JP2006230702A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 異なる内部当選役に関する図柄組合せを用いて面白味のある演出を行うことが期待される遊技機を提供する。
【解決手段】 パチスロ機に、リールの停止制御に用いられる停止テーブルを複数種類記憶するROMを備え、前記複数種類の停止テーブルに、少なくとも、内部当選役「RB」、「BB」を成立させるためのRB、BB作動図柄表示可能停止テーブルと、内部当選役「RT」を成立させるためのRT作動図柄表示可能停止テーブルとを含むようにし、かつ停止態様としてRB、BB作動図柄表示可能停止テーブルが決定された場合にセンターラインに沿って停止表示される図柄組合せ中の図柄"赤7"、"BAR"が、同じく、RT作動図柄表示可能停止テーブルが決定された場合にセンターラインに沿って停止表示される図柄組合せ"赤7−青7−BAR"、"青7−青7−BAR"に含まれるようにする。
【選択図】 図3
【解決手段】 パチスロ機に、リールの停止制御に用いられる停止テーブルを複数種類記憶するROMを備え、前記複数種類の停止テーブルに、少なくとも、内部当選役「RB」、「BB」を成立させるためのRB、BB作動図柄表示可能停止テーブルと、内部当選役「RT」を成立させるためのRT作動図柄表示可能停止テーブルとを含むようにし、かつ停止態様としてRB、BB作動図柄表示可能停止テーブルが決定された場合にセンターラインに沿って停止表示される図柄組合せ中の図柄"赤7"、"BAR"が、同じく、RT作動図柄表示可能停止テーブルが決定された場合にセンターラインに沿って停止表示される図柄組合せ"赤7−青7−BAR"、"青7−青7−BAR"に含まれるようにする。
【選択図】 図3
Description
本発明は、遊技者にとって有利な遊技状態の発生条件としての所定の役に内部当選していることを、所定の図柄組合せの停止表示によって報知する機能を有する遊技機に関するものである。
従来の遊技機は、所定の役(例えば、ボーナス)の内部当選に関連付けて所定の遊技状態(例えば、高確率再遊技状態(以下「RT」又は「RT遊技状態」ともいう))を発生させている(例えば、特許文献1参照)。ここで、RT遊技状態は、リプレイに内部当選する確率が一般遊技状態に比べて高くなるように設定した遊技状態である。なお、停止ボタンの操作タイミングにより、ボーナスに内部当選していることを報知するための図柄組合せを所定の有効ラインに沿って表示させること(いわゆるリーチ目の表示に相当する)が一般に行われている。
特開2004−8414号公報(第17頁〜第18頁、第17図等)
しかしながら、従来の遊技機においては、一の内部当選役(例えば、ボーナス)を報知する図柄組合せと、他の内部当選役(例えば、RT)を成立させる図柄組合せと、を関連付けて面白味のある演出を行う点については配慮されておらず、更に改善の余地がある。
本発明は、従来の問題を解決するためになされたもので、異なる内部当選役に関する図柄組合せを用いて面白味のある演出を行うことが期待される遊技機を提供することを目的とする。
(1)本発明の遊技機は、図柄を表示する表示領域(例えば、表示窓4L、4C、4R)に、複数の図柄を列表示する複数の図柄表示手段(例えば、リール3L、3C、3R)と、開始操作に基づいて単位遊技の開始を指令する開始信号(例えば、スタートスイッチ信号)を出力する開始信号出力手段(例えば、スタートスイッチ6S)と、開始信号出力手段により出力された開始信号に基づいて当選役を決定する当選役決定手段(例えば、図9のステップS12の確率抽選処理を行う手段としての主制御回路71)と、開始信号出力手段により出力された開始信号に基づいて図柄表示手段により表示される図柄の変動を行う図柄変動手段(例えば、ステッピングモータ49L、49C、49R、モータ駆動回路39)と、図柄表示手段に対応するように設けられ、図柄変動手段により行われる前記図柄の変動の停止を指令する停止信号を出力する停止信号出力手段(例えば、停止ボタン7L、7C、7R、リール停止信号回路46)と、図柄変動手段により行われる前記図柄の変動の停止態様(例えば、図6、図7の停止テーブル)を複数種類記憶する停止態様記憶手段(例えば、ROM32)と、停止信号出力手段により出力された停止信号に基づいて、停止態様記憶手段により記憶される複数種類の停止態様のうち、いずれかの停止態様を決定する停止態様決定手段(例えば、図9のステップS13の停止テーブル選択処理を行う手段としての主制御回路71)と、停止態様決定手段により決定された停止態様に基づいて、図柄表示手段により行われる前記図柄の変動の停止制御を行う停止制御手段(例えば、図10のステップS23の処理を行う手段としての主制御回路71)と、を備え、停止態様記憶手段により記憶される複数種類の停止態様に、少なくとも、複数種類の特別状態(例えば、RB、BB遊技状態)に係る内部当選役(例えば、RB、BB)のいずれかを成立させる第1の停止態様と、有利状態(例えば、高確率再遊技状態)に係る内部当選役(例えば、RT1、RT2)を成立させる第2の停止態様とを含むようにし、かつ停止態様決定手段により第1の停止態様が決定された場合に所定の有効ライン(例えば、センターライン8c)に沿って停止表示される第1の図柄組合せ(例えば"赤7−赤7−赤7"、"BAR−BAR−BAR")中の図柄(例えば"赤7"、"BAR")が、停止態様決定手段により第2の停止態様が決定された場合に所定の有効ライン(例えば、センターライン8c)に沿って停止表示される第2の図柄組合せ(例えば"赤7−青7−BAR"、"青7−青7−BAR")に含まれるようにした構成を有している。
この構成により、第1の停止態様が決定された場合に所定の有効ラインに沿って停止表示される図柄組合せ中の図柄が、第2の停止態様が決定された場合に他の有効ラインに沿って停止表示される図柄組合せに含まれるようにしたので、図柄組合せのみでは、特別状態に係る内部当選役が成立したのか、有利状態に係る内部当選役が成立したのか判らず、図柄組合せの類似から遊技者の遊技に対する興趣が持続する場合がある。よって、異なる内部当選役(特別状態に係る内部当選役、有利状態に係る内部当選役)に関する図柄組合せと、遊技者にとって有利な遊技状態(特別状態、有利状態)と、を関連付けて面白味のある演出を行うことが期待される。なお、特別状態に係る内部当選役、有利状態に係る内部当選役とも、当該内部当選役の成立による払出しはなく、かつ遊技者にとって有利な遊技状態(特別状態、有利状態)が発生するものである。
(2)本発明の遊技機は、(1)において、停止態様記憶手段により記憶される複数種類の停止態様に、少なくとも、複数種類の特別状態に係る内部当選役のいずれかを報知する第1の停止態様(例えば、図7のリーチ目停止テーブルによるもの)と、有利状態に係る内部当選役を成立させる第2の停止態様(例えば、図6のRT1、R2T作動図柄表示可能停止テーブルによるもの)とを含むようにし、かつ停止態様決定手段により第1の停止態様が決定された場合に一の有効ライン(例えば、クロスアップライン8a)に沿って停止表示される図柄組合せ(例えば"赤7−青7−BAR")と、停止態様決定手段により第2の停止態様が決定された場合に他の有効ライン(例えば、センターライン8c)に沿って停止表示される図柄組合せ(例えば"赤7−青7−BAR")とを同一とした構成を有している。
(2)本発明の遊技機は、(1)において、停止態様記憶手段により記憶される複数種類の停止態様に、少なくとも、複数種類の特別状態に係る内部当選役のいずれかを報知する第1の停止態様(例えば、図7のリーチ目停止テーブルによるもの)と、有利状態に係る内部当選役を成立させる第2の停止態様(例えば、図6のRT1、R2T作動図柄表示可能停止テーブルによるもの)とを含むようにし、かつ停止態様決定手段により第1の停止態様が決定された場合に一の有効ライン(例えば、クロスアップライン8a)に沿って停止表示される図柄組合せ(例えば"赤7−青7−BAR")と、停止態様決定手段により第2の停止態様が決定された場合に他の有効ライン(例えば、センターライン8c)に沿って停止表示される図柄組合せ(例えば"赤7−青7−BAR")とを同一とした構成を有している。
