JP2007279329A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】光による発色情報の付与により、発色または非発色の状態を維持するトナーを用い、発色反応停止光の照射時には、この発色反応停止光を照射する複数の小光源のうちの、画像形成装置10において記録媒体26に形成した画像による画像領域に発色反応停止光を照射する小光源のみ点灯させるとともに、この画像領域の色に基づいて、画像領域の発色に関与しない色に対応する発色部の発色反応を停止するための波長の発色反応停止光を選択的に照射し、且つ、画像領域の画像密度に応じた露光量の発色反応停止光を照射する。
【選択図】図5
Description
光照射手段は、制御手段による制御によって、記録媒体の非画像領域には発色反応停止光を照射せず、記録媒体のトナー像による画像領域にのみ発色反応停止光を照射する。
このように、記録媒体に形成されたトナー像による画像領域の画像密度に対応する露光量で、発色反応停止光を該画像領域に照射することができるので、効率良く発色反応停止光を照射することができると共に、発色手段によって発色反応が進行された後に発色反応が進行されることを抑制することができ、画質劣化を抑制することができる。
本発明の画像形成装置は、光による発色情報の付与により、発色または非発色の状態を維持するように制御されるトナーを用いる画像形成装置である。
それゆえ、マイクロカプセルを構成する外殻は、加熱処理や光照射等の刺激の付与による軟化、分解、溶解(周囲の部材への相溶)、変形等により、物質透過性が不可逆的に増大する機能を有することが好ましい。
本発明におけるトナーは、後述するように、バインダー樹脂中に発色部と呼ばれる光による発色情報が付与されることで、特定の一つの色に発色可能な状態を維持、または特定の一つの色を発色しないような状態(即ち、非発色の状態)を維持することが可能な連続した領域を1つ以上有する。
なお、トナー中に複数の発色部が含まれる場合には、複数の発色部は互いに内部に含まれる材料が混在することのないように隔離された状態で設けられている。
このロイコ化合物(電子供与性)等の発色剤52を発色させる顕色剤モノマー54としては電子受容性化合物が好ましい。顕色剤モノマー54としては、特にフェノール系化合物が一般的であり、感熱、感圧紙などに利用されている顕色剤から適宜選択できる。
このような電子供与性の発色剤52と、電子受容性の顕色剤モノマー54と、が酸塩基反応することで発色剤52が発色する。
例えば、R色、G色、B色の如き三原色露光に対して、顕色性モノマー54が十分な重合反応を進行させることができるように光重合開始剤56の反応促進剤が用いられる。例えば、露光光を吸収する分光増感色素(カチオン)とホウ素化合物(アニオン)からなるイオンコンプレックスを用いることにより、露光により分光増感色素が光励起されホウ素化合物に電子移動することで重合性ラジカルが生成し重合を開始する。
これらの材料を組み合わせることにより、感光性の発色部60として、0.1〜0.2mJ/cm2程度の発色記録感度を得ることができる。
なお、可視光域に対応する光重合開始剤56の分光増感色素はその色調が最後まで地色として残留してしまうが、この分光増感色素の消色には色/ホウ素化合物の光消色現象を利用することができる。すなわち、光励起された分光増感色素からホウ素化合物に電子移動することで重合性ラジカルが生成するが、このラジカルはモノマーの重合を引き起こす一方で、励起された色素ラジカルと反応して色素の色分解を起し、結果的に色素を消色させることができる。
Fトナーは、互いに反応した際に発色する第1の成分および第2の成分と、光硬化性組成物と、この光硬化性組成物中に分散するマイクロカプセルとを含み、第1の成分がマイクロカプセルに含まれ、第2の成分が光硬化性組成物中に含まれる態様(第1の態様)、互いに反応した際に発色する第1の成分および第2の成分と、光硬化性組成物を含むマイクロカプセルとを含み、第1の成分がマイクロカプセル外に含まれ、第2の成分が光硬化性組成物内に含まれる態様(第2の態様)、あるいは、互いに反応した際に発色する第1の成分および第2の成分と、第1の成分を含む一のマイクロカプセルと、第2の成分を分散させた光硬化性組成物を含む他のマイクロカプセルとを含む態様(第3の態様)のいずれかであることが好ましい。
(1)光硬化性組成物が未硬化の状態で加熱処理しても、未硬化の光硬化性組成物中に含まれる第2の成分の物質拡散が抑制され、発色情報付与光の照射によって光硬化性組成物が硬化した後に加熱処理すると、硬化後の光硬化性組成物中に含まれる第2の成分の物質拡散が促進されるタイプのトナー(以下、「光発色型トナー」と称す場合がある)。
(2)光硬化性組成物が未硬化の状態(第2の成分が重合していない状態)で加熱処理すると、未硬化の光硬化性組成物中に含まれる第2の成分の物質拡散が促進され、発色情報付与光の照射によって光硬化性組成物が硬化した後(第2の成分が重合した後)に加熱処理すると、硬化後の光硬化性組成物中に含まれる第2の成分の物質拡散が抑制されるタイプのトナー(以下、「光非発色型トナー」と称す場合がある)。
