JP2007274538A - 無線通信システム及び無線通信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 同一エリア内に使用可能周波数帯域の重複する無線通信方式が複数存在する場合であっても、各無線通信方式相互間の電波干渉を簡易的且つ効率的に防止する。
【解決手段】 無線LAN機能とデジタルコードレス電話機能を共に備えた複合機において、無線LANにて使用されるチャネルがデジタルコードレス電話側へ通知される。これにより、デジタルコードレス電話側では、使用可能チャネルテーブル23に基づき、無線LANで使用されるチャネルの周波数帯域と重複しないように、デジタルコードレス電話における通信で用いるチャネル(ホッピングチャネル)を設定する。そしてこの設定されたチャネルはコードレス子機へも送信され、コードレス子機はその送信されてきたチャネルに基づいて自身の使用チャネルを設定する。これにより、無線LANとデジタルコードレス電話との電波干渉が防止される。
【選択図】図6

Description

本発明は、通信方式が異なる二つの無線通信システムを有し、各無線通信システムで用いられる周波数帯域が互いに重複するような無線通信システム、及び、この無線通信システムにおいて用いられる無線通信方法に関する。
近年、比較的近距離の電子機器間を無線で接続するための無線通信方式が種々開発されている。例えば、無線LANに代表されるIEEE802.11b/gや、近距離通信で用いられるBluetoothなどがその一例である。
このうちIEEE802.11bでは、直接拡散方式のスペクトラム拡散(DSSS;Direct Sequence Spread Spectrum )による変調方式が用いられ、IEEE802.11gでは、直交波周波数分割多重(OFDM;Orthogonal Frequency Division Multiplexing)による変調方式が用いられ、Bluetoothでは、周波数ホッピング方式のスペクトラム拡散(FHSS;Frequency Hopping Spread Spectrum )による変調方式が用いられる。このFHSS方式は、近年デジタル化が進みつつあるコードレス電話装置において、親機と子機との間の無線通信(音声信号や各種制御信号等の送受信)にも用いられている。
そして、近年の近距離無線通信の実用化およびその普及に伴い、上述した各通信方式(変調方式)による無線通信システムが同一エリア内で複数存在するようなケースも生じるようになってきた。例えば、家庭内の同じ部屋で無線LANとコードレス電話装置、或いは無線LANとBluetoothを併用する場合などがある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−198867号公報
しかしながら、上記の各通信方式はいずれも、ISMバンド(Industry Science Medical band )と称される2.4GHz帯の周波数帯域が用いられるため、上記各通信方式を用いた複数の無線通信システムが同一エリア内に存在すると、異なる無線通信システム間で相互に電波が干渉し合い、双方の通信パフォーマンスが低下してしまうという問題がある。
即ち、例えばIEEE802.11bの無線LANでは、2.4GHz帯が14個のチャネル(一つのチャネルの帯域幅が約25MHz)に分割され、このうち一つのチャネルを用いて無線通信が行われる。一方、FHSS方式を用いたコードレス電話装置においては、2.4GHz帯が例えば89個のチャネル(一つのチャネルの帯域幅が約1MHz)に分割され、極めて短い時間(約0.1秒)ごとに使用チャネルを変更(ホッピング)させながら無線通信が行われる。そのため、この両者が同一エリア内に存在すると、FHSS方式においてホッピングされるチャネルが無線LANで使用中のチャネルの帯域と重複したとき、両者が干渉し合ってしまう。
特に近年、いわゆる複合機に代表されるように、ネットワーク(LAN)機能とコードレス電話機能を共に備えた機器が普及しつつあり、仮に無線LAN機能とデジタルコードレス機能の双方を備えた複合機を構成しようとすると、DSSS方式の無線LANモジュールとFHSS方式のデジタルコードレス電話モジュールとが同一筐体内に存在すること
になるため、上記問題(電波干渉)が顕著となる。
この問題を解決すべく、上記特許文献1には、無線LANとBluetoothとが同一エリアで用いられている場合において、各通信方式それぞれにおいてチャネル一つ一つのビットエラーレート(BER)の測定を行い、他の通信方式と電波干渉を起こしている(即ちBERが所定の基準値以上)ならばそのチャネルは使用しないようにする技術が記載されている。
しかし、上記方法だと、無線LANとBluetoothの双方において、各々、2.4GHz帯の全域(全チャネル)に渡ってチャネル毎にサーチ(BER検出)し、チャネル毎にその使用可否を判断するようにしているため、双方においてその処理負荷が大きくなる。特に複合機などのように、同一筐体において複数の無線通信システムが共存しているような場合などは、チャネル毎のBER検出処理の処理負荷が他の処理(他の機能)に悪影響を及ぼすおそれもある。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、同一エリア内に使用可能周波数帯域の重複する無線通信方式が複数存在する場合であっても、各無線通信方式相互間の電波干渉を、簡易的且つ効率的に防止することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の無線通信システムは、通信方式の異なる第1無線通信システムと第2無線通信システムを有する。第1無線通信システムは、第1の通信制御手段及び予め決められた第1の通信方式で第1の通信制御手段と相互に無線通信可能な第1の通信装置を有する。第2無線通信システムは、第2の通信制御手段及び上記第1の通信方式とは異なる第2の通信方式で第2の通信制御手段と相互に無線通信可能な第2の通信装置を有する。そして、第1無線通信システムにおける無線通信で用いられる第1の周波数帯域と第2無線通信システムにおける無線通信で用いられる第2の周波数帯域とが重複するものである。
そして、第1の通信装置は、第1の周波数帯域内における複数の周波数チャネルのうち何れか一つを、第1無線通信システムの無線通信で用いる周波数チャネルを示すチャネル情報として第1の通信制御手段へ送信する送信手段を備える。また、第1の通信制御手段は、第1の通信装置から送信されたチャネル情報を受信する受信手段を備える。また、第2の通信制御手段は、第2の周波数帯域内における複数の周波数チャネルの内、受信手段にて受信されたチャネル情報が示す周波数チャネルの占有する周波数帯域内に含まれない一又は複数の周波数チャネルを、第2無線通信システムの無線通信で用いる周波数チャネルに設定するチャネル設定手段を備える。
上記構成の無線通信システムでは、第1無線通信システムと第2無線通信とで通信方式は異なるものの、その使用周波数帯域は重複する。そのため、第1無線通信システムにおいて第1の周波数帯域のうち特定の周波数チャネルが通信に使用されると共に、第2無線通信システムにおいても第2の周波数帯域のうち特定の周波数チャネルが通信に使用されている場合、各システムで使用されているチャネルが重複して相互に電波干渉するおそれがある。
