JP2007276892A - 画像形成装置 - Google Patents

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Naoki Hirako
直樹 平子
Junichi Furusawa
潤一 古澤
Isao Ohashi
勇夫 大橋
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Abstract

【課題】
用紙搬送速度の低下によるジャム検出時、搬送速度を落としてジャム回避を優先するか、搬送速度の調整を行わずに稼動を続行して現在の印刷速度を維持するかをモード設定に基づいて制御する画像形成装置を提供する。
【解決手段】
プリンタ(1)は、用紙搬送用モータ(10)による印刷用紙(12)の用紙通過速度を検知する用紙通過検出用センサ(9)の取り付け位置に基づいて用紙搬送経路(8)を、複数の用紙搬送エリア(用紙搬送エリアA(81)、・・・用紙搬送エリアG(87))に分割し、エリア毎に計測したジャム発生頻度を搬送エリア管理情報(5)に記録管理し、ジャム発生頻度の平均値、各エリア間のジャム発生頻度のバラツキに基づいて、用紙搬送速度を調節するエリアを設定し、搬送制御パラメータ(6)に設定された動作モードが「ジャム回避優先モード」の場合は、速度調整の対象として設定したエリアの用紙搬送速度を落とす。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置に関し、特に、用紙搬送経路を搬送ローラの配設位置に対応して複数のエリアに分割し、分割したエリア毎の用紙詰まりの発生頻度、エリア間における発生頻度のバラツキに基づいて、用紙搬送速度を調整する搬送エリアを特定し、特定した搬送エリアに対して調整制御を行う技術に関する。
プリンタを長期間使用すると、搬送ローラ等の消耗部品が老朽化し、性能低下が発生しする。
例えば、搬送ローラの磨耗による用紙搬送速度の低下によって、ジャム発生の頻度が上昇し生産性が低下するといった問題が生じた。
また、転写部付近において、用紙搬送速度の低下が生じた場合は、転写部の転写タイミングと、転写部に用紙を搬送するタイミングのズレによって、用紙に対する転写位置のズレが生じるといった印刷品質の問題が生じた。
このような問題を解決するための技術として、特許文献1に記載された「「画像形成装置のローラ調整装置」が開示されている。
この特許文献1の発明は、画像形成装置のローラ調整装置に関し、各ローラ自体に調整機能を持たせて、ジャムの発生を抑制することを目的としたものである。
用紙搬送経路に設置され被搬送物の搬送状態を検知するセンサ部と、センサ部からの検知データに基づいて所定の出力データを形成する前処理部と、前処理部で形成した出力データに基づいて用紙搬送経路に設置されている回転ローラのうちジャムを起こした回転ローラの回転制御データを微調整するための信号を演算出力する階層型ニューラルネットワークと、用紙搬送経路に設置されている回転ローラを回転制御し、階層ネットワークの演算結果に基づいてジャムを起こした回転ローラの回転制御データを微調整するローラ部とを備える。
また、用紙搬送速度の調整を行う別の技術として、特許文献2に記載された「画像形成装置」がある。
この特許文献2の発明は、処理時間の短縮を図ることができる画像形成装置を提供することを目的とし、記録用紙の用紙搬送速度が可変である画像形成装置において、装置の初期化処理、用紙排出処理を高速の用紙搬送速度で行うことによって、処理時間の短縮を可能にした装置であり、用紙搬送動作処理、ジャム検知処理を用紙搬送速度に合わせて最適な処理を行うことにより、処理時間の短縮、高速化を可能にした装置である。給紙装置等の付加装置も、画像形成装置本体の負荷を軽くして、記録動作の高速化を図るようにした。
また、搬送ローラの磨耗を検知する技術として、特許文献3に記載された、「画像形成装置」がある。
この特許文献3の発明は、装置の保護および記録材の浪費防止、生産性の維持を目的とし、装置の使用経過とともに、記録材搬送ローラの摩擦力低下などにより、記録材の搬送状態に遅れが生じた場合、ローラ交換時期を早期に知って、装置の停止による生産性低下を防止するものである。
また、用紙搬送速度の異常を検出して測定調整を行う技術として、特許文献4に記載された「画像形成装置」が開示されている。
