JP2007274176A - 音声会議装置、音声会議システムにおける音声確認方法及びそのプログラム - Google Patents

音声会議装置、音声会議システムにおける音声確認方法及びそのプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】複数の拠点同士で音声データの送受信を行って音声会議を行う際に、拠点Aから伝送された入力音声が、拠点Bにおいて期待する明瞭な音声品質で再生されているか否かを確認する。
【解決手段】拠点Bにおいて、ネットワークを介して他の拠点Aと音声信号を送受信する通信部11Bと、通信部11Bにおいて受信された音声信号VAabを再生して出力する音声出力部13Bと、音源より発生した音声VBbと音声出力部13Bから出力された音声であるエコーVAbとを集音して入力する音声入力部14Bと、音声入力部14Bに入力された音声信号VAba+VBbaから、エコーの音声信号VAbaと音源より発生した音声の音声信号VBbaとを分離して抽出する所望音声抽出部12Bと、所望音声抽出部12Bにより抽出されたエコーの音声信号VAbaと音源より発生した音声の音声信号VBbaとを選択するスイッチ16Bと、を有しており、スイッチ16Bにより選択されたエコーの音声信号VAba又は音源より発生した音声の音声信号VBbaを通信部11Bにより、拠点Aへ送信可能に構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、音声会議装置、音声会議システムにおける音声確認方法及びそのプログラムに関する。
ネットワークや通信回線等を介して接続された端末を用いた電子会議システムにおける音声会議装置やテレビ会議装置において、自分の音声が、相手先に聞こえているか否かを確認する方法としては、以下のような方法がある。
特許文献1におけるテレビ会議方法では、相手の利用者端末装置においてスピーカから出力される音声の音圧を測定し、その測定値を音声レベル情報として、ネットワークを介して自分の利用者端末装置に前記音声レベル情報を視覚的に表示する方法が記載されている。
特許文献2におけるネットワーク会議システムにおける通話確認方法では、受信した音声データを再生し、該再生音声の音量を検出し、該音量データを応答データとして他の利用者端末に通知する方法が記載されている。
特許文献3におけるビデオ会議システムでは、相手先の端末装置で出力された音声が、音声出力レベル(単位db(デシベル))として収集され、自分の端末の表示画面の映像に合成された音声品質表示(音量を示す表示)として表示される。
特開2004−186870号公報 特開2004−48329号公報 特開2005−269498号公報
ところが、従来の電子会議システムにおける相手先に自分の音声が聞こえているか否かを確認する音声確認方法は、相手先で再生される音声の音圧レベルでの確認であって、実際に相手側拠点の音声再生装置でどのような品質の音声が出力されているかを確認することはできない。
例えば、音圧レベルにおいては問題ないとしても、通信経路上での品質劣化や、音声CODECの品質などによって、期待する音声品質で相手先に伝送できていないという虞がある。即ち、自拠点から伝送された入力音声が、相手拠点において異なる音響やノイズなどを含んで再生され、期待する明瞭な音声品質で再生されていなくても、入出力の音圧レベルが同一であれば異常であると検知されない虞がある。また、前記の従来の音声確認方法では、音声の不具合が確認されても、その不具合の原因がどこにあるのかを見つけることは困難であった。
すなわち、本発明が解消しようとする課題としては、自拠点から伝送された入力音声が、相手拠点において期待する明瞭な音声品質で再生されているか否かを自拠点において確認できる相手拠点用の音声会議装置、音声会議システムの音声確認方法及びそのプログラムを提供することがその一例として挙げられる。
請求項1に記載の音声会議装置は、ネットワークを介して接続された複数の拠点同士で音声データの送受信を行って、音声による会議を行う音声会議装置であって、
前記ネットワークを介して、他の拠点と音声信号を送受信する通信手段と、
前記通信手段において受信された前記音声信号を再生して出力する音声出力手段と、
音源より発生した音声と前記音声出力手段から出力された音声であるエコーとを集音して入力する音声入力手段と、
前記音声入力手段に入力された音声信号から、前記エコーの音声信号と前記音源より発生した音声の音声信号とを分離して抽出する所望音声抽出手段と、
前記所望音声抽出手段により抽出された前記エコーの音声信号と前記音源より発生した音声の音声信号とを選択する選択手段と、を有し、
前記選択手段により選択された前記エコーの音声信号又は音源より発生した音声の音声信号を前記通信手段により、前記他の拠点へ送信可能に構成されていることを特徴とする。
