JP2007279260A - 廃トナータンク及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ポンプを介して気体とともに排出されたトナーを収容する廃トナータンク74であって、トナーが集積されるタンク主部741と、タンク主部741に送入された気体をタンク主部741の外部に排出するためにタンク主部741の開口部に覆設されたフィルタ742と、フィルタ742が設置されたタンク主部741の内圧をさらに低減する減圧手段745と、を備える。
【選択図】図3
Description
ここで、廃トナータンクは、トナーが集積されるタンク主部、タンク主部の開口部に覆設されたフィルタ(トナー捕集手段)、等で構成される。
これにより、感光体ドラムに対向する現像ローラが設置された現像装置の開口では、現像装置外から現像装置内への吸い込み気流が発生して、開口からのトナー飛散が低減される。
図1〜図3にて、この発明の実施の形態1について詳細に説明する。
まず、図1にて、本実施の形態における画像形成装置全体の構成・動作について説明する。
図1において、50は画像形成装置としてのデジタル複写機の装置本体、51はセットされた原稿Dを原稿読込部52に搬送する原稿搬送部、52は原稿Dの画像情報を光学的に読み込む原稿読込部、53は原稿読込部52で読み込んだ画像情報に基いた露光光Lを感光体ドラム54上に照射する露光部、54は像担持体としての感光体ドラム、55は感光体ドラム54上を帯電する帯電部、58は感光体ドラム54上に形成されたトナー像を記録媒体Pに転写する転写部、59は感光体ドラム54上の未転写トナーを回収するクリーニング部、61〜64は転写紙等の記録媒体Pが収納された給紙部、65は記録媒体P上の未定着トナーを定着する定着部、70は現像装置80内の気体を吸気する吸気装置、80は感光体ドラム54上に形成された静電潜像を現像する現像装置(現像部)、120は複数のトナーボトル121が設置されたトナーバンク、122はクリーニング部59や転写部58で回収された廃トナーを収納する廃トナーボトルを示す。
まず、原稿Dは、原稿搬送部51の搬送ローラによって、原稿台から図中の矢印方向に搬送されて、原稿読込部52上を通過する。このとき、原稿読込部52では、上方を通過する原稿Dの画像情報が光学的に読み取られる。
そして、原稿読込部52で読み取られた光学的な画像情報は、電気信号に変換された後に、露光部53(書込部)に送信される。そして、露光部53からは、その電気信号の画像情報に基づいたレーザ光等の露光光Lが、感光体ドラム54上に向けて発せられる。
ここで、現像装置80内のトナーは、トナー補給部から供給されたトナーとともに、パドルローラ等によってキャリアと混合される。そして、摩擦帯電したトナーは、キャリアとともに現像ローラ上に供給される。トナー補給部のトナーは、現像装置80内のトナーの消費にともない、現像装置80内に適宜に供給されるものである。現像装置80内のトナーの消費は、現像装置80内に設置されたトナー濃度センサによって検出される。さらに、トナー補給部内のトナーは、複数のトナーボトル121が着脱自在に設置されたトナーバンク120から適宜に補給されるものである。
その後、クリーニング部59を通過した感光体ドラム54表面は、不図示の除電部に達する。そして、ここで感光体ドラム54表面の電位は除電されて、一連の作像プロセスを終了する。
まず、複数の給紙部61〜64のうち、1つの給紙部が自動又は手動で選択される(例えば、上段の給紙部61が選択されたものとする。)。
そして、給紙部61に収納された記録媒体Pの1枚が、搬送経路Kの位置に向けて搬送される。
そして、転写工程後の記録媒体Pは、転写部58の位置を通過した後に、搬送経路を経て定着部65に達する。そして、この位置で、記録媒体P上の未定着トナー像が熱と圧力とによって定着される。その後、定着工程後の記録媒体Pは、出力画像として装置本体50から排出される。
こうして、一連の画像形成プロセスが完了する。
なお、本実施の形態1における画像形成装置は、高速機であって、記録媒体Pの搬送速度(又は、感光体ドラム54の外周面における線速)が630mm/秒程度に設定されている。
ダクト75は、現像装置80内に連通するように、現像装置80の開口部に着脱自在に接続されている。吸気チューブ71は、フレキシブルな材料で形成されていて、ダクト75から吸引した空気(現像装置80内に浮遊するトナーも同時に吸引される。)をポンプ72まで搬送する。
排気チューブ73は、フレキシブルな材料で形成されていて、ポンプ72から排出された空気(トナーも同時に排出される。)を廃トナータンク74まで搬送する。
