状が
略コ字状に設けられて一定の剛性が確保可能に設けられ
ている。
【0018】前記カバー部材15は下端が開放する直方
体形状に設けられている。これを更に詳述すると、カバ
ー部材15は、前記プレート部材12の平面形状よりも
若干大きな平面積を備えた頂壁45と、当該頂壁45の
周縁から垂設された左右一対の側壁46と、前壁47及
び後壁48とを備えて構成されている。また、頂壁45
の下面側には、前後方向に所定間隔を隔てて配置された
一対の垂下片49が設けられている。これらの垂下片4
9の相対面離間幅は、前記支持部材13の起立支持面4
3の相対離間幅よりも僅かに小さく設定されており、支
持部材13にカバー部材15を被せたときに、前記垂下
片49が起立支持面43の相対面に接触配置されるよう
になっている。従って、カバー部材15は、起立支持面
43に接触配置可能となる垂下片を備えている限り、そ
の平面積及び高さが任意に異なる種々のサイズのものを
適用することができる。なお、前記カバー部材15にお
ける前壁47の外面側には、図2に示されるように、上
方より見出しカードCを差し込み可能なカード収納部4
7Aが形成されている。
体形状に設けられている。これを更に詳述すると、カバ
ー部材15は、前記プレート部材12の平面形状よりも
若干大きな平面積を備えた頂壁45と、当該頂壁45の
周縁から垂設された左右一対の側壁46と、前壁47及
び後壁48とを備えて構成されている。また、頂壁45
の下面側には、前後方向に所定間隔を隔てて配置された
一対の垂下片49が設けられている。これらの垂下片4
9の相対面離間幅は、前記支持部材13の起立支持面4
3の相対離間幅よりも僅かに小さく設定されており、支
持部材13にカバー部材15を被せたときに、前記垂下
片49が起立支持面43の相対面に接触配置されるよう
になっている。従って、カバー部材15は、起立支持面
43に接触配置可能となる垂下片を備えている限り、そ
の平面積及び高さが任意に異なる種々のサイズのものを
適用することができる。なお、前記カバー部材15にお
ける前壁47の外面側には、図2に示されるように、上
方より見出しカードCを差し込み可能なカード収納部4
7Aが形成されている。
【0019】次に、本実施例に係るブックエンドの使用
方法について説明する。
方法について説明する。
【0020】まず、カバー部材15をプレート部材12
上に装着しておき、ブックエンド10全体としての組み
立てを完了させる。この一方、図3に示されるように、
ストッパ手段を構成する丁番部材31の可動片31Cが
下方にぶら下がる状態となるように設定しておく。この
状態で、図1及び図4に示されるように、前記プレート
部材12の前端縁に連設された屈曲片25の内側に棚板
11の前端側領域が入りこむように押し込むことによっ
てブックエンド10を棚板11に装着することができ
る。
上に装着しておき、ブックエンド10全体としての組み
立てを完了させる。この一方、図3に示されるように、
ストッパ手段を構成する丁番部材31の可動片31Cが
下方にぶら下がる状態となるように設定しておく。この
状態で、図1及び図4に示されるように、前記プレート
部材12の前端縁に連設された屈曲片25の内側に棚板
11の前端側領域が入りこむように押し込むことによっ
てブックエンド10を棚板11に装着することができ
る。
【0021】次いで、前記ぶら下がった状態の可動片3
1Cを図4中矢印で示す方向に回転動作させる。これに
より、可動片31Cに固定されたマグネット37が連結
片30の上面に磁気的に接合することとなる。この時、
ストッパ片35の起立片35Bが棚板11側における起
立面22の後端面に相対する位置姿勢となり、これによ
ってブックエンド10の前後移動が規制されることとな
る。
1Cを図4中矢印で示す方向に回転動作させる。これに
より、可動片31Cに固定されたマグネット37が連結
片30の上面に磁気的に接合することとなる。この時、
ストッパ片35の起立片35Bが棚板11側における起
立面22の後端面に相対する位置姿勢となり、これによ
ってブックエンド10の前後移動が規制されることとな
る。
【0022】なお、棚板11上に装着されたブックエン
ド10は、前後方向への移動規制がなされるが、棚板1
1の左右方向へのスライド移動は規制されない。従っ
て、棚板11に装着された後は、左右方向の位置調整を
任意に行うことができる。
