JP2007282786A - ブロック肉等の切断用補助器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ブロック肉等のブロック状の被切断物を手動で切断するとき、ブロック肉等が薄くなっても最後まで包丁等を縦方向に動かして、熟練を必要とすることなく、簡単且つ綺麗に切断できるようにする。
【解決手段】 ブロック肉等のブロック状の被切断物1を載せる台2と、この台2の左右方向の一端側に設けて被切断物1が内側面に押し当てられる起立状部材3と、この起立状部材3に被切断物1を押し当てるため上記の台2にスライド自在に設けている押し当て部材4とを備えて形成する。
【選択図】 図1
【解決手段】 ブロック肉等のブロック状の被切断物1を載せる台2と、この台2の左右方向の一端側に設けて被切断物1が内側面に押し当てられる起立状部材3と、この起立状部材3に被切断物1を押し当てるため上記の台2にスライド自在に設けている押し当て部材4とを備えて形成する。
【選択図】 図1
Description
本発明はブロック肉等の切断用補助器に関し、更に詳しくは包丁やナイフ等の手持ち式切断具で、ブロック肉等のブロック状の被切断物を切断するときに使用するブロック肉等の切断用補助器に関するものである。
従来この種の器具としては、例えば断面を凹面に形成した肉載置台と、この肉載置台の先端に設け、肉載置台の肉魂が通過し得る大きさの空間を内側に有する包丁当てと、この包丁当ての前方に設け、肉載置台上の肉塊の先端を当接させる切断厚さ規制用のストッパーと、また肉載置台の凹面上で且つ先端部が包丁当てより前方に位置して肉載置台に着脱自在に取り付けられた肉切断板とからなるものがある(例えば特許文献1参照)。
ところで、ブロック肉(塊状の牛や豚等の肉)を例えば包丁で切断するとき、ブロック肉の厚さが薄くなると、ブロック肉を立てたまま切ることが難しくなる。従って従来このような場合は、ブロック肉を寝かせ包丁を横向きに操作して切るのが通例であったから、包丁の操作に熟練が必要となり、パートやアルバイト従業員等の素人によると、包丁が波打ち、肉を均等の厚さに綺麗に切ることができなかった。
従って従来、ブロック肉等が薄くなったときでも、熟練を必要とすることなく、包丁を縦向きに操作して簡単且つ綺麗に切ることができる器具の出現が強く望まれていた。
実公昭62−17009号公報
従って従来、ブロック肉等が薄くなったときでも、熟練を必要とすることなく、包丁を縦向きに操作して簡単且つ綺麗に切ることができる器具の出現が強く望まれていた。
本発明は、このような従来の実情に鑑み、提案されたものである。
従って本発明の解決しようとする技術的課題は、ブロック肉等のブロック状の被切断物を手動で切断するとき、ブロック肉等が薄くなっても最後まで包丁等を縦方向に動かして、熟練を必要とすることなく、簡単且つ綺麗に切断できるよう形成したブロック肉等の切断用補助器を提供することにある。
従って本発明の解決しようとする技術的課題は、ブロック肉等のブロック状の被切断物を手動で切断するとき、ブロック肉等が薄くなっても最後まで包丁等を縦方向に動かして、熟練を必要とすることなく、簡単且つ綺麗に切断できるよう形成したブロック肉等の切断用補助器を提供することにある。
本発明は、上記の課題を解決するため、次のような技術的手段を採る。
即ち本発明は、図1等に示されるように、ブロック肉等のブロック状の被切断物1を載せる台2と、この台2の左右方向の一端側に設けられて被切断物1が内側面に押し当てられる起立状部材3と、この起立状部材3に被切断物1を押し当てるため上記の台2にスライド自在に設けられている押し当て部材4とを備えて形成されていることを特徴とする(請求項1)。
即ち本発明は、図1等に示されるように、ブロック肉等のブロック状の被切断物1を載せる台2と、この台2の左右方向の一端側に設けられて被切断物1が内側面に押し当てられる起立状部材3と、この起立状部材3に被切断物1を押し当てるため上記の台2にスライド自在に設けられている押し当て部材4とを備えて形成されていることを特徴とする(請求項1)。
ここでブロック肉等のブロック状の被切断物1としては、サーロイン等のブロック肉のほか、例えば塊状のハム、焼き豚、マグロ、またチーズの塊や、鏡餅等がある。但し本発明の場合、被切断物1はこのような食品に限定されるものではない。また起立状部材3や押し当て部材4は、通常、平板状に形成されるが、その形状は自由である。またその材質は、例えば合成樹脂材、金属材、木材等、任意である。
