JP2007000604A - 机上棚の補強装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】両側板の後端部間に背板を連結した基本構造を有し、両側板と背板とで形成された前方開放の内部空間内に、本立てや棚板等の収納体を着脱自在且つ上下左右の取付位置を変更可能となした机上棚において、内部空間内での収納体の取付位置に対する自由度を高くしたにも係わらず、両側板の連結強度が高い机上棚の補強装置を提供する。
【解決手段】両側板3と背板4とで形成された前方開放の内部空間内に、両側板を連結する部材を一切設けず、本立て5や棚板等の収納体を着脱可能且つ上下左右の取付位置を変更可能となした、学習机の天板後部に載置する机上棚において、両側板の後部間に背板を連結するとともに、両側板の後端より背板の背面位置を若干前方寄りに位置設定し、少なくとも両側板の後方突出部3Aの内側面間に補強部材40Aを連結する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、机上棚の補強装置に係わり、更に詳しくは学習机の天板後部に載置して使用し、本立てや棚板等の収納体を組み替え可能な机上棚の補強装置に関するものである。
従来から、本立てや棚板を組み替え可能な学習机の机上棚は提供されている。例えば、特許文献1には、両側板と背板とで形成された内部空間内に本立てと棚板を着脱自在に装着し、学習机の天板後部に載置する机上棚であって、前記両側板の中央に仕切板を固定し、内部空間内に面した両側板の内面側と前記仕切板の両面側で下段にそれぞれ支持具を着脱自在に取付可能となすとともに、前記本立てと棚板は横幅が略同一であり且つ同一の前記支持具によって支持可能であり、前記本立ての両側部を一方の前記側板とそれに対面する前記仕切板の下段に取付けた支持具で着脱自在に支持し、前記棚板の両側部を他方の前記側板とそれに対面する前記仕切板の下段に取付けた支持具で着脱自在に支持し、前記本立てと棚板とを左右組み替え可能としてなる学習机の机上棚が開示されている。
また、特許文献2には、左右の主側板と棚板と背板とが備えられた棚装置を机天板上に着脱可能に取付けした机において、前記棚装置における背板の前面に配置する複数の分離本立てを、少なくとも前記背板に対して係合手段を介してそれぞれ着脱可能に連結し、分離本立ての側板間もしくは分離本立ての側板と前記主側板の内面との間に中間棚板を着脱可能に装着した棚装置を備えた机が開示されている。
これらの公報記載のものは、本立てと棚板(中間棚板)の取付位置を横方向で変更可能であり、また棚板(中間棚板)の取付高さを変更可能ではあるが、本立ての取付高さを変更できるものではなかった。そして、特許文献1記載のものは、両側板間の背板中央部に仕切板を固定し、該仕切板の左右で本立てや棚板を付け替え可能としたものであるが、両側板は背板で連結されているだけで、学習机の天板に載置し、両側板を該天板に固定するまでは強度的に不安がある。また、特許文献2記載のものは、背板の前面側で両側板間の下部に奥行幅の狭い下棚板を連結して強度を高めているが、この下棚板の存在は、本立てや棚板を付け替える位置に対する自由度に制限を与え、更に両側板間の内部空間にパソコンの本体やモニターを収容する場合の奥行位置に対する制限を与えるのである。
特許第3577955号公報 特開2005−052296号公報
そこで、本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、両側板の後端部間に背板を連結した基本構造を有し、両側板と背板とで形成された前方開放の内部空間内に、本立てや棚板等の収納体を着脱可能且つ上下左右の取付位置を変更可能となした机上棚において、内部空間内での収納体の取付位置に対する自由度を高くしたにも係わらず、両側板の連結強度が高い机上棚の補強装置を提供する点にある。