なお、光発色型トナーおよび光非発色型トナーに用いられる光硬化性組成物中には、光重合開始剤が含まれていることが特に好ましく、必要に応じてその他種々の材料が含まれていてもよい。
この場合、例えば、外部刺激の付与によりいずれか1種類の発色部のみが発色した場合には、トナーは、イエロー、マゼンタ、あるいは、シアンのいずれかの色に発色することができ、いずれか2種類の発色部が発色した場合には、これら2種類の発色部の発色した色を組み合わせた色に発色することができ、ひとつのトナー粒子で、多様な色を表現することが可能となる。
すなわち、この場合、発色部の種類毎に発色部に含まれる光硬化性組成物の硬化に必要な光の波長が異なるため、発色情報の付与には、発色部(詳細には、発色部の光硬化性組成物)の種類に応じた波長の異なる複数種の光を用いればよい。
しかしながら、本発明においては、後述するトナーの製造過程において、第2の成分が外殻を透過して感光・感熱カプセル外のマトリックスへ流出したり、他の色に発色可能な感光・感熱カプセル中の第2の成分が外殻を透過して流入したりするのを防ぐために、非水溶性樹脂からなる結着樹脂や離型材等の非水溶性材料を主成分として含むものであることが好ましい。
この場合、トナーには、上記第1の成分、上記第2の成分、上記第1の成分を含むマイクロカプセル、上記第2の成分を含む光硬化性組成物が少なくとも用いられ、光硬化性組成物中には光重合開始剤が含まれることが特に好ましく、種々の助剤等が含まれていてもよい。また、マイクロカプセル内(芯部)には第1の成分が固体状態で存在していてもよいが、溶媒と共に存在していてもよい。
第1の成分および第2の成分の組合せとしては、下記(ア)〜(ツ)の組合せを好適に挙げることができる(下記例において、それぞれ前者が第1の成分、後者が第2の成分を表す。)。
(イ)ジアゾニウム塩化合物とカップリング成分(以下、適宜「カプラー化合物」と称する。)との組合せ。
(ウ)ベヘン酸銀、ステアリン酸銀等の有機酸金属塩と、プロトカテキン酸、スピロインダン、ハイドロキノン等の還元剤との組合せ。
(エ)ステアリン酸第二鉄、ミリスチン酸第二鉄等の長鎖脂肪酸鉄塩と、タンニン酸、没食子酸、サリチル酸アンモニウム等のフェノール類との組合せ。
(オ)酢酸、ステアリン酸、パルミチン酸等のニッケル、コバルト、鉛、銅、鉄、水銀、銀塩のような有機酸重金属塩と、硫化カルシウム、硫化ストロンチウム、硫化カリウム等のアルカリ金属またはアルカリ土類金属硫化物との組合せ、又は前記有機酸重金属塩と、s−ジフェニルカルバジド、ジフェニルカルバゾン等の有機キレート剤との組合せ。
(キ)ステアリン酸第二鉄等の脂肪族第二鉄塩と、3,4−ヒドロキシテトラフェニルメタン等の芳香族ポリヒドロキシ化合物との組合せ。
(ク)シュウ酸銀、シュウ酸水銀等の有機酸金属塩と、ポリヒドロキシアルコール、グリセリン、グリコール等の有機ポリヒドロキシ化合物との組合せ。
(ケ)ペラルゴン酸第二鉄、ラウリン酸第二鉄等の脂肪酸第二鉄塩と、チオセシルカルバミドやイソチオセシルカルバミド誘導体との組合せ。
(コ)カプロン酸鉛、ペラルゴン酸鉛、ベヘン酸鉛等の有機酸鉛塩と、エチレンチオ尿素、N−ドデシルチオ尿素等のチオ尿素誘導体との組合せ。
(シ)レゾルシンとニトロソ化合物との組合せのようなオキサジン染料を形成するもの。
(ス)ホルマザン化合物と還元剤および/又は金属塩との組合せ。
(セ)保護された色素(又はロイコ色素)プレカーサーと脱保護剤との組合せ。
(ソ)酸化型発色剤と酸化剤との組合せ。
(タ)フタロニトリル類とジイミノイソインドリン類との組合せ。(フタロシアニンが生成する組合せ。)
(チ)イソシアナート類とジイミノイソインドリン類との組合せ(着色顔料が生成する組合せ)。
(ツ)顔料プレカーサーと酸または塩基との組合せ(顔料が形成する組合せ)。
前記電子供与性無色染料としては、従来より公知のものを使用することができ、前記第2の成分と反応して発色するものであれば全て使用することができる。具体的には、フタリド系化合物、フルオラン系化合物、フェノチアジン系化合物、インドリルフタリド系化合物、ロイコオーラミン系化合物、ローダミンラクタム系化合物、トリフェニルメタン系化合物、トリアゼン系化合物、スピロピラン系化合物、ピリジン系、ピラジン系化合物、フルオレン系化合物等の各種化合物を挙げることができる。
但し、前記分光増感化合物と相互作用する化合物が、その構造内に300〜1000nmに最大吸収波長を有する色素部とボレート部との両構造を併せ持つ化合物であれば、前記分光増感色素を用いなくてもよい。
この化合物を前記の分光増感化合物と共存させることにより、その分光吸収波長領域の照射光に敏感に感応し、高効率にラジカルを発生させうることから、高感度化が図れ、かつ紫外〜赤外領域にある任意の光源を用いてラジカルの発生を制御することができる。
前記酸素除去剤としては、ホスフィン、ホスホネート、ホスファイト、第1銀塩又は酸素により容易に酸化されるその他の化合物が挙げられる。具体的には、N−フエニルグリシン、トリメチルパルビツール酸、N,N−ジメチル−2,6−ジイソプロピルアニリン、N,N,N−2,4,6−ペンタメチルアニリン酸が挙げられる。さらに、チオール類、チオケトン類、トリハロメチル化合物、ロフィンダイマー化合物、ヨードニウム塩類、スルホニウム塩類、アジニウム塩類、有機過酸化物、アジド類等も重合促進剤として有用である。
