JP2007275931A - プレス機械、プレス機械の制御装置及び制御方法 - Google Patents

プレス機械、プレス機械の制御装置及び制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】モータ及びモータの駆動回路を小型化でき、かつ、消費電力を低減できるプレス機械の制御装置を提供することにある。
【解決手段】モータ1と、モータ1により回転駆動される回転体7を有しこの回転運動を往復運動に変換する変換機構7、12と、変換機構7、12に連結されて往復運動するスライド11と、を備え、モータ1を一定指令速度で回転させた場合に回転体7の回転角に従ってモータ実績トルクが変動するプレス機械10、10’、10’’の制御装置15であって、回転体7の回転角を検知する角度検知装置25と、角度検知装置25から入力される回転角の値に基づき、プレス機械の特性に応じた必要モータトルクを決定するトルク決定装置と、必要モータトルクが予め定められたモータトルク基準値よりも小さくなる回転体7の回転角では、モータの回転指令速度を一定指令速度よりも増加させる速度調節装置と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、回転運動を往復運動に変換する機構を有するプレス機械に関する。
プレス機械には、スライドを液圧によって駆動する液圧プレスと、スライドを機械式機構によって駆動する機械プレスとがある。
機械プレスには、クランク軸をモータにより回転駆動するクランクプレスがあり、クランクプレスでは、クランク軸の回転によりスライドを昇降させる。
スライドの下降時に、スライドの下面に固定された上金型と、スライドの下方に配置された下金型との間に被加工物を挟み込んでプレスを行う。
また、機械プレスには、回転エネルギが蓄積されるフライホイールを用いる機械プレスと、フライホールを用いずに、正転、逆転及び速度変化を自由に調節できるサーボモータを用いた機械プレスとがある。
フライホイールを用いたプレス機械は、例えば、図9に示すように、モータ41の回転駆動力をプーリ43及び伝達ベルト45を介してフライホイール47に伝達する。クラッチ49は、ON状態でフライホイール47をメインギヤ51に連結し、OFF状態でフライホイール47をメインギヤ51から分離する。
メインギヤ51はクランク軸53の一端部に固定されており、クランク軸53はメインギヤ51と共に回転駆動される。
クランク軸53の偏心部には連結部材55の一端部が連結され、連結部材55の他端部にはスライド57が連結される。これにより、クランク軸53の回転運動がスライド57の往復直線運動に変換され、スライド57が昇降される。
この構成では、フライホイール47に蓄積される回転エネルギは、被加工物をプレスするクランク軸53の回転角領域で放出され、その他の回転角領域で再びフライホイール47に蓄積される。
フライホイールを用いたプレス機械の場合には、フライホイール、クラッチを用いるためその分だけ装置が大型化するが、サーボモータを用いたプレス機械の場合には、フライホイールやクラッチを省略できる利点がある。
しかし、サーボモータを用いたプレス機械の場合には、フライホイールに回転エネルギを蓄積することができないので、サーボモータとモータ駆動用の電源設備を大容量にしなければならない。
この点を考慮して下記特許文献1では、電気エネルギ蓄積用のコンデンサを交流電源設備に接続し、被加工物をプレスするクランク軸の回転角領域において、コンデンサに蓄積された電気エネルギをサーボモータに供給している。
これにより、交流電源設備を小型化し、プレス時に必要なエネルギを確保している。
特開2004−344946号公報 「プレス機械」
しかし、特許文献1の場合には、交流電源設備を小型化できても、加工物をプレスするクランク軸の回転角領域において大電流をサーボモータに供給するので、サーボモータを直接駆動する駆動回路は、その分、大型化してしまう。
一方、フライホイールを用いたプレス機械においてもモータ及びモータの駆動回路をさらに小型化することが望まれる。
また、プレス機械において消費電力を低減することも望まれる。
そこで、本発明の目的は、モータ及びモータの駆動回路を小型化でき、かつ、消費電力を低減できるプレス機械、プレス機械の制御装置及び制御方法を提供することにある。
モータによりクランク軸を一定指令速度で回転させると、実際に被加工物をプレスしない状態でも、クランク軸に結合されている様々な機械的要素により、クランク軸の回転角に従ってモータの実績トルクが変動する。
本発明は、このようなモータ実績トルクの変動を利用して、回転系に効率よく回転エネルギを与えるものである。
すなわち、本発明によると、上記目的を達成するため、モータと、該モータにより回転駆動される回転体を有しこの回転運動を往復運動に変換する変換機構と、該変換機構に連結されて往復運動するスライドと、を備え、前記モータを一定指令速度で回転させた場合に前記回転体の回転角に従ってモータ実績トルクが変動するプレス機械の制御装置であって、前記回転体の回転角を検知する角度検知装置と、該角度検知装置から入力される回転角の値に基づき、プレス機械の特性に応じた必要モータトルクを決定するトルク決定装置と、前記必要モータトルクが予め定められたモータトルク基準値よりも小さくなる前記回転体の回転角では、モータの回転指令速度を前記一定指令速度よりも増加させる速度調節装置と、を備えることを特徴とするプレス機械の制御装置が提供される。