ド10は、前後方向への移動規制がなされるが、棚板1
1の左右方向へのスライド移動は規制されない。従っ
て、棚板11に装着された後は、左右方向の位置調整を
任意に行うことができる。
【0023】前記ブックエンド10を取り外すときは、
ストッパ片35を摘んで前述とは反対の方向に回転させ
ればよい。これにより、棚板11側の起立面22に突き
合された係合が解除され、これ以後、ブックエンド10
を手前側に引き出すことが可能となる。
ストッパ片35を摘んで前述とは反対の方向に回転させ
ればよい。これにより、棚板11側の起立面22に突き
合された係合が解除され、これ以後、ブックエンド10
を手前側に引き出すことが可能となる。
【0024】なお、本発明におけるストッパ手段は前記
実施例に限定されるものでなく、棚板11の一部に係脱
自在となる係合構造が棚板11とプレート部材12との
間に介在する限り、種々の設計変更を行うことができ
る。
実施例に限定されるものでなく、棚板11の一部に係脱
自在となる係合構造が棚板11とプレート部材12との
間に介在する限り、種々の設計変更を行うことができ
る。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
支持部材をカバーする位置にカバー部材を着脱自在に装
着可能な構成としたから、サイズの異なるカバー部材を
適宜交換して用いることでブックエンドの上下若しくは
奥行幅の拡大縮小を行うことが可能となり、陳列される
書籍の表紙平面積に応じた最適なサイズを備えたブック
エンドとして利用することができる。
支持部材をカバーする位置にカバー部材を着脱自在に装
着可能な構成としたから、サイズの異なるカバー部材を
適宜交換して用いることでブックエンドの上下若しくは
奥行幅の拡大縮小を行うことが可能となり、陳列される
書籍の表紙平面積に応じた最適なサイズを備えたブック
エンドとして利用することができる。
【0026】また、本発明は、支持部材の相対面に接触
配置される垂下片をカバー部材に設けた構成としたか
ら、カバー部材が支持部材に対してがたついたり、或い
は脱落する虞も防止でき、安定した装着位置を確保する
ことができる。しかも、カバー部材の着脱操作は、当該
カバー部材の上下方向移動によって極めて容易に行うこ
とができる。
配置される垂下片をカバー部材に設けた構成としたか
ら、カバー部材が支持部材に対してがたついたり、或い
は脱落する虞も防止でき、安定した装着位置を確保する
ことができる。しかも、カバー部材の着脱操作は、当該
カバー部材の上下方向移動によって極めて容易に行うこ
とができる。
【0027】更に、本発明は、ストッパ手段を設けて当
該ストッパ手段が棚板の前部内側に係合する構成を採用
しているため、棚板の前端面からブックエンドが脱落す
ることを確実に防止することができる。従って、特に、
ブックエンドに隣接する書籍を棚板から抜き出すとき
に、当該ブックエンドが書籍に引っ張られて脱落すると
いうようなことを効果的に防止可能となる。
該ストッパ手段が棚板の前部内側に係合する構成を採用
しているため、棚板の前端面からブックエンドが脱落す
ることを確実に防止することができる。従って、特に、
ブックエンドに隣接する書籍を棚板から抜き出すとき
に、当該ブックエンドが書籍に引っ張られて脱落すると
いうようなことを効果的に防止可能となる。
【0028】また、本発明は、丁番部材の回転動作でス
トッパ片の位置を変位させることが可能なストッパ手段
を採用したから、ブックエンドを取り外す作業も極めて
容易に行うことができる。
トッパ片の位置を変位させることが可能なストッパ手段
を採用したから、ブックエンドを取り外す作業も極めて
容易に行うことができる。
【0029】更に、ストッパ手段にマグネットを設けて
いるため、ストッパ片が脱落防止位置にある時に当該ス
トッパ片が不用意に移動する虞も確実に解消することが
でき、安定した脱落防止効果を得ることができる。
いるため、ストッパ片が脱落防止位置にある時に当該ス
トッパ片が不用意に移動する虞も確実に解消することが
でき、安定した脱落防止効果を得ることができる。
【図1】実施例に係るブックエンドが書籍陳列棚に適用
された状態を示す概略斜視図。
された状態を示す概略斜視図。
【図2】前記ブックエンドの分解斜視図。
【図3】前記ブックエンドの要部拡大側面図。
【図4】ブックエンドが棚板に脱落防止されている状態
を示す要部拡大側面図。
を示す要部拡大側面図。
