JP2007282323A - モータおよびそのモータの通電制御装置 - Google Patents

モータおよびそのモータの通電制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007282323A
JP2007282323A JP2006102632A JP2006102632A JP2007282323A JP 2007282323 A JP2007282323 A JP 2007282323A JP 2006102632 A JP2006102632 A JP 2006102632A JP 2006102632 A JP2006102632 A JP 2006102632A JP 2007282323 A JP2007282323 A JP 2007282323A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
stator
rotor
pole
motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006102632A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4193859B2 (ja
Inventor
Masaharu Yamashita
正治 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2006102632A priority Critical patent/JP4193859B2/ja
Priority to KR1020087024303A priority patent/KR101004278B1/ko
Priority to PCT/IB2007/000870 priority patent/WO2007113651A2/en
Priority to CN2007800121714A priority patent/CN101416372B/zh
Priority to US12/295,984 priority patent/US7868505B2/en
Priority to EP07734191A priority patent/EP2002528A2/en
Publication of JP2007282323A publication Critical patent/JP2007282323A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4193859B2 publication Critical patent/JP4193859B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K21/00Synchronous motors having permanent magnets; Synchronous generators having permanent magnets
    • H02K21/38Synchronous motors having permanent magnets; Synchronous generators having permanent magnets with rotating flux distributors, and armatures and magnets both stationary
    • H02K21/44Synchronous motors having permanent magnets; Synchronous generators having permanent magnets with rotating flux distributors, and armatures and magnets both stationary with armature windings wound upon the magnets
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K1/00Details of the magnetic circuit
    • H02K1/06Details of the magnetic circuit characterised by the shape, form or construction
    • H02K1/12Stationary parts of the magnetic circuit
    • H02K1/14Stator cores with salient poles
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K1/00Details of the magnetic circuit
    • H02K1/06Details of the magnetic circuit characterised by the shape, form or construction
    • H02K1/12Stationary parts of the magnetic circuit
    • H02K1/18Means for mounting or fastening magnetic stationary parts on to, or to, the stator structures
    • H02K1/185Means for mounting or fastening magnetic stationary parts on to, or to, the stator structures to outer stators
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K1/00Details of the magnetic circuit
    • H02K1/06Details of the magnetic circuit characterised by the shape, form or construction
    • H02K1/22Rotating parts of the magnetic circuit
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P25/00Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by the kind of AC motor or by structural details
    • H02P25/02Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by the kind of AC motor or by structural details characterised by the kind of motor
    • H02P25/08Reluctance motors