このように、本発明のプレス機械の制御装置では、プレス機械の特性に応じた必要モータトルクを決定し、この必要モータトルクが予め定められたモータトルク基準値よりも小さくなる前記回転体の回転角では、モータの回転速度を一定指令速度よりも増加させるので、回転系に回転エネルギを効率よく与えることができる。これにより、最大モータトルク値を効果的に低減することができる。
従って、最大モータトルク値を低減できるので、モータ及びモータ駆動部の電気容量を小さくでき、モータ及びモータ駆動部を小型化できる。
また、回転系に回転エネルギを効率よく与えることができるので、消費電力を低減することもできる。
また、本発明によると、上記目的を達成するため、モータと、該モータにより回転駆動される回転体を有しこの回転運動を往復運動に変換する変換機構と、該変換機構に連結されて往復運動するスライドと、を備え、前記モータを一定指令速度で回転させた場合に前記回転体の回転角に従ってモータ実績トルクが変動するプレス機械の制御装置であって、前記回転体の回転角を検知する角度検知装置と、該角度検知装置から入力される回転角の値に基づき、プレス機械の特性に応じた必要モータトルクを決定するトルク決定装置と、前記必要モータトルクが予め定められたモータトルク基準値よりも大きくなる前記回転体の回転角では、モータの回転指令速度を前記一定指令速度よりも減少させる速度調節装置と、を備えることを特徴とするプレス機械の制御装置が提供される。
このように、上記プレス機械の制御装置では、プレス機械の特性に応じた必要モータトルクを決定し、この必要モータトルクが予め定められたモータトルク基準値よりも大きくなる回転体の回転角では、モータの回転速度を一定指令速度よりも減少させるので、回転系に回転エネルギを与える効率が悪化するのを抑制できる。
従って、消費電力を低減でき、最大モータトルク値も抑制できるので、モータ及びモータ駆動部の電気容量を小さくできる。
また、本発明によると、モータと、該モータにより回転駆動される回転体を有しこの回転運動を往復運動に変換する変換機構と、該変換機構に連結されて往復運動するスライドと、を備え、前記モータを一定指令速度で回転させた場合に前記回転体の回転角に従ってモータ実績トルクが変動するプレス機械の制御装置であって、前記回転体の回転角を検知する角度検知装置と、該角度検知装置から入力される回転角の値に基づき、プレス機械の特性に応じた必要モータトルクを決定するトルク決定装置と、前記必要モータトルクが予め定められたモータトルク基準値よりも小さくなる前記回転体の回転角では、モータの回転指令速度を前記一定指令速度よりも増加させ、前記必要モータトルクが予め定められたモータトルク基準値よりも大きくなる前記回転体の回転角では、モータの回転指令速度を前記一定指令速度よりも減少させる速度調節装置と、を備えることを特徴とするプレス機械の制御装置が提供される。
このように、本発明のプレス機械の制御装置では、プレス機械の特性に応じた必要モータトルクを決定し、この必要モータトルクが予め定められたモータトルク基準値よりも小さくなる前記回転体の回転角では、モータの回転速度を一定指令速度よりも増加させるので、回転系に回転エネルギを効率よく与えることができる。これにより、最大モータトルク値を効果的に低減することができる。
また、必要モータトルクが予め定められたモータトルク基準値よりも大きくなる回転体の回転角では、モータの回転速度を一定指令速度よりも減少させるので、回転系に回転エネルギを与える効率が悪化するのを抑制できる。
従って、最大モータトルク値を低減できるとともに、消費電力を低減できるので、モータ及びモータ駆動部の電気容量を小さくできる。
また、本発明の好ましい実施形態によると、前記速度調節装置は、前記必要モータトルクと、前記モータトルク基準値との差に、一定のゲインを乗じた値の大きさだけ、モータの回転指令速度を前記一定指令速度から増減させる。
このように、トルク変動量に比例する量だけモータの回転指令速度を増減するので、より効率的に回転エネルギを回転系に与えることができる。
本発明の好ましい実施形態によると、前記速度調節装置がモータの回転指令速度を増加させる量と、モータの回転指令速度を減少させる量とは、所定時間にわたる時間積分値が等しい。
このように、回転指令速度を増加させる量と、減少させる量とは、所定時間にわたる時間積分値が等しいので、所定時間にわたるプレス動作時間を、一定指令速度でモータを回転させた場合の所定時間にわたるプレス動作時間と合わせることができ、プレス生産速度を低下させずに済む。
本発明によると、上述した制御装置を有するプレス機械が提供される。
また、本発明によると、モータと、該モータにより回転駆動される回転体を有しこの回転運動を往復運動に変換する変換機構と、前記変換機構に連結されて往復運動するスライドと、を備え、前記モータを一定指令速度で回転させた場合に前記回転体の回転角に従ってモータ実績トルクが変動するプレス機械の制御方法であって、前記回転体の回転角を検知する段階と、該検知した回転角の値に基づき、プレス機械の特性に応じた必要モータトルクを決定する段階と、前記必要モータトルクが予め定められたモータトルク基準値よりも小さくなる前記回転体の回転角では、モータの回転指令速度を前記一定指令速度よりも増加させる段階と、を有し、必要モータトルクを決定する前記段階では、スライドの往復運動によるモータトルク変動要素と、前記回転体の回転運動によるモータトルク変動要素とに基づいて、前記必要モータトルクは決定される、ことを特徴とするプレス機械の制御方法が提供される。
