JP2007277356A - インクジェット記録用インク組成物、記録方法、および記録物 - Google Patents

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Abstract

【課題】印刷本紙においても、光沢性に優れ、かつ色再現性が良好であるとともに、吐出安定性や目詰まり回復性に優れるインクジェット記録用インク組成物を提供する。
【解決手段】着色剤と、水と、アルカンジオールと、界面活性剤とを少なくとも含んでなるインクジェット記録用インク組成物であって、前記アルカンジオールが、水溶性の1,2−アルカンジオールと、水溶性の両末端アルカンジオールとを含んでなり、前記界面活性剤としてポリオルガノシロキサンを用いる。
【選択図】なし

Description

発明の背景
発明の分野
本発明は、各種記録媒体、とりわけ印画紙ベースの光沢紙においても、光沢性に優れ、かつ色再現性が良好であるとともに、吐出安定性や目詰まり回復性に優れるインクジェット記録用インク組成物およびそのインク組成物を用いたインクジェット記録方法に関する。
背景技術
インクジェット記録方法は、インク小滴を飛翔させ、紙等の記録媒体に付着させて印刷を行う印刷方法である。近年のインクジェット記録技術の革新的な進歩により、これまで銀塩写真やオフセット印刷によってのみ実現されてきた高精細印刷の分野にまでインクジェット記録方法が用いられるようになっている。それに伴い、銀塩写真やオフセット印刷の分野で用いられてきた印画紙やアート紙等に匹敵する高光沢性の記録媒体、いわゆる専用紙をインクジェット記録に使用して、銀塩写真並の光沢感を有する画像を実現できるインクジェット記録用のインクが開発されている。また、普通紙を用いた場合であっても、銀塩写真並の画質を実現できるインクジェット記録用のインクが開発されている。
インクジェット記録に用いられるインクとしては、水を主成分とし、これに着色剤や各種添加剤を含有させた水系インクが一般的である。着色剤としては、耐光性、耐ガス性、耐水性、及び耐湿性等の耐候性の点で染料よりも顔料が優れることから、顔料の特性を活かした顔料系インクの開発が進められている。例えば、特開2005−194500号公報(特許文献1)には、界面活性剤としてポリシロキサン化合物を用い、溶解助剤として1,2−ヘキサンジオール等のアルカンジオールを添加することにより、滲みが無く、専用紙に対する光沢性に優れるインク組成物が開示されている。また、特開2001−72905号公報(特許文献2)や特開2003−12583号公報(特許文献3)には、水溶性アルカンジオールである1,2−ヘキサンジオールと水溶性の両末端アルカンジオールである1,5−ペンタンジオールをインク中に添加した、普通紙に対して滲みの少ないインクが開示されている。
ところで、近年、デジタルデータからの画像形成技術が普及したことや、自然環境への配慮に伴い、特に写真市場では、化学物質の使用量や廃液の処理量が軽減できるインクジェットの印刷物のニーズが高まっており、ミニラボ店にもインクジェット記録方式が適用され始めている。ミニラボにおいては、銀塩写真類似の印画紙ベースのインクジェット記録物の色再現、安定性再現が求められ、さらには、銀塩写真同等の光沢感が要求されている。また、近年においては、このような記録物を印刷直後にガラス張りの額縁に入れて、その場で手渡すサービスや、郵送するサービスなどが進展している。しかし、インクジェット記録物を印刷直後にガラス張りの額縁に入れると、記録媒体や環境によってはガラスに結露が発生する場合がある。
このような問題に対し、上記のようなポリシロキサン系界面活性剤とその溶解助剤としての1,2−ヘキサンジオールとを含有する高浸透性のインクを用いると、光沢感は改善されるものの、上記のようなインクジェット記録物の取り扱いが問題となる場合があった。
特開2005−194500号公報 特開2001−72905号公報 特開2003−12583号公報
発明の概要
本発明者らは、今般、特定の2種類のアルカンジオールと界面活性剤としてのポリオルガノシロキサン化合物とを組み合わせてインク中に添加することにより、各種記録媒体、とりわけ印画紙ベースの光沢紙においても、光沢性に優れ、かつ目詰まり回復性と記録物の取扱性が良好であるとともに、吐出安定性や色再現性に優れるインク組成物を実現できる、との知見を得た。本発明はかかる知見によるものである。なお、「記録物の取扱性」とは、記録物から離脱するインク溶媒がガラス板やアクリル板等の額縁に付着する場合があり、このようなインク溶媒の付着がないことを、記録物の取扱性が良好であると定義するものである。
本発明によるインクジェット記録用インク組成物は、着色剤と、水と、アルカンジオールと、界面活性剤とを少なくとも含んでなるインクジェット記録用インク組成物であって、
前記アルカンジオールが、水溶性の1,2−アルカンジオールと、水溶性の両末端アルカンジオールとを含んでなり、
前記界面活性剤がポリオルガノシロキサンであるものである。
本発明によれば、各種記録媒体、とりわけ印画紙ベースの光沢紙においても、光沢性に優れ、かつ目詰まり回復性と記録物の取扱性が良好であるとともに、吐出安定性や色再現性に優れるインク組成物を実現できる。