Abstract

【課題】 ロストルクやコギングトルクが発生せず、ロータ慣性の小さい高出力・高効率のモータを提供する。
【解決手段】 ステータ20のリング体21には、隣り合う固定子磁極22のあいだとなる偶数個の磁極間リング磁路部23に、一つおきにリング体21の周方向に沿って磁界を発生させるように設けられる永久磁石24を配置するとともに、永久磁石24が配置されていない一つおきの磁極間リング磁路部23に、永久磁石24により発生する磁界と反対方向に磁界を発生させるコイル25を巻回する。コイル25の無通電時においては、永久磁石24によりリング状磁気回路が形成されて回転子に磁束が漏れず、コイル通電時には、永久磁石24で発生する磁界における磁束とコイル25により発生する磁界における磁束とが合わさって固定子磁極22からロータ30の回転子磁極32に流れ、強い吸引力を得ることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、永久磁石による吸引力を利用したモータおよびそのモータの通電制御装置に関する。
従来から、車両の操舵輪に操舵力を付与する電動パワーステアリング装置においては、例えば、SPMモータ(表面磁石形同期モータ)が駆動装置として用いられている。そして、最近では電動パワーステアリング装置における高効率・高出力化が要求されている。
ところが、モータの高出力化を図ると、それに比例してモータロストルク、コギングトルク、モータ慣性(システム慣性)が大きくなり、この結果、ドライバーにとって操舵フィーリングが悪化してしまう。
モータのトルク変動は、操舵フィーリングに影響を与えるが、モータの電流フィードバック制御によりコントロールすることができる。しかし、モータの無通電時において発生するモータロストルクは、フィードバック制御することができないため、ハンドル戻りなどの操舵フィーリングを悪化させてしまう。
また、コギングトルクもモータの無通電時において発生するものであるため、それを抑制するようにフィードバック制御をすることができず、やはり操舵フィーリングを悪化させてしまう。
しかも、こうしたモータロストルクやコギングトルクは、モータ出力に比例して大きくなるため、特に高効率・高出力化を図る上で大きな問題となる。
更に、高出力モータは、ロータおよびステータにたくさんの磁気回路が必要となり体積が増加するとともにロータ慣性モーメントも増加する。そこで、電動パワーステアリング装置では、この慣性によるトルク変動を低減するために補償制御を行っているが、モータの時定数やセンサの性能等により完全に補償することはできない。この場合、慣性量が小さい場合にはドライバーに感じない程度に補償できるものの、慣性量が大きくなると操舵フィーリングに影響をおよぼしてしまう。
一方、特許文献1には、高出力化を図るとともにコギングトルクの低減を図ったSRモータ(スイッチトリラクタンスモータ)が提案されている。この特許文献1のモータは、ロータを囲むステータの内周面にコイルを巻回した突極部を内側に向けて周方向に複数配置するとともに、このコイルを巻回した突極部内に永久磁石を埋設し、コイル励磁時においてコイルによる磁束と永久磁石による磁束との合成磁束によりロータを強い磁気吸引力で吸引して高トルク化を図っている。そして、コギングトルクを低減するために、この永久磁石を突極部のロータ回転方向に対向する側に偏位した位置に埋設するとともに、その磁極面を突極部内に向けた構成を採用している。
特開2004−236369号公報
しかしながら、この特許文献1のものにおいても、ステータの突極部に設けた永久磁石により、ステータとロータ間の横断磁束が残ってしまい、コギングトルクを良好に低減することができない。
この結果、こうしたモータを電動パワーステアリング装置に適用しても、操舵フィーリングの向上があまり得られない。
本発明の目的は、上記問題に対処するためになされたもので、モータの無通電時のコギングトルク等によるトルク変動を極力抑えることにある。
上記目的を達成するために、本発明の特徴は、中空円筒形状のリング体とそのリング体の内周面で半径方向内向きに突出し周方向に等間隔に配置される偶数個の固定子磁極とを有し磁路を形成可能なステータと、所定の回転位置で上記ステータの各固定子磁極とそれぞれ向かい合う回転子磁極を半径方向外向きに突出して配置し上記ステータ内に上記ステータと同軸に設けられ磁路を形成可能なロータとを備えるとともに、上記ステータのリング体には、隣り合う上記固定子磁極のあいだとなる偶数個の磁極間リング磁路部に、一つおきにリング体の周方向に沿って磁界を発生させるように設けられる永久磁石を配置するとともに、上記永久磁石が配置されていない一つおきの磁極間リング磁路部に、上記永久磁石により発生する磁界と反対方向に磁界を発生させるコイルを巻回したことにある。
上記のように構成した本発明によれば、ステータを形成するリング体の内周面に偶数個の固定子磁極を有し、隣り合う固定子磁極のあいだとなる磁極間リング磁路部に永久磁石とコイルとが交互に設けられる。つまり、磁極間リング磁路部は、固定子磁極の数だけ形成されるが、その一つおきに永久磁石が設けられ、永久磁石が設けられない磁極間リング磁路部にはコイルが巻回される。この永久磁石は、リング体の周方向に沿って磁界が発生するように設けられる。一方、コイルは、その通電時に永久磁石の磁界の向きと反対方向の磁界を発生させるように磁極間リング磁路部に巻回される。
この場合、例えば、固定子磁極の数が2であれば、2つの磁極間リング磁路部が形成されるが、一方の磁極間リング磁路部に永久磁石を配置し、他方の磁極間リング磁路部にコイルを巻回する。また、固定子磁極の数が4以上であれば、永久磁石を複数の磁極間リング磁路部に一つおきに配置することになるが、各永久磁石はその磁界が同一方向に向くように配置される。
このため、コイル無通電時においては、永久磁石にて発生する磁界によりリング状磁性体の周方向に沿って磁束が流れるのみで、固定子磁極からロータ側には磁束が漏れない。そして、コイルに通電すると、コイルの巻回された磁極間リング磁路部では、永久磁石の磁界と逆方向に磁界が発生する。従って、永久磁石で発生する磁界における磁束とコイルにより発生する磁界における磁束とが合わさって固定子磁極からロータの回転子磁極に流れる。つまり、永久磁石で発生した磁界は、コイルにより発生した反対方向の磁界に押し戻されて、磁極間リング磁路部→固定子磁極→回転子磁極→ロータ磁性体→隣の回転子磁極→隣の固定子磁極→磁極間リング磁路部という磁束の流れを生み出す。同様に、コイルで発生した磁界は、永久磁石で発生する反対方向の磁界に押し戻されて、磁極間リング磁路部→固定子磁極→回転子磁極→ロータ磁性体→隣の回転子磁極→隣の固定子磁極→磁極間リング磁路部という磁束の流れを生み出す。
このため、コイル無通電時には磁極間(固定子磁極と回転子磁極との間)の磁束の流れが極力抑えられてコギングトルクとロストルクの発生を防止することができる。
従って、本発明によれば無通電時におけるトルク変動を極力抑えることができる。
本発明の他の特徴は、上記ロータがその回転軸を中心として軸対称形状であることにある。
これによれば、ロータの軸直角方向に発生する力のアンバランスが防止され、騒音と振動とを低減することができる。
本発明の他の特徴は、上記ステータおよび上記ロータが軟磁性体で構成されることにある。
これによれば、モータの効率(入力エネルギーに対する出力エネルギーの比)を向上させることができる。
本発明の他の特徴は、上記ステータおよび上記ロータが厚さ1mm以下の電磁鋼板を積層して形成されることにある。
本発明においては、ステータおよびロータにおける磁束の流れをコントロールすることを特徴としているため、うず電流損とヒステリシス損との低減が重要となるが、この構成によれば、うず電流損とヒステリシス損とを良好に低減することができ高いモータ効率が得られる。
本発明の他の特徴は、上記向かい合う固定子磁極と回転子磁極との間のエアギャップは、両磁極が真正面に向かい合っている状態において、磁極中心から周方向に離れるほど、そのギャップ長が大きくなるように形成されていることにある。
この場合、上記向かい合う固定子磁極および回転子磁極の先端面は、円筒面の一部を形成する湾曲面であって、上記固定子磁極あるいは上記回転子磁極の一方の先端面を形成する円筒面中心位置を回転中心軸位置から径方向に偏芯させることにより、上記ギャップ長が磁極中心から周方向に離れるほど大きくなるように形成するとよい。
これによれば、ロータの移動量に対するトルク変化をなだらかに、かつフラットにすることできる。つまり、ロータの回転に伴って回転子磁極と固定子磁極とが接近・離間するが、回転子磁極と固定子磁極とが向かい合って相対移動するときのトルク変化が低減され、トルク変動の少ないモータとなる。
本発明の他の特徴は、上記ステータのリング体は、上記固定子磁極が設けられる位置の外周面に、半径方向内向きに窪んだ切り欠き溝を形成したことにある。
これによれば、永久磁石で発生する磁界をコイルの磁界で押し戻すときに、切り欠き溝が磁束の流れを固定子磁極側に案内するため、コイル通電時にはロータ側に良好に磁束を流すことが可能となり、効率よく磁極間の吸引力を発生させることができる。また、リング体の軽量化にも繋がる。
本発明の他の特徴は、上記永久磁石が配設される磁極間リング磁路部の軸中心からの径に対して、上記コイルが巻回される磁極間リング磁路部の軸中心からの径を大きくしたことにある。
これによれば、永久磁石の配設される磁極間リング磁路部とコイルの巻回される磁極間リング磁路部とで軸中心からの径に差が設けられているため、リング体の周方向に流れる永久磁石の磁束をコイル通電時において固定子磁極側に案内しやすくなる。この結果、コイル通電時にはロータ側に良好に磁束を流すことが可能となり、効率よく磁極間の吸引力を発生させることができる。
しかも、コイルが巻回される磁極間リング磁路部の径が、永久磁石が配設される磁極間リング磁路部の径よりも大きいため、リング体内側におけるコイルの巻回スペースを大きく確保することができる。このため、銅損の低減が可能になる。