上記本発明のプレス機械の制御方法では、プレス機械の特性に応じた必要モータトルクを決定し、この必要モータトルクが予め定められたモータトルク基準値よりも小さくなる前記回転体の回転角では、モータの回転速度を一定指令速度よりも増加させるので、回転系に回転エネルギを効率よく与えることができる。これにより、最大モータトルク値を効果的に低減することができる。
従って、最大モータトルク値を低減できるので、モータ及びモータ駆動部の電気容量を小さくでき、モータ及びモータ駆動部を小型化できる。
また、回転系に回転エネルギを効率よく与えることができるので、消費電力を低減することもできる。
さらに、スライドの往復運動によるモータトルク変動要素と、回転体の回転運動によるモータトルク変動要素とに基づいて、前記必要モータトルクを決定することで、スライドの往復運動と回転体の回転運動によるモータトルク変動要素を考慮したモータ回転速度の制御を行うことができる。
さらに、本発明によると、モータと、該モータにより回転駆動される回転体を有しこの回転運動を往復運動に変換する変換機構と、該変換機構に連結されて往復運動するスライドと、を備え、前記モータを一定指令速度で回転させた場合に前記回転体の回転角に従ってモータ実績トルクが変動するプレス機械の制御方法であって、プレス機械の試運転を行うことにより、モータへ供給する電流から求められる、プレス機械の特性に応じた必要モータトルク値と、クランク軸の回転角の値との関係を作成する段階と、前記回転体の回転角を検知する段階と、該検知した回転角の値と前記関係に基づき、該回転角の値に対応する必要モータトルクを決定する段階と、前記必要モータトルクが予め定められたモータトルク基準値よりも小さくなる前記回転体の回転角では、モータの回転指令速度を前記一定指令速度よりも増加させる段階と、を有することを特徴とするプレス機械の制御方法が提供される。
上記本発明のプレス機械の制御方法では、試運転を行うことにより、モータへ供給する電流から得られる、プレス機械の特性に応じた必要モータトルク値と、クランク軸の回転角の値との関係を作成し、この関係に基づいて、クランク軸の回転角に対応する必要モータトルクを決定し、この必要モータトルクが予め定められたモータトルク基準値よりも小さくなる前記回転体の回転角では、モータの回転速度を一定指令速度よりも増加させるので、回転系に回転エネルギを効率よく与えることができる。これにより、最大モータトルク値を効果的に低減することができる。
従って、最大モータトルク値を低減できるので、モータ及びモータ駆動部の電気容量を小さくでき、モータ及びモータ駆動部を小型化できる。
また、回転系に回転エネルギを効率よく与えることができるので、消費電力を低減することもできる。
さらに、試運転により得られた関係に、検知された回転角を当てはめるだけで、必要モータトルクを決定することができる。
上述した本発明によると、モータ及びモータの駆動回路を小型化でき、かつ、消費電力を低減できる。
本発明の好ましい実施形態を図面を参照して説明する。なお、各図において共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
[第1実施形態]
図1は、本発明のプレス機械10の構成を示す図である。図1に示すように、プレス機械10は、モータ1と、モータ1の回転駆動力により回転するプーリ3及び伝達ベルト5と、モータ1の駆動力がプーリ3及び伝達ベルト5を介して伝達され回転するフライホイール6と、フライホイール6から回転駆動力が伝達されるクランク軸7と、ON状態でフライホイール6とクランク軸7を連結しOFF状態でクランク軸7をフライホイール6から分離するクラッチ9と、クランク軸7の回転により昇降するスライド11と、一端部がクランク軸7の偏心部に連結され他端部がスライド11に連結されてスライド11を昇降させる連結部材12と、を備える。
スライド11の下面にはプレス用の上金型が固定されており、スライド11が下降すると、上金型とスライド11の下方に設けられている下金型との間で被加工物をプレスする。
また、プレス機械10には、モータ1の回転速度を制御する制御装置15が組み込まれている。制御装置15は、例えば、外部から入力された被加工物のプレス条件などに応じてモータ1の回転指令速度値(以下、指令速度値という)を出力する速度指令部17と、速度指令部17からの指令速度値を指令調節部19を介して受け、これに応じた電流をモータ1に供給するモータ駆動部21(例えば、駆動回路)と、を有する。なお、図1の例では、速度指令部17からの指令速度値はリミッタを介して指令調節部19へ入力される。
まず、速度指令部17から一定の指令速度値が指令調節部19を介さずにモータ駆動部21に入力される場合について説明する。
この場合、モータ駆動部21は入力される指令速度値に基づいてモータ1へ電流を供給する。
さらに、モータ駆動部21は、モータ1の回転速度を検出するタコジェネレータなどの角速度センサ23からの検出値を受け、モータ1の検出回転速度が指令速度値となっているか判断し、速度が異なっていれば、モータ1への電流を調節する。これにより、モータ1の検出回転速度が一定指令速度値になるように制御される。
図2は、上述のように、モータ1を一定指令速度(即ち、定速度)で回転させてプレス機械10を運転した場合におけるモータ1の必要トルク変動を示すグラフである。なお、本明細書と特許請求の範囲において、必要モータトルクとは、プレス機械の特性、プレスの被加工物及びクランク軸7の所望の一定回転速度などによって定まるモータ1のトルクを言う。
図2(A)において、横軸は時間を示し、縦軸はクランク軸7の回転角を示している。クランク軸7の回転角は、プレスの1周期ごとに0〜360度まで変位するので、図2(A)では、プレスの1周期ごとに同じ波形が繰り返される。