請求項6に記載の音声会議システムにおける通話確認方法は、ネットワークを介して接続された複数の拠点同士で音声データの送受信を行って、音声による会議を行う音声会議システムにおける通話確認方法であって、
第一拠点にある音源より発生した元の音声を集音した音声信号を第二拠点に伝送するステップと、
前記第二拠点において、伝送された前記音声信号を再生出力するステップと、
前記再生出力された音声であるエコーと前記第二拠点にある音源より発生した音声を集音して入力するステップと、
前記入力された音声信号を前記エコーの音声信号と前記第二拠点にある音源によって発生した音声の音声信号とに分離して抽出するステップと、
前記抽出されたエコーの音声信号のみを前記第一拠点に伝送するステップと、
前記第一拠点に伝送されたエコーの音声信号を再生して出力するステップと、
前記第一拠点にある音源より発生した元の音声と前記再生出力されたエコーとを比較して、前記第二拠点において前記元の音声が正常に再生出力されたか否かを判定するステップと、を含むことを特徴とする。
請求項9に記載の音声会議システムにおける通話確認プログラムは、請求項6〜8のいずれか一項に記載の音声会議システムにおける通話確認方法の各手順をコンピュータに実行させることを特徴とする。
以下、本発明に係る実施の形態について説明する。
本発明の実施の形態に係る音声会議装置は、ネットワークを介して接続された複数の拠点同士で音声データの送受信を行って、音声による会議を行う音声会議装置であり、
ネットワークを介して、他の拠点と音声信号を送受信する通信手段と、
通信手段において受信された前記音声信号を再生して出力する音声出力手段と、
音源より発生した音声と前記音声出力手段から出力された音声であるエコーとを集音して入力する音声入力手段と、
音声入力手段に入力された音声から、前記エコーの音声信号と前記音源より発生した音声の音声信号とを分離して抽出する所望音声抽出手段と、
所望音声抽出手段により抽出された前記エコーの音声信号と前記音源より発生した音声の音声信号とを選択する選択手段と、を有しており、
前記選択手段により選択された前記エコーの音声信号又は音源より発生した音声の音声信号を前記通信手段により、他の拠点へ送信可能に構成されていることを、その最良の実施の形態としている。
これにより、ネットワークを介して接続された複数の拠点同士で音声データの送受信する音声会議システムにおいて、ネットワークを介して接続された他の拠点(自拠点)から伝送された入力音声のエコーの音声信号を前記他の拠点へ送り返すことができるので、送り返された前記他の拠点にて、本音声会議装置が設置された拠点(相手拠点)において期待する明瞭な音声品質で再生されているか否かを確認することができる。
また、本発明の実施の形態に係る音声会議装置は、選択手段がネットワークを介して接続された他の拠点から制御可能に構成されていることが好ましい。
これにより、ネットワークを介して接続された複数の拠点同士で音声データの送受信する音声会議システムの設置作業において、音声出力が出来ているか否かは従来双方の拠点に作業担当者を配置する必要があったが、音声の確認作業担当者は片方の拠点のみでまかなえるためこの負担を削減できる。
また、本発明の実施の形態に係る音声会議装置は、通信手段において受信された音声信号の音声レベルを計測する計測手段と音声レベルに応じて音声信号を増幅する増幅手段とを備えることが好ましい。
これにより、ネットワークを介して接続された他の拠点(自拠点)と本音声会議装置が設置された拠点(相手拠点)との間の伝送路において、音声レベルが減衰する場合に、送信前と送信後の音声レベルを略同レベルに保つことができるので、前記他の拠点から伝送された入力音声が、本音声会議装置が設置された拠点において期待する明瞭な音声品質で再生されているか否かの確認をより正確にすることができる。
また、本発明の実施の形態に係る音声会議装置は、音声出力手段の近傍に設けられたエコーの音声レベルを計測する第二計測手段と第二計測手段で計測された音声レベルに応じてエコーの音声信号を増幅する第2増幅手段とを備えることが好ましい。
これにより、音声出力手段から再生出力された音声は、音声入力手段との距離に応じて、エコーの音声レベルは減衰するが、この減衰した分の音声レベルを増幅してエコーの音声レベルと元の音声レベルとを略同レベルに保つことができるので、自拠点から伝送された入力音声が、相手拠点において期待する明瞭な音声品質で再生されているか否かの確認をより正確にする行うことができる。
また、本発明の実施の形態に係る音声会議装置は、通信手段において受信された音声信号がデジタル信号である場合に、該デジタル信号を復号化する復号化手段と選択手段により選択されたエコーの音声信号又は音源より発生した音声の音声信号をデジタル信号として符号化する符号化手段とを備えること、が好ましい。