本発明の他の特徴は、上記発明のモータを基本モジュールとして、その基本モジュールを3組以上連結するとともに、各基本モジュールにおける固定子磁極と回転子磁極とが互いに向かい合う状態となる回転位置を基本モジュール間で略均等の位相差をつけてずらして構成したことにある。
これによれば、ロータの回転角および回転角速度によらず常にトルクを発生させることができる。つまり、1つの基本モジュールだけでモータを構成した場合には、ロータの停止している回転角度によっては、モータを起動できないケースがあるが、各基本モジュールの回転方向に対する磁極の位相を吸引力が等配に(等しい回転角周期で)発生するようにずらしているため、そうした不具合は生じない。従って、例えば、電動パワーステアリング装置のように、モータ回転角速度が0、つまり、停止している状態からでもモータトルクが必要なシステムに有効利用することができる。
本発明の他の特徴は、上記3組以上の基本モジュールを回転軸方向に連結するとともに、各基本モジュール間にエアギャップを設けたことにある。
これによれば、各基本モジュール間における磁束漏れが防止され、トルク変動を低減することができる。
本発明の他の特徴は、上記モータを通電制御する通電制御装置であって、上記ロータの回転角度を検出する回転角センサと、基本モジュールの組数をn、各基本モジュールの磁極数をm、1/m回転を電気角360°として、上記検出した回転角度に基づいて、基本モジュールごとの上記コイルへの通電タイミングを、360°/nだけ電気角に位相差を設けて通電する通電手段とを備えたことにある。
これによれば、各基本モジュールのコイルに所定の位相差を設けて、所定の回転角度のあいだ通電することで、本発明のモータを時計方向にも反時計方向にも良好に駆動することができる。
本発明の他の特徴は、当該モータが車両の操舵輪に操舵力を付与する電動パワーステアリング装置の駆動装置として用いられることにある。
これによれば、無通電時のトルク変動が極力少ないモータを電動パワーステアリング装置に用いるため、ドライバーの操舵フィーリングが向上する。
以下、本発明の一実施形態に係るモータおよびその通電制御装置について図面を用いて説明する。図3に示すように、本実施形態のモータ1は、3つの基本モジュール10(第1モジュール10A、第2モジュール10B、第3モジュール10C:これらを総称して基本モジュール10と呼ぶ)を軸方向に連結して構成されるものであり、後述の電動パワーステアリング装置の駆動装置として用いられる。そこで、まず、基本モジュール10から説明する。
図1は、実施形態としてのモータ1を構成する基本モジュール10を表す。
この基本モジュール10は、モータケーシング11に固定されるステータ20と、ステータ20内でシャフト12を回転軸として回転可能に設けられるロータ30とを備える。
ステータ20は、中空円筒形状のリング体21と、そのリング体21の内周面で半径方向内向きに突出し周方向に等間隔に配置される4つの固定子磁極22a、22b、22c、22dとを一体的に形成したものである。このステータ20は、磁路を形成可能にするもので、本実施形態においては所定形状にプレス加工した電磁鋼板(軟磁性材料を使った厚さ1mm以下の電磁鋼板)を軸方向に積層して中空円筒形状に形成される。
各固定子磁極22a、22b、22c、22dは、ティース状に形成され、その先端がリング体21と同一中心の円筒面上に位置するように等間隔で配置される。
リング体21には、固定子磁極22aと固定子磁極22bとの間となる磁極間リング磁路部23ab、および、固定子磁極22cと固定子磁極22dとの間となる磁極間リング磁路部23cdに、それぞれ永久磁石24ab,24cdが密着して埋設される。この2つの永久磁石24ab,24cdは、リング体21の周方向に沿って同じ方向(円周上における同一方向)に磁界を発生させるような向き、つまり、一方の永久磁石24abのS極と他方の永久磁石24cdのN極とがリング磁路上で向かい合いあうように配置される。本実施形態においては、図1において、反時計方向に磁界を発生させるように配置される。
また、永久磁石24ab,24cdが埋設されていない磁極間リング磁路部、つまり、固定子磁極22aと固定子磁極22dとの間となる磁極間リング磁路部23ad、および、固定子磁極22bと固定子磁極22cとの間となる磁極間リング磁路部23bcには、それぞれコイル25ad,25bcが巻回される。この2組のコイル25ad,25bcは、通電時において、どちらも永久磁石24ab,24cdにより発生する磁界の向きと反対方向に磁界を発生させるように巻回される。本実施形態においては、図1において、時計方向に磁界を発生させるようにコイル25ad,25bcが巻回される。尚、コイル25ad,25bcの通電制御回路については後述する。
こうして、リング体21には、4つの固定子磁極22a,22b,22c,22dの間の磁路となる磁極間リング磁路部23ab,23bc,23cd,23adに、永久磁石24ab,24cdとコイル25ad,25bcとが交互に設けられる。
以下、2つの永久磁石24ab,24cdを特に区別しない場合には単に永久磁石24と呼び、2組のコイル25ad,25bcを特に区別しない場合には単にコイル25と呼び、4つの磁極間リング磁路部23ab,23bc,23cd,23adを特に区別しない場合には単に磁極間リング磁路部23と呼び、4つの固定子磁極22a,22b,22c,22dを特に区別しない場合には単に固定子磁極22と呼ぶことにする。
この固定子磁極22の数は4に限らず偶数個であればよい。従って、リング体21は、隣り合う固定子磁極22のあいだとなる偶数個の磁極間リング磁路部23に、一つおきにリング体21の周方向に沿って磁界を発生させるように設けられる永久磁石24を配置するとともに、永久磁石24が配置されていない一つおきの磁極間リング磁路部23に、永久磁石24により発生する磁界と反対方向に磁界を発生させるコイル25を巻回した構成といえる。この場合、固定子磁極22の数が2であれば、一方の磁極間リング磁路部23に永久磁石24を埋設し、他方の磁極間リング磁路部23にコイル25を巻回する。
永久磁石24には、ネオジ系のマグネットが使用される。そして、この2つの永久磁石24の磁力のみでリング体21に飽和磁束の90%以上の磁束が確保されるように永久磁石24の磁力が設定される。
一方、ロータ30は、モータケーシング11に回転可能に設けられたシャフト12に固着される円柱形状の中央磁路部31と、中央磁路部31の外周から半径方向外向きに突出して周方向に等間隔に配置される4つの回転子磁極32a,32b,32c,32dとを一体形成して回転軸対称形状にしたもので、その軸心はステータ20の軸心と同一となっている。このロータ30もステータ20と同様に磁路を形成可能にしたもので、本実施形態においては所定形状にプレス加工した電磁鋼板(軟磁性材料を使った厚さ1mm以下の電磁鋼板)を軸方向に積層して形成される。以下、4つの回転子磁極32a,32b,32c,32dを特に区別しない場合には単に回転子磁極32と呼ぶ。
回転子磁極32は、ティース形状であり、固定子磁極22と同数設けられ、ロータ30が所定の回転角度に位置するときに、各回転子磁極32と固定子磁極22とが互いに向き合うことになる。
この基本モジュール10においては、固定子磁極22と回転子磁極32との間に所定のエアギャップが形成される。このエアギャップは、ステータ20の外径が100mm以下の基本モジュール10においては、その平均ギャップ長が0.2mm以上1.5mm以下にすることが好ましい。
次に、この基本モジュール10における作動原理について説明する。
図2は、磁気解析結果を表すもので、(a)はコイル無通電時における磁束分布を、(b)はコイル通電時における磁束分布を表す。尚、この図2の磁気解析結果は、図1に示す形状の基本モジュール10のものと磁極サイズがやや異なるものにおける解析結果であるが、図1に示す基本モジュール10においても同様の結果が得られる。
図2(a)に示すように、コイル無通電時においては、永久磁石24で発生した磁界により、リング体21の周方向に沿って磁束が通るリング状磁気回路が形成される。このため、固定子磁極22からロータ30側には磁束が漏れない。
従って、この状態においては、モータロストルクやコギングトルクは、ほとんど発生しない。
そして、2組のコイル25に同時通電すると、図2(b)に示すように、コイル25の巻回された各磁極間リング磁路部23では、永久磁石24の磁界と逆方向に磁界が発生し、リング体21を周方向に流れていた永久磁石24の磁束の向きが変わる。こうして、永久磁石24で発生する磁界における磁束とコイル25により発生する磁界における磁束とが合わさって固定子磁極22からロータ30の回転子磁極32に流れる。
つまり、一方の永久磁石24abで発生した磁界は、その磁界の向きに隣り合うコイル25adにより発生した反対方向の磁界に押し戻されて、磁極間リング磁路部23ad→固定子磁極22a→回転子磁極32a→ロータ中央磁路部31→回転子磁極32b→固定子磁極22b→磁極間リング磁路部23abという磁束の流れを生み出す。同様に、他方の永久磁石24cdで発生した磁界は、その磁界の向きに隣り合うコイル25bcにより発生した反対方向の磁界に押し戻されて、磁極間リング磁路部23cd→固定子磁極22c→回転子磁極32c→ロータ中央磁路部31→回転子磁極32d→固定子磁極22d→磁極間リング磁路部23cdという磁束の流れを生み出す。
また、一方のコイル25adで発生した磁界は、その磁界の向きに隣り合う永久磁石24abにより発生する反対方向の磁界に押し戻されて、磁極間リング磁路部23ad→固定子磁極22a→回転子磁極32a→ロータ中央磁路部31→回転子磁極32d→固定子磁極22d→磁極間リング磁路部23adという磁束の流れを生み出す。同様に、他方のコイル25bcで発生した磁界は、その磁界の向きに隣り合う永久磁石24cdにより発生する反対方向の磁界に押し戻されて、磁極間リング磁路部23bc→固定子磁極22c→回転子磁極32c→ロータ中央磁路部31→回転子磁極32b→固定子磁極22b→磁極間リング磁路部23bcという磁束の流れを生み出す。
