JP2007275189A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】遊技媒体が遊技媒体払出口の付近に過剰に集積され受皿から溢れてしまうのを防止することができる遊技機を提供すること。
【解決手段】キャビネット2に設けられ、遊技結果に応じてメダル104を払出すメダル払出口15と、メダル払出口15から払出されたメダル104を収容するメダル受皿16と、メダル受皿16に収容されたメダル104を移動させるローラ108a〜108hおよびモータ107a〜107hとを備える。また、メダル104の移動方向を指示する操作キー24を備える。
【選択図】図3
【解決手段】キャビネット2に設けられ、遊技結果に応じてメダル104を払出すメダル払出口15と、メダル払出口15から払出されたメダル104を収容するメダル受皿16と、メダル受皿16に収容されたメダル104を移動させるローラ108a〜108hおよびモータ107a〜107hとを備える。また、メダル104の移動方向を指示する操作キー24を備える。
【選択図】図3
Description
本発明は、パチスロ機等の遊技機に関し、例えば、遊技結果に応じて遊技媒体払出口から払出された遊技媒体を収容する遊技媒体受皿を備えた遊技機に関する。
一般に、パチスロ機等の遊技機は、正面の表示窓内に複数の図柄を変動表示する回転リールを複数配列して構成した機械的変動表示装置、あるいはリール上の図柄を画面に表示する電気的変動表示装置を備えている。
そして、遊技者のスタート操作に応じて、制御手段が変動表示装置を駆動制御して各リールを回転させることにより、図柄を変動表示させ、一定時間後自動的にあるいは遊技者の停止操作により、各リールの回転を順次停止させるようになっている。
このとき、表示窓内に現れた各リールの図柄が特定の組み合わせ(入賞図柄)になった場合にメダル、またはコイン等の遊技媒体を払出すことで遊技者に利益を付与する。
このような従来の遊技機では、各リールの図柄が特定の組み合わせ(入賞図柄)になりメダル、またはコイン等の遊技媒体を遊技者に対して払出す場合、あるいは遊技媒体を遊技者に対して返却する場合には、遊技機の前面下部に形成された遊技媒体払出口を介して、遊技媒体払出口の下方に位置する受皿に遊技媒体を払出し、あるいは返却していた(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、このような従来の遊技機にあっては、BB(ビッグボーナス)等により遊技媒体が大量に受皿に払出される場合に、遊技媒体が遊技媒体払出口の付近に過剰に集積されるため、受皿から溢れてしまう恐れがあった。
本発明は、従来の問題を解決するためになされたもので、遊技媒体が遊技媒体払出口の付近に過剰に集積され受皿から溢れてしまうのを防止することができる遊技機を提供することを目的とする。
本発明の遊技機は、筐体(例えば、キャビネット2等)に設けられ、遊技結果に応じて遊技媒体(例えば、メダル104等)を払出す遊技媒体払出口(例えば、メダル払出口15等)と、前記遊技媒体払出口から払出された遊技媒体を収容する遊技媒体受皿(例えば、メダル受皿16等)と、前記遊技媒体受皿に収容された前記遊技媒体を移動させる遊技媒体移動手段(例えば、ローラ108a〜108h)とを備えたものから構成されている。
この構成により、払出されたメダルは遊技媒体受皿内において遊技媒体移動手段により移動されるので、遊技者が手で遊技媒体に触れなくても、遊技媒体が遊技媒体払出口の付近に過剰に集積され受皿から溢れてしまうのを防止することができる。
また、本発明の遊技機は、前記遊技媒体移動手段による遊技媒体の移動方向を指示する移動方向指示手段(例えば、操作キー24)を備えたものから構成されている。
この構成により、遊技媒体の移動方向を移動方向指示手段から指示して選択することができるので、例えば、遊技媒体を遊技者から見て左方向に移動した場合は、遊技媒体受皿内の左側に遊技媒体が多く集まるので、遊技媒体受皿から左手で遊技媒体を取り出し易くなる。
また、本発明の遊技機は、前記遊技媒体移動手段は、前記遊技媒体受皿の底部に配置された複数の回転部材(例えば、ローラ108)と、前記回転部材を駆動する駆動手段(例えば、モータ107a〜107h)とを備えたものから構成されている。
この構成により、払出されたメダルは遊技媒体受皿内において駆動手段により駆動される回転部材により移動されるので、遊技者が手でメダル104に触れなくても、遊技媒体が遊技媒体払出口の付近に過剰に集積され受皿から溢れてしまうのを防止することができる。
また、本発明の遊技機は、前記遊技媒体移動手段は、周回移動可能な無端状ベルト(例えば、ベルト130)と、前記無端状ベルトの両端部を支持して回転する回転部材(例えばローラ108a、108h)と、前記回転部材の少なくとも一方を駆動する駆動手段(例えば、モータ107a)とを備えたものから構成されている。
この構成により、遊技媒体との接触面積を多くすることができ、メダルをメダル受皿16内の特定の位置に確実に集積することができる。
本発明は、遊技媒体が遊技媒体払出口の付近に過剰に集積され受皿から溢れてしまうのを防止することができる遊技機を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
(第1の実施の形態)
図1〜図15は、本発明に係る遊技機の第1の実施の形態を示す図であり、本発明に係る遊技機を、所謂「パチスロ機」に適用した一実施の形態を示している。なお、「パチスロ機」は、コイン、メダル、遊技球またはトークン等の他、遊技者に付与された、若しくは付与される遊技価値の情報を記憶したカード等の遊技媒体を用いて遊技する遊技機であるが、ここではメダルを用いる場合を示す。
図1〜図15は、本発明に係る遊技機の第1の実施の形態を示す図であり、本発明に係る遊技機を、所謂「パチスロ機」に適用した一実施の形態を示している。なお、「パチスロ機」は、コイン、メダル、遊技球またはトークン等の他、遊技者に付与された、若しくは付与される遊技価値の情報を記憶したカード等の遊技媒体を用いて遊技する遊技機であるが、ここではメダルを用いる場合を示す。
パチスロ機1の全体を形成している筐体としてのキャビネット2は、ケーシング28aと、ケーシング28aに対してヒンジ(不図示)等により開閉自在に取り付けられ、キャビネット2の前面を形成する前面扉28bとを含んで構成されている。
ケーシング28aは、略直方体で1つの面に開口が形成されており、前面扉28bの開閉によりこの開口を開放または閉鎖状態とすることが可能なように構成されている。また、前面扉28bもケーシング28aと同様に略直方体で1つの面に開口が形成されている。
また、前面扉2bには略垂直面のパネル表示部2aが形成されており、その中央には縦長矩形の表示窓4L、4C、4Rが設けられている。表示窓4L、4C、4Rには、入賞ラインとして水平方向にトップライン8b、センターライン8cおよびボトムライン8d、斜め方向にクロスダウンライン8aおよびクロスアップライン8eが設けられている。
これらの入賞ラインは、後述する1−BETスイッチ11、2−BETスイッチ12、最大BETスイッチ13を操作すること、または、メダル投入口22にメダルを投入することにより、それぞれ1本、3本、5本が有効化される。どの入賞ラインが有効化されたかは、後で説明するBETランプ9a、9b、9cの点灯で表示される。
キャビネット2の内部には、各々の外周面に複数種類の図柄によって構成される図柄列が描かれた3個のリール3L、3C、3Rが回転自在に横一列に設けられている。各リールの図柄は表示窓4L、4C、4Rを通して観察できるようになっている。各リールは、定速(例えば80回転/分)で回転する。
表示窓4L、4C、4Rの左側には、1−BETランプ9a、2−BETランプ9b、最大BETランプ9c、クレジット表示部19が設けられている。1−BETランプ9a、2−BETランプ9bおよび最大BETランプ9cは、一つのゲームを行うために設けられたメダルの数(以下「BET数」という)に応じて点灯する。
ここでは、一つのゲームは、全てのリールが停止したときに終了する。1−BETランプ9aは、BET数が“1”で1本の入賞ラインが有効化されたときに点灯する。