これにより、自拠点と相手拠点との間の伝送路において、ノイズの影響や伝送路における減衰の影響の少ないデジタル信号で送受信することができる。また、自拠点から伝送された入力音声が、相手拠点において期待する明瞭な音声品質で再生されているか否かの確認をする際に、エコーの音声信号を出力するまで、一定期間ディレイさせるなど、入力音声と重ならないようにすることができるので比較確認が容易になる。
本発明の実施の形態に係る音声会議システムの音声確認方法は、ネットワークを介して接続された複数の拠点同士で音声データの送受信を行って、音声による会議を行う音声会議システムにおける通話確認方法であり、
第一拠点にある音源より発生した元の音声を集音した音声信号を第二拠点に伝送するステップと、
第二拠点において、伝送された前記音声信号を再生出力するステップと、
再生出力された音声であるエコーと第二拠点にある音源より発生した音声を集音して入力するステップと、
入力された音声信号をエコーの音声信号と前記第二拠点にある音源によって発生した音声の音声信号とに分離して抽出するステップと、
抽出されたエコーの音声信号のみを第一拠点に伝送するステップと、
第一拠点に伝送されたエコーの音声信号を再生して出力するステップと、
第一拠点にある音源より発生した元の音声と再生出力されたエコーとを比較して、第二拠点において元の音声が正常に再生出力されたか否かを判定するステップと、を含むことを、その最良の実施の形態としている。
これにより、音声会議システムにおいて自拠点から伝送された入力音声が、相手拠点において期待する明瞭な音声品質で再生されているか否かを確認することができる。また、音声会議システムの設置作業において、音声出力が出来ているか否かは従来双方の拠点に作業担当者を配置する必要があったが、音声の確認作業担当者は片方の拠点のみでまかなえるためこの負担を削減できる。
また、本発明の実施の形態に係る音声会議システムの音声確認方法は、第二拠点に伝送するステップにおいて、送信される音声信号の音声レベルを第一拠点にて計測し、第二拠点において伝送された音声を再生出力前に、受信した音声信号を第二拠点にて計測し、第一拠点にて計測された音声レベルと第二拠点にて計測された音声レベルから得られた値に応じて該音声信号を増幅することが好ましい。
これにより、自拠点と相手拠点との間の伝送路において、音声レベルが減衰する場合に、送信前と送信後の音声レベルを略同レベルに保つことができるので、自拠点から伝送された入力音声が、相手拠点において期待する明瞭な音声品質で再生されているか否かの確認をより正確に行うことができる。
また、本発明の実施の形態に係る音声会議システムの音声確認方法は、エコーの音声レベルを再生出力する箇所の近傍で計測し、計測された音声レベルに応じてエコーの音声信号を増幅することが好ましい。
これにより、音声出力手段から再生出力された音声は、音声入力手段との距離に応じて、エコーの音声レベルは減衰するが、この減衰した分の音声レベルを増幅してエコーの音声レベルと元の音声レベルとを略同レベルに保つことができるので、自拠点から伝送された入力音声が、相手拠点において期待する明瞭な音声品質で再生されているか否かの確認をより正確に行うことができる。
また、本発明の実施の形態に係る音声会議システムの通話確認プログラムは、前述の音声会議システムにおける通話確認方法の各手順をコンピュータに実行させるものである。
以下、本発明に係る音声会議装置、音声会議システムの音声確認方法及びプログラムの実施の形態における具体的な実施例を挙げ、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態における一実施例の音声会議システムの構成を示す図である。本実施例では、ネットワークを介して接続された複数の拠点である拠点A(第一拠点)と拠点B(第二拠点)同士で音声データの送受信する音声会議システムの例を挙げ、該音声会議システムにおいて、拠点A(第一拠点)の音声会議装置10Aから拠点B(第二拠点)の音声会議装置10Bへ伝送した音声を確認する例を挙げて説明する。
図1に示す音声会議システム1において、拠点Aの音声会議装置10Aは、通信部(通信手段)11A、音声出力部(音声出力手段)13A、音声入力部(音声入力手段)14A、スイッチ制御部(選択手段制御部)15Aを備えている。また、拠点Bの音声会議装置10Bは、通信部(通信手段)11B、所望音声抽出部(所望音声抽出手段)12B、音声出力部(音声出力手段)13B、音声入力部(音声入力手段)14B、スイッチ(選択手段)16B、を備えている。
なお、拠点Aの音声会議装置10Aと拠点Bの音声会議装置10Bは、同一の構成であってもよく、この場合、音声会議装置10Aは上記構成に加えて、図示しない所望音声抽出部、及びスイッチ(選択手段)を備えていてもよく、音声会議装置10Bは上記構成に加えて、図示しないスイッチ制御部(選択手段制御部)を備えていてもよい。このように、拠点Aの音声会議装置10Aと拠点Bの音声会議装置10Bが同一の構成であれば、拠点Aの音声会議装置10Aから拠点Bの音声会議装置10Bへ伝送した音声の確認も同様にして行うことができる。