従って、この基本モジュール10によれば、永久磁石24とコイル25の両方の磁力を有効利用して磁極間(固定子磁極22と回転子磁極32との間)に大きな磁束を流すことができ、小型であっても高い吸引力を発生させることができる。しかも、ロータ30には永久磁石もコイルも設けていないため、DCブラシレスモータ,SPMモータ,IPMモータ(埋め込み磁石形同期モータ)に比べてはるかに低慣性にすることができる。
また、ロータ30は、偶数個の回転子磁極32を等間隔で配置して軸対称形状に形成されるため、軸直角方向に発生する力の合力を0にすることができ、騒音や振動の発生を抑えることができる。更に、ロータ30の回転に対して全ての磁極間で等しい周期で吸引力を発生させることができる。
また、ロータ30およびステータ20を軟磁性体により形成することによりモータ効率を向上させることができる。
更に、本実施形態における固定子磁極22および回転子磁極32は、その先端形状が軸方向から見て左右対称に形成される。従って、吸引力の大きさが固定子磁極22の中心に対して左右対称となるため、モータを時計方向、反時計方向のどちらに回転させても同じ特性が得られ、左右方向に車輪を転舵する電動パワーステアリング装置のモータに適した基本モジュールとなる。
また、磁極間のエアギャップ長を0.2mm以上にすることでコイル25の無通電時におけるロータ30側への磁束漏れを防止することができ、リング体21の断面積を最小にすることができる。また、エアギャップを1.5mm以下にすることにより、吸引力のなだらかな変化と吸引力の大きさのバランスが最適となり、コイル25に微小電流を流した時の磁束量のコントロールが容易となる。
また、基本モジュール10を構成する軟磁性体は、厚さ1mm以下の電磁鋼板を軸方向に積層して構成されるため、うず電流損とヒステリシス損とを良好に低減することができ高いモータ効率が得られる。つまり、この基本モジュール10においては、磁束の流れをコントロールすることを特徴としているため、うず電流損とヒステリシス損との低減が重要課題となるが、厚さ1mm以下の薄い電磁鋼板を用いることで、こうした課題に対応することができる。
更に、リング体21に埋設する永久磁石24として、ネオジ系のマグネットを用いているため、強い磁力が得られ小型化を図ることができる。
この基本モジュール10においては、永久磁石24の磁束の流れをコイル25の通電により回転子磁極32方向に変更するために、リング体21を磁束飽和付近で使用することが必須となる。また、コイル25で有効に発生させることができる磁束密度は永久磁石24の磁力に比例するため、結果としてステータ20の体格は2×(磁力の2乗)に反比例する。
従って、強い磁力が発生するネオジ系のマグネットを用いることで小型化を図ることができ、コイル電流が小さいときにおいてもロータ30の吸引力を発生させることができる。
次に、こうした基本モジュール10を3組連結した本実施形態のモータ1について説明する。
このモータ1は、図3に示すように、第1モジュール10A、第2モジュール10B、第3モジュール10Cを軸方向に連結したもの、つまり、共通の回転軸となるシャフト12に各基本モジュール10のロータ30を固定して連結したものである。
本実施形態においては、モータ1を構成する基本モジュール10の数を3とするが、なんらその数に限定するものではない。電動パワーステアリング装置で用いる場合には、基本モジュール数が3以上であることが好ましい。
図4に示すように、各基本モジュール10のロータ30は、その回転子磁極32の向きをそろえて共通のシャフト12に固定される。
一方、各基本モジュール10のステータ20は、その固定子磁極22の回転方向に対する位置(機械角)を30°ずつずらしてモータケーシング11に固定される。つまり、ロータ30の回転に対して、各基本モジュール10が等配に(等しい回転角周期で)吸引力を発生するように回転方向に対する位相がずらしてある。その位相差は、
360°/(基本モジュールの磁極数×基本モジュールの数)となる。
本実施形態においては、基本モジュールの磁極数=4、基本モジュール数=3であるため、各基本モジュールの位相差は30°となる。
尚、この位相差は、吸引力が等配になるように設ける、つまり、ロータ30が回転したときに基本モジュール全体として磁極間の吸引力が所定回転角度ごとに発生するように設けるのであって、基本モジュール10間における磁極の位置が等間隔である必要はない。
従って、基本モジュール10間においてロータ30の位相をずらすようにしてもよいし、ステータ20とロータ30との両方の位相をずらすようにしてもよい。
このように複数の基本モジュール10を磁極の位相を等間隔ずらして設けることで、ロータ30の回転角および回転角速度によらず常にトルクを発生させることができる。つまり、1つの基本モジュール10だけでモータを構成した場合には、ロータ30の停止している回転角度によっては、モータを起動できないケースがあるが、各基本モジュール10の回転方向に対する磁極の位相を吸引力が等配に発生するようにずらしているため、そうした不具合は生じない。従って、電動パワーステアリング装置のように、モータ回転角速度が0、つまり、停止している状態(保舵時)からでも回転トルクを発生させることができる。
また、隣接する基本モジュール10間には、図3に示すように、エアギャップGが設けられる。このエアギャップGにより各基本モジュール10間での磁束漏れが防止されトルク変動が低減される。
また、モータ1のシャフト12には、ロータ30の回転角度(機械角)を検出する回転角センサ14が設けられる。
このモータ1には、図7に示すように、各基本モジュール10のコイル25を通電制御する通電制御装置40が接続される。
通電制御装置40は、マイクロコンピュータを主要部として構成されモータ制御量(通電量)を演算するモータコントローラ41と、モータコントローラ41からの制御信号により電源装置Bから各コイル25に通電するスイッチング部42とから構成される。
モータコントローラ41は、図17に示す操舵ハンドル51の操舵トルクを検出する操舵トルクセンサ58からのトルク信号Trと、図示しない車速センサからの車速信号Vとを入力して電動パワーステアリング装置として必要なアシストトルクに対応する目標通電量を演算するとともに、回転角センサ14の回転角信号θに基づいて各コイル25への通電タイミングを決定する。
スイッチング部42は、電源装置Bと各基本モジュール10ごとのコイル25との間に設けられるスイッチング素子S1,S2,S3を設けたものである。このスイッチング素子S1,S2,S3としては、例えば、MOS−FETが用いられる。
尚、図8に示すように、6つのスイッチング素子S1,S2,S3,S4,S5,S6を使ったスイッチング部43を構成してもよい。
次に、通電制御装置40によるモータ1の通電制御について説明する。ここでは、本発明において特徴となる基本モジュール10ごとのコイル25の通電タイミングについて説明し、電動パワーステアリング装置としてのアシストトルクに応じた通電量制御については特徴ではないためその説明を省略し、一定の通電量として説明する。
図6は、基本モジュール10における固定子磁極22に対する回転子磁極32の動きを展開した図である。
第1モジュール10Aの固定子磁極22の中心線に回転子磁極32の中心線が一致した回転角度を電気角0°とし、ロータ30を時計方向に回して次に中心線同士が一致した回転角度を電気角360°とする。従って、磁極数がmの場合には、機械角360°/mが電気角360°に相当する。この実施形態においては、機械角90°が電気角360°に相当する。
図9は、時計方向にロータ30を回転させる場合の、各基本モジュール10におけるコイル25の通電タイミングを表す。
図示するように、第1モジュール10Aのコイル25の通電タイミングは、電気角180°〜360°とする。第2モジュール10Bのコイル25の通電タイミングは、第1モジュール10Aの通電タイミングに対して、(360°/基本モジュールの数n)の位相分だけ電気角を移動させる。この例では、n=3であるため、120°だけ電気角の位相差を設ける。第3モジュール10Cにおいては、第2モジュール10Bに対して同量の位相差を設ける。
こうしたコイルへの通電は、矩形波状に行う。
図10は、反時計方向にロータ30を回転させる場合の、各基本モジュール10におけるコイル25の通電タイミングを表す。
第1モジュール10Aのコイルの通電タイミングは、電気角0°〜180°とする。
また、第2モジュール10Bにおいては、第1基本モジュール10Aに対して360°/nの位相分だけ電気角を移動させる。同様に、第3モジュール10Cにおいては、第2基本モジュール10Bに対して同量の位相差を設ける。
このようにモータ回転角度に対して所定のタイミングで各基本モジュール10のコイル25に所定の回転角度のあいだ通電することで、時計方向にも反時計方向にも任意にトルクを発生させることができる。
尚、各コイル25に流す電流量は、スイッチング部42のスイッチング素子S1,S2,S3のデューティ比を調整して行う。つまり、上述したモータ回転角度に応じた矩形波通電中においては、その矩形波通電周期に対して非常に速い周期でスイッチング素子S1,S2,S3をオンオフさせ、そのオンデューティ比を調整することでコイル電流値を変更する。
尚、コイル25への通電は、図11に示すように、台形波にしてもよい。つまり、コイル25への通電期間における最初と最後の一定期間において、所定の速度で電流値を変化(増加、減少)させるようにする。この場合、基本モジュール10間で電流の立ち上がり部と電流の立下り部とをオーバーラップさせる。
これによれば、電流の立ち上がり部分を傾斜させることにより、磁束変化が低減されるため、効率が向上する。
図5は、時計方向に回転させたときのモータ回転角に対する基本モジュール10で発生するトルクの推移を表し、(a)は第1モジュール10Aで発生するトルク、図5(b)は各モジュール10A,10B,10Cで発生するトルクおよびその合成トルクを表す。
この図からわかるように、各モジュール10A,10B,10Cで発生するトルクを加算することにより、どのモータ回転角においても一定のトルクが得られる。