マイクロカプセル化する方法としては、従来公知の方法を用いることができる。例えば、米国特許第2800457号、同28000458号に記載の親水性壁形成材料のコアセルベーションを利用した方法、米国特許第3287154号、英国特許第990443号、特公昭38−19574号公報、同42−446号公報、同42−771号公報等に記載の界面重合法、米国特許第3418250号、同3660304号に記載のポリマー析出による方法、米国特許第3796669号に記載のイソシアネートポリオール壁材料を用いる方法、米国特許第3914511号に記載のイソシアネート壁材料を用いる方法、米国特許第4001140号、同4087376号、同4089802号に記載の尿素−ホルムアルデヒド系、尿素ホルムアルデヒド−レゾルシノール系壁形成材料を用いる方法、米国特許第4025455号に記載のメラミン−ホルムアルデヒド樹脂、ヒドロキシブロビルセルロース等の壁形成材料を用いる方法、特公昭36−9168号、特開昭51−9079号に記載のモノマーの重合によるin situ法、英国特許第952807号、同965074号に記載の電解分散冷却法、米国特許第3111407号、英国特許第930422号に記載のスプレードライング法、特公平7−73069号公報、特開平4−101885号公報、特開平9−263057号公報に記載の方法等が挙げられる。
バインダーとしては、前記光硬化性組成物の乳化分散に用いるバインダーと同様のもの、第1の反応性物質をカプセル化する際に用いる水溶性高分子のほか、ポリスチレン、ポリビニルホルマール、ポリビニルブチラール、ポリメチルアクリレート,ポリブチルアクリレート,ポリメチルメタクリレート,ポリブチルメタクリレートやそれらの共重合体等のアクリル樹脂、フェノール樹脂、スチレン−ブタジエン樹脂、エチルセルロース、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂等の溶剤可溶性高分子、或いは、これらの高分子ラテックスを用いることもできる。中でも、ゼラチン及びポリビニルアルコールが好ましい。また、バインダーとして後述する結着樹脂を用いてもよい。
Fトナーは、凝集合一法等の公知の湿式製法を利用して作製されることが好ましい。特に、互いに反応した際に発色する第1の成分および第2の成分と、光硬化性組成物と、該光硬化性組成物中に分散するマイクロカプセルとを含み、前記第1の成分が前記マイクロカプセルに含まれ、前記第2の成分が前記光硬化性組成物中に含まれる構造を有するトナーの作製に湿式製法は好適である。
なお、上記構造を有するトナーに用いられるマイクロカプセルは熱応答性マイクロカプセルであることが特に好ましいが、光等、その他の刺激に応答するマイクロカプセルであってもよい。
また、従来の顔料や結着樹脂を主成分とするトナーと比べると、上記構造を有するトナーは、低分子成分を主成分として含む光硬化性組成物が多く含まれるため、トナーの造粒過程で得られる粒子の強度は不十分となりやすいが、凝集合一法では、高いせん断力を必要としないため、この点でも凝集合一法を利用することは好適である。
Fトナーの製造においても、原料として使用する各種分散液の種類や組み合わせは異なるものの、凝集工程、融合工程の他に、必要に応じて付着工程を適宜組み合わせることによりトナーを作製することができる。
なお、第2の凝集工程で用いる感光・感熱カプセル分散液の種類は2種類以上が好ましい。また、(a1)〜(c1)工程を経て得られた感光・感熱カプセルをそのままトナー(すなわち1つの発色部のみを含むトナー)として利用してもよい。
しかしながら、トナー中に含まれる互いに異なる色に発色可能な発色部の種類が2〜4種類前後(例えば、トナーがイエロー、シアン、マゼンタの各々に発色可能な3種類の発色部を含むような場合)であれば、各々のトナー構造に応じた体積平均粒径は以下の範囲内であることが好ましい。
更に好ましくは、体積平均粒度分布指標GSDvが1.25以下であり、且つ、体積平均粒度分布指標GSDvと数平均粒度分布指標GSDpとの比(GSDv/GSDp)が、0.97以上であることが更に好ましい。
まず、コールターマルチサイザーII(ベックマンコールター社製)等の測定器を用いて測定されたトナーの粒度分布を分割された粒度範囲(チャンネル)に対し、個々のトナー粒子の体積および数について小径側から累積分布を描き、累積16%となる粒径を、体積平均粒子径D16v、および、数平均粒子径D16pと定義し、累積50%となる粒径を、体積平均粒子径D50v、および、数平均粒子径D50pと定義する。同様に、累積84%となる粒径を、体積平均粒子径D84v、および、数平均粒子径D84pと定義する。この際、体積平均粒度分布指標(GSDv)は、(D84v/D16v)1/2として定義され、数平均粒度指標(GSDp)は、(D84p/D16p)1/2として定義されるこれらの関係式を用いて、体積平均粒度分布指標(GSDv)および数平均粒度指標(GSDp)を算出できる。
SF1=(ML2/A)×(π/4)×100 ・・・ 式(1)