この構成により、第1の停止態様が決定された場合に一の有効ラインに沿って停止表示される図柄組合せと、第2の停止態様が決定された場合に他の有効ラインに沿って停止表示される図柄組合せとを同一としたので、図柄組合せのみでは、特別状態に係る内部当選役を報知しているのか、有利状態に係る内部当選役が成立したのか判らず、図柄組合せの類似から遊技者の遊技に対する興趣が持続する場合がある。よって、異なる内部当選役に関する図柄組合せと、遊技者にとって有利な遊技状態と、を関連付けて面白味のある演出を行うことが期待される。
本発明は、停止態様記憶手段により記憶される複数種類の停止態様に、少なくとも、複数種類の特別状態に係る内部当選役のいずれかを成立させる第1の停止態様と、有利状態に係る内部当選役を成立させる第2の停止態様とを含むようにし、かつ停止態様決定手段により第1の停止態様が決定された場合に所定の有効ラインに沿って停止表示される第1の図柄組合せ中の図柄が、停止態様決定手段により第2の停止態様が決定された場合に所定の有効ラインに沿って停止表示される第2の図柄組合せに含まれるようにしたことにより、異なる内部当選役に関する図柄組合せを用いて面白味のある演出を行うことが期待される遊技機を提供することができる。
以下、本発明の実施形態に係る遊技機について、図面を用いて説明する。ここでは、いわゆる「パチスロ機」を示す。
図1は、本発明の実施の一形態に係るパチスロ機の外観を示す斜視図である。パチスロ機1は、コイン、メダル、遊技球又はトークンなどの他、遊技者に付与された、もしくは付与される遊技価値の情報を記憶したカードなどの遊技媒体を用いて遊技する遊技機であるが、以下ではメダルを用いるものとして説明する。
パチスロ機1の全体を形成しているキャビネット2の正面には、略垂直面としてのパネル表示部2aが形成され、その中央には縦長矩形の表示窓4L、4C、4Rが設けられる。表示窓4L、4C、4Rには、有効ラインとして水平方向にトップライン8b、センターライン8c及びボトムライン8d、斜め方向にクロスアップライン8a及びクロスダウンライン8eが設けられている。これらの有効ラインは、後述の1−BETスイッチ11、2−BETスイッチ12、最大BETスイッチ13を操作すること、あるいはメダル投入口22にメダルを投入することにより、それぞれ1本、3本、5本が設定される。どの有効ラインが設定されたかは、BETランプ9a、9b、9cの点灯で表示される。
ここで、有効ライン8a〜8eは、役の入賞又は成立に関わる。具体的には、所定の役(例えば、後述の「スイカの小役」)に対応する1つの図柄(例えば、後述の"スイカ(図柄93)")がセンターライン8cに対応する所定の位置(例えば、後述のBET数が"3"であれば左の表示窓4L内の中段の位置)に停止表示されること、又は所定の役に対応する図柄組合せを構成する図柄がいずれかの有効ラインに対応する所定の位置に並んで停止表示されることにより、所定の役に入賞するか、又は所定の役が成立することとなる。
キャビネット2の内部には、各々の外周面に複数種類の図柄によって構成される図柄列が描かれた3個のリール3L、3C、3Rが回転自在に横一列に設けられている。各リールの図柄は表示窓4L、4C、4Rを透して観察できるようになっている。各リールは、定速回転(例えば80回転/分)する。
表示窓4L、4C、4Rの左側には、1−BETランプ9a、2−BETランプ9b、最大BETランプ9c、情報表示部18が設けられる。1−BETランプ9a、2−BETランプ9b、最大BETランプ9cは、1つのゲームを行うために賭けられたメダルの数(以下「BET数」という)に応じて点灯する。
1−BETランプ9aは、BET数が"1"で1本の有効ラインが設定されたときに点灯する。2−BETランプ9bは、BET数が"2"で3本の有効ラインが設定されたときに点灯する。最大BETランプ9cは、BET数が"3"で全て(5本)の有効ラインが設定されたときに点灯する。情報表示部18は、7セグメントLEDから成り、貯留(クレジット)されているメダルの枚数、入賞時のメダルの払出枚数などを表示する。
表示窓4L、4C、4Rの下方には水平面の台座部10が形成され、その台座部10と表示窓4L、4C、4Rとの間には液晶表示装置5が設けられている。液晶表示装置5の表示画面5aには、遊技に関連する情報、例えば、後述のビッグボーナスに内部当選したこと、持ち越していること、内部当選したRTの入賞が成立するRT作動図柄組合せに関することなどを内容とする情報などが表示される。液晶表示装置5の右側にはメダル投入口22が設けられ、液晶表示装置5の左側には、1−BETスイッチ11、2−BETスイッチ12、及び最大BETスイッチ13が設けられる。
1−BETスイッチ11は、1回の押し操作により、クレジットされているメダルのうちの1枚がゲームに賭けられ、2−BETスイッチ12は、1回の押し操作により、クレジットされているメダルのうちの2枚がゲームに賭けられ、最大BETスイッチ13は、1回のゲームに賭けることが可能な最大枚数のメダルが賭けられる。これらのBETスイッチ11、12、13を操作することで、前述のとおり、所定の有効ラインが設定される。
台座部10の前面部の左寄りには、遊技者がゲームで獲得したメダルのクレジット/払出しを押しボタン操作で切り替えるC/Pスイッチ14が設けられている。このC/Pスイッチ14の切り替えにより、正面下部のメダル払出口15からメダルが払出され、払出されたメダルはメダル受け部16に溜められる。C/Pスイッチ14の右側には、遊技者の操作により前記リールを回転させ、表示窓4L、4C、4R内での図柄の変動表示を開始するためのスタートレバー6が所定の角度範囲で回動自在に取り付けられている。
台座部10の前面部中央で、液晶表示装置5の下方位置には、3個のリール3L、3C、3Rの回転をそれぞれ停止させるための3個の停止ボタン7L、7C、7Rが設けられている。メダル受け部16の上方の左右には、スピーカ21L、21Rが設けられている。なお、1つのゲーム(単位遊技)は、基本的にスタートレバー6が操作されることにより開始し、全てのリール3L、3C、3Rが停止したときに終了する。
ここでは、基本的に一又は複数のリールについて、遊技状態中における滑りコマ数の最大値を"4"に設定している。「滑りコマ数」は、基本的に、停止ボタン7L、7C、7Rが操作されてから(操作を検出してから)、リール3L、3C、3Rを停止させるまでの間に表示させる図柄の数である。また、停止ボタン7L、7C、7Rが操作された後、対応するリール3L、3C、3Rが停止するまでの間に移動した図柄の数(図柄の移動量)である。具体的には、滑りコマ数は、停止ボタン7L、7C、7Rが操作された後、対応するリール3L、3C、3Rが停止するまでの間に図柄中央がセンターライン8cなどの所定の有効ラインを横切った図柄の数と一致する。
また、本実施形態では、全てのリールが回転しているときに行われるリールの停止操作(停止ボタンの操作)を「第1停止操作」、「第1停止操作」の後に行われる停止操作を「第2停止操作」、「第2停止操作」の後に行われる停止操作を「第3停止操作」という。
図2は、各リール3L、3C、3Rに表された複数種類の図柄が21個配列された図柄列を示している。各図柄には"01"〜"21"のコードナンバーが付され、データテーブルとして後で説明するROM32(図8に示す)に格納(記憶)されている。各リール3L、3C、3R上には、 "赤7 (図柄91)"、"ブランク (図柄92)"、"スイカ(図柄93) "、" Replay (図柄94) "、 "ベル(図柄95)"、"BAR(図柄96)"、"青7(図柄97)"の図柄で構成される図柄列が表わされている。各リール3L、3C、3Rは、図柄列が図2の矢印方向に移動するように回転駆動される。