2−BETランプ9bは、BET数が“2”で3本の入賞ラインが有効化されたときに点灯する。最大BETランプ9cは、BET数が“3”で全て(5本)の入賞ラインが有効化されたときに点灯する。クレジット表示部19は、7セグメントLEDからなり、貯留されているメダルの枚数を表示する。
表示窓4L、4C、4Rの右側には、WINランプ(いわゆる当り表示ランプ)17および払出表示部18が設けられている。WINランプ17は、所定の役、例えば「ビッグボーナス(以下、BBと記す)」または「レギュラーボーナス(以下、RBと記す)」の入賞成立が実現可能となった後、BBまたはRBの入賞が成立するまでの間、点灯する。
ここで、BBおよびRBを総称して、以下単に「ボーナス」という。払出表示部18は、7セグメントLEDからなり、入賞成立時のメダルの払出枚数を表示する。
パネル表示部2aの右側上部には、ボーナス遊技情報表示部20が設けられている。ボーナス遊技情報表示部20は、7セグメントLEDからなり、後で説明するBB一般遊技状態におけるゲームの回数等を表示する。
また、パネル表示部2aの前面には液晶表示装置5が設けられており、この液晶表示装置5はパネル表示部2aの前面を覆う矩形の液晶表示画面(以下、表示画面ともいう)5aが設けられ、この表示画面5aの全面に液晶表示することができ、かつ液晶の奥側に配置されたリール3L、リール3C、リール3Rを透過表示できるようになっている。
また、液晶表示装置5の表示画面5aには、遊技に関する情報等が表示される。液晶表示装置5の右側にはメダル投入ロ22が設けられており、液晶表示装置5の左側には、1−BETスイッチ11、2−BETスイッチ12、および最大BETスイッチ13が設けられている。
1−BETスイッチ11は、1回の押し操作により、クレジットされているメダルのうちの1枚がゲームに賭けられ、2−BETスイッチ12は、1回の押し操作により、クレジットされているメダルのうちの2枚がゲームに賭けられ、最大BETスイッチ13は、1回のゲームに賭けることが可能な最大枚数のメダルが賭けられる。これらのBETスイッチを操作することで、所定の入賞ラインが有効化される。
台座部10の前面部の左寄りには、遊技者がゲームで獲得したメダルのクレジット/払出しを押しボタン操作で切り換えるC/Pスイッチ14が設けられている。このC/Pスイッチ14の切り換えにより、正面下部のメダル払出口15からメダルが払出され、払出されたメダルは遊技媒体受皿としてのメダル受皿16に溜められる。
このメダル受皿16は側壁102を有しており、側壁102は、前面扉2bの背面側からビス(不図示)等の固定手段によってパチスロ機1に着脱可能に取り付けられている。
図3、図4はメダル受皿16の外観を示す斜視図であり、図3は前面扉28bの前面側から見た部分斜視図、図4は前面扉28bの背面側から見た部分斜視図である。また、図5はメダル受皿16及びローラ108a〜108hを前面扉28bの前面側から見た断面図である。メダル受皿16の底部には、図3、図4に示すように、側壁102と前面扉28bの間に介装された8本のローラ108a〜108hが設けられている。なお、本明細書において、ローラ108a〜108hを総称してローラ108という。
また、側壁102は、前面扉28bに向かって左側の側壁である左側壁102a、右側の側壁である右側壁102c、左側壁102aと右側壁102cとの間の前面扉28bに向かって手前側に形成される側壁である中側壁102bとを含んで、全体として略コの字型に形成されている。また、左側壁102aのさらに左側には、灰皿106(図1参照)を取り付けるための取付部102dが、前面扉28bに対して手前側を開口とする略コの字型に形成されている。
また、ローラ108a〜108hは、メダル受皿16の底部に水平に等間隔で配列されており、メダル受皿16の底面を構成している。また、ローラ108a〜108hの相互の間隔は、上部に積載されるメダル104が落下しない程度に小さく設定されている。
また、各ローラ108a〜108hには、図6、図7に示すようにキャビネット2に内蔵されたモータ107a〜107hがそれぞれ出力軸110a〜110hを介して接続されており、このモータ107a〜107hからローラ108a〜108hに駆動力がそれぞれ伝達されることにより、ローラ108a〜108hが駆動回転するようになっている。なお、8本のローラ108a〜108hの回転方向はそれぞれ独立して制御されるようになっており、8本のローラ108a〜108h全てが反時計方向に回転することによりメダル104が遊技者から見て左方向に移動し、4本のローラ108a〜108dが反時計方向に回転するとともに4本のローラ108e〜108hが時計方向に回転することによりメダル104が遊技者から見て中央方向に移動し、8本のローラ108a〜108h全てが時計方向に回転することによりメダル104が遊技者から見て右方向に移動するようになっている。本実施の形態では、ローラ108a〜108hおよびモータ107a〜107hは、遊技媒体移動手段を構成している。また、ローラ108a〜108hは回転部材を構成し、モータ107a〜107hは駆動手段を構成している。
また、ローラ108aと左側壁102aとの間、及びローラ108hと右側壁102cとの間には、これらローラ108aと左側壁102aとの間およびローラ108hと右側壁102cとの間からメダル104が落下することを防止する落下防止部材103が設けられている。落下防止部材103は、ローラ108a、108hの長さ方向に亘って延在するとともにその断面形状が楔形形状に形成され、先端部がローラ108a、108hと軽度に接触するようになっている。落下防止部材103は、ローラ108a〜108hの回転により左側壁102aまたは右側壁102cに移動してきたメダル104が、ローラ108aと左側壁102aとの間、またはローラ108hと右側壁102cとの間から下方に落下するのを防止するとともに、ローラ108a、108hに付着した異物を除去する役割も果たしている。なお、図6ではローラ108a〜108hのうちローラ108aのみを記載している。
一方、C/Pスイッチ14の右側には、遊技者の操作によりリール3L、3C、3Rを回転させ、表示窓4L、4C、4R内での図柄の変動表示を開始するためのスタートレバー6が所定の角度範囲で回動自在に取り付けられている。
キャビネット2の上方の左右には、スピーカ21L、21Rが設けられ、その2台のスピーカ21L、21Rの間には、表示図柄の組み合わせおよびメダルの配当枚数等を表示する配当表パネル23が設けられている。
台座部10の前面部中央で、液晶表示装置5の下方位置には、3個のリール3L、3C、3Rの回転をそれぞれ停止させるための3個の停止ボタン7L、7C、7Rが設けられている。
ここで、本実施の形態では、全てのリールが回転しているときに行われる停止操作を「第1停止操作」、「第1停止操作」の後に行われる停止操作を「第2停止操作」、「第2停止操作」の後に行われる停止操作を「第3停止操作」という。
また、「第1停止操作」として左の停止ボタン7Lを操作することを「順押し」という。「第1停止操作」として中央の停止ボタン7Cを操作することを「中押し」という。「第1停止操作」として右の停止ボタン7Rを操作することを「逆押し」という。
また、本実施の形態のパチスロ機1には、3つの停止ボタン7L、7C、7Rが設けられているので、これらの操作順序は“6種類”ある。そこで、これらの操作順序を次のように区別する。左の停止ボタン7Lを「左」、中央の停止ボタン7Cを「中」、右の停止ボタン7Rを「右」と略記する。
そして、停止順序を示すとき、各停止ボタン7L、7C、7Rの略を、停止操作された順番で左から並べることとする。例えば、「第1停止操作」として左の停止ボタン7L、「第2停止操作」として中央の停止ボタン7C、「第3停止操作」として右の停止ボタン7Rが操作されたとき、停止順序を「左中右」と示す。なお、実施の形態の停止順序には、「左中右」、「左右中」、「中左右」、「中右左」、「右左中」および「右中左」の“6種類”がある。