所望音声抽出部12Bは、適応フィルタ121、第1減算器122、第2減算器123を備えており、拠点Bの音声会議装置10Bに入力された音声信号VAba+VBbaから、エコー成分VAbaを除去するエコーキャンセル機能、及び、拠点Bで入力された音声信号VAba+VBbaから拠点Aの音声会議装置10Aから伝送された音声信号VAabのエコー成分VAbaを抽出するエコー抽出機能を有する。
上記VBbaは、拠点Bにおける音源より発生した音声VBb(例えば、拠点Bの会議室内等で発せられた人物の声や物音など)を音声入力部14Bで集音して入力した音声信号VBbaである。
また、拠点Aの音声会議装置10Aから伝送された音声信号VAabは、音声出力部13Bから再生出力される。そして、VAbは、音声入力部14Bで集音される直前の音声であり、前記音声出力部13Bから再生出力したVAabが減衰した音声である。
また、VAbaは、音声入力部14Bで上記音声VBbを集音する際に、前記VAbが同時に集音されたものである。
また、音声会議装置10Aはスイッチ制御部15Aを有し、このスイッチ制御部15Aからの制御信号を通信部11A、11Bを利用して送受信し、この制御信号によりスイッチ16Bの制御が可能であるので、音声会議装置10Bのエコーキャンセル機能またはエコー抽出機能のどちらの機能を使用するかを切り替えることができる。
図2は、本発明の実施例における音声会議装置を用いた音声会議システムにおける音声確認方法を説明するフローチャートである。
まず、本構成において、拠点Bで拠点Aからの入力音声VAa(例えば、拠点Aの会議室内等で発せられた人物の声や物音など)が正常に再現されているか否かを確認するときは、スイッチ制御部にてスイッチ16Bをb側からa側に切り替えて選択する(ステップS1)。
拠点Bでは拠点Aのスイッチ制御部からの制御信号を受けて、スイッチ16Bをb側からa側に切り替えて選択する(ステップS2)。なお、スイッチ16Bがb側に切り替えられたときは、従来の音声会議装置の機能であるエコーキャンセル機能として、拠点Bで入力された音声信号VAba+VBbaから拠点Bの音声成分VBbaを抽出し、スイッチ16Bがa側に切り替えられたときは拠点Bで入力された音声信号VAba+VBbaから拠点Aのエコー成分VAbaを抽出する。
次に、拠点Aにある音源より発生した音声VAaを音声入力部14Aにて集音する(ステップS3)。そして、集音された音声はVAabとして、音声会議装置10Aの通信部11Aから伝送し(ステップS4)、音声会議装置10Bの通信部11Bで受信され(ステップS5)、音声出力部13Bより出力する(ステップS6)。
次に、音声出力部13Bより出力された音声信号VAabはエコーVAbとして音声入力部14Bで集音する(ステップS7)。なお、音声入力部14Bでは本来の用途である拠点Bにある音源より発生した音声VBbも合わせて集音する。
集音された音声信号VAba+VBbaは、所望音声抽出部12Bによって、音声成分VAbaとVBbaとに分離される(ステップS8)。
上記ステップS8の分離の手順を、図3を用いて詳細に説明する。
所望音声抽出部12B内にある適応フィルタ121では拠点Aからの音声信号VAabと第1減算器122で抽出した音声成分VBbaより、エコー成分VAbaを除去するための擬似エコーを作成する(ステップS8−1)。
厳密に言えば、擬似エコーは拠点Bで入力された音声信号VAba+VBbaの内のエコー成分VAbaと同値ではないが、このエコーキャンセルに関する技術は周知の技術であるためその説明を省略し、また、説明を簡単化するため、作成されたエコーはエコー成分VAbaと同値として扱う。
第1減算器122では拠点Bで入力された音声信号VAba+VBbaから適応フィルタ121で作成された擬似エコー成分VAbaを減算することで、拠点Bにて発生した音声成分VBbaを抽出する(ステップS8−2)。
第2減算器123では拠点Bで入力された音声信号VAba+VBbaから第1減算器122で抽出された音声成分VBbaを減算することで、拠点Aの音源より発生した音声のエコー成分VAbaを抽出する(ステップS8−3)。
なお、上記の音声成分の分離の手順は、あくまでも一例であり、入力された音声VAba+VBbaを拠点Aの音源より発生した音声のエコー成分VAbaと拠点Bで発生した音声成分VBbaに分離する方法であれば如何なる方法を用いてもよい。
さらに、図2のフローに戻り説明を続ける。
ステップS1、S2にて予めスイッチ16Bがa側に切換られているため、所望音声抽出部12BでVAba,VBbaに分離された音声成分のうちエコー成分VAbaが選択される(ステップS9)。このエコー成分VAbaは、通信部11Bからへ通信部11A伝送される(ステップS10)。そして、通信部11Bから伝送されたエコー成分VAbaが通信部11Aで受信され(ステップS11)、この受信したエコー成分VAbaは音声出力部13Aより出力される(ステップS12)。