この特許文献4の発明は、用紙搬送速度を切り替えることが可能な画像形成装置において、搬送系の異常検出精度を向上させることを目的し、用紙搬送速度に応じた異常検出のために設けた複数のしきい値と、現在の用紙搬送速度を判断する手段と、前記判断結果に応じて異常検出にもちいるしきい値を、前記複数のしきい値から選択する手段と、前記選択手段によって選択されたしきい値を用いて異常検出を行う異常検出手段を備えたことを特徴とする装置である。
特開平07-144791号公報。 特開平10−186999号公報。 特開平11−100148号公報。 特開2004−137007号公報。
本発明は、用紙搬送経路を複数のエリアに分割し、分割したエリア毎に計測したジャム発生頻度、ジャムの発生頻度のバラツキにもとづいて用紙搬送速度の低下傾向を検知し、ジャム回避を優先させるために用紙搬送速度の調整を実施する動作モード、もしくは、用紙搬送速度の調整を行わずに現状の生産性(印刷速度)を維持する動作モードを選択して、用紙搬送速度の制御を行う画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、用紙搬送経路上に個別に複数の搬送ローラを配設し、該複数の搬送ローラの制御により用紙搬送経路に沿って用紙を搬送して画像形成処理を行う画像形成装置において、用紙搬送経路を搬送ローラの配設位置に対応して複数のエリアに分割し、該分割したエリア毎の用紙詰まりの発生頻度を計測する計測手段と、計測手段で計測した各エリア毎の用紙詰まりの発生頻度を記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶した各エリア毎の用紙詰まりの発生頻度に基づき用紙詰まりを回避する回避モードを制御する制御手段とを具備することを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、制御手段は、所定の用紙搬送速度に基づき用紙詰まりの発生頻度の基準値を設定する基準値設定手段と、計測手段で計測した各エリア毎の用紙詰まりの発生頻度の平均値を算出する算出手段と、計測手段で計測した各エリア毎の用紙詰まりの発生頻度が予め設定した所定の範囲に入っていいるか否かにより発生頻度にバラツキがあるか否かを判別する判別手段と、算出手段で算出した平均値が基準値設定手段で設定した基準値以下であり、かつ判別手段によりバラツキがないと判別された場合は、用紙搬送速度を維持して画像形成動作を継続し、算出手段で算出した平均値が基準値設定手段で設定した基準値を越えるか若しくは判別手段によりバラツキがあると判別された場合は、用紙搬送速度を落として画像形成動作を継続する回避モードを実行する回避モード実行手段とを具備することを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項2の発明において、用紙搬送経路は、用紙に対する画像の転写点から上流側のエリアを含む第1の搬送経路と、転写点から下流側のエリアを含む第2の搬送経路とを有し、回避モード実行手段は、用紙搬送速度を下げる場合、第1の搬送経路に含まれるエリアで用紙搬送速度を選択的に低下させることを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項2の発明において、回避モード実行手段は、計測手段で計測した各エリア毎の用紙詰まりの発生頻度のうちで判別手段により所定の範囲を越えたと判別された最も下流側のエリアを含む該エリアの上流側の全てのエリアで用紙搬送速度を選択的に低下させることを特徴とする。
また、請求項5の発明は、請求項2及至4のいずれかに記載の発明において、回避モード実行手段は、計測手段で計測した発生頻度に対応して用紙搬送速度を低下させることを特徴とする。
また、請求項6の発明は、請求項2及至5のいずれかに記載の発明において、回避モード実行手段は、用紙搬送速度を画像形成処理と同期可能な速度以下に低下させる場合は、これに伴って該画像形成処理の速度も低下させることを特徴とする。
また、請求項7の発明は、請求項1乃至6のいずれかの発明において、回避モード実行手段は、画像形成処理が、用紙の表面および裏面に対して画像を形成する両面画像形成処理であり、用紙搬送経路が、表面の転写点から裏面の転写点までの用紙搬送経路を含む場合は、表面の転写点から裏面の転写点に至る搬送経路を1つのエリアとして回避モードを制御することを特徴とする。
本発明の画像形成装置によれば、搬送ローラの磨耗による用紙搬送速度の低下による用紙づまりの頻度が高くなった場合、ユーザは、ジャム回避を優先して用紙搬送速度を落とすか、用紙搬送速度の調整をおこなわずに生成性を維持するかをモード選択することができるので、目的に応じて画像形成装置を稼動させることができる。
