JP2007312444A - 可変磁気抵抗型発電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 発電に必要となるシステムが簡素化でき、かつ、高効率の発電能力を得ること。
【解決手段】 環状に形成されたステータヨーク1の内周部に突出形成された複数のステータ突極2と、前記ステータ突極2に設けられた発電用コイル3と、前記ステータヨーク1に同軸的かつ回転可能に配置されるとともに、回転の所定角度位置において少なくとも2つの前記ステータ突極2間の磁気抵抗を小さくする極部10a並びに磁気抵抗を大きくする非極部10bとを有するロータコア10と、前記ロータコア10の極部10aにより該ロータコア10の回転の所定角度位置において磁気抵抗が小さくされるステータ突極2間に磁路を形成する前記ステータヨーク部1上に設けられ、該ステータ突極2に該磁路を介して磁力を印加するための励磁手段5と、を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、リラクタンス(磁気抵抗)を利用した可変磁気抵抗型発電装置に関する。
可変磁気抵抗を利用したリラクタンスモータは、固定子、回転子共に電磁鋼板を打ち抜き積層して製作され、巻線は固定子極に集中巻され、回転子には施されないとともに、永久磁石も使用しない。そのため、一般的な誘導機や同期機と比較して構造が極めて簡単で堅牢、保守が容易、高速回転に適する、回転子銅損が無いため高効率が期待されるなど、回転機として優れた特長を有している。このような優れた特性により洗濯機や掃除機、油圧ポンプ駆動用モータとして実用化されるなど適用範囲が拡大しつつある。
これらリラクタンスモータは、励磁する固定子極(突極)を、回転子位置に応じて適切に切り替えていく(スイッチングしていく)ことで連続回転を得ることができるが、励磁タイミングによっては負トルクを発生させることも可能である。従って、回転子を外力により強制的に回転させ、励磁タイミングを適切に調整すれば、外力を電力に変換する発電装置としても動作する。
しかしながら、このようなリラクタンスモータを発電装置として用いる可変磁気抵抗型発電装置(リラクタンスジェネレータ)は動作原理上、別途励磁用電源および回転子位置センサや励磁コイルを駆動する駆動回路等が必要であり、発電に必要となるシステムが複雑になる問題があるとともに、例えば、これら可変磁気抵抗型発電装置を風力発電への適用を考えると、特に離島や山間部など励磁用電源の確保やメンテナンスが困難な地域では、設置に際して、これら複雑なシステムや励磁用電源が必要なことが設置の障害となる場合があるという問題があった。
このため、これらの問題を解決するために、例えば、図8に示すように、従来のリラクタンスモータにおいて励磁コイルが配置されている突極に永久磁石を配置して、励磁用電源が不要で簡素な可変磁気抵抗型発電装置を得ようとする考えがあるが、この場合には、発電用コイルも突極に形成されているために該発電用コイル内に、ロータの回転に伴って大きな磁界の変化が生じることがなく、よって大きな電力を得ることができないという問題があった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、発電に必要となるシステムが簡素化でき、かつ、大きな電力を得ることのできる新構造の可変磁気抵抗型発電装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の可変磁気抵抗型発電装置は、
環状に形成されたステータヨークの内周部に該ステータヨークの内方側に突出形成された複数のステータ突極と、
前記ステータ突極に設けられた発電用コイルと、
前記ステータヨークに同軸的かつ回転可能に配置されるとともに、回転の所定角度位置において少なくとも2つの前記ステータ突極間の磁気抵抗を小さくする極部並びに回転の所定角度位置においてこれら各ステータ突極間の磁気抵抗を大きくする非極部とを有するロータコアと、
前記ロータコアの極部により該ロータコアの回転の所定角度位置において磁気抵抗が小さくされるステータ突極間に磁路を形成する前記ステータヨーク部上に設けられ、該ステータ突極に該磁路を介して磁力を印加するための励磁手段と、