〔但し、上記式(1)において、MLはトナーの最大長(μm)を表し、Aはトナーの投影面積(μm2)を表す。〕
一方、形状係数SF1が130を超える場合には、トナーを現像剤として使用する場合に、現像器内でのキャリアとの衝突によりトナーが破壊される場合がある。この際、結果として微粉が増加したり、これによってトナー表面に露出した離型剤成分により像担持体上等が汚染され帯電特性を損なうことがあるばかりでなく、微粉に起因するかぶりの発生等の問題を起こすことがある。
ここで、1種類の現像剤でカラー画像が形成できるという点からは、現像剤は、(1)前記光硬化性組成物と、該光硬化性組成物中に分散するマイクロカプセルとを含む発色部を2種類以上有するトナーを1種類有し、且つ、前記トナー中に含まれる2種類以上の発色部が互いに異なる色に発色可能であるタイプの現像剤、あるいは、(2)前記光硬化性組成物と、該光硬化性組成物中に分散するマイクロカプセルとを含む発色部を1つ有するトナーを2種類以上混合した状態で有し、且つ、前記2種類以上のトナーの発色部が互いに異なる色に発色可能であるタイプの現像剤であることが好ましい。
また、 芯材表面を被覆する樹脂としては、マトリックス樹脂として使用できるものであれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
本発明の画像形成装置における画像形成プロセスは、いわゆる電子写真プロセス、誘電体上にイオンなどで静電潜像を形成するプロセス(イオノグラフィ)、または、一様帯電した誘電体に、サーマルヘッドの熱により画像情報に応じて静電潜像を形成するプロセス、さらに、静電潜像を利用するものではなく、たとえば、磁気潜像を形成してトナー画像を形成するプロセス、粘着性のインク滴を像担持体に画像情報に応じて形成し、トナー画像を形成するプロセス、など特に制限されない。
ここで、「透明」とは、入射した光に対して出射した光の透過率(出射光/入射光)が、使用する波長域において50%以上であることをいう。この場合には、例えば、基材用材料としてガラス、プラスチック材料が用いられ電極形成の為に、外表面に導電層が形成されるが、基材材料自体が導電化処理されていてもよい。なお、透明感光体を用いない場合は、上述の透明基体のほかに通常用いられるアルミウムなどの金属円筒体やニッケルシームレスベルトなどの基体材料も用いることができる。
ただし、前記のように感光層を光が通過しトナーまでも露光することが必要とされるので、光透過性のよいものがよい。透過性の目安としては、感光層そのもので透過率が50%以上であることが好ましく、70%以上であることがより好ましい。
上記透明誘電体としては、前記透明感光体における感光層の代わりに透明誘電体層、例えば、PET、PC等の透明プラスチックを用いたものを使用することができる。
感光体11の帯電を行う帯電装置12としては、公知の帯電装置を使用することができる。接触方式である場合は、ロール、ブラシ、磁気ブラシ、ブレード等が使用でき、非接触の場合は、コロトロン、スコロトロン等が使用できる。帯電装置12としてはこれらに限られるものではない。
帯電電位は、電位の絶対値で150〜700Vの範囲に設定することが好ましい。
露光スポット径は、解像度が600〜1200dpiの範囲となるように、40〜80μmの範囲となるようにすることが好ましい。露光量としては、感光体11上の露光された領域の電位(以下、適宜、露光後電位という)が前記帯電電位の5〜30%程度の範囲となるようにすることが好ましいが、本実施の形態では、画像の濃度に応じてトナーの現像量を変化させるために、露光位置ごとに濃度(階調値)に応じて露光量を変化させる。
なお、この方式の場合、像担持体としては誘電体のみでなく感光体も使用することが可能である。
現像装置16には、上記Fトナーが貯留されている。この現像装置16は、現像装置16内に貯留されたトナーを担持すると共に感光体11表面へ供給するための現像ロール16Aを含んで構成されている。
なお、以下では、現像装置16内に貯留されているトナーに発色情報を付与可能な光の波長領域を、特定波長領域と称して説明する。
本実施の形態では、トナーがYMC各々に対応する3種類の発色部を含む場合を説明するので、光源53は、Y色に発色可能なY発色部に発色情報を付与可能な波長領域内の光を出射する光源53Y、M色に発色可能なM発色部に発色情報を付与可能な波長領域内の光を出射する光源53M、C色に発色可能なC発色部に発色情報を付与可能な波長領域内の光を出射する光源53Cを含んで構成されているものとする。
ただし、発色情報の付与を、記録媒体26に転写されたトナー像について行う場合には、記録媒体26表面の平滑性や所望画像の発色位置精度の正確性等が問題となることから、発色情報の付与は、現像装置16によって静電潜像の現像が行われた後で、且つトナー像の記録媒体26への転写前に行われることが好ましい。
転写装置18としては、公知の転写装置を使用することができる。例えば、接触方式である場合は、ロール、ブラシ、ブレード等が使用でき、非接触方式の場合は、コロトロン、スコロトロン、ピンコロトロン等が使用できる。また、圧力、若しくは圧力及び熱による転写も可能である。