また、クレジット表示部19の下方には、十字キー25および図8にその詳細を示す操作キー24が設けられている。十字キー25を操作すると、液晶表示装置5の表示画面5aに表示される表示画像が表示制御されるようになっている。
また、操作キー24は、左方向移動ボタン24a、中央方向移動ボタン24b、右方向移動ボタン24cを備えており、これら何れかのボタンを押すことによりモータ107a〜107hの回転が制御され、ローラ108a〜108hが駆動されてメダル受皿16内のメダル104が左方向、中央方向、右方向の何れかに移動されるようになっている。本実施の形態において操作キー24は移動方向指示手段を構成する。
図2は、各リール3L、3C、3Rに表された複数種類の図柄が配列された図柄列を示している。各図柄には“0”〜“20”のコードナンバーが付され、データテーブルとして後で説明するROM32(図9参照)に格納されている。
各リール3L、3C、3R上には、「青7」、「赤7」、「ベル」、「リプレイ(Replay)」および「チェリー」の図柄で構成される図柄列が表されている。各リール3L、3C、3Rは、図柄列が図2中、下方向に移動するように回転駆動される。
ここで、本実施の形態の遊技状態として、一般遊技状態(この状態にあることを「一般遊技中」とも表現する)、BB中一般遊技状態(この状態にあることを「BB作動中」とも表現する)、RB遊技状態(この状態にあることを「RB作動中」とも表現する)の3つ状態に区分している。通常、一般遊技状態にあることを「一般遊技中」と、BB中一般遊技状態にあることを「BB作動中」と、RB遊技状態にあることを「RB作動中」と表現する。
なお、内部当籤する可能性のある役の種類は、所謂、確率抽籤テーブルによって定まるものであるが、一般に、確率抽籤テーブルは、遊技状態毎に設けられている。
すなわち、同一の遊技状態のゲームでは、内部当籤する可能性のある役の種類が同一となる。ただし、「BB遊技状態」は、「BB中一般遊技状態」および「RB遊技状態」を含むものであり、内部当籤する可能性のある役の種類が異なる状態を含む。
例えば、一般遊技状態において、有効ラインに沿って“赤7−赤7−赤7”が並んだときは、BBの入賞が成立してメダルが払出されないが、次のゲームの遊技状態が「BB遊技状態」となる。
また、「一般遊技状態」および「BB中一般遊技状態」において、有効ラインに沿って並んだ図柄の組み合わせが“青7−青7−青7”であるとき、RBの入賞が成立してメダルが払出されないが、次のゲームの遊技状態が「RB遊技状態」となる。
「RB遊技状態」は、メダルを1枚賭けることにより所定の図柄組み合わせ“ベル−ベル−ベル”が揃い、8枚のメダルを獲得できる役物に当たりやすい遊技状態である。
1回の「RB遊技状態」において可能な最大のゲーム数(これを「RBゲーム可能回数」という)は、12回である。また、このRB遊技状態において、入賞できる回数(これを「RBゲーム入賞可能回数」という)は、8回までである。すなわち、この「RB遊技状態」は、ゲーム数が12回に達するか、または入賞回数が8回に達した場合に終了する。
なお、BB遊技状態は、所定のゲームで第3停止操作が行われたとき、終了する。例えば、3回目のRB遊技状態の最後のゲームにおいて第3停止操作が行われたとき、BB遊技状態が終了する。
図9は、パチスロ機1における遊技処理動作を制御する主制御回路71と、主制御回路71に電気的に接続する周辺装置(アクチュエータ)と、主制御回路71から送信される制御信号に基づいて液晶表示装置5およびスピーカ21L、21R等を制御する副制御回路72とを含む回路構成を示す。
主制御回路71は、回路基板上に配置されたマイクロコンピュータ30を主たる構成要素とし、これに乱数サンプリングのための回路を加えて構成されている。マイクロコンピュータ30は、予め設定されたプログラムに従って制御動作を行うCPU31と、記憶手段であるROM32およびRAM33を含む。
CPU31には、基準クロックパルスを発生するクロックパルス発生回路34および分周器35と、サンプリングされる乱数を発生する乱数発生器36およびサンプリング回路37とが接続されている。
なお、乱数サンプリングのための手段として、マイクロコンピュータ30内で、すなわち、CPU31の動作プログラム上で乱数サンプリングを実行するように構成しても良い。その場合、乱数発生器36およびサンプリング回路37は省略可能であり、あるいは、乱数サンプリング動作のバックアップ用として残しておくことも可能である。
マイクロコンピュータ30のROM32には、スタートレバー6を操作(スタート操作)する毎に行われる乱数サンプリングの判別に用いられる後述する「確率抽籤テーブル」、停止ボタンの操作に応じてリールの停止態様を決定するための図示しない「停止制御テーブル」、副制御回路72に送信するための各種制御信号(コマンド、信号)等が記憶されている。
また、RAM33には、種々の情報が格納される。例えば、抽出した乱数値、各種フラグ(例えば、BB作動中フラグ、RB作動中フラグ)、メダルのクレジット枚数、遊技状態の情報等が格納される。
マイクロコンピュータ30からの制御信号により動作が制御される主要なアクチュエータとしては、メダルを収納しホッパー駆動回路41の命令により所定枚数のメダルを払出すホッパー40と、リール3L、3C、3Rを回転駆動するステッピングモータ49L、49C、49Rとがある。
さらに、ステッピングモータ49L、49C、49Rを駆動制御するモータ駆動回路39およびホッパー40を駆動制御するホッパー駆動回路41がCPU31に接続されている。これらの駆動回路は、それぞれCPU31から出力される駆動指令等の制御信号を受けて、各アクチュエータの動作を制御する。
また、マイクロコンピュータ30が制御信号を発生するために必要な入力信号を発生する主な入力信号発生手段としては、スタートスイッチ6S、1−BETスイッチ11、2−BETスイッチ12、最大BETスイッチ13、C/Pスイッチ14、投入メダルセンサ22S、リール停止信号回路46、リール位置検出回路50、払出完了信号回路51があり、これらもCPU31に接続されている。
スタートスイッチ6Sは、スタートボタン6の操作を検出してスタートスイッチ信号を発生し、このスタートスイッチ信号をCPU31に送信するようになっており、開始信号出力手段を構成している。また、投入メダルセンサ22Sは、メダル投入口22に投入されたメダルを検出する。
CPU31は、投入メダルセンサ22Sがメダル投入口22に投入されたメダルを検出すると、このメダルをカウントしてRAM33に最大50枚のメダルをクレジットするようになっており、CPU31は、RAM33にクレジットされたメダルを1−BETスイッチ11、2−BETスイッチ12、最大BETスイッチ13の操作に応じた枚数だけ減算し、有効化される入賞ライン8a〜8eをBETランプ9a、9b、9cにより表示するようになっている。
リール停止信号回路46は、各停止ボタン7L、7C、7Rの操作に応じて停止信号を発生する停止信号出力手段を構成しており、このリール停止信号回路46から発生した停止信号はCPU31に送信されるようになっている。
リール位置検出回路50は、リール回転センサからのパルス信号を受けて各リール3L、3C、3Rの位置を検出するための信号をCPU31に供給する。払出完了信号回路51は、メダル検出部40Sの計数値(ホッパー40から払出されたメダルの枚数)が指定された枚数データに達した時、メダル払出完了を検出するための信号を発生する。
また、乱数発生器36は、一定の数値範囲に属する乱数を発生し、サンプリング回路37は、スタートボタン6が操作された後の適宜のタイミングで1個の乱数をサンプリングする。
CPU31は、メダルが投入された状態において、スタートスイッチ6Sによって出力された開始信号に基づいてサンプリングされた乱数およびROM32内に格納されている確率抽籤テーブルに基づいて、CPU31が内部当籤役を決定するようになっており、当籤役決定手段を構成している。
リール3L、3C、3Rの回転が開始された後、ステッピングモータ49L、49C、49Rの各々に供給される駆動パルスの数が計数され、その計数値はRAM33の所定エリアに書き込まれる。リール3L、3C、3Rからは一回転毎にリセットパルスが得られ、これらのパルスはリール位置検出回路50を介してCPU31に入力される。