本発明の画像形成装置の実施例について添付図面を参照しながら説明する。
図1において、プリンタ1(画像形成装置)は、プリンタ1全体を制御する制御部3に接続され、用紙搬送経路8におけるジャムを分割した複数のエリア(用紙搬送エリアA81、・・・、用紙搬送エリアG87)毎に設けた用紙通過検出用センサ9にて検知し、各エリアにて計測されるジャムの発生頻度、用紙搬送経路8全体における発生頻度の平均値、さらには、発生頻度のバラツキに基づいて用紙搬送速度の制御対象となるエリアを特定し、制御部3にて制御される特定したエリアに設けられた紙搬送用モータ10に対して用紙搬送速度、搬送開始時期の調節を行う。
プリンタ1において、制御部3は、ジャム検出時に用紙搬送速度の調整エリアを特定した場合に、用紙搬送速度の調節を実施するか否かを、記憶部4の搬送制御パラメータ6に記録した動作モードにて判断する。
動作モードには、用紙搬送速度の調整を実施してジャムの発生を抑制する「ジャム回避モード」と、用紙搬送速度の調整を実施せずに稼動を続行する「生産性維持モード」を制御する。
搬送制御パラメータ6に設定して管理される情報の例を図2に示す。
判断基準値A61は、用紙搬送速度の調整を実施するか否かを、用紙搬送経路8の各エリア毎に測定されたジャム発生頻度の平均値に対して設定される判断基準値である。
判断基準値B62は、各搬送エリアにて計測されたジャム発生頻度のバラツキ度を評価するための基準値であり、ジャム発生頻度が最も高いエリアと、最も低いエリアとの差に対して設定される判断基準値である。
動作モードA63は、各エリアにて監視されるジャム発生頻度、ジャム発生頻度の平均値、ジャム発生頻度のバラツキに基づいて設定される用紙搬送速度の調整の実施条件を満たした場合に、用紙搬送速度の調整を実施する「ジャム回避モード」と、速度調整を実施せずに稼動を続行する「生産性維持モード」のいずれにて稼動するかの動作モードの属性値が設定して記録される。
動作モードB64は、ジャムを検出した場合に、速度調整の実施を自動もしくは手動のいずれにて制御するかを示す動作モードの属性値が設定して記録される。
なお、動作モードB64に設定された属性値が手動モードを示す場合、プリンタ1は、各エリアのジャムの発生状況および現在設定して調整されている用紙搬送速度、開始タイミングの時期を表示し、ユーザにて確認あるいは調整操作を行うための操作画面を操作パネル2に表示する。
画像形成部速度差吸収許容値65は、用紙搬送速度を調整する対象エリアに画像転写部を含む画像形成部11がある場合、画像形成部11に対する画像の転写タイミングの調整を併せて実施する必要があるか否かを判断するための基準値である。
図1において、プリンタ1は、用紙搬送経路8を分割した複数の各エリアの識別情報、エリア毎に設定された用紙搬送速度、ジャムの発生を検知するためのタイマ情報、ジャムの発生頻度を含む情報を記憶部4の搬送エリア管理情報5に記録して管理する。
搬送エリア管理情報5の内容としては、例えば、図3に示すように、エリア識別情報51、設定速度52、検出速度53、交換日時54、ジャム検知タイマ55、ジャム発生頻度56、調整可能最低速度57がある。
エリア識別情報51は、分割した各搬送エリアを個別に特定するための識別情報である。
設定速度52には、搬送エリアに現在設定して制御される速度を示す情報が記録される。
検出速度53には、搬送エリアに設けた、用紙通過速度検出用センサとセンサ間距離Dに基づいて計測される現在の用紙搬送速度が記録される。
交換日時54には、搬送ローラを交換した際の最新の日時が記録される。
ジャム検知タイマ55には、設定速度52と、用紙通過速度を測定する用紙通過検出用センサ9にて測定される用紙の通過時間に対して設定されるジャムの判定を行うための基準時間が記録される。
ジャム発生頻度56は、所定の条件にて集計されたジャムの検知回数に基づいて算出されるジャムの発生頻度が記録して管理される。
また、ジャム発生頻度56は、用紙搬送経路8に設けられた搬送ローラの交換、もしくは、特定のエリアに対する用紙搬送速度の調整が行われる度にリセットされ、ジャム検知時に更新される。
調整可能最低速度57は、用紙搬送速度の調整によって速度を落とすことが可能な最小の速度を示す。
図1に戻り、プリンタ1は、用紙搬送経路8にて検知したジャムの情報をジャム履歴情報7に記録して所定の期間管理し、例えば、図4に示すように、ジャムを検知したエリアの識別情報であるエリア識別情報71、搬送エリア管理情報5にて定義されたエリア識別情報51の識別子にて記録され、ジャムを検知した時の日時を示す検出日時72に対してジャムを検出する都度記録して蓄積する。
