JP2007278258A - ベーンポンプ - Google Patents

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朋之 藤田
Masamichi Sugihara
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Abstract

【課題】ベーン部から送り出される作動流体を全量有効利用できて大流量を要求する流体圧作動機器に対応可能でトルク損失の発生が少なく、かつ、吸い込み不足によるキャビテーションの発生を防ぐことのできるベーンポンプを提供する。
【解決手段】作動流体をベーン部7で加圧して送り出すベーンポンプ10であって、戻し口1から流入する戻り作動流体QRを絞り弁4で絞って加速し、この加速された戻り作動流体QRにより吸引口3からの作動流体QTを吸引させて、これらの戻り作動流体QRとタンクからの作動流体QTとがベーン部7に送り込まれるようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車のスタビライザの捩じり剛性制御装置(以下、「アクティブスタビライザ」という。)に代表される、油圧を含めた流体圧作動機器に作動流体を供給するベーンポンプに関する。
通常、この種のベーンポンプは、回転に応じて出入りする複数のベーンを備えたロータと、このロータを収容するカムリングとから構成されるベーン部により、作動流体を高圧に加圧して送り出すものであるが、高速回転時の吸い込み側の負圧により発生するキャビテーションを防止するために流量制御弁を備えている。
図5(a)は、流量制御弁を備え、本発明の背景技術となるベーンポンプの一例を軸中心で切断した断面図、(b)は(a)のBB断面図である。
このベーンポンプ20は、流量制御弁11、ポンプで加圧された作動流体を送り出す送出通路19及び送出口12、タンク(不図示)からポンプに送り込むべき作動流体を吸引する吸引口13及び送出口12から吸引通路13bへの還流路14を備えている。
ベーンポンプ20は、加えて、ポンプ機能の根幹である、ロータ17a、ロータ17に対して出入り可能に収容された複数のベーン17b、ロータ17aから突出したベーン17bが当接する内周面を形成するカムリング17c、ロータ17a等の両側を規制するカバー18a、サイドプレート18b及びこれらを収容する本体18を備え、ベーンポンプとしての機能を発揮する。
ロータ17a、ベーン17b、カムリング17cをまとめてベーン部17とするが、このベーン部17のポンプ機能については、通常のベーンポンプと変わる所はないので、詳細な説明を省略する。
流量制御弁11の先端には、送出口12の流路を絞る絞り弁15が設けられている。
流量制御弁11は、常時、自動車のエンジン等から回転力を受けて回転するロータ17aにより送出口12に排出される作動流体が、その供給をうける油圧作動機器に、必要に応じて適圧適量だけ供給されるように制御している。
この際、余剰分の作動流体は、図5(a)、(b)で還流Qとして示すように、送出口12から吸引口13へ還流路14を通って還流し、この還流Qにより高速回転時のベーン部17への吸い込み不足を補って、負圧の発生を防ぎ、キャビテーションの発生を防いでいる。
このベーンポンプ20は、流量制御弁11を備えて、上記機能を発揮するものであるが、ベーン部17から送り出された作動流体の一部が還流Qとなり、油圧作動機器に全量供給されるものではないので、効率も悪く、作動流体を常時多量に要請するような油圧作動機器には不向きなものであった。
また、流量制御弁11の上記機能を発揮するためには、絞り弁15が必須であるが、この絞り弁15によって、トルク損失が発生しており、この問題の解決も望まれていた。
一方、キャビテーションの発生を防止する方法として、戻りの作動流体をノズルで加速してタンク内に戻す方法を提案しているものがある。