を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、ロータコアが回転することでロータコアの極部がステータ突極に近接したステータ突極間の磁気抵抗が小さい状態では、励磁手段とヨーク部とステータ突極とロータコアとによる磁気回路が形成されるので、発電用コイルにおける巻線鎖交磁束が大きくなる一方、ロータコアがさらに回転して該ロータコアの非極部がステータ突極に近接したステータ突極間の磁気抵抗が大きい状態では、磁気回路がステータ突極間において切断されるようになるので、発電用コイルにおける巻線鎖交磁束が小さくなり、このように、前記励磁手段により磁力が印加されたステータ突極間の磁気抵抗が、ロータコアが回転することにより大きく変化することにより、該ステータ突極に設けられた発電用コイルにおける巻線鎖交磁束が大きく変化するようになるので、従来のような回転子位置センサや励磁コイルを駆動する駆動回路等を必要とすることなく、より簡素なシステムにて、これらの巻線鎖交磁束の大きな変化により大きな電力を得ることができる。
本発明の請求項2に記載の可変磁気抵抗型発電装置は、請求項1に記載の可変磁気抵抗型発電装置であって、
前記励磁手段が永久磁石であることを特徴としている。
この特徴によれば、励磁用電源が不要であり、より一層、発電に必要となるシステムを簡素化できるばかりか、励磁コイルを形成する必要がないので、発電装置自体の構成も簡素化できる。
本発明の請求項3に記載の可変磁気抵抗型発電装置は、請求項1または2に記載の可変磁気抵抗型発電装置であって、
前記励磁手段を、前記ロータコアの回転の所定角度位置において磁気抵抗が小さくされる各ステータ突極からの距離がほぼ均等となる位置に備えることを特徴としている。
この特徴によれば、励磁手段により各ステータ突極に印加される磁力をほぼ均等なものにできるので、ロータコアが各ステータ突極から受ける引力(磁力)の大きさの違いが少なくなり、発電装置の振動等を低減できる。
本発明の実施例を以下に説明する。
本発明の実施例を図面に基づいて説明すると、先ず図1は、本実施例における可変磁気抵抗型発電装置(リラクタンスジェネレータ)の全体像を示す斜視図であり、図2(a)は、本実施例における可変磁気抵抗型発電装置(リラクタンスジェネレータ)の後述の開口6’側から見た上面図であり、図2(b)は、、本実施例における可変磁気抵抗型発電装置(リラクタンスジェネレータ)の側断面図である。
本実施例の可変磁気抵抗型発電装置9は、図1に示すように、主に、本発明におけるステータヨークとなる四角環状とされた固定子鉄心1と、該固定子鉄心1に同軸かつ回転可能に配置される本発明のロータコアとなる回転子10と、これら固定子鉄心1と回転子10とを収容する有底筒状の外装ケース6とから主に構成されている。
この本実施例に用いた固定子鉄心1は、厚さ0.35mm 、高さ127mm、幅78mmの無方向性電磁鋼板を厚さ20mmに積層することで形成されており、その各隅部には、ボルト部4が形成されており、これらボルト部4を外装ケース6の底部12に形成された装着孔8に挿通した状態において、ナットNにより固定子鉄心1が外装ケース6の底部12に固定される。
この4つの装着孔8の中心部(底部12の中心に同じ)には、回転子10の回転軸11を軸支するためのベアリング7が設けられているとともに、外装ケース6の開口6’を塞ぐ密閉蓋13にも、底部12と同様に4つの装着孔8’とこれら4つの装着孔8’の中心(密閉蓋13の中心に同じ)に回転子10の回転軸11を軸支するためのベアリング7’とが設けられており、これらベアリング7、7’に回転子10の回転軸11が軸支されるとともに、ボルト部4が装着孔8’に挿通された状態において、ナットNにより密閉蓋13が外装ケース6に装着されて開口6’が塞がれることで、回転子10が固定子鉄心1に同軸かつ回転可能に配置されるようになっている。
この本実施例に用いた固定子鉄心1の内周部には、図1並びに図2に示すように、固定子鉄心1の内方側に突出するように形成された2つの突極2が、互いに対向するように設けられており、これら各突極2の周囲には、巻線が集中巻されて発電用コイル3が形成されている。尚、本実施例では、これら巻線数を1200とし、その巻線抵抗は5.24 Ω であった。