こうして得られたリセットパルスにより、RAM33で計数されている駆動パルスの計数値が“0”にクリアされる。これにより、RAM33内には、各リール3L、3C、3Rについて一回転の範囲内における回転位置に対応した計数値が格納される。
前記リール3L、3C、3Rの回転位置とリール外周面上に描かれた図柄とを対応づけるために、図9に示すに示すROM32内に格納されている。この図柄テーブルでは、前述したリセットパルスが発生する回転位置を基準として、各リール3L、3C、3Rの一定の回転ピッチ毎に順次付与されるコードナンバーと、それぞれのコードナンバー毎に対応して設けられた図柄を示す図柄コードとが対応づけられている。
さらに、ROM32内には、入賞図柄組み合わせテーブル(図示せず)が格納されている。この入賞図柄組み合わせテーブルでは、入賞となる図柄の組み合わせと、入賞のメダル配当枚数と、その入賞を表わす入賞判定コードとが対応づけられている。前記の入賞図柄組み合わせテーブルは、左のリール3L、中央のリール3C、右のリール3Rの停止制御時、および全リール3L、3C、3Rの停止後の入賞確認を行う場合に参照される。
前記乱数サンプリングに基づく抽籤処理(確率抽籤処理)に基づいて、CPU31は、遊技者が停止ボタン7L、7C、7Rを操作したタイミングでリール停止信号回路46から送られるリール停止信号、および選択された「停止テーブル」に基づいて、リール3L、3C、3Rを停止制御する信号をモータ駆動回路39に送る。
また、当籤した役の入賞を示す停止態様となれば、CPU31は、払出制御信号をホッパー駆動回路41に供給してホッパー40から所定枚数のメダルの払出しを行う。その際、メダル検出部40Sは、ホッパー40から払出されるメダルの枚数を計数し、その計数値が指定された数に達した時に、メダル払出完了信号がCPU31に入力される。これにより、CPU31は、ホッパー駆動回路41を介してホッパー40の駆動を停止し、「メダル払出処理」を終了する。
図10は、副制御回路72の構成を示す図である。副制御回路72は、主制御回路71からの制御信号に基づいて液晶表示装置5の表示制御、ランプ類やLED類の点灯制御およびスピーカ21L、21Rからの音の出力制御を行う。
この副制御回路72は、主制御回路71を構成する回路基板とは別の回路基板上から構成されており、音・ランプ制御回路73および画像制御回路80とを備えている。
音・ランプ制御回路73は、画像制御回路80のシリアルポート81に接続されたシリアルポート77と、シリアルポート81、77を介して主制御回路71から送信される制御信号に従って制御動作を行う音・ランプ制御CPU74と、音・ランプ制御CPU74を制御するプログラムが格納されたプログラムROM75と、前述した制御プログラムを音・ランプ制御回路73で実行するときの一時記憶手段としてのワークRAM76と、音源IC78と、パワーアンプ79と、音源ROM91とを備えている。
音・ランプ制御CPU74は、主制御回路71から制御信号に基づいてのBETランプ9a、9b、9cおよびWINランプ17等のランプ類を点灯制御したり、払出表示部18、クレジット表示部19およびボーナス遊技情報表示部20等のLED類を点灯制御するようになっている。
また、音・ランプ制御CPU74は操作スイッチから構成された音量調整部92によって操作されることにより、スピーカ21L、21Rから出力される音量を調整するようになっている。
一方、画像制御回路80は、主制御回路71とシリアルポート77の間で信号の遣り取りを行うシリアルポート81と、画像制御CPU82と、画像制御ワークRAM83と、画像制御プログラムROM84と、カレンダIC85と、画像ROM86と、ビデオRAM87と、画像制御IC88と、制御RAM89とを備えている。
画像制御CPU82は、画像制御回路80の全体を制御するコンピュータからなり、所定のパラメータに基づいて画像制御プログラムROM84内に記憶された画像制御プログラムに従って液晶表示装置5での表示内容を決定する。
画像制御プログラムROM84には、液晶表示装置5での表示に関する画像制御プログラムや各種選択テーブルが記憶されており、画像制御ワークRAM83は、上記画像制御プログラムを画像制御CPU82で実行するときの一時記憶手段として構成される。
画像制御IC88は、画像制御CPU82で決定された表示内容に応じた画像を形成し、液晶表示装置5に出力するようになっており、制御RAM89は画像制御IC88が画像を形成するときの各種制御パラメータが記憶される。
画像ROM86は、画像を形成するためのドットデータを記憶するようになっており、ビデオRAM87は、画像制御IC88で画像を形成するときの一時記憶手段として構成される。
カレンダIC85には時刻情報が記憶されており、このカレンダIC85と画像制御ワークRAM83は電源がオフしたときでもデータを保持するためのパックアップ対象となっている。
また、操作キー24の中の左方向移動ボタン24a、中央方向移動ボタン24b、右方向移動ボタン24cが操作されると、画像制御CPU82はモータ駆動回路120にモータ駆動信号を出力する。モータ駆動回路120はモータ107a〜107hを駆動するようになっており、モータ107a〜107hは左方向移動ボタン24a、中央方向移動ボタン24b、右方向移動ボタン24cのうち何れか操作されたボタンに応じた回転方向でモータ107a〜107hを所定時間、例えば5秒間駆動する。本実施の形態では、左方向移動ボタン24aが操作された場合は、8つのモータ107a〜107hは全て遊技者から見て反時計回りに回転するようになっている。また、右方向移動ボタン24cが操作された場合は、8つのモータ107a〜107hは全て遊技者から見て時計回りに回転するようになっている。また、中央方向移動ボタン24bが操作された場合は、4つのモータ107a〜107dが遊技者から見て時計回りに回転するとともに、4つのモータ107e〜107hが遊技者から見て反時計回りに回転するようになっている。なお、ローラ108a〜108hの回転方向は、それぞれに接続されたモータ107a〜107hの回転方向と同じである。
次に、図11、図12のフローチャートに基づいてパチスロ機1の主制御回路71による制御処理を説明する。このフローチャートは、ROM32に記憶された制御プログラムにより実行される処理手順を示すものであり、CPU31によって実施される。
初めに、CPU31は、遊技開始時の初期化処理を行う(ステップS1)。具体的には、RAM33の記憶内容の初期化、通信データの初期化等を行う。
次いで、1ゲーム終了時用初期化処理、すなわち、ゲーム終了時のRAM33の所定の記憶領域の情報を消去する(ステップS2)。具体的には、前回のゲームに使用されたRAM33の書き込み可能エリアのデータの消去、RAM33の書き込みエリアへの次のゲームに必要なパラメータの書き込み、次のゲームのシーケンスプログラムの開始アドレスの指定等を行う。次いで、CPU31は、ボーナス作動監視処理を行う(ステップS3)。ここでは、BB作動中であるときに、RBも作動中となるようにする。
次いで、メダル受付・スタートチェック処理を行う(ステップS4)。具体的には、リプレイ作動中フラグに基づく前回のゲームでリプレイが成立したか否かの判別情報、メダル投入口22へのメダル投入に基づく投入メダルセンサ22Sからの入力、および、BETスイッチ11、12、13からの入力、に応じて、RAM33にセットされた投入枚数カウンタを更新する。ここで、リプレイ作動中フラグは、リプレイの成立の有無を識別する情報であり、投入枚数カウンタは、次のゲームにおける投入枚数を特定する情報である。
また、投入枚数カウンタの値に応じて有効ラインの設定を行う。例えば、投入枚数カウンタが“3”であれば、全ての有効ライン上に表示された図柄の組み合わせに基づいて後述の表示役を決定する。さらに、メダルが投入されていること(例えば、投入枚数カウンタが“1”以上であること、または、投入枚数カウンタが最大値“3”であること)を条件として、スタートレバー6の操作に基づくスタートスイッチ6Sからの入力の有無をチェックする。