以上説明したモータ1および通電制御装置40は、車両の電動パワーステアリング装置の駆動装置として適用される。この電動パワーステアリング装置は、図17に示すように、ドライバーにより回動操作される操舵ハンドル51と、操舵ハンドル51に固定されるステアリングシャフト52と、車体の車幅方向に変位可能なラックバー53と、ステアリングシャフト52の回転運動をラックバー53に伝達するラックアンドピニオン機構54と、ラックバー53の左右運動を車輪Wのナックルアーム55に伝達するタイロッド56とからなるステアリング機構50において操舵アシストトルクを付与するもので、ステアリングシャフト52に設けられた減速ギヤ57と、この減速ギヤ57に噛合してステアリングシャフト52に回転トルクを与えるモータ1と、ステアリングシャフト52に働く操舵トルクを検出する操舵トルクセンサ58と、このモータ1を通電制御する通電制御装置40とから構成される。
上述したように、この電動パワーステアリング装置において使用されるモータ1は、高出力化を図っても、ロストルク、コギングトルクがなく、モータ慣性を小さく抑えることができる。また、基本モジュール10を複数組み合わせることで駆動中におけるトルク変動も小さい。この結果、この電動パワーステアリング装置によれば、高出力・高効率化を図っても、ドライバーにとって操舵フィーリングの悪化を招かない。
次に、各構成の変形例について説明する。
まず、各基本モジュール10における回転子磁極32および固定子磁極22の先端形状の変形例について説明する。
図12は、変形例としての回転子磁極132および固定子磁極122の先端部を正面から軸方向に見た図である。この変形例においては、向かい合う回転子磁極132と固定子磁極122との間に形成されるエアギャップのギャップ長が、磁極中心線から周方向に離れるにしたがって大きくなるように構成される。
この例では、固定子磁極122の先端面は、ロータ30の回転軸中心O1と同一軸中心で半径R1の円筒面の一部となる湾曲面に構成される。一方、回転子磁極132の先端面は、ロータ30の回転軸中心O1よりも径方向に距離δだけ外側(当該回転子磁極方向)に偏芯した中心O2を軸中心とした半径R2の円筒面の一部となる湾曲面に構成される。
これによれば、ロータ30の移動量に対するトルク変化をなだらかに、かつフラットにすることできる。つまり、ロータ30の回転に伴って回転子磁極132と固定子磁極122とが接近・離間するが、回転子磁極132と固定子磁極122とが向かい合って相対移動するときのトルク変化が少なくなる。
例えば、図5(a)のトルク特性で示すと、最大トルクが得られる領域aをフラットにすることができる。
この結果、トルク変動の少ないモータを構成することができる。
尚、この変形例においては、回転子磁極132の先端表面の湾曲度合いを大きくしているが、例えば、逆に、固定子磁極の先端表面の湾曲度合いを小さくするようにしてもよい。つまり、固定子磁極の表面を形成する湾曲面を、ロータ30の回転軸中心O1から当該固定子磁極より離れる方向に偏芯した位置に軸中心を有する円筒面の一部となるように構成してもよい。また、固定子磁極の先端面のみを平坦面にしてもよい。
次に、各基本モジュール10における回転子磁極32あるいは固定子磁極22の先端肩部形状の変形例について説明する。
図13は、3つの変形例としての回転子磁極232,332,432を表すもので、夫々その先端部を正面から軸方向に見た図である。
図13(a)に示す回転子磁極232は、その先端肩部を断面円弧状にカットして湾曲面P1(半径Rの円筒面の一部となる湾曲面)に形成したものである。この湾曲面P1の半径Rは、回転子磁極232の中央側先端表面を形成する湾曲面(円筒面の一部となる湾曲面)の半径に比べて非常に小さいものとなる。
図13(b)に示す回転子磁極332は、その先端肩部を面取り加工して傾斜面P2を形成したものである。図13(c)に示す回転子磁極432は、その先端肩部を2段に面取り加工して傾斜面P3,P4を形成したものである。
こうした変形例によれば、ロータ30の回転移動量に対する吸引力変化の立ち上がり部分の特性を適切なものにすることができる。
例えば、図5(a)のトルク特性において、トルク立ち上がり部分bの傾斜状態を、磁極先端肩部の形状により調整することができる。このトルクの立ち上がり部分は、各基本モジュール10を組み合わせた場合のトルクの発生期間の重なり部分となるため、トルク変動を抑えるためには、このトルク立ち上がり特性の調整は重要となる。そこで、この実施形態においては、回転子磁極22の先端肩部を所定形状にカットすることで、適正なトルク特性が得られ、トルク変動の少ないモータを構成することが可能となる。
尚、先端肩部の形状は、この例に限るものではなく、複数の湾曲面を組み合わせて形成したり、3段以上の面取り加工を施したり、それらを組み合わせるようにしてもよい。
また、固定子磁極22の先端肩部を所定形状にカットするようにしてもよい。あるいは、回転子磁極32と固定子磁極22の両方の先端肩部を所定形状にカットするようにしてもよい。
次に、各基本モジュール10におけるステータ20のリング体21の変形例について説明する。
図14は、変形例としてのステータ20の固定子磁極22形成部を表し、(a)は第1変形例、(b)は第2変形例である。
どちらの変形例も、リング体21における固定子磁極22が設けられる位置の外周面に、半径方向内向きに窪んだ切り欠き溝26,27を軸方向に沿って形成したものである。
第1変形例では、その切り欠き溝26は、2つの傾斜面26a,26bにより囲まれる断面V字形状の空間となる。また、第2変形例では、その切り欠き溝27は、2つの湾曲面27a,27b(半径Rの円筒表面の一部を構成する湾曲面)により囲まれる断面略V字形状の空間となる。
尚、どちらの変形例においても、切り欠き溝26,27の中心を固定子磁極22の中心線上に略一致させるとよい。
この変形例によれば、永久磁石24で発生する磁界をコイル25の磁界で押し戻すときに、切り欠き溝26を形成する傾斜面26a,26bあるいは切り欠き溝27を形成する湾曲面27a,27bが磁束の流れを固定子磁極22側に案内するため、コイル通電時にはロータ30側に良好に磁束を流すことが可能となり、効率よく磁極間の吸引力を発生させることができる。また、リング体21の軽量化を図ることができる。
次に、各基本モジュール10におけるリング体21の変形例について図15、図16を用いて説明する。
この変形例のリング体121は、そのリング径(内径および外径)を固定子磁極22を境に変更するもので、永久磁石24ab,24cdが埋設される磁極間リング磁路部23ab,23cdの外径R1に対して、コイル25ad,25bcが巻回される磁極間リング磁路部23ad,23bcの外径R2を大きくしたものである。この場合、各磁極間リング磁路部23の径方向幅は等しいため、内径についても、磁極間リング磁路部23ab,23cdの内径に対して磁極間リング磁路部23ad,23bcの内径が大きく形成される。つまり、このリング体121は、各磁極間リング磁路部23の径方向幅の中心を周方向に結ぶラインのロータ回転軸中心からの距離をリング径として、そのリング径が固定子磁極22を境に所定長相違するように形成される。
これによれば、永久磁石24ab,24cdの配設される磁極間リング磁路部23ab,23cdとコイル25ad,25bcの巻回される磁極間リング磁路部23ad,23bcとで軸中心からの径に差が設けられているため、リング体121の周方向に流れる永久磁石24の磁束をコイル通電時において固定子磁極22側に案内しやすくなる。この結果、コイル通電時にはロータ30側に良好に磁束を流すことが可能となり、効率よく磁極間の吸引力を発生させることができる。
しかも、コイル25ad,25bcが巻回される磁極間リング磁路部23ad,23bcの径が、永久磁石24ab,24cdが配設される磁極間リング磁路部23ab,23cdの径よりも大きいため、リング体121の内側におけるコイル25の巻回スペースを大きく確保することができる。つまり、リング体121の内側にはロータ30が設けられることから、コイル25を設けるスペースの制限が厳しいが、この変形例によれば、そうした問題も解決することができる。
以上、本実施形態のモータおよびその通電制御装置について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
例えば、本実施形態では、電動パワーステアリング装置への適用について説明しているが、それに限るものではなく、種々の機器等に適用できるものである。
また、基本モジュールの数や磁極数についても任意に設定できるものである。
実施形態にかかる基本モジュールの径方向断面図である。 基本モジュールにおける磁束分布を表す説明図である。 モータの概略構成図である。 各基本モジュールの位相差を表す説明図である。 モータ回転角に対するトルク特性を表す説明図である。 固定子磁極と回転子磁極との位置関係を表す説明図である。 通電制御装置の概略構成図である。 変形例にかかる通電制御装置の概略構成図である。 時計方向回転時における基本モジュールごとの通電タイミングを表す説明図である。 反時計方向回転時における基本モジュールごとの通電タイミングを表す説明図である。 変形例にかかる通電波形を表す説明図である。 変形例にかかる磁極間のエアギャップ形状を表す説明図である。 変形例にかかる磁極先端形状を表す説明図である。 変形例にかかるリング体に形成される切り欠き溝を表す説明図である。 変形例にかかるリング体の部分拡大図である。 変形例にかかる基本モジュールの径方向断面図である。 電動パワーステアリング装置の概略構成図である。
符号の説明
1…モータ、10…基本モジュール、10A…第1モジュール、10B…第2モジュール、10C…第3モジュール、20…ステータ、21,121…リング体、22a,22b,22c,22d,122…固定子磁極、23ab,23bc,23cd,23ad…磁極間リング磁路部、24ab,24cd…永久磁石、25ad,25bc…コイル、26,27…切り欠き溝、30…ロータ、31…中央磁路部、32a,32b,32c,32d,132,232,332,432…回転子磁極、40…通電制御装置。