なお、定着装置22は、トナー像を発色させる発色装置(発色手段)を兼ねており、さらに、後述する光照射装置24を発色装置として共に機能するようにしてもよい。
定着装置22としては公知の定着手段が使用できる。例えば、加熱部材及び加圧部材としてロール、ベルトのそれぞれが選択可能であり、熱源としては、ハロゲンランプ、IH等が使用可能である。その配置も、種々の紙パス、例えばストレートパス、リアCパス、フロントCパス、Sパス、サイドCパス等に対応可能である。
この場合には、記録媒体26に転写されたトナー像を構成する各トナーを発色させるための発色装置を別途設けるようにすればよい。
この発色装置を配置する位置は特に制限されないが、例えば、定着装置22によってトナー像が記録媒体26に定着される前に、トナー像を発色可能な位置に設けることができる。
光照射装置24は、トナーにおける発色反応の進行を停止させるための発色反応停止光を照射する光源27を含んで構成されている。光照射装置24の光源27によって発色反応停止光が照射されることで、トナー中の発色不可能な状態に制御された発色部中に残存する反応性物質を、分解又は失活させることができる。
各小光源271〜小光源27nから出射される発色反応停止光の波長は、前記Fトナーに発色情報を付与するための上記特定波長領域の範囲外の波長領域の波長であり、このような波長領域の波長の光をFトナーに照射することにより、Fトナーに含まれる各発色部の反応性物質を分解または失活させることができる。
このため、光源27Yから発色反応停止光が照射されると、トナー中のY発色部内の発色反応の進行が抑制され、光源27Mから発色反応停止光が照射されると、トナー中のM発色部内の発色反応の進行が抑制され、光源27Cから発色反応停止光が照射されると、トナー中のC発色部内の発色反応の進行が抑制される。
具体的には、線速を10〜500mm/秒の範囲とすることが好ましく、50〜300mm/秒の範囲とすることがより好ましい。ただし、上記のような線速で画像形成を行う場合でも、前記発色情報付与のための露光時間は線速と解像度から決まる値に設定すればよい。
このように、反射板31を介して発色反応停止光を記録媒体26に照射することで、直接発色反応停止光を記録媒体26に照射する場合に比べて、散乱光を記録媒体26に照射することができるので、効率よく発色反応停止光を記録媒体26上のトナー像を構成する各トナーに照射することが可能となる。
センサ30としては、例えば、記録媒体26を搬送する搬送ベルトと記録媒体26との反射率の違いを検出することによって記録媒体26の端部を検出する方法や、記録媒体26の搬送経路21に撮像部を設け、この撮像部による撮像によってえられた画像データの画像に基づいて、例えば、記録媒体26のエッジを検出することによって判別するようにしてもよい。詳細は後述するが、センサ30が画像形成装置10に設けられているので、このセンサ30から出力される信号に基づいて、光照射装置24の光源27による発色反応停止光の照射タイミングを調整することが可能となる。
上記画像処理部40、発色制御部44、及び記憶部48は、各々制御部46にデータや信号を授受可能に接続されている。また、制御部46は、上記光照射装置24、センサ30、露光装置14、及び発色情報付与装置28に、データや信号を授受可能に接続されている。
制御部46は、画像形成装置10に含まれる装置各部を制御する。
具体的には、例えば、図2に示す小光源271〜小光源27n各々の位置を示す位置情報を予め記憶する。また、例えば、光源27が図3に示すように、各々異なる波長の発色反応停止光を照射する各色光源27Y、光源27M、光源27Cに含まれる各小光源(小光源27Y1〜小光源27Yn、小光源27M1〜小光源27Mn、小光源27C1〜小光源27Cn)によって構成される場合についても同様に、各小光源の位置を示す位置情報を予め記憶する。
作成された画像領域及び非画像領域各々を示す位置情報は、後述する制御部46の制御によって記憶部48に記憶される。
なお、上記「画像領域」の画像とは、画像処理部40に入力された画像データが表す画像に含まれる、グラフィック、イメージ、及びテキスト等の画像を示している。
なお、本実施の形態では、発色制御部44は、シアン、マゼンタ、イエローの各々発色を制御するための発色制御部を含む場合を説明するが、この発色制御部44は、光源53から出射される光の波長が、該波長の光を照射されたFトナーを発色または非発色可能な状態に維持するために異なる波長の光を選択的に照射するための光源の種類に対応して設けられていれば良く、例えば、画像形成装置10が光源としてトナーを黒色に発色又は非発色な状態とするための特定波長の光を出射する光源を更に備える場合には、さらにブラック発色制御部を含むようにしてもよい。
ステップ100では、画像形成装置10の外部から、図示を省略する入出力ポートを介して画像形成装置10で形成する画像の画像データが入力されたか否かを判別し、否定されると、本ルーチンを終了し、肯定されるとステップ102へ進む。
次のステップ102では、入力された画像データを記憶部48に記憶する。