発明の具体的説明
本発明によるインクジェット記録用インク組成物は、着色剤と、水と、アルカンジオールと、界面活性剤とを必須成分として含有するものであり、アルカンジオールとして、水溶性の1,2−アルカンジオールと、水溶性の両末端アルカンジオールとの2種類のアルカンジオールを用い、前記界面活性剤としてポリオルガノシロキサンを用いるものである。以下、各成分について説明する。
<アルカンジオール>
本発明によるインクジェット記録用インク組成物に用いられるアルカンジオールは、水溶性の1,2−アルカンジオールと、水溶性の両末端アルカンジオールとの少なくとも二種類のアルカンジオールを含有する。これら特定の二種類のアルカンジオールを、下記に説明する界面活性剤とともに用いることにより、印画紙ベースのポーラスタイプ光沢紙のように、インク溶媒の吸収性に優れ、その反面、環境によってはインク溶媒が離脱する場合もある記録物においても、光沢感と目詰まり性に優れ、かつ、記録物からのインク溶媒の離脱を抑制することができる。また、普通紙に適用した場合であっても、文字のエッジのシャープさが改善されるため、フォントの小さな約款等印刷物の用途に好適に使用できる。この理由は定かではないが、以下のように考えられる。
従来のインクジェット記録に用いられる高浸透性のインクは、上記したように、表面張力を低下させて光沢感を改善するために1,2−ヘキサンジオールや4−メチル−1,2−ペンタンジオールが好ましく用いられている。しかしながら、1,2−ヘキサンジオール等の水溶性の1,2−アルカンジオールのみを添加して、表面張力を極めて低くするためには、多量の添加を要する。例えば、1,2−ヘキサンジオールや4−メチル−1,2−ペンタンジオールの15wt%水溶液の表面張力は25〜26mN/mである。これによりインクの粘度が増加するため、ドットのインク重量が減少する。そのため、ドットのインク重量を精緻に制御しにくくなり、ヘッドからインクを吐出すると、着弾位置のずれやミスト化を生じたり印字耐久不良を起こすことがある。その結果、発色性が低下し、粒状性が劣化したり、凝集むらや色間滲みが発生する場合があり、ひいては印字不良を引き起こす原因となる。一方、1,5−ペンタンジオール等の水溶性の両末端アルカンジオールのみの添加では、例えば、1,5−ペンタンジオールの15wt%水溶液の表面張力は35mN/m以上であるので、光沢感が劣る。
水溶性1,2−アルカンジオールと、水溶性の両末端ジオールを同時に含有させることにより、水溶性1,2−アルカンジオールによって、表面張力を効果的に低下させることで、光沢感を向上させ、かつ、水溶性の両末端ジオールで各周波数の表面張力を調整することにより、インクジェット記録において用いる、インク滴の出力周波数に適合させることができる。このように調整することができるので、吐出重量精度や記録物上のインク滴の着弾精度を向上させることができる。
本発明においては、水溶性1,2−アルカンジオールとして、分枝を有してもよい炭素数5または6の1,2−アルカンジオールが好ましく、4−メチル−1,2−ペンタンジオール、1,2−ペンタンジオール、3,3−ジメチル−1,2−ブタンジオール,1,2−ヘキサンジオールが挙げられる。特にこれらの中でも1,2−ヘキサンジオールおよび/または4−メチル−1,2−ペンタンジオールを使用することが好ましい。
水溶性1,2−アルカンジオールは、インク組成物全体に対して3重量%以上含有されていることが好ましく、6〜15重量%含有されていることがより好ましい。この範囲とすることにより、低温時と高温時のインク粘度の低下および/または変動を抑制することができ、吐出が安定する。
水溶性の両末端アルカンジオールとしては、分岐を有してもよい炭素数3〜10の両末端アルカンジオールを有するものを使用することが好ましく、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール等が挙げられる。特に、粘度やインクジェット装置に使用する部材の耐久性の観点から、1,5−ペンタンジオールを使用することが好ましい。
水溶性の両末端アルカンジオールは、インク組成物全体に対して、3〜15重量%含有されていることが好ましく、3.0〜6.0重量%含有されていることがより好ましい。この範囲とすることにより、記録物から離脱するインク溶媒の主成分の湿潤剤、例えば、グリセリンの含有量および/または離脱を効果的に抑制することができる。また、15wt%を超える量の湿潤剤を含まなくとも、目詰まり性を向上することができ、粘度の低下と溶媒離脱の抑制に効果がある。
本発明においては、上記した水溶性の1,2−アルカンジオールと水溶性の両末端アルカンジオールとの含有量比は、重量基準において10:1〜1:1であることが好ましい。この範囲の混合比とすることにより、印画紙ベースの光沢紙における、表面張力の低下による光沢感の向上と、特定周波数における表面張力の調整によって、吐出が安定する。また、普通紙においては、インク滴の着弾精度の向上により、小さいフォントのエッジシャープさを向上することができる。