10 ブックエンド 11 棚板 12 プレート部材 13 支持部材 15 カバー部材 19 上面 20 前端面 21 水平面 22 起立面 25 屈曲片 31 丁番部材 35 ストッパ片 37 マグネット 45 頂壁 49 垂下片
Claims (5)
- 【請求項1】 棚板上面に接地するプレート部材と、こ
のプレート部材の上面側に設けられた支持部材と、この
支持部材をカバーする位置に着脱自在に装着されて書籍
を支える支持面を備えたカバー部材とにより構成されて
いることを特徴とするブックエンド。 - 【請求項2】 前記カバー部材は下端側が開放する直方
体をなし、その頂壁の前後二箇所位置から垂設された垂
下片を含み、前記支持部材は、前記プレート部材の前後
二箇所位置に設けられ、これらの支持部材の相対面に前
記垂下片が接触配置されることを特徴とする請求項1記
載のブックエンド。 - 【請求項3】 棚板上面に接地するプレート部材と、当
該プレート部材に装着されるカバー部材とを備えたブッ
クエンドの脱落防止構造であって、前記プレート部材の
前端に、前記棚板の前端形状に沿う屈曲片を設けるとと
もに、当該屈曲片に前記棚板の前端内面側に係脱可能と
なるストッパ手段を設けたことを特徴とするブックエン
ドの脱落防止構造。 - 【請求項4】 前記棚板は、当該棚板の上面前端から垂
下した前端面と、この前端面の下端から後方に連設され
た水平面と、当該水平面に連設されて前記前端面と略平
行となる起立面とを備え、前記ストッパ手段は前記屈曲
片の後端側に固定された丁番部材と、この丁番部材に固
定されたストッパ片とにより構成され、このストッパ片
は、前記起立面の後面に接触する位置に回転可能に設け
られていることを特徴とする請求項3記載のブックエン
ドの脱落防止構造。 - 【請求項5】 前記ストッパ手段は、前記ストッパ片が
起立面に接触する位置にあるときに当該ストッパ片を固
定するマグネットを含むことを特徴とする請求項4記載
のブックエンドの脱落防止構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28890996A JPH10127374A (ja) | 1996-10-31 | 1996-10-31 | ブックエンド及びその脱落防止構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28890996A JPH10127374A (ja) | 1996-10-31 | 1996-10-31 | ブックエンド及びその脱落防止構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10127374A true JPH10127374A (ja) | 1998-05-19 |
Family
ID=17736367
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28890996A Pending JPH10127374A (ja) | 1996-10-31 | 1996-10-31 | ブックエンド及びその脱落防止構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10127374A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007283013A (ja) * | 2006-04-19 | 2007-11-01 | Itoi:Kk | 棚板補助具 |
JP2016106887A (ja) * | 2014-12-08 | 2016-06-20 | 金剛株式会社 | 落下防止構造、および棚 |
-
1996
- 1996-10-31 JP JP28890996A patent/JPH10127374A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007283013A (ja) * | 2006-04-19 | 2007-11-01 | Itoi:Kk | 棚板補助具 |
JP2016106887A (ja) * | 2014-12-08 | 2016-06-20 | 金剛株式会社 | 落下防止構造、および棚 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20000905 |