次いで、CPU31は、内部抽籤用の乱数値抽出処理を行う(ステップS5)。この乱数値抽出処理では、サンプリング回路37を介して乱数発生器36により発生されている「0〜65535」の範囲の乱数値から1つの乱数値を抽出し、抽出した乱数値をRAM33の乱数値記憶領域に記憶する。
次いで、CPU31は、遊技状態監視処理を行う(ステップS6)。この遊技状態監視処理では、BB作動中フラグ、RB作動中フラグ、または持越役の情報に基づいて、今回のゲームにおける遊技状態を識別する情報をRAM33にセットする。次いで、CPU31は、内部抽籤処理を行う(ステップS7)。
この内部抽籤処理では、内部抽籤テーブル決定テーブルを参照し、上記遊技状態監視処理で取得した遊技状態に基づいて、抽籤回数と内部抽籤テーブルの種別を決定する。例えば、遊技状態が一般遊技状態である場合、抽籤回数として“5”を決定するとともに、内部抽籤テーブルとして一般遊技状態用内部抽籤テーブルを決定する。
次いで、この一般遊技状態用内部抽籤テーブルを参照し、上記乱数値抽出処理で取得した乱数値(RAM33の乱数値記憶領域に記憶された乱数値)に基づいて、今回の内部当籤役を決定する。次いで、決定した内部当籤役がボーナスであれば、このボーナスを持越役としてRAM33の持越役格納領域にセットする。さらに、上記で決定した今回の内部当籤役と持越役との論理和を当籤役として決定する。
例えば、内部当籤役として「ベルの小役」が決定され、持越役として「BB」がセットされていれば、「ベルの小役」と「BB」を当籤役として決定する。つまり、内部当籤役と持越役は、リール停止時の図柄の表示態様の決定に関わる情報であり、これらを含めて「当籤役」という。
次いで、CPU31は、副制御回路72に対して「スタートコマンド」を送信する(ステップS8)。「スタートコマンド」には、内部当籤役、遊技状態の情報等が含まれている。
続いて、前回のゲームが開始してから所定時間(例えば“4.1秒”)経過しているか否かを判断し(ステップS9)、この判断結果が“YES”のときにはタイマのセット処理(ステップS11)に移り、“NO”のときには待ち時間消化処理(ステップS10)に移る。
待ち時間消化処理(ステップS10)では、前回のゲームが開始してから所定時間経過するまでの間、以降の処理を行わずに、ゲーム開始待ち時間の消化(ウェイト)を行う。具体的には、前回のゲームが開始してから“4.1秒”経過するまでの間、遊技者のゲームを開始する操作に基づく入力を無効にする処理を行う。
次いで、ゲーム監視用タイマのセット処理(ステップS11)において、ゲーム監視用タイマをセットする。具体的には、1ゲーム間監視用タイマ、自動停止タイマをセットする。1ゲーム間監視用タイマは、上記ゲーム間の時間を確保するために、ゲームが開始してからの時間を測定するタイマであり、自動停止タイマは、遊技者の停止ボタン7L、7C、7Rの停止操作によらずに自動的にリール3L、3C、3Rを停止させるためのタイマである。
続いて、CPU31は、モータ駆動回路39に対して、全リール(リール3L、3C、3R)の回転開始要求を行い(ステップS12)、モータ駆動回路39は、全リール(リール3L、3C、3R)の回転処理を行う。
次いで、リール停止制御処理を行う(ステップS13)。具体的には、いずれかの停止ボタン7L、7C、7Rが操作された場合、停止テーブルに基づいて、停止操作された停止ボタン7L、7C、7Rに対応するリール3L、3C、3Rを停止させる。このとき、副制御回路72に対して、「リール停止コマンド」を送信する。「リール停止コマンド」には、停止リール、停止位置の情報等が含まれている。リール停止制御処理の詳細についても、後述する。
全ての停止ボタン7L、7C、7Rが操作され、全てのリール3L、3C、3Rを停止させたら、図柄組み合わせテーブルに基づいて、表示役と払出枚数を決定する(ステップS14)。この処理では、表示窓4L、4C、4Rの図柄の停止態様に基づいて表示役(当籤が成立した役)を識別し、表示役フラグをセットする。具体的には、有効ラインに沿って並ぶ図柄のコードナンバーおよび図柄組み合わせテーブル、投入枚数に基づいて、表示役と払出枚数を識別する。
次いで、副制御回路72に対して表示役コマンドを送信する(ステップS15)。「表示役コマンド」には、表示役を特定する表示役フラグの情報、払出枚数に関する情報等が含まれる。
次いで、メダル払出処理を行う(ステップS16)。このメダル払出処理では、クレジットモードであれば、払出枚数情報に基づいて、RAM33にセットされたクレジットカウンタを更新する。クレジット表示部19のクレジットカウンタの値は、このクレジットカウンタの更新に基づいて、表示させる。
また、払出モードであれば、払出枚数情報に基づいて、ホッパー駆動回路41によりホッパー40を駆動制御してメダルの払出しを行う。また、CPU31は、表示役がリプレイであれば、リプレイ作動中フラグを“オン”にする。また、CPU31は、メダルの獲得枚数を更新する。この後、CPU31は、副制御回路72に払出終了コマンドを送信する。この払出終了コマンドは、メダルの払出しが完了したことを示す情報を含む。
次いで、CPU31は、上記払出枚数に基づいて、ボーナス終了枚数カウンタの値を更新する(ステップS17)。ここでは、ボーナス終了枚数カウンタの値が“1”以上であれば、メダルの払出枚数に応じて当該カウンタの値を減算する。
次いで、CPU31は、RAM33の所定の記憶領域を参照して、BB作動中フラグおよびRB作動中フラグを確認して(ステップS18)、BB作動中フラグまたはRB作動中フラグが“オン”であれば、ボーナス終了チェック処理を行う(ステップS19)。
BB作動中フラグおよびRB作動中フラグが共に“オフ”であるか(ステップS18で判定)、ボーナス終了チェック処理(ステップS19)が終了したら、ボーナス作動チェック処理を行う(ステップS20)。
そして、ボーナス作動チェック処理(ステップS20)が終了したら、1ゲーム終了用初期化処理(図11のステップS2)に戻る。
次に、副制御回路72において実施される処理について説明する。副制御回路72では、画像制御プログラムROM84に記憶された制御プログラムに従って、画像制御CPU82によって処理が行われる。画像制御CPU82は、電源が投入されると、リセット割込を発生させ、その割込の発生に基づいて、画像制御プログラムROM84に記憶されたリセット割込処理を順次行う。
図13に、副制御回路72において行われるリセット割込処理のフローチャートを示し、説明する。
図13に示すように、副制御回路72において行われるリセット割込処理では、初めに、画像制御ワークRAM83、制御RAM89、ビデオRAM87等の初期化を行う(ステップS31)。
次いで、画像制御CPU82は、図14に示す後述する入力監視処理を行う(ステップS32)。この入力監視処理では、画像制御回路80に信号が入力されたか否かを監視する処理等を行う。例えば、画像制御CPU82は、遊技中以外(リール3の回転中以外等)において、操作部(図示せず)の入力があれば、操作部の入力に対応する演出データ(メニュー画面等)を決定する。
次に、画像制御CPU82は、後述するコマンド入力処理を行う(ステップS33)。コマンド入力処理では、入力した各コマンドに応じて、液晶表示装置5、LED(払出表示部18、クレジット表示部19、ボーナス遊技情報表示部20)、ランプ(BETランプ9a〜9c、WINランプ17)、スピーカ21L、21R等により実行する演出の内容(すなわち、演出データ)を決定する。
次いで、画像制御CPU82は、画像描画処理を行う(ステップS34)。この画像描画処理では、決定された演出データに基づいて画像表示する演出画像の描画を行う。これにより、液晶表示装置5に、決定された演出データに応じた画像を表示することができる。
次に、VDPカウンタの値が“2”であるか否かを判定する(ステップS35)。VDPカウンタの更新は、画像制御IC88からの定期信号受信処理により行われる。この割込処理は、画像制御IC88から1/60sec周期で出力される信号の受信に起因して行われる。