また、これら各突極2からの距離がほぼ均等となる固定子鉄心1上の位置、つまりは、四角環状の固定子鉄心1の突極2が形成されていない2つの辺部のほぼ中央位置には、本発明における励磁手段となる永久磁石5が2つ、四角環状の固定子鉄心1の一部を置き換える形態にて固定子鉄心1に接着、固定されて設けられており、これら各永久磁石5は図面における上下方向、つまりは、固定子鉄心1の外周に沿う方向に着磁されていて、これら各永久磁石5の磁力が磁路となる固定子鉄心1を介して突極2に印加されるようになっている。尚、本実施例に用いた永久磁石の縦方向の長さは21mmである。
このように本実施例では、永久磁石5を各突極2からの距離がほぼ均等となる位置に配置するようにしており、このようにすることは、永久磁石5により各突極2に印加される磁力をほぼ均等なものにできるので、各突極2から回転子10が受ける引力(磁力)の大きさをほぼ同じものにでき、よって、これら引力(磁力)の大きさの違い(ばらつきに)よる回転子10の回転のばらつきが少なくなり、可変磁気抵抗型発電装置9の振動等を低減できることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、突極2の数や固定子鉄心1の形状等により、各突極2に印加される磁力がほぼ均等になるように、これら励磁手段となる永久磁石5等の配置位置は適宜に選択すれば良い。
この永久磁石5として使用する磁石材料は、磁力が強く、保磁力に優れ、しかも劣化に強く安価なものが好ましく、本実施例においてはサマリウム・コバルト(Sm-Co )を用いているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら磁石材料は、得ようとする発電量や発電装置の規模等から適宜に選択すれば良い。
また、本実施例では、励磁手段として永久磁石5を使用しており、このようにすることは、励磁電源を別途必要としないことから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら励磁手段として、永久磁石5に代えて励磁コイルを設けて、該励磁コイルを励磁電源にて駆動して、突極2に磁力を印加するようにしても良い。
また、本実施例では、効率良く固定子鉄心1に永久磁石5の磁力を印加できるようにするためや、永久磁石5と固定子鉄心1との接着面積を大きくしてより強い接着強度を得るために、永久磁石5の断面形状を、固定子鉄心1の断面形状とほぼ同一の形状としているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら永久磁石5の断面形状は適宜に選択すれば良い。
次に、本実施例に用いた回転子10について説明すると、回転子10も4つの突部10aと4つの凹部10bとを交互に有する略十字状に打ち抜かれた無方向性電磁鋼板(0.5 mm)を固定子鉄心1と同様に厚み42mmに積層して形成され、その中心に回転軸11が挿通された構成とされており、従来のスイッチトリラクタンスモータと同様に突極構造を有している。この略十字状の対向する突部10a間の長さ、つまりは、突部10aにおける回転子10の直径は、対向配置された前記突極2の間隔よりも若干短いものとされていて、回転子10の回転位置が、これら突部10aが突極2に対向する位置であるときには、各突極2と回転子10との距離が小さくなるので、各突極2間の磁気抵抗が小さくなり、これら突部10aが突極2に対向する位置にないとき、つまりは、凹部10bが突極2に対向する位置にあるときは、各突極2と回転子10との距離が大きくなるので、各突極2間の磁気抵抗が大きくなる。よって、この突部10aが本発明における極部に該当し、凹部10bが本発明における非極部に該当する。尚、本実施例に用いた回転子10の突部10aにおける外径は約40mmである。
尚、本実施例では、回転子10を突極構造としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、回転子10の回転における風力抵抗を低減するために、凹部10b内に非磁性材料を設けて、回転子10の外周を円筒状としても良いし、更には、無方向性電磁鋼板を円盤状に打ち抜くとともに、凹部10bに該当する領域に多数のスリットを形成して、非極部を形成するようにしても良い。
