JP6838465B2 - 電話システムおよび電話端末診断方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電話制御装置の配下に接続されている電話端末の故障を診断するための電話端末診断技術に関する。
ビジネスホンシステムやPBXシステムなどの電話システムでは、主装置やPBXの配下に複数の電話端末を内線接続しているため、これら電話端末の故障を効率よく診断する必要がある。特に、電話端末に設けられているマイクやスピーカは、音声通話に欠かせない重要な電子部品であり、故障に至る前に事前に劣化を検出することが重要となる。
従来、電話端末の音声通話機能を診断する技術として、通話路を介して電話端末に試験音声を送信して、ハンドセットのスピーカから出力し、ハンドセットのマイクに回り込んだ回込音声を通話路を介して検出し、その音声レベルに基づき、電話端末の音声通話機能を診断する技術が提案されている(例えば、特許文献1など参照)。これにより、人的作業を必要とすることなく、電話端末の音声通話機能を正確に確認することができる。
特開2014−042177号公報
しかしながら、このような従来技術によれば、電話端末に設けられているマイクやスピーカが劣化していることを確認できるものの、その劣化原因がマイクなのかスピーカなのかを判定することができないという問題点があった。また、高速道路や幹線道路の道路脇に設置されている非常電話機であれば、近くに人がいない場合がほとんどであるため、通話音声と同じ可聴周波数帯域の試験音声を用いて任意の時間帯に診断することができるが、オフィスなどに設置される電話端末では、試験音声が周囲に漏れて業務に差し障りが生じるため、同様にして適用するのは難しいという問題点があった。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、試験音声による周囲への影響を抑制しつつ、マイクおよびスピーカの劣化を区別して診断できる電話端末診断技術を提供することを目的としている。
このような目的を達成するために、本発明にかかる電話システムは、複数の電話端末と、通信回線を介して収容した前記電話端末を電話網に交換接続する電話制御装置とを備える電話システムであって、前記電話端末のうち試験対象端末として指定された1つの送り側端末と複数の受け側端末とが非通話状態にある場合に、前記送り側端末のスピーカから出力した非可聴音からなる試験音声を、前記受け側端末のそれぞれのマイクで検出し、得られた検出音声を前記受け側端末から収集する音声試験部と、前記音声試験部で収集された前記検出音声のそれぞれに基づいて、前記試験対象端末の音声通話性能に関する劣化を診断する音声診断部とをさらに備え、前記音声診断部は、前記試験対象端末の音声通話性能が正常な場合に収集した検出音声である基準音声の音声レベルと、前記音声試験部で新たに収集した検出音声の音声レベルとの差分からなるレベル減衰量を前記試験対象端末ごとに求め、得られたレベル減衰量に基づいて前記試験対象端末のスピーカおよびマイクに関する劣化を診断するようにしたものである。
また、本発明にかかる上記電話システムの一構成例は、前記音声診断部が、前記受け側端末のレベル減衰量が、予め設定されている規定減衰量より大きい場合、前記受け側端末のマイクに劣化があると診断するようにしたものである。
また、本発明にかかる上記電話システムの一構成例は、前記音声診断部が、前記送り側端末のレベル減衰量が、予め設定されている規定減衰量より大きい場合、前記送り側端末のスピーカまたはマイクに劣化があると診断するようにしたものである。
また、本発明にかかる上記電話システムの一構成例は、前記音声診断部が、前記試験対象端末に関する前記レベル減衰量の推移に基づいて、前記レベル減衰量が予め設定されている規定減衰量に到達する時点を、前記試験対象端末のメンテナンス時期として予測するようにしたものである。
また、本発明にかかる上記電話システムの一構成例は、前記電話端末が、前記試験音声を増幅処理およびフィルタ処理してスピーカから出力するとともに、マイクで検出された前記検出音声を増幅処理およびフィルタ処理する音声処理部を備え、前記音声処理部は、前記検出音声を増幅処理およびフィルタ処理する際、前記増幅処理および前記フィルタ処理の特性を音声通話用特性から音声試験特性に切り替えるようにしたものである。