図2を参照して、81は感光体ドラム54に対向する第1現像ローラ、82は感光体ドラム54に対向する第2現像ローラ、83は第1現像ローラ81に現像剤を供給するパドルローラ、84は回転軸方向(長手方向)に複数の楕円板を有する撹拌ローラ、85は第1現像ローラ81に先端部が対向するように配設されたドクターブレード、86は第1現像ローラ81及び第2現像ローラ82が露呈する開口、87は感光体ドラム54に向けて突出して当接する入口シール、88は現像剤を長手方向に撹拌するための撹拌板、89は現像剤を長手方向に撹拌するための搬送スクリュ、100は現像装置80内に収容された現像剤のトナー濃度を検知するトナー濃度センサ(磁気センサ)、を示す。
現像装置80内には、キャリア(磁性キャリア)と、トナー(非磁性トナー)と、を有する現像剤(2成分現像剤)が収容されている。
ここで、トナー濃度センサ100は、その検知面100aの近傍を流動する現像剤の透磁率を検出して電圧に変換する磁気センサである。詳しくは、現像剤のトナー濃度が低い場合には透磁率の増加にともないトナー濃度センサ100のセンサ出力(出力電圧)が高くなって、現像剤のトナー濃度が高い場合には透磁率の減少にともないトナー濃度センサ100のセンサ出力(出力電圧)が低くなる。
なお、現像工程後の第2現像ローラ82上の現像剤は、第2現像ローラ82から離脱した後に、パドルローラ83によって撹拌ローラ84の位置まで搬送される。また、ドクターブレード85の位置で第1現像ローラ81から離脱した現像剤は、撹拌板88及び搬送スクリュ89によって長手方向に撹拌された後に、撹拌ローラ84の位置まで搬送される。
図3に示すように、本実施の形態1における廃トナータンク74には、トナーが集積されるタンク主部741と、タンク主部741の内圧をさらに減圧する減圧手段としての第2タンク部745と、が設置されている。
図4にて、この発明の実施の形態2について詳細に説明する。
図4は、実施の形態2における廃トナータンクを示す斜視図である。
本実施の形態2における廃トナータンク74には、トナーが集積されるタンク主部741と、タンク主部741の強度を補強する補強部材としての外装カバー749と、が設置されている。
図5にて、この発明の実施の形態3について詳細に説明する。
図5は、実施の形態3における廃トナータンクを示す断面図である。
本実施の形態3における廃トナータンク74は、トナーが集積されるタンク主部741と、タンク主部741に送入された空気を外部に排出するために開口部に覆設されたフィルタ742と、で構成される。
すなわち、ポンプ72が稼動していないときには、フィルタ742がタンク主部741の内部に向けて縮退する(図5(A)の状態である。)。これに対して、ポンプ72が稼動しているときには、フィルタ742がタンク主部741の外部に向けて膨出する(図5(B)の状態である。)。
図6及び図7にて、この発明の実施の形態4について詳細に説明する。
図6は、実施の形態4における廃トナータンクを示す断面図である。図7は、別形態の廃トナータンクを示す上面図である。本実施の形態4における廃トナータンク74は、フィルタ742に対して間接的に振動を与えている点が、フィルタ742に対して直接的に振動を与えている前記実施の形態3のものと相違する。
なお、ソレノイド750及びアーム751によってタンク主部741(フィルタ742)に振動を与えるタイミングは、振動による画像への影響等を考慮して、画像形成装置本体50が稼動されていないとき(又は、画像形成がおこなわれていないとき)であることが好ましい。
図8にて、この発明の実施の形態5について詳細に説明する。
図8は、実施の形態5における廃トナータンクを示す斜視図である。
本実施の形態5における廃トナータンク74は、フィルタ72によって袋状に形成された袋状フィルタ(タンク主部)758と、袋状フィルタ758を保持するケース部757と、で構成される。
このような構成により、ポンプ72によって現像装置80から吸引・排出された空気及び浮遊トナーは、タンク主部としての袋状フィルタ758の内部に送入される。そして、送入された空気は袋状フィルタ758の全面から外部に排出され、送入されたトナーは袋状フィルタ758内に集積される。このように、本実施の形態5では、タンク主部758のフィルタ面が大幅に増加しているので、タンク主部741の内圧が減圧されることになる。
図9にて、この発明の実施の形態6について詳細に説明する。
図9は、実施の形態6における廃トナータンクを示す断面図である。
本実施の形態6における廃トナータンク74は、タンク主部741の内部に仕切り部材741cが設けられている。