さらに、本発明においては、浸透溶剤として、ポリオキシエチレン鎖および/またはポリプロピレン鎖が付加された、炭素数が5〜10の1.2−アルカンジオールおよび/または炭素数が3〜10の1.2−アルカンジオールおよび/またはラクタム類および/またはラクトン類を含んでいてもよい。
<界面活性剤>
本発明によるインクジェット記録用インク組成物は、必須成分として界面活性剤を含む。記録媒体として、その表面にインクを受容するための樹脂がコーティングされたものに対して、界面活性剤を用いることにより、光沢感がより重視される写真紙等の記録媒体において、優れた光沢を有する画像を実現することができる。
本発明において用いられる界面活性剤としては、オルガノポリシロキサン系界面活性剤を使用する。オルガノポリシロキサン系界面活性剤を用いた場合、上記したような特定の2種類のアルカンジオールを含有するため、界面活性剤のインク中への溶解性が向上し、不溶物等の発生を抑制できるため、吐出安定性がより優れるインク組成物を実現できる。
また、オルガノポリシロキサン系界面活性剤として、下記式:
Figure 2007277356
(式中、Rは水素原子またはメチル基を表し、aは7〜11の整数を表し、mは20〜70の整数を表し、nは2〜5の整数を表す。)
で表される一種ままたは二種以上の化合物を含んでなることがより好ましい。このような特定のオルガノポリシロキサン系界面活性剤を使用することにより、より一層記録物表面の凹凸を平滑化できる。
また、本発明の別の好ましい態様として、上記式で表されるポリシロキサン化合物において、Rは水素原子またはメチル基を表し、aは2〜5の整数を表し、mは20〜70の整数を表し、nは2〜4の整数を表す、一種ままたは二種以上の化合物を含んでいてもよい。
また、上記の各ポリオルガノシロキサン化合物を含有する場合、さらに界面活性剤として、上記式中、Rは水素原子またはメチル基を表し、aは9〜13の整数を表し、mは2〜4の整数を表し、nは1または2を表されるポリシロキサン化合物を含有していることが好ましい。このようなポリシロキサン化合物を併用することにより、より一層記録物表面の凹凸を平滑化できる。
上記のような特定のポリオルガノシロキサン化合物を含有することにより、記録物表面の凹凸を平滑化できる理由は、以下のように考えられる。すなわち、例えば、グリセリン(グリセロール)を20wt%と、1.2−ヘキサンジオールを10wt%と、上記界面活性剤を0.1wt%含む水溶液では、水溶液の1Hzの表面張力が25mN/m以下になり、上記の界面活性剤を含有することにより、グリコール類を含む水溶液を極めて低い表面張力にできるためであると考えられる。なお、アセチレングリコール系界面活性剤である、サーフィノール465は、上記と同様の組成の水溶液にした場合の表面張力は25mN/m以上となる。
上記のような界面活性剤は市販されているものを用いもよく、例えば、KF−954A、KF−353A、KF6017、X−22−6551、AW−3(いずれも、信越化学工業株式会社製)等を用いることができる。
上記界面活性剤は、本発明によるインク組成物中に、好ましくは0.01〜2.00重量%、より好ましくは0.05〜0.50重量%含有される。特に、Rがメチル基である上記界面活性剤を使用する場合は、RがHである上記界面活性剤を用いた場合よりも、含有量を多くすることが好ましい。
本発明によるインク組成物には、その他の界面活性剤、具体的には、フッ素系界面活性剤、アセチレングリコール系界面活性剤、アニオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤、両性界面活性剤等をさらに添加しても良い。
これらのうち、アセチレングリコール系界面活性剤としては、例えば、2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン−4,7−ジオール、3,6−ジメチル−4−オクチン−3,6−ジオール、または3,5−ジメチル−1−ヘキシン−3オール、2,4−ジメチル−5−ヘキシン−3−オールなどが挙げられる。また、アセチレングリコール系界面活性剤は市販品も利用することができ、例えば、オルフィンE1010、STG、Y(商品名、日信化学社製)、サーフィノール61、104,82,465,485あるいはTG(商品名、Air Products and Chmicals Inc.製)が挙げられる。
<着色剤>
本発明によるインクジェット記録用インク組成物に用いられる着色剤としては、染料および顔料のいずれも使用することができるが、耐光性や耐水性の観点から顔料を好適に使用できる。
顔料としては、無機顔料および有機顔料を使用することができ、それぞれ単独または複数種混合して用いることができる。前記無機顔料としては、例えば、酸化チタンおよび酸化鉄の他に、コンタクト法、ファーネス法、サーマル法等の公知の方法によって製造されたカーボンブラックが使用できる。また、前記有機顔料としては、アゾ顔料(アゾレーキ、不溶性アゾ顔料、縮合アゾ顔料、キレートアゾ顔料等を含む)、多環式顔料(例えば、フタロシアニン顔料、ペリレン顔料、ペリノン顔料、アントラキノン顔料、キナクリドン顔料、ジオキサジン顔料、チオインジゴ顔料イソインドリノン顔料、キノフラロン顔料等)、染料キレート(例えば、塩基性染料型キレート、酸性染料型キレート等)、ニトロ顔料、ニトロソ顔料、アニリンブラック等が使用できる。