このようにして構成された本実施例の可変磁気抵抗型発電装置9の発電動作について、図3に基づいて説明すると、図3(a)に示すように、回転子10(ロータコア)が回転することで本発明の極部となる突部10aがステータ突極となる突極2に対向して近接した状態となると、対向する突極2間の磁気抵抗が小さくなるので、励磁手段となる永久磁石5→固定子鉄心1→突極2→回転子10→突極2→固定子鉄心1→永久磁石5という磁気回路が形成されることで、突極2に設けられた発電用コイル3における巻線鎖交磁束が大きくなる一方、図3(b)に示すように、回転子10(ロータコア)がさらに回転して本発明の非極部となる凹部10bがステータ突極となる突極2に対向して近接した状態となると、磁気抵抗が大きくなることにより、前記にて形成された永久磁石5→固定子鉄心1→突極2→回転子10→突極2→固定子鉄心1→永久磁石5という磁気回路が切断されるようになるので、発電用コイル3における巻線鎖交磁束が小さくなり、このように、永久磁石5により磁力が印加された突極2間の磁気抵抗が、回転子10(ロータコア)が回転することにより大きく変化することで、該突極2に設けられた発電用コイル3における巻線鎖交磁束が大きく変化するようになるので、これらの巻線鎖交磁束の大きな変化により大きな電力を得ることができる。
これら発電される電力や発電効率を測定するために、図4に示すように、負荷(R)16とパワーメータ15が接続された本実施例の可変磁気抵抗型発電装置9の回転軸11に、トルクメータ17を介して永久磁石モータ18に接続し、該永久磁石モータ18を駆動回路19により所定回転数にて駆動することで、可変磁気抵抗型発電装置9へ入力される機械入力と、該可変磁気抵抗型発電装置9から出力される出力電力との各回転数における関係を測定した結果を図5(a)〜(c)に示す。尚、機械入力P(m)の値は、トルクメータの測定値τ と、可変磁気抵抗型発電装置9の回転数ω から、図4に示す式を用いて求めた。
回転数としては、毎分1200回転(図5(a))、毎分3002回転(図5(b))、毎分4765回転(図5(c))の3種類の回転にて測定を実施し、その結果として、毎分1200回転において70%を越える変換効率が得られ、その出力電力は約5W(0.2A)が得られているとともに、毎分3002回転や毎分4765回転の高速においても、最大60%程度の変換効率が得られ、その出力電力も最大12Wや20Wが得られていることが判る。
尚、本実施例の可変磁気抵抗型発電装置9によれば、実験値としても大きな電力が得られているが、有限要素法による計算値では、更に大きな出力電力、具体的には毎分3000回転において約50W程度が得られることが算出されており、本実施例における出力電力がこれら計算結果より小さくなった理由は、使用した磁石の特性低下が大きな要因であると考えられることを付記しておくとともに、これら理論値において、図8に示す、突極2に永久磁石を配置した場合における出力電力は、本実施例と同一の大きさの固定子鉄心1と回転子10(ロータコア)を用いても、最大でも5〜6W程度の発電しか得られないことが算出されており、これら突極2に永久磁石を配置した場合における出力電力はこれら5〜6Wよりも更に小さくなるものと推定される。
以上、本実施例によれば、従来のような回転子位置センサや励磁コイルを駆動する駆動回路等を必要とすることなく、より簡素なシステムにて、これらの巻線鎖交磁束の大きな変化により効率良く大きな電力を得ることができる。
また、本実施例によれば、励磁用電源が不要であり、より一層、発電に必要となるシステムを簡素化できるばかりか、励磁コイルを形成する必要がないので、発電装置自体の構成も簡素化できる。
また、本実施例によれば、回転子10(ロータコア)の回転抵抗のばらつきが少なくなり、発電装置の振動等を低減できる。