本発明は、前述の課題解決のために、両側板と背板とで形成された前方開放の内部空間内に、両側板を連結する部材を一切設けず、本立てや棚板等の収納体を着脱可能且つ上下左右の取付位置を変更可能となした、学習机の天板後部に載置する机上棚において、前記両側板の後部間に前記背板を連結するとともに、両側板の後端より背板の背面位置を若干前方寄りに位置設定し、少なくとも前記両側板の後方突出部の内側面間に補強部材を連結してなる机上棚の補強装置を構成した(請求項1)。
ここで、前記背板の背面下端で両側板の後方突出部の下端間に補強部材を渡設するとともに、該補強部材を背板に固定してなることが好ましい(請求項2)。
また、前記背板の背面に立起状態で照明装置の支柱を取付け、該支柱と交差する前記補強部材の一部に退避部を形成してなることも好ましい(請求項3)。
更に、前記背板の下端又は上端、若しくは上下端に板状の補強部材を接合状態で両側板間に連結してなることも好ましい(請求項4)。
そして、前記背板の背面側に横方向に延びた板厚が厚い補強部分を形成し、あるいは上下分離した複数の背板部材からなる背板の少なくとも一つの背板部材の板厚を厚くして補強背板部材とし、前記補強部分又は補強背板部材を両側板に連結してなることも好ましい(請求項5)。
以上にしてなる請求項1に係る発明の机上棚の補強装置は、両側板の後部間に背板を連結するとともに、両側板の後端より背板の背面位置を若干前方寄りに位置設定し、少なくとも前記両側板の後方突出部の内側面間に補強部材を連結したので、両側板の連結強度が高くなり、しかも両側板と背板とで形成された前方開放の内部空間内に、両側板を連結する部材を一切設けていないので、内部空間内で本立てや棚板等の収納体を着脱可能且つ上下左右の取付位置を変更可能とすることができ、もって内部空間内での収納体の取付位置に対する自由度を高くすることができ、また内部空間にパソコンの本体やモニターを収容する場合の奥行幅を広く利用することができるのである。
請求項2によれば、背板の背面下端で両側板の後方突出部の下端間に補強部材を渡設するとともに、該補強部材を背板に固定してなるので、補強部材が邪魔になることはなく、背板の背面に立起状態で照明装置の支柱を取付けても該支柱と干渉することがないのである。
請求項3によれば、背板の背面に立起状態で照明装置の支柱を取付けた場合でも、該支柱と交差する補強部材の一部に退避部を形成したので、該補強部材を任意の高さ位置に設けることができる。
請求項4によれば、背板の下端又は上端、若しくは上下端に板状の補強部材を接合状態で両側板間に連結する場合には、奥行方向における補強部材と側板との接合距離を長く取ることができるので、連結強度が更に高くなる。
請求項5によれば、一部板厚が厚い部分を有する背板を用いることにより、また上下分離した複数の背板部材からなる背板の少なくとも一つの背板部材の板厚を厚くして補強背板部材とることにより、何ら部材を追加することなく両側板の連結強度を高めることができる。
次に、添付図面に示した実施形態に基づき、本発明を更に詳細に説明する。図1及び図2は本実施形態に係る学習机の机上棚を示し、図3〜図6は本立てや棚板等の収納体を着脱自在且つ上下左右の取付位置を変更可能に装着するための構造を示し、更に図5〜図14は本発明に係る机上棚の補強装置の詳細を示している。また、図4〜図6及び図14〜図18は机上棚の第1例、図19〜図23は机上棚の第2例をそれぞれ示し、図中符号1は机上棚、2は学習机、3は側板、4は背板、5は本立て(収納体)、6は棚板(収納体)をそれぞれ示している。
第1例に係る机上棚1は、学習机2の天板後部に載置して使用するものであり、両側板3,3と背板4とで形成された内部空間内に本立て5と棚板6を着脱自在に装着するとともに、該本立て5と棚板6の装着位置を変更可能、特に取付高さを変更となしたものである。本発明において、収納体とは本立て5や棚板6等の書籍や物品の収納機能を有するものを指し、広義の意味で用いている。