顔料の具体例は、本発明による顔料分散液を用いて得ようとするインク組成物の種類(色)に応じて適宜挙げられる。例えば、イエローインク組成物用の顔料としては、C.I.ピグメントイエロー1、2、3、12、14、16、17、73、74、75、83、93、95、97、98、109、110、114、128、129、138、139、147、150、151、154、155、180、185等が挙げられ、これらの1種または2種以上が用いられる。これらのうち、特にC.I.ピグメントイエロー74、110、128および147からなる群から選ばれる1種または2種以上を用いることが好ましい。また、マゼンタインク組成物用の顔料としては、例えば、C.I.ピグメントレッド5、7、12、48(Ca)、48(Mn)、57(Ca)、57:1、112、122、123、168、184、202、209;C.I.ピグメントバイオレット19等が挙げられ、これらの1種または2種以上が用いられる。これらのうち、特にC.I.ピグメントレッド122、202、209およびC.I.ピグメントバイオレット19からなる群から選ばれる1種または2種以上を用いることが好ましい。また、シアンインク組成物用の顔料としては、例えば、C.I.ピグメントブルー1、2、3、15:2、15:3、15:4、15:34、16、22、60;C.I.バットブルー4、60等が挙げられ、これらの1種または2種以上が用いられる。これらのうち、特にC.I.ピグメントブルー15:3および/または15:4を用いることが好ましく、とりわけ、C.I.ピグメントブルー15:3を用いることが好ましい。また、ブラックインク組成物用の顔料としては、例えば、ファーネスブラック、ランプブラック、アセチレンブラック、チャンネルブラック等のカーボンブラック(C.I.ピグメントブラック7)類、酸化鉄顔料等の無機顔料;アニリンブラック(C.I.ピグメントブラック1)等の有機顔料等が挙げられる。
本発明において、顔料は、後述する分散剤と混練処理された顔料であることが好ましく、表面処理されていない顔料であっても、優れたカラー画像を形成することができる。
<分散剤>
本発明によるインク組成物は、着色剤を分散させるための分散剤として、疎水性モノマーと親水性モノマーとの共重合樹脂を含んでなることが好ましい。これら共重合樹脂は、顔料に吸着して分散性を向上させる。
疎水性モノマーの具体例としては、たとえばメチルアクリレート、メチルメタクリレート、エチルアクリレート、エチルメタクリレート、n−プロピルアクリレート、n−プロピルメタクリレート、iso−プロピルアクリレート、iso−プロピルメタクリレート、n−ブチルアクリレート、n−ブチルメタクリレート、sec−ブチルアクリレート、sec−ブチルメタクリレート、tert−ブチルアクリレート、tert−ブチルメタクリレート、n−ヘキシルアクリレート、n−ヘキシルメタクリレート、n−オクチルアクリレート、n−オクチルメタクリレート、iso−オクチルアクリレート、iso−オクチルメタクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、デシルアクリレート、デシルメタクリレート、ラウリルアクリレート、ラウリルメタクリレート、ステアリルアクリレート、ステアリルメタクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルメタクリレート、2−ジメチルアミノエチルアクリレート、2−ジメチルアミノエチルメタクリレート、2−ジエチルアミノエチルアクリレート、2−ジエチルアミノエチルメタクリレート、グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリレート、アリルアクリレート、アリルメタクリレート、シクロヘキシルアクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、フェニルアクリレート、フエニルメタクリレート、ノニルフェニルアクリレート、ノニルフェニルメタクリレート、ベンジルアクリレート、ベンジルメタクリレート、ジシクロペンテニルアクリレート、ジシクロペンテニルメタクリレート、ボルニルアクリレート、ボルニルメタクリレート、1,3−ブタンジオールジアクリレート、1,3−ブタンジオールジメタクリレート、1,4−ブタンジオールジアクリレート、1,4−ブタンジオールジメタクリレート、エチレングリコールジアクリレート、エチレングリコールジメタクリレート、ジエチレングリコールジアクリレート、ジエチレングリコールジメタクリレート、トリエチレングリコールジアクリレート、トリエチレングリコールジメタクリレート、テトラエチレングリコールジアクリレート、テトラエチレングリコールジメタクリレート、ポリエチレングリコールジアクリレート、ポリエチレングリコールジメタクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジメタクリレート、ジプロピレングリコールジアクリレート、ジプロピレングリコールジメタクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレート、グリセロールアクリレート、グリセロールメタクリレート、スチレン、メチルスチレン、ビニルトルエン等を挙げることができる。これらは、単独でまたは2種以上を混合して用いてもよい。