また、本実施例によれば、励磁手段である永久磁石5或いは励磁コイルを突極2ではなく、固定子鉄心1上に形成するようになるので、例えばこれら永久磁石5や励磁コイルを形成する場合の作業性が向上するとともに、メンテナンス時においてもこれら永久磁石5や励磁コイルへのアクセス性を向上でき、更には、交換が必要な場合においても容易に交換できるようになる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、1組の対向する突極2を有する単相の可変磁気抵抗型発電装置9を例示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら単相の可変磁気抵抗型発電装置9を1ユニットとして、例えば複数のユニットを互いに回転角度に対して90或いは120度ずらせて同軸に組み上げることで、2相或いは3相の発電装置としても良いし、更には、図6(a)〜(c)に示すように、2つの永久磁石を備える円形環状の1つの固定子鉄心の内周に対向する3組の突極を形成して3相の発電装置としても良い。
また、本実施例では、永久磁石を2つとしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば図7に示すように、永久磁石5’を4つ設けるようにして、励磁手段となる永久磁石と磁気回路との距離が近くなる、或いは磁気回路の長さを小さくできるようにして、できるだけ大きな磁力を各突極2’に印加できるようにしても良い。
また、これら永久磁石や鉄心を備える励磁コイルを、例えば固定子鉄心1に装着用のポケット等を設けることで、固定子鉄心1に着脱自在としても良く、このようにすれば、本発明においてはこれら永久磁石や励磁コイルに容易にアクセスでききるので、更に簡便に永久磁石や励磁コイルを交換することができ、メンテナンス性に優れた発電装置を提供できる。
本発明の活用例として、風力発電装置への適用も可能であり、またマイクロガスタービンなどへの適用も可能である。
本発明の実施例における可変磁気抵抗型発電装置の構成を示す斜視図である。 (a)は、本発明の実施例における可変磁気抵抗型発電装置の構成を示す上面図であり、(b)は、本発明の実施例における可変磁気抵抗型発電装置の構成を示す断面図である。 本発明の実施例における可変磁気抵抗型発電装置の動作状況を示す図である。 本発明の実施例における可変磁気抵抗型発電装置の発電効率を測定するための評価システムの構成を示す図である。 (a)〜(c)は、本発明の実施例における可変磁気抵抗型発電装置に入力される機械入力と出力電力との各回転数における関係を測定した結果を示すグラフである。 本発明のその他の形態を示す図である。 本発明のその他の形態を示す図である。 従来例の形態を示す図である。
符号の説明
1 固定子鉄心
2 突極
3 発電用コイル
4 ボルト部
5 永久磁石
6 外装ケース
6’ 開口
7、7’ ベアリング
8、8’ 装着孔
9 可変磁気抵抗型発電装置
10 回転子
10a 突部
10b 凹部
11 回転軸
12 底部
13 密閉蓋
15 パワーメータ
17 トルクメータ
18 永久磁石モータ
19 駆動回路

Claims (3)

  1. 環状に形成されたステータヨークの内周部に該ステータヨークの内方側に突出形成された複数のステータ突極と、
    前記ステータ突極に設けられた発電用コイルと、
    前記ステータヨークに同軸的かつ回転可能に配置されるとともに、回転の所定角度位置において少なくとも2つの前記ステータ突極間の磁気抵抗を小さくする極部並びに回転の所定角度位置においてこれら各ステータ突極間の磁気抵抗を大きくする非極部とを有するロータコアと、
    前記ロータコアの極部により該ロータコアの回転の所定角度位置において磁気抵抗が小さくされるステータ突極間に磁路を形成する前記ステータヨーク部上に設けられ、該ステータ突極に該磁路を介して磁力を印加するための励磁手段と、
    を備えることを特徴とする可変磁気抵抗型発電装置。
  2. 前記励磁手段が永久磁石であることを特徴とする請求項1に記載の可変磁気抵抗型発電装置。
  3. 前記励磁手段を、前記ロータコアの回転の所定角度位置において磁気抵抗が小さくされる各ステータ突極からの距離がほぼ均等となる位置に備えることを特徴とする請求項1または2に記載の可変磁気抵抗型発電装置。
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