Claims (12)

  1. 中空円筒形状のリング体と、そのリング体の内周面で半径方向内向きに突出し周方向に等間隔に配置される偶数個の固定子磁極とを有し磁路を形成可能なステータと、
    所定の回転位置で上記ステータの各固定子磁極とそれぞれ向かい合う回転子磁極を半径方向外向きに突出して配置し、上記ステータ内に上記ステータと同軸に設けられ磁路を形成可能なロータと
    を備えるとともに、
    上記ステータのリング体には、隣り合う上記固定子磁極のあいだとなる偶数個の磁極間リング磁路部に、一つおきにリング体の周方向に沿って磁界を発生させるように設けられる永久磁石を配置するとともに、上記永久磁石が配置されていない一つおきの磁極間リング磁路部に、上記永久磁石により発生する磁界と反対方向に磁界を発生させるコイルを巻回したことを特徴とするモータ。
  2. 上記ロータは、その回転軸を中心として軸対称形状であることを特徴とする請求項1に記載のモータ。
  3. 上記ステータおよび上記ロータは、軟磁性体で構成されることを特徴とする請求項2に記載のモータ。
  4. 上記ステータおよび上記ロータは、厚さ1mm以下の電磁鋼板を積層して形成されることを特徴とする請求項3に記載のモータ。
  5. 上記向かい合う固定子磁極と回転子磁極との間のエアギャップは、両磁極が真正面に向かい合っている状態において、磁極中心から周方向に離れるほど、そのギャップ長が大きくなるように形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のモータ。
  6. 上記向かい合う固定子磁極および回転子磁極の先端面は、円筒面の一部を形成する湾曲面であって、上記固定子磁極あるいは上記回転子磁極の一方の先端面を形成する円筒面中心位置を回転中心軸位置から径方向に偏芯させることにより、上記ギャップ長が磁極中心から周方向に離れるほど大きくなるように形成したことを特徴とする請求項5に記載のモータ。
  7. 上記ステータのリング体は、上記固定子磁極が設けられる位置の外周面に、半径方向内向きに窪んだ切り欠き溝を形成したことを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のモータ。
  8. 上記永久磁石が配設される磁極間リング磁路部の軸中心からの径に対して、上記コイルが巻回される磁極間リング磁路部の軸中心からの径を大きくしたことを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれかに記載のモータ。
  9. 請求項1ないし請求項8のいずれかに記載されるモータを基本モジュールとして、その基本モジュールを3組以上連結するとともに、各基本モジュールにおける固定子磁極と回転子磁極とが互いに向かい合う状態となる回転位置を基本モジュール間で略均等の位相差をつけてずらして構成したことを特徴とするモータ。
  10. 上記3組以上の基本モジュールを回転軸方向に連結するとともに、各基本モジュール間にエアギャップを設けたことを特徴とする請求項10に記載のモータ。
  11. 請求項9または請求項10に記載のモータを通電制御する通電制御装置であって、
    上記ロータの回転角度を検出する回転角センサと、
    基本モジュールの組数をn、各基本モジュールの磁極数をm、1/m回転を電気角360°として、上記検出した回転角に基づいて、基本モジュールごとの上記コイルへの通電タイミングを、360°/nだけ電気角に位相差を設けて通電する通電手段と
    を備えたことを特徴とする通電制御装置。
  12. 車両の操舵輪に操舵力を付与する電動パワーステアリング装置の駆動装置として用いられることを特徴とする請求項1ないし請求項10のいずれかに記載のモータ。
JP2006102632A 2006-04-04 2006-04-04 モータおよびそのモータの通電制御装置 Expired - Fee Related JP4193859B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006102632A JP4193859B2 (ja) 2006-04-04 2006-04-04 モータおよびそのモータの通電制御装置
KR1020087024303A KR101004278B1 (ko) 2006-04-04 2007-04-03 모터 및 모터용 전력 공급 제어 장치
PCT/IB2007/000870 WO2007113651A2 (en) 2006-04-04 2007-04-03 Motor and electric power supply control apparatus for the motor
CN2007800121714A CN101416372B (zh) 2006-04-04 2007-04-03 电动机及用于该电动机的电力供应控制装置
US12/295,984 US7868505B2 (en) 2006-04-04 2007-04-03 Motor and electric power supply control apparatus for the motor
EP07734191A EP2002528A2 (en) 2006-04-04 2007-04-03 Motor and electric power supply control apparatus for the motor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006102632A JP4193859B2 (ja) 2006-04-04 2006-04-04 モータおよびそのモータの通電制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007282323A true JP2007282323A (ja) 2007-10-25
JP4193859B2 JP4193859B2 (ja) 2008-12-10