次に、用紙搬送経路8を分割したエリアにおける用紙搬送速度の検知方法、および、ジャムの検知方法の概要について説明する。
図5において、印刷用紙12は、搬送ローラ14にそれぞれ取り付けられた用紙搬送用モータ10(用紙搬送用モータX101、用紙搬送用モータY102)が接続された制御部3からの制御によって回転することで搬送方向に送り出される。
用紙搬送経路8における印刷用紙12の用紙搬送速度は、用紙搬送経路8の搬送方向に沿って搬送ローラ14の前後に設けられた用紙通過検出用センサA91、用紙通過検出用センサB92にて測定される印刷用紙12の通過時間と、センサ間距離d93に基づいて算出される。
長期間の稼動による搬送ローラの磨耗が原因となる用紙搬送速度の低下は、例えば、図6に示すように、搬送ローラ14が新しい状態での用紙通過速度T(NEW)(図6の36)に対して、搬送ローラ14の磨耗、老朽化により用紙通過速度はT(NEW)(図6の38)よりも長いT(OLD)となる。
用紙通過時間Tより長い時間をジャム検知のタイマ値として設定し、測定した用紙通過時間がタイマ値よりも長い時間経過した場合にジャムと判断する。
次に、図7に示した用紙搬送経路8を分割した各エリアにおけるジャムの発生頻度、用紙搬送経路8全体におけるジャム発生頻度の平均値、ジャム発生頻度のバラツキを考慮して測定調整の対象エリアを特定する例を図8に示して説明する。
なお、用紙搬送エリアA81側を用紙搬送経路8における上流、一方の用紙搬送エリアG87側を用紙搬送経路8の下流として説明する。
図8(A)は、ジャム発生頻度のバラツキ(ジャム発生頻度の最大値とジャム発生頻度の最小値との開き)が判断基準値B62(α)の間に収まっていて、ジャム発生頻度の平均値71が、判断基準値A61(β)以下となっている。
この場合、用紙搬送速度の調整が不要と判断して稼動を続行する。
図8(B)は、ジャム発生頻度のバラツキが、判断基準値B62(α)の間に収まっておらず、ジャム発生頻度の平均値72は、判断基準値A61(β)以下となっている。
この場合、ジャム発生頻度が用紙搬送エリアE85にて異常に高い値を示しているので、「ジャム回避優先モード」にて稼動する場合、用紙搬送エリアE85の上流部分となる用紙搬送エリアA81から用紙搬送エリアD84を用紙搬送速度の調整を行う対象エリアとして指定する。
図8(C)は、ジャム発生頻度のバラツキが、判断基準値B62(α)の間に収まっている一方で、ジャム発生頻度の平均値73は、判断基準値A61(β)を超えた値となっている。
この状態で、「ジャム回避優先モード」の場合は、用紙搬送経路8のエリア全体を用紙搬送速度の調整対象とするとともに、さらに、用紙搬送エリアG87に対する速度調整を実施する場合は、画像形成部11との間の用紙搬送速度差が、画像形成部11に対して実施する画像形成部速度差吸収許容値65を超えた場合、画像形成部11の用紙搬送エリアG87を含めた用紙搬送速度の調整対象とし、画像の転写タイミングを含めた調整が必要か否かを判断する。
図8(D)は、ジャム発生頻度のバラツキが判断基準値B62(α)の間に収まらず、また、ジャム発生頻度の平均値74が 判断基準値A61(β)を上回り、ジャム発生頻度が最も高い、用紙搬送エリアE85以外にも全体的にジャム発生頻度が高くなっている状態であり、「ジャム回避優先モード」の場合は、用紙搬送経路8全体を用紙搬送速度の調整対象エリアとして用紙搬送速度の調整を行う。
次に、ジャムを検知した時のプリンタ1による用紙搬送速度の調整処理の例を図9のフローチャートに示して説明する。
ジャムの発生を検知すると、プリンタ1は、検知したジャムの情報をジャム履歴情報7に登録し、搬送エリア管理情報5に記録されているジャム発生頻度56を算出した値にて更新する(S101)。
次に、記憶部4に記録した動作モードB64に設定して管理されている動作モードの属性値に基づいて、用紙搬送速度の調整を自動、手動のいずれによって実施するかを判断する(S103)。
用紙搬送速度の調整制御が手動設定の場合(S102NO)、プリンタ1は、手動による用紙搬送速度の調整を行うための操作画面を操作パネル2に出力し、ユーザ操作による用紙搬送速度の調整処理を行う(S103)。
一方用紙搬送速度の調整制御が自動設定の場合(S102YES)、プリンタ1は、ジャムを検知したエリアのジャム発生頻度を更新するとともに、搬送エリア毎に算出したジャム発生頻度の平均値を計算する。