親水性モノマーの具体例としては、たとえばアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、イタコン酸等を挙げることができる。
前記疎水性モノマーと親水性モノマーとの共重合樹脂は、カラー画像の光沢性、ブロンズ防止、およびインク組成物の保存安定性を両立するとともに一層光沢性に優れたカラー画像を形成できる観点からは、スチレン−(メタ)アクリル酸共重合樹脂、スチレン−メチルスチレン−(メタ)アクリル酸共重合樹脂、またはスチレン−マレイン酸共重合樹脂、(メタ)アクリル酸−(メタ)アクリル酸エステル共重合樹脂、またはスチレン−(メタ)アクリル酸−(メタ)アクリル酸エステル共重合樹脂の少なくともいずれかであることが好ましい。
前記共重合樹脂は、スチレンと、アクリル酸またはアクリル酸のエステルと、を反応して得られる重合体を含む樹脂(スチレン−アクリル酸樹脂)であってもよい。あるいは、前記共重合樹脂は、アクリル酸系水溶性樹脂であってもよい。またはこれらのナトリウム、カリウム、アンモニウム等の塩であってもよい。
これら共重合樹脂の含有量は、カラー画像の光沢性、ブロンズ防止、およびインク組成物の保存安定性を両立するとともに一層光沢性に優れたカラー画像を形成できる観点からは、前記顔料100重量部に対して、好ましくは10〜50重量部であり、一層好ましくは10〜35重量部である。
また、分散剤として好ましい界面活性剤の例としては、脂肪酸塩類、高級アルキルジカルボン酸塩、高級アルコール硫酸エステル塩類、高級アルキルスルホン酸塩、高級脂肪酸とアミノ酸の縮合物、スルホ琥珀酸エステル塩、ナフテン酸塩、液体脂肪油硫酸エステル塩類、アルキルアリルスルホン酸塩類などの陰イオン界面活性剤;脂肪酸アミン塩、第四アンモニウム塩、スルホニウム塩、ホスホニウムなどの陽イオン界面活性剤;ポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ポリオキシエチレンアルキルエステル類、ソルビタンアルキルエステル類、ポリオキシエチレンソルビタンアルキルエステル類などの非イオン性界面活性剤等を挙げることができる。上記した界面活性剤はインク組成物に添加されることで、界面活性剤としての機能をも果たすことは言うまでもないが、記録媒体との接触角が上記の範囲になるように、添加する必要がある。
(3)水、その他の成分
本発明によるインクジェット記録用インク組成物は、上記した特定の溶剤および界面活性剤、その他の各種添加剤を含有するとともに、溶媒として水を含有する。水は、イオン交換水、限外濾過水、逆浸透水、蒸留水等の純水又は超純水を用いることが好ましい。特に、これらの水を、紫外線照射又は過酸化水素添加等により滅菌処理した水は、長期間に亘ってカビやバクテリアの発生が防止されるので好ましい。
本発明によるインクジェット記録用インク組成物は、有機アミンをさらに含有することができる。記録画像を形成する際に記録媒体等の被記録面への濡れ性を高めてインクの浸透性を高めることができ、かつ、インク組成物のpHを容易に好適な範囲に調整することができる。有機アミンとしては、三級アミンが好ましく使用できる。
三級アミンとしては、例えば、トリエタノールアミン等のアルカノールアミン等が挙げられる。なお、本発明によるインク組成物は、そのpHが8〜12、特に8〜10であることが好ましい。pHがかかる範囲内にあると、インクと接触する部材の劣化を防止することができる。
有機アミンのインク組成物全重量に対する含有量は、0.1重量%以上であるが、記録画像を形成する際に記録媒体等の被記録面への濡れ性を高めてインクの浸透性を高めることができ、かつ、インクの吐出安定性、保存安定性、および高速印刷の観点から、好ましくは0.1〜8.0重量%、より好ましくは0.5〜5.0重量%、更に好ましくは1.0〜3.0重量%である。
また、本発明によるインク組成物は、上記成分に加えて、浸透剤を含んでなることが好ましい。
浸透剤としては、グリコールエーテル類を好適に使用できる。