図6は、そのような、本発明の背景技術となるベーンポンプの他例を示す要部断面図であり、特許文献1に記載されたものである。
このベーンポンプ30は、流量制御弁21、吸引口23、ベーン部27及び本体28を備えて、図5のベーンポンプ20と同様の機能を有するものであるが、更に、直近に作動流体を貯留するタンク31を備えている。
タンク31は、このタンク31からポンプ30の吸引口23に作動流体を送る導出口31bと、この導出口31bに向かうように、戻ってきた作動流体を絞って噴出させるノズル31aとを備えている。
このベーンポンプ30は、上記の構成により、戻りの作動流体をノズル31aで加速してタンク31内に戻して、吸引口23への作動流体の吸い込みを推進し、キャビテーションの発生を防止している。
しかしながら、このベーンポンプ30においても、依然として、流量制御弁21は残存しているので、上記したトルク損失があるとともに、常時ベーン部27から送り出される作動流体の多くを用いるべき流体圧作動機器での使用には適さない、という問題は残存していた。
また、戻りの作動流体は、ポンプ30の吸引口23からはより遠い、タンク31側の導出口31bに供給されるので、その加速効果も、ポンプ30としては間接的なものとなっており、更に、車両振動時におけるタンク31内での作動流体への空気の混入の問題も考えられた。
加えて、このベーンポンプ30では、加速効果を考慮した導出口31bの取り回し上、タンク31を直近に設置しなければならず、その分、ポンプ30の設計の自由度が小さくなっていた。
更に、せっかく、吸い込みを推進しても、吸引口23の軸線上に流量制御弁21が配置される関係上、吸い込み推進後に流出方向が直角に曲げられることとなっているので、加速効果が大幅に低下してしまうといった問題もあった。
特許第3717850号公報(図4)
本発明は、上記問題を解決しようとするもので、ベーン部から送り出される作動流体を全量有効利用できて大流量を要求する流体圧作動機器に対応可能で絞り弁によるトルク損失が発生することなく、かつ、吸い込み不足によるキャビテーションの発生を防ぐことのできるベーンポンプを提供することを目的としている。
本発明のベーンポンプは、作動流体をベーン部で加圧して送り出すベーンポンプであって、タンクから前記ベーン部に送り込むべき作動流体を吸引する吸引口と、該ベーン部で加圧した作動流体を送り出す送出口とに加え、該送出口から送り出され使用されて戻ってきた作動流体を受け入れる戻し口を備え、該戻し口から流入する戻り作動流体を絞って加速し、この加速された戻り作動流体により前記吸引口からの作動流体を吸引させて、これらの戻り作動流体とタンクからの作動流体とが前記ベーン部に送り込まれるようにしたことを特徴とする。
本発明のベーンポンプは、戻し口から流入する戻り作動流体を絞って加速し、この加速された戻り作動流体により前記吸引口からの作動流体を吸引させて、これらの戻り作動流体とタンクからの作動流体とがベーン部に送り込まれるようにしたので、ベーン部から送り出される作動流体を全量有効利用できて大流量を要求する流体圧作動機器に対応可能で絞り弁によるトルク損失が発生することなく、かつ、吸い込み不足によるキャビテーションの発生を防ぐことができる。
以下に、本発明の実施の形態(実施例)について、図面を用いて説明する。
図1(a)は、本発明のベーンポンプの一例を軸中心で切断した断面図、(b)は(a)のAA断面図である。
図1のベーンポンプ10は、自動車などのアクティブスタビライザなどに作動流体を供給する際に用いるものであって、タンク(不図示)からベーン部7に送り込むべき作動流体を吸引する吸引口3と、ベーン部7で加圧した作動流体を送り出す送出口2とに加え、送出口2から送り出され使用されて戻ってきた作動流体を受け入れる戻し口1を備えていることを第1の特徴とする。
