JP2007279589A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】アクセスカバーを開いてメンテナンス等を行う画像形成装置において、メンテナンス等を容易にする。
【解決手段】アクセスカバーの周辺端部に支点突起を設け、当該支点突起に対向するミドルカバーの位置に、前記支点突起を装置前後方向に回転可能とする支点受けを設け、アクセスカバーを前後両開き可能とした。或いは、アクセスカバーの周辺端部に支点突起を設け、当該支点突起に対向するミドルカバーの位置に、前記支点突起を装置左右方向に回転可能とする支点受けを設け、アクセスカバーを左右両開き可能とした。或いは、アクセスカバーの周辺端部に球状の支点突起を設け、当該支点突起に対向するミドルカバーの位置に支点突起を装置前後左右方向に回転することができる半球状の支点受けを設け、アクセスカバーを前後左右両開き可能とした。
【選択図】図1
【解決手段】アクセスカバーの周辺端部に支点突起を設け、当該支点突起に対向するミドルカバーの位置に、前記支点突起を装置前後方向に回転可能とする支点受けを設け、アクセスカバーを前後両開き可能とした。或いは、アクセスカバーの周辺端部に支点突起を設け、当該支点突起に対向するミドルカバーの位置に、前記支点突起を装置左右方向に回転可能とする支点受けを設け、アクセスカバーを左右両開き可能とした。或いは、アクセスカバーの周辺端部に球状の支点突起を設け、当該支点突起に対向するミドルカバーの位置に支点突起を装置前後左右方向に回転することができる半球状の支点受けを設け、アクセスカバーを前後左右両開き可能とした。
【選択図】図1
Description
この発明は、媒体に画像を形成し、開閉部材を備えた画像形成装置に関するものである。
図12、図13は従来の画像形成装置の1つであるプリンタの構成図である。従来のプリンタでは、プリンタ機構部を覆うハウジングとして、プリンタ機構部の上部を覆うミドルカバー1、プリンタ機構部の下部を覆うロワカバー2、プリンタ機構部のトラクタユニットに用紙をセットするときに開閉されるリアカバー3、単票用紙をプリンタ本体内に給紙させるときにその挿入ガイドとなる用紙ガイド4、リボンカセットの取り付けや取り外し、装置内部のメンテナンス等を行うために開閉可能なアクセスカバー5が設けられている。
そして、アクセスカバー5は、メンテナンス等の作業を行うため頻繁に開閉されるので、その開閉作業を容易とするために、図13に示すように、ミドルカバー1側に設けた両サイドの支点受け6とアクセスカバー5の端部に設けられた支点突起7を係合させ回転摺動させることにより、オペレータが図12の矢印のように開閉することができる構造となっている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平05−556号公報
しかしながら、従来のプリンタでは、装置奥側のメンテナンスを重視してアクセスカバーの回転支点をプリンタの前面側に設けてアクセスカバー5を手前側に開くようにしているため、天板付きラックなどにプリンタを入れて使用する場合などでは、手前側に開いたアクセスカバー5によって作業エリアを塞いでしまい、トナーやインクの交換、リボンカセットの交換のようなアクセスカバーの開閉だけで済むような作業の場合でも、アクセスカバーを取り外すなどする必要があり非常に不便であった。
本発明は、上記課題を解決するため以下の構成を採用する。すなわち、媒体に画像を形成する画像形成装置であって、開閉部材と、前記開閉部材と係合する少なくとも第1の係合部と第2の係合部とを備え、前記第1の係合部と前記第2の係合部のうち、いずれか一方を支点とし、他方を開放するようにした。
以上の本発明によれば、開閉部材と、前記開閉部材と係合する少なくとも第1の係合部と第2の係合部とを備え、前記第1の係合部と前記第2の係合部のうち、いずれか一方を支点とし、他方を開放するようにしたので、オペレータの所望する側にアクセスカバーを開閉することができ、メンテナンス等を容易に行うことができる。
以下、本発明に係る実施例を、図面を用いて詳細に説明する。なお、図面に共通する要素には同一の符号を付す。以下の説明では画像形成装置として一般的なシリアルインパクトプリンタを例として説明するが、インクジェットプリンタでもよいし、レーザービームプリンタにも適用できる。
実施例1の画像形成装置は、開閉部材としてのアクセスカバーの周辺端部に支点突起を設け、当該支点突起に対向するミドルカバーの位置に、前記支点突起を装置前後方向に回転可能とする支点受けを設け、アクセスカバーを前後両開き可能としたものである。
(構成)