図2(B)において、横軸は時間を示し、縦軸は速度指令部17が出力する指令速度値を示している。この場合、指令速度値は一定である。
図2(C)は、モータ1を一定指令速度で回転させてプレス機械10を運転した場合に、モータ1の必要トルク変動を示している。この図に示すように、モータ1によりクランク軸7を図2(B)の一定指令速度で回転させると、クランク軸7に結合されている様々な機械的要素によって、時間に従ってモータ1の必要トルクが変動する。即ち、プレス機械のモータ実績トルクは、クランク軸7の回転角に従って変動する。
第1実施形態によるプレス機械10は、図1に示すように、クランク軸7の一端部に結合されているメインギヤ29の回転角を検出するロータリーエンコーダなどの角度センサ25をさらに備える。
制御装置15は、図2(B)に示すように一定指令速度でモータ1を回転させた場合にモータの必要トルクが、図2(C)に示すモータトルク基準値よりも小さくなるクランク軸7の回転角では、モータ1の回転指令速度を図2(B)の一定指令速度よりも増加させる制御を行う。これにより、回転系に回転エネルギを効率よく与えることができるので、最大モータトルク値を効果的に下げることができる。従って、最大モータトルク値を低減できるので、モータ1及びモータ駆動部21の電気容量を小さくすることができ、モータ1及びモータ駆動部21を小型化できる。また、回転系に回転エネルギを効率よく与えることができるので、消費電力を低減することもできる。
なお、本明細書、特許請求の範囲において、モータトルク基準値は、例えば、図2(C)の実線で示す変動する必要モータトルクの一周期にわたる平均値又は必要モータトルクの所定時間にわたる平均値であってもよいが、これに限定されず、図2(C)の実線で示す必要モータトルクの最小値よりも大きく、図2(C)の実線で示す必要モータトルクの最大値よりも小さい一定値である。
また、制御装置15は、上記一定指令速度でモータ1を回転させた場合に必要モータトルクが上記モータトルク基準値よりも大きくなるクランク軸7の回転角では、モータ1の回転指令速度を上記一定指令速度よりも減少させる。これにより、最大モータトルク値をさらに低減することができる。
以下において、このような制御を行うプレス機械10を詳細に説明する。
図1に示すように、第1実施形態によるプレス機械10の制御装置15は、角度センサ25からの出力値に応じてモータ1の速度調節値を出力する演算部26と、演算部26からの入力された速度調節値の分だけ、速度指令部17から入力された指令速度値を増減させる指令調節部19と、をさらに備える。指令調節部19は、このように増減調節された指令速度値をモータ駆動部21に出力する。なお、図1の例では、演算部26からの速度調節値はリミッターを介して指令調節部19へ入力される。
角度センサ25は、クランク軸7に結合されたメインギヤ29の回転角を検出することで、クランク軸7の回転角を検出して、連続的に検出値を出力する。
演算部26は、入力されるクランク軸7の回転角の値に応じてモータ1の回転指令速度を増減するための速度調節値を算出する速度調節関数として機能する。
図3は、この関数への入力からその出力までの流れを示す図である。
演算部26、即ち、速度調節関数へ角度センサ25から回転角の値が入力されると、まず、この入力に基づいて、スライドの往復運動による必要モータトルクの変動要素と、クランク軸の回転運動による必要モータトルクの変動要素の計算が行われる。
1.スライドの往復運動による必要モータトルク変動要素の計算
スライドの往復運動による必要モータトルク変動要素の計算(図3のS1で示す)のために、回転角の値が入力されると、この回転角をスライド11の位置に変換する。
そして、このスライド位置の情報に基づいて、スライドの往復運動による必要モータトルク変動要素が計算される。
このトルク変動要素計算は、次の各要素(1)〜(6)について行われる。
(1)スライド摩擦
スライドの動摩擦係数とスライドの速度との積として求める。この場合、スライドの速度はクランク軸の回転角に従って変化するので、スライドの摩擦力もクランク軸の回転角に従って変化する。
(2)スライドの慣性
スライドの重量と、スライドの加速度の積として求める。この場合、スライドの加速度はクランク軸の回転角に従って変化するので、スライドの慣性もクランク軸の回転角に従って変化する。
(3)クッション
ダイクッションがプレス時に動作している間のみ、設定されたクッション力から、ダイクッションがスライドに作用する力を求める。この場合も、ダイクッションがスライドに作用する力は、クランク軸の回転角に従って変化する。
(4)プレス加圧力
プレスをバネとしてモデル化し、このバネが縮んでいる間のみ(即ち、上金型と下金型が接触している間のみ)、発生するプレス加圧力をバネ定数と縮み量の積として求める。この場合も、プレス加圧力は、クランク軸の回転角に従って変化する。
(5)カウンタバランサ
スライド11の自重やスライド11に連結されている機械要素の自重からスライド11に作用する力との釣り合いをとるため、スライド11を上方又は下方に付勢するカウンタバランサがプレス機械10に設けられる場合がある。
このカウンタバランサは空圧シリンダなどにより構成され、カウンタバランサがスライド11に作用させる力の大きさは、スライド11の位置、即ち、クランク軸7の回転角によって変動する。
(6)その他の要素
上記以外に、往復運動するスライド11に力を及ぼすその他の要素がある場合には、これについても考慮する。
上記(1)〜(6)について、スライド11に作用する各力をクランク軸の回転角の関数として予め求めておく。