また、このベーンポンプ10は、戻し口1から流入する戻り作動流体を戻し通路1aに設けた絞り弁4で絞って加速し、この加速された戻り作動流体により吸引口3からの作動流体を吸引させて、これらの戻り作動流体とタンクからの作動流体とが管路3a、3bによりベーン部7に送り込まれるようにしたことを第2の特徴とする。
ベーンポンプ10は、加えて、ポンプ機能の根幹である、ロータ7a、ロータ7aに対して出入り可能なベーン7b、ロータ7aから突出したベーン7bが当接する内周面を形成するカムリング7c、ロータ7a等の両側を規制するカバー8a、サイドプレート8b、これらを収容する本体8を備え、ベーンポンプとしての機能を発揮する。
ロータ7a、ベーン7b、カムリング7cをまとめてベーン部7とするが、このベーン部7のポンプ機能については、背景技術である図5のベーンポンプ20と同様に、通常のベーンポンプと変わる所はないので、詳細な説明を省略する。
ここで、このベーンポンプ10の特徴である戻し口1、送出口2、吸引口3、絞り弁4等について、より詳しく説明する。
まず、このベーンポンプ10では、送出口2には、従来設けられていたような流量制御弁がなく、送出口2からは、ベーン部7から送り出された高圧の作動流体QOが全量、図示しない送出通路を介して、この送出口2に接続された流体圧作動機器(不図示)に供給される。
この点は、図1(b)において、送出口2と吸引口3との間が連通せず、背景技術である図5のベーンポンプ20にあったような還流路14が無い点でも確認できる。
したがって、このベーンポンプ10によれば、作動流体が効率よく利用され、アクティブスタビライザなど大流量の作動流体を要求する流体圧作動機器にも対応可能である。
また、このベーンポンプ10においては、上述したように、流量制御弁がないので、それに伴い、背景技術において説明したように、送出口2から送り出される作動流体QOを絞るような絞り弁もなく、ベーンポンプ10の駆動トルクの損失をなくすことができる。
戻し口1は、戻し通路1aに設けた絞り弁4を介して吸引口3が開口する管路3aに連通しており、この管路3aはカバー8aに設けられ、ベーン部7に作動流体を送り込む管路3bに通じている。
よって、図示したように、戻り作動流体QRは、絞り弁4で絞られて、その流速を増し、その状態で、吸引口3付近の管路3aを通過するので、吸引口3付近に負圧を発生させ、タンクから作動流体を吸引させる。
そして、このタンクから吸引された吸引作動流体QTと、戻り作動流体QRとは、共に、管路3a、3bを通過して、ベーン部7に送り込まれる。
したがって、このベーンポンプ10によれば、高速回転の場合でも、送り出され、戻ってきた戻り作動流体QRに加え、必要に応じて、タンクからの吸引作動流体QTが、ポンプ10に送り込まれてくるので、吸引側が負圧になることがなく、キャビテーションの発生を防ぐことができる。
つまり、ベーンポンプ10によれば、ベーン部7から送り出される作動流体を全量有効利用できて大流量を要求する流体圧作動機器に対応可能で絞り弁によるトルク損失が発生することなく、かつ、吸い込み不足によるキャビテーションの発生を防ぐことができる。
なお、このベーンポンプ10においては、管路3aに対して、戻し口1から絞り弁4を通過して加速された戻り作動流体GRと、これによって吸引される吸引作動流体QTとは、直線状の管路3aを通過するので、流路抵抗による損失が少なく、より効率的に加速され、ベーン部7に供給される。
また、戻し口1、絞り弁4、吸引口3、管路3a、3bは同じポンプ10内にあって、相互に近接しており、それだけ効率が良くなる。
更に、ポンプ10に、必ずしも、タンク(不図示)を近接させる必要がなく、ベーンポンプ10単体でその配置を考えることができ、設計の自由度が高くなる。
図2は、図1のベーンポンプを用いた流体圧作動機器を示す流体圧回路図である。なお、これより既に説明した部分については、同じ符号を付して重複説明を省略する。