図1は、実施例1の画像形成装置の構成図である。また、図2ないし図4は、実施例1の画像形成装置の図1A−A断面図であり、図3、図4はアクセスカバーをそれぞれ前後に開いたときの状態図である。同図に示したように、実施例1の画像形成装置は、ミドルカバー1の前側に支点受けFR(6a)と支点受けFL(6b)を設けているとともに、後側にも支点受けRR(6c)と支点受けRL(6d)の4箇所の回転支点受けを設けている。
図1は、実施例1の画像形成装置の構成図である。また、図2ないし図4は、実施例1の画像形成装置の図1A−A断面図であり、図3、図4はアクセスカバーをそれぞれ前後に開いたときの状態図である。同図に示したように、実施例1の画像形成装置は、ミドルカバー1の前側に支点受けFR(6a)と支点受けFL(6b)を設けているとともに、後側にも支点受けRR(6c)と支点受けRL(6d)の4箇所の回転支点受けを設けている。
前記回転支点受けは、アクセスカバー5の開閉動作がスムーズに行われるように、前側の支点受けFR(6a)と支点受けFL(6b)は、図3に示した前側開放時の動作軌跡8aに対してラッチ開口部を向けるように実装されている。また、後側支点受けRR(6c)と支点受けRL(6d)は、図4に示した後側開放時の動作軌跡8bに対してラッチ開口部を向けるように実装されている。
また、アクセスカバー5の前後には、回転軸となる突起が、前側の左右に2箇所7a、7b、後側の左右に2箇所7c、7dが設けられている。そして、アクセスカバー5を開閉し易いように、アクセスカバー5の前後左右には取手9aないし9dが設けられている。
図5ないし図7は、アクセスカバー5の手前開放時における支点受け6aないし6dと支点突起7aないし7dの詳細な図を示している。各支点受け6は、図5左側に示したようにくびれ6xを有し、振動や衝撃によりアクセスカバー5の支点突起7が支点受け6からはずれてアクセスカバー5が外れないように支点突起7をしっかり保持する構造となっている。
また、各支点受け6は、根元部分に切り込み6yを有するので、オペレータがアクセスカバー5を開くために、例えば手前側の取手FR(9a)と取手FL(9b)を持ち、前方開放時の動作軌跡8aに沿って力を加えると容易に変形し、支点突起7a、7bが開放される。
(動作)
以上の構成により実施例1の画像形成装置は以下のように動作する。この動作を前述の図3および図4の動作説明図を用いて説明する。
以上の構成により実施例1の画像形成装置は以下のように動作する。この動作を前述の図3および図4の動作説明図を用いて説明する。
まず、アクセスカバー5は、通常の振動等では容易に外れないように4つの支点受け6aないし6bにより固定され、前側取手9a、9bを持ち上げたときは、図3のように、軸J2を回転支軸として、前方開閉時の動作軌跡8aに沿ってアクセスカバー5が後ろ側に開く。
また、後側の取手9c、9dを持ち上げると、図4のように、前側の軸J1を回転支点として、後方開放時の動作軌跡8bに沿って、アクセスカバー5が手前側に開く。
(実施例1の効果)
以上のように、実施例1の画像形成装置によれば、アクセスカバーの周辺端部に支点突起を設け、当該支点突起に対向するミドルカバーの位置に、前記支点突起を装置前後方向に回転可能とする支点受けを設け、アクセスカバーを前後両開き可能としたので、オペレータの所望する側にアクセスカバーを開閉することができ、作業性を向上することができる。
以上のように、実施例1の画像形成装置によれば、アクセスカバーの周辺端部に支点突起を設け、当該支点突起に対向するミドルカバーの位置に、前記支点突起を装置前後方向に回転可能とする支点受けを設け、アクセスカバーを前後両開き可能としたので、オペレータの所望する側にアクセスカバーを開閉することができ、作業性を向上することができる。
実施例2の画像形成装置は、アクセスカバーの周辺端部に支点突起を設け、当該支点突起に対向するミドルカバーの位置に、前記支点突起を装置左右方向に回転可能とする支点受けを設け、アクセスカバーを左右両開き可能としたものである。
(構成)
実施例2の画像形成装置の構成について図8ないし図11を用いて説明する。まず、図8は、実施例2の画像形成装置の構成図である。実施例2の画像形成装置は、左右にアクセスカバー5が開くように、ミドルカバー1の左側に支点受けFL(10a)と支点受けRL(10b)を持つとともに、右側にも支点受けFR(10c)と支点受けRR(10d)の4箇所の回転支点受けを設けている。
実施例2の画像形成装置の構成について図8ないし図11を用いて説明する。まず、図8は、実施例2の画像形成装置の構成図である。実施例2の画像形成装置は、左右にアクセスカバー5が開くように、ミドルカバー1の左側に支点受けFL(10a)と支点受けRL(10b)を持つとともに、右側にも支点受けFR(10c)と支点受けRR(10d)の4箇所の回転支点受けを設けている。