ここで、実施形態の役には、BB、RB、RT(RT1、RT2)、リプレイ、スイカの小役、ベルの小役及びJACが設けられている。RBは、第1種特別役物である。BBは、第1種特別役物に係る役物連続作動装置である。
図3を参照して、役と図柄組合せと払出枚数について説明する。
本実施形態の遊技状態には、基本的に、一般遊技状態、BB遊技状態、RT(RT1、RT2)遊技状態、RB遊技状態、BB持越状態、RB持越状態及びBB一般遊技状態がある。BB持越状態及びRB持越状態を、以下「持越状態」という。また、この持越状態中において持ち越された役を、以下「持越役」という。
ここで、「入賞」とは、払出しのある内部当選役(例えば、「ベルの小役」、「スイカの小役」、「JACの小役」)に対応する図柄組合せが有効ライン上に停止表示されたことをいう場合がある。また、「内部当選役の成立」とは、払出枚数が"0枚"の内部当選役(例えば、「BB」、「RB」、「RT(RT1、RT2)」、「リプレイ」)、換言すれば払出しのない内部当選役に対応する図柄組合せが有効ライン上に停止表示されたことをいう場合がある。なお、内部当選役、入賞役、作動図柄組合せによる役、等を総称して「表示役」としてもよい。また、前述の「ベルの小役」、「スイカの小役」、「JACの小役」を「小役」と総称する場合もある。
BBの成立は、"赤7−赤7−赤7"が有効ラインに沿って並ぶことにより実現する。RBの成立は、"BAR−BAR−BAR"が有効ラインに沿って並ぶことにより実現する。なお、BB、RBが内部当選していることを報知する図柄組合せには、センターライン8cに沿って表示される"青7−青7−赤7"、クロスアップライン8aに沿って表示される"赤7−青7−BAR"、及びクロスダウンライン8eに沿って表示される"青7−青7−BAR"が含まれる。
RTは2種類に分類されており、その中のRT1の入賞は、RT作動図柄組合せとしての"赤7−青7−BAR"が有効ライン(ここでは、センターライン8c)に沿って並ぶことにより実現する。同じく、RT2の入賞は、RT作動図柄組合せとしての"青7−青7−BAR"が有効ライン(ここでは、センターライン8c)に沿って並ぶことにより実現する。RTが成立すると、前述したように一般遊技状態に比べてリプレイに内部当選する確率が高まる。
リプレイの入賞は、"Replay−Replay−Replay"が有効ラインに沿って並ぶことにより実現する。リプレイが成立すると、投入したメダルの枚数と同数のメダルが自動投入されるので、遊技者はメダルを消費することなく次のゲームを行うことができる。すなわち、リプレイは、成立することにより遊技価値の投入をすることによらずに遊技を行うことができる役である。
また、「スイカの小役」及び「べルの小役」に入賞することとなる図柄の組合せは図示の通りである。
JACの入賞は、RB遊技状態中において"ベル−Replay−ベル"又は"ブランク−Replay−ベル"が並ぶことにより実現する。
なお、一般遊技状態、持越状態、RT遊技状態では、BB、RB、RT、リプレイが成立する場合、スイカの小役又はべルの小役に入賞する場合がある。
BB一般遊技状態では、RB、RT、リプレイが成立する場合、スイカの小役又はべルの小役に入賞する場合がある。
一般遊技状態中におけるRB遊技状態では、RB、RT、リプレイが成立する場合、JACに入賞する場合があり、更にBB遊技状態中におけるRB遊技状態では、RT、RB、リプレイが成立する場合、JACに入賞する場合がある。
一般遊技状態は、基本的に、いわゆる「出玉率(遊技に賭けられた単位遊技価値に対し
て遊技者に付与される遊技価値)」の期待値が"1"よりも小さい遊技状態である。また、
後述の持越役がない遊技状態であり、他の遊技状態と比べて遊技者にとって最も不利な遊技状態である。
て遊技者に付与される遊技価値)」の期待値が"1"よりも小さい遊技状態である。また、
後述の持越役がない遊技状態であり、他の遊技状態と比べて遊技者にとって最も不利な遊技状態である。
BB遊技状態は、BB一般遊技状態及びRB遊技状態により構成される遊技状態である。また、BB遊技状態は、基本的に、「第1種特別役物に係る役物連続作動装置」が作動しているゲームにより構成される遊技状態である。
RB遊技状態は、基本的に、「第1種特別役物」が作動しているゲームにより構成される遊技状態である。
BB持越状態は、BBの成立が一又は複数のゲームにわたり許容された遊技状態である。RB持越状態は、RBの成立が一又は複数のゲームにわたり許容された遊技状態である。
ここで、BB一般遊技状態中において特定の条件が充足することにより、 RBが成立することなく("BAR−BAR−BAR"が有効ラインに沿って並んで停止表示されることなく)、RB遊技状態が発生(RB遊技状態に移行)する。また、BB遊技状態(BB一般遊技状態及びBB遊技状態中におけるRB遊技状態)中においてRBに内部当選した場合は、BB遊技状態中の一又は複数のゲームにわたりRB持越状態(BB中RB持越状態)を発生させ、RBに入賞した場合には、RB持越状態(BB中RB持越状態)からBB遊技状態中におけるRB遊技状態に遊技状態を移行させる。
また、RB持越状態(BB中RB持越状態)中にBB遊技状態の終了条件が成立した場合には、RB持越状態(BB中RB持越状態)から一般遊技状態に遊技状態を移行させるようにしている。一方、一般遊技状態中においてRBに内部当選することにより、RB持越状態へ移行し、RBの持ち越しが行われる。
RT遊技状態は、一般遊技状態よりもリプレイに内部当選(成立)する確率が高い遊技状態である。
また、BB遊技状態の発生条件は、BBの成立である。獲得枚数(例えば、いわゆる「純増枚数」あるいは「払出枚数」)が所定枚数(例えば、456枚)となることにより遊技状態の移行条件が成立(充足)し、遊技状態が一般遊技状態へ移行する。
一般遊技状態中におけるRB遊技状態の発生条件は、RBの成立である。所定回数(例えば、12回)のゲームが終了すること、所定回数(例えば、8回)の入賞が実現することという条件のうちのいずれかが成立することにより移行条件が成立し、遊技状態が一般遊技状態へ移行する。
持越状態の発生条件は、BBに内部当選すること、RBに内部当選すること、又はBB遊技状態中においてRBに内部当選することのいずれかである。BB又はRBが成立すること、BB遊技状態が終了すること、又はBB遊技状態中においてRB遊技状態が開始することにより移行条件が成立し、遊技状態がBB遊技状態、RB遊技状態又は一般遊技状態ヘ移行する。
RT遊技状態の発生条件は、RTに内部当選すること及びRT作動図柄組合せが有効ラインに沿って停止表示されることである。具体的には、停止ボタン7L、7C、7Rの操作タイミングに応じて停止表示させることができる。ここで、RT作動図柄組合せはRT役(RT1、RT2の役を含む)と1:1に対応付けられており、RT遊技状態への移行の契機となるものである。なお、RTが内部当選役として決定されたが、RT作動図柄組合せが有効ラインに沿って停止表示されなかった場合には、RTが発生しないために、後述の規定ゲーム回数はRTカウンタに設定されないこととなる。
RT遊技状態において、所定回数のゲームが終了すること、BBが成立すること、又はRBが成立することにより移行条件が成立し、一般遊技状態、BB遊技状態又は一般遊技状態中におけるRB遊技状態ヘ移行する。