計算したジャム発生頻度の平均値が判断基準値A61(β)の範囲内に有る場合(S104YES)、プリンタ1は、用紙搬送速度の調整処理を終了して次なるジャム発生の監視処理を行う。
計算したジャムの発生頻度の平均値が、判断基準値A61(β)を超える場合(S104NO)、プリンタ1は、用紙搬送経路8のエリア全体を用紙搬送速度の調整対象エリアに指定する(S108)。
計算したジャム発生頻度の平均値が、判断基準値A61(β)以下の場合(S104YES)、プリンタ1は、ジャム発生頻度のバラツキが判断基準値B62(α)の範囲内に収まっているか否かを判断する(S105)。
ジャム発生頻度のバラツキが、判断基準値B62(α)の範囲内である場合(S105NO)、プリンタ1は、用紙搬送速度の調整処理を終了して次なるジャム発生の監視処理を行う。
ジャム発生頻度のバラツキが、判断基準値B62(α)の範囲を超えている場合(S105YES)、プリンタ1は、ジャム発生頻度が最も高い搬送エリアの上流に位置するエリアを用紙搬送速度の調整対象エリアとして指定する(S107)。
再度ステップS104の判定処理に戻り、ジャム発生頻度の平均値が、判断基準値A61(β)を超えている場合(S104NO)、プリンタ1は、用紙搬送速度の調整対象範囲を 用紙搬送経路8の全エリアとする(S108)。
プリンタ1は、動作モードB64に設定された属性値にもとづいて、動作モードが、「ジャム回避優先モード」、「生産性維持モード」のいずれであるかを判別する(S109)。
動作モードが「ジャム回避優先モード」の場合(S109YES)、プリンタ1は、速度調整対象エリア毎に用紙搬送速度の調整値を算出する(S110)。
算出した用紙搬送速度において、搬送エリア管理情報5の調整可能最低速度57以下の値がとなる場合(111YES)、プリンタ1は、速度調整ができないエラー画面を操作パネル2に表示して処理を終了する(S112)。
算出した調整速度にて用紙搬送速度の調節が可能な場合(S111NO)、プリンタ1は、用紙搬送速度の調整対象に指定されたエリアのうち画像の転写部を有する搬送エリアが含まれているか否かを判断する(S113)。
速度調整の対象エリアに画像の転写部を有する搬送エリアが含まれている場合(S113YES)、プリンタ1は、画像形成部11における画像の転写タイミングを、画像形成部11の上流側に隣接する搬送エリアに対して設定する調整速度に応じた速度差の吸収が可能な調整速度にて転写タイミングの調整を行う(S114)。
搬送エリアの速度調整が完了すると、速度調整を行った搬送エリアに対応する搬送エリア管理情報5の設定速度52の値を調整した速度の内容に変更し、搬送エリア管理情報5にて管理されている全エリアのジャム発生頻度56の値を初期化するとともに、以後所定の条件にて集計されるジャムの検出回数もクリアし、発生頻度の監視を最初からやり直す(S115)。
本発明の画像形成装置は、印刷装置、電子複写機、ファクシミリ機等、シート状の被搬送部材を搬送する装置に利用可能であり、特に、消耗品の老朽化による性能低下を迎えた状態の画像形成装置における用紙搬送制御に有効である。
画像形成装置の用紙搬送制御を行う構成例を示すブロック図。 搬送制御パラメータの例を示す図。 搬送エリア管理情報の例を示す図。 ジャム検知履歴情報の例を示す図。 用紙搬送経路における用紙搬送速度の監視、測定方法を示す概念図。 時間経過による搬送ローラの磨耗による用紙通過時間の変化、用紙通過時間に応じたジャム監視時間の例を示した図。 画像形成装置の用紙搬送経路を複数のエリアに分割した例を示す図。 搬送エリア毎のジャム発生頻度、エリアにて算出したジャム発生頻度の平均値、ジャム発生頻度のバラツキの組み合わせの例を示す図。 ジャム検知による用紙搬送速度の調整動作の例を示すフローチャート。
符号の説明
1 プリンタ
2 操作パネル
3 制御部
4 記憶部
5 搬送エリア管理情報
51 エリア識別情報
52 設定速度
53 検出速度
54 交換日時
55 ジャム検知タイマ
56 ジャム発生頻度
57 設定可能最低速度
6 搬送制御パラメータ
61 ジャム発生頻度平均値
62 バラツキ許容値
63 動作モードA
64 動作モードB
65 画像形成部速度差吸収許容値
7 ジャム履歴情報
71 エリア識別情報
72 検出日時
73 設定速度
74 測定速度
8 用紙搬送経路
81 用紙搬送エリアA
82 用紙搬送エリアB
83 用紙搬送エリアC
84 用紙搬送エリアD
85 用紙搬送エリアE