上記(1)〜(6)について、入力された回転角に応じてスライド11に作用する直線的な力を求めたら、図3に示すように、これらの直線的な力を加算する。続いて、加算された直線的な力をモータの必要トルク要素に変換する。
2.クランク軸の回転運動による必要モータトルクの変動要素の計算
一方、クランク軸の回転運動による必要モータトルクの変動要素の計算(図3のS2で示す)も行う。この計算は、回転運動をスライドの往復運動に変換することにより発生する必要モータトルク要素をクランク軸の回転角の関数として求める。本実施形態の場合には、クランク軸の偏心により発生する必要モータトルク変動要素を、クランク軸の回転角の関数として求める。
この必要モータトルク変動要素も、クランク軸の回転角の関数として予め求めておき、この関数により入力された回転角に応じて必要モータトルク要素の値が算出される。
このように、入力された回転角に応じて、スライド11の往復運動による必要モータトルク要素と、クランク軸の回転運動による必要モータトルク変動要素とが算出されたら、図3に示すように、これらを加算して必要モータトルクを算出する。
図4(A)は、この必要モータトルクの例を示している。なお、この図において、横軸はクランク軸の回転角を示し、縦軸は単位を持たせずにトルク変動割合を示している。
続いて、スライド11の往復運動による必要モータトルク要素と、クランク軸の回転運動による必要モータトルク変動要素との総和である必要モータトルクと、モータトルク基準値との差をトルク変動値として算出する。
図4(B)は、このようにして取り出したトルク変動値を表している。なお、この図において、横軸はクランク軸の回転角を示し、縦軸は単位を持たせずにトルク変動割合を示している。
好ましくは、図4(A)に示す関数で表された必要モータトルクをクランク軸7の回転角の1周期(0〜360度)にわたって回転角で積分した値がゼロとなるように、横軸の位置(即ち、モータトルク基準値)が図4(B)のように定められている。従って、この場合には、クランク軸7の回転1周期にわたる必要モータトルクの平均値がゼロになるように、横軸の位置を定める。
次に、必要モータトルクとモータトルク基準値との差であるトルク変動値に、一定のゲイン(倍率)を乗算し、これを速度調節値として出力する。
図3に示すように、上述の手順に従って、演算部26にクランク軸7の回転角が入力されると、演算部26から速度調節値が出力される。
上述のように、本発明では、プレス機械10の特性に応じた必要モータトルクを算出し、この必要モータトルクに応じて速度調節値が算出される。
本実施形態では、上記一定指令速度でモータ1を回転させた場合に必要モータトルクが上記モータトルク基準値よりも小さくなるクランク軸7の回転角では、モータ1の回転指令速度を上記一定指令速度よりも増加させるように、速度調節値が算出される。
また、上記一定指令速度でモータ1を回転させた場合に必要モータトルクが上記モータトルク基準値よりも大きくなるクランク軸7の回転角では、モータ1の回転指令速度を上記一定指令速度よりも減少させるように速度調節値が算出される。
図3の例では、クランク軸7の回転角が入力されると、図4(B)に示す、入力された回転角でのトルク変動値に一定のゲインを乗じた値の大きさとなる速度調節値が出力されるように演算部26の速度調節関数を作成する。なお、上記一定指令速度でモータ1を回転させた場合に必要モータトルクが上記モータトルク基準値よりも小さくなる回転角に対する速度調節関数の出力値は正である。一方、上記一定指令速度でモータ1を回転させた場合に必要モータトルクが上記モータトルク基準値よりも大きくなる回転角に対する速度調節関数の出力値は負である。また、ゲインを一定の正値にすることで、図2(C)又は図4に示す必要モータトルクがモータトルク基準値よりも小さいほど、又は、大きいほど、その回転角での速度調節関数の出力値の絶対値は大きくなる。
上述の速度調節関数は、例えば、演算部26に組み込まれる電子回路によって構成することができる。
速度調節関数として機能する演算部26は、角度センサ25が検出したクランク軸7の回転角が入力されると、この回転角を速度調節関数に適用して、この回転角に対応する速度調節値を算出する。演算部26により算出された速度調節値は、指令調節部19に出力される。
指令調節部19は、速度指令部17からの一定の指令速度値に、演算部26からの速度調節値を加算して増減調節した指令速度値を出力する。
この指令速度値はモータ駆動部21に入力され、モータ駆動部21は、モータ1の回転速度が入力された指令速度値になるようにモータ1へ供給する電流を調節する。この調節は、上述したように速度センサ23を用いて行うことができる。
上述の制御により、図2(C)において必要モータトルクが小さいクランク軸7の回転角では、モータ1の回転指令速度が増加させられ、図2(C)において必要モータトルクが大きいクランク軸7の回転角では、モータ1の回転指令速度が減少させられる。
図5(B)は、このように調節された指令速度値の時間変化を示している。また、図5(C)は、この場合のモータトルク変動を示している。図5(B)の破線は、比較のため、図2(B)の一定の指令速度値を示しており、図5(C)の破線は、比較のため、図2(C)の必要モータトルク変動を示している。なお、図5(A)は、図2(A)に対応するクランク軸7の回転角の時間変化を示している。
図5(B)のように速度調節することにより、回転エネルギを回転系に効率よく与えることができ、図5(C)に示すように、最大モータトルク値を下げることができ、モータトルクの変動も低減することができる。