グリコールエーテル類の具体例としては、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノ−iso−プロピルエーテル、エチレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、エチレングリコールモノ−iso−ブチルエーテル、エチレングリコールモノ−tert−ブチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノ−n−プロピルエーテル、ジエチレングリコールモノ−iso−プロピルエーテル、ジエチレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、ジエチレングリコールモノ−tert−ブチルエーテル、トリエチレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノ−n−プロピルエーテル、プロピレングリコールモノ−iso−プロピルエーテル、プロピレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、プロピレングリコールモノ−tert−ブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノ−n−プロピルエーテル、ジプロピレングリコール−iso−プロピルエーテル、ジプロピレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノ−tert−ブチルエーテル、1−メチル−1−メトキシブタノールなどが挙げられ、これらの1種又は2種以上の混合物として用いることができる。
上記グリコールエーテル類のなかでも、多価アルコールのアルキルエーテルが好ましく、特にエチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル又はトリエチレングリコールモノ−n−ブチルエーテルが好ましい。より好ましくは、トリエチレングリコールモノ−n−ブチルエーテルである。
上記浸透剤の添加量は適宜決定されてよいが、0.1〜30重量%程度が好ましく、より好ましくは1〜20重量%程度である。
また、本発明によるインク組成物は、上記成分に加えて、記録媒体溶解剤を含んでなることが好ましい。
記録媒体溶解剤としては、N−メチル−2−ピロリドンなどの、ピロリドン類および/またはγ−ブチロラクトンなどのラクトン類を好適に使用できる。上記記録媒体溶解剤の添加量は適宜決定されてよいが、0.1〜30重量%程度が好ましく、より好ましくは1〜20重量%程度である。
また、本発明によるインクジェット記録用インク組成物においては、湿潤剤を含んでなることが好ましい。湿潤剤としては、多価アルコール類および/または糖類を好適に使用できる。多価アルコール類の具体例としては、グリセリン、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、トリメチロールプロパン等が挙げられる。糖類の具体例としては、単糖類、二糖類、オリゴ糖類(三糖類および四糖類を含む)および多糖類があげられ、好ましくはグルコース、マンノース、フルクトース、リボース、キシロース、アラビノース、ガラクトース、アルドン酸、グルシトール、(ソルビット)、マルトース、セロビオース、ラクトース、スクロース、トレハロース、マルトトリオース、などがあげられる。ここで、多糖類とは広義の糖を意味し、アルギン酸、α−シクロデキストリン、セルロースなど自然界に広く存在する物質を含む意味に用いることとする。また、これらの糖類の誘導体としては、前記した糖類の還元糖(例えば、糖アルコール(一般式HOCH2(CHOH)nCH2OH(ここで、n=2〜5の整数を表す)で表される)、酸化糖(例えば、アルドン酸、ウロン酸など)、アミノ酸、チオ糖など)があげられる。特に糖アルコールが好ましく、具体例としてはマルチトール、ソルビトール、キシリトールなどが挙げられる。市販品としてはHS500(林原商事製)を好適に使用することもできる。ヒアルロン酸塩は、ヒアルロン酸ナトリウム1%水溶液(分子量350000)として市販されているものを使用することができる。また、トリメチロールプロパン、1,2,6−ヘキサトリオールも好適に用いることができる。
湿潤剤の添加量は、3〜30重量%が好ましく、より好ましくは3〜20重量%程度、さらに好ましくは3〜10重量%である。なお、上記した浸透溶剤の一部は、湿潤剤としても作用することは、当業者にとって明らかである。
本発明においては、上記した水溶性の両末端アルカンジオールと湿潤剤との含有量比は、重量基準において1:1〜1:10であることが好ましい。この範囲の混合比とすることにより、記録直後の印画紙ベースの光沢紙からの湿潤剤の離脱による結露を抑制することができ、かつ、低粘度で目詰まりを防止することができる。
本発明によるインク組成物は、さらにノズルの目詰まり防止剤、防腐剤、酸化防止剤、導電率調整剤、pH調整剤、粘度調整剤、表面張力調整剤、酸素吸収剤などを添加することができる。
防腐剤・防かび剤の例としては、安息香酸ナトリウム、ペンタクロロフェノールナトリウム、2−ピリジンチオール−1−オキサイドナトリウム、ソルビン酸ナトリウム、デヒドロ酢酸ナトリウム、1,2−ジベンジンチアゾリン−3−オン(ICI社のプロキセルCRL、プロキセルBND、プロキセルGXL、プロキセルXL−2、プロキセルTN)等を挙げることができる。