色変換部71は、ラスターイメージ生成指示及び変換処理を示す指示信号を入力されると、上記ステップ100で取得したPDLデータとしての画像データを、ラスタイメージデータに変換すると共に、RGB色空間の画像データを、デバイスに依存しない、L*a*b*色空間の画像データに変換した後に、YMCK色空間の画像データへ変換する。
画像密度分布データを作成するための指示信号が入力されると、画像密度分布データ作成部72は、上記ステップ100で取得した画像データに含まれる、出力する記録媒体サイズを示す記録媒体サイズ情報と、上記ステップ108で記憶部48に記憶した画像データに基づいて、該記録媒体サイズ情報によって示される記録媒体に、該画像データの画像を形成したときの画像密度の分布を示す画像密度分布データを作成する。
判定指示信号を入力された画像領域・非画像領域判定部73は、画像密度分布データ作成部72で作成された画像密度分布データに基づいて、上記画像データに含まれる出力する画像の記録媒体サイズ情報によって示される記録媒体上の、トナー像の形成される画像領域と、トナー像の形成されない非画像領域と、を判別し、画像領域と非画像領域各々の記録媒体上の位置を示す位置情報を、画像領域及び非画像領域各々を示すデータ(画像領域データ及び非画像領域データ)として作成する。
記録媒体26が搬送経路21に添って搬送されて、感光体11と転写装置18とによって挟持搬送されることにより、記録媒体26上に発色情報を付与されたトナー像が転写される。
なお、下記処理ルーチンでは、光照射装置24の光源27は、現像装置16内に貯留されているトナーに含まれる発色部各々に含まれる反応性物質を分解または失活させるための波長の光を出射する光源27Y、光源27M、及び光源27Cを含んで構成され、且つ図3に示すように、各光源27Y、光源27M、及び光源27Cに含まれる複数の小光源(小光源27Y1〜小光源27Yn、小光源27M1〜小光源27Mn、小光源27C1〜小光源27Cn)は、記録媒体26の搬送方向に直交する方向(すなわち記録媒体26の幅方向)に向かって複数配列されて構成されているものとして説明する。
ステップ100からステップ112の処理が実行されることによって、ステップ100で取得した画像データに色変換処理、精細度処理、階調補正処理が実行されて記憶部48に記憶されると共に、画画像密度分布データが作成されて、画像領域及び非画像領域が判定される。
次に、この画像領域の発色に関与しない発色部の発色反応を停止させるための波長の光を照射する小光源として、読み取った同一の画像領域に光を照射する光源27Mの小光源、光源27Cの小光源、光源27Yの小光源のうち、上記ステップ200で判定した色以外の色の発色反応を停止するための波長の光を照射可能な小光源を選択する。
具体的には、記憶部48に、現像装置16に貯留されるFトナーの種類に応じて、Fトナーに含まれる各発色部の発色反応を完全に停止させることができるような露光量を、画像密度に対応して予め記憶するようにし、この記憶部48から画像密度に対応する露光量を読み取ることによって算出することができる。
一方、現像装置16に貯留されているFトナーが光非発色型トナーである場合には、画像密度が高くなるほど、光照射装置24において発色反応を停止させるために照射する光の露光量が小さくなるように、画像密度に対応する露光量を予め記憶部48に記憶するようにすればよい。
このように小光源が点灯された状態の光源27と搬送経路21との間を、トナー像が転写された記録媒体26が搬送されて通過することにより、記録媒体26上の画像領域上に、該画像領域の画像密度に応じた露光量で、画像領域26Bの色以外の色の発色反応の進行を停止するような波長の光が照射される。
上記実施形態の作用を確認するため、以下のような試験を行った。
まず、下記実施例に用いたトナーについて説明する。なお、以下のトナーの作製において、光硬化性組成物分散液の調整およびこれを用いた一連のトナーの作製は全て暗所で実施した。
(マイクロカプセル分散液の調製)
−マイクロカプセル分散液(1)−
前記電子供与性無色染料(1)12.1質量部を酢酸エチル10.2質量部に溶解し、ジシクロヘキシルフタレート12.1質量部とタケネートD−110N(武田薬品工業株式会社製)26質量部とミリオネートMR200(日本ポリウレタン工業株式会社製)2.9質量部とを添加した溶液を準備した。
続いて、この溶液を、ポリビニルアルコール5.5質量部および水73質量部の混合液に添加し、20℃で乳化分散し、平均粒径0.5μmの乳化液を得た。得られた乳化液に水80質量部を加え、攪拌しながら60℃に加温し、2時間後に電子供与性無色染料(1)を芯材とするマイクロカプセルを分散させたマイクロカプセル分散液(1)を得た。
なお、このマイクロカプセル分散液(1)に含まれるマイクロカプセルの外殻を構成する材料(上記とほぼ同様の条件でジシクロヘキシルフタレート、タケネートD−110NおよびミリオネートMR200を反応させて得られた材料)のガラス転移温度は130℃であった。
電子供与性無色染料(1)を前記電子供与性無色染料(2)に変更した以外は、マイクロカプセル分散液(1)を調製する場合と同様にしてマイクロカプセル分散液(2)を得た。