また本発明は、押し当て部材4が台2の上面と面一の水平板部4bを備えて正面から見てL字状に形成されると共に、常時下方に付勢されているストッパー8で台2に制止自在に形成され、上記の水平板部4bが係合する台2の凹溝状の段差部2aの上面に、上記のストッパー8の下端8bが係合する係合部11が、正面から見て刻み目11aが正弦波状に、台2の左右方向の全長にわたって形成されているのが好ましい(請求項2)。
なぜならこれによると、押し当て部材4のスライド移動を止めると、その位置でストッパー8が働き、押し当て部材4を簡単、確実に止めることができるからである。またこれによると、ストッパー8を摘み上げることで係合部11との係合を簡単、迅速に解くことができるからである。ストッパー8を付勢する手段としては、例えばコイルバネやゴム材等がある。
なぜならこれによると、押し当て部材4のスライド移動を止めると、その位置でストッパー8が働き、押し当て部材4を簡単、確実に止めることができるからである。またこれによると、ストッパー8を摘み上げることで係合部11との係合を簡単、迅速に解くことができるからである。ストッパー8を付勢する手段としては、例えばコイルバネやゴム材等がある。
また請求項1又は2記載の本発明は、押し当て部材4の上部4cが、台2の左右方向の他端側に向かって倒伏自在に形成されているのが好ましい(請求項3)。
なぜならこれによると、背の低いブロック肉等の場合に、押し当て部材4の高さを低くして切ることができ、切断操作を容易化できるからである。またこれによると、手掛かりが広くなり、手指を怪我することなく、安全に切ることができるからである。
なぜならこれによると、背の低いブロック肉等の場合に、押し当て部材4の高さを低くして切ることができ、切断操作を容易化できるからである。またこれによると、手掛かりが広くなり、手指を怪我することなく、安全に切ることができるからである。
本発明は、このようにブロック肉等のブロック状の被切断物を載せる台と、この台の左右方向の一端側に設けられて被切断物が内側面に押し当てられる起立状部材と、この起立状部材に被切断物を押し当てるため上記の台にスライド自在に設けられている押し当て部材とを備えて形成されている。
従って本発明は、ブロック肉等のブロック状の物品を切断するとき、薄くなっても最後まで包丁を縦方向に動かして切ることができるから、これによると熟練を必要とすることなく、最後まで簡単且つ綺麗に切ることができる。
従って本発明は、ブロック肉等のブロック状の物品を切断するとき、薄くなっても最後まで包丁を縦方向に動かして切ることができるから、これによると熟練を必要とすることなく、最後まで簡単且つ綺麗に切ることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を説明する。
本発明は、図1等に示されるように、ブロック肉等のブロック状の被切断物1を載せる台2と、この台2の左右方向の一端側に設けられて被切断物1が内側面に押し当てられる起立状部材3と、この起立状部材3に被切断物1を押し当てるため上記の台2にスライド自在に設けられている押し当て部材4とを備えて形成されている。
本発明は、図1等に示されるように、ブロック肉等のブロック状の被切断物1を載せる台2と、この台2の左右方向の一端側に設けられて被切断物1が内側面に押し当てられる起立状部材3と、この起立状部材3に被切断物1を押し当てるため上記の台2にスライド自在に設けられている押し当て部材4とを備えて形成されている。
上記の台2は、上から見て左右方向に長い長板状に、例えば合成樹脂材で形成されている。台2と起立状部材3は、例えば合成樹脂材で一体成型されている。起立状部材3と押し当て部材4は、例えば垂直の平板状に形成されると共に、包丁等の手持ち式切断具5を操作するとき手前になる前側の上辺部3a、4aが前方に向かって下り傾斜状に形成されている。これは包丁等の手持ち式切断具5を操作するとき、手が起立状部材3や押し当て部材4の上辺部3a、4aに当たることを防止するためである。なおこの実施形態では、起立状部材3の上部に、取っ手6が孔状に形成されている。
また押し当て部材4は、この実施形態では水平板部4bを備えて正面から見てL字状に形成されている。水平板部4bは、台2の凹溝状の段差部2aに係合され、上面が台2の上面と面一に位置決めされ、台2の中央部に左右方向に延びて形成されている。従ってこの実施形態の場合、台2はその上面の一部が水平板部4bにより形成されていることになる。またこの実施形態の本発明は、水平板部4bを起立状部材3の側にスライドするのに伴って起立状部材3の下側にあたる側面下部の孔7を介して水平板部4bが側方に突き出されるよう形成されている。