また、本発明にかかる電話端末診断方法は、複数の電話端末と、通信回線を介して収容した前記電話端末を電話網に交換接続する電話制御装置とを備える電話システムで用いられる電話端末診断方法であって、音声試験部が、前記電話端末のうち試験対象端末として指定された1つの送り側端末と複数の受け側端末とが非通話状態にある場合に、前記送り側端末のスピーカから出力した非可聴音からなる試験音声を、前記受け側端末のそれぞれのマイクで検出し、得られた検出音声を前記受け側端末から収集する音声試験ステップと、音声診断部が、前記音声試験ステップで収集された前記検出音声のそれぞれに基づいて、前記試験対象端末の音声通話性能に関する劣化を診断する音声診断ステップとを備え、前記音声診断ステップは、前記試験対象端末の音声通話性能が正常な場合に収集した検出音声である基準音声の音声レベルと、前記音声試験ステップで新たに収集した検出音声の音声レベルとの差分からなるレベル減衰量を前記試験対象端末ごとに求め、得られたレベル減衰量に基づいて前記試験対象端末のスピーカおよびマイクに関する劣化を診断するステップを含むものである。
本発明によれば、音声試験の際、試験音声が送り側端末のスピーカから出力されるものの、試験音声が非可聴音であるため、試験音声による周囲への影響が抑制される。また、1つの送り側端末のスピーカから出力された試験音声が、複数の受け側端末のそれぞれのマイクで検出音声として検出されるため、どの試験対象端末が、正常な場合とは異なる音声レベルで、試験音声を出力しあるいは検出しているかを個別に把握できる。このため、試験対象端末ごとに、マイクおよびスピーカの劣化を区別して診断することが可能となる。
電話システムの構成を示すブロック図である。 音声処理部の構成例である。 音声診断処理を示すフローチャートである。 音声レベルとレベル減衰量の関係を示す説明図である。 電話端末の劣化判定例を示す説明図である。 音声試験を示すシーケンス図である。 音声試験(続き)を示すシーケンス図である。 劣化傾向の予測を示すグラフである。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかる電話システム1について説明する。図1は、電話システムの構成を示すブロック図である。
この電話システム1は、通信回線L1を介して電話網NWに接続された電話制御装置10と、通信回線L2を介して電話制御装置10の配下に内線収容された複数の電話端末20とを備え、電話制御装置10がこれら電話端末20を電話網NWに交換接続する機能を有している。電話システム1の具体例としては、ビジネスホンシステムやPBXシステムなどの電話システムがあり、この場合、電話制御装置10は、主装置やPBX装置に相当する。
[電話制御装置]
次に、図1を参照して、本実施の形態にかかる電話制御装置10について詳細に説明する。
この電話制御装置10には、主な機能部として、網I/F部11、端末I/F部12、スイッチ部13、記憶部14、制御部15、音声試験部16、および音声診断部17が設けられている。これら機能部のうち、制御部15、音声試験部16、および音声診断部17は、CPUとプログラムとが協働してなる演算処理部により実現されている。
網I/F部11は、通信回線L1を介して電話網NWとの間で、通話呼に関する呼制御メッセージや音声データをやり取りする機能を有している。
端末I/F部12は、通信回線L2を介して各電話端末20との間で、通話呼および劣化試験に用いる呼制御メッセージや音声データをやり取りする機能を有している。
スイッチ部13は、網I/F部11と端末I/F部12との間で、音声通話路を切替接続する機能を有している。
記憶部14は、ハードディスクや半導体メモリなどの記憶装置からなり、制御部15で行う各種処理に用いる処理データやプログラムを記憶する機能を有している。
記憶部14で記憶する主な処理データとして検出音声がある。検出音声は、音声試験部16が音声試験により電話端末20から収集した音声データであり、ここには、試験対象端末の音声通話性能が正常な場合に収集した検出音声である基準音声も含まれている。なお、記憶部14で記憶する検出音声については、音声信号を符号化したデータであってもよく、音声診断部17での診断に用いる音声レベルなど、音声信号を特徴化したデータであってもよい。