Family

ID=38324160

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006102632A Expired - Fee Related JP4193859B2 (ja) 2006-04-04 2006-04-04 モータおよびそのモータの通電制御装置

Country Status (6)

Country Link
US (1) US7868505B2 (ja)
EP (1) EP2002528A2 (ja)
JP (1) JP4193859B2 (ja)
KR (1) KR101004278B1 (ja)
CN (1) CN101416372B (ja)
WO (1) WO2007113651A2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2923330A1 (fr) * 2007-11-07 2009-05-08 Technofan Sa Moteur pour ventilateur aeronautique.
WO2011036723A1 (ja) * 2009-09-25 2011-03-31 東芝三菱電機産業システム株式会社 同期発電機
JP2014068456A (ja) * 2012-09-26 2014-04-17 Sinfonia Technology Co Ltd 回転機
JP2014093923A (ja) * 2012-11-07 2014-05-19 Sinfonia Technology Co Ltd 回転機
JP2014207743A (ja) * 2013-04-11 2014-10-30 シンフォニアテクノロジー株式会社 回転機
JP2016019370A (ja) * 2014-07-08 2016-02-01 シンフォニアテクノロジー株式会社 スイッチトリラクタンスモータ
JP2017204906A (ja) * 2016-05-09 2017-11-16 本田技研工業株式会社 スイッチトリラクタンスモータ
JP6752379B1 (ja) * 2019-06-24 2020-09-09 三菱電機株式会社 回転電機の回転子および回転電機
WO2021070926A1 (ja) * 2019-10-11 2021-04-15 国立大学法人京都大学 スイッチトリラクタンスモータおよびその制御方法

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20100066187A1 (en) * 2008-09-16 2010-03-18 Oscar Rolando Avila Cusicanqui Introduced in electric motor
SG176849A1 (en) * 2009-07-16 2012-02-28 Cameron Int Corp Electric motor including a position holding device
WO2012093951A2 (en) * 2011-01-03 2012-07-12 Tudor-Frunza Florin-Eugen Polyphase electric generator with switched reluctance
GB2491194A (en) * 2011-05-27 2012-11-28 Norbar Torque Tools Torque tool with synchronous reluctance motor
GB2506877A (en) * 2012-10-10 2014-04-16 Control Tech Ltd Rotor control of motor at low speed
CN103029746B (zh) * 2013-01-01 2017-03-29 南陵旺科知识产权运营有限公司 汽车转向无超调电磁助力装置
BR102013018363A2 (pt) * 2013-07-18 2015-07-21 Whirlpool Sa Motor elétrico de relutância chaveado
CN106026586B (zh) * 2016-07-29 2020-05-12 冯西川 闭合叠加磁路开关磁阻直流电动机
US10780912B2 (en) * 2017-07-12 2020-09-22 Jtekt Corporation Steering device
FR3069118B1 (fr) * 2017-07-17 2020-10-02 Liebherr Aerospace Toulouse Moteur couple comprenant un support de bobinage des bobines statoriques et procede d'assemblage d'un tel moteur couple
WO2019015032A1 (zh) * 2017-07-21 2019-01-24 深圳市配天电机技术有限公司 电动车、车轮及其开关磁阻电机
US9882438B1 (en) 2017-07-25 2018-01-30 Chad Ashley Vandenberg Generators having rotors that provide alternate magnetic circuits
US11411444B2 (en) * 2020-07-20 2022-08-09 Lin Engineering, Inc. Variable reluctance step motor having enhanced holding torque