このように、最大モータトルク値を低減できるので、モータ及びモータ駆動部の電気容量を小さくでき、モータ及びモータ駆動部を小型化できる。
また、回転系に回転エネルギを効率よく与えることができるので、消費電力を低減することもできる。
また、好ましくは、上記速度調節関数によって、モータの回転指令速度を上記一定指令速度から増加させる量と、モータの回転指令速度を上記一定指令速度から減少させる量とは、クランク軸7の回転角の1周期(0〜360度)にわたる時間積分値が等しい。従って、回転指令速度を増加させる量と、減少させる量とは、回転角の1周期にわたる時間積分値が等しいので、回転角の1周期にわたるプレス動作時間を、一定指令速度でモータを回転させた場合の回転角の1周期にわたるプレス動作時間と合わせることができ、プレス生産速度を低下させずに済む。
[第2実施形態]
図6は、本発明の第2実施形態によるプレス機械10’の構成図である。第2実施形態のプレス機械10’では、モータ駆動部21から演算部26へ指令トルクの値が入力されるように構成されており、演算部26の構成が第1実施形態の場合と異なる。第2実施形態のプレス機械10’の他の構成は、第1実施形態の場合と同じである。
上述と同様に、モータ駆動部21は、速度指令部17から直接又は指令調節部19を介して指令速度値を受け、これに応じた値の電流をモータ1へ供給する。この時、速度センサ23からモータ駆動部21へモータ1の実際の速度の値が入力され、これに応じて、モータ1の実際の速度が指令速度値となるように、モータ1への電流値がフィードバック制御される。
図7は、第2実施形態による演算部26の構成を示している。
第2実施形態によると、速度指令部17から指令調節部19を介さずに、一定の指令速度値をモータ駆動部21へ入力して、プレス機械10’の試運転を行う。この試運転では、実際に被加工物をプレスする。試運転は、プレス生産運転の始めの1周期又は数周期にわたって実施してよい。
この試運転の時に、演算部26へ、モータ駆動部21からは指令トルク値が入力され、角度センサ25からはクランク軸7の回転角が入力される。
モータ駆動部21から演算部26へ入力される指令トルク値は、モータ駆動部21が、モータ1へ供給する電流の値に応じた必要モータトルクの値であり、この電流の値に比例する値であってよく、モータ1へ供給される電流の値から算出される。
プレス機械10’の試運転により、クランク軸7の回転角と指令トルク値との関係を得てこれをテーブルとして作成しておく。これにより、作成されたテーブルを参照することで、クランク軸7の各回転角に対する指令トルク値を得ることができる。
プレスを毎回上死点で停止させて運転を行う操業方法の場合のテーブル作成について説明する。
この操業方法では、スライド11が上死点で停止している状態から運転を開始し再び上死点に戻って停止するまでを1周期とし、この動作を繰り返す。この場合、1周期ごとにクラッチ9を入/切するので、各周期ごとのクラッチ9の影響が同じであり、周期ごとの指令トルク値が等しい。
従って、任意の1周期にわたってクランク軸7の回転角と指令トルク値との関係を得て、これをテーブルとして作成してもよいし、数周期にわたって得られた上記関係に関するデータを各角度ごとに平均して1周期分のデータとし、これをテーブルとして作成してもよい。
プレスを上死点で停止させずに連続して運転を行う操業方法の場合のテーブル作成について説明する。
この操業方法では、運転開始後は、上死点でスライド11を停止させずに連続して運転を行い、1周期ごとにスライド11を上死点で停止させることはしない。この場合、運転開始時に、クラッチ9をつないだ後は、クラッチ9を切らないため、最初の1周期とそれ以降の周期とで指令トルク値が異なる。
従って、指令トルク値が安定するまでの数周期(例えば、n周期分)のデータを試運転により得て、これら数周期にわたる指令トルク変動を表わす上記テーブルを作成しておく。このテーブルの各周期のデータは、実際の運転時における対応する周期に適用される。そして、このテーブルの最後の周期(n周期目)のデータは、実際の運転時においてn周期目以降の周期に反復して適用される。
また、代わりに、指令トルク値が安定するまでプレスを試運転し、指令トルク値が安定した後に、1周期分のデータを得てテーブルを作成してもよい。安定時における上記関係を表わすこのテーブルのデータは、実際の運転において始動時からの各周期に反復して適用されてよい。
上述のように、プレス機械10’の試運転によりテーブルを作成したら、これを演算部26に記憶しておき、プレス機械10’の実際の運転を次のようにして行う。
運転時に、演算部26に角度センサ25からクランク軸7の回転角が入力されると、演算部26は、入力された回転角をテーブルに適用して、入力された回転角に対応する必要モータトルク値を算出する。
続いて、第1実施形態の場合と同様に、演算部26は、この必要モータトルクと、モータトルク基準値との差を算出し、その後、この差に一定のゲインを乗算し、この乗算された値を速度調節値として出力する。その後の動作は、第1実施形態と同じなので、説明を省略する。なお、プレス機械10’の実際の運転時には、モータ駆動部21から演算部26へ指令トルク値は入力されなくてよい。
第2実施形態では、試運転により得られた上記テーブルに、検知された回転角を当てはめるだけで、必要モータトルクを決定することができ、簡単な構成及び処理で、モータの回転指令速度を調節することができる。
[第3実施形態]