この流体圧回路図は、自動車のローリングなどを防止するためのアクティブスタビライザSTを示すもので、自動車のエンジンENGで回転されるベーンポンプ10、ベーンポンプ10の吸引口3に接続されたタンクT、ベーンポンプ10の送出口2から戻し口1までの管路に並列に設けられた圧力制御弁PV、逆止弁GV、方向切替弁DV、及び、この方向切替弁DVの出力側に接続された片ロッドタイプの流体圧シリンダCYを備えている。
一例の構造としては、流体圧シリンダCYのシリンダ側、ロッド側のいずか一方がスタビライザ、他方がスタビライザから突出配置したリンクに連結され、この流体圧シリンダCYで、車体のロールを制御して、アクティブスタビライザSTとしての機能を発揮するものである。
ベーンポンプ10は、このようなアクティブスタビライザSTの一部として用いられた場合に、大流量の作動流体を要求に応じて供給し、なおかつ、キャビテーションを発生させず、アクティブスタビライザSTの機能を十全に発揮させることができる。
なお、この例のように、ベーンポンプ10を片ロッドタイプの流体圧シリンダCYへの作動流体の循環供給に用いた場合、シリンダCYが伸びる場合と、縮む場合とで、循環する作動流体に過不足が生じるが、不足する場合には、タンクTから必要な作動流体が吸引口3を介して吸引され、また、過剰の場合には、余剰の作動流体が吸引口3を介してタンクTに戻されるので、その点でも、本発明のベーンポンプ10は適している。
また、本発明のベーンポンプ10を用いる場合、送出口2から送り出される作動流体QOの全量が戻り作動流体GRとなるのが原則であるが、流体圧作動機器の種類によっては、その作動機器内の他用途のために、作動流体QOの一部を活用した方が良い場合があり、このような目的のために使用された作動流体は、ドレン回路などの別の回路を用いて、タンクTに戻されることがある。
したがって、そのような場合には、送り出される作動流体QOの全量が戻り作動流体GRとならない場合もあるが、流体圧作動機器側で有効利用されている点には変わりは無い。
図3は、本発明のベーンポンプの他例の断面図であって、この断面図は、その他例のベーンポンプにおける図1(b)と同じ部分の断面図である。図4は、図3のベーンポンプを用いた流体圧作動機器を示す流体圧回路図である。
このベーンポンプ10Aは、図1のベーンポンプ10に比べ、絞り弁4Aが固定式ではなく、戻り作動流体QRの流量が多くなるにつれ、その絞りの開き量が大きくなるような可変絞り弁4Aとなっている点が異なっている。
また、この可変絞り弁4Aが、本体8bに於いて占めるスペースの都合上、戻し口1Aと送出口2Aとも、その絞り弁4Aに対応した態様となっている点が異なっている。
可変絞り弁4Aは、戻り作動流体QRによってスライドする弁体4a、この弁体4aをスライド可能に収容する一方開放の弁収容部4g、弁収容部4gの開放側を閉止する蓋体4i、蓋体4iと弁体4aとの間に挟まれ、蓋体4iに対して弁体4aを、弁収容部4gの閉止側に付勢するスプリング4h、及び、管路3aと弁収容部4gとを連通する連通路4jを備えている。
弁体4aは、全体として、一方端が小径のスプール形状であって、その小径の小径凸部4bと、小径凸部4bに連続し、弁収容部4gの内径に対し流体密な外径のスプール部4cと、このスプール部4cに連続し、スプール部4cより小径で、その外周にスプリング4hが嵌まり込むスプリング受け部4dとを備えている。
弁収容部4gは、弁体4aが無い状態では、戻し口1Aと管路3aとを連通させるが、戻り作動流体QRが無く、弁体4aがスプリング4hに付勢されたままの状態では、その小径凸部4bが閉止側に当接し、その際、スプール部4cにより、戻し口1Aと管路3aとを連通させない、もしくは連通の開度が小さい状態となるものである。