8は、コイルバネ等の付勢部材9(図7等参照)で常時下方に付勢されているストッパーである。このストッパー8は、鉤形に形成され、付勢部材9を収納したケース10から頭8aを上方に突き出させて押し当て部材4の外側面の下部に設けられている。段差部2aの上面には、このストッパー8の下端8bが係合する係合部11が、正面から見て刻み目11aが正弦波状に、台2の左右方向の全長にわたって形成されている。ストッパー8の下端8bは、係合部11の刻み目11aに係合するよう断面逆三角状に形成されている。付勢部材9のバネ圧は、この実施形態では使用者がその弾発力(或いは牽引力)に抗して押し当て部材4を手動で横方向に動かすことができる程度に選定されている。
また押し当て部材4は、この実施形態では図14〜図17等に示されるように、上部4cが台2の左右方向の他端側に向かって倒伏自在に形成されている。12は、押し当て部材4の上部4cと、本体部4dとを接続する蝶番である。この蝶番12は、図15等に示されるように、押し当て部材4の外側面に、左右一対設けられている。また13は、押し当て部材4の上部4cと本体部4dとを垂直状に保持するロック手段である。このロック手段13は、縦長の金属プレートで形成され、上端は押し当て部材4の上部4cの側にネジ14で枢着され、下部が本体部4dの外側面に接し、縦向きに配置されている。13aは、回動操作用の摘みである。また15は、倒伏した押し当て部材4の上部4cを水平に支持するブラケットである。このブラケット15は、本体部4dの外側面に左右一対設けられている。押し当て部材4の上部4cを倒伏する場合は、図15に示されるように、先ず使用者はロック手段13を縦向きから横向きに回して本体部4dと押し当て部材4の上部4cとのロックを解き、次に押し当て部材4の上部4cを外側に倒す。これにより上部4cが、ブラケット15で水平に支持されるものである。
次に本発明の使用例を説明する。
先ず使用者は、ブロック肉等の被切断物1を、台2の上に置く。この実施形態では、台2の中央が水平板部4bで構成されているから、被切断物1は、通常、水平板部4bを中心に台2の上面に食み出て載せられる。次に使用者は、押し当て部材4を付勢部材9の弾発力に抗して起立状部材3の側にスライドさせ、被切断物1を起立状部材3に押し当てる(図1の状態参照)。
先ず使用者は、ブロック肉等の被切断物1を、台2の上に置く。この実施形態では、台2の中央が水平板部4bで構成されているから、被切断物1は、通常、水平板部4bを中心に台2の上面に食み出て載せられる。次に使用者は、押し当て部材4を付勢部材9の弾発力に抗して起立状部材3の側にスライドさせ、被切断物1を起立状部材3に押し当てる(図1の状態参照)。
使用者が、押し当て部材4をスライドさせると、ストッパー8の下端8bが係合部11の刻み目11aから一旦抜け出し、次いで隣の刻み目11aに付勢部材9の弾発力で係合する(図7、図8参照)。その結果、押し当て部材4をスライドさせると、例えばカタカタと音をたてながら、起立状部材3に被切断物1が押し当てられ、その後、使用者が押し当て部材4から手を離すと、付勢部材9の弾発力でストッパー8が下方に押され、下端8bが刻み目11aに係合し、ストッパー8の働きで被切断物1がしっかりと挟み付けられる。
使用者は、このようにして被切断物1を起立状部材3に押し当てた後、図1に示されるように、押し当て部材4の上辺部4aや被切断物1に片手をあてがいながら、他方の手で包丁等の手持ち式切断具5を上から下に操作し、被切断物1を起立状部材3の側から任意の厚さに、順次、切断する。本発明品は、被切断物1の残りが薄くなったときも、被切断物1が押し当て部材4と起立状部材3との間に挟まれて起立姿勢を維持するため、最後まで手持ち式切断具5を引き降ろして綺麗に切ることができる。なお本発明は、切り終わったときストッパー8の頭8aを持って摘み上げると、押し当て部材4がフリーになるため、被切断物1を簡単に台2から外すことができる。