前記回転支点受けの回転受けは、アクセスカバー5の開閉動作に対して効率よく機能するように、図10に示したように、左側の支点受けFL(10a)と紙面奥行き側にある支点受けRL(10b)は、左側開放時の動作軌跡11aに対してラッチ口を向けるように実装される。また、図11に示したように、右側支点受けFR(10c)と紙面奥行き側の支点受けRR(10d)は、右側開放時の動作軌跡11bに対してラッチ開口部を向けるように実装される。
支点受け10aないし10dおよび支点突起14aないし14dの詳細な構成は、実施例1にて説明した図5ないし図7と同様であるので、簡略化のために詳細な説明を省略する。
そして、アクセスカバー5の左右には、回転軸となる突起が、左側の前後に2箇所14a、14b、右側の前後に2箇所14c、14dのように設けられている。そして、アクセスカバー5の開閉をし易いように、実施例1と同様に、アクセスカバー5の手前側の左右に取手15a、15bを設けている。その他の構成は、実施例1と同様であるので、簡略化のためにその説明は省略する。
(動作)
以上の構成により実施例2の画像形成装置は、以下のように動作する。この動作を前述の図9ないし図11の動作説明図を用いて説明する。
以上の構成により実施例2の画像形成装置は、以下のように動作する。この動作を前述の図9ないし図11の動作説明図を用いて説明する。
まず、左側の保守等を行う場合では、図9に示したようにアクセスカバー5が閉じられた状態で、アクセスカバー5の左側の取手15aを持ち上げることにより、図10に示したように、右側の軸K2を回転支点として、左側開放時の動作軌跡11aに沿って、アクセスカバー5を右側に開くことができる。
また、右側の保守等を行う場合では、アクセスカバー5が閉じられた状態で、アクセスカバー5の右側の取手15bを持ち上げることにより、図11に示したように、左側の軸K1を回転支点として、右側開放時の動作軌跡11bに沿って、アクセスカバー5を左側に開くことができる。
(実施例2の効果)
以上のように、実施例2の画像形成装置によれば、アクセスカバーの周辺端部に支点突起を設け、当該支点突起に対向するミドルカバーの位置に、前記支点突起を装置左右方向に回転可能とする支点受けを設け、アクセスカバーを左右両開き可能としたので、アクセスカバーを左右に開くことができ、左右のメンテナンスが容易となる。
以上のように、実施例2の画像形成装置によれば、アクセスカバーの周辺端部に支点突起を設け、当該支点突起に対向するミドルカバーの位置に、前記支点突起を装置左右方向に回転可能とする支点受けを設け、アクセスカバーを左右両開き可能としたので、アクセスカバーを左右に開くことができ、左右のメンテナンスが容易となる。
《その他の変形例》
以上の実施例の説明では、装置の前後または左右に支点突起を回転させる支点受けを設けるように説明したが、支点受けを半球状として所定の位置に配置し、対向するアクセスカバーの前後および左右位置に球状の支点突起を設けるようにすれば、前後左右の所望の方向にアクセスカバーを開くようにすることができる。この場合、アクセスカバーがやや外れやすくなるので、支点受けの材料をやや硬めの材料にしたり、肉厚のある構造とするようにするとよい。
以上の実施例の説明では、装置の前後または左右に支点突起を回転させる支点受けを設けるように説明したが、支点受けを半球状として所定の位置に配置し、対向するアクセスカバーの前後および左右位置に球状の支点突起を設けるようにすれば、前後左右の所望の方向にアクセスカバーを開くようにすることができる。この場合、アクセスカバーがやや外れやすくなるので、支点受けの材料をやや硬めの材料にしたり、肉厚のある構造とするようにするとよい。
また、以上の実施例の説明では、アクセスカバー側に支点突起を設け、ミドルカバー側に支点受けを設けるように説明したが、逆に、アクセスカバー側に支点受けを設け、ミドルカバー側に支点突起を設けるようにしてもよいし、交互に支点突起と支点受けを入れ替えるような構成としてもよい。
本発明は、保守用カバーを備えたプリンタやファクシミリ装置、スキャナ機能とともに前記機能を複合したMFP(マルチファンクションプリンタ)装置、さらには複写装置などの画像形成装置に広く用いることができる。
1 ミドルカバー
3 リアカバー
5 アクセスカバー
6a、6b、6c、6d 支点受け
6x くびれ
6y 切り込み
7a、7b、7c、7d 支点突起
9a、9b、9c、9d 取手
10a、10b、10c、10d 支点受け
14a、14b、14c、14d 支点突起
15a、15b 取手
3 リアカバー
5 アクセスカバー
6a、6b、6c、6d 支点受け
6x くびれ
6y 切り込み
7a、7b、7c、7d 支点突起
9a、9b、9c、9d 取手
10a、10b、10c、10d 支点受け