特に、前記各実施の形態では、現像装置80から吸引・排出されたトナーを収容する廃トナータンク74に対して本発明を適用したが、本発明の適用はこれに限定されることはない。例えば、クリーニング部59や転写部58で回収された廃トナーを吸引・排出して収容する廃トナーボトル122等の廃トナータンクに対しても、本発明を適用することもできる。
54 感光体ドラム(像担持体)、
70 吸気装置、 71 吸気チューブ、
72 ポンプ、 73 排気チューブ、
74 廃トナータンク、
75 ダクト、
80 現像装置(現像部)、
741 タンク主部、
741a 送入口、 741b 送出口、
741c 仕切り部材(規制手段)、
742、746 フィルタ、
745 第2タンク部(減圧手段) 747 チューブ、
749 外装カバー(補強部材)、
750 ソレノイド(加振手段、規制手段)、 751、754 アーム、
753 給紙部カバー(開閉部)、
757 ケース部、 757a リブ、
758 タンク主部(袋状フィルタ)。
Claims (15)
- ポンプを介して気体とともに排出されたトナーを収容する廃トナータンクであって、
前記トナーが集積されるタンク主部と、
前記タンク主部に送入された前記気体を当該タンク主部の外部に排出するために当該タンク主部の開口部に覆設されたフィルタと、
前記フィルタが設置された前記タンク主部の内圧をさらに低減する減圧手段と、
を備えたことを特徴とする廃トナータンク。 - 前記減圧手段は、前記タンク主部に連通して当該タンク主部に送入された前記気体の一部が送入される第2タンク部であって、
前記第2タンク部は、内部に送入された前記気体を外部に排出するために開口部にフィルタが覆設されたことを特徴とする請求項1に記載の廃トナータンク。 - 前記減圧手段は、前記タンク主部の前記開口部とは異なる位置に形成された少なくとも1つの開口部とその開口部を覆うフィルタとであって、
前記タンク主部の強度を補強する補強部材をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の廃トナータンク。 - 前記補強部材は、複数の前記フィルタが所定の大きさを超えて膨出するのを規制する外装カバーであることを特徴とする請求項3に記載の廃トナータンク。
- ポンプを介して気体とともに排出されたトナーを収容する廃トナータンクであって、
前記トナーが集積されるタンク主部と、
前記タンク主部に送入された前記気体を当該タンク主部の外部に排出するために当該タンク主部の開口部に覆設されたフィルタと、
前記フィルタがトナーによって目詰まりしないように規制する規制手段と、
を備えたことを特徴とする廃トナータンク。 - 前記規制手段は、前記フィルタに対して直接的又は間接的に振動を与える加振手段であることを特徴とする請求項5に記載の廃トナータンク。
- 前記フィルタは、前記タンク主部に前記気体が送入されたときには外部に向けて膨出して前記タンク主部に前記気体が送入されていないときには内部に向けて縮退するように形成され、
前記加振手段は、前記フィルタを膨縮させる前記ポンプであることを特徴とする請求項6に記載の廃トナータンク。 - 前記加振手段は、前記タンク主部に振動を与えることを特徴とする請求項6に記載の廃トナータンク。
- 前記加振手段は、画像形成装置本体が稼動されていないときに前記タンク主部に振動を与えることを特徴とする請求項8に記載の廃トナータンク。
- 前記加振手段は、画像形成装置本体の開閉部が開閉される動作に連動して前記タンク主部に振動を与えることを特徴とする請求項8に記載の廃トナータンク。
- 前記加振手段は、画像形成装置本体が稼動されていないときに前記ポンプのみを稼動させることを特徴とする請求項6に記載の廃トナータンク。
- 前記規制手段は、前記タンク主部に送入される前記気体が前記フィルタに向けて直接的に送入されないように気流を規制する仕切り部材であることを特徴とする請求項5に記載の廃トナータンク。
- ポンプを介して気体とともに排出されたトナーを収容する廃トナータンクであって、
前記トナーが集積されるとともに、内部に送入された前記気体を外部に排出するフィルタによって袋状に形成されたタンク主部と、
前記タンク主部を保持するケース部と、
を備えたことを特徴とする廃トナータンク。 - 前記ポンプは、トナーとキャリアとからなる現像剤が収容されるとともに像担持体上に形成された潜像を現像する現像装置の内部から気体を吸引することを特徴とする請求項1〜請求項13のいずれかに記載の廃トナータンク。
- 請求項1〜請求項14のいずれかに記載の廃トナータンクを備えたことを特徴とする画像形成装置。
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