ここで、RT遊技状態が継続するゲーム回数(規定ゲーム回数)は、RTカウンタにより計数される。RT遊技状態の発生条件を満足した場合に、RTカウンタにRT役の種類(RT1、RT2のいずれか)に応じた値を設定するようにしている。RT遊技状態で単位遊技が行われることにより、RTカウンタの値が減算される。RTカウンタの値が"0"に減算され、単位遊技が終了したときにRT遊技状態が終了する。
BB一般遊技状態の発生条件は、BBが成立すること、又はBB遊技状態中においてRB遊技状態が終了することである。BB遊技状態が終了すること、又はBB遊技状態中におけるRB遊技状態が開始することにより移行条件が成立し、遊技状態が一般遊技状態又はRB遊技状態ヘ移行する。
BB遊技状態中におけるRB遊技状態の発生条件は、BB一般遊技状態中又はBB遊技状態中におけるRB遊技状態において特定の条件が成立すること、又はBB一般遊技状態中若しくはBB遊技状態におけるRB遊技状態中にRBが成立することである。所定回数(例えば、12回)のゲームが終了すること、所定回数(例えば、8回)の入賞が実現すること、又はBB遊技状態が終了することという条件のうちのいずれかが成立することにより移行条件が成立し、遊技状態が一般遊技状態、BB遊技状態中におけるRB遊技状態、又はBB一般遊技状態ヘ移行する。
図4、図5を参照して、確率抽選テーブルについて説明する。
図4(1)は、一般遊技状態用確率抽選テーブルを示す。一般遊技状態では、JAC以外の役のいずれにも内部当選する場合がある。
図4(2)は、BB一般遊技状態用確率抽選テーブルを示す。BB一般遊技状態では、RB、リプレイ、スイカの小役、ベルの小役、RT又はハズレ(なし)のいずれかに内部当選する。
図4(3)は、一般遊技状態中におけるRB遊技状態用確率抽選テーブルを示す。RB遊技状態では、リプレイ、JAC又はハズレ(なし)のいずれかに内部当選する。
図5(1)は、持越状態用確率抽選テーブルを示す。持越状態では、リプレイ、スイカの小役、ベルの小役、RT又はハズレ(なし)のいずれかに内部当選する。
図5(2)は、BB遊技状態中におけるRB遊技状態用確率抽選テーブルを示す。BB遊技状態中におけるRB遊技状態では、RB、リプレイ、JAC又はハズレ(なし)のいずれかに内部当選する。また、BB一般遊技状態であり、かつBB中RB持越状態においては、前述の図4(2)のBB一般遊技状態用確率抽選テーブルからRBを除いたテーブルを使用する。抽選確率は、RBの確率が"0"となるだけ(RBに内部当選する確率を0とし)で、他の役は同様の確率とする(ハズレの確率は変化させることもできる)。BB遊技状態中におけるRB遊技状態であり、かつBB中RB持越状態においては、前述の図5(2)のBB遊技状態中におけるRB遊技状態用確率抽選テーブルからRBを除いたテーブル(内部当選役としてRBが選択されることのないテーブル)を使用する。抽選確率は、RBの確率が"0"になるだけで、他の役は同様の確率とする。
図5(3)は、RT遊技状態用確率抽選テーブルを示す。RT遊技状態では、BB、RB、リプレイ、スイカの小役、ベルの小役、RT又はハズレ(なし)のいずれかに内部当選する。
ここで、確率抽選テーブルは、複数段階(例えば、6段階)設けられた設定値(設定)毎に設けられているが、設定値毎の確率抽選テーブルを省略している。設定値は、基本的に遊技店側が設定(選択)する値であり、設定値に応じて遊技における遊技者の有利さの度合い(例えば、出玉率、役の内部当選確率など)が異なるようになっている。実施形態では、設定値として"1"〜"6"を設けるようにしている。BB、RB、RTなどの役のうちの少なくともいずれかの役に内部当選する確率が、少なくともいずれか"2つ"の設定値の間で異なるようにしている。また、全ての設定値で1つの確率抽選テーブルを用いて内部当選役を決定し、停止態様の決定に用いる停止テーブルを設定に応じて異ならせることもできる。
図6を参照して、RT作動図柄表示可能停止テーブルについて説明する。ここで、(a)はRT1作動図柄表示可能停止テーブルを示し、(b)はRT2作動図柄表示可能停止テーブルを示している。また、「停止操作位置」は、停止ボタン7L、7C、7Rの操作により停止信号が出力されたとき、表示窓4L、4C、4Rに設定された所定の有効ライン(例えば、センターライン8c)に沿った図柄の位置を示している。「停止制御位置」は、リール3L、3C、3Rの停止制御が行われたとき、所定の有効ラインに沿った図柄の位置を示している。停止操作位置、停止制御位置として記された数値は、図柄に付与されたコードナンバーに相当する。なお、「−」が記された停止制御位置に対応する停止操作位置で停止操作がなされると、該当図柄を表示できないように設定している。
ここでは、停止テーブル選択処理(後述する図9のS13に相当する)において、図6(a)のRT1作動図柄表示可能停止テーブルが選択された場合には、RT1作動図柄組合せの"赤7−青7−BAR"がセンターライン8cに沿って揃うように停止制御される。ここでは、後述するリーチ目(図7(b)に示す)の図柄組合せの"赤7−青7−BAR"がセンターライン8cに沿って表示されることになる。換言すれば、RT1作動図柄組合せとリーチ目の図柄組合せとが兼用され、それぞれ異なる有効ラインに表示される。
同じく、停止テーブル選択処理において、図6(b)のRT2作動図柄表示可能停止テーブルが選択された場合には、RT2作動図柄組合せの"青7−青7−BAR"がセンターライン8cに沿って揃うように停止制御される。ここでは、後述するリーチ目(図7(c)に示す)の図柄組合せの"青7−青7−BAR"がセンターライン8cに沿って表示されることになる。換言すれば、RT2作動図柄組合せとリーチ目の図柄組合せとが兼用され、それぞれ異なる有効ラインに表示される。
また、第1停止操作、第2停止操作及び第3停止操作に対応するリールの最大滑りコマ数は"4"に設定される。すなわち、停止テーブルとして図6のRT作動図柄表示可能停止テーブルが選択された場合には、RT作動図柄組合せの停止が許容されるが、その成否は遊技者による停止ボタン7L、7C、7Rの操作タイミンダに依存することとなる。同様に、他の停止テーブルが選択された場合についても、その図柄組合せの成否は遊技者による停止ボタン7L、7C、7Rの操作タイミングに依存することとなる。
内部当選役がRT(RT1、RT2を含む)の場合には、一般遊技状態、持越状態、BB一般遊技状態、RB遊技状態及びRT遊技状態では、停止テーブルとして図6のRT作動図柄表示可能停止テーブルが選択される場合がある。
図7を参照して、リーチ目停止テーブルについて説明する。このリーチ目は、RB、BBに内部当選していることを報知するための図柄組合せである。また、停止操作位置、停止制御位置、停止操作位置及び停止制御位置として記された数値、「−」については前述したとおりである。
ここでは、停止テーブル選択処理(後述する図9のS13に相当する)において、図7(a)のリーチ目停止テーブルが選択された場合には、BB、RBの内部当選を示す図柄組合せ(リーチ目に相当する)の"青7−青7−赤7"がセンターライン8cに沿って揃うように停止制御される。ここでは、RT(RT1、RT2)作動図柄組合せのうち"青7"、"赤7"がリーチ目に含まれている。換言すれば、リーチ目の図柄組合せの一部とRT1作動図柄組合せの一部とが兼用されている。
同じく、停止テーブル選択処理において、図7(b)のリーチ目停止テーブル(BB、RB共通テーブル)が選択された場合には、BB、RBの内部当選を示す図柄組合せ(リーチ目に相当する)の"赤7−青7−BAR"がクロスアップライン8aに沿って揃うように停止制御される。ここでは、RT1作動図柄組合せの"赤7−青7−BAR"がクロスアップライン8aに沿って表示されることになる。換言すれば、リーチ目の図柄組合せとRT1作動図柄組合せとが兼用され、それぞれ異なる有効ラインに沿って表示される。