制御部15は、電話網NWおよび電話端末20との間で呼制御メッセージをやり取りすることにより、電話網NWおよび電話端末20を呼制御する機能と、スイッチ部13を制御して、電話網NWと電話端末20と交換接続することにより、音声通話を実現する機能と、予め指定されている試験時間帯において、電話端末20のうち予め指定されている試験対象端末が非通話状態にあるか否かを確認することにより音声診断の実施可否を判定する機能と、音声診断が実施可能である場合、音声試験部16および音声診断部17を制御して、電話端末20の音声通話機能に関する診断を制御する機能とを有している。
音声試験部16は、音声試験の際、電話端末20のうち試験対象端末として指定された1つの送り側端末と複数の受け側端末とについて、送り側端末のスピーカから出力した非可聴音からなる試験音声を、受け側端末のそれぞれのマイクで検出し、得られた検出音声を受け側端末から収集する機能と、音声試験により収集した各受け側端末の検出音声を記憶部14に蓄積する機能とを有している。
音声診断部17は、記憶部14に蓄積されている基準音声の音声レベルと、記憶部14に蓄積されている新たに収集した検出音声の音声レベルとの差分を、受け側端末ごとに求める機能と、得られたレベル減衰量を受け側端末間で比較することにより、送り側端末のスピーカおよび受け側端末のマイクに関する劣化を診断する機能とを有している。
具体的な診断機能として、音声診断部17は、レベル減衰量が受け側端末間で同程度である場合、送り側端末のスピーカに劣化があると診断する機能と、レベル減衰量が受け側端末間で異なる場合、レベル減衰量が一定以上である受け側端末のマイクに劣化があると診断する機能とを有している。
[電話端末]
次に、図1を参照して、本実施の形態にかかる電話端末20について説明する。
電話端末20には、主な機能部として、回線I/F部21、端末制御部22、音声処理部23、スピーカSP、およびマイクMICが設けられている。これら機能部のうち、端末制御部22は、CPUとプログラムとが協働してなる演算処理部により実現されている。
回線I/F部21は、通信回線L2を介して電話制御装置10との間で、呼制御メッセージや音声データをやり取りする機能を有している。
端末制御部22は、電話制御装置10から受信した呼制御メッセージに応じて、電話端末20の各部を制御する機能と、検出した利用者操作に応じた呼制御メッセージを電話制御装置10へ送信する機能とを有している。
音声処理部23は、回線I/F部21で受信した音声データを音声信号に変換した後、増幅処理およびフィルタ処理してスピーカSPから出力する機能と、マイクMICで検出した音声信号を増幅処理およびフィルタ処理して回線I/F部21から送信する音声データに変換して出力する機能とを有している。
音声試験に用いるスピーカSPおよびマイクMICは、電話端末20のハンドセットに設けられているスピーカやマイクであってもよく、電話端末20の本体に設けられているスピーカやマイクであってもよいが、後述する基準音声を検出した場合と同じスピーカおよびマイクを音声試験でも用いる必要がある。
図2は、音声処理部の構成例である。音声処理部23には、主な回路部として、コーデック24とアンプフィルタ部25とが設けられている。
コーデック24は、音声信号と音声データとを相互に符号化処理および復号処理を行う信号処理ICである。
アンプフィルタ部25は、コーデック24およびマイクMICから出力された音声信号の増幅処理およびフィルタ処理を行う回路部である。
本実施の形態では、試験音声として、一般的な電話音声帯域300Hz〜3.4KHzより高い、数十KHz程度の非可聴周波数帯域の音声信号を用いる。これにより、試験音声による周囲への影響を抑制できる。このため、コーデック24として、試験音声に対応できる広帯域用のコーデックを用いている。また、アンプフィルタ部25では、通常の音声通話時と音声試験時とで、増幅利得およびフィルタ特性を切り替えている。
図2に示すように、アンプフィルタ部25には、音声通話時のアンプフィルタ回路として、コーデック24からの受話信号Rを増幅処理およびフィルタ処理するアンプフィルタ26Rと、マイクMICからの送話信号Sを増幅処理およびフィルタ処理するアンプフィルタ26Sが設けられている。一方、音声試験時のアンプフィルタ回路として、コーデック24からの受話信号Rを増幅処理およびフィルタ処理するアンプフィルタ27Rと、マイクMICからの送話信号Sを増幅処理およびフィルタ処理するアンプフィルタ27Sが設けられている。