図8は、本発明の第3実施形態によるプレス機械10’’の構成図である。第3実施形態では、第1実施形態又は第2実施形態で説明した図1の角度センサ25の代わりに積分器33を用いたものである。その他の構成は、第1実施形態のプレス機械10と同じであり、図8には第1実施形態に対応する構成が記載されているが、第2実施形態に対応する構成とする場合には、試運転時にモータ駆動部21から演算部26へ指令トルクが入力されるように構成される。
図8に示すように、積分器33には指令調節部19からの調節された指令速度値が入力され、積分器33は入力されてくる指令速度値を時間で積分する。
モータ駆動開始時から指令速度値を時間で積分していくと、現時点のモータ1の回転角を得ることができる。
このように積分器33で得られた現時点のモータ1の回転角の値は、演算部26に入力される。演算部26は、第1実施形態と同様に、積分器33から入力されてくる回転角の値に基づいて、速度調節値を出力する。その他の構成及び動作は第1実施形態の場合と同様である。
第3実施形態によると、第1実施形態のようにメインギヤ29の回転角を検出する角度センサ25を設けなくとも、積分器33で指令速度値を時間積分することで、モータ1の回転角を検知することができる。
従って、角度センサ25を省略できるので、構成が簡単になる。
[第4実施形態]
第1実施形態又は第2実施形態では、演算部26は、速度指令部17からの指令速度値に加算される速度調節値を出力していたが、第4実施形態では、演算部26は、速度指令部19からの指令速度値に乗算される調節ゲイン値(倍率)を出力する。
指令調節部19は、速度指令部17から入力された指令速度値に、演算部26から入力された調節ゲインを乗じて調節された指令速度値を出力する。
演算部26が算出する調節ゲインは、これを速度指令部17からの指令速度値に乗算すると、図5(B)に示す第1実施形態又は第2実施形態の場合と同じ調節された指令速度値が得られるように定めることができる。
すなわち、演算部26が算出する調節ゲインは、演算部26に入力される回転角に値によって変化するものであり、入力回転角での図2(C)に示す必要モータトルクの値が、基準モータトルク値よりも大きいほど、小さい値をとり、入力回転角度での図2(C)に示す必要モータトルクの値が基準モータトルク値よりも小さいほど、大きい値をとる。
[その他の実施形態]
上述のメインギヤ29の回転速度を検出する角度センサ25や、モータ駆動部21へ入力される指令速度値を時間積分する積分器33により角度検知装置が構成されるが、他の適切な手段により構成することもできる。例えば、角度検知装置を、角速度検出装置やスライド11の位置又は速度を検出する装置により構成してもよい。
第1実施形態や第2実施形態の演算部26において、入力されたクランク軸7の回転角に基づいて必要モータトルクを算出する部分は、トルク決定装置を構成する。また、第1実施形態や第2実施形態の演算部26と指令調節部19において、算出された必要モータトルクに基づいて、調節された指令速度値を算出する部分は、速度調節装置を構成する。
しかし、トルク決定装置は、上述の実施形態の構成に限定されず、入力される回転角の値に基づき、プレス機械の特性に応じた必要モータトルクを決定するものであればよく、この機能を実現できるように電子回路などの適切な手段で構成されていればよい。
また、速度調節装置は、上述の実施形態の構成に限定されず、必要モータトルクが予め定められたモータトルク基準値よりも小さくなる回転体(例えば、クランク軸7)の回転角では、モータの回転指令速度を一定指令速度よりも増加させるか、又は、必要モータトルクが予め定められたモータトルク基準値よりも大きくなる回転体の回転角では、モータの回転指令速度を一定指令速度よりも減少させるものであればよく、この機能を実現できるように電子回路などの適切な手段で構成されていればよい。
また、上述では、クランク軸回転の1周期当たりの動作時間を合わせるため、モータの回転指令速度を上記一定指令速度から増加させる量と、モータの回転指令速度を上記一定指令速度から減少させる量とは、クランク軸7の回転角の1周期(0〜360度)にわたる時間積分値が等しくなるようにした。しかし、種々の条件、状況に応じて、適切な所定時間(例えば、1分間)にわたるこれらの時間積分が等しくなるように指令速度値を調節してもよい。
上述のクランク軸7は、回転体であり、クランク軸7と、これに連結された連結部材12などは、モータ1の回転運動をスライド11の往復運動に変換する変換機構を構成するが、モータ1により回転駆動されるカムや他の適切な部材などにより変換機構を構成してもよい。
また、上述の実施形態ではフライホイールを用いたプレス機械10、10’、10’’について説明したが、本発明は、フライホイールを用いずにサーボモータにより運転を行うプレス機械にも適用できる。
このように、本発明は上述した実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明の第1実施形態によるプレス機械の構成を示す図である。 モータを定速回転させた場合の、時間に対するクランク軸の回転角、指令速度値及び必要モータトルク変動を示す図である。 本発明の第1実施形態による演算部の処理の流れを示す図である。 クランク軸回転の1周期にわたる必要モータトルク変動を示す図である。 クランク軸の回転角と、速度調節をした場合の、調節した指令速度値及びトルク変動を示す図である。 本発明の第2実施形態によるプレス機械の構成を示す図である。 本発明の第2実施形態による演算部の処理の流れを示す図である。 本発明の第3実施形態によるプレス機械の構成を示す図である。 フライホイールを用いた従来のプレス機械の構成を示す図である。
符号の説明
1 モータ