更に詳しくは、前記机上棚1は、両側板3,3とその後端間に背板4を有する構造であればどのようなものでも良く、本実施形態のように下部棚1Aと上部棚1Bとに分離し、下部棚1Aの上部に上部棚1Bを載置して連結して使用できるとともに、上部棚1Bを取り去って下部棚1Aのみで使用することもできる構造である。本実施形態では、下部棚1Aのみを対象としているが、特に限定されるものではない。また、本実施形態において、前記本立て5は、図3、図4、図6〜図16に示すように、両側面板7,7の下部に載置板8を連結するとともに、後部に背面板9を連結し、更に載置板8の下方で両側面板7,7間に引出し10を設け、更に載置板8の上位中間部に仕切板11を立設した構造のものを例示したが、本発明においては前記棚板6を連結可能な側面板7に相当する部分を有していれば、引出し10のみのもの、あるいは載置板8に仕切板11のみが立設された構造のものでも構わない。
そして、第1例では、図3に示すように、前記机上棚1の前記背板4に、前記本立て5の背面に設けた係止手段12を着脱可能に係止する孔又はレールからなる第1支持手段13,…を一定間隔毎(ピッチH)に多段に設け、前記側板3の内面に、前記棚板6の端縁を着脱可能に支持する支持具14を装着する第2支持手段15,…を一定間隔毎(ピッチH)に多段に設けるとともに、前記本立て5の両側面板7,7の外面に、前記棚板6の端縁を着脱可能に支持する支持具14を装着する第3支持手段16,…を一定間隔毎(ピッチH)に多段に設け、前記第1支持手段13、第2支持手段15及び第3支持手段16を設ける上下ピッチを全て一致させている。
具体的には、前記第1支持手段13は、横長のスリット孔(以下、符号13で表す。)であり、同一の高さ位置に複数のスリット孔13,…を列設し、前記本立て5の前記係止手段12が前記スリット孔13に係止するフック(以下、符号12で表す。)であり、本立て5の取付位置を左右方向で変更可能としている。第1実施形態において、前記スリット孔13は、図4及び図5に示すように、中央部に長いスリット孔13Aを形成するとともに、その両側に短いスリット孔13B,13Bを形成し、同一高さに三つのスリット孔13,…を形成している。そして、前記長いスリット孔13Aは、短いスリット孔13Bの略2倍の長さを有し、短いスリット孔13Bには、図4及び図24に示すように、幅の狭い本立て5の前記フック12を係止している。机上棚1の側板3に本立て5の一方の側面板7が当接する状態で装着でき、また中央部の長いスリット孔13Aには、図25に示すように、一側に寄せて幅の狭い本立て5の前記フック12を係止すれば、その外側に装着した同様の本立て5と密着状態で装着することが可能である。ここで、前記フック12の横幅は、前記スリット孔13Bの横幅より若干狭く、しかもフック12をスリット孔13Bに係止した状態で、本立て5の側方に棚板6や他の本立て5が存在しない場合でも、横方向に大きく移動しないように設定されている。尚、前記フック12は左右に分割されたものでも良いが、全体としてフック12の両端外寸法がスリット孔13Bの横幅に略一致されていれば良い。
また、図3に示すように、前記第2支持手段15及び第3支持手段16は、同一高さ位置に並設した一対の支持孔(以下、それぞれ符号15、16で表す。)であり、前記支持具14は線ダボ(以下、符号14で表す。)であり、両支持孔15,15又は支持孔16,16に線ダボ14の両端支軸14A,14Aを着脱可能に嵌入するとともに、前記棚板6の端面に形成した後向き開放の係合溝17に線ダボ14の本体部14Bを係合することにより、当該棚板6の両端部を支持するのである。尚、本発明では、前記線ダボ14の代わりにピンダボでも良く、更に前記第2支持手段15及び第3支持手段16と前記支持具14としてはその他の構造のものを採用しても良い。
第1例では、前記机上棚1の両側板3,3の間隔と、幅の狭い二つの前記本立て5,5の横幅と前記棚板6の横幅の和とを略一致させている。従って、机上棚1の収納空間内での左右方向の配置に対しては、両側に本立て5,5をそれぞれ側板3に密着するように装着するとともに、両本立て5,5の対向する両側面板7,7間に前記棚板6を装着する態様(図1、図4及び図24参照)と、二つの本立て5,5を密集させた状態で一方の側板3に密着するように装着するとともに、内方の本立て5の側面板7と対面する他方の側板3との間に前記棚板を装着する態様(図2、図25参照)とを実現することが可能である。