さらに、pH調整剤、溶解助剤又は酸化防止剤の例として、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、プロパノールアミン、モルホリンなどのアミン類及びそれらの変成物、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化リチウムなどの無機塩類、水酸化アンモニウム、四級アンモニウム水酸化物(テトラメチルアンモニウムなど)、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸リチウムなどの炭酸塩類その他燐酸塩など、あるいはN−メチル−2−ピロリドン、尿素、チオ尿素、テトラメチル尿素などの尿素類、アロハネート、メチルアロハネートなどのアロハネート類、ビウレット、ジメチルビウレット、テトラメチルビウレットなどのビウレット類など、L−アスコルビン酸及びその塩を挙げることができる。
また、本発明によるインク組成物は、酸化防止剤及び紫外線吸収剤を含んでいてもよく、その例としては、チバ・スペシャリティーケミカルズ社のTinuvin 328、900、1130、384、292、123、144、622、770、292、Irgacor 252 153、Irganox 1010、1076、1035、MD1024、ランタニドの酸化物等を挙げることができる。
本発明によるインク組成物は、上記の各成分を適当な方法で分散・混合することよって製造することができる。好ましくは、まず顔料と高分子分散剤と水とを適当な分散機(例えば、ボールミル、サンドミル、アトライター、ロールミル、アジテータミル、ヘンシェルミキサー、コロイドミル、超音波ホモジナイザー、ジェットミル、オングミルなど)で混合し、均一な顔料分散液を調製し、次いで、別途調製した樹脂(樹脂エマルジョン)、水、水溶性有機溶媒、糖、pH調製剤、防腐剤、防かび剤等を加えて十分溶解させてインク溶液を調製する。十分に攪拌した後、目詰まりの原因となる粗大粒径及び異物を除去するためにろ過を行って目的のインク組成物を得ることができる。
インクジェット記録方法
本発明によるインクジェット記録方法は、上記のインク組成物の液滴を吐出し、該液滴を記録媒体に付着させて印字を行うものであり、吐出したインク液滴を、ドットが重なり合うようにして記録媒体に付着させるものである。本発明による記録方法においては、記録媒体として印刷本紙を用いることが好ましく、このような特定の記録媒体を用いた場合もで、光沢性に優れ、かつ色再現性が良好な画像を実現できる。
また、本発明のインクジェット記録方法においては、記録ヘッドの走査方向に対して垂直方向のドット配置が、交互に配置されるようにインク組成物の液滴を吐出することが好ましい。このような市松模様の配置となるようにドットを形成した場合、上記した本発明のインク組成物を使用すると、従来のインク組成物と比較して、凝集むらが顕著に改善される。
以下、実施例によって本発明をより詳細に説明するが、これら実施例により本発明が限定されるものではない。
<インク組成物の調製>
下記表1の組成に従い各成分を混合し、10μmのメンブランフィルターでろ過することにより、各インクを調製した。
Figure 2007277356
Figure 2007277356
なお、表中のスチレンーアクリル酸系樹脂は、分子量1600、酸価150の共重合体である。
<評価>
吐出安定性評価
インクジェットプリンタ(PX−G900、セイコーエプソン社製)を用い、上記で得られた各インクについて写真用紙に3ngと7ngと14ngの3種類のインク滴で、5℃(低温)にて、1ラスターの罫線のパターンを連続印刷した。印刷1000頁内での罫線の太さを観察し、以下の基準に基づき評価を行った。
A:罫線の幅の細りが平均で10%未満である。
B:罫線の幅の細りが平均で10%以上である。
評価結果は、下記表2に示される通りであった。
目詰り回復性評価
上記と同様のインクジェットプリンタを用い、各インクをヘッドに充填して全てのノズルからインクが吐出していることを確認した後、ノズルでの乾燥状態を加速するために、インクカートリッジを外し、記録ヘッドをヘッドキャップから外した状態で、40℃20%RHの環境に1週間放置した。
放置後、全ノズルが初期と同等に吐出するまでクリーニング動作を繰り返し、以下の判断基準により、回復しやすさを評価した。
A:3回以内のクリーニング操作で初期と同等に回復。
B:6回以内のクリーニング操作で初期と同等に回復。
C: 6回のクリーニング操作後、6時間放置後、さらに1回のクリーニングで初期と同等に回復。
評価結果は、下記表2に示される通りであった。
エッジシャープ性評価
上記と同様のインクジェットプリンタのインクカートリッジにインクセット1を装着し、「普通紙推奨キレイモード」を選択し、「グロスオプティマイザなし」の設定により、XeroxP紙(ゼロックス社製)に、1440×720dpiの解像度でフォント8で「藍」を印刷し、25℃で24時間放置後、以下の基準に基づき観察評価を行った。
A:「藍」の「皿」の部分に潰れがない。
B:「藍」の「皿」の部分に潰れがある。
同様にして、インクセット2〜7についても色再現性の評価を行った。評価結果は、表2に示される通りであった。
光沢度の評価
上記と同様のインクジェットプリンタのインクカートリッジにインクセット1を装着し、「写真用紙推奨キレイモード」を選択し、写真用紙<光沢>(セイコーエプソン社製)に、1440×720dpiの解像度で各インクのDuty100%の記録物を得た。この記録物の45度鏡面光沢度を、ゴニオフォトメーターGP−200(商品名:村上色彩技術研究所製)を用いて測定し、下記の基準に基づき光沢度を評価した。