同じく、停止テーブル選択処理において、図7(c)のリーチ目停止テーブル(BB、RB共通テーブル)が選択された場合には、BB、RBの内部当選を示す図柄組合せ(リーチ目に相当する)の"青7−青7−BAR"がクロスダウンライン8eに沿って揃うように停止制御される。ここでは、RT2作動図柄組合せの"青7−青7−BAR"がクロスダウンライン8eに沿って表示されることになる。換言すれば、リーチ目の図柄組合せとRT2作動図柄組合せとが兼用され、それぞれ異なる有効ラインに沿って表示される。
BB、RBに内部当選している場合には、停止テーブルとして図7のリーチ目停止テーブルが選択される場合がある。内部当選役がハズレ(なし)の場合には、一般遊技状態、BB一般遊技状態及びRB遊技状態では、停止テーブルとして図7のリーチ目停止テーブルが選択される場合がある。また、内部当選役がハズレ(なし)の場合には、持越状態では、停止テーブルとして図7のリーチ目停止テーブルが選択される場合がある。この持越役には、BB中RB持越状態において持ち越されたRBが含まれる。
図8は、パチスロ機1における遊技処理動作を制御する主制御回路71と、主制御回路71に電気的に接続する周辺装置(アクチュエータ)と、主制御回路71から送信される制御指令に基づいて液晶表示装置5、スピーカ21L、21R、情報表示部18及BETランプ9a、9b、9cを制御する副制御回路72とを含む回路構成を示す。
主制御回路71は、回路基板上に配置されたマイクロコンピュータ30を主たる構成要素とし、これに乱数サンプリングのための回路を加えて構成されている。マイクロコンピュータ30は、予め設定されたプログラムに従って制御動作を行うCPU31と、記憶手段であるROM32及びRAM33を含む。また、主制御回路71には、RT遊技状態を継続させるゲーム数(以下「規定ゲーム数」、「規定RT遊技数」ともいう)を設定するためのRTカウンタが設けられている。ここでは、RT1とRT2とで異なる規定ゲーム数をRTカウンタに設定するようにしている。
CPU31には、基準クロックパルスを発生するクロックパルス発生回路34及び分周器35と、サンプリングされる乱数を発生する乱数発生器36及びサンプリング回路37とが接続されている。なお、乱数サンプリングのための手段として、マイクロコンピュータ30内で、即ちCPU31の動作プログラム上で、乱数サンプリングを実行するように構成してもよい。その場合、乱数発生器36及びサンプリング回路37は省略可能であり、或いは、乱数サンプリング動作のバックアップ用として残しておくことも可能である。
マイクロコンピュータ30のROM32には、スタートレバー6を操作(スタート操作)する毎に行われる乱数サンプリングの判定に用いられる確率抽選テーブル(図4、図5に示す)、停止ボタンの操作に応じてリールの停止態様を決定するための停止テーブル(図6、図7に示す)、副制御回路72ヘ送信するための各種制御指令(コマンド)などが格納されている。副制御回路72が主制御回路71へコマンド、情報などを入力することはなく、主制御回路71から副制御回路72への一方向で通信が行われる。RAM33には、種々の情報が格納される。例えば、各種フラグ、遊技状態の情報などが格納される。
図8の回路において、マイクロコンピュータ30からの制御信号により動作が制御される主要なアクチュエータとしては、メダルを収納し、ホッパー駆動回路41の命令により所定枚数のメダルを払い出すホッパー(払出しのための駆動部を含む) 40と、リール3L、3C、3Rを回転駆動するステッピングモータ49L、49C、49Rとがある。
更に、ステッピングモータ49L、49C、49Rを駆動制御するモータ駆動回路39、及びホッパー40を駆動制御するホッパー駆動回路41がCPU31の出力部に接続されている。これらの駆動回路は、それぞれCPU31から出力される駆動指令などの制御信号を受けて、各アクチュエータの動作を制御する。
また、マイクロコンピュータ30が制御指令を発生するために必要な入力信号を発生する主な入力信号発生手段としては、スタートスイッチ6S、1−BETスイッチ11、2−BETスイッチ12、最大BETスイッチ13、C/Pスイッチ14、メダルセンサ22S、リール停止信号回路46、リール位置検出回路50、払出完了信号回路51がある。
スタートスイッチ6Sは、スタートレバー6の操作を検出してスタートスイッチ信号を発生する。メダルセンサ22Sは、メダル投入口22に投入されたメダルを検出する。リール停止信号回路46は、各停止ボタン7L、7C、7Rの操作に応じて停止信号を発生する。リール位置検出回路50は、リール回転センサからのパルス信号を受けて各リール3L、3C、3Rの位置を検出するための信号をCPU31ヘ供給する。払出完了信号回路51は、メダル検出部40Sの計数値(ホッパー40から払出されたメダルの枚数)が指定された枚数データに達した時、メダル払出完了を検知するための信号を発生する。
図8の回路において、乱数発生器36は、一定の数値範囲に属する乱数を発生し、サンプリング回路37は、スタートレバー6が操作された後の適宜のタイミングで1個の乱数をサンプリングする。こうしてサンプリングされた乱数及びROM32内に格納されている確率抽選テーブルに基づいて、当選役(内部当選役)が決定される。
リール3L、3C、3Rの回転が開始された後、ステッピングモータ49L、49C、49Rの各々に供給される駆動パルスの数が計数され、その計数値はRAM33の所定エリアに書き込まれる。リール3L、3C、3Rからは一回転毎にリセットパルスが得られ、これらのパルスはリール位置検出回路50を介してCPU31に入力される。こうして得られたリセットパルスにより、RAM33で計数されている駆動パルスの計数値が"0"にクリアされる。これにより、RAM33内には、各リール3L、3C、3Rについて一回転の範囲内における回転位置に対応した計数値が格納される。
前記のリール3L、3C、3Rの回転位置とリール外周面上に描かれた図柄とを対応付けるために、図柄テーブル(図示せず)が、ROM32内に格納されている。この図柄テーブルでは、前述したリセットパルスが発生する回転位置を基準として、各リール3L、3C、3Rの一定の回転ピッチ毎に順次付与されるコードナンバーと、それぞれのコードナンバー毎に対応して設けられた図柄を示す図柄コードとが対応付けられている。
更に、ROM32内には、入賞図柄組合せテーブル(図示せず)が格納されている。この入賞図柄組合せテーブルでは、内部当選役の入賞又は成立となる図柄の組合せと、入賞のメダル配当枚数と、その入賞又は成立を表わす入賞判定コードとが対応付けられている。前記入賞図柄組合せテーブルは、左のリール3L、中央のリール3C、右のリール3Rの停止制御時、及び全リール3L、3C、3Rの停止後の入賞又は成立の確認を行う場合に参照される。
前記乱数サンプリングに基づく抽選処理(確率抽選処理)に基づいて、CPU31は、遊技者が停止ボタン7L、7C、7Rを操作したタイミングでリール停止信号回路46から送られる操作信号、及び選択された停止テーブル(図6、図7を含む)に基づいて、リール3L、3C、3Rを停止制御する信号をモータ駆動回路39に送る。
当選した役の入賞を示す停止態様となれば、CPU31は、払出指令信号をホッパー駆動回路41に供給してホッパー40から所定枚数のメダルの払出しを行う。その際、メダル検出部40Sは、ホッパー40から払出されるメダルの枚数を計数し、その計数値が指定された数に達した時に、メダル払出完了信号がCPU31に入力される。これにより、CPU31は、ホッパー駆動回路41を介してホッパー40の駆動を停止し、「メダル払出処理」を終了する。
図8において、副制御回路72は、回路基板上に配置されたマイクロコンピュータ(不図示)を主たる構成要素とし、このマイクロコンピュータ(以下「サブマイクロコンピュータ」という)は、予め設定されたプログラムに従って制御動作を行うCPU(以下「サブCPU」という)と、記憶手段であるROM(以下「サブROM」という)及びRAM(以下「サブRAM」という)を含む。