またこの実施形態に係る本発明品は、上記の通り、押し当て部材4の上部4cが倒伏自在に形成されている。従って被切断物1の高さが低いときは、図14に示されるように、押し当て部材4の上部4cを横向きに倒して使用することができる。具体的には、図15に示されるように、先ず使用者は、ロック手段13の下部を上方に回して引き上げ、ロック手段13を縦向きから横向きにする。これにより、押し当て部材4の上部4cと本体部4dとの連結状態が解除される。次に使用者は、押し当て部材4の上部4cを、図16、図17に示されるように、蝶番12を介して外側に倒し、ブラケット15で水平に支持させる。押し当て部材4の上部4cをこのように倒して使用する場合は、背の低い被切断物1を切るとき、押し当て部材4に手が当たることを防止でき、また倒伏状の押し当て部材4の上部4cに手を置くことができるから、切断操作が終わりに近づいても手指を怪我することなく安全に切ることができる。
以上の処において、上例では押し当て部材4が水平板部4bを備えてL字状に形成されているが、本発明は、押し当て部材4を例えば垂直状の板片だけで形成し、被切断物1が台2の上面で摺動するよう構成されているのでも良い。
また本発明は、例えば押し当て部材4を起立状部材3の側に、コイルバネやゴム材等の牽引部材で牽引可能に形成し、押し当て部材4が牽引部材の牽引力で起立状部材3の側に引かれて被切断物1を挟み付けるよう形成されているのでも良い。
また本発明は、例えば押し当て部材4を起立状部材3の側に、コイルバネやゴム材等の牽引部材で牽引可能に形成し、押し当て部材4が牽引部材の牽引力で起立状部材3の側に引かれて被切断物1を挟み付けるよう形成されているのでも良い。
1 被切断物
2 台
3 起立状部材
4 押し当て部材
2 台
3 起立状部材
4 押し当て部材
Claims (3)
- ブロック肉等のブロック状の被切断物を載せる台と、この台の左右方向の一端側に設けられて被切断物が内側面に押し当てられる起立状部材と、この起立状部材に被切断物を押し当てるため上記の台にスライド自在に設けられている押し当て部材とを備えて形成されていることを特徴とするブロック肉等の切断用補助器。
- 請求項1記載のブロック肉等の切断用補助器であって、押し当て部材が台の上面と面一の水平板部を備えて正面から見てL字状に形成されると共に、常時下方に付勢されているストッパーで台に制止自在に形成され、上記の水平板部が係合する台の凹溝状の段差部の上面に、上記のストッパーの下端が係合する係合部が、正面から見て刻み目が正弦波状に、台の左右方向の全長にわたって形成されていることを特徴とするブロック肉等の切断用補助器。
- 請求項1又は2記載のブロック肉等の切断用補助器であって、押し当て部材の上部が、台の左右方向の他端側に向かって倒伏自在に形成されていることを特徴とするブロック肉等の切断用補助器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006112201A JP2007282786A (ja) | 2006-04-14 | 2006-04-14 | ブロック肉等の切断用補助器 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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Family
ID=38755096
Family Applications (1)
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JP2006112201A Pending JP2007282786A (ja) | 2006-04-14 | 2006-04-14 | ブロック肉等の切断用補助器 |
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JP (1) | JP2007282786A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104816328A (zh) * | 2015-05-17 | 2015-08-05 | 郑妮 | 一种年糕分切装置 |
JP5818291B1 (ja) * | 2015-03-02 | 2015-11-18 | 重吉 浅沼 | 手を保護する調理器 |
US20230011787A1 (en) * | 2021-07-07 | 2023-01-12 | William David Penniman | Adjustable knife guide assembly |
-
2006
- 2006-04-14 JP JP2006112201A patent/JP2007282786A/ja active Pending
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