以上の手順により、拠点Bで再生された拠点Aからの音声信号VAabを、エコー成分VAbaとして再び拠点Aに戻すことで、拠点Bで正常に音声が再生されているか否かを確認し判定する(ステップS13)。
なお、判定方法については人の聴力によるもの、音声出力部13Aより出力されたエコー成分VAbaの音声と入力音声VAaの音声波形を比較して、その差分が許容範囲内であれば問題なし(OK)とするなど、状況や判定精度に応じた手法を用いることができる。
なお、判定結果として問題なし(OK)と判定された場合は、拠点Bにて拠点Aから入力された音声が正常に出力されていると判断してよい。
上記の問題なし(OK)の判定を得る条件は、VAa ≒ VAab ≒ VAb≒ VAbaである。よって、本実施例の音声会議システムは上記条件を整える拡張を施しておくことが望まれる。
上記条件を満たす方法は特に限定されないが、次に、その手法の一例を挙げ説明する。
先ず、VAa≒VAabの条件を確保するために、例えば通信部11Aから通信部11Bへの伝送路における音声レベルの変化を補償することが考えられる。同様に、VAb≒VAbaであるためには、例えば通信部11Bから通信部11Aへの伝送路における音声レベルの変化を補償することが考えられる。
図4は、送信前の音声レベルを計測しておき、受信時に減衰した音声レベルを計測した音声レベルを増幅する手段を備えた場合を示す説明図である。
図4において、送信される音声信号の音声レベルを音声レベル計測器19Aにて計測しておく。
なお、その際計測した音声レベルを便宜上Vとする。計測された音声信号は通信部11Aを経由して通信部11Bへ伝送される。音声会議装置10Bでは受信した音声信号を計測器19Bにて計測する。その際、計測した音声レベルを便宜上V/αとする。
そして、この音声信号を増幅器1によって増幅する。増幅の度合いは音声レベル計測器19Aと音声レベル計測器19Bから得られた値より求める(図4に示す例ではα倍である)。
さらに、伝送路上のノイズを除去する手段を備えてもよい。
また、VAaの音声レベルを計測し、拠点Bにて音声出力部13Bで出力する際の音声レベルをVAabに調整する手段を備えていてもよい。
また、音声レベルを合わせるためには、即ちVAab≒VAbであるためには、本実施例においては拠点AにエコーVAbを戻すことによって効果が得られるが、実際には、音声出力部13Bと音声入力部14Bの距離に応じて、エコーVAbの音声レベルは減衰する。
よって、VAab≒VAbとなるように、音声出力部13Bより出力される際の音声信号VAabの音声レベルを計測しておき、所望音声抽出部12Bより抽出された音声成分VAbaを音声信号VAabの音声レベルまで増幅するなどすればよい。
図5は、VAab≒VAbとなるように増幅する一例を示す説明図である。
図5において、音声出力部13Bより出力される音声信号VAabの音声レベルを第2音声レベル計測部20Bを用いて計測する。
なお、第2音声レベル計測部20Bは音声出力部13Bの近傍で、VAabの音声レベルが減衰しないような位置に設置する。便宜上、音声信号VAabの音声レベルをVとする。
出力された音声信号VAabは音声レベルを減衰させて音声入力部14Bに入力される。なお、音声入力部14Bに入力された際のエコーVAbの音声レベルは便宜上V/βとする。音声入力部14Bによって入力された音声は所望音声抽出部12Bにて、エコー成分VAbaが抽出される。抽出されたエコーを第2増幅器21Bにて第2音声レベル計測部20Bで計測されたレベルまで増幅する。すなわちここではβ倍に増幅する。
また、音声出力部13Bがヘッドセットなどのようにエコーが全く生じないような場合は、効果を確認するとき、音声出力部13Bと音声入力部14Bとを短絡接続するなどしてもよい。
即ち、音声出力部13Bから発生した音声信号VAabをVAab≒VAbとなるように、音声入力部14Bに入力できる手段を備えるものである。
また、判定結果として問題あり(NG)と判定された場合において、本実施例の構成を拡張することで、音声会議システムにおける不具合箇所を検出し、特定することが容易となる。以下に、本発明の実施例における音声会議装置を用いた音声会議システムにおける音声確認時の不具合箇所を検出するための手順の一例を挙げて図6を用いて説明する。図6は、不具合箇所検出の手順の一例を示すフローチャートである。
なお、以下に記述する特定箇所における不具合を検出する手順は、下記の不具合検出方法に限定せず、他の検出方法によるものでもよい。
(1)音声出力部13A
図6において、最初に、音声出力部13Aにおける不具合検出を実行する(ステップS21)。図7は、音声出力部13Aにおける不具合検出方法を示す説明図である。
図7に示すように、音声会議装置10Aにサンプル音声発生部22Aを搭載する。実施する際には、スイッチ制御部15Aを制御して、スイッチ25Aを切り替えることでサンプル音声(音圧)Vcが音声出力部13Aより出力するようにする。