更に、図4に示すように、前記棚板6を一方の側板3と本立て5の側面板7間若しくは両側の本立て5,5の側面板7,7間に支持した状態で、何れか一つの前記スリット孔13の下縁より該棚板6の上面の高さが若干低くなるように設定するとともに、何れか一つの前記スリット孔13と前記本立て5の背面に形成した横長開口18とが前後で略一致するように設定し、どのような態様で本立て5と棚板6を装着しても常に載置板8及び棚板6の上面後方にスリット孔13が存在し、このスリット孔13を、コード類を配線するための挿通孔として利用できるようにしている。また、このような配置に設定することにより、正面から見たときに、前記スリット孔13,…は露出部分では上下幅が略一致するので、意匠的な統一性が保たれ、全体の外観性の向上に寄与するのである。
ここで、前記本立て5は、図6、図14〜図16に示すように、前記両側面板7,7の後端下部間に幕板19を連結し、該幕板19の上縁を前記載置板8の上面より若干上方へ突出すように設定し、該幕板19の上縁と前記背面板9の下縁との間に前述の横長開口18を形成しているのである。そして、前記幕板19の背面上部に金属板を断面略コ字形に折曲形成した幅広のフック12を取付け、該フック12を所定のスリット孔13に前方から挿入し、該スリット孔13の下縁に係止して本立て5を所定高さに装着するのである。ここで、前記フック12のみでも本立て5の支持強度は十分であるが、該本立て5を持ち上げれば容易に背板4から外れるので、該本立て5を背板4に装着した状態で、その上方移動を規制するために、図4〜図6に示すように、ハット形の固定金具20を下方のスリット孔13の後方から挿入し、該スリット孔13の背面上下縁に該固定金具20の上下片を当接した状態で前記本立て5の幕板19の背面下部に後方から着脱可能にネジ止めしている。
このように、第1例では、上下多段に同一ピッチで形成した前記第1支持手段13、第2支持手段15及び第3支持手段16を利用して本立て5,5と棚板6とを机上棚1の両側板3,3と背板4とで形成された収容空間内にそれぞれ所望の高さに取付けるのである。それには、先ず二つの本立て5,5の左右方向における位置を決め、それからそれぞれの取付高さを決めて、対応する第1支持手段13(スリット孔13)に背面に設けた係止手段12(フック12)を係止する。この状態で本立て5は前記スリット孔13に沿って左右方向に移動可能である。従って、前記棚板6を装着する空間を確保できるように本立て5を移動させ、それから所定高さの前記第2支持手段15(支持孔15,15)及び第3支持手段16(支持孔16,16)を選択して、前記支持具14(線ダボ14)を取付け、最後に前記棚板6を前方から挿入して両端面の係合溝17,17に、それぞれ対応する線ダボ14の本体部14Bを受け入れて支持するのである。本実施形態では、前記第1支持手段13と第2支持手段15は、上下に4段設け、第3支持手段16は上下に3段設けている。尚、本実施形態では、最下段の第1支持手段13は、本立て5の係止手段12を係止することができないので、本立て5の選択できる取付高さは3通りであり、一方、棚板6の選択できる取付高さは、第3支持手段16の数に応じて3通りであるが、本立て5の高さを変更できるので、最大第2支持手段15の数の4通りである。ここで、本立て5を最も低い位置に装着した際に、その最下段の第3支持手段16と、最下段の第2支持手段15とは同じ高さになるようにしている。