すなわち、1/30sec周期でVDPカウンタの値が“2”に更新される。画像制御CPU82は、VDPカウンタの値は“2”でないと判別したときには、VDPカウンタが“2”に更新されるのを待つ。
画像制御CPU82は、ステップS306においてVDPカウンタの値が“2”であると判別したとき、VDPカウンタの値に“0”をセットする(ステップS36)。
次に、画像制御CPU82は、画像制御IC88にバンク切り換えコマンドを送信し、バンク切り換え処理を行って、表示画像データ領域と書込画像データ領域を入れ換えさせる(ステップS37)。この処理により、描画を行ったデータの表示を行うことができるとともに、このデータ表示中に今まで表示を行っていたデータ領域に描画を行うことができる。
データ領域の入れ換えができたら、入力監視処理に戻り、上記処理(ステップS32〜ステップS37)を繰り返す。
図14は図13のステップS32で実行される入力監視処理のフローチャートである。
図14において、入力監視処理では、まず、画像制御CPU82は、左方向移動ボタン24aが押されたか否かを判別する(ステップS41)。画像制御CPU82は、左方向移動ボタン24aが押されていないものと判断した場合には、ステップS46に進み、左方向移動ボタン24aが押されたものと判断した場合には、タイマにより時間計測を開始する(ステップS42)。
次いで、画像制御CPU82は、モータ駆動回路120によってモータ107a〜107hを、遊技者側から見たときの反時計回り方向に回転させる(ステップS43)。モータ107a〜107hの反時計回りの回転によりローラ108a〜108hが反時計回りに駆動される。このとき、メダル受皿16内のメダル104は、ローラ108a〜108hに搬送されメダル受皿16内の左方向に移動する。
次いで、画像制御CPU82は、タイマの計測に基づいて所定時間を経過したか否かを判別し(ステップS44)、所定時間を経過したものと判断した場合には、モータ107a〜107hを停止する(ステップS45)。なお、この所定時間は、例えば5秒程度が好適であるが、操作キー24の左方向移動ボタン24a、中央方向移動ボタン24b、右方向移動ボタン24cによって任意に設定できるようになっている。
次いで、画像制御CPU82は、右方向移動ボタン24cが押されたか否かを判別する(ステップS46)。画像制御CPU82は、右方向移動ボタン24cが押されていないものと判断した場合には、ステップS50に進み、右方向移動ボタン24cが押されたものと判断した場合には、タイマにより時間計測を開始する(ステップS47)。
次いで、画像制御CPU82は、モータ駆動回路120によってモータ107a〜107hを、遊技者側から見たときの時計回り方向に回転させる(ステップS48)。モータ107a〜107hの時計回りの回転によりローラ108a〜108hが時計回りに駆動される。このとき、メダル受皿16内のメダル104はローラ108a〜108hに搬送され、メダル受皿16内の右方向に移動する。
次いで、画像制御CPU82は、タイマの計測に基づいて所定時間を経過したか否かを判別し(ステップS49)、所定時間を経過したものと判断した場合には、モータ107a〜107hを停止する(ステップS45)。
次いで、画像制御CPU82は、中央方向移動ボタン24bが押されたか否かを判別する(ステップS50)。画像制御CPU82は、中央方向移動ボタン24bが押されていないものと判断した場合には、入力監視処理を終了し、中央方向移動ボタン24bが押されたものと判断した場合には、タイマにより時間計測を開始する(ステップS51)。
次いで、画像制御CPU82は、モータ駆動回路120によってモータ107a〜107dを、遊技者側から見たときの時計回り方向に回転させるとともにモータ107e〜107hを、遊技者側から見たときの反時計回り方向に回転させる(ステップS52)。モータ107a〜107dの時計回りの回転およびモータ107e〜107hの反時計回りの回転により、ローラ108a〜108dが時計回りに、ローラ108d〜108hが反時計回りに駆動される。このとき、メダル受皿16内のメダル104はローラ108a〜108hに搬送され、メダル受皿16内の中央方向に移動する。
次いで、画像制御CPU82は、タイマの計測に基づいて所定時間を経過したか否かを判別し(ステップS53)、所定時間を経過したものと判断した場合には、モータ107a〜107hを停止する(ステップS45)。
このように本実施の形態では、メダル払出口15から払出されたメダル104を収容するメダル受皿16を設け、このメダル受皿16に収容されたメダル104を移動させるローラ108a〜108hおよびモータ107a〜107hを備えるように構成した。
このため、メダル払出口15から払出されたメダル104はメダル受皿16内においてローラ108a〜108hにより移動されるので、遊技者が手でメダル104に触れなくても、メダル104がメダル払出口15の付近に過剰に集積され受皿から溢れてしまうのを防止し、メダル104をメダル受皿16内の特定の位置に集積することができる。
また、本実施の形態では、ローラ108a〜108hによるメダル104の移動方向を操作キー24から指示して選択することができるので、例えば、メダル104を遊技者から見て左方向に移動した場合には、メダル受皿16内部の左側にメダル104が多く集まるので、メダル受皿16から左手でメダル104を取り出し易くなる。
なお、本実施の形態では、ローラ108a〜108hをモータ107a〜107hにより駆動しているが、ローラ108a〜108hを手動で駆動するようにしても良い。
すなわち、図15に示すように、中側壁102bに開口部119を形成し、この開口部119に四角形状の差し込み棒121aを有するハンドル121を差し込む。この開口部119には同図(b)に示すようにローラ108hの差し込み穴122aが露出しており、差し込み棒121aを差し込み穴122aに差し込んでハンドル122を回転させることによりローラ108hを回転させる。そして、ローラ108a〜108hに掛け渡されたベルト123によりローラ108hの回転は、ローラ108a〜108gに伝達される。
このように、手動によってローラ108a〜108hを駆動するようにすれば、モータ107a〜107hが不要になるので、パチスロ機1の製造コストをその分だけ低減することができる。
また、本実施の形態では、遊技機をパチスロ機1に適用しているが、パチンコ遊技機にも適用可能であり、パチンコ遊技機の場合には、遊技媒体として遊技球が用いられる。
(第2の実施の形態)
次に、図16〜図19を参照して、第2の実施の形態の遊技機について説明する。なお、第2の実施の形態では、第1の実施の形態におけるローラ108a〜108hの周囲にベルト130を巻回した構成を有しており、他の構成については第1の実施の形態と同様であるので説明を省略する。
次に、図16〜図19を参照して、第2の実施の形態の遊技機について説明する。なお、第2の実施の形態では、第1の実施の形態におけるローラ108a〜108hの周囲にベルト130を巻回した構成を有しており、他の構成については第1の実施の形態と同様であるので説明を省略する。
図16はメダル受皿16の断面を示す。本実施の形態では、ローラ108a〜108hの周囲にはゴム等からなる無端状のベルト130が巻回されており、ローラ108a〜108hによりベルト130が回転することにより、メダル104はベルト130上を移動するようになっている。
また、図17に示すように、本実施の形態では、モータ107としては1つのモータ107aのみを備えており、このモータ107aが出力軸110aを介してローラ108aを駆動する。すなわち、ローラ108aにより回転されるベルト130により、他の7本のローラ108b〜108hが従動回転するようになっている。なお、ローラ108b〜108gはベルト130およびメダル104の荷重を支持するためのものであるので、ローラ108aとローラ108hにより支持されるベルト130の張力を大きく設定した場合、ローラ108b〜108gは省略することができる。