そこで、第1無線通信システムにおいて、第1の周波数帯域の中の何れか一つの周波数チャネルが無線通信で用いられる際、第1の通信装置は、第1の通信制御手段へその使用する周波数チャネルを示すチャネル情報を第1の通信制御手段へ送信する。そして、一方の第2無線通信システムでは、第1の通信制御手段において受信されたチャネル情報に基づき、第1無線通信システムで使用される周波数チャネルが含まれないように、当該第2
無線通信システムで使用する周波数チャネルを設定する。具体的には、第2の周波数帯域のうち、第1無線通信システムで用いられる周波数チャネルの占有する周波数帯域内に含まれないチャネルを一又は複数設定する。
従って、上記構成の無線通信システムによれば、第2無線通信システムにおいて、第2の通信制御手段が(より詳しくはチャネル設定手段が)、第1無線通信システムで使用されている周波数チャネルに基づいて、その周波数チャネルの帯域が含まれないように自身の使用する周波数チャネルを設定するため、各無線通信システム間の電波干渉を簡易的且つ効率的に防止することができる。
ここで、チャネル設定手段は、第1無線通信システムで使用される周波数チャネルの占有周波数帯域を含まない限り、第2の周波数帯域内の周波数チャネルを適宜設定することができるが、第1無線通信システムで使用される周波数チャネルに隣接する周波数チャネルを第2無線通信システムで用いるようにすると、完全に重複はしていないものの、各システムの使用チャネルが近接していることで、若干の電波干渉が生じてしまうおそれがある。
そこで、チャネル設定手段は、より好ましくは、請求項2に記載のように、チャネル情報が示す周波数チャネルの占有する周波数帯域を含み、且つその占有周波数帯域よりも広い周波数帯域を、第2無線通信システムで使用しない周波数帯域として、その使用しない周波数帯域内に含まれない一又は複数の周波数チャネルを第2無線通信システムで用いる周波数チャネルに設定するようにするとよい。
つまり、第1無線通信システムで使用している周波数帯域と重複しなければどのチャネルでもよい、というのではなく、できる限り、第1無線通信システムで使用している周波数チャネルの占有周波数帯域から離れている周波数チャネルを第2無線通信システムで使用するのである。
このように構成された無線通信システムによれば、第2無線通信システムは、第1無線通信システムで使用されている周波数チャネルそのものはもちろんのこと、その周波数チャネル近傍の周波数も通信に用いないため、両無線通信システム相互間の電波干渉をより確実に防止することができる。
チャネル設定手段による周波数チャネルの設定は、請求項3記載のように行うことができる。即ち、請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の無線通信システムであって、第2の通信制御手段は、第1無線通信システムの無線通信で用いられる複数の周波数チャネルの各々に対して、第2無線通信システムにおける複数の周波数チャネルのうち当該第2無線通信システムで使用可能な周波数チャネルが対応付けられた、使用可能チャネルテーブルを備える。そして、チャネル設定手段は、その使用可能チャネルテーブルにおいて、チャネル情報が示す周波数チャネルに対応付けられている一又は複数の周波数チャネルを、第2無線通信システムで用いる周波数チャネルに設定する。
このように構成された無線通信システムによれば、使用可能チャネルテーブルを参照することにより第2無線通信システムで使用可能な周波数チャネルがわかるため、第2無線通信システムにおける周波数チャネルの設定を迅速且つ効率的に行うことができ、システム全体の通信効率向上が可能となる。
上記各請求項1〜3の無線通信システムは、請求項4に記載のように、受信手段にて受信されたチャネル情報を第2の通信制御手段へ通知する通知手段を備え、この通知手段により通知されたチャネル情報に基づいてチャネル設定手段が周波数チャネルの設定を行う
ように構成するとよい。
このように構成された無線通信システムによれば、第1無線通信システムで用いられるチャネルが第2無線通信システムへ確実に反映されることとなるため、各無線通信システムの共存(電波干渉の防止)をより確実に実現できる。
この場合さらに、請求項5記載のように、受信手段にて受信されたチャネル情報を記憶する記憶手段を備え、通知手段は、記憶手段に記憶されたチャネル情報を第2の通信制御手段へ通知するように構成することができる。このようにチャネル情報を記憶手段へ記憶することで、第1無線通信システム側で使用される周波数チャネルの情報を確実に保持でき、各無線通信システムをより安定して共存させることが可能となる。
そして、通知手段によるチャネル情報の通知は、例えば一定の時間間隔で行うようにしてもよいが、より好ましくは、請求項6記載のように、第1無線通信システムで無線通信が行われる毎に通知するのがよい。即ち、通知手段は、第1無線通信システムで無線通信が行われる毎に、受信手段にて受信されたチャネル情報を第2の通信制御手段へ通知する。そして、通知手段にてチャネル情報が通知される毎に、チャネル設定手段はその通知されたチャネル情報に基づいて周波数チャネルの設定を行い、第2の通信制御手段はその設定された周波数チャネルを第2の通信装置へ送信し、第2の通信装置は第2の通信制御手段から送信されてきた周波数チャネルを自身と第2の通信制御手段との無線通信で用いる周波数チャネルとして設定する。
このように構成された無線通信システムによれば、第1無線通信システムで無線通信が行われる毎に、第2無線通信システムでも、第2の通信制御手段および第2の通信装置の双方でそれぞれ周波数チャネルの設定が行われる。そのため、第2無線通信システムでは、常に最新の通信環境に応じた適切な周波数チャネル設定がなされ、無線通信を行う際はすぐにその適切な周波数チャネルを用いて通信を開始できる。
さらに、請求項7記載のように、第2の通信制御手段は、第2の通信装置と無線通信を行う際にチャネル設定手段にて設定された周波数チャネルについて各々使用可能な状態であるか否かを判断するチャネル状態判断手段を備え、該チャネル状態判断手段によって使用可能と判断された周波数チャネルを用いて第2の通信装置との無線通信を行うようにするとよい。
つまり、第2の通信制御手段が無線通信を行うにあたり、チャネル設定手段により設定された周波数チャネルをそのまま用いるのではなく、その設定された周波数チャネルが確かに使用可能な状態であるかを再確認するのである。そして、使用可能と判断された周波数チャネルを用いて、第2の通信装置と無線通信を行うのである。
このようにすることで、第2無線通信システムは、使用可能な周波数チャネル(第1無線通信システムとの電波干渉が起こらない周波数チャネル)をより確実に設定して用いることができるため、電波干渉をより確実に防止することが可能となる。なお、周波数チャネルの使用可否の判断方法としては、例えば、BER(ビットエラーレート)を測定することにより行うことができる。
そして、上記各請求項1〜7のいずれかに記載の無線通信システムは、請求項8に記載のように、第1の通信方式が直接拡散方式によるスペクトラム拡散通信方式であり、第2の通信方式が周波数ホッピング方式によるスペクトラム拡散通信方式である場合に適用することができ、その場合、両通信方式を良好に共存させることができる。