このように、学習机2に取付けた机上棚1には、A6(A列6番、以下同様)(105mm×148mm)、B6(B列6番、以下同様)(128mm×182mm)、A5(148mm×210mm)、B5(182mm×257mm)、A4(210mm×297mm)、B4(257mm×364mm)の大きさの書籍、ノート、ファイル等の書籍類及びCD、DVDのケース(124mm×142mm)、さらにはMDケースなどを縦向き、横向きに収容する可能性がある。その収容形態には、前記本立て5の載置板8に載置する場合、前記棚板6に載置する場合、更には学習机2の天板に直接載置する場合があり、多様な収容形態に適用できるようにすることが望ましい。このように、書籍類等の大きさを考慮して、本発明では、前記第1支持手段13、第2支持手段15及び第3支持手段16を設ける上下ピッチHを、95〜100mmの範囲で一定値に設定している。実際には、前記ピッチHは、98mmに設定している。
次に、図4〜図6に基づいて、前記机上棚1の全体構造について詳しく説明する。前記上部棚1Bは、両側板21,21の間に固定棚板22を連結するとともに、後端間に背板23を連結し、左右中央部で前記固定棚板22の上面と前記背板23とに固定仕切板24した構造であり、前記両側板21,21を下部棚1Aの両側板3,3の上端に載置し、適宜な連結手段で連結して一体化したものである。そして、前記下部棚1Aの背板4と上部棚1Bの背板23との間に開口25を形成し、照明装置26の支柱27を下部棚1Aの背板4の背面に立起状態で取付け、該支柱27の上端から前方へ延びたアーム28を前記開口25から前方へ出現させ、該アーム28の先端に灯具29の左右中央部を支持している。
ここで、図5〜図14に基づいて、本発明に係る机上棚の補強装置を説明する。前記下部棚1Aは、両側板3,3の後端より背板4の背面位置が若干前方寄りに位置設定されており、少なくとも前記両側板3,3の後方突出部3A,3Aの内側面間に補強部材40Aを連結して、両側板3,3の連結強度を高めている。この補強部材40Aを用いて両側板3,3の連結強度を高める構造が、本発明に係る机上棚の補強装置の第1実施形態である。具体的には、前記背板4の背面下端で両側板3,3の下端間に、木質角材からなる補強部材40Aを渡設し、更に該補強部材40Aを前記背板4にもネジ止めや接着によって固定している。そして、前記補強部材40Aによる補強に加えて、前記背板4の背面両端部と各側板3の内面後端部間にアングル金具41,…を固定して補強することも好ましい。
図7は、本発明の第2実施形態を示し、補強部材40Bとして木質板材を用い、該板材を水平に配した状態で、両端部の奥行寸法を前記側板3の後方突出部3Aの突出寸法に略一致させるとともに、中央部を後方へ湾曲させた板厚を厚くし、中央部の前側に前記照明装置26の支柱27の退避部として切欠部42を形成したものを、前記両側板3,3の後方突出部3A,3Aの内側面間に連結するとともに、前記切欠部42内に支柱27を位置させたものである。この場合、前記支柱27と補強部材40Bとが交差しても良いので、該補強部材40Bを任意の高さに設けることができる。
図8は、本発明の第3実施形態を示し、補強部材40Cとして金属パイプを用い、該金属パイプの中央部を潰して偏平にして前側に前記支柱27の退避部として凹部43を形成し、両端を前記両側板3,3の後方突出部3A,3Aの内側面間に連結したものである。ここで、前記側板3に対する連結構造の一例として、前記補強部材40Cの端部にナット部材を溶接し、前記側板3の後方突出部3Aに貫通させたネジを螺合させるのである。また、前記補強部材40Cは、前記背板4の背面に密着させて該背板4とネジで連結することがより好ましい。
図9は、本発明の第4実施形態を示し、補強部材40Dとして金属パイプを用い、該金属パイプの中央部を潰して偏平にして後側に前記支柱27の退避部として凹部44を形成し、両端を前記両側板3,3の後方突出部3A,3Aの内側面間に連結したものである。その他は、第3実施形態と同様である。
図10及び図11は、本発明の第5実施形態を示し、前記背板4の下端又は上端、若しくは上下端に板状の補強部材40E,40Eを接合状態で両側板3,3の後方突出部3A,3Aの内側面間に連結したものである。本実施形態では、前記背板4の上端も直線状となし、上下端に補強部材40E,40Eを面接合状態で固定するとともに、各補強部材40Eの両端を両側板3,3に連結するのである。この場合、前記背板4の上端に取付ける補強部材40Eの中央部の後部には、前記支柱27の退避部として切欠部45を形成している。ここで、前記補強部材40Eの前端と前記背板4の前面は面一に設定し、補強部材40Eの前端にも背板4と同様な化粧面を形成し、目立たなくすることが望ましい。