そのとき、出力された音声(音圧)をVcaとすると、VcとVcaとの音圧を比較して、その差が許容範囲内であれば、音声出力部13Aには問題なし、許容範囲外であれば、音声出力部13Aに問題ありと判定する。
(2)音声入力部14A
図6において、次に、音声入力部14Aにおける不具合検出を実行する(ステップS22)。図8は、音声入力部13Aにおける不具合検出方法を示す説明図である。
上記(1)のチェックで音声出力部13Aに異常がないと判定されている場合、図8に示すように、音声入力部14Aから入力音声Vinを入力し、スイッチ制御部15Aを制御して、スイッチ26Aを切り替えることで、Vinをそのままループバックして音声出力部13Aから出力する。そして、出力された音声VoutをVinと比較して、その差が許容範囲内であれば、音声入力部14Aには問題なし、許容範囲外であれば問題ありと判定する。
(3)通信部11B→通信部11A
図6において、次に、通信部11B→通信部11Aにおける不具合検出を実行する(ステップS23)。
図9は、通信部11B→通信部11Aにおける不具合検出方法を示す説明図である。
音声会議装置B内にサンプル音声発生部22Bを搭載し、本不具合検出を実施する際に、スイッチ制御部15Aを制御して、スイッチ25Bをb側に切り替えることで、サンプル音声(音圧)Vdが通信部11Bから通信部11Aを通過して、音声出力部13Aより出力されるようにする。
そのとき、出力された音声(音圧)をVdaとすると、VdとVdaとの音圧を比較して、その差が許容範囲内であれば、通信部11B→通信部11Aには問題なし、許容範囲外であれば問題ありと判定する。
(4)通信部11A→通信部11B
図6において、次に、通信部11A→通信部11Bにおける不具合検出を実行する(ステップS24)。
図10は、通信部11A→通信部11Bにおける不具合検出方法を示す説明図である。
上記(3)までのチェックで音声出力部13A、音声入力部14A、通信部11B→通信部11Aに異常がないと判定されている場合、音声入力部14Aから入力音声Vinを入力して、通信部11Aから通信部11Bに向けて音声を伝送する。
そのとき、スイッチ制御部15Aを制御して、スイッチ26Bをa側に切り替えることで、通信部11Bにて受信した音声をそのままループバックして通信部11Aに戻す。ループバックして戻された音声は音声出力部13Aより出力する。
出力された音声VoutをVinと比較して、その差が許容範囲内であれば、通信部11A→通信部11Bには問題なし、許容範囲外であれば問題ありと判定する。
(5)適応フィルタ121
図6において、次に、適応フィルタ121における不具合検出を実行する(ステップS25)。
上記(4)までの不具合検出で異常がみつからない場合、本実施例の構成(図1)にて、VAbaの音声レベル(音圧)がVAba>0、つまり、音声会議装置10Bより何かしらの音声は聞こえるが、入力音声VAaとは異なる音声と判断した場合は、適応フィルタ121に問題があると判定できる。
なお、この判定の際は、実質的にVAab≒VAbとなるような仕組みが搭載されているものとする。
(6)音声出力部13B
図6において、次に、音声出力部13Bにおける不具合検出を実行する(ステップS26)。
上記(5)までの不具合検出で異常がみつからない場合、即ち、VAbaの音声レベル(音圧)が0の場合は、本実施例の構成(図1)のスイッチ制御部15Aを制御して、スイッチ16Bをb側に切り替えるように制御して、拠点Bで発生する音声が聞こえるかどうかを判断する。
このとき、音声が聞こえれば音声出力部13Bに不具合があり、拠点Bの音声が聞こえなければ音声入力部14Bに問題があると判定することができる。
次に、前述の実施例の変形例について以下説明する。
図11は、本発明の実施例の変形例における音声会議システム100の構成を示す図である。
前述の実施例ではアナログ信号を伝送する例について説明をしているが、本変形例は、図11のように、入力音声をデジタル符号化して相手拠点へ伝送する例である。
本変形例においては、入力音声信号VAabを拠点Aの音声会議装置10Aの符号化器23Aにてデジタル符号化してからデジタル符号化したデータDVAabを送信し、拠点Bの音声会議装置10Bの復号化器24Bにて復号化する。同様に、入力されたエコー成分VAbaは拠点Bの音声会議装置10Bの符号化器23Bにてデジタル符号化してからデジタル符号化したデータDVAbaを送信し、拠点Aの音声会議装置10Aの復号化器24Bにて復号化する。このように、本変形例は、送信するデータをデジタル変換するものである。
本変形例においては、拠点Aにて音声VAaとVAbaを比較確認する際、音声出力部13AからVAbaを出力するまで、一定期間ディレイさせるなど、入力音声と重ならないようにすることができるので比較確認が容易になる。