この場合さらに、請求項9記載のように、第1無線通信システムが、第1の通信制御手段が、第1の通信装置を介してその第1の通信装置と無線又は有線で通信可能に接続された通信端末と相互に通信可能な無線LANシステムであり、第2無線通信システムが、第2の通信制御手段を親機、第2の通信装置を子機として、親機と前記子機との間でデジタルデータ化された音声信号を送受信可能なデジタルコードレス電話システムであると、特に効果的である。
即ち、周波数ホッピング方式によるスペクトラム拡散通信方式を用いたデジタルコードレス電話システムにおいて、無線通信に使用する周波数チャネル(ホッピングさせる周波数チャネル)が無線LANで使用中の周波数チャネルに重複してしまうと、両者が干渉し、デジタルコードレス電話システムの子機での通話品質が劣化してしまう。そこで、無線LANとデジタルコードレス電話システムとを有する無線通信システムにおいて本発明を適用すれば、子機での通話品質を良好に維持することが可能となる。
そして、請求項10記載のように、第1の通信制御手段と第2の通信制御手段とが同一の筐体内に備えられているような構成において本発明を適用すれば、電波干渉を防止して双方が良好な通信を行うことができるため、特に効果的である。
請求項11記載の発明は、第1の通信制御手段及び予め決められた第1の通信方式で第1の通信制御手段と相互に無線通信可能な第1の通信装置を有する第1無線通信システムと、第2の通信制御手段及び第1の通信方式とは異なる第2の通信方式で第2の通信制御手段と相互に無線通信可能な第2の通信装置を有する第2無線通信システムとを有し、第1無線通信システムにおける無線通信で用いられる第1の周波数帯域と第2無線通信システムにおける無線通信で用いられる第2の周波数帯域とが重複するような無線通信システムにおいて用いられる無線通信方法である。第1の通信制御手段は、第1の周波数帯域内における複数の周波数チャネルのうち第1の通信装置から送信されるチャネル情報が示す周波数チャネルを用いて第1の通信装置との無線通信を行う。また、第2の通信制御手段は、第2の周波数帯域内における複数の周波数チャネルの内、チャネル情報が示す周波数チャネルの占有する周波数帯域内に含まれない一又は複数の周波数チャネルを用いて第2の通信装置との無線通信を行う。
上記の無線通信方法によれば、第2無線通信システムにおいて、チャネル設定手段が、第1無線通信システムで使用されている周波数チャネルに基づいて、その周波数チャネルの帯域が含まれないように自身(第2無線通信システム)で使用する周波数チャネルを設定するため、請求項1記載の発明と同様、各無線通信システム間の電波干渉を簡易的且つ効率的に防止することができる。
以下に、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。
(1)無線通信システム全体の構成
図1に、本実施形態の無線通信システムの概略構成を示す。図1に示す如く、本実施形態の無線通信システム1は、無線LAN機能およびデジタル方式によるコードレス電話機能を備えた複合機2と、この複合機2と他の無線LAN端末5或いは有線LAN端末7等との間の通信を中継するアクセスポイント3と、複合機2と無線により音声信号等の送受信を行う、デジタルコードレス電話における子機として機能するデジタルコードレス(CL)子機4(以下単に「コードレス子機」という)とを備えている。
複合機2は、コードレス電話機能を担うデジタルコードレス通信制御部20と、無線LAN機能を担う無線LAN制御部30と、これら各制御部20,30を統括制御する主制
御部10とを備える。そして、デジタルコードレス通信制御部20には電話回線網(外線)9が接続され、これにより複合機2から電話回線網9を介して外線通話を行うことができる。
コードレス通信制御部20は、コードレス電話機能のうち特に親機として機能し、アンテナ20aを介してコードレス子機4と無線通信を行う。デジタルコードレス通信制御部20とコードレス子機4との間の無線通信方式、即ちデジタルコードレス電話機能において用いられる通信方式は、周波数ホッピング方式によるスペクトラム拡散通信方式(FHSS)である。
このFHSS方式による無線通信は、2.4GHz帯の周波数帯域(ISMバンド)にて行われる。具体的には、図5に示すように、2.40GHz〜2.48GHzの帯域内において、ch1〜ch89まで89個のチャネルが設定されている。各チャネルの帯域幅は約1MHzである。そして、89個のチャネルのうち所定の複数チャネルが、予め設定されたホッピングシーケンスに従って一定時間毎(例えば約0.1秒毎)にホッピングされる。ホッピングするチャネルは、デジタルコードレス通信制御部20にて設定され、その設定されたチャネルがコードレス子機4へ伝送される。そのため、コードレス子機4は、デジタルコードレス通信制御部20から送信されるホッピングチャネルデータに従って、自身のホッピングチャネルを設定する。
なお、本実施形態では、無線LANによる通信が行われている際(無線LAN制御部30とアクセスポイント3との間で無線通信が行われている際)は、その無線LANで用いられている周波数帯域を除く他の周波数帯域の中から、ホッピングチャネルが選択・設定される。これについては後で詳述する。
一方、無線LAN制御部30は、アンテナ30aを介してアクセスポイント3との間で直接拡散方式によるスペクトラム拡散通信方式(DSSS)を用いて無線通信を行う。このDSSSによる無線通信も、2.4GHz帯のISMバンドにて行われる。具体的には、図5に示すように、2.40GHz〜2.48GHzの帯域内においてch1〜ch14まで14個のチャネルが設定されている。各チャネルの帯域幅は約25MHzである。そのため、このDSSSにおいては、図5に示すように異なるチャネル相互間で周波数帯域の重複が生じることになる。
そして、無線LANにおける中継装置として機能するアクセスポイント3は、ルータ6を介して有線LAN端末7や外部のインターネット網8に接続されている。これにより、無線LAN制御部30は、このアクセスポイント3を介して他の無線LAN端末5と相互に通信を行うことができると共に、アクセスポイント3を介して有線LAN(有線LAN端末7等)への接続、ひいてはインターネット網8への接続が可能となる。
複合機2とアクセスポイント3との間での無線LANで用いられるチャネルは、アクセスポイント3が決定する。アクセスポイント3は、DSSS方式におけるch1〜ch14のうち自身で設定された一つのチャネルを示すチャネル情報を、当該アクセスポイント3が定期的に送信するビーコン信号によって外部へ伝える。そのため、複合機2内の無線LAN制御部30は、アクセスポイント3から送信されるビーコン信号に含まれているチャネル情報に基づいて、アクセスポイント3との通信に用いるチャネルを設定する。
このように、本実施形態の無線通信システム1では、複合機2の内部に、コードレス電話機能を実現するデジタルコードレス通信制御部20と無線LAN機能を実現する無線LAN制御部30の双方が搭載されている。そして、各制御部20,30はそれぞれ、対応する通信方式を用いて外部(コードレス子機4或いはアクセスポイント3)との無線通信
を行う。
(2)複合機の構成
次に、複合機2の内部構成について、図2に基づいてより詳細に説明する。複合機2は、既述の通り主制御部10,デジタルコードレス通信制御部20,及び無線LAN制御部30を備えているのに加え、更に、ハンドセット43、ディスプレイ25bや操作ボタン25a等からなるユーザインターフェース部(以下「ユーザI/F」と称す)25、音声信号を入出力する音声入出力部42、予め記憶された各種音声信号に基づく音声を再生する再生部41、電話回線網9を経由して伝送される音声信号を入出力するNCU(network control unit)44、複合機2の内部における音声信号の伝送経路を切り換える経路切換部46などを備えている。
これらのうち主制御部10は、当該複合機2における各種機能を実現するための各種制御プログラムが記憶されたROM12と、このROM12に記憶されている各種制御プログラムを実行するCPU11を備える。また、CPU11が各種演算を行うにあたって種々のデータが一時的に格納されるRAM13を備える。このRAM13には、後述するように、無線LANにおいて使用中のチャネルを示すチャネル(ch)情報15も記憶される。
更に、電気的に書き換え可能な不揮発性のメモリであるEEPROM14にも、各種プログラムやデータ等が格納されており、必要に応じてCPU11により適宜実行・使用される。
音声入出力部42は、図示しないスピーカ、マイクおよびこれらを駆動する駆動回路等を備え、スピーカから音声信号に基づく音声を出力する以外に、スピーカおよびマイクを送受話器として、いわゆるハンズフリー通話を行えるように構成されている。
再生部41は、着信を受けた際に利用される呼出音、音声通話を保留する際に利用される保留音、設定された時刻になった旨を報知するためのアラーム音などの音声信号を記憶し、主制御部10からの指令を受けて、記憶されている音声信号を再生する。再生された音声信号は、音声入出力部42が備えるスピーカやハンドセット43内のスピーカ(図示略)から適宜出力される。
また経路切換部46は、通話を開始するための操作が行われた場合に、複合機2が外部との音声信号の入出力に利用する伝送経路をハンドセット43,音声入出力部42,デジタルコードレス通信制御部20のいずれかに切り換える。具体的には、ハンドセット43が複合機2本体から取り外された場合は、伝送経路をハンドセット43側に切り換え、ユーザI/F25の操作ボタン25aによりハンズフリー通話を開始するための操作が行われた場合は、伝送経路を音声入出力部42に切り換え、コードレス子機4により通話を開始するための操作が行われた場合には、伝送経路をデジタルコードレス通信制御部20に切り換える。このうち、デジタルコードレス通信制御部20への切り換えは、実際には、伝送経路が主制御部10側に切り換わり、アナログ音声信号がこの主制御部10にてデジタルデータに変換された上で、デジタルコードレス通信制御部20へ出力されることによりなされる。コードレス子機4から送信されデジタルコードレス通信制御部20にて受信された音声データも、主制御部10にてアナログの音声信号に変換された後、経路切換部46を介して電話回線網9側へ送出される。
次に、デジタルコードレス通信制御部20は、コードレス子機4との間でFHSS方式による無線通信を実行するモジュールであり、ベースバンド処理部21とRF部26とを備える。
ベースバンド処理部21は、主制御部10にてデジタルデータ化された音声データを所定の変調方式(例えばFSK、PSK等)にて変調する一次変復調部22と、RF部26における変調(周波数ホッピング)でホッピングさせるチャネルを設定する際に用いられる使用可能チャネルテーブル23とを備える。
使用可能チャネルテーブル23は、具体的には、図6に示す通りであり、無線LANの各チャネル(ch1〜ch14)に対し、デジタルコードレス電話において使用可能な全チャネル及び使用禁止チャネルが対応づけられたものである。既述の通り、主制御部10のRAM13には、無線LANにおいて使用中のチャネル情報15が記憶されている。そのため、ベースバンド処理部21では、RAM13に記憶されているチャネル情報15に基づいて使用可能チャネルテーブル23を参照してホッピングチャネルを設定する。
一例として、無線LANにおいてch1が使用されている場合、ベースバンド処理部21は、その情報をもとに使用可能チャネルテーブル23を参照する。使用可能チャネルテーブルでは、無線LANの使用チャネルがch1の場合におけるデジタルコードレス電話側での使用禁止チャネルとしてch1〜ch25が設定され、それ以外のch26〜ch89が使用可能チャネルとして設定されている。
即ち、無線LANの使用チャネルがch1の場合、図5に示すように、FHSS方式におけるch1〜ch25が無線LAN側のch1と重複してしまう。そのため、この重複するチャネルがFHSS方式にて使用されることがないよう使用禁止チャネルとされているのである。無線LANにおける他のチャネルについても同様であり、図6に示すように、無線LANの各チャネル毎に、FHSS方式のチャネルのうち無線LAN側と周波数帯域が重複するチャネルが使用禁止チャネル、それ以外のチャネルが使用可能チャネルとしてテーブル化されているのである。
そのため、ベースバンド処理部21は、無線LAN側でch1が使用されている場合、使用可能チャネルテーブル23を参照して、使用可能とされているFHSS方式のch26〜ch89の中から所定数のチャネルを選択・設定する。また、ホッピングさせる順序(ホッピングシーケンス)も設定する。
RF部26は、ベースバンド処理部21にて変調された音声データに対し、さらに、FHSS方式による変調をかけるものであり、二次変復調部27が、ベースバンド処理部21からの音声データに対し、ベースバンド処理部21にて設定されたホッピングチャネル、ホッピングシーケンスに従って周波数ホッピング処理を行う。このようにして周波数ホッピング処理された音声データが、アンテナ20aを介して無線送信される。
なお、デジタルコードレス通信制御部20は、設定したホッピングチャネルやホッピングシーケンスを定期的にコードレス子機4へ送信する。そのため、コードレス子機4は、周波数ホッピングに関する常に最新の設定情報を取得し、自身に反映させることができる。
また、コードレス子機4から送信された音声データがアンテナ20aにて受信されると、その音声データに対し、まずRF部26の二次変復調部27にてFHSS方式の復調が行われる。つまり、周波数ホッピングさせる前の音声データに復元するのである。二次変復調部27にて復調された音声データは更にベースバンド処理部21の一次変復調部22にて元の音声データに復調される。その後、その音声データは主制御部10にてアナログの音声信号に変換されて電話回線網9へ送出されることとなる。
次に、無線LAN制御部30は、アクセスポイント3との間でDSSS方式による無線通信を実行するモジュールであり、ベースバンド処理部31とRF部36とを備える。
ベースバンド処理部31は、複合機2内において無線LANによる送信指示がなされた各種データを所定の変調方式(例えばFSK、PSK等)にて変調する一次変復調部32と、一次変復調部32にて変調されたデータをさらにDSSS方式にて変調(拡散符号を用いたスペクトル拡散)する二次変復調部33とを備える。さらに、アクセスポイント3から定期的に送信されるビーコン信号に含まれているチャネル情報を取得し、そのチャネル情報をRF部36や主制御部10へ出力する。
RF部36は、ベースバンド処理部31からのチャネル情報(即ちアクセスポイント3から通知されたチャネル情報)に基づき、ベースバンド処理部31にて変調・スペクトル拡散されたデータを、そのチャネル情報が示すチャネルの周波数(2.4GHz帯)へアップコンバートする。このようにしてアップコンバートされたデータが、アンテナ30aを介して無線送信される。
なお、アクセスポイント3から送信されたデータがアンテナ30aにて受信されると、そのデータに対し、まずRF部36にて周波数のダウンコンバートがなされる。ダウンコンバートされたデータは、ベースバンド処理部31の二次変復調部33にて、DSSS方式の復調がなされ、さらに一次変復調部32において元のベースバンド信号へ復調される。そして、このベースバンド信号に含まれるチャネル情報は、主制御部10においてRAM13に記憶される。
主制御部10は、アクセスポイント3から定期的に送信されるビーコン信号(チャネル情報を含む)が無線LAN制御部30にて受信される毎に、そのチャネル情報を取得してRAM13へ記憶すると共に、そのチャネル情報をデジタルコードレス通信制御部20へ通知する。デジタルコードレス通信制御部20は、そのチャネル情報の通知を受ける毎に、使用可能チャネルテーブル23に従って、FHSSにおいて使用するチャネルを設定する。
(3)コードレス子機の構成
図3に、コードレス子機4の構成を示す。図3に示す如く、コードレス子機4は、子機4全体の動作を制御する制御部51と、図示しないスピーカとマイクおよびこれらを駆動する駆動回路からなる送受話部53と、図示しないディスプレイや操作ボタンからなるユーザI/F54と、予め記憶された各種音声信号に基づく音声を再生する再生部55と、再生部55により再生された音声を出力するスピーカおよびスピーカを駆動する駆動回路からなるスピーカ部56と、複合機2(のデジタルコードレス通信制御部20)との間で音声データを含めた各種データを無線通信により送受信する子機通信制御部52とを備えている。
制御部51は、複合機2の主制御部10と同様、CPU61、ROM62、RAM63、EEPROM64を備えている。RAM63には、複合機2から送信されてきたチャネル情報65(ホッピングチャネル)が格納されている。
子機通信制御部52は、基本的には複合機2のデジタルコードレス通信制御部20と同様の機能を有するものであり、制御部51にてデジタルデータ化された音声データがベースバンド処理部66で一次変調(FSK、QSK等)され、さらにRF部67にて周波数ホッピングされて、アンテナ4aから無線送信される。また、アンテナ4aにて受信されたデータ(FHSS方式)は、RF部67にて周波数ホッピング前のデータに復調され、更にベースバンド処理部66にて元のベースバンド信号に復調される。その復調されたベ
ースバンド信号に周波数ホッピングに関するデータ(ホッピングチャネル・ホッピングシーケンス等)が含まれている場合は、そのデータがチャネル情報65としてRAM63へ記憶される。
(4)アクセスポイントの構成
図4に、アクセスポイント3の構成を示す。図4に示す如く、アクセスポイント3は、アクセスポイント3全体の動作を制御する制御部71と、図示しないディスプレイや操作ボタンからなるユーザI/F74と、無線LAN以外の他のネットワーク(例えば有線LAN等)と接続して相互にデータ送受信を実現するためのネットワークコントローラ73と、複合機2(の無線LAN制御部30)との間で各種データを無線通信により送受信する無線LAN制御部72とを備えている。
制御部71は、無線LANにおいて使用するチャネルを設定するとともに、その設定情報(チャネル情報)を無線LAN制御部72及びアンテナ3aを介して外部の無線LAN端末(複合機2を含む)へ送信する。
無線LAN制御部72は、基本的には複合機2内の無線LAN制御部30と同様の機能を有するものであり、複合機2内の無線LAN制御部30と同様、RF部76とベースバンド処理部77とを備える。
(5)無線通信システムにおいて実行される各種処理について
次に、本実施形態の無線通信システム1において実行される各種処理のうち、特に、無線LANで使用するチャネルおよび使用可能チャネルテーブル23に基づいてデジタルコードレス電話における使用チャネルを設定するための、各処理について説明する。
まず、図7は、複合機2の主制御部10にて実行される、無線LAN通信処理を示すフローチャートである。この無線LAN通信処理は、複合機2の電源投入後、一定周期で継続して実行されるものである。
この処理が開始されると、まず、アクセスポイント3から何らかのコマンド(データ)が受信されたか否かが判断され(S110)、受信された場合は(S110;YES)アクセスポイント3との接続を確立する(S130)。アクセスポイント3からコマンドを受信しなかった場合は(S110;NO)、さらに、複合機2からアクセスポイント3へのコマンド(データ)送信要求があるか否かが判断される(S120)。複合機2からのコマンド送信要求がなければS110に戻るが、コマンド送信要求があった場合は、アクセスポイント3との接続を確立する(S130)。
アクセスポイント3との接続が確立すると、アクセスポイント3から送信されてきたチャネル情報15(無線LANで使用するチャネルを示す)がRAM13へ記憶され(S140)、さらにその記憶されたチャネル情報がデジタルコードレス通信制御部20へ通知される(S150)。
その後、無線LAN制御部30とアクセスポイント3との間で無線LANによる通信が実行され(S160)、通信が終了すると(S170;YES)、一旦この無線LAN通信処理が終了される。
次に、複合機2のデジタルコードレス通信制御部20にて実行される、デジタルコードレス通信処理について、図8のフローチャートに基づいて説明する。この処理が開始されると、まず、無線LAN側から使用チャネルの通知があったか否かが判断される(S210)。この通知とは、図7に示した無線LAN通信処理におけるS150の処理によって
なされるものである。
この通知がなければ(S210;NO)、S250以降の処理に進むが、この通知があった場合は(S210;YES)、使用可能チャネルテーブル23に従って、その通知された無線LAN側のチャネルの周波数帯域と重複しないよう、デジタルコードレス電話において周波数ホッピングに使用するチャネル(デジタルコードレス使用チャネル)が設定される(S220)。この設定されたデジタルコードレス使用チャネルは、ベースバンド処理部21内の図示しないメモリに記憶されると共に(S230)、コードレス子機4にも送信される(S240)。つまり、無線LANにて使用するチャネル情報の通知があるたびに、デジタルコードレス電話における使用チャネルを設定するとともに、その設定したチャネルをコードレス子機4にも送信するのである。これにより、デジタルコードレス通信制御部20はもちろん、コードレス子機4も、常に最新のチャネル(無線LANとの電波干渉を起こさないチャネル)が設定されることになる。
その後、コードレス子機4との通信要求の有無が判断され(S250)、通信要求がなければそのままこのデジタルコードレス通信処理が一旦終了されるが、通信要求があった場合は(S250;YES)、コードレス子機4との通信処理を実行する。その際、s220の処理で設定されたデジタルコードレス使用チャネルを用いて周波数ホッピングがなされることになる。そして、通信が終了すれば(S270;YES)、一旦このデジタルコードレス通信処理が終了される。
次に、コードレス子機4で実行される子機通信処理について、図9のフローチャートに基づいて説明する。この処理が開始されると、まず、複合機2から(即ちデジタルコードレス通信制御部20から)デジタルコードレス使用チャネルが受信されたか否かが判断される(S310)。ここで、受信されなければそのままS330へ進むが、受信された場合は(S310;YES)、その受信したデジタルコードレス使用チャネルを、複合機2との無線通信に使用する通信用チャネルとして設定する(S320)。
その後、デジタルコードレス電話の通信要求、即ち複合機2側からのデジタルコードレス通信或いは当該コードレス子機4によるデジタルコードレス通信の要求があったか否かが判断され(S330)、要求がなかった場合(つまり通話が行われない場合)はこの子機通信処理を一旦終了するが、要求があった場合(つまり複合機2からの呼び出し或いは当該コードレス子機4からの通話要求があった場合)は、上記設定された通信用チャネルをホッピングチャネルとする通信が実行される(S340)。そして、通信が終了すれば(S350;YES)、一旦この子機通信処理が終了される。
(6)本実施形態の効果等
以上説明した本実施形態の無線通信システムでは、無線LAN制御部30とデジタルコードレス通信制御部20の双方を備え、無線LAN機能とデジタルコードレス電話機能を共に備えた複合機2において、無線LANにて使用されるチャネルがデジタルコードレス通信制御部20へ通知される。これにより、デジタルコードレス通信制御部20では、使用可能チャネルテーブル23(図6参照)に基づき、無線LANで使用されるチャネルの周波数帯域と重複しないように、デジタルコードレス電話における通信で用いるチャネル(ホッピングチャネル)を設定する。そしてこの設定されたチャネルは、設定される毎にコードレス子機4へも送信され、コードレス子機4はその送信されてきたチャネルに基づいて自身の使用チャネルを設定する。
従って、本実施形態の無線通信システムによれば、複合機2内のデジタルコードレス通信制御部20において、無線LANで使用されているチャネルの周波数帯域が含まれないように自身の使用するチャネル(ホッピングチャネル)を設定するため、無線LANとデ
ジタルコードレス電話との間の電波干渉を簡易的且つ効率的に防止することができる。
特に、FHSS方式におけるホッピングチャネルを設定するにあたり、図6に示した使用可能チャネルテーブルを参照するようにしているため、デジタルコードレス電話における使用チャネルの設定を迅速且つ効率的に行うことができ、システム全体の通信効率が向上する。
また、無線LANによる通信が行われる毎に、その使用チャネルがデジタルコードレス通信制御部20へ通知され、それに基づいてデジタルコードレス電話側での使用チャネルの設定が行われる。そのため、デジタルコードレス電話においては、常に最新の通信環境に応じた適切なチャネル設定がなされている状態となるため、コードレス子機4との無線通信を行う際はすぐにその適切なチャネルを用いて通信を開始することができる。
更に、周波数ホッピング方式によるスペクトラム拡散通信方式を用いたデジタルコードレス電話と、直接拡散方式のスペクトラム拡散通信方式を用いた無線LANとが同一エリア内に存在している場合に、仮に両者の電波干渉が生じるとデジタルコードレス電話のコードレス子機4での通話品質が劣化してしまうのだが、本実施形態では、上記のようにコデジタルコードレス電話側で使用するチャネルが無線LANでの使用チャネルと重複しないようにしている。そのため、コードレス子機4による音声通話の品質を良好に維持することが可能となる。本実施形態の複合機2のように、デジタルコードレス電話システムと無線LANシステムとが同一筐体内に存在している場合には特に効果的である。
ここで、本実施形態の構成要素と本発明の構成要素の対応関係を明らかにする。本実施形態において、複合機2内の無線LAN制御部30は本発明の第1の通信制御手段に相当し、アクセスポイント3は本発明の第1の通信装置に相当し、デジタルコードレス通信制御部20は本発明の第2の通信制御手段に相当し、コードレス子機4は本発明の第2の通信装置に相当し、アクセスポイント3が備える無線LAN制御部72は本発明の送信手段に相当し、主制御部10は本発明の通知手段に相当し、主制御部10内のRAM13は本発明の記憶手段に相当する。なお、本実施形態では、無線LANおよびデジタルコードレス電話のいずれも、通信に使用可能な周波数帯域は、図5に示すように2.40〜2.48GHzの帯域であり、この帯域が、本発明の第1の周波数帯域及び第2の周波数帯域に相当する。
(7)変形例
本発明の実施の形態は、上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採り得ることはいうまでもない。
例えば、上記実施形態では、無線LANによる通信がなされる毎に、その使用チャネルがチャネル情報15としてRAM13に記憶されると共にデジタルコードレス通信制御部20へ通知されるようにしたが、これに代えて、コードレス子機4からの通信(通話)要求があった場合に、そのときRAM13に記憶されているチャネル情報15(無線LANでの使用チャネル)を取得し、それに基づいてデジタルコードレス電話におけるチャネルを設定するようにしてもよい。
このようにしても、コードレス子機4で通信を行う時点における適切なチャネルが設定されることになるため、無線LANとの電波干渉を防ぐことができる。ただし、コードレス子機4が通信しようとする毎に、そのときの無線LANのチャネルに基づいてコードレス電話側での使用チャネルを設定する必要があるため、その設定処理に要する時間だけ、コードレス子機4の通信開始タイミングが若干遅くなるおそれがある。そのため、コードレス子機4による通信を迅速に開始するためには、上記実施形態のように、無線LANの
通信が行われる毎にデジタルコードレス電話における使用チャネルを予め設定しておくのが望ましい。
また、上記実施形態では、無線LANで使用されているチャネルの周波数帯域と重複しないようにデジタルコードレス電話における使用チャネルが設定されるため、通常は相互の電波干渉が発生するおそれはない。ただ、周囲の環境によっては、何らかの要因で、無線LANで使用されていない帯域のチャネルであるにもかかわらず通信状況が悪いチャネルが生じるおそれもある。
そこで、デジタルコードレス通信制御部20は、コードレス子機4との通信を開始する際に、設定されているチャネルをそのまま用いるのではなく、その設定されている各チャネルについて使用可能か否かの判断を行い、使用可能と判断されたチャネルのみを用いるようにしてもよい。具体的な処理例を図10に示す。
図10は、コードレス子機4から通信要求があった場合に実行される使用チャネルサーチ処理を示すフローチャートである。この処理が開始されると、まず、コードレス子機4から通信要求があったか否かが判断される(S410)。そして、通信要求がなければそのままこの処理を終了するが、通信要求があった場合は(S410;YES)、現在設定されている通信用チャネル(デジタルコードレス使用チャネル)を取得する(S420)。
続いて、その取得した通信用チャネルの各々につき、電波環境をサーチする。具体的には、例えばBER(ビットエラーレート)を測定することにより行うことができる。そして、この電波環境サーチの結果、電波環境の良好なチャネルのみを新たなチャネルに設定して、その新たなチャネルを用いてコードレス子機4との通信を実行する(S440)。その後、コードレス子機4との通信が完了したら(S450;YES)、この使用チャネルサーチ処理を終了する。
このように、既に設定されているチャネルについてさらに(念を入れて)その電波環境をサーチすることで、デジタルコードレス電話で使用可能なチャネル(無線LANとの電波干渉が起こらないチャネル)をより確実に設定して用いることができる。
また、使用可能チャネルテーブル(図6参照)に基づくデジタルコードレス電話の使用チャネルの設定は、無線LANの使用チャネルに対して「使用可能チャネル」として設定されているチャネルであればどのチャネルを設定してもよいが、より好ましくは、無線LANの使用チャネルに対応する周波数帯域からできるだけ離れているチャネルを設定するようにするとよい。
即ち、例えば無線LANにおいてch1が使用されている場合、図6の使用可能チャネルテーブルによれば、デジタルコードレス電話における89個のチャネルのうち、ch26〜ch89が使用できることになっているが、使用禁止チャネルとして設定されているch1〜ch25からできるだけ離れているチャネル(例えばch50以降)を設定するのである。このようにすることで、無線LANとの電波干渉をより確実に防止することが可能となる。
また、上記実施形態では、デジタルコードレス通信制御部20において周波数ホッピングに使用するチャネルを設定する際、使用可能チャネルテーブル23に基づいてチャネル設定を行うようにしたが、この使用可能チャネルテーブル23に代えて、数値演算により使用可能なチャネルを導出し、その導出されたチャネルの中から複数のホッピングチャネルを設定するようにしてもよい。
具体的には、無線LANの使用チャネルを「x」、デジタルコードレス電話での使用可能チャネルを「y」としたとき、デジタルコードレス電話における使用可能チャネルyは、次式(1),(2)で得られる。即ち、式(1)又は式(2)を満たすyの値がデジタルコードレス電話における使用可能チャネルとなる。
y<5(x−1)+1 ・・・(1)
y>5(x−1)+25 ・・・(2)
逆に、デジタルコードレス電話での使用禁止チャネルを「y」とすると、その使用禁止チャネルyは、次式(3)で得られる。
5(x−1)+1≦y≦5(x−1)+25 ・・・(3)
このように、上記式(1)と式(2)、或いは式(3)を用いて、デジタルコードレス電話における使用可能チャネル(或いは使用禁止チャネル)が得られれば、あとは、使用可能チャネルの中からホッピングチャネルを適宜設定すればよい。
更に、上記実施形態の複合機2は、デジタルコードレス電話において使用するホッピングチャネルを使用可能チャネルテーブルに基づいて設定する機能以外に、ユーザの操作によってホッピングチャネルを制限する機能を備えるようにしてもよい。
具体的には、例えば「自動」,「01」,「02」,「03」の4つの選択メニューを用意する。このうち「自動」は、デジタルコードレス通信制御部20が上記実施形態で説明した方法(使用可能チャネルテーブルに基づく方法)で自動的にホッピングチャネルを設定するモードである。
「01」は、無線LANにおけるch1が占有する周波数帯域(デジタルコードレス電話においてはch1〜ch25に相当)を避けて通信を行うモードである。そのため、この「01」が選択されると、デジタルコードレス通信制御部20は、無線LANでどのチャネルが使用されているかに拘わらず、強制的に、デジタルコードレス電話におけるch26〜ch89の中からホッピングチャネルを設定する。
「02」は、無線LANにおけるch6が占有する周波数帯域(デジタルコードレス電話においてはch26〜ch50に相当)を避けて通信を行うモードである。そのため、この「02」が選択されると、デジタルコードレス通信制御部20は、無線LANでどのチャネルが使用されているかに拘わらず、強制的に、デジタルコードレス電話におけるch1〜ch25,ch51〜ch89の中からホッピングチャネルを設定する。
「03」は、無線LANにおけるch11が占有する周波数帯域(デジタルコードレス電話においてはch51〜ch75に相当)を避けて通信を行うモードである。そのため、この「03」が選択されると、デジタルコードレス通信制御部20は、無線LANでどのチャネルが使用されているかに拘わらず、強制的に、デジタルコードレス電話におけるch1〜ch50,ch76〜ch89の中からホッピングチャネルを設定する。
なおもちろん、上記4つのモードはあくまでも一例であって、無線LANの全14チャネルの個々に対応したモードを設けるようにしてもよい。このようにすることで、ユーザが無線LANの使用チャネルを予め認識している場合などは、その無線LANのチャネルに応じてデジタルコードレス電話側の使用チャネルを設定(避ける帯域を設定)できるため、デジタルコードレス通信制御部20の処理負荷が軽減される。
また、上記実施形態では、IEEE802.11bの無線LANと、周波数ホッピング
方式のデジタルコードレス電話とが同一エリア(同一筐体内)に併存する場合について説明したが、これ以外にも、例えばIEEE802.11bとBluetoothが併存する場合、或いはIEEE802.11gとデジタルコードレス電話とが併存する場合など、周波数帯域が重複するものの一方の使用チャネルを避けて他方の使用チャネルを設定可能なあらゆる通信システムにおいて本発明を適用できる。
本実施形態の無線通信システムの概略構成を示すブロック図である。 複合機の構成を示すブロック図である。 デジタルコードレス子機の構成を示すブロック図である。 アクセスポイントの構成を示すブロック図である。 無線LAN(DSSS方式)およびデジタルコードレス電話(FHSS方式)におけるチャネル配列を示す説明図である。 デジタルコードレス使用可能チャネルテーブルを示す説明図である。 複合機の主制御部にて実行される、無線LAN通信処理を示すフローチャートである。 複合機のデジタルコードレス通信制御部にて実行される、デジタルコードレス通信処理を示すフローチャートである。 コードレス子機で実行される子機通信処理を示すフローチャートである。 デジタルコードレス通信制御部にて実行される、使用チャネルサーチ処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1…無線通信システム、2…複合機、3…アクセスポイント、3a,4a,20a,30a…アンテナ、4…デジタルコードレス子機、5…無線LAN端末、6…ルータ、7…有線LAN端末、8…インターネット網、9…電話回線網、10…主制御部、15,65…チャネル情報、20…デジタルコードレス通信制御部、21,31,66,77…ベースバンド処理部、22,32…一次変復調部、23…使用可能チャネルテーブル、26,36,67,76…RF部、27,33…二次変復調部、30,72…無線LAN制御部、41,55…再生部、42…音声入出力部、43…ハンドセット、46…経路切換部、51,71…制御部、52…子機通信制御部、53…送受話部、73…ネットワークコントローラ