14a、14b、14c、14d 支点突起
15a、15b 取手
Claims (7)
- 媒体に画像を形成する画像形成装置であって、
開閉部材と、
前記開閉部材と係合する少なくとも第1の係合部と第2の係合部とを備え、
前記第1の係合部と前記第2の係合部のうち、いずれか一方を支点とし、他方を開放するようにしたことを特徴とする画像形成装置。 - 前記第1の係合部と前記第2の係合部を前記開閉部材の前後方向に設けたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記第1の係合部と前記第2の係合部を前記開閉部材の左右方向に設けたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記第1の係合部および第2の係合部は、支点突起と支点受けからなり、前記支点突起は円柱形状であり、前記支点受けは当該支点突起を係合できる形状としたことを特徴とした請求項1ないし請求項3いずれか記載の画像形成装置。
- 前記支点突起は球形状であり、前記支点受けは当該支点突起を係合できる形状としたことを特徴とした請求項1ないし請求項3いずれか記載の画像形成装置。
- 前記支点受けは、くびれ部、切り込み部のいずれかまたは両方を設けたことを特徴とする請求項1ないし請求項5いずれか記載の画像形成装置。
- 前記開閉部材は、画像形成装置の外側に設けた保守用の開閉部材であることを特徴とする請求項1ないし請求項6いずれか記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006108821A JP2007279589A (ja) | 2006-04-11 | 2006-04-11 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2007279589A true JP2007279589A (ja) | 2007-10-25 |
Family
ID=38681075
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2006108821A Withdrawn JP2007279589A (ja) | 2006-04-11 | 2006-04-11 | 画像形成装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2007279589A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016156981A (ja) * | 2015-02-25 | 2016-09-01 | ブラザー工業株式会社 | 画像形成装置 |
JP2020138504A (ja) * | 2019-03-01 | 2020-09-03 | セイコーエプソン株式会社 | 印刷装置 |
JP2020138505A (ja) * | 2019-03-01 | 2020-09-03 | セイコーエプソン株式会社 | 印刷装置 |
JP2022090711A (ja) * | 2020-12-08 | 2022-06-20 | 株式会社地震科学探査機構 | 回転構造 |
-
2006
- 2006-04-11 JP JP2006108821A patent/JP2007279589A/ja not_active Withdrawn
Cited By (8)
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JP2020138505A (ja) * | 2019-03-01 | 2020-09-03 | セイコーエプソン株式会社 | 印刷装置 |
CN111634125A (zh) * | 2019-03-01 | 2020-09-08 | 精工爱普生株式会社 | 印刷装置 |
JP7225919B2 (ja) | 2019-03-01 | 2023-02-21 | セイコーエプソン株式会社 | 印刷装置 |
JP7225918B2 (ja) | 2019-03-01 | 2023-02-21 | セイコーエプソン株式会社 | 印刷装置 |
US11707939B2 (en) | 2019-03-01 | 2023-07-25 | Seiko Epson Corporation | Printing apparatus having a cover capable of opening in two directions |
JP2022090711A (ja) * | 2020-12-08 | 2022-06-20 | 株式会社地震科学探査機構 | 回転構造 |
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