電子供与性無色染料(1)を前記電子供与性無色染料(3)に変更した以外は、マイクロカプセル分散液(1)を調製する場合と同様にしてマイクロカプセル分散液(3)を得た。
−光硬化性組成物分散液(1)−
光重合開始剤(1−a)1.62部と、(1−b)0.54部とを、酢酸エチル4部に溶解させた溶液に、電子受容性化合物(1)9部およびトリメチロールプロパントリアクリレートモノマー(3官能アクリレート、分子量約300)7.5部を添加した。
このようにして得られた溶液を、15%PVA(ポリビニルアルコール)水溶液19部と水5部と2%界面活性剤(1)水溶液0.8部と2%界面活性剤(2)水溶液0.8部とを混合した混合溶液中に添加し、ホモジナイザー(日本精機株式会社製)にて8000rmpで7分間乳化して、乳化液とした光硬化性組成物分散液(1)を得た。
光重合開始剤(1−a)及び(1−b)を、光重合開始剤(2−a)0.08部、(2−b)0.18部、(2−c)0.18部に変更した以外は、光硬化性組成物分散液(1)を調製する場合と同様にして光硬化性組成物分散液(2)を得た。
前記光硬化性組成物分散液(2)で用いた光重合開始剤(2−b)を、光重合開始剤(3−b)に変更した以外は、光硬化性組成物分散液(1)を調製する場合と同様にして光硬化性組成物分散液(3)を得た。
なお、光硬化性組成物分散液の調整に用いた光重合開始剤(1−a)、(1−b)、(2−a)、(2−b)、(2−c)、(3−b)、電子受容性化合物(1)、及び、界面活性剤(1)〜(2)の化学構造式を以下に示す。
・スチレン:360部
・nブチルアクリレート:40部
・アクリル酸:4部
・ドデカンチオール:24部
・四臭化炭素:4部
以上を混合し、溶解した溶液を、非イオン性界面活性剤(三洋化成(株)製:ノニポール400)6部及びアニオン性界面活性剤(第一工業製薬(株)製:ネオゲンSC)10部をイオン交換水560部に溶解した溶液に、フラスコ中で分散・乳化し、10分ゆっくりと混合しながら、これに過硫酸アンモニウム4部を溶解したイオン交換水50部を投入した。
続いて、フラスコ内の窒素置換を行った後、フラスコ内を攪拌しながら内容物が70℃になるまでオイルバスで加熱し、5時間そのまま乳化重合を継続した。こうして、体積平均粒径が200nm、ガラス転移温度が50℃、重量平均分子量(Mw)が16200、比重が1.2である樹脂粒子を分散させてなる樹脂粒子分散液(1)(樹脂粒子濃度:30%)を得た。
・マイクロカプセル分散液(1)24部
・光硬化性組成物分散液(1)232部
以上を丸型ステンレス製フラスコ中においてIKA製ウルトラタラックスT50で十分に混合・分散した。
そして、硝酸でpH3に調整し、次いで、これにポリ塩化アルミニウム0.20部を加え、ウルトラタラックスで回転数6000rpmで10分間の分散操作を継続した。 加熱用オイルバスでフラスコをゆっくり攪拌しながら40℃まで加熱した。
ここで、樹脂粒子分散液(1)60部を緩やかに追加した。
これにより、感光・感熱カプセル分散液(1)を得た。なお、この分散液中に分散する感光・感熱カプセルの体積平均粒経は約2μmであった。また、得られた分散液の自発的な発色は確認されなかった。
マイクロカプセル分散液(1)をマイクロカプセル分散液(2)に、光硬化性組成物分散液(1)を光硬化性組成物分散液(2)に変更した以外は、感光・感熱カプセル分散液(1)と同様に作製し、感光・感熱カプセル分散液(2)を得た。なお、この分散液中に分散する感光・感熱カプセルの体積平均粒経は約2μmであった。また、得られた分散液の自発的な発色は確認されなかった。
マイクロカプセル分散液(1)をマイクロカプセル分散液(3)に、光硬化性組成物分散液(1)を光硬化性組成物分散液(3)に変更した以外は、感光・感熱カプセル分散液(1)と同様に作製し、感光・感熱カプセル分散液(3)を得た。なお、この分散液中に分散する感光・感熱カプセルの体積平均粒経は約2μmであった。また、得られた分散液の自発的な発色は確認されなかった。
−トナーの作製−
・感光・感熱カプセル分散液(1):80部
・感光・感熱カプセル分散液(2):80部
・感光・感熱カプセル分散液(3):80部
・樹脂粒子分散液(1):80部
以上を丸型ステンレス製フラスコ中においてIKA製ウルトラタラックスT50で十分に混合・分散した。
その後、0.5mol/lの水酸化ナトリウム水溶液で系内のpHを8.5にした後、ステンレス製フラスコを密閉し、磁力シールを用いて攪拌を継続しながら55℃まで加熱し、10時間保持した。
これを更に5回繰り返し、濾液のpHが7.5、電気伝導度7.0μS/cmtとなったところで、ヌッチェ式吸引濾過によりNo5Aろ紙を用いて固液分離を行った。次いで12時間の真空乾燥を行うことにより、母材中に3種類の感光・感熱カプセルが分散した構造を有するトナー粒子を得た。
この時の粒子径をコールターカウンターにて測定したところ体積平均粒径D50vは約15μmであった。また、得られたトナーの自発的な発色は確認されなかった。
次に、キャリア芯材の表面を、ポリメチルメタアクリレート(総研化学社製)で被覆した平均粒径50μmのフェライトキャリア(キャリア全質量に対するポリメチルメタアクリレートの使用量:1質量%)を用い、トナー濃度が5質量%になるように前記の外添トナーを秤量し、両者をボールミルで5分間攪拌・混合して現像剤を調製した。