なお、測定条件は、感度500で、標準黒色鏡面ガラス板の45度鏡面光沢度が42.5になるように設定した。評価結果は下記表2に示される通りであった。
A:光沢度が35以上である。
B:光沢度が35未満である。
結露性の評価
上記と同様のインクジェットプリンタのインクカートリッジにインクセット1を装着し、「写真用紙推奨キレイモード」を選択し、写真用紙<光沢>(セイコーエプソン社製)に、1440×720dpiの解像度で各インクのDuty100%の記録物を得た。この記録物を記録直後にガラス製の額縁に入れ、40℃かつ湿度65%の環境に3日間放置した。その後ガラス製の額縁に結露があるかどうかを目視により判断した。以下の基準に基づき評価を行った。
A:ガラス面に結露がある。
B:ガラス面に結露がない。
評価結果は下記表2に示される通りであった。
Figure 2007277356

Claims (17)

  1. 着色剤と、水と、アルカンジオールと、界面活性剤とを少なくとも含んでなるインクジェット記録用インク組成物であって、
    前記アルカンジオールが、水溶性の1,2−アルカンジオールと、水溶性の両末端アルカンジオールとを含んでなり、
    前記界面活性剤がポリオルガノシロキサンである、インクジェット記録用インク組成物。
  2. 前記水溶性1,2−アルカンジオールが、分枝を有してもよい炭素数5または6の1,2−アルカンジオールである、請求項1に記載のインクジェット記録用インク組成物。
  3. 前記水溶性1,2−アルカンジオールが、1,2−ヘキサンジオールおよび/または4−メチル−1,2−ペンタンジオールである、請求項2に記載のインクジェット記録用インク組成物。
  4. 前記水溶性の両末端アルカンジオールが、分岐を有してもよい炭素数3〜10の1,2−アルカンジオールである、請求項1〜3のいずれか一項に記載のインクジェット記録用インク組成物。
  5. 前記水溶性の両末端アルカンジオールが1,5−ペンタンジオールである、請求項4に記載のインクジェット記録用インク組成物。
  6. 前記ポリオルガノシロキサンが、下記式:
    Figure 2007277356
    (式中、Rは水素原子またはメチル基を表し、aは7〜11の整数を表し、mは20〜70の整数を表し、nは2〜5の整数を表す。)
    で表される一種ままたは二種以上の化合物を含んでなる、請求項1〜5のいずれか一項に記載のインクジェット記録用インク組成物。
  7. 前記ポリオルガノシロキサンが、下記式:
    Figure 2007277356
    (式中、Rは水素原子またはメチル基を表し、aは2〜5の整数を表し、mは20〜70の整数を表し、nは2〜4の整数を表す。)
    で表される一種ままたは二種以上の化合物を含んでなる、請求項1〜5のいずれか一項に記載のインクジェット記録用インク組成物。
  8. 界面活性剤として、下記式で表されるポリオルガノシロキサンをさらに含んでなる、請求項6または7に記載のインクジェット記録用インク組成物。
    Figure 2007277356
    (式中、Rは水素原子またはメチル基を表し、aは9〜13の整数を表し、mは2〜4の整数を表し、nは1または2を表す。)
  9. 前記水溶性1,2−アルカンジオールが、インク組成物全体に対して6重量%以上含まれてなる、請求項1〜8のいずれか一項に記載のインクジェット記録用インク組成物。
  10. 前記水溶性の両末端アルカンジオールが、インク組成物全体に対して3重量%以上含まれてなる、請求項1〜9のいずれか一項に記載のインクジェット記録用インク組成物。
  11. 前記水溶性1,2−アルカンジオールと、前記水溶性の両末端アルカンジオールと、の添加量の比が、重量基準で4:1〜2:1である、請求項1〜10のいずれか一項に記載のインクジェット記録用インク組成物。
  12. 湿潤剤をさらに含んでなる、請求項1〜11のいずれか一項に記載のインクジェット記録用インク組成物。
  13. 前記湿潤剤が、グリセリンおよび/または糖である、請求項12に記載のインクジェット記録用インク組成物。
  14. 前記湿潤剤が、インク組成物全体に対して6重量%以上含まれてなる、請求項12または13に記載のインクジェット記録用インク組成物。
  15. 前記水溶性の両末端アルカンジオールと、前記湿潤剤との添加量の比が、重量基準で1:1〜1:4である、請求項12〜14のいずれか一項に記載のインクジェット記録用インク組成物。
  16. インク組成物の液滴を吐出し、該液滴を記録媒体に付着させて印字を行うインクジェット記録方法であって、請求項1〜15のいずれか一項に記載のインクジェット記録用インク組成物を用いる、インクジェット記録方法。
  17. 請求項16に記載のインクジェット記録方法によって記録が行われた、記録物。
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