以上、詳述したように、本実施例に係る音声会議装置10Bは、ネットワークを介して接続された複数の拠点同士(拠点A及び拠点B)で音声データの送受信を行って、音声による会議を行う(拠点Bの)音声会議装置10Bであり、ネットワークを介して、他の拠点(拠点A)と音声信号を送受信する通信部(通信手段)11Bと、通信部11Bにおいて受信された音声信号VAabを再生して出力する音声出力部(音声出力手段)13Bと、(拠点Bの)音源より発生した音声VBbと音声出力部13Bから出力された音声であるエコーVAb(拠点Aから伝送された入力音声のエコー)とを集音して入力する音声入力部(音声入力手段)14Aと、音声入力部14Aに入力された音声信号VAba+VBbaから、エコーの音声信号VAbaと音源より発生した音声の音声信号VBbaとを分離して抽出する所望音声抽出部(所望音声抽出手段)12Bと、所望音声抽出部12Bにより抽出されたエコーの音声信号VAbaと(拠点Bの)音源より発生した音声の音声信号VBbaとを選択するスイッチ(選択手段)16Bと、を有しており、スイッチ16Bにより選択されたエコーの音声信号VAba又は(拠点Bの)音源より発生した音声の音声信号VBbaを通信部11Bにより、他の拠点(拠点A)へ送信可能に構成されている。
これにより、ネットワークを介して接続された複数の拠点同士で音声データの送受信する音声会議システムにおいて、ネットワークを介して接続された他の拠点(拠点A)から伝送された入力音声のエコーの音声信号VAbaを他の拠点(拠点A)へ送り返すことができるので、送り返された他の拠点(拠点A)にて、本音声会議装置10Bが設置された拠点(拠点B)において期待する明瞭な音声品質で再生されているか否かを確認することができる。
また、本実施例に係る音声会議システムの音声確認方法は、ネットワークを介して接続された複数の拠点同士で音声データの送受信を行って、音声による会議を行う音声会議システムにおける通話確認方法であり、拠点A(第一拠点)にある音源より発生した元の音声を集音した音声信号VAabを拠点B(第二拠点)に伝送するステップと、拠点Bにおいて、伝送された音声信号VAabを再生出力するステップと、再生出力された音声であるエコーVAbと拠点Bにある音源より発生した音声VBbを集音して入力するステップと、入力された音声信号VAba+VBbaをエコーの音声信号VAbaと拠点Bにある音源によって発生した音声の音声信号VBbaとに分離して抽出するステップと、抽出されたエコーの音声信号VAbaのみを拠点Aに伝送するステップと、拠点Aに伝送されたエコーの音声信号VAbaを再生して出力するステップと、拠点Aにある音源より発生した元の音声VAaと再生出力されたエコーVAbaとを比較して、拠点Bにおいて元の音声が正常に再生出力されたか否かを判定するステップと、を含むものである。
これにより、音声会議システムにおいて自拠点から伝送された入力音声が、相手拠点において期待する明瞭な音声品質で再生されているか否かを確認することができる。よって、相手拠点で自分の声が聞こえているか否かが容易にわかるので、会議参加者のシステムに対する不安を解消できる。
また、音声会議システムの設置作業において、音声出力が出来ているか否かは従来双方の拠点に作業担当者を配置する必要があったが、音声の確認作業担当者は片方の拠点のみでまかなえるためこの負担を削減できる。
さらに、音声会議システムに問題点がある場合、音声会議システムにおける不具合箇所を検出し、特定することが容易となる。
なお、本発明は、前述の実施の形態に限定するものではなく、例えば、ネットワークや通信回線等を介して接続された端末を用いた電子会議システムにおけるテレビ会議装置において、自分の音声が、相手先に聞こえているか否かを確認する方法としても用いることができる。また、ネットワークや通信回線等を介した遠隔地に対して行う遠隔授業などにも適用可能である。
本発明の実施例の音声会議システムの構成を示す図である。 本発明の実施例における音声会議装置を用いた音声会議システムにおける音声確認方法を説明するフローチャートである。 図2のステップS8の分離の手順を説明するフローチャートである。 本発明の実施例の音声会議システムにおいて、送信前の音声レベルを計測しておき、受信時に減衰した音声レベルを計測した音声レベルを増幅する手段を備えた場合を示す説明図である。 本発明の実施例の音声会議システムにおいて、VAab≒VAbとなるように増幅する一例を示す説明図である。 本発明の実施例における音声会議装置を用いた音声会議システムにおける音声確認時の不具合箇所を検出するための手順の一例を説明するフローチャートである。 音声出力部13Aにおける不具合検出方法を示す説明図である。 音声入力部13Aにおける不具合検出方法を示す説明図である。 通信部11B→通信部11Aにおける不具合検出方法を示す説明図である。 通信部11A→通信部11Bにおける不具合検出方法を示す説明図である。 本発明の実施例の変形例における音声会議システムの構成を示す図である。