また、図18に示すように、本実施の形態では、操作キー24は、左方向移動ボタン24aと右方向移動ボタン24cとを備えている。左方向移動ボタン24aまたは右方向移動ボタン24cの何れかが押されると、モータ107aが遊技者から見た右方向または左方向に回転して、ベルト130上のメダル104がメダル受皿16内の右方向または左方向に移動される。
次に、第2の実施の形態の遊技機の動作について説明する。本実施の形態では、入力監視処理のみ第1の実施の形態と異なるので図19に示すフローチャートを参照して入力監視処理について説明する。
入力監視処理では、まず、画像制御CPU82は、左方向移動ボタン24aが押されたか否かを判別する(ステップS61)。画像制御CPU82は、左方向移動ボタン24aが押されていないものと判断した場合には、ステップS66に進み、左方向移動ボタン24aが押されたものと判断した場合には、タイマにより時間計測を開始する(ステップS62)。
次いで、画像制御CPU82は、モータ駆動回路120によってモータ107aを、遊技者側から見たときの反時計回り方向に回転させる(ステップS63)。このステップでは、モータ107aの反時計回りの回転によりローラ108aが反時計回りに駆動される。ローラ108aが反時計回りに回転するとベルト130が反時計回りに回転し、更に、他の7本のローラ108b〜108hが反時計回りに従動回転する。このとき、メダル受皿16内のメダル104は、ベルト130上を搬送されメダル受皿16内の左方向に移動する。
次いで、画像制御CPU82は、タイマの計測に基づいて所定時間を経過したか否かを判別し(ステップS64)、所定時間を経過したものと判断した場合には、モータ107aを停止する(ステップS65)。なお、この所定時間は、例えば5秒程度が好適であるが、操作キー24の左方向移動ボタン24a、右方向移動ボタン24cによって任意に設定できるようになっている。
次いで、画像制御CPU82は、右方向移動ボタン24cが押されたか否かを判別する(ステップS66)。画像制御CPU82は、右方向移動ボタン24cが押されていないものと判断した場合には入力監視処理を終了し、右方向移動ボタン24cが押されたものと判断した場合には、タイマにより時間計測を開始する(ステップS67)。
次いで、画像制御CPU82は、モータ駆動回路120によってモータ107aを、遊技者側から見たときの時計回り方向に回転させる(ステップS68)。このステップでは、モータ107aの時計回りの回転によりローラ108aが時計回りに駆動される。ローラ108aが時計回りに回転するとベルト130が時計回りに回転し、更に、他の7本のローラ108b〜108hが時計回りに従動回転する。このとき、メダル受皿16内のメダル104は、ベルト130上を搬送されメダル受皿16内の右方向に移動する。
次いで、画像制御CPU82は、タイマの計測に基づいて所定時間を経過したか否かを判別し(ステップS69)、所定時間を経過したものと判断した場合には、モータ107aを停止する(ステップS65)。
このように本実施の形態では、ローラ108a〜108hの周囲にゴム等からなる無端状のベルト130を巻回し、ローラ108a〜108hによりベルト130が回転することにより、メダル104はベルト130上を移動するように構成した。
このため、メダル払出口15から払出されたメダル104はメダル受皿16内においてベルト130により移動されるので、ローラ108a〜108h上をメダル104が移動する場合と比較してメダル104との接触面積を多くすることができ、メダル104をメダル受皿16内の特定の位置に確実に集積することができる。
(第3の実施の形態)
次に、図20〜図23を参照して、第3の実施の形態の遊技機について説明する。なお、第3の実施の形態では、第1の実施の形態におけるローラ108a〜108dおよび108e〜108hの周囲にベルト131、132をそれぞれ巻回した構成を有しており、他の構成については第1の実施の形態と同様であるので説明を省略する。
次に、図20〜図23を参照して、第3の実施の形態の遊技機について説明する。なお、第3の実施の形態では、第1の実施の形態におけるローラ108a〜108dおよび108e〜108hの周囲にベルト131、132をそれぞれ巻回した構成を有しており、他の構成については第1の実施の形態と同様であるので説明を省略する。
図20はメダル受皿16の断面を示す。本実施の形態では、ローラ108a〜108dの周囲にはゴム等からなる無端状のベルト131が巻回されており、ローラ108a〜108dによりベルト131が回転することにより、メダル104はベルト131上を移動するようになっている。また、ローラ108e〜108hの周囲にはゴム等からなる無端状のベルト132が巻回されており、ローラ108e〜108hによりベルト132が回転することにより、メダル104はベルト132上を移動するようになっている。また、2つのベルト131、132の間に生じる隙間の上部には、メダル104がベルト131とベルト132との間をスムーズに移動し、ベルト131とベルト132の間にメダル104が入り込むことのないように、メダル受皿16の短手方向に延在する円柱状の移動補助部材133が設けられている。移動補助部材133は、2つのベルト131、132の間にできる隙間を充填するとともに、ベルト131、132の上面と移動補助部材133の上部が同じ高さになるように、その一端がメダル受皿16の中側壁102bに固定されるとともに、他端が前面扉28bに固定されている。なお、移動補助部材133の形状は、円柱状に限らず、例えば、断面が逆三角形の三角柱としてもよい。
また、図21に示すように、本実施の形態では、モータ107としては2つのモータ107a、107hのみを備えており、このモータ107a、107hが出力軸110a、110hを介してローラ108a、108hをそれぞれ駆動する。すなわち、ローラ108aにより回転されるベルト131により、他の3本のローラ108b〜108dが従動回転し、ローラ108hにより回転されるベルト132により、他の3本のローラ108e〜108gが従動回転するようになっている。なお、ローラ108b、108c、108e、108fはベルト131、132およびメダル104の荷重を支持するためのものであるので、ローラ108aとローラ108dにより支持されるベルト131およびローラ108eとローラ108hにより支持されるベルト132の張力を大きく設定した場合、ローラ108b、108c、108e、108fは省略することができる。
また、図22に示すように、本実施の形態では、第1の実施の形態と同様に、操作キー24が、左方向移動ボタン24a、中央方向移動ボタン24b、右方向移動ボタン24cを備えている。左方向移動ボタン24a、中央方向移動ボタン24b、または右方向移動ボタン24cの何れかが押されると、モータ107a、107hが遊技者から見た右方向または左方向に回転して、ベルト131、132上のメダル104がメダル受皿16内の右方向、中央方向または左方向に移動される。
次に、第3の実施の形態の遊技機の動作について説明する。本実施の形態では、入力監視処理のみ第1の実施の形態と異なるので図23に示すフローチャートを参照して入力監視処理について説明する。
入力監視処理では、まず、画像制御CPU82は、左方向移動ボタン24aが押されたか否かを判別する(ステップS71)。画像制御CPU82は、左方向移動ボタン24aが押されていないものと判断した場合には、ステップS76に進み、左方向移動ボタン24aが押されたものと判断した場合には、タイマにより時間計測を開始する(ステップS72)。
次いで、画像制御CPU82は、モータ駆動回路120によってモータ107a、107hを、遊技者側から見たときの反時計回り方向に回転させる(ステップS73)。このステップでは、モータ107a、107hの反時計回りの回転によりローラ108a、108hが反時計回りに駆動される。ローラ108aが反時計回りに回転するとベルト131が反時計回りに回転し、更に、他の3本のローラ108b〜108dが反時計回りに従動回転する。また、ローラ108hが反時計回りに回転するとベルト132が反時計回りに回転し、更に、他の3本のローラ108e〜108gが反時計回りに従動回転する。このとき、メダル受皿16内のメダル104は、ベルト131、132上を搬送されメダル受皿16内の左方向に移動する。