図8の回路において、サブマイクロコンピュータからの制御信号により動作が制御される主要なアクチュエータとしては、BETランプ(1−BETランプ9a、2−BETランプ9b、最大BETランプ9c)と、情報表示部18とがある。BETランプ9a、9b、9cを駆動制御するランプ駆動回路45、及び情報表示部18を駆動制御する表示部駆動回路48がサブCPUの出力部に接続されている。これらの駆動回路は、それぞれサブCPUから出力される駆動指令などの制御信号を受けて、各アクチュエータの動作を制御する。ここで、サブCPUから出力される制御信号は、マイクロコンピュータ30からの制御指令に基づくものである。前述のように、マイクロコンピュータ30が制御指令を発生するために必要な入力信号を発生する入力信号発生手段には、1−BETスイッチ11、2−BETスイッチ12、最大BETスイッチ13が含まれる。
図9〜図11に示すメインフローチャートを参照して、主制御回路71の制御動作について説明する。
初めに、CPU31は、遊技開始時の初期化を行う(ステップS1)。具体的には、RAM33の記憶内容の初期化、通信データの初期化などを行う。続いてゲーム終了時のRAM33の所定の記憶内容(所定の記憶領域(例えば、内部当選役を記憶する領域)の情報)を消去する(ステップS2)。具体的には、前回のゲームに使用されたRAM33の書き込み可能エリアのデータの消去、RAM33の書き込みエリアへの次のゲームに必要なパラメータの書き込み、次のゲームのシーケンスプログラムの開始アドレスの指定などを行う。次に、前回のゲーム終了後、すなわち全リール3L、3C、3R停止後から"30秒"経過したか否かを判断する(ステップS3)。この判断が"YES"であれば、副制御回路72に対し、「デモ画像」の表示を要求する「デモ表示コマンド」を送信する(ステップS4)。ステップS3の判断が"NO"のときは、ステップS5に移る。
次いで、CPU31は、メダルの自動投入の要求があるか、すなわち前回のゲームでリプレイの入賞が実現したか否かを判断する(ステップS5)。この判断が"YES"のときは、投入要求分のメダルを自動投入し(ステップS6)、ステップS8に移る。ステップS5の判断が"NO"のときは、メダルセンサ22S又はBETスイッチ11〜13からの入力があるか否かを判断する(ステップS7)。この判断が"YES"のときは、ステップS8に移り、"NO"のときは、ステップS3に移る。
ステップS8では、BETスイッチ11〜13の操作又はメダルを投入する操作が行われたことを示すBETコマンドを副制御回路72へ送信する。次いで、スタートレバー6の操作に基づくスタートスイッチ6Sからの入力があるか否かを判断する(ステップS9)。この判断が"YES"のときは、ステップS10に移り、"NO"のときは、ステップS9を繰り返す。ステップS10では、抽選用の乱数を抽出する。この処理で抽出した乱数は、後で説明する確率抽選処理において使用される。次いで、後述の遊技状態監視処理(図12に示す)を行う(ステップS11)。
次いで、CPU31は、確率抽選処理を行う(ステップS12)。この確率抽選処理では、図4、図5に示す確率抽選テーブルを使用し、ステップS10の処理で抽出した乱数と遊技状態とに応じて内部当選役の決定を行う。
次いで、CPU31は、停止テーブル選択処理を行う(ステップS13)。この停止テーブル選択処理では、ステップS12で決定した内部当選役と遊技状態に応じて予め設定された停止テーブル群からいずれかの停止テーブルの使用を決定する。その停止テーブル群には、図6、図7に示す停止テーブルが含まれる。また、CPU31は、所定の図柄組合せを並べる有効ラインの選択(テーブルラインの選択)を行う。
次いで、CPU31は、副制御回路72へスタートコマンドを送信する(図10のステップS15)。このスタートコマンドは、内部当選役、遊技状態の情報などを含む。次いで、前回のゲームが開始してから"4.1秒"経過しているか否かを判断し(ステップS16)、この判断が"YES"のときはステップS18に移り、"NO"のときはステップS17に移る。ステップS17では、ゲーム開始待ち時間消化の処理を行い、ステップS18に移る。具体的には、前回のゲームが開始してから所定時間(例えば、所定秒("4.1秒"など))経過するまでの間、遊技者のゲームを開始する操作に基づく入力を無効にする処理を行う。
ステップS18において、CPU31は、1ゲーム監視用タイマをセットする。この1ゲーム監視用タイマには、遊技者の停止ボタン7L、7C、7Rの停止操作によらずに自動的にリール3L、3C、3Rを停止させるための自動停止タイマが含まれる。次いで、CPU31は、リール3L、3C、3Rの回転処理を行い(ステップS19)、ステップS20に移る。
ステップS20において、CPU31は、停止ボタンが"オン"であるか否かを判断する。具体的には、いずれかの停止ボタン7L、7C、7Rが操作されたか否かを判断する。この判断が"YES"のときは、ステップS22に移り、"NO"のときは、ステップS21に移る。ステップS21では、自動停止タイマの値が"0"であるか否かを判断する。この判断が"YES"のときは、ステップS22に移り、"NO"のときは、ステップS20に移る。
ステップS22において、CPU31は、滑りコマ数決定処理を行う。具体的には、まず前述の最大滑りコマ数を"4"にセットし、次いでBET数、遊技状態、内部当選役、最大滑りコマ数などに基づいて滑りコマ数を決定する。
次いで、CPU31は、ステップS22で決定された滑りコマ数分、停止操作された停止ボタン7L、7C、7Rに対応するリール3L、3C、3Rを回転させてから停止させる(ステップS23)。次いで、全てのリールが停止したか否かを判断する(ステップS24)。この判断が"YES"のときは、ステップS25に移り、"NO"のときは、ステップS20に移る。ステップS25では、副制御回路72に対して全てのリールが停止したことを示す全リール停止コマンドを送信し、図11のステップS26に移る。
ステップS26において、CPU31は、表示役検索を行う。表示役検索とは、表示窓4L、4C、4Rの図柄の停止態様に基づいて表示役が入賞又は成立したか否かを識別するための表示役フラグをセットすることである。具体的には、センターライン8cに沿って並ぶ図柄のコードナンバー及び入賞判定テーブルに基づいて表示役の入賞又は成立を識別する。次いで、表示役フラグが正常であるか否かを判断する(ステップS27)。具体的には、成立した表示役が「ハズレ(なし)」の場合は、遊技状態に拘らず"正常("YES")"と判定(判断)する。入賞又は成立した表示役が判定用当選役に含まれる場合は、遊技状態に拘らず"正常("YES")"と判定する。
なお、ステップS27の処理における判定用当選役(作動している条件装置)は、確率抽選処理(図9のステップS12)の結果として得られる内部当選役と、遊技状態、内部当選役の入賞又は成立などに基づく遊技状態の更新(後述のステップS31)の結果として得られる持越役と、により構成されるものである。
例えば、BB持越状態(持越役がBB)の単位遊技における確率抽選処理でベルの小役が内部当選役に当選した場合は、その遊技における判定用当選役は、BB及びベルの小役となる。また、一般遊技状態の単位遊技における確率抽選処理でスイカの小役が内部当選役に当選した場合は、その遊技における判定用当選役はスイカの小役となる。
ステップS27の判断が"NO"のときはイリーガルエラーの表示を行う(ステップS2
8)。この場合、遊技は中止となる。ステップS27の判断が"YES"のときは、入賞役と遊技状態に応じてメダルのクレジット又は払出しを行う(ステップS29)。次いで、獲得枚数を更新する(ステップS30)。