符号の説明
1、100 音声会議システム
11A、11B 通信部(通信手段)
10A、10B 音声会議装置
12B 所望音声抽出部(所望音声抽出手段)
13A、13B 音声出力部(音声出力手段)
14A、14B 音声入力部(音声入力手段)
15A スイッチ制御部(選択手段制御部)
16B スイッチ(選択手段)

Claims (9)

  1. ネットワークを介して接続された複数の拠点同士で音声データの送受信を行って、音声による会議を行う音声会議装置であって、
    前記ネットワークを介して、他の拠点と音声信号を送受信する通信手段と、
    前記通信手段において受信された前記音声信号を再生して出力する音声出力手段と、
    音源より発生した音声と前記音声出力手段から出力された音声であるエコーとを集音して入力する音声入力手段と、
    前記音声入力手段に入力された音声信号から、前記エコーの音声信号と前記音源より発生した音声の音声信号とを分離して抽出する所望音声抽出手段と、
    前記所望音声抽出手段により抽出された前記エコーの音声信号と前記音源より発生した音声の音声信号とを選択する選択手段と、を有し、
    前記選択手段により選択された前記エコーの音声信号又は音源より発生した音声の音声信号を前記通信手段により、前記他の拠点へ送信可能に構成されていることを特徴とする音声会議装置。
  2. 前記選択手段は、前記他の拠点から制御可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の音声会議装置。
  3. 前記通信手段において受信された前記音声信号の音声レベルを計測する計測手段と、前記音声レベルに応じて前記音声信号を増幅する増幅手段と、を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の音声会議装置。
  4. 前記音声出力手段の近傍に設けられ、前記エコーの音声レベルを計測する第二計測手段と、前記第二計測手段で計測された音声レベルに応じて前記エコーの音声信号を増幅する第2の増幅手段と、を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の音声会議装置。
  5. 前記通信手段において受信された前記音声信号がデジタル信号である場合に、該デジタル信号を復号化する復号化手段と、前記選択手段により選択された前記エコーの音声信号又は前記音源より発生した音声の音声信号をデジタル信号として符号化する符号化手段と、を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の音声会議装置。
  6. ネットワークを介して接続された複数の拠点同士で音声データの送受信を行って、音声による会議を行う音声会議システムにおける通話確認方法であって、
    第一拠点にある音源より発生した元の音声を集音した音声信号を第二拠点に伝送するステップと、
    前記第二拠点において、伝送された前記音声信号を再生出力するステップと、
    前記再生出力された音声であるエコーと前記第二拠点にある音源より発生した音声を集音して入力するステップと、
    前記入力された音声信号を前記エコーの音声信号と前記第二拠点にある音源によって発生した音声の音声信号とに分離して抽出するステップと、
    前記抽出されたエコーの音声信号のみを前記第一拠点に伝送するステップと、
    前記第一拠点に伝送されたエコーの音声信号を再生して出力するステップと、
    前記第一拠点にある音源より発生した元の音声と前記再生出力されたエコーとを比較して、前記第二拠点において前記元の音声が正常に再生出力されたか否かを判定するステップと、を含むことを特徴とする音声会議システムにおける通話確認方法。
  7. 前記第二拠点に伝送するステップにおいて、送信される音声信号の音声レベルを第一拠点にて計測し、
    前記第二拠点において前記伝送された音声を再生出力前に、受信した音声信号を第二拠点にて計測し、
    前記第一拠点にて計測された音声レベルと前記第二拠点にて計測された音声レベルから得られた値に応じて該音声信号を増幅することを特徴とする請求項6に記載の音声会議システムにおける通話確認方法。
  8. 前記エコーの音声レベルを再生出力する箇所の近傍で計測し、
    前記計測された音声レベルに応じて前記エコーの音声信号を増幅することを特徴とする請求項6または7に記載の音声会議システムにおける通話確認方法。
  9. 請求項6〜8のいずれか一項に記載の音声会議システムにおける通話確認方法の各手順をコンピュータに実行させることを特徴とする音声会議システムにおける通話確認プログラム。
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