図12及び図13は、本発明の第6実施形態を示し、上下分離した複数の背板部材46,…からなる背板4の少なくとも一つの背板部材の板厚を厚くして補強背板部材40Fとし、該補強背板部材40Fを両側板3,3の後方突出部3A,3Aの内側面間に連結したものである。ここで、前記背板部材46,46の間には、前記本立て5を係止するためのスリット孔13を形成している。本実施形態では、上下分離した複数の背板部材46,…からなる背板4の例を示したが、前記背板4の背面側の一部に横方向に延びた板厚が厚い補強部分を形成したものでも同様である。尚、前記補強背板部材40F又は板厚が厚い補強部分に前記支柱27の退避部として切欠部47を前記同様に形成する。
更に第1例の机上棚を詳しく説明すると、前記上部棚1Bの背板23は、上背板23Aと下背板23Bとに分離されており、下背板23Bの上縁は固定棚板22の上面より若干上方に位置し、前記上背板23Aであって、前記固定仕切板24の両側には、前記スリット孔13と同一上下幅を有するスリット孔30,30を形成するとともに、上背板23Aと下背板23Bとの間には横長開口31を設けている。そして、前記上部棚1Bにあっては、側板21と固定棚板22との間に、前記線ダボを利用して小棚板32を高さ調節可能に取付けている。この場合も、前記小棚板32の上面の若干上方に前記スリット孔30が位置し、図2に示すように、該小棚板32に載置したプリンターPの配線コードを、該スリット孔30を通して配線できるようにしている。ここで、前記棚板6と小棚板32は同一であっても良く、下部棚1Aから外した棚板6を上部棚1Bに取付けるようにしても良い。また、前記棚板6を下部棚1Aの最上位に取付けた場合には、その下方に15インチ液晶モニターMを置けるようにしている(図2参照)。
そして、第1例では、前記本立て5に仕切板11を左右方向任意の位置に着脱可能に取付けることができるようになっているが、前記仕切板11と同一形状の仕切板33を前記下部棚1Aの上下のスリット孔13,13を用いて背板4に取付けることができるとともに、上部棚1Bのスリット孔30と横長開口31とを利用して取付けることもできるようにしている。これには、図17及び図18に示したような共通の係着具34を用いる。前記係着具34は、合成樹脂成形品であり、前記仕切板11又は仕切板33の後端面に取付ける取付部35と、該取付部35の上部に係止部36を形成するとともに、下部に当止部37を形成したものである。前記係着具34の係止部36には、前記本立て5の背面板9の上縁又は前記下部棚1Aの背板4に形成したスリット孔13の下縁に上方から係止可能な下向きフック36Aを形成するとともに、該下向きフック36Aの上方に前記上部棚1Bのスリット孔30の上縁に下方から係止可能な上向きフック36Bを形成している。そして、前記係着具34の当止部37には、上面に前記本立て5の背面板9の下縁、前記背板4の下方のスリット孔13の上縁及び上部棚1Bの横長開口31の上縁に下方から当接する当接面37Aを形成するとともに、下面には横方向に延びた浅い係合部37Bを形成している。
そして、前記仕切板11を本立て5の背面板9に取付けるには、該仕切板11の後端に係着具34をネジ止めした状態で、該仕切板11を若干後方へ倒した状態で、前方側から係着具34の係止部36に設けた下向きフック36Aを、前記背面板9の上縁に係止した後、仕切板11の下部を後方へ押し込むことにより、前記当止部37を前記背面板9の下方に位置させ、その当接面37Aを背面板9の下縁に当止することで当該仕切板11を外れ止めするのである(図6、図18(b)参照)。この状態で、前記仕切板11の下縁は前記載置板8の上面に載置されている。