(画像形成)
図1に示したような画像形成装置を用意し、現像剤として、上記作成した現像剤を用いた。
感光体11としては、アルミドラムの周りに、電荷発生層が塩化ガリウムフタロシアニン、電荷輸送層がN,N’−ジフェニル−N,N’−ビス(3−メチルフェニル)−[1,1’]ビフェニル−4,4’−ジアミンを含む膜厚25μmの多層有機感光層を塗布形成したものを用いた。また、帯電装置12としてはスコロトロンを用いた。
・感光体線速:10mm/秒。
・帯電条件:スコロトロンのスクリーンに−400V、ワイヤーには直流−6kVを印加。このとき感光体の表面電位は−400Vとなった。
・露光:Y、M、C、黒の4色分の画像情報の論理和で露光し、露光後の電位は約−50Vであった。
・現像バイアス:直流−330Vに交流Vpp1.2kV(3kHz)の矩形波を重畳。
・現像剤接触条件:周速比(現像ロール/感光体)2.0、現像ギャップ0.5mmとし、現像ロール上の現像剤重量は400g/m2とし、感光体上のトナー現像量がべた画像で5g/m2となるようにした。
・転写バイアス:直流+800V印加。
・定着温度:定着ロール表面温度を180℃に設定。
・光照射装置光源:光源53Y:405nmの光を露光。光源53M:535nmの光を露光。光源53C:657nmの光を露光。
・光照射装置照度:130000lux。
11 感光体
12 帯電装置
14 露光装置
16 現像装置
18 転写装置
22 定着装置
24 光照射装置
27、27Y、27M、27C 光源
27Y1〜27Yn、27M1〜27Mn、27C1〜27Cn 小光源
28 発色情報付与装置
46 制御部
48 記憶部
72 画像密度分布データ作成部
73 画像領域・非画像領域判定部
Claims (5)
- 互いに隔離された状態で存在し、反応性物質として互いに混合されて発色反応を起こす第1の成分と第2の成分とを少なくとも含み、光による発色情報の付与により、発色または非発色の状態を維持するトナーを用いる画像形成装置であって、
像担持体と、
前記像担持体を所定の電位に帯電する帯電手段と、
前記帯電手段によって帯電された前記像担持体を露光することにより該像担持体上に画像データに応じた静電潜像を形成する潜像形成手段と、
前記トナーを予め貯留するとともに、前記像担持体に形成された静電潜像を該トナーによって現像し該像担持体上にトナー像を形成する現像手段と、
前記画像データ中の色成分情報に基づいて、発色対象の色または非発色対象の色に対応して予め定められた波長の光を前記トナー像に露光することにより該トナー像を構成するトナーに発色情報を付与する発色情報付与手段と、
前記トナー像を記録媒体に転写する転写手段と、
前記トナー像を前記記録媒体に定着する定着手段と、
前記トナー像に熱を加えて前記発色反応を進行させることにより、前記トナー像を構成する各トナーを前記発色情報付与手段によって付与された発色情報に応じた色に発色させる発色手段と、
前記発色手段によって加熱された後の前記記録媒体上に、前記発色反応の進行を停止させるための発色反応停止光を照射する光照射手段と、
を含み、
前記記録媒体上の前記トナー像が形成された画像領域に前記発色反応停止光を照射し、前記トナー像が形成されていない非画像領域への前記発色反応停止光の照射を禁止するように前記光照射手段を制御する制御手段と、
を備えた画像形成装置。 - 前記制御手段は、画像密度に対応する露光量を予め記憶する記憶手段を含み、前記画像領域の画像密度に対応する露光量の前記発色反応停止光を該画像領域に照射するように前記光照射手段を制御する請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記トナーは、前記反応性物質を含み、互いに隔離された状態で存在すると共に互いに異なる色に発色可能な状態を維持または非発色の状態を維持することが可能な連続した領域としての発色部を複数含み、前記制御手段は、前記複数の発色部のうちの、前記発色情報付与手段によって付与された発色情報に応じた発色対象となる色以外の色に発色可能な発色部における発色反応の進行を停止させるための予め定められた波長の光を前記発色反応停止光として照射するように前記光照射手段を制御する請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記発色手段は、前記定着手段と一体的に設けられる請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記トナーが、互いに隔離された状態で存在し、互いに反応した際に発色する第1の成分及び第2の成分と、該第1の成分及び第2の成分のいずれかを含む光硬化性組成物と、を有し、光による発色情報の付与により前記光硬化性組成物が硬化または未硬化の状態を維持することにより、発色可能な状態または非発色の状態を維持するトナーであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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