次いで、画像制御CPU82は、タイマの計測に基づいて所定時間を経過したか否かを判別し(ステップS74)、所定時間を経過したものと判断した場合には、モータ107a、107hを停止する(ステップS75)。なお、この所定時間は、例えば5秒程度が好適であるが、操作キー24の左方向移動ボタン24a、右方向移動ボタン24cによって任意に設定できるようになっている。
次いで、画像制御CPU82は、右方向移動ボタン24cが押されたか否かを判別する(ステップS76)。画像制御CPU82は、右方向移動ボタン24cが押されていないものと判断した場合にはステップS80に進み、右方向移動ボタン24cが押されたものと判断した場合には、タイマにより時間計測を開始する(ステップS77)。
次いで、画像制御CPU82は、モータ駆動回路120によってモータ107a、107hを、遊技者側から見たときの時計回り方向に回転させる(ステップS78)。このステップでは、モータ107aの時計回りの回転によりローラ108aが時計回りに駆動され、モータ107hの時計回りの回転によりローラ108hが時計回りに駆動される。ローラ108aが時計回りに回転するとベルト131が時計回りに回転し、更に、他の3本のローラ108b〜108dが時計回りに従動回転する。また、ローラ108hが時計回りに回転するとベルト132が時計回りに回転し、更に、他の3本のローラ108e〜108gが時計回りに従動回転する。このとき、メダル受皿16内のメダル104は、ベルト131、102上を搬送されメダル受皿16内の右方向に移動する。
次いで、画像制御CPU82は、タイマの計測に基づいて所定時間を経過したか否かを判別し(ステップS79)、所定時間を経過したものと判断した場合には、モータ107a、107hを停止する(ステップS75)。
次いで、画像制御CPU82は、中央方向移動ボタン24bが押されたか否かを判別する(ステップS80)。画像制御CPU82は、中央方向移動ボタン24bが押されていないものと判断した場合には、入力監視処理を終了し、中央方向移動ボタン24bが押されたものと判断した場合には、タイマにより時間計測を開始する(ステップS81)。
次いで、画像制御CPU82は、モータ駆動回路120によってモータ107aを遊技者側から見たときの時計回り方向に回転させるとともに、モータ107hを遊技者側から見たときの反時計回り方向に回転させる(ステップS82)。このステップでは、モータ107aの時計回りの回転およびモータ107hの反時計回りの回転によりローラ108aが時計回りに駆動されローラ108hが反時計回りに駆動される。
ローラ108aが時計回りに回転するとベルト131が時計回りに回転し、更に、他の3本のローラ108b〜108dが時計回りに従動回転する。また、ローラ108hが反時計回りに回転するとベルト132が反時計回りに回転し、更に、他の3本のローラ108e〜108gが反時計回りに従動回転する。このとき、メダル受皿16内のメダル104は、ベルト131、132上を搬送されメダル受皿16内の中央方向に移動する。
次いで、画像制御CPU82は、タイマの計測に基づいて所定時間を経過したか否かを判別し(ステップS83)、所定時間を経過したものと判断した場合には、モータ107a、107hを停止する(ステップS75)。
このように本実施の形態では、ローラ108a〜108dおよびローラ108e〜108hの周囲にゴム等からなる無端状のベルト131、132を巻回し、メダル104はベルト131、132上を移動するように構成した。
このため、メダル払出口15から払出されたメダル104はメダル受皿16内においてベルト131、132により移動されるので、メダル受皿16内のメダル104を左方向、右方向に加えて中央方向にも移動させることができる。
1 パチスロ機(遊技機)
2 キャビネット(筐体)
15 メダル払出口(遊技媒体払出口)
16 メダル受皿(遊技媒体受皿)
24 操作キー(移動方向指示手段)
24a 左方向移動ボタン
24b 中央方向移動ボタン
24c 右方向移動ボタン
102 側壁
103 落下防止部材
104 メダル(遊技媒体)
107a〜107h モータ(遊技媒体移動手段、駆動手段)
108a〜108h ローラ(遊技媒体移動手段、回転部材)
130、131、132 ベルト(遊技媒体移動手段)
133 移動補助部材
2 キャビネット(筐体)
15 メダル払出口(遊技媒体払出口)
16 メダル受皿(遊技媒体受皿)
24 操作キー(移動方向指示手段)
24a 左方向移動ボタン
24b 中央方向移動ボタン
24c 右方向移動ボタン
102 側壁
103 落下防止部材
104 メダル(遊技媒体)
107a〜107h モータ(遊技媒体移動手段、駆動手段)
108a〜108h ローラ(遊技媒体移動手段、回転部材)
130、131、132 ベルト(遊技媒体移動手段)
133 移動補助部材
Claims (4)
- 筐体に設けられ、遊技結果に応じて遊技媒体を払出す遊技媒体払出口と、
前記遊技媒体払出口から払出された遊技媒体を収容する遊技媒体受皿と、
前記遊技媒体受皿に収容された前記遊技媒体を移動させる遊技媒体移動手段とを備えたことを特徴とする遊技機。 - 前記遊技媒体移動手段による遊技媒体の移動方向を指示する移動方向指示手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
- 前記遊技媒体移動手段は、
前記遊技媒体受皿の底部に配置された複数の回転部材と、
前記回転部材を駆動する駆動手段とを備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技機。 - 前記遊技媒体移動手段は、
周回移動可能な無端状ベルトと、
前記無端状ベルトの両端部を支持して回転する回転部材と、
前記回転部材の少なくとも一方を駆動する駆動手段とを備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006103339A JP2007275189A (ja) | 2006-04-04 | 2006-04-04 | 遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006103339A JP2007275189A (ja) | 2006-04-04 | 2006-04-04 | 遊技機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007275189A true JP2007275189A (ja) | 2007-10-25 |
Family
ID=38677351
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006103339A Pending JP2007275189A (ja) | 2006-04-04 | 2006-04-04 | 遊技機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007275189A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014121466A (ja) * | 2012-12-21 | 2014-07-03 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
-
2006
- 2006-04-04 JP JP2006103339A patent/JP2007275189A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014121466A (ja) * | 2012-12-21 | 2014-07-03 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
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