次に、図4に示すように、3段目の高さに装着した棚板6の下方の空間に、前記仕切板33を背板4に取付けるには、前記同様に仕切板33を若干後方へ倒した状態で、前方側から係着具34の下向きフック36Aを、2段目のスリット孔13に挿入し、その下縁に係止した後、仕切板33の下部を後方へ押し込むことにより、前記当止部37を1段目のスリット孔13内に挿入し、該スリット孔13の上縁と対面するように当接面37Aを配して取付けるのである。この際に、前記当接面37Aに弾性体を添設しておけば、その弾性体を常時背面板9の下縁やスリット孔13の上縁に圧接することで、ガタツキなく仕切板11、33を支持することができる。一方、上部棚1Bに仕切板33を取付けるには、仕切板33を傾斜させた状態で、係着具34の係止部36に設けた上向きフック36Bを背板23に設けたスリット孔30の上縁に係止させながら、該仕切板33を立起状態にして前記当止部37を横長開口31内に挿入させ、その当接面37Aを横長開口31の上縁の下方に位置させるとともに、当該仕切板33の下縁を固定棚板22の上面に載置して支持する。
次に、図19〜図23に基づいて第2例の机上棚を説明する。第2例の机上棚は、前記第1支持手段13を構成する二つのスリット孔13,13を、下部棚1Aの背板4の左右に対称に形成するとともに、両側板3,3の間隔の約半分の横幅を有する幅の広い一つの本立て5と、同様な横幅の棚板6とを左右に配設した構造のものである。また、上部棚1Bは、前記スリット孔30を設けずに、上背板23Aの上縁を直線状とし、該上背板23Aの上下幅を本立て5の背面板9の上下幅に一致させたものである。従って、仕切板33を取付ける係着具38には、上向きフック36Bは不要であるので、係止部36に下向きフック36Aのみを形成した単純形状のものである。尚、図19及び図20には、前記同様なハット形の固定金具20を用いて取付けた例を示したが、図22及び図23には、固定金具20の代わりに前記フック12の下方に、下段のスリット孔13に係止する下向きフック39,39を両側部に設けた例を示した。ここで、第2例の机上棚における前記フック12の横幅は、前記スリット孔13の横幅より若干狭く、しかもフック12をスリット孔13に係止した状態で、本立て5の側方に棚板6が存在しない場合でも、横方向に大きく移動しないように設定されている。尚、前記フック12は左右に分割されたものでも良いが、全体としてフック12の両端外寸法がスリット孔13の横幅に略一致されていれば良い。その他の構造は、前記同様であるので、同一構成には同一符号を付して、その説明は省略する。この第2例の机上棚では、下部棚1Aと、本立て5、棚板6、二枚の仕切板33,33だけで合計23通りの配置が可能である。
最後に、第1例の図24及び図25に基づいて、各種の大きさの書籍類を収容するための配置例を簡単に説明する。この第1例の机上棚では、下部棚1Aと、二つの本立て5,5、棚板6、二枚の仕切板33,33だけで合計133通りの配置が可能である。図24は、下部棚1Aにあっては、両側に本立て5,5を配し、その中間に棚板6を配した態様であり、本立て5,5は両方とも同じ高さで下から2段目に設定し、その下方にCDケースを縦向きで収容できるようにし、また棚板6は下から3段目に取付け、その下方にB6の書籍類を縦向きに収容できるとともに、該棚板6の上方にA4の書籍類を収容できるとうにしている。尚、本立て5の載置板8と棚板6の高さは同一であるので、本立て5にもA4の書籍類を収容できる。また、上部棚1Bにあっては、小棚板32を上段に取付け、その下方の固定棚板22上にCDケースを収容できるとにしている。
また、図25は、二つの本立て5,5を右側に寄せて配し、左側に側板3と本立て5の側面板7との間に棚板6を配した態様であり、右側の本立て5は下から2段目に装着し、左側の本立て5は下から3段目に装着し、そして棚板6は最上段(4段目)に装着した例である。この場合、右側の本立て5の下方にはCDケースを収容可能とし、その載置板8の上方にはA4の書籍類を収容可能としている。また、左側の本立て5の下方にはA5の書籍類を収容可能とし、その載置板8の上方にはA5の書籍類を収容可能としている。また、棚板6の下方には15インチ液晶モニターMを置くことができ、その上方にはA6又はB6の書請類を収容可能としている。