8)。この場合、遊技は中止となる。ステップS27の判断が"YES"のときは、入賞役と遊技状態に応じてメダルのクレジット又は払出しを行う(ステップS29)。次いで、獲得枚数を更新する(ステップS30)。
次いで、CPU31は、遊技状態、内部当選役、内部当選役の入賞又は成立などに基づいて遊技状態を更新する(ステップS31)。具体的には、BB又はRBに内部当選した場合には、遊技状態を持越状態に更新(移行)すると共に、持越状態に対応するBB又はRBのいずれかを持越役として設定する。また、BBが成立した場合は、BB遊技状態、RBが成立した場合にはRB遊技状態に更新する。RTが成立した場合(RT作動図柄組合せが有効ラインに沿って表示された場合)には、RT遊技状態に更新する。ボーナス役(BB、RBなど)が成立した場合には、持越役をクリア(消去)する。また、内部当選役「リプレイ」が成立した場合には、その旨を示す情報を格納する。この情報に基づいて、次のゲームを開始した場合にメダルの自動投入を行うか否かの判断(図9のステップS5)が行われる。なお、ステップS5の判断が行われた場合には、内部当選役「リプレイ」が成立したことを示す情報がクリアされる。
次いで、CPU31は、後述のRT制御処理(図13に示す)を行う (ステップS32)。このRT制御処理では、RTカウンタを更新する。
次いで、CPU31は、ステップS26、S27で入賞又は成立が決定された表示役の情報を含む表示役コマンドを副制御回路72に対して送信する(ステップS33)。
次いで、CPU31は、遊技状態制御処理を行う(ステップS34)。具体的には、一般遊技状態中に発生したRB遊技状態である場合、回数の情報(ゲーム回数、入賞回数)の更新、更新した回数の情報に基づいて、RB遊技状態を維持するか、又は一般遊技状態へ移行するかの決定などを行う。また、BB遊技状態である場合は、獲得枚数の情報の更新、BB一般遊技状態からRB遊技状態への移行、獲得枚数に基づいて一般遊技状態へ移行するかの決定などを行う。また、BB遊技状態である場合は、回数の情報(ゲーム回数、入賞回数)の更新、回数の情報に基づいて、RB遊技状態を維持するか、又はBB一般遊技状態へ移行するかの決定などを行う。
次に、図12を参照して、遊技状態監視処理(図9のステップS11)について説明する。
まず、CPU31は、現在の遊技状態を確認し(ステップS41)、一般遊技状態であるか否かを判断する(ステップS42)。この判断が"YES"のときは、確率抽選処理に用いるために図4(1)の一般遊技状態用確率抽選テーブルを設定する(ステップS43)。また、ステップS42の判断が"NO"のときはステップS44に移る。ステップS44では、現在の遊技状態がBB一般遊技状態であるか否かを判断する。この判断が"YES"のときは、確率抽選処理に用いるために図4(2)のBB一般遊技状態用確率抽選テーブルを設定する(ステップS45)。また、ステップS44の判断が"NO"のときはステップS46に移る。ステップS46では、現在の遊技状態が一般遊技状態中におけるRB遊技状態であるか否かを判断する。この判断が"YES"のときは、確率抽選処理に用いるために図4(3)の一般遊技状態中におけるRB遊技状態用確率抽選テーブルを設定する(ステップS47)。また、ステップS46の判断が"NO"のときはステップS48に移る。
ステップS48において、CPU31は、現在の遊技状態が持越状態であるか否かを判断する。この判断が"YES"のときは、確率抽選処理に用いるために図5(1)の持越状態用確率抽選テーブルを設定する(ステップS49)。また、ステップS48の判断が"NO"のときはステップS50に移る。ステップS50では、現在の遊技状態がBB遊技状態中におけるRB遊技状態であるか否かを判断する。この判断が"YES"のときは、確率抽選処理に用いるために図5(2)のBB遊技状態中におけるRB遊技状態用確率抽選テーブルを設定する(ステップS51)。また、ステップS50の判断が"NO"のときはステップS52に移る。ステップS52では、現在の遊技状態がRT遊技状態であるか否かを判断する。この判断が"YES"のときは、確率抽選処理に用いるために図5(3)のRT遊技状態用確率抽選テーブルを設定する(ステップS53)。また、ステップS52の判断が"NO"のときは図9のステップS12に移る。
次に、図13を参照して、RT制御処理(図11のステップS32)について説明する。
まず、CPU31は、前述のRTカウンタの値が"1"以上であるか否かを判断する(ステップS61)。この判断が"YES"の場合はステップS62に移り、"NO"の場合にはステップS63に移る。
ステップS62において、CPU31は、RTカウンタから"1"減算する。ステップS63において、CPU31は、図10のステップS26、S27の処理に基き、内部当選役「RT」のRT作動図柄組合せが有効ラインに沿って表示されたか(停止されたか)否かを判断する。この判断が"YES"の場合はステップS64に移り、"NO"の場合には図11のステップS33に移る。
ステップS64において、CPU31は、RTカウンタをクリアし、今回RT作動図柄組合せが揃ったRTの規定ゲーム回数をRTカウンタに設定する。
次に、図14を参照して、内部当選役「RT」が成立したときのリール3L、3C、3Rの停止態様について説明する。
図14(a)は、図9のステップS13の処理で図6(a)のRT1作動図柄表示可能停止テーブルが選択された場合の停止態様を示している。前述したように、RT1作動図柄組合せはリーチ目の図柄組合せに含まれる図柄の全部又は一部と兼用されており、ここでは、センターライン8cに沿って"赤7−青7−BAR"が表示されている。この停止態様により直ちに、ボーナスに内部当選しているのか、内部当選役「RT1」が成立したのかを判断することは難しいが、遊技を続けるうちに、ボーナスに内部当選していること、又はRT遊技状態となることが判る。よって、ボーナス又はRTに対する期待感により遊技者の遊技に対する興趣が持続する場合がある。
図14(b)は、図9のステップS13の処理で図6(b)のRT2作動図柄表示可能停止テーブルが選択された場合の停止態様を示している。前述したように、RT2作動図柄組合せはリーチ目の図柄組合せに含まれる図柄の全部又は一部と兼用されており、ここでは、センターライン8cに沿って"青7−青7−BAR"が表示されている。この停止態様により直ちに、ボーナスに内部当選しているのか、内部当選役「RT2」が成立したのかを判断することは難しいが、遊技を続けるうちに、ボーナスに内部当選していること、又はRT遊技状態となることが判る。よって、ボーナス又はRTに対する期待感により遊技者の遊技に対する興趣が持続する場合がある。
次に、図15を参照して、BB、RBに内部当選していることを報知するリール3L、3C、3Rの停止態様(リーチ目に相当する)について説明する。
図15(a)は、図9のステップS13の処理で図7(a)のリーチ目停止テーブルが選択された場合の停止態様を示している。前述したように、リーチ目の図柄組合せに含まれる図柄の一部は、RT作動図柄組合せに含まれる図柄と兼用されており、ここでは、センターライン8cに沿って"青7−青7−BAR"が表示されている。この停止態様により、遊技者は、ボーナスに内部当選していること、又は内部当選役「RT」が成立したことを期待し、遊技に対する興趣が持続する場合がある。
図15(b)は、図9のステップS13の処理で図7(b)のリーチ目停止テーブルが選択された場合の停止態様を示している。前述したように、複数種類のリーチ目の図柄組合せの一部は、RT作動図柄組合せと兼用されており、ここでは、クロスアップライン8aに沿って"赤7−青7−BAR"が表示されている。この停止態様により直ちに、ボーナスに内部当選しているのか、内部当選役「RT1」が成立したのかを判断することは難しいが、遊技を続けるうちに、ボーナスに内部当選していること、又はRT遊技状態となることが判る。よって、ボーナス又はRTに対する期待感により遊技者の遊技に対する興趣が持続する場合がある。