Family Cites Families (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2816240A (en) * 1956-03-09 1957-12-10 American Mach & Foundry High speed composite electro-magnet and permanent magnet generator
US3984711A (en) * 1975-04-07 1976-10-05 Warner Electric Brake & Clutch Company Variable reluctance step motor with permanent magnets
SE416436B (sv) * 1979-03-30 1980-12-22 Asea Ab Reluktansmaskinanordning
US4595865A (en) 1985-10-31 1986-06-17 General Electric Company Current-sensing scheme for switched reluctance motor drives
CA1326698C (en) 1988-04-29 1994-02-01 Lyman Richardson Modular electric motor
SE465696B (sv) * 1988-08-25 1991-10-14 Vilmos Toeroek Elektrisk motor och anordning foer matning av en saadan motor
DE58904848D1 (de) * 1989-04-27 1993-08-05 Siemens Ag Heteropolar erregte synchronmaschine.
US5059884A (en) * 1990-04-10 1991-10-22 Sundstrand Corporation Variable reluctance motor providing holding torque
US5304882A (en) * 1992-05-11 1994-04-19 Electric Power Research Institute, Inc. Variable reluctance motors with permanent magnet excitation
US5455473A (en) * 1992-05-11 1995-10-03 Electric Power Research Institute, Inc. Field weakening for a doubly salient motor with stator permanent magnets
US5672925A (en) * 1992-08-06 1997-09-30 Electric Power Research Institute, Inc. Doubly salient variable reluctance machine with stationary permanent magnets or auxiliary field windings
FR2725566A1 (fr) * 1994-10-10 1996-04-12 Centre Nat Rech Scient Actionneurs hybrides monophases a commutation de flux
GB2303745B (en) 1995-07-27 1999-12-01 Aisin Seiki Switched reluctance motor
JPH10341560A (ja) 1997-06-05 1998-12-22 Kango Iida 回転する軸のエネルギーを電気エネルギーに変換する装置と、電気エネルギーを回転エネルギーに換えるモーターとを複合する装置と、回転するエネルギーを電気エネルギーに変換する方法とエネルギー変換の複合方法。
FR2769422B1 (fr) * 1997-10-07 1999-12-24 Valeo Equip Electr Moteur Machine electrique a commutation de flux, et notamment alternateur de vehicule automobile
JP2000064949A (ja) 1998-08-21 2000-03-03 Nissin Kogyo Kk プランジャポンプおよび倍力液圧発生装置
JP2000152577A (ja) 1998-11-09 2000-05-30 Toyoda Mach Works Ltd リラクタンスモータ
JP2001037189A (ja) 1999-07-27 2001-02-09 Sankyo Seiki Mfg Co Ltd 回転電機
US6359413B1 (en) * 2000-04-28 2002-03-19 General Motors Corporation Current control system for a switched reluctance motor
JP4207386B2 (ja) 2000-12-28 2009-01-14 株式会社デンソー 磁石装備電機子をもつ誘導子型電気機械
JP4013487B2 (ja) * 2001-02-28 2007-11-28 株式会社日立製作所 回転電機及びそれを搭載した車両
SI1416619T1 (sl) 2001-07-09 2011-10-28 Harmonic Drive Systems Hibridni sinhroni elektriäśni stroj
JP2003111488A (ja) * 2001-10-02 2003-04-11 Toyota Industries Corp スイッチトリラクタンスモータの制御方法及び制御装置並びに圧縮機
JP2004236369A (ja) * 2003-01-28 2004-08-19 Mitsuba Corp スイッチトリラクタンスモータ
US20050051640A1 (en) * 2003-09-04 2005-03-10 Theodore Sirkin Attachment for flushing water and debris from and enabling servicing of a sprinkler head
JP2007312444A (ja) * 2004-08-19 2007-11-29 Tohoku Univ 可変磁気抵抗型発電装置
KR100719919B1 (ko) * 2004-09-08 2007-05-18 비오이 하이디스 테크놀로지 주식회사 다결정실리콘 박막트랜지스터 형성방법

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2923330A1 (fr) * 2007-11-07 2009-05-08 Technofan Sa Moteur pour ventilateur aeronautique.
WO2011036723A1 (ja) * 2009-09-25 2011-03-31 東芝三菱電機産業システム株式会社 同期発電機
JPWO2011036723A1 (ja) * 2009-09-25 2013-02-14 東芝三菱電機産業システム株式会社 同期発電機
JP2014068456A (ja) * 2012-09-26 2014-04-17 Sinfonia Technology Co Ltd 回転機
JP2014093923A (ja) * 2012-11-07 2014-05-19 Sinfonia Technology Co Ltd 回転機
JP2014207743A (ja) * 2013-04-11 2014-10-30 シンフォニアテクノロジー株式会社 回転機
JP2016019370A (ja) * 2014-07-08 2016-02-01 シンフォニアテクノロジー株式会社 スイッチトリラクタンスモータ
JP2017204906A (ja) * 2016-05-09 2017-11-16 本田技研工業株式会社 スイッチトリラクタンスモータ
JP6752379B1 (ja) * 2019-06-24 2020-09-09 三菱電機株式会社 回転電機の回転子および回転電機
WO2021070926A1 (ja) * 2019-10-11 2021-04-15 国立大学法人京都大学 スイッチトリラクタンスモータおよびその制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP2002528A2 (en) 2008-12-17
US7868505B2 (en) 2011-01-11
WO2007113651A3 (en) 2008-06-05
CN101416372B (zh) 2012-07-18
US20100170741A1 (en) 2010-07-08
JP4193859B2 (ja) 2008-12-10
CN101416372A (zh) 2009-04-22
KR20080098688A (ko) 2008-11-11
KR101004278B1 (ko) 2011-01-03
WO2007113651A2 (en) 2007-10-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4193859B2 (ja) モータおよびそのモータの通電制御装置
JP4519928B2 (ja) ハイブリッド励磁型同期機
JP4376863B2 (ja) 永久磁石型回転機
JP6411833B2 (ja) ブラシレスモータ
WO2018037903A1 (ja) 同期電動機
JP5880793B1 (ja) 電動機、電動パワーステアリング装置および車両
JP4525830B2 (ja) 同期モータ
US7994676B2 (en) Reluctance motor rotor and reluctance motor equipped with the same
JP5930131B2 (ja) 電動機制御装置、電動パワーステアリング装置および車両
KR20060065479A (ko) 회전 전기 기계
JP2009207333A (ja) ランデル型ロータ型モータ
JP2014128143A (ja) モータ駆動装置
JP6723349B2 (ja) 永久磁石型モータ
JP2010183648A (ja) 永久磁石回転電機及びそれを用いた電動車両
JP2008228457A (ja) ブラシレスモータおよびそれを備える電動パワーステアリング装置
TW201338349A (zh) 旋轉電機
JP6990014B2 (ja) 回転電機
JP2005124335A (ja) スイッチドリラクタンスモータ及びその制御方法
JP2017050940A (ja) 回転電機
JP2004215496A (ja) 励磁機、界磁機およびそれを用いた同期機
US20100294061A1 (en) Method for producing ring magnet, ring magnet, motor, and electric power steering system
JP2018057182A (ja) 同期回転電機
JP2008161038A (ja) アキシャルギャップ型モータ
JP5340332B2 (ja) 回転電機
JP2011135691A (ja) モータ、電動パワーステアリング装置及びインホイールモータ駆動装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080408

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080528

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080902

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080915

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111003

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111003

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121003

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131003

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees