JPWO2008152813A1 - 無線通信装置 - Google Patents

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直也 今橋
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Abstract

異なる複数の無線通信方式を独立して通信する無線通信装置であって、データ通信の干渉を回避し、正常にデータ通信を行うことができる無線通信装置を提供すること。近接した周波数帯を利用するDECT通信とGSM通信に対応したモデムをそれぞれ備え、それぞれデータを送受信する無線通信装置であって、時分割多重の宅内用無線と時分割多重の加入者回線用無線の互いに通信していない通信時間区分を、モデム制御部208を介してモデム間で調整し、同時となる通信タイミングを回避するように制御する構成とした。

Description

本発明は、異なる複数の無線通信方式を備えた無線通信装置に関する。
近年、家庭内等でコードレス電話や無線LAN等の無線通信が普及してきている。また、公衆回線として、ケーブル敷設の手間を解除する手段として、局地的無線接続および広域無線接続を同時に行う電話システムも知られている(特許文献1参照)。
特表2005−538653号公報
しかしながら、上記の電話システムでは、宅内用無線周波数と加入者回線用無線周波数が相当に離れている場合には周波数の干渉もなく同時データ通信が可能であるが、互いの周波数が近接している場合には、データ通信のタイミングが重なった場合、干渉を起こし正常なデータ通信ができなくなるという課題がある。この問題を解決し、同時にデータ通信をする状態でも正常にデータ通信ができるデータ転送方式が求められていた。
本発明は、異なる複数の無線通信方式を独立して通信する無線通信装置であって、データ通信の干渉を回避し、正常にデータ通信を行うことができる無線通信装置を提供することを目的とする。
本発明は、近接した周波数帯を利用する異なる無線通信方式を用い、それぞれデータを送受信する無線通信装置であって、時分割多重の宅内用無線と時分割多重の加入者回線用無線の互いに通信していない通信時間区分を調整し、同時タイミングで通信をしないように制御する構成とした。
この構成によれば、同時に通信動作を行うことがなくなるので、周波数干渉を回避することができる。
本発明によれば、近接した周波数帯を利用する異なる無線通信方式を用い、それぞれデータを送受信する無線通信装置であって、時分割多重の宅内用無線と時分割多重の加入者回線用無線の互いに通信していない通信時間区分を調整し、同時タイミングで通信をしないように制御する構成としたことにより、同時に通信動作を行うことがなくなるので、周波数干渉を回避することができ、特に、音声通話等のリアルタイム性を要求される通信状況においては、通信品質を損なうことなく効率的な無線通信が実現可能となる。
本発明の実施の形態1における通信システムの構成図 本発明の実施の形態1における端末装置の構成図 本発明の実施の形態1における無線受話器の構成図 本発明の実施の形態1における端末装置の制御機構を示す図 本発明の実施の形態1におけるDECTのフレームフォーマットを示す図 本発明の実施の形態1におけるGSMのフレームフォーマットを示す図 本発明の実施の形態1におけるGSMとDECTの時間的重複を説明する図 本発明の実施の形態1における周波数干渉の説明図 本発明の実施の形態1における端末装置の動作フローチャート 本発明の実施の形態1におけるデータフレームの説明図 本発明の実施の形態2における端末装置の動作フローチャート 本発明の実施の形態2におけるデータフレームの説明図 本発明の実施の形態3における端末装置の動作フローチャート 本発明の実施の形態3におけるデータフレームの説明図 本発明の実施の形態4における端末装置の構成図
符号の説明
101 無線受話器
102 端末装置
103 無線基地局
202 第1アンテナ
203 第2アンテナ
204 第1無線通信インターフェイス
205 第2無線通信インターフェイス
206 宅内用無線モデム
207 加入者回線用無線モデム
208 モデム制御部
209 制御部
210 記憶部
第1の発明は、第1の周波数帯と第2の周波数帯を使用して無線通信を行う無線通信装置であって、第1の周波数帯信号を変復調する第1の無線インターフェイスと、前記第1の無線インターフェイスと接続された第1のモデムと、第2の周波数帯信号を変復調する第2の無線インターフェイスと、前記第2の無線インターフェイスに接続された第2のモデムと、前記第1及び第2のモデム間で信号を受け渡しするモデム制御部と、を備え、前記モデム制御部は、前記第1及び第2のモデムからの情報に基づいて、第1の無線通信と第2の無線通信の送受信タイミングが重複すると判断した場合、前記第1のモデムにデータが時間軸方向で重ならないように指示する構成とした。
これにより、1つの装置内に異なる無線システムを内蔵させることが可能になる。
第2の発明は、第1の発明において、前記第1のモデムは、通信方式として時間軸多重方式を用いている構成とした。
これにより、時間を分離し、容易に第1のモデムの通信を制御することが可能となる。
第3の発明は、第1または第2の発明において、第1及び第2のモデムにおける無線通信の中心周波数は近接している構成とした。
これにより、周波数の利用効率を高めたシステムを提供することができる。
第4の発明は、第1または第2の発明において、前記モデム制御部は、前記第1及び第2のモデムから得た送受信制御情報に基づいて重複判断を行う構成とした。
これにより、送受信制御情報に含まれる情報(例えば第1のモデムおよび第2のモデムの通信周期)を認識することができ、時間軸上の重なりを容易に判断できる。
第5の発明は、第1または第2の発明において、前記モデム制御部は、前記第1及び第2のモデムから得た前記第1及び第2のアンテナから入力された受信信号強度に基づいて重複判断を行う構成とした。
これにより、受信信号強度から受信動作のタイミングを認識することができ、時間軸上の重なりを容易に判断できる。
第6の発明は、第4または第5の発明において、前記第1のモデムは、前記モデム制御部から第2のモデムの受信タイミングと自身の送信タイミングが重複した旨の指示を受けると、送信を停止する構成とした。
これにより、時間軸上の重なりを容易に回避することができる。
第7の発明は、第6の発明において、前記第1のモデムは、次のフレームにおいて、実データの位置を変更すると共に、その変更内容を制御データに組み込む構成とした。
これにより、第1のモデムに通信時間がぶつからない通信区間を選択通知することができるようになる。
第8の発明は、第4または第5の発明において、前記第1のモデムは、同一の実データを複数の通信区間に割り当てたフレームデータを通信制御する構成であって、前記モデム制御部から第2のモデムの受信タイミングと自身の送信タイミングが重複した旨の指示を受けると、重複した実データを廃棄し、同一の実データが入っている別の通信区間を選択するよう制御データを書き換える構成とした。
これにより、時間軸上の重なりを容易に回避することができる。
第9の発明は、第1の周波数帯と第2の周波数帯を使用して無線通信を行う無線通信装置であって、第1の周波数帯信号を変復調する第1の無線インターフェイスと、前記第1の無線インターフェイスと接続された第1のモデムと、第2の周波数帯信号を変復調する第2の無線インターフェイスと、前記第2の無線インターフェイスに接続された第2のモデムと、前記第1及び第2のモデム間で信号を受け渡しするモデム制御部と、を備え、前記モデム制御部は、前記第1のモデムから得られる第1の無線通信の送受信タイミングを第2のモデムへ、前記第2のモデムから得られる第2の無線通信の送受信タイミングを第1のモデムへ送る構成とした。
これにより、第1のモデムおよび第2のモデムが互いに送受信タイミングを認識することができるため、時間軸上の重なりを容易に回避することができる。
第10の発明は、第9の発明において、前記第1のモデムは、前記モデム制御部から受けた前記第2の無線通信の送受信タイミングと重ならないように第1の無線通信の送受信を制御する構成とした。
これにより、時間軸上の重なりを容易に回避することができる。
第11の発明は、第10の発明において、前記第1のモデムは、前記第2の無線通信の送受信タイミングと重ならないように、送信フレームにおける実データの通信区間を選択する構成とした。
これにより、時間軸上の重なりを容易に回避することができる。
第12の発明は、前記第1のモデムは、前記第2の無線通信の送受信タイミングと重ならないように、送信フレームにおける制御データの通信区間を選択する構成とした。
これにより、時間軸上の重なりを容易に回避することができる。
また、他の第1の態様として、第1のアンテナと、第1のアンテナの信号を変復調する第1の無線インターフェイスと、第1の無線インターフェイスと接続された第1のモデムと、第2アンテナと、第2のアンテナに接続された第2のモデムと、第2のアンテナの信号を変復調する第2の無線インターフェイスと、第2の無線インターフェイスと接続された第2のモデムと、第1及び第2のモデム間で信号を受け渡しするモデムインターフェイスと、を備え、第1の無線インターフェイスと第2の無線インターフェイスでは使用する周波数帯が異なっている構成としてもよい。
これにより、1つの装置内に異なる無線システムを内蔵させることが可能になる。
また、他の第2の態様として、他の第1の態様において、第1及び第2のモデムは、通信方式として時間軸多重方式を用いた通信を行う構成としてもよい。
これにより、時間を分離し、容易に両モデムの通信を制御することが可能となる。
また、他の第3の態様として、他の第1の態様において、第1及び第2のモデムにおける無線通信伝送の中心周波数は近接している構成としてもよい。
これにより、周波数の利用効率を高めたシステムを提供することができる。
また、他の第4の態様として、他の第1の態様において、第1及び第2のアンテナを介して通信するデータが、時間軸方向で重ならないように制御する構成としてもよい。
これにより、時間軸方向の分離によって容易に周波数干渉を排除することができる。
また、他の第5の態様として、他の第4の態様において、第1及び第2のアンテナから入力される受信信号強度をモニタする構成としてもよい。
これにより、受信動作のタイミングを容易に求めることができる。
また、他の第6の態様として、他の第4の態様において、第1のモデムは、第2のモデムと一定の時間差をもって動作し、第2のモデムで受信したタイミングから受信動作の周期を計数し、第1のモデムで動作するタイミングを計算する構成としてもよい。
これにより、時間軸上の重なりを容易に把握することができる。
また、他の第7の態様として、他の第4の態様において、第2のアンテナで受信している場合、第1のアンテナからの送信を停止するよう制御する構成としてもよい。
これにより、時間軸上の重なりを容易に回避することができる。
また、他の第8の態様として、他の第4の態様において、第2のアンテナで受信している場合、第1のアンテナからの送信する基準信号の時間起点をずらすよう制御する構成としてもよい。
これにより、時間軸上の重なりを容易に把握することができる。
また、他の第9の態様として、他の第7または第8の態様において、第2のアンテナから受信している場合であって、且つ第2のアンテナから入力された信号のしきい値レベルが第1のアンテナから出力される無線信号により、第2のアンテナから入力される無線信号が干渉を受けてデータが正しく再生されない信号レベルに達した場合に、第1のアンテナからの送信を制御する構成としてもよい。
これにより、時間軸上の重なりを回避する動作負担が軽減される。
また、他の第10の態様として、他の第4の態様において、第1のモデムは、時分割多重のデータ通信区間上で、同一データを複数の通信区間に割り当て、第2モデムのデータ受信中に第1のモデムがデータ送信の動作タイミングと重なる通信区間では、第1のモデムのデータ送信をしない構成としてもよい。
これにより、時間軸上の重なりを容易に回避することができる。
また、他の第11の態様として、他の第4の態様において、第1のモデムは、時分割多重のデータ通信区間上で、同一データを複数の通信区間に割り当て、第2モデムのデータ送信中に第1のモデムがデータ送信の動作タイミングと重なる通信区間では、第1のモデムのデータ送信をしない構成としてもよい。
これにより、時間軸上の重なりを容易に回避することができる。
また、他の第12の態様として、他の第4の態様において、第1のモデムは、時分割多重のデータ通信区間上で、同一データを複数の通信区間に割り当て、第2モデムのデータ受信中に第1のモデムがデータ受信の動作タイミングと重なる通信区間では、第1のモデムは重ならない通信区間を選択してのデータを再生する構成としてもよい。
これにより、時間軸上の重なりを容易に回避することができる。
また、他の第13の態様として、他の第4の態様において、第1のモデムは、時分割多重のデータ通信区間上で、同一データを複数の通信区間に割り当て、第2モデムのデータ送信中に第1のモデムがデータ受信の動作タイミングと重なる通信区間では、第1のモデムは重ならない通信区間を選択してのデータを再生する構成としてもよい。
これにより、時間軸上の重なりを容易に回避することができる。
また、他の第14の態様として、他の第4の態様において、第1のモデムと第2のモデムで互いのデータ通信時間周期を計数し、第1のモデムは、第2のモデムの通信タイミングを避けて異なる周期で通信する構成としてもよい。
これにより、時間軸上の重なりを容易に回避することができる。
また、他の第15の態様として、他の第4の態様において、第1のモデムと第2のモデムでお互いの通信間隔を通知する構成としてもよい。
これにより、時間軸上の重なりを容易に回避することができる。
また、他の第16の態様としては、他の第15の態様において、第1及び第2のモデムに適した通信時間を制御する制御部を備える構成としてもよい。
これにより、時間軸上の重なりを容易に回避することができる。
また、他の第17の態様として、他の第4の態様において、第1のモデムは、第2のモデムが通信する区間と重ならない区間に、時分割多重のデータ通信区間を選択可能とする構成としてもよい。
これにより、時間軸上の重なりを容易に回避することができる。
また、他の第18の態様として、他の第4の態様において、第1のモデムは、第2のモデムが通信する区間と重ならない区間に、時分割多重の開始時点を選択可能とする構成としてもよい。
これにより、時間軸上の重なりを容易に回避することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、以下に示す各実施の形態は関連する範囲において相互に利用可能である。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1について説明する。
図1は、本発明の実施の形態1における通信システムの構成図である。
図1において、本実施の形態の通信システムは、無線受話器101と第1の通信方式で無線通信を行うと共に、無線基地局103と第2の通信方式で無線通信を行う端末装置102で構成されている。
実施の形態1では、基本的に、第1の通信方式としてDECT(Digital Enhanced Cordless Telecommunications)を、第2の通信方式としてGSM(Global System for Mobil Communications)を利用した場合について説明する。したがって、端末装置102は、広域無線電話型のGSMモデムとコードレス電話型のDECTモデムを有している。
無線受話器101は、端末装置102のDECTモデムと互換性のあるモデムが含まれており、ユーザは、別のユーザと電話による対話をする場合、無線受話器101におけるマイクロホンの中へ話しかける。無線受話器101は入ってくる音声を処理して音声データを作成し、その音声データを内蔵するモデムを介して端末装置102へ送信する。
端末装置102は、DECTモデムにより無線受話器101から受信した音声データを処理し、GSMモデムを介してGSM無線ネットワークへ送信する。無線基地局103は音声データをPSTN(公衆交換電話網)へ通過させる。
一方、GSM無線ネットワークから入ってくる音声データについては、端末装置102は、GSMモデムを介して無線基地局103からの音声データを受信して音声データを処理し、DECTモデムを介して無線受話器101へ送信する。
無線受話器101は、音声データを受信すると共に、受信した音声データを処理して対応する音声をスピーカ出力する。
上記システム構成にすることで、実施の形態1では、ユーザは、コードレス電話である無線受話器101から端末装置102を介し、加入者回線用無線インターフェイスであるGSMを使って、PSTNへ送話し、またはPSTNから受話することができる。このようにして、ユーザは、無線受話器101と端末装置102との間のコードレス接続により、局地的環境における移動性の利益を獲得する。さらに、端末装置102とPSTNとの間の加入者回線用無線接続の利益も獲得する。
なお、端末装置102と無線受話器101間の第1の無線接続をDECT、端末装置102と無線基地局103間の第2の無線接続をGSMとして説明したが、無線接続の方式はこれらに限定されるものではない。
第1の無線接続は、上記したDECTの他、コードレス型電話接続あるいはIEEE802.11接続(Wi−Fi)としった時分割多重通信方式を持つシステムが挙げられる。
また、第2の無線接続は、上記したGSMの他、セルラー接続、PCS(Personal Communications Service)接続、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)あるいは固定式無線接続といった広域無線接続が挙げられる。
また、第2の無線接続で構成される無線ネットワークは専用の加入者回線用無線ネットワークであるが、他の形態としては、移動型無線受話器(例えば携帯電話)のためにも使われるセルラーネットワーク、あるいはPCSネットワークであってもよい。
さらに、無線基地局103は、PSTNに接続されている。他の形態としては、無線基地局103は、私設交換機あるいは私設セルラーネットワークのような異なる電話網に接続されていてもよい。
図2は、本発明の実施の形態1における端末装置の構成図であり、図1における端末装置102について示したものである。
図2において、端末装置102は、宅内用無線モデム206(第1の無線モデム)と、加入者回線用無線モデム207(第2の無線モデム)を有する。
宅内用無線モデム206、加入者回線用無線モデム207は、異なる無線電話通信モデムである。
加入者回線用無線モデム207は、無線電話接続と、CDMA、TDMA、あるいはGSMのような無線ネットワークとの通信のためのプロトコルあるいは電波インターフェイスとを維持するものである。
加入者回線用無線モデム207と第2アンテナ203との間に接続された第2無線通信インターフェイス205は、典型的な無線インターフェイスであり、無線周波数(RF)構成要素、送受切換器、低雑音増幅器(LNA)、帯域フィルター(BPF)、絶縁装置、および電力増幅器を含んでいる。加入者回線用無線接続を用いて信号を送信するために、加入者回線用無線モデム207が第2無線通信インターフェイス205へ変換信号を供給する。
第2無線通信インターフェイス205では、RF構成要素が加入者回線用無線モデム207から電力増幅器へ上記変調信号を供給する。電力増幅器は増幅信号を上記絶縁装置へ供給し、この絶縁装置は次に、その信号を送受切換および第2アンテナ203へ供給する。
加入者回線用無線接続を用いて信号を受信するために、第2アンテナ203は無線ネットワークから受信した信号を送受切換器へ供給する。送受切換器は、増幅信号をBPFへ供給するためのLNAへその信号を供給する。BPFはRF構成要素へ濾過信号を供給し、RF構成要素はその信号を加入者回線用無線モデム207へ供給する。
一方、宅内用無線モデム206は、無線電話接続と、ディジタル無線接続、あるいは無線LAN接続(例えば802.11すなわち「Wi−Fi」)のような、時分割多重通信方式を行う無線装置あるいは受話器との局地的接続あるいは短距離接続のためのプロトコルあるいは電波インターフェイスとを維持するものである。
宅内用無線モデム206は、第1アンテナ202及び第1無線通信インターフェイス204に接続されている。第1無線通信インターフェイス204及び第1アンテナ202は、第2無線通信インターフェイス205及び第2アンテナ203に類似した作用を行い、宅内用無線モデム206と無線受話器101との間で信号の送信および受信を行う。
加入者回線用無線モデム207および宅内用無線モデム206は、両方ともモデム制御部208に接続されている。
モデム制御部208は、2つのモデム間で信号を処理し、且つ受け渡しする。モデム制御部208は、信号およびデータの任意の対話すなわちフォーマッティングをもたらして、無線受話器101と無線ネットワークとの間におけるデータの受け渡しを維持する。
例えば、モデム制御部208は、宅内用無線モデム206から変調信号を受信し、その信号を前処理して、加入者回線用無線モデム207のための信号を作成する。他の形態では、加入者回線用無線モデム207および宅内用無線モデム206は、他のモデムのための適切なフォーマットで出力データを供給し、それで直接、相互に作用する。この場合、モデム制御部208はモデム内で省略されるか、統合される。
端末装置102には、端末装置102の作用を維持すると共に制御するために、制御部209と、記憶部210とが含まれている。制御部209、宅内用無線モデム206、加入者回線用無線モデム207は互いに作用して、無線ネットワークにより電話の送話および受話を行う。
制御部209には、コマンドインターフェイス211が接続されている。コマンドインターフェイス211は、端末装置102によって受信された無線受話器101のためのコマンドと、無線受話器101から受信された端末装置102のためのコマンドとを処理する。制御部209およびコマンドインターフェイス211は、受信されたコマンドを実行さるために、関連して作用する。
さらに、端末装置102には、動力付き構成要素に接続された電源213、及びリンガー、ディスプレイ等のユーザインターフェイス212が含まれている。
図3は、本発明の実施の形態1における無線受話器の構成図であり、図1の無線受話器101について示したものである。
図3において、宅内用無線モデム304は、無線電話通信モデムであり、無線電話接続と、典型的なディジタルコードレス接続のような、無線装置あるいは受話器との局地的接続あるいは短距離接続のためのプロトコルあるいは電波インターフェイス、または無線LAN接続(例えば802.11すなわち「Wi−Fi」)のための時分割多重方式を持つプロトコルあるいは電波インターフェイスとを維持するものである。
宅内用無線モデム304は、アンテナ302にも接続された無線通信インターフェイス303に接続されている。無線通信インターフェイス303及びアンテナ302は、前述の第1無線通信インターフェイス204および第1アンテナ202に類似した作用を行い、宅内用無線モデム304と端末装置102との間で信号の送信および受信を行う。
無線受話器101は、無線受話器101の作用を維持すると共に制御するために、制御部307、記憶部308とが含まれている。制御部307および宅内用無線モデム304は互いに作用して、端末装置102および無線ネットワークにより電話の送話および受話を行う。
制御部307には、コマンドインターフェイス309が接続されている。コマンドインターフェイス309は無線受話器101によって受信された端末装置102のためのコマンドと、端末装置102から受信された無線受話器101のためのコマンドを処理する。制御部307およびコマンドインターフェイス309は、受信されたコマンドを実行するために、関連して作用する。
無線受話器101には、コードレス型電話受話器に典型的な追加構成要素である、無線受話器101の動力付き構成要素に接続された電源310、及びマイクロホン、スピーカが含まれている音声ブロック306、キーパッド、リンガー、およびディスプレイ等のユーザインターフェイス305が含まれている。
端末装置102及び無線受話器101は、さらに、ユーザが端末装置102の加入者回線用無線ネットワークに接続された電話網により送話および受話をすることができるように、互いに作用し合う。例えば、無線受話器101及び端末装置102は、模擬ダイヤルトーン機能および自動パルス送信機能のような基本的な加入者回線用電話機能をもたらす。
図4は、本発明の実施の形態1における端末装置の機能構成を示す図であり、図2の端末装置102における通信処理部分について示したものである。
図4に示すように、端末装置102は、コードレス電話型(DECT)である第1の通信手段と、加入者回線用無線(GSM)である第2の通信手段とをそれぞれ独立して有している。
ここで、図2と図4との対応関係について説明する。
図4の第1通信制御部407、第2通信制御部404は、図2のモデム制御部208によって実現される。
図4の第1ベースバンド処理部406は、図2の宅内用無線モデム206によって実現される。第1送受信切り替えスイッチ402、第1パワーアンプ403、第1LNA404、第1RF変調復調部405は、図2の第1無線通信インターフェース204によって実現される。
図4の第2ベースバンド処理部413は、図2の加入者回線用モデム207によって実現される。第2送受信切り替えスイッチ409、第2パワーアンプ410、第2LNA411、第2RF変調処理部412は、図2の第2無線通信インターフェースで実現される。
図4の第1の通信手段において、第1通信制御部407は、無線受話器101と通話する音声データの送受信データを加工すると共に、無線通信の送信、受信等を制御する機能を有する。第1ベースバンド処理部406は、音声データを宅内コードレス電話モデムのベースバンド処理による変復調とデータパケット化の符号/復号化を行う。第1RF変復調部405は、無線周波数のキャリア周波数へ第1ベースバンド処理部406でベースバンド変調されたデータの変復調処理を行う。データの送信は第1パワーアンプ403でRFデータの電力増幅が成され第1送信受信切り替えスイッチ402で送信がアクティブの場合は第1アンテナ202を通じて空間上に無線データとして伝送される。受信に関しては、第1アンテナ202を通じて受信した無線データを第1送信受信切り替えスイッチ402を経由して第1LNA404でデータ信号増幅を施した後、第1RF変復調部405にてRF信号の復調が行われる。
また、第2の通信手段において、第2通信制御部414が無線基地局103へ通信される音声データの送受信データを加工すると共に、無線通信の送信、受信等を制御する機能を有する。第2ベースバンド処理部413は、音声データを宅内コードレス電話モデムのベースバンド処理による変復調とデータパケット化の符号/復号化を行う。第2RF変復調部412では、無線周波数のキャリア周波数へ第2ベースバンド処理部413でベースバンド変調されたデータを変復調処理を行う。データの送信は第2パワーアンプ410でRFデータの電力増幅が成され第2送信受信切り替えスイッチ409で送信がアクティブの場合は第2アンテナ408を通じて空間上に無線データとして伝送される。受信に関しては、第2アンテナ408を通じて受信した無線データを第2送信受信切り替えスイッチ409を経由して第2LNA411でデータ信号増幅を施された後、第2RF変復調部412にてRF信号の復調が行われる。
ここで、第1の通信手段側の送受信制御は、第1通信制御部407の送信受信の制御と第2通信制御部414の通信制御部からコントロールされる送信受信制御信号を用いて、互いに時間的に重ならないタイミングに加工されて行われる。
なお、上記した第1の通信手段の送受信制御を行うための第2の通信手段からのタイミング制御信号は、第2の通信手段で復号される無線基地局103から送信される制御データをもとに、通信データの周期性を計数し、制御信号を通知する。なお、第2の通信手段の受信データの周期性検知方法として、第2アンテナ203から入力される受信電界強度(RSSI)信号をもとに受信タイミングを通知することも考えられる。
以上のように構成された端末装置102について、第1の通信手段としてDECTシステムを、また第2の通信手段としてGSMシステムを用いた場合の動作例を以下に説明する。
図5は、本発明の実施の形態1におけるDECTのフレームフォーマットを示す図である。
図5に示すように、DECTシステムは時分割多重方式であり、1フレーム10ms間隔で各スロットの情報を更新し、フレームの前半と後半で、親機から子機への信号と子機から親機への信号とを分離し、1つの周波数を用いた時間分割によるマルチ子機通信を実現している。
図6は、本発明の実施の形態1におけるGSMのフレームフォーマットを示す図である。
図6に示すように、GSMシステムにおいても、DECTシステムと同様、時分割多重方式を基本に、基地局から複数の端末に対して同一周波数を用いて時間分割によるマルチ通信が実現されたシステムである。
図7は、本発明の実施の形態1におけるGSMとDECTの時間的重複の説明図であり、フレーム周期と信号の干渉状況を示している。
図7に示すように、GSMのフレーム周期は4.62ms、DECTのフレーム周期は10msであり60ms周期で互いに必ず1度は信号のぶつかる瞬間が訪れ、周波数の干渉が発生する。この干渉した時間帯はデータが正常に再生復号される可能性が低く、通話音声データに障害を及ぼすことになる。
図8は、本発明の実施の形態1における周波数干渉の説明図であり、GSMとDECTの転送周波数について、欧州の電波規格を例に示したものである。
図8に示すように、欧州では、GSMの周波数は1710MHz〜1880MHz(送信周波数:1710〜1785MHz、受信周波数:1805〜1880MHz)であり、DECTの周波数は1880〜1900MHzである。
したがって、同一の端末内で同時に通信する場合は、無線周波数が近接しているため、隣接信号の広がりにより信号の干渉が発生する。これは、音声通信であれば、通話中に周期的なノイズ音の発生による耳障りな音として出力されることになる。
本実施の形態では、このような現象を回避するため、端末装置102において、独立して2つの無線モデムが通信しても第2の通信手段(GSM)の通信されていない空いた時間を利用して第1の通信手段(DECT)のデータの通信時間を重ならないように制御することで、信号の干渉を避け、良好なデータ通信を実現しようとするものである。
図9は、本発明の実施の形態1における通信システムの動作フローチャートであり、主として端末装置102の動作について示したものである。
図9において、電話通信が無線受話器101及び端末装置102により送話、受話されて、無線受話器101と端末装置102との間の開放接続、及び端末装置102とGSMネットワークとの間の開放接続が確立される。
ステップ901で、ユーザは無線受話器101のマイクロホンの中へ話しかける。
ステップ902で、無線受話器101は、その音声信号を処理して、その音声信号を無線受話器101と端末装置102との間における電話インターフェイスのためにフォーマットされた信号へ変換する。
ステップ903では、無線受話器101はフォーマットされた信号を端末装置102へ送信する。無線受話器101は、自身のモデムによりアンテナ302を使って、フォーマットされた信号を端末装置102へ送信する。
ステップ904では、端末装置102は第1アンテナ202により無線受話器101からの信号を受信し、第1無線通信インターフェイス204、宅内用無線モデム206を使って受信信号を処理する。
ステップ905では、端末装置102は、無線受話器101からの受信信号を、端末装置102とGSMネットワークとの間における電波インターフェイスのためにフォーマットされた信号へと変換する。実施の形態1では、端末装置102は、モデム制御部208により、宅内用無線モデム206から加入者回線用無線モデム207へ信号を通過させ、加入者回線用モデム207で、GSM用に信号を処理すると共に変調する。なお、無線基地局103から受信した信号を無線受話器101に送信する場合は逆の流れになる。
また、ステップ905では、モデム制御部208は、端末装置102に内蔵された宅内用無線モデム206から無線受話器101との通信周期を含む制御情報を受け取ると共に、加入者回線用無線モデム207において無線基地局103から受信された受信信号の制御データから計数された無線基地局103からの受信信号データの受信周期を含む制御情報を受け取る。
モデム制御部208は、図10に示しているように、宅内用無線モデム206の送信タイミングと、加入者回線用無線モデム207の受信タイミングとが重なっている、すなわち互いのフレームにおけるデータスロットが時間的に重複していると判断した場合、ステップ906に進む。
ステップ906では、モデム制御部208は互いのデータスロットが時間的に重複していると判断した場合、その旨を宅内用無線モデム206に送り、宅内用無線モデム206は、無線受話器101へのデータ送信を停止する。具体的には、第1通信制御部407が第1送信受信切り替えスイッチ402にその旨を通知し、送信を停止する。
さらに、ステップ907で、宅内用無線モデム206は、次のフレーム区間における制御スロットとデータスロットの制御を行う。具体的には、無線受話器101への次のフレームに対し、データスロットを時間的に重複しないスロットに割り当てると共に、割り当てたスロットの位置情報について制御スロットを書き換える。これによって、端末装置102から無線受話器101に通信時間がぶつからない通信スロットを選択通知することができるようになる。
ステップ908では、ステップ905で信号が重ならないと判断された場合と、ステップ907で時間的に重なった場合の一連の処理が終了した際に、端末装置102は無線受話器101へ信号を送信する。
なお、上記したモデム制御部208は、無線受話器101への送信フレームと無線基地局103からの受信フレームにおける互いのデータスロットが重複したときに宅内用無線モデム206に制御指示を出すよう記載したが、時間的な重複の判断については、実際に衝突するタイミングだけでなく、互いの周期予測によりデータスロットが衝突する直前、あるいはさらに少し前のタイミングで重複したと判断するようにしてもよい。
また、無線受話器101への送信フレームについての制御を示したが、無線受話器101からの受信フレームについても同様に制御することは可能である。さらに、無線基地局103からの受信フレームについて示したが、無線基地局103への送信フレームについても同様に制御することは可能である。
以上のように実施の形態1では、第1の無線接続方式(DECT)と第2の無線接続方式(GSM)の時間周期は異なるため、端末装置102のモデム制御部208で、宅内用無線モデム206、加入者回線用無線モデム207の双方のモデムから受信信号の時間軸上での重なりを監視し、前述した制御を施すことにより、第1の無線接続と第2の無線接続による通信を同時に行いながら、周波数干渉を回避することができる端末装置102を実現することができる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2について説明する。
図11は、本発明の実施の形態2における通信システムの動作フローチャートであり、主として端末装置102の動作を示している。
なお、本実施の形態では、無線受話器101と端末装置102との間におけるフレームは、宅内用無線モデム206により、図12に示すように、あるデータスロットに入っているデータと同一のデータを、同一のフレーム内の別のスロットに複製したフレームが作成されている。
図11において、ステップ1001〜ステップ1004における処理は、実施の形態1におけるステップ901〜ステップ904(図9)と同様である。
ステップ1005では、端末装置102は、無線受話器101からの受信信号を、端末装置102とGSMネットワークとの間における電波インターフェイスのためにフォーマットされた信号へと変換する。実施の形態2では、端末装置102は、モデム制御部208により、宅内用無線モデム206から加入者回線用無線モデム207へ信号を通過させ、加入者回線用モデム207で、GSM用に信号を処理すると共に変調する。なお、無線基地局103から受信した信号を無線受話器101に送信する場合は逆の流れになる。
モデム制御部208は、端末装置102に内蔵された宅内用無線モデム206から無線受話器101との通信周期を含む制御情報を受け取ると共に、加入者回線用無線モデム207において無線基地局103から受信された受信信号の制御データから計数された無線基地局103からの受信信号データの受信周期を含む制御情報を受け取る。
モデム制御部208は、図12に示しているように、宅内用無線モデム206の送信タイミングと、加入者回線用無線モデム207の受信タイミングとが重なっている、すなわち互いのフレームにおけるデータスロットが時間的に重複していると判断した場合、ステップ1006に進む。
ステップ1006では、モデム制御部208は互いのデータスロットが時間的に重複していると判断した場合、その旨を宅内用無線モデム206に送り、宅内用無線モデム206はデータスロットの重複を回避するよう制御する。
具体的には、図12に示すように、宅内回線用のフレームフォーマットでは、送信及び受信のデータを同一フレーム内で時間的に離れた区間で2度通信しており、モデム制御部208から重複しているとの指示がきた場合は、重複しているデータスロットのデータを廃棄し、時間的に離れた同一データの入っているデータスロットを無線受話器101が選択できるように制御スロットの情報を書き換える。
ステップ1007では、ステップ1005でコードレス型電話通信と加入者回線用通信が重ならないと判断された場合と、ステップ1006で時間的に重なった場合の一連の処理が終了した際に加入者回線用の無線ネットワークへ信号を送信する。
なお、同一フレーム内で同一のデータを入れるスロットは2箇所に限定されるものではなく、3箇所以上に設定するようにしてもよい。
また、実施の形態2では加入者回線から受信とコードレス電話における送信についての例を説明したが、加入者用回線用無線モデム207の受信と宅内用無線モデム206の受信、加入者用回線用無線モデム207の送信と宅内用無線モデム206の送信、および加入者用回線用無線モデム207の送信とコードレス電話の受信についても同様な制御を行っても良い。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3について説明する。
図13は、本発明の実施の形態3における通信システムの動作フローチャートであり、主として端末装置102の動作を示している。
図11において、ステップ1101〜ステップ1104における処理は、実施の形態1におけるステップ901〜ステップ904(図9)と同様である。
ステップ1105で、端末装置102は、無線受話器101からの受信信号を、端末装置102とGSMネットワークとの間における電波インターフェイスのためにフォーマットされた信号へと変換する。実施の形態3では、端末装置102は、モデム制御部208により、宅内用無線モデム206から加入者回線用無線モデム207へ信号を通過させ、加入者回線用モデム207で、GSM用に信号を処理すると共に変調する。なお、無線基地局103から受信した信号を無線受話器101に送信する場合は逆の流れになる。
また、これにあわせ、宅内用無線モデム206は、無線受話器101との通信周期を制御する。
ステップ1106では、宅内用無線モデム206の通信周期と送信および受信スロットタイミングを加入者回線用無線モデム207へモデム制御部208を介して通知する。また、加入者回線用無線モデム207も通信周期と送信および受信スロットタイミングを宅内用無線モデム206へモデム制御部208を介して通知する。
ステップ1107で、宅内用無線モデム206は、加入者回線用無線モデム207の通信周期と、送信および受信タイミングを把握できるため、フレーム内において、GSM側と時間軸上で重ならないタイミングのスロット位置を選択して、制御スロットに当該選択したデータスロットの位置情報を載せて、無線受話器101と端末装置102との送信、受信タイミングを自由に制御する。
ステップ1108では、無線受話器101への送信および受信タイミングを宅内用無線モデム206で制御することにより、加入者回線用無線モデム207の送信および受信タイミングと重ならない時間で送受信を行うことができる。
なお、実施の形態3では、データスロットの位置を変更する点について述べたが、図14に示すように、無線受話器101を制御する制御スロットをフレーム内で自由に選択することで、制御スロットの干渉をも回避し、端末装置102と無線受話器101の同期を常に確保するようにしても構わない。
(実施の形態4)
実施の形態4について説明する。
実施の形態1〜3においては、宅内用無線モデム206と加入者回線用無線モデム207の通信周期情報の伝達を、モデム制御部208を通じて通知していたが、実施の形態4は、宅内用無線モデム206と加入者回線用無線モデム207とのデータの受け渡しを図15に示すように制御部209で行うよう構成したものである。
これにより、各モデムで扱う制御の負荷を軽減し、モデムの制御性能が低い場合においても、制御部209で集中管理することにより、各モデムでの負荷の低減と緊急処理による動作の不安定要因を適切に排除する効果が得られる。
実施の形態1〜4に示す端末装置では、宅内用無線モデム206と加入者回線用無線モデム207が端末装置102内に収容され、無線受話器101で端末装置102を中継して加入者回線用電波を通して外線通話する際に、両周波数が近接し、両無線通信システムが時間軸多重方式であることを前提とした場合に、時間軸方向でのデータの送受信タイミング重なりを無くすことができるので、周波数干渉等の音声の劣化やデータの誤りを排除することができ、好適な通話環境を提供することができる。
また、実施の形態1〜4に示す端末装置102において、モデム信号処理として一般的に使う信号強度(RSSI)の測定を利用し、宅内用無線モデム206と加入者回線用無線モデム207から得られるRSSIをモデム制御部208でモニタリングすることで、データの重複判断に応用することができる。
また、実施の形態1〜4における端末装置102は、宅内のコードレス電話端末と有線で接続された一般回線(PSTN)である既存の電話機のPSTNを、加入者回線用無線通話に置き換えて融合した端末であり、加入者回線用優先の敷設が困難な場所や、端末装置208を常に移動する使用ユーザにとって好適な通話およびデータ通信環境を提供することが可能となる。
さらに、実施の形態1〜4では、端末装置102において、データの重複タイミングを制御する手段は、主としてモデム制御部208の事例を示したが、当該手段が端末装置102の有する二つのモデムの何れかに内蔵されるといった場合なども発明の範囲内に含まれることは言うまでもない。
本発明を詳細にまた特定の実施態様を参照して説明したが、本発明の精神と範囲を逸脱することなく様々な変更や修正を加えることができることは当業者にとって明らかである。
本出願は、2007年6月13日出願の日本特許出願NO.2007-156031に基づくものであり、その内容はここに参照として取り込まれる。
本発明に係る無線通信装置は、携帯電話や無線LAN用の電子機器、家庭内データ配信装置(STB)はもとより、画像、音声、データ、電話等を無線で配信する通信システムにも適応できる。
本発明は、異なる複数の無線通信方式を備えた無線通信装置に関する。
近年、家庭内等でコードレス電話や無線LAN等の無線通信が普及してきている。また、公衆回線として、ケーブル敷設の手間を解除する手段として、局地的無線接続および広域無線接続を同時に行う電話システムも知られている(特許文献1参照)。
特表2005−538653号公報
しかしながら、上記の電話システムでは、宅内用無線周波数と加入者回線用無線周波数が相当に離れている場合には周波数の干渉もなく同時データ通信が可能であるが、互いの周波数が近接している場合には、データ通信のタイミングが重なった場合、干渉を起こし正常なデータ通信ができなくなるという課題がある。この問題を解決し、同時にデータ通信をする状態でも正常にデータ通信ができるデータ転送方式が求められていた。
本発明は、異なる複数の無線通信方式を独立して通信する無線通信装置であって、データ通信の干渉を回避し、正常にデータ通信を行うことができる無線通信装置を提供することを目的とする。
本発明は、近接した周波数帯を利用する異なる無線通信方式を用い、それぞれデータを送受信する無線通信装置であって、時分割多重の宅内用無線と時分割多重の加入者回線用無線の互いに通信していない通信時間区分を調整し、同時タイミングで通信をしないように制御する構成とした。
この構成によれば、同時に通信動作を行うことがなくなるので、周波数干渉を回避することができる。
本発明によれば、近接した周波数帯を利用する異なる無線通信方式を用い、それぞれデータを送受信する無線通信装置であって、時分割多重の宅内用無線と時分割多重の加入者回線用無線の互いに通信していない通信時間区分を調整し、同時タイミングで通信をしないように制御する構成としたことにより、同時に通信動作を行うことがなくなるので、周波数干渉を回避することができ、特に、音声通話等のリアルタイム性を要求される通信状況においては、通信品質を損なうことなく効率的な無線通信が実現可能となる。
本発明の実施の形態1における通信システムの構成図 本発明の実施の形態1における端末装置の構成図 本発明の実施の形態1における無線受話器の構成図 本発明の実施の形態1における端末装置の制御機構を示す図 本発明の実施の形態1におけるDECTのフレームフォーマットを示す図 本発明の実施の形態1におけるGSMのフレームフォーマットを示す図 本発明の実施の形態1におけるGSMとDECTの時間的重複を説明する図 本発明の実施の形態1における周波数干渉の説明図 本発明の実施の形態1における端末装置の動作フローチャート 本発明の実施の形態1におけるデータフレームの説明図 本発明の実施の形態2における端末装置の動作フローチャート 本発明の実施の形態2におけるデータフレームの説明図 本発明の実施の形態3における端末装置の動作フローチャート 本発明の実施の形態3におけるデータフレームの説明図 本発明の実施の形態4における端末装置の構成図
第1の発明は、第1の周波数帯と第2の周波数帯を使用して無線通信を行う無線通信装置であって、第1の周波数帯信号を変復調する第1の無線インターフェイスと、前記第1の無線インターフェイスと接続された第1のモデムと、第2の周波数帯信号を変復調する第2の無線インターフェイスと、前記第2の無線インターフェイスに接続された第2のモデムと、前記第1及び第2のモデム間で信号を受け渡しするモデム制御部と、を備え、前記モデム制御部は、前記第1及び第2のモデムからの情報に基づいて、第1の無線通信と第2の無線通信の送受信タイミングが重複すると判断した場合、前記第1のモデムにデータが時間軸方向で重ならないように指示する構成とした。
これにより、1つの装置内に異なる無線システムを内蔵させることが可能になる。
第2の発明は、第1の発明において、前記第1のモデムは、通信方式として時間軸多重方式を用いている構成とした。
これにより、時間を分離し、容易に第1のモデムの通信を制御することが可能となる。
第3の発明は、第1または第2の発明において、第1及び第2のモデムにおける無線通信の中心周波数は近接している構成とした。
これにより、周波数の利用効率を高めたシステムを提供することができる。
第4の発明は、第1または第2の発明において、前記モデム制御部は、前記第1及び第2のモデムから得た送受信制御情報に基づいて重複判断を行う構成とした。
これにより、送受信制御情報に含まれる情報(例えば第1のモデムおよび第2のモデムの通信周期)を認識することができ、時間軸上の重なりを容易に判断できる。
第5の発明は、第1または第2の発明において、前記モデム制御部は、前記第1及び第2のモデムから得た前記第1及び第2のアンテナから入力された受信信号強度に基づいて重複判断を行う構成とした。
これにより、受信信号強度から受信動作のタイミングを認識することができ、時間軸上の重なりを容易に判断できる。
第6の発明は、第4または第5の発明において、前記第1のモデムは、前記モデム制御部から第2のモデムの受信タイミングと自身の送信タイミングが重複した旨の指示を受けると、送信を停止する構成とした。
これにより、時間軸上の重なりを容易に回避することができる。
第7の発明は、第6の発明において、前記第1のモデムは、次のフレームにおいて、実データの位置を変更すると共に、その変更内容を制御データに組み込む構成とした。
これにより、第1のモデムに通信時間がぶつからない通信区間を選択通知することができるようになる。
第8の発明は、第4または第5の発明において、前記第1のモデムは、同一の実データを複数の通信区間に割り当てたフレームデータを通信制御する構成であって、前記モデム制御部から第2のモデムの受信タイミングと自身の送信タイミングが重複した旨の指示を受けると、重複した実データを廃棄し、同一の実データが入っている別の通信区間を選択するよう制御データを書き換える構成とした。
これにより、時間軸上の重なりを容易に回避することができる。
第9の発明は、第1の周波数帯と第2の周波数帯を使用して無線通信を行う無線通信装置であって、第1の周波数帯信号を変復調する第1の無線インターフェイスと、前記第1の無線インターフェイスと接続された第1のモデムと、第2の周波数帯信号を変復調する第2の無線インターフェイスと、前記第2の無線インターフェイスに接続された第2のモデムと、前記第1及び第2のモデム間で信号を受け渡しするモデム制御部と、を備え、前記モデム制御部は、前記第1のモデムから得られる第1の無線通信の送受信タイミングを第2のモデムへ、前記第2のモデムから得られる第2の無線通信の送受信タイミングを第1のモデムへ送る構成とした。
これにより、第1のモデムおよび第2のモデムが互いに送受信タイミングを認識することができるため、時間軸上の重なりを容易に回避することができる。
第10の発明は、第9の発明において、前記第1のモデムは、前記モデム制御部から受けた前記第2の無線通信の送受信タイミングと重ならないように第1の無線通信の送受信を制御する構成とした。
これにより、時間軸上の重なりを容易に回避することができる。
第11の発明は、第10の発明において、前記第1のモデムは、前記第2の無線通信の送受信タイミングと重ならないように、送信フレームにおける実データの通信区間を選択する構成とした。
これにより、時間軸上の重なりを容易に回避することができる。
第12の発明は、前記第1のモデムは、前記第2の無線通信の送受信タイミングと重ならないように、送信フレームにおける制御データの通信区間を選択する構成とした。
これにより、時間軸上の重なりを容易に回避することができる。
また、他の第1の態様として、第1のアンテナと、第1のアンテナの信号を変復調する第1の無線インターフェイスと、第1の無線インターフェイスと接続された第1のモデムと、第2アンテナと、第2のアンテナに接続された第2のモデムと、第2のアンテナの信号を変復調する第2の無線インターフェイスと、第2の無線インターフェイスと接続された第2のモデムと、第1及び第2のモデム間で信号を受け渡しするモデムインターフェイスと、を備え、第1の無線インターフェイスと第2の無線インターフェイスでは使用する周波数帯が異なっている構成としてもよい。
これにより、1つの装置内に異なる無線システムを内蔵させることが可能になる。
また、他の第2の態様として、他の第1の態様において、第1及び第2のモデムは、通信方式として時間軸多重方式を用いた通信を行う構成としてもよい。
これにより、時間を分離し、容易に両モデムの通信を制御することが可能となる。
また、他の第3の態様として、他の第1の態様において、第1及び第2のモデムにおける無線通信伝送の中心周波数は近接している構成としてもよい。
これにより、周波数の利用効率を高めたシステムを提供することができる。
また、他の第4の態様として、他の第1の態様において、第1及び第2のアンテナを介して通信するデータが、時間軸方向で重ならないように制御する構成としてもよい。
これにより、時間軸方向の分離によって容易に周波数干渉を排除することができる。
また、他の第5の態様として、他の第4の態様において、第1及び第2のアンテナから入力される受信信号強度をモニタする構成としてもよい。
これにより、受信動作のタイミングを容易に求めることができる。
また、他の第6の態様として、他の第4の態様において、第1のモデムは、第2のモデムと一定の時間差をもって動作し、第2のモデムで受信したタイミングから受信動作の周期を計数し、第1のモデムで動作するタイミングを計算する構成としてもよい。
これにより、時間軸上の重なりを容易に把握することができる。
また、他の第7の態様として、他の第4の態様において、第2のアンテナで受信している場合、第1のアンテナからの送信を停止するよう制御する構成としてもよい。
これにより、時間軸上の重なりを容易に回避することができる。
また、他の第8の態様として、他の第4の態様において、第2のアンテナで受信している場合、第1のアンテナからの送信する基準信号の時間起点をずらすよう制御する構成としてもよい。
これにより、時間軸上の重なりを容易に把握することができる。
また、他の第9の態様として、他の第7または第8の態様において、第2のアンテナから受信している場合であって、且つ第2のアンテナから入力された信号のしきい値レベルが第1のアンテナから出力される無線信号により、第2のアンテナから入力される無線信号が干渉を受けてデータが正しく再生されない信号レベルに達した場合に、第1のアンテナからの送信を制御する構成としてもよい。
これにより、時間軸上の重なりを回避する動作負担が軽減される。
また、他の第10の態様として、他の第4の態様において、第1のモデムは、時分割多重のデータ通信区間上で、同一データを複数の通信区間に割り当て、第2モデムのデータ受信中に第1のモデムがデータ送信の動作タイミングと重なる通信区間では、第1のモデムのデータ送信をしない構成としてもよい。
これにより、時間軸上の重なりを容易に回避することができる。
また、他の第11の態様として、他の第4の態様において、第1のモデムは、時分割多重のデータ通信区間上で、同一データを複数の通信区間に割り当て、第2モデムのデータ送信中に第1のモデムがデータ送信の動作タイミングと重なる通信区間では、第1のモデムのデータ送信をしない構成としてもよい。
これにより、時間軸上の重なりを容易に回避することができる。
また、他の第12の態様として、他の第4の態様において、第1のモデムは、時分割多重のデータ通信区間上で、同一データを複数の通信区間に割り当て、第2モデムのデータ受信中に第1のモデムがデータ受信の動作タイミングと重なる通信区間では、第1のモデムは重ならない通信区間を選択してのデータを再生する構成としてもよい。
これにより、時間軸上の重なりを容易に回避することができる。
また、他の第13の態様として、他の第4の態様において、第1のモデムは、時分割多重のデータ通信区間上で、同一データを複数の通信区間に割り当て、第2モデムのデータ送信中に第1のモデムがデータ受信の動作タイミングと重なる通信区間では、第1のモデムは重ならない通信区間を選択してのデータを再生する構成としてもよい。
これにより、時間軸上の重なりを容易に回避することができる。
また、他の第14の態様として、他の第4の態様において、第1のモデムと第2のモデムで互いのデータ通信時間周期を計数し、第1のモデムは、第2のモデムの通信タイミングを避けて異なる周期で通信する構成としてもよい。
これにより、時間軸上の重なりを容易に回避することができる。
また、他の第15の態様として、他の第4の態様において、第1のモデムと第2のモデムでお互いの通信間隔を通知する構成としてもよい。
これにより、時間軸上の重なりを容易に回避することができる。
また、他の第16の態様としては、他の第15の態様において、第1及び第2のモデムに適した通信時間を制御する制御部を備える構成としてもよい。
これにより、時間軸上の重なりを容易に回避することができる。
また、他の第17の態様として、他の第4の態様において、第1のモデムは、第2のモデムが通信する区間と重ならない区間に、時分割多重のデータ通信区間を選択可能とする構成としてもよい。
これにより、時間軸上の重なりを容易に回避することができる。
また、他の第18の態様として、他の第4の態様において、第1のモデムは、第2のモデムが通信する区間と重ならない区間に、時分割多重の開始時点を選択可能とする構成としてもよい。
これにより、時間軸上の重なりを容易に回避することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、以下に示す各実施の形態は関連する範囲において相互に利用可能である。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1について説明する。
図1は、本発明の実施の形態1における通信システムの構成図である。
図1において、本実施の形態の通信システムは、無線受話器101と第1の通信方式で無線通信を行うと共に、無線基地局103と第2の通信方式で無線通信を行う端末装置102で構成されている。
実施の形態1では、基本的に、第1の通信方式としてDECT(Digital Enhanced Cordless Telecommunications)を、第2の通信方式としてGSM(Global System for Mobil Communications)を利用した場合について説明する。したがって、端末装置102は、広域無線電話型のGSMモデムとコードレス電話型のDECTモデムを有している。
無線受話器101は、端末装置102のDECTモデムと互換性のあるモデムが含まれており、ユーザは、別のユーザと電話による対話をする場合、無線受話器101におけるマイクロホンの中へ話しかける。無線受話器101は入ってくる音声を処理して音声データを作成し、その音声データを内蔵するモデムを介して端末装置102へ送信する。
端末装置102は、DECTモデムにより無線受話器101から受信した音声データを処理し、GSMモデムを介してGSM無線ネットワークへ送信する。無線基地局103は音声データをPSTN(公衆交換電話網)へ通過させる。
一方、GSM無線ネットワークから入ってくる音声データについては、端末装置102は、GSMモデムを介して無線基地局103からの音声データを受信して音声データを処理し、DECTモデムを介して無線受話器101へ送信する。
無線受話器101は、音声データを受信すると共に、受信した音声データを処理して対応する音声をスピーカ出力する。
上記システム構成にすることで、実施の形態1では、ユーザは、コードレス電話である無線受話器101から端末装置102を介し、加入者回線用無線インターフェイスであるGSMを使って、PSTNへ送話し、またはPSTNから受話することができる。このようにして、ユーザは、無線受話器101と端末装置102との間のコードレス接続により、局地的環境における移動性の利益を獲得する。さらに、端末装置102とPSTNとの間の加入者回線用無線接続の利益も獲得する。
なお、端末装置102と無線受話器101間の第1の無線接続をDECT、端末装置102と無線基地局103間の第2の無線接続をGSMとして説明したが、無線接続の方式はこれらに限定されるものではない。
第1の無線接続は、上記したDECTの他、コードレス型電話接続あるいはIEEE802.11接続(Wi−Fi)としった時分割多重通信方式を持つシステムが挙げられる。
また、第2の無線接続は、上記したGSMの他、セルラー接続、PCS(Personal Communications Service)接続、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)あるいは固定式無線接続といった広域無線接続が挙げられる。
また、第2の無線接続で構成される無線ネットワークは専用の加入者回線用無線ネットワークであるが、他の形態としては、移動型無線受話器(例えば携帯電話)のためにも使われるセルラーネットワーク、あるいはPCSネットワークであってもよい。
さらに、無線基地局103は、PSTNに接続されている。他の形態としては、無線基地局103は、私設交換機あるいは私設セルラーネットワークのような異なる電話網に接続されていてもよい。
図2は、本発明の実施の形態1における端末装置の構成図であり、図1における端末装置102について示したものである。
図2において、端末装置102は、宅内用無線モデム206(第1の無線モデム)と、加入者回線用無線モデム207(第2の無線モデム)を有する。
宅内用無線モデム206、加入者回線用無線モデム207は、異なる無線電話通信モデムである。
加入者回線用無線モデム207は、無線電話接続と、CDMA、TDMA、あるいはGSMのような無線ネットワークとの通信のためのプロトコルあるいは電波インターフェイスとを維持するものである。
加入者回線用無線モデム207と第2アンテナ203との間に接続された第2無線通信インターフェイス205は、典型的な無線インターフェイスであり、無線周波数(RF)構成要素、送受切換器、低雑音増幅器(LNA)、帯域フィルター(BPF)、絶縁装置、および電力増幅器を含んでいる。加入者回線用無線接続を用いて信号を送信するために、加入者回線用無線モデム207が第2無線通信インターフェイス205へ変換信号を供給する。
第2無線通信インターフェイス205では、RF構成要素が加入者回線用無線モデム207から電力増幅器へ上記変調信号を供給する。電力増幅器は増幅信号を上記絶縁装置へ供給し、この絶縁装置は次に、その信号を送受切換および第2アンテナ203へ供給する。
加入者回線用無線接続を用いて信号を受信するために、第2アンテナ203は無線ネットワークから受信した信号を送受切換器へ供給する。送受切換器は、増幅信号をBPFへ供給するためのLNAへその信号を供給する。BPFはRF構成要素へ濾過信号を供給し、RF構成要素はその信号を加入者回線用無線モデム207へ供給する。
一方、宅内用無線モデム206は、無線電話接続と、ディジタル無線接続、あるいは無線LAN接続(例えば802.11すなわち「Wi−Fi」)のような、時分割多重通信方式を行う無線装置あるいは受話器との局地的接続あるいは短距離接続のためのプロトコルあるいは電波インターフェイスとを維持するものである。
宅内用無線モデム206は、第1アンテナ202及び第1無線通信インターフェイス204に接続されている。第1無線通信インターフェイス204及び第1アンテナ202は、第2無線通信インターフェイス205及び第2アンテナ203に類似した作用を行い、宅内用無線モデム206と無線受話器101との間で信号の送信および受信を行う。
加入者回線用無線モデム207および宅内用無線モデム206は、両方ともモデム制御部(モデムインターフェイス)208に接続されている。
モデム制御部208は、2つのモデム間で信号を処理し、且つ受け渡しする。モデム制御部208は、信号およびデータの任意の対話すなわちフォーマッティングをもたらして、無線受話器101と無線ネットワークとの間におけるデータの受け渡しを維持する。
例えば、モデム制御部208は、宅内用無線モデム206から変調信号を受信し、その信号を前処理して、加入者回線用無線モデム207のための信号を作成する。他の形態では、加入者回線用無線モデム207および宅内用無線モデム206は、他のモデムのための適切なフォーマットで出力データを供給し、それで直接、相互に作用する。この場合、モデム制御部208はモデム内で省略されるか、統合される。
端末装置102には、端末装置102の作用を維持すると共に制御するために、制御部209と、記憶部210とが含まれている。制御部209、宅内用無線モデム206、加入者回線用無線モデム207は互いに作用して、無線ネットワークにより電話の送話および受話を行う。
制御部209には、コマンドインターフェイス211が接続されている。コマンドインターフェイス211は、端末装置102によって受信された無線受話器101のためのコマンドと、無線受話器101から受信された端末装置102のためのコマンドとを処理する。制御部209およびコマンドインターフェイス211は、受信されたコマンドを実行さるために、関連して作用する。
さらに、端末装置102には、動力付き構成要素に接続された電源213、及びリンガー、ディスプレイ等のユーザインターフェイス212が含まれている。
図3は、本発明の実施の形態1における無線受話器の構成図であり、図1の無線受話器101について示したものである。
図3において、宅内用無線モデム304は、無線電話通信モデムであり、無線電話接続と、典型的なディジタルコードレス接続のような、無線装置あるいは受話器との局地的接続あるいは短距離接続のためのプロトコルあるいは電波インターフェイス、または無線LAN接続(例えば802.11すなわち「Wi−Fi」)のための時分割多重方式を持つプロトコルあるいは電波インターフェイスとを維持するものである。
宅内用無線モデム304は、アンテナ302にも接続された無線通信インターフェイス303に接続されている。無線通信インターフェイス303及びアンテナ302は、前述の第1無線通信インターフェイス204および第1アンテナ202に類似した作用を行い、宅内用無線モデム304と端末装置102との間で信号の送信および受信を行う。
無線受話器101は、無線受話器101の作用を維持すると共に制御するために、制御部307、記憶部308とが含まれている。制御部307および宅内用無線モデム304は互いに作用して、端末装置102および無線ネットワークにより電話の送話および受話を行う。
制御部307には、コマンドインターフェイス309が接続されている。コマンドインターフェイス309は無線受話器101によって受信された端末装置102のためのコマンドと、端末装置102から受信された無線受話器101のためのコマンドを処理する。制御部307およびコマンドインターフェイス309は、受信されたコマンドを実行するために、関連して作用する。
無線受話器101には、コードレス型電話受話器に典型的な追加構成要素である、無線受話器101の動力付き構成要素に接続された電源310、及びマイクロホン、スピーカが含まれている音声ブロック306、キーパッド、リンガー、およびディスプレイ等のユーザインターフェイス305が含まれている。
端末装置102及び無線受話器101は、さらに、ユーザが端末装置102の加入者回線用無線ネットワークに接続された電話網により送話および受話をすることができるように、互いに作用し合う。例えば、無線受話器101及び端末装置102は、模擬ダイヤルトーン機能および自動パルス送信機能のような基本的な加入者回線用電話機能をもたらす。
図4は、本発明の実施の形態1における端末装置の機能構成を示す図であり、図2の端末装置102における通信処理部分について示したものである。
図4に示すように、端末装置102は、コードレス電話型(DECT)である第1の通信手段と、加入者回線用無線(GSM)である第2の通信手段とをそれぞれ独立して有している。
ここで、図2と図4との対応関係について説明する。
図4の第1通信制御部407、第2通信制御部414は、図2のモデム制御部208によって実現される。
図4の第1ベースバンド処理部406は、図2の宅内用無線モデム206によって実現される。第1送受信切り替えスイッチ402、第1パワーアンプ403、第1LNA404、第1RF変復調部405は、図2の第1無線通信インターフェース204によって実現される。
図4の第2ベースバンド処理部413は、図2の加入者回線用無線モデム207によって実現される。第2送信受信切り替えスイッチ409、第2パワーアンプ410、第2LNA411、第2RF変復調部412は、図2の第2無線通信インターフェースで実現される。
図4の第1の通信手段において、第1通信制御部407は、無線受話器101と通話する音声データの送受信データを加工すると共に、無線通信の送信、受信等を制御する機能を有する。第1ベースバンド処理部406は、音声データを宅内コードレス電話モデムのベースバンド処理による変復調とデータパケット化の符号/復号化を行う。第1RF変復調部405は、無線周波数のキャリア周波数へ第1ベースバンド処理部406でベースバンド変調されたデータの変復調処理を行う。データの送信は第1パワーアンプ403でRFデータの電力増幅が成され第1送信受信切り替えスイッチ402で送信がアクティブの場合は第1アンテナ202を通じて空間上に無線データとして伝送される。受信に関しては、第1アンテナ202を通じて受信した無線データを第1送信受信切り替えスイッチ402を経由して第1LNA404でデータ信号増幅を施した後、第1RF変復調部405にてRF信号の復調が行われる。
また、第2の通信手段において、第2通信制御部414が無線基地局103へ通信される音声データの送受信データを加工すると共に、無線通信の送信、受信等を制御する機能を有する。第2ベースバンド処理部413は、音声データを宅内コードレス電話モデムのベースバンド処理による変復調とデータパケット化の符号/復号化を行う。第2RF変復調部412では、無線周波数のキャリア周波数へ第2ベースバンド処理部413でベースバンド変調されたデータを変復調処理を行う。データの送信は第2パワーアンプ410でRFデータの電力増幅が成され第2送信受信切り替えスイッチ409で送信がアクティブの場合は第2アンテナ203を通じて空間上に無線データとして伝送される。受信に関しては、第2アンテナ203を通じて受信した無線データを第2送信受信切り替えスイッチ409を経由して第2LNA411でデータ信号増幅を施された後、第2RF変復調部412にてRF信号の復調が行われる。
ここで、第1の通信手段側の送受信制御は、第1通信制御部407の送信受信の制御と第2通信制御部414の通信制御部からコントロールされる送信受信制御信号を用いて、互いに時間的に重ならないタイミングに加工されて行われる。
なお、上記した第1の通信手段の送受信制御を行うための第2の通信手段からのタイミング制御信号は、第2の通信手段で復号される無線基地局103から送信される制御データをもとに、通信データの周期性を計数し、制御信号を通知する。なお、第2の通信手段の受信データの周期性検知方法として、第2アンテナ203から入力される受信電界強度(RSSI)信号をもとに受信タイミングを通知することも考えられる。
以上のように構成された端末装置102について、第1の通信手段としてDECTシステムを、また第2の通信手段としてGSMシステムを用いた場合の動作例を以下に説明する。
図5は、本発明の実施の形態1におけるDECTのフレームフォーマットを示す図である。
図5に示すように、DECTシステムは時分割多重方式であり、1フレーム10ms間隔で各スロットの情報を更新し、フレームの前半と後半で、親機から子機への信号と子機から親機への信号とを分離し、1つの周波数を用いた時間分割によるマルチ子機通信を実現している。
図6は、本発明の実施の形態1におけるGSMのフレームフォーマットを示す図である。
図6に示すように、GSMシステムにおいても、DECTシステムと同様、時分割多重方式を基本に、基地局から複数の端末に対して同一周波数を用いて時間分割によるマルチ通信が実現されたシステムである。
図7は、本発明の実施の形態1におけるGSMとDECTの時間的重複の説明図であり、フレーム周期と信号の干渉状況を示している。
図7に示すように、GSMのフレーム周期は4.62ms、DECTのフレーム周期は10msであり60ms周期で互いに必ず1度は信号のぶつかる瞬間が訪れ、周波数の干渉が発生する。この干渉した時間帯はデータが正常に再生復号される可能性が低く、通話音声データに障害を及ぼすことになる。
図8は、本発明の実施の形態1における周波数干渉の説明図であり、GSMとDECTの転送周波数について、欧州の電波規格を例に示したものである。
図8に示すように、欧州では、GSMの周波数は1710MHz〜1880MHz(送信周波数:1710〜1785MHz、受信周波数:1805〜1880MHz)であり、DECTの周波数は1880〜1900MHzである。
したがって、同一の端末内で同時に通信する場合は、無線周波数が近接しているため、隣接信号の広がりにより信号の干渉が発生する。これは、音声通信であれば、通話中に周期的なノイズ音の発生による耳障りな音として出力されることになる。
本実施の形態では、このような現象を回避するため、端末装置102において、独立して2つの無線モデムが通信しても第2の通信手段(GSM)の通信されていない空いた時間を利用して第1の通信手段(DECT)のデータの通信時間を重ならないように制御することで、信号の干渉を避け、良好なデータ通信を実現しようとするものである。
図9は、本発明の実施の形態1における通信システムの動作フローチャートであり、主として端末装置102の動作について示したものである。
図9において、電話通信が無線受話器101及び端末装置102により送話、受話されて、無線受話器101と端末装置102との間の開放接続、及び端末装置102とGSMネットワークとの間の開放接続が確立される。
ステップ901で、ユーザは無線受話器101のマイクロホンの中へ話しかける。
ステップ902で、無線受話器101は、その音声信号を処理して、その音声信号を無線受話器101と端末装置102との間における電話インターフェイスのためにフォーマットされた信号へ変換する。
ステップ903では、無線受話器101はフォーマットされた信号を端末装置102へ送信する。無線受話器101は、自身のモデムによりアンテナ302を使って、フォーマットされた信号を端末装置102へ送信する。
ステップ904では、端末装置102は第1アンテナ202により無線受話器101からの信号を受信し、第1無線通信インターフェイス204、宅内用無線モデム206を使って受信信号を処理する。
ステップ905では、端末装置102は、無線受話器101からの受信信号を、端末装置102とGSMネットワークとの間における電波インターフェイスのためにフォーマットされた信号へと変換する。実施の形態1では、端末装置102は、モデム制御部208により、宅内用無線モデム206から加入者回線用無線モデム207へ信号を通過させ、加入者回線用モデム207で、GSM用に信号を処理すると共に変調する。なお、無線基地局103から受信した信号を無線受話器101に送信する場合は逆の流れになる。
また、ステップ905では、モデム制御部208は、端末装置102に内蔵された宅内用無線モデム206から無線受話器101との通信周期を含む制御情報を受け取ると共に、加入者回線用無線モデム207において無線基地局103から受信された受信信号の制御データから計数された無線基地局103からの受信信号データの受信周期を含む制御情報を受け取る。
モデム制御部208は、図10に示しているように、宅内用無線モデム206の送信タイミングと、加入者回線用無線モデム207の受信タイミングとが重なっている、すなわち互いのフレームにおけるデータスロットが時間的に重複していると判断した場合、ステップ906に進む。
ステップ906では、モデム制御部208は互いのデータスロットが時間的に重複していると判断した場合、その旨を宅内用無線モデム206に送り、宅内用無線モデム206は、無線受話器101へのデータ送信を停止する。具体的には、第1通信制御部407が第1送信受信切り替えスイッチ402にその旨を通知し、送信を停止する。
さらに、ステップ907で、宅内用無線モデム206は、次のフレーム区間における制御スロットとデータスロットの制御を行う。具体的には、無線受話器101への次のフレームに対し、データスロットを時間的に重複しないスロットに割り当てると共に、割り当てたスロットの位置情報について制御スロットを書き換える。これによって、端末装置102から無線受話器101に通信時間がぶつからない通信スロットを選択通知することができるようになる。
ステップ908では、ステップ905で信号が重ならないと判断された場合と、ステップ907で時間的に重なった場合の一連の処理が終了した際に、端末装置102は無線受話器101へ信号を送信する。
なお、上記したモデム制御部208は、無線受話器101への送信フレームと無線基地局103からの受信フレームにおける互いのデータスロットが重複したときに宅内用無線モデム206に制御指示を出すよう記載したが、時間的な重複の判断については、実際に衝突するタイミングだけでなく、互いの周期予測によりデータスロットが衝突する直前、あるいはさらに少し前のタイミングで重複したと判断するようにしてもよい。
また、無線受話器101への送信フレームについての制御を示したが、無線受話器101からの受信フレームについても同様に制御することは可能である。さらに、無線基地局103からの受信フレームについて示したが、無線基地局103への送信フレームについても同様に制御することは可能である。
以上のように実施の形態1では、第1の無線接続方式(DECT)と第2の無線接続方式(GSM)の時間周期は異なるため、端末装置102のモデム制御部208で、宅内用無線モデム206、加入者回線用無線モデム207の双方のモデムから受信信号の時間軸上での重なりを監視し、前述した制御を施すことにより、第1の無線接続と第2の無線接続による通信を同時に行いながら、周波数干渉を回避することができる端末装置102を実現することができる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2について説明する。
図11は、本発明の実施の形態2における通信システムの動作フローチャートであり、主として端末装置102の動作を示している。
なお、本実施の形態では、無線受話器101と端末装置102との間におけるフレームは、宅内用無線モデム206により、図12に示すように、あるデータスロットに入っているデータと同一のデータを、同一のフレーム内の別のスロットに複製したフレームが作成されている。
図11において、ステップ1001〜ステップ1004における処理は、実施の形態1におけるステップ901〜ステップ904(図9)と同様である。
ステップ1005では、端末装置102は、無線受話器101からの受信信号を、端末装置102とGSMネットワークとの間における電波インターフェイスのためにフォーマットされた信号へと変換する。実施の形態2では、端末装置102は、モデム制御部208により、宅内用無線モデム206から加入者回線用無線モデム207へ信号を通過させ、加入者回線用モデム207で、GSM用に信号を処理すると共に変調する。なお、無線基地局103から受信した信号を無線受話器101に送信する場合は逆の流れになる。
モデム制御部208は、端末装置102に内蔵された宅内用無線モデム206から無線受話器101との通信周期を含む制御情報を受け取ると共に、加入者回線用無線モデム207において無線基地局103から受信された受信信号の制御データから計数された無線基地局103からの受信信号データの受信周期を含む制御情報を受け取る。
モデム制御部208は、図12に示しているように、宅内用無線モデム206の送信タイミングと、加入者回線用無線モデム207の受信タイミングとが重なっている、すなわち互いのフレームにおけるデータスロットが時間的に重複していると判断した場合、ステップ1006に進む。
ステップ1006では、モデム制御部208は互いのデータスロットが時間的に重複していると判断した場合、その旨を宅内用無線モデム206に送り、宅内用無線モデム206はデータスロットの重複を回避するよう制御する。
具体的には、図12に示すように、宅内回線用のフレームフォーマットでは、送信及び受信のデータを同一フレーム内で時間的に離れた区間で2度通信しており、モデム制御部208から重複しているとの指示がきた場合は、重複しているデータスロットのデータを廃棄し、時間的に離れた同一データの入っているデータスロットを無線受話器101が選択できるように制御スロットの情報を書き換える。
ステップ1007では、ステップ1005でコードレス型電話通信と加入者回線用通信が重ならないと判断された場合と、ステップ1006で時間的に重なった場合の一連の処理が終了した際に加入者回線用の無線ネットワークへ信号を送信する。
なお、同一フレーム内で同一のデータを入れるスロットは2箇所に限定されるものではなく、3箇所以上に設定するようにしてもよい。
また、実施の形態2では加入者回線から受信とコードレス電話における送信についての例を説明したが、加入者回線用無線モデム207の受信と宅内用無線モデム206の受信、加入者回線用無線モデム207の送信と宅内用無線モデム206の送信、および加入者回線用無線モデム207の送信とコードレス電話の受信についても同様な制御を行っても良い。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3について説明する。
図13は、本発明の実施の形態3における通信システムの動作フローチャートであり、主として端末装置102の動作を示している。
図11において、ステップ1101〜ステップ1104における処理は、実施の形態1におけるステップ901〜ステップ904(図9)と同様である。
ステップ1105で、端末装置102は、無線受話器101からの受信信号を、端末装置102とGSMネットワークとの間における電波インターフェイスのためにフォーマットされた信号へと変換する。実施の形態3では、端末装置102は、モデム制御部208により、宅内用無線モデム206から加入者回線用無線モデム207へ信号を通過させ、加入者回線用無線モデム207で、GSM用に信号を処理すると共に変調する。なお、無線基地局103から受信した信号を無線受話器101に送信する場合は逆の流れになる。
また、これにあわせ、宅内用無線モデム206は、無線受話器101との通信周期を制御する。
ステップ1106では、宅内用無線モデム206の通信周期と送信および受信スロットタイミングを加入者回線用無線モデム207へモデム制御部208を介して通知する。また、加入者回線用無線モデム207も通信周期と送信および受信スロットタイミングを宅内用無線モデム206へモデム制御部208を介して通知する。
ステップ1107で、宅内用無線モデム206は、加入者回線用無線モデム207の通信周期と、送信および受信タイミングを把握できるため、フレーム内において、GSM側と時間軸上で重ならないタイミングのスロット位置を選択して、制御スロットに当該選択したデータスロットの位置情報を載せて、無線受話器101と端末装置102との送信、受信タイミングを自由に制御する。
ステップ1108では、無線受話器101への送信および受信タイミングを宅内用無線モデム206で制御することにより、加入者回線用無線モデム207の送信および受信タイミングと重ならない時間で送受信を行うことができる。
なお、実施の形態3では、データスロットの位置を変更する点について述べたが、図14に示すように、無線受話器101を制御する制御スロットをフレーム内で自由に選択することで、制御スロットの干渉をも回避し、端末装置102と無線受話器101の同期を常に確保するようにしても構わない。
(実施の形態4)
実施の形態4について説明する。
実施の形態1〜3においては、宅内用無線モデム206と加入者回線用無線モデム207の通信周期情報の伝達を、モデム制御部208を通じて通知していたが、実施の形態4は、宅内用無線モデム206と加入者回線用無線モデム207とのデータの受け渡しを図15に示すように制御部209で行うよう構成したものである。
これにより、各モデムで扱う制御の負荷を軽減し、モデムの制御性能が低い場合においても、制御部209で集中管理することにより、各モデムでの負荷の低減と緊急処理による動作の不安定要因を適切に排除する効果が得られる。
実施の形態1〜4に示す端末装置では、宅内用無線モデム206と加入者回線用無線モデム207が端末装置102内に収容され、無線受話器101で端末装置102を中継して加入者回線用電波を通して外線通話する際に、両周波数が近接し、両無線通信システムが時間軸多重方式であることを前提とした場合に、時間軸方向でのデータの送受信タイミング重なりを無くすことができるので、周波数干渉等の音声の劣化やデータの誤りを排除することができ、好適な通話環境を提供することができる。
また、実施の形態1〜4に示す端末装置102において、モデム信号処理として一般的に使う信号強度(RSSI)の測定を利用し、宅内用無線モデム206と加入者回線用無線モデム207から得られるRSSIをモデム制御部208でモニタリングすることで、データの重複判断に応用することができる。
また、実施の形態1〜4における端末装置102は、宅内のコードレス電話端末と有線で接続された一般回線(PSTN)である既存の電話機のPSTNを、加入者回線用無線通話に置き換えて融合した端末であり、加入者回線用優先の敷設が困難な場所や、端末装置102を常に移動する使用ユーザにとって好適な通話およびデータ通信環境を提供することが可能となる。
さらに、実施の形態1〜4では、端末装置102において、データの重複タイミングを制御する手段は、主としてモデム制御部208の事例を示したが、当該手段が端末装置102の有する二つのモデムの何れかに内蔵されるといった場合なども発明の範囲内に含まれることは言うまでもない。
本発明を詳細にまた特定の実施態様を参照して説明したが、本発明の精神と範囲を逸脱することなく様々な変更や修正を加えることができることは当業者にとって明らかである。
本出願は、2007年6月13日出願の日本特許出願NO.2007-156031に基づくものであり、その内容はここに参照として取り込まれる。
本発明に係る無線通信装置は、携帯電話や無線LAN用の電子機器、家庭内データ配信装置(STB)はもとより、画像、音声、データ、電話等を無線で配信する通信システムにも適応できる。
101 無線受話器
102 端末装置
103 無線基地局
202 第1アンテナ
203 第2アンテナ
204 第1無線通信インターフェイス
205 第2無線通信インターフェイス
206 宅内用無線モデム
207 加入者回線用無線モデム
208 モデム制御部
209 制御部
210 記憶部

Claims (12)

  1. 第1の周波数帯と第2の周波数帯を使用して無線通信を行う無線通信装置であって、
    第1の周波数帯信号を変復調する第1の無線インターフェイスと、
    前記第1の無線インターフェイスと接続された第1のモデムと、
    第2の周波数帯信号を変復調する第2の無線インターフェイスと、
    前記第2の無線インターフェイスに接続された第2のモデムと、
    前記第1及び第2のモデム間で信号を受け渡しするモデム制御部と、を備え、
    前記モデム制御部は、前記第1及び第2のモデムからの情報に基づいて、第1の無線通信と第2の無線通信の送受信タイミングが重複すると判断した場合、前記第1のモデムにデータが時間軸方向で重ならないように指示する、ことを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記第1のモデムは、通信方式として時間軸多重方式を用いていることを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
  3. 第1及び第2のモデムにおける無線通信の中心周波数が近接していることを特徴とする請求項1または請求項2記載の無線通信装置。
  4. 前記モデム制御部は、前記第1及び第2のモデムから得た送受信制御情報に基づいて重複判断を行う請求項1または請求項2記載の無線通信装置。
  5. 前記モデム制御部は、前記第1及び第2のモデムから得た前記第1及び第2のアンテナから入力された受信信号強度に基づいて重複判断を行う請求項1または請求項2記載の無線通信装置。
  6. 前記第1のモデムは、前記モデム制御部から第2のモデムの受信タイミングと自身の送信タイミングが重複した旨の指示を受けると、送信を停止することを特徴とする請求項4または請求項5記載の無線通信装置。
  7. 前記第1のモデムは、次のフレームにおいて、実データの位置を変更すると共に、その変更内容を制御データに組み込むことを特徴とする請求項6記載の無線通信装置。
  8. 前記第1のモデムは、同一の実データを複数の通信区間に割り当てたフレームデータを通信制御する構成であって、前記モデム制御部から第2のモデムの受信タイミングと自身の送信タイミングが重複した旨の指示を受けると、重複した実データを廃棄し、同一の実データが入っている別の通信区間を選択するよう制御データを書き換えることを特徴とする請求項4または請求項5記載の無線通信装置。
  9. 第1の周波数帯と第2の周波数帯を使用して無線通信を行う無線通信装置であって、
    第1の周波数帯信号を変復調する第1の無線インターフェイスと、
    前記第1の無線インターフェイスと接続された第1のモデムと、
    第2の周波数帯信号を変復調する第2の無線インターフェイスと、
    前記第2の無線インターフェイスに接続された第2のモデムと、
    前記第1及び第2のモデム間で信号を受け渡しするモデム制御部と、を備え、
    前記モデム制御部は、前記第1のモデムから得られる第1の無線通信の送受信タイミングを第2のモデムへ、前記第2のモデムから得られる第2の無線通信の送受信タイミングを第1のモデムへ送る、ことを特徴とする無線通信装置。
  10. 前記第1のモデムは、前記モデム制御部から受けた前記第2の無線通信の送受信タイミングと重ならないように第1の無線通信の送受信を制御する、ことを特徴とする請求項9記載の無線通信装置。
  11. 前記第1のモデムは、前記第2の無線通信の送受信タイミングと重ならないように、送信フレームにおける実データの通信区間を選択することを特徴とする請求項10記載の無線通信装置。
  12. 前記第1のモデムは、前記第2の無線通信の送受信タイミングと重ならないように、送信フレームにおける制御データの通信区間を選択することを特徴とする請求項10記載の無線通信装置。
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