86 用紙搬送エリアF
87 用紙搬送エリアG
89 画像形成部用紙搬送エリア
9 用紙通過検出用センサ
91 用紙通過検出用センサA
92 用紙通過検出用センサB
93 センサ間距離
10 用紙搬送用モータ
101 用紙搬送用モータX
102 用紙搬送用モータY
11 画像形成部
12 印刷用紙
14 搬送ローラ

Claims (7)

  1. 用紙搬送経路上に個別に複数の搬送ローラを配設し、該複数の搬送ローラの制御により前記用紙搬送経路に沿って用紙を搬送して画像形成処理を行う画像形成装置において、
    前記用紙搬送経路を前記搬送ローラの配設位置に対応して複数のエリアに分割し、該分割したエリア毎の用紙詰まりの発生頻度を計測する計測手段と、
    前記計測手段で計測した各エリア毎の用紙詰まりの発生頻度を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶した各エリア毎の用紙詰まりの発生頻度に基づき用紙詰まりを回避する回避モードを制御する制御手段と
    を具備することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、
    所定の用紙搬送速度に基づき前記用紙詰まりの発生頻度の基準値を設定する基準値設定手段と、
    前記計測手段で計測した各エリア毎の用紙詰まりの発生頻度の平均値を算出する算出手段と、
    前記計測手段で計測した各エリア毎の用紙詰まりの発生頻度が予め設定した所定の範囲に入っていいるか否かにより前記発生頻度にバラツキがあるか否かを判別する判別手段と
    前記算出手段で算出した前記平均値が前記基準値設定手段で設定した基準値以下であり、かつ前記判別手段によりバラツキがないと判別された場合は、前記用紙搬送速度を維持して前記画像形成動作を継続し、前記算出手段で算出した前記平均値が前記基準値設定手段で設定した基準値を越えるか若しくは前記判別手段によりバラツキがあると判別された場合は、前記用紙搬送速度を落として前記画像形成動作を継続する回避モードを実行する回避モード実行手段と
    を具備することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記用紙搬送経路は、
    用紙に対する画像の転写点から上流側のエリアを含む第1の搬送経路と前記転写点から下流側のエリアを含む第2の搬送経路と
    を有し、
    前記回避モード実行手段は、
    前記用紙搬送速度を下げる場合、前記第1の搬送経路に含まれるエリアで前記用紙搬送速度を選択的に低下させる
    ことを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記回避モード実行手段は、
    前記計測手段で計測した各エリア毎の用紙詰まりの発生頻度のうちで前記判別手段により前記所定の範囲を越えたと判別された最も下流側のエリアを含む該エリアの上流側の全てのエリアで前記用紙搬送速度を選択的に低下させる
    ことを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  5. 前記回避モード実行手段は、
    前記計測手段で計測した前記発生頻度に対応して前記用紙搬送速度を低下させる
    ことを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記回避モード実行手段は、
    前記用紙搬送速度を前記画像形成処理と同期可能な速度以下に低下させる場合は、これに伴って該画像形成処理の速度も低下させる
    ことを特徴とする請求項2乃至5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記回避モード実行手段は、
    前記画像形成処理が、用紙の表面および裏面に対して画像を形成する両面画像形成処理であり、前記用紙搬送経路が、表面の転写点から裏面の転写点までの用紙搬送経路を含む場合は、前記表面の転写点から裏面の転写点に至る搬送経路を1つのエリアとして前記回避モードを制御する
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の画像形成装置。
JP2006101854A 2006-04-03 2006-04-03 画像形成装置 Pending JP2007276892A (ja)

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