本実施形態に係る学習机の机上棚の使用状態の全体斜視図である。 同じく机上棚のみの全体斜視図である。 収納体の取付構造を示す部分分解斜視図である。 第1例の机上棚の正面図である。 本発明の第1実施形態を示す机上棚の背面図である。 同じく机上棚の縦断面図である。 本発明の第2実施形態を示す平面図である。 本発明の第3実施形態を示す平面図である。 本発明の第4実施形態を示す平面図である。 本発明の第5実施形態を示す部分縦断面図である。 同じく背板の上下端に補強部材を取付けた状態の斜視図である。 本発明の第6実施形態を示す部分縦断面図である。 同じく部分背面図である。 幅の狭い本立ての斜視図である。 同じく本立ての正面図である。 同じく本立ての立て断面図である。 仕切板を取付けるための係着具の斜視図である。 同じく係着具を示し、(a)は正面図、(b)は断面図を示している。 第2例の机上棚の正面図である。 同じく机上棚の縦断面図である。 幅の広い本立ての斜視図である。 同じく本立ての正面図である。 同じく縦断面図である。 第1例の机上棚の本立てと棚板の配置例を示す正面図である。 同じく他の配置例を示す正面図である。
符号の説明
1 机上棚 1A 下部棚
1B 上部棚 2 学習机
3 側板 4 背板
5 本立て 6 棚板
7 側面板 8 載置板
9 背面板 11 仕切板
12 係止手段(フック) 13 第1支持手段(スリット孔)
13、13A、 13B スリット孔
14 支持具(線ダボ) 14A 支軸
14B 本体部 15 第2支持手段(支持孔)
16 第3支持手段(支持孔) 17 係合溝
18 横長開口 19 幕板
20 固定金具 21 側板
22 固定棚板 23 背板
23A 上背板 23B 下背板
24 固定仕切板 25 開口
26 照明装置 27 支柱
28 アーム 29 灯具
30 スリット孔 31 横長開口
32 小棚板 33 仕切板
34 係着具 35 取付部
36 係止部 36A 下向きフック
36B 上向きフック 37 当止部
37A 当接面 37B 係合部
38 係着具 39 下向きフック
40A〜40E 補強部材 40F 補強背板部材(補強部材)
41 アングル金具 42 切欠部
43 凹部 44 凹部
45 切欠部 46 背板部材
47 切欠部
P プリンター M 15インチ液晶モニター

Claims (5)

  1. 両側板と背板とで形成された前方開放の内部空間内に、両側板を連結する部材を一切設けず、本立てや棚板等の収納体を着脱可能且つ上下左右の取付位置を変更可能となした、学習机の天板後部に載置する机上棚において、前記両側板の後部間に前記背板を連結するとともに、両側板の後端より背板の背面位置を若干前方寄りに位置設定し、少なくとも前記両側板の後方突出部の内側面間に補強部材を連結したことを特徴とする机上棚の補強装置。
  2. 前記背板の背面下端で両側板の後方突出部の下端間に補強部材を渡設するとともに、該補強部材を背板に固定してなる請求項1記載の机上棚の補強装置。
  3. 前記背板の背面に立起状態で照明装置の支柱を取付け、該支柱と交差する前記補強部材の一部に退避部を形成してなる請求項1記載の机上棚の補強装置。
  4. 前記背板の下端又は上端、若しくは上下端に板状の補強部材を接合状態で両側板間に連結してなる請求項1〜3何れかに記載の机上棚の補強装置。
  5. 前記背板の背面側に横方向に延びた板厚が厚い補強部分を形成し、あるいは上下分離した複数の背板部材からなる背板の少なくとも一つの背板部材の板厚を厚くして補強背板部材とし、前記補強部分又は補強背板部材を両側板に連結してなる請求項1〜3何れかに記載の机上棚の補強装置。
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