Claims (11)

  1. 第1の通信制御手段及び予め決められた第1の通信方式で前記第1の通信制御手段と相互に無線通信可能な第1の通信装置を有する第1無線通信システムと、
    第2の通信制御手段及び前記第1の通信方式とは異なる第2の通信方式で前記第2の通信制御手段と相互に無線通信可能な第2の通信装置を有する第2無線通信システムと、
    を有し、前記第1無線通信システムにおける無線通信で用いられる第1の周波数帯域と前記第2無線通信システムにおける無線通信で用いられる第2の周波数帯域とが重複するような無線通信システムであって、
    前記第1の通信装置は、前記第1の周波数帯域内における複数の周波数チャネルのうち何れか一つを、前記第1無線通信システムの無線通信で用いる周波数チャネルを示すチャネル情報として前記第1の通信制御手段へ送信する送信手段を備え、
    前記第1の通信制御手段は、前記第1の通信装置から送信された前記チャネル情報を受信する受信手段を備え、
    前記第2の通信制御手段は、前記第2の周波数帯域内における複数の周波数チャネルの内、前記受信手段にて受信された前記チャネル情報が示す周波数チャネルの占有する周波数帯域内に含まれない一又は複数の周波数チャネルを、前記第2無線通信システムの無線通信で用いる周波数チャネルに設定するチャネル設定手段を備える
    ことを特徴とする無線通信システム。
  2. 請求項1記載の無線通信システムであって、
    前記チャネル設定手段は、前記チャネル情報が示す周波数チャネルの占有する周波数帯域を含み、且つその占有周波数帯域よりも広い周波数帯域を、前記第2無線通信システムで使用しない周波数帯域として、その使用しない周波数帯域内に含まれない一又は複数の周波数チャネルを、前記第2無線通信システムで用いる周波数チャネルに設定する
    ことを特徴とする無線通信システム。
  3. 請求項1又は2記載の無線通信システムであって、
    前記第2の通信制御手段は、前記第1無線通信システムの無線通信で用いられる前記複数の周波数チャネルの各々に対して、前記第2無線通信システムにおける前記複数の周波数チャネルのうち当該第2無線通信システムで使用可能な周波数チャネルが対応付けられた、使用可能チャネルテーブルを備え、
    前記チャネル設定手段は、前記使用可能チャネルテーブルにおいて、前記チャネル情報が示す周波数チャネルに対応付けられている一又は複数の周波数チャネルを、前記第2無線通信システムで用いる周波数チャネルに設定する
    ことを特徴とする無線通信システム。
  4. 請求項1〜3いずれかに記載の無線通信システムであって、
    前記受信手段にて受信された前記チャネル情報を前記第2の通信制御手段へ通知する通知手段を備え、
    前記チャネル設定手段は、前記通知手段により通知された前記チャネル情報に基づいて前記周波数チャネルの設定を行う
    ことを特徴とする無線通信システム。
  5. 請求項4記載の無線通信システムであって、
    前記受信手段にて受信された前記チャネル情報を記憶する記憶手段を備え、
    前記通知手段は、前記記憶手段に記憶された前記チャネル情報を前記第2の通信制御手段へ通知する
    ことを特徴とする無線通信システム。
  6. 請求項4又は5記載の無線通信システムであって、
    前記通知手段は、前記第1無線通信システムで無線通信が行われる毎に、前記受信手段にて受信された前記チャネル情報を前記第2の通信制御手段へ通知し、
    前記通知手段にて前記チャネル情報が通知される毎に、
    前記チャネル設定手段はその通知されたチャネル情報に基づいて前記周波数チャネルの設定を行い、前記第2の通信制御手段はその設定された周波数チャネルを前記第2の通信装置へ送信し、前記第2の通信装置は、前記第2の通信制御手段から送信されてきた周波数チャネルを、自身と前記第2の通信制御手段との無線通信で用いる周波数チャネルとして設定する
    ことを特徴とする無線通信システム。
  7. 請求項6記載の無線通信システムであって、
    前記第2の通信制御手段は、前記第2の通信装置と無線通信を行う際に、前記チャネル設定手段にて設定された周波数チャネルについて各々使用可能な状態であるか否かを判断するチャネル状態判断手段を備え、該チャネル状態判断手段によって使用可能と判断された周波数チャネルを用いて、前記第2の通信装置との無線通信を行う
    ことを特徴とする無線通信システム。
  8. 請求項1〜7いずれかに記載の無線通信システムであって、
    前記第1の通信方式は、直接拡散方式によるスペクトラム拡散通信方式であり、
    前記第2の通信方式は、周波数ホッピング方式によるスペクトラム拡散通信方式である
    ことを特徴とする無線通信システム。
  9. 請求項8記載の無線通信システムであって、
    前記第1無線通信システムは、前記第1の通信制御手段が、前記第1の通信装置を介してその第1の通信装置と無線又は有線で通信可能に接続された通信端末と相互に通信可能な無線LANシステムであり、
    前記第2無線通信システムは、前記第2の通信制御手段を親機、前記第2の通信装置を子機として、前記親機と前記子機との間でデジタルデータ化された音声信号を送受信可能なデジタルコードレス電話システムである
    ことを特徴とする無線通信システム。
  10. 請求項1〜9いずれかに記載の無線通信システムであって、
    前記第1の通信制御手段と前記第2の通信制御手段とは、同一の筐体内に備えられていることを特徴とする無線通信システム。
  11. 第1の通信制御手段及び予め決められた第1の通信方式で前記第1の通信制御手段と相互に無線通信可能な第1の通信装置を有する第1無線通信システムと、
    第2の通信制御手段及び前記第1の通信方式とは異なる第2の通信方式で前記第2の通信制御手段と相互に無線通信可能な第2の通信装置を有する第2無線通信システムと、
    を有し、前記第1無線通信システムにおける無線通信で用いられる第1の周波数帯域と前記第2無線通信システムにおける無線通信で用いられる第2の周波数帯域とが重複するような無線通信システムにおいて用いられる無線通信方法であって、
    前記第1の通信制御手段は、前記第1の周波数帯域内における複数の周波数チャネルのうち、前記第1の通信装置から送信されるチャネル情報が示す周波数チャネルを用いて、前記第1の通信装置との無線通信を行い、
    前記第2の通信制御手段は、前記第2の周波数帯域内における複数の周波数チャネルの内、前記チャネル情報が示す周波数チャネルの占有する周波数帯域内に含まれない一又は複数の周波数チャネルを用いて、前記第2の通信装置との無線通信を行う
    ことを特徴とする無線通信方法。
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