図15(c)は、図9のステップS13の処理で図7(c)のリーチ目停止テーブルが選択された場合の停止態様を示している。前述したように、複数種類のリーチ目の図柄組合せの一部は、RT作動図柄組合せと兼用されており、ここでは、クロスダウンライン8eに沿って"青7−青7−BAR"が表示されている。この停止態様により直ちに、ボーナスに内部当選しているのか、内部当選役「RT2」が成立したのかを判断することは難しいが、遊技を続けるうちに、ボーナスに内部当選していること、又はRT遊技状態となることが判る。よって、ボーナス又はRTに対する期待感により遊技者の遊技に対する興趣が持続する場合がある。
このような本発明の実施の一形態に係るパチスロ機1によれば、リール3L、3C、3Rの停止制御に用いられる停止テーブルを複数種類記憶するROM32と、停止ボタン7L、7C、7Rの操作により出力された停止信号に基づいて、ROM32に記憶された複数種類の停止テーブルのうち、いずれかを決定する停止態様決定手段としての主制御回路71と、ここで決定された停止テーブルに基づいて、リール3L、3C、3Rの停止制御を行う停止制御手段としての主制御回路71と、を備え、前記複数種類の停止テーブルに、少なくとも、内部当選役「RB」及び内部当選役「BB」を成立させるためのRB、BB作動図柄表示可能停止テーブル(不図示)と、内部当選役「RT(RT1又はRT2)」を成立させるためのRT作動図柄表示可能停止テーブル(図6に示す)とを含むようにし、かつ停止態様決定手段としての主制御回路71により前記RB、BB作動図柄表示可能停止テーブルが決定された場合にセンターライン8cに沿って停止表示される図柄組合せ(図3に示す)中の図柄"赤7"、図柄"BAR"が、同じく、RT1作動図柄表示可能停止テーブル(又はRT2作動図柄表示可能停止テーブル)が決定された場合にセンターライン8cに沿って停止表示される図柄組合せ(図14(a)、(b)に示す)に含まれるようにしている。この構成は、請求項1に係る本発明の実施の一形態に相当する。この構成により、ボーナス遊技状態に係る内部当選役「RB」、「BB」を成立させる図柄組合せと、高確率再遊技状態に係る内部当選役「RT」を成立させる図柄組合せを一部兼用しているため、図柄組合せのみでは、ボーナスに内部当選していることを報知しているのか、内部当選役「RT」が成立したのか判らず、図柄組合せの類似から遊技に対する興趣が持続することが期待される。換言すれば、払出しのない内部当選役「ボーナス」を成立させる図柄組合せと、同じく払出しのない内部当選役「RT」を成立させる図柄組合せとを関連付けて面白味のある演出を行うことが期待される。また、ボーナス又はRTの成立への期待から更に遊技に対する興趣が持続することが期待される。
また、本実施形態によれば、前記複数種類の停止テーブルに、少なくとも、ボーナス(RB、BB)に内部当選していることを報知するためのリーチ目停止テーブル(図7に示す)と、内部当選役「RT(RT1又はRT2)」を成立させるためのRT作動図柄表示可能停止テーブル(図6に示す)とを含むようにし、かつ停止態様決定手段としての主制御回路71により図7(b)のリーチ目テーブル(又は図7(c)のリーチ目テーブル)が決定された場合にクロスアップライン8a(又はクロスダウンライン8e)に沿って停止表示される図柄組合せ(図15(b)、(c)に示す)と、同じく、RT1作動図柄表示可能停止テーブル(又はRT2作動図柄表示可能停止テーブル)が決定された場合にセンターライン8cに沿って停止表示される図柄組合せ(図14(a)、(b)に示す)とを同一としている。この構成は、請求項2に係る本発明の実施の一形態に相当する。この構成により、リーチ目に用いられる図柄組合せと、内部当選役「RT」を成立させる図柄組合せを兼用しているため、図柄組合せのみでは、ボーナスに内部当選していることを報知しているのか、内部当選役「RT」が成立したのか判らず、図柄組合せの類似から遊技に対する興趣が持続することが期待される。換言すれば、払出しのない内部当選役「ボーナス」のリーチ目と、同じく払出しのない内部当選役「RT」を成立させる図柄組合せとを関連付け、リーチ目に対する固定観念を利用して面白味のある演出を行うことが期待される。また、ボーナス又はRTの成立への期待から更に遊技に対する興趣が持続することが期待される。
なお、前述した実施形態では、遊技者にとって有利な一の遊技状態としてRTを用いた場合について説明したが、本発明はこのほかに、いわゆるチャレンジタイム(CT)に固有の作動図柄を割り当てて、RTに替えても同様の効果が得られる場合がある。
1 パチスロ機
2 キャビネット
3L、3C、3R リール
6 スタートレバー
7L、7C、7R 停止ボタン
30 マイクロコンピュータ
31 CPU
32 ROM
33 RAM
71 主制御回路
72 副制御回路
2 キャビネット
3L、3C、3R リール
6 スタートレバー
7L、7C、7R 停止ボタン
30 マイクロコンピュータ
31 CPU
32 ROM
33 RAM
71 主制御回路
72 副制御回路
Claims (2)
- 図柄を表示する表示領域に、複数の図柄を列表示する複数の図柄表示手段と、開始操作に基づいて単位遊技の開始を指令する開始信号を出力する開始信号出力手段と、開始信号出力手段により出力された開始信号に基づいて当選役を決定する当選役決定手段と、開始信号出力手段により出力された開始信号に基づいて図柄表示手段により表示される図柄の変動を行う図柄変動手段と、図柄表示手段に対応するように設けられ、図柄変動手段により行われる前記図柄の変動の停止を指令する停止信号を出力する停止信号出力手段と、図柄変動手段により行われる前記図柄の変動の停止態様を複数種類記憶する停止態様記憶手段と、停止信号出力手段により出力された停止信号に基づいて、停止態様記憶手段により記憶される複数種類の停止態様のうち、いずれかの停止態様を決定する停止態様決定手段と、停止態様決定手段により決定された停止態様に基づいて、図柄表示手段により行われる前記図柄の変動の停止制御を行う停止制御手段と、を備え、
停止態様記憶手段により記憶される複数種類の停止態様に、少なくとも、複数種類の特別状態に係る内部当選役のいずれかを成立させる第1の停止態様と、有利状態に係る内部当選役を成立させる第2の停止態様とを含むようにし、かつ停止態様決定手段により第1の停止態様が決定された場合に所定の有効ラインに沿って停止表示される第1の図柄組合せ中の図柄が、停止態様決定手段により第2の停止態様が決定された場合に所定の有効ラインに沿って停止表示される第2の図柄組合せに含まれるようにしたことを特徴とする遊技機。 - 請求項1に記載の遊技機において、
停止態様記憶手段により記憶される複数種類の停止態様に、少なくとも、複数種類の特別状態に係る内部当選役のいずれかを報知する第1の停止態様と、有利状態に係る内部当選役を成立させる第2の停止態様とを含むようにし、かつ停止態様決定手段により第1の停止態様が決定された場合に一の有効ラインに沿って停止表示される図柄組合せと、停止態様決定手段により第2の停止態様が決定された場合に他の有効ラインに沿って停止表示される図柄組合せとを同一としたことを特徴とする遊技機。
Priority Applications (1)
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JP2005049334A JP2006230702A (ja) | 2005-02-24 | 2005-02-24 | 遊技機 |
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