3 プーリ
5 伝達ベルト5
6 フライホイール
7 クランク軸(偏心回転体)
9 クラッチ
10,10’ プレス機械
11 スライド
12 連結部材
15 制御装置
17 速度指令部
19 指令調節部
21 モータ駆動部
23 角速度センサ
25 角度センサ(角度検知装置)
26 演算部
29 メインギヤ
33 積分器(角度検知装置)

Claims (8)

  1. モータと、該モータにより回転駆動される回転体を有しこの回転運動を往復運動に変換する変換機構と、該変換機構に連結されて往復運動するスライドと、を備え、前記モータを一定指令速度で回転させた場合に前記回転体の回転角に従ってモータ実績トルクが変動するプレス機械の制御装置であって、
    前記回転体の回転角を検知する角度検知装置と、
    該角度検知装置から入力される回転角の値に基づき、プレス機械の特性に応じた必要モータトルクを決定するトルク決定装置と、
    前記必要モータトルクが予め定められたモータトルク基準値よりも小さくなる前記回転体の回転角では、モータの回転指令速度を前記一定指令速度よりも増加させる速度調節装置と、を備えることを特徴とするプレス機械の制御装置。
  2. モータと、該モータにより回転駆動される回転体を有しこの回転運動を往復運動に変換する変換機構と、該変換機構に連結されて往復運動するスライドと、を備え、前記モータを一定指令速度で回転させた場合に前記回転体の回転角に従ってモータ実績トルクが変動するプレス機械の制御装置であって、
    前記回転体の回転角を検知する角度検知装置と、
    該角度検知装置から入力される回転角の値に基づき、プレス機械の特性に応じた必要モータトルクを決定するトルク決定装置と、
    前記必要モータトルクが予め定められたモータトルク基準値よりも大きくなる前記回転体の回転角では、モータの回転指令速度を前記一定指令速度よりも減少させる速度調節装置と、を備えることを特徴とするプレス機械の制御装置。
  3. モータと、該モータにより回転駆動される回転体を有しこの回転運動を往復運動に変換する変換機構と、該変換機構に連結されて往復運動するスライドと、を備え、前記モータを一定指令速度で回転させた場合に前記回転体の回転角に従ってモータ実績トルクが変動するプレス機械の制御装置であって、
    前記回転体の回転角を検知する角度検知装置と、
    該角度検知装置から入力される回転角の値に基づき、プレス機械の特性に応じた必要モータトルクを決定するトルク決定装置と、
    前記必要モータトルクが予め定められたモータトルク基準値よりも小さくなる前記回転体の回転角では、モータの回転指令速度を前記一定指令速度よりも増加させ、前記必要モータトルクが予め定められたモータトルク基準値よりも大きくなる前記回転体の回転角では、モータの回転指令速度を前記一定指令速度よりも減少させる速度調節装置と、を備えることを特徴とするプレス機械の制御装置。
  4. 前記速度調節装置は、前記必要モータトルクと、前記モータトルク基準値との差に、一定のゲインを乗じた値の大きさだけ、モータの回転指令速度を前記一定指令速度から増減させる、ことを特徴とする請求項1、2又は3に記載のプレス機械の制御装置。
  5. 前記速度調節装置がモータの回転指令速度を増加させる量と、モータの回転指令速度を減少させる量とは、所定時間にわたる時間積分値が等しい、ことを特徴とする請求項3に記載のプレス機械の制御装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の制御装置を有するプレス機械。
  7. モータと、該モータにより回転駆動される回転体を有しこの回転運動を往復運動に変換する変換機構と、前記変換機構に連結されて往復運動するスライドと、を備え、前記モータを一定指令速度で回転させた場合に前記回転体の回転角に従ってモータ実績トルクが変動するプレス機械の制御方法であって、
    前記回転体の回転角を検知する段階と、
    該検知した回転角の値に基づき、プレス機械の特性に応じた必要モータトルクを決定する段階と、
    前記必要モータトルクが予め定められたモータトルク基準値よりも小さくなる前記回転体の回転角では、モータの回転指令速度を前記一定指令速度よりも増加させる段階と、を有し、
    必要モータトルクを決定する前記段階では、スライドの往復運動によるモータトルク変動要素と、前記回転体の回転運動によるモータトルク変動要素とに基づいて、前記必要モータトルクは決定される、ことを特徴とするプレス機械の制御方法。
  8. モータと、該モータにより回転駆動される回転体を有しこの回転運動を往復運動に変換する変換機構と、該変換機構に連結されて往復運動するスライドと、を備え、前記モータを一定指令速度で回転させた場合に前記回転体の回転角に従ってモータ実績トルクが変動するプレス機械の制御方法であって、
    プレス機械の試運転を行うことにより、モータへ供給する電流から求められる、プレス機械の特性に応じた必要モータトルク値と、クランク軸の回転角の値との関係を作成する段階と、
    前記回転体の回転角を検知する段階と、
    該検知した回転角の値と前記関係に基づき、該回転角の値に対応する必要モータトルクを決定する段階と、
    前記必要モータトルクが予め定められたモータトルク基準値よりも小さくなる前記回転体の回転角では、モータの回転指令速度を前記一定指令速度よりも増加させる段階と、を有することを特徴とするプレス機械の制御方法。
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