連通路4jは、管路3aと、弁収容部4gの下方であって、弁体4aのスプリング受け部4dが位置する部分とを連通している。したがって、この連通路4jを介して、弁体4aの小径凸部4b側には戻り作動流体QRが作用し、スプリング受け部4d側には、管路3aの作動流体が作用し、スプリング4hの付勢力と相まって、釣り合い状態を維持する。
このような構成の可変絞り弁4Aによれば、戻し口1Aから戻り作動流体QRが流入しても、その流量が小さい場合は、弁体4aはわずかに、この図3で下方に移動して、スプリング4hと釣り合って、戻り作動流体QRをより絞った状態で管路3aに供給し、このより絞られた戻り作動流体QRは、より高速で吸引口3から作動流体QTを吸引する。
一方、戻し口1Aの戻り作動流体QRのより流量が増えると、弁体4aはより開いた状態で釣り合い、戻り作動流体QRを絞りがより開いた状態で、管路3aに供給する。
つまり、この可変絞り弁4Aは、戻り作動流体QRの流量が多くなるにつれ、その絞りの開き量が大きくなるものである。
このような可変絞り弁4Aを備えたベーンポンプ10Aによれば、戻り作動流体QRが少量の際には、絞りが絞られるので、戻り作動流体QRの流速が上がり、一方、流量が多くなるにしたがって、絞りが開かれて、戻し口1A側の戻り作動流体QRの圧力が過度に上昇しないようにすることができる。
図4のアクティブスタビライザST′は、図2のアクティブスタビライザSTに比べ、ベーンポンプ10Aが、図3で説明した可変絞り弁4Aを備えたものである点が異なっている。
したがって、このアクティブスタビライザST′では、上述のベーンポンプ10の効果が発揮されると共に、ベーンポンプ10Aによって、上述したように、戻し口1A側の戻り作動流体QRの圧力が過度に上昇しないようにすることができ、このアクティブスタビライザST′で用いられている圧力制御弁PVが機能不全になることを防ぐことができる。
また、以上説明したベーンポンプ10、10Aは、特許請求の範囲に記載された本発明の例示にすぎず、本発明は、これらの例示に限定されるものではない。
流体圧とは、作動流体として作動油を用いる油圧のもの以外に、例えば、水や高分子作動流体などを用いるものを含むものである。
本発明のベーンポンプは、自動車などのアクティブスタビライザなど、大流量の作動流体が必要とされる産業分野に好適に用いることができる。
(a)は、本発明のベーンポンプの一例を軸中心で切断した断面図、(b)は(a)のAA断面図 図1のベーンポンプを用いた流体圧作動機器を示す流体圧回路図 本発明のベーンポンプの他例の断面図 図3のベーンポンプを用いた流体圧作動機器を示す流体圧回路図 (a)は、本発明の背景技術となるベーンポンプの一例を軸中心で切断した断面図、(b)は(a)のBB断面図 本発明の背景技術となるベーンポンプの他例を示す要部断面図
符号の説明
1、1A 戻し口
2、2A 送出口
3 吸引口
4 絞り弁
4A 可変絞り弁
7 ベーン部
8 本体
8a カバー
8b サイドプレート
10、10A ベーンポンプ
Q 作動流体
QO 送り出される作動流体
QR 戻り作動流体
QT 吸引作動流体
T タンク

Claims (2)

  1. 作動流体をベーン部で加圧して送り出すベーンポンプであって、
    タンクから前記ベーン部に送り込むべき作動流体を吸引する吸引口と、該ベーン部で加圧した作動流体を送り出す送出口とに加え、該送出口から送り出され使用されて戻ってきた作動流体を受け入れる戻し口を備え、
    該戻し口から流入する戻り作動流体を絞って加速し、この加速された戻り作動流体により前記吸引口からの作動流体を吸引させて、これらの戻り作動流体とタンクからの作動流体とが前記ベーン部に送り込まれるようにしたことを特徴とするベーンポンプ。
  2. 戻し口から流入する戻り作動流体を絞る絞り弁を、該戻り作動流体の流量が多くなるにつれ、その絞りの開き量が大きくなるような可変絞り弁としたことを特徴とするベーンポンプ。
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