また、アンプフィルタ部25には、音声通話時と音声試験時とで、受話信号Rをアンプフィルタ26Rまたはアンプフィルタ27Rのいずれか一方に選択出力するスイッチSW1と、音声通話時と音声試験時とで、送話信号Sをアンプフィルタ26Sまたはアンプフィルタ27Sのいずれか一方に選択出力するスイッチSW2とが設けられており、これにSW1,SW2は、端末制御部22からの切替信号Cにより切替制御される。
[第1の実施の形態の動作]
次に、図3を参照して、本実施の形態にかかる電話システム1の動作について説明する。図3は、音声診断処理を示すフローチャートである。
電話制御装置10は、予め指定された試験対象端末の音声診断を行う際、図3の音声診断処理を実行する。なお、試験スケジュールに沿って音声診断を行う場合には、指定された試験時間帯が到来に応じて図3の音声診断処理を実行してもよく、必要に応じて音声診断を行う場合には、管理者により任意の電話端末20から操作入力された音声診断指示に応じて図3の音声診断処理を実行してもよい。
まず、制御部15は、電話端末20のうち予め指定されている試験対象端末のすべてが非通話状態にあるか否かを確認する(ステップ100)。ここで、試験対象端末のいずれかが通話状態にある場合(ステップ100:NO)、制御部15は、ステップ100へ戻る。
一方、試験対象端末のすべてが非通話状態にある場合(ステップ100:YES)、制御部15は、音声試験部16に対して音声試験の実施を指示する。
これに応じて、音声試験部16は、試験対象端末として指定された1つの送り側端末と複数の受け側端末とについて、送り側端末のスピーカから出力した非可聴音からなる試験音声を、受け側端末のそれぞれのマイクで検出し、得られた検出音声を受け側端末から収集する(ステップ101)。
次に、制御部15は、音声試験部16で収集した検出音声が、試験対象端末の設置直後など、試験対象端末の音声通話性能が正常な場合に収集した検出音声である基準音声か否か確認する(ステップ102)。基準音声か否かについては、音声試験時における操作入力での指示内容に基づいて判定してもよく、試験対象端末の基準音声として記憶部14に登録されているものがあるか否かに基づいて判定してもよい。
ここで、収集した検出音声が基準音声である場合(ステップ102:YES)、音声試験部16は、収集した検出音声を基準音声として記憶部14に蓄積し(ステップ103)、一連の音声診断処理を終了する。
一方、収集した検出音声が基準音声でない場合(ステップ102:NO)、音声試験部16は、音声診断部17に対して音声診断の実施を指示する。
これに応じて、音声診断部17は、記憶部14に蓄積されている基準音声の音声レベルと、記憶部14に蓄積されている検出音声の音声レベルとの差分を、受け側端末ごとに計算する(ステップ104)。
続いて、音声診断部17は、得られたレベル減衰量を受け側端末間で比較することにより、送り側端末のスピーカおよび受け側端末のマイクに関する劣化を診断し、診断結果を記憶部14に記録した後(ステップ105)、一連の音声診断処理を終了する。
音声診断部17で得られた診断結果については、記憶部14にログとして記録しておき、管理PCからのアクセスに応じて制御部15が記憶部14から読み出して出力される。なお、任意の電話端末20での閲覧操作に応じて、制御部15が記憶部14から読み出して、当該電話端末20で画面表示してもよい。
図4は、音声レベルとレベル減衰量の関係を示す説明図である。ここでは、試験音声が非可聴音の正弦波からなり、音声レベルが音声信号のピーク電圧からなる場合が例として示されている。
音声診断部17は、基準音声の音声レベルV1から検出音声の音声レベルV2を減算することにより、レベル減衰量V=V1−V2を計算する。
なお、音声信号の音声レベルについては、ピーク電圧に限定されるものではなく、音声信号の平均電圧や平均電力など、音声信号のレベルの大きさを示す一般的な物理量を用いてもよい。
また、試験音声については、例えばホワイトノイズなど正弦波以外の音声信号を用いてもよい。なお、本発明でいう非可聴音とは、電話端末20のスピーカで電気信号から音声に変換可能であり、かつ、電話端末20のマイクで音声から電気信号に変換可能な、非可聴周波数帯域の音声信号を指す。実際には、電話端末20で用いるスピーカやマイクでは、数十KHz程度の非可聴周波数帯域に対応するものがある。
図5は、電話端末の劣化判定例を示す説明図である。ここでは、3つの電話端末20A,20B,20Cのうち、電話端末20Aが送り側端末に相当し、電話端末20B,20Cが受け側端末に相当する例が示されている。
すなわち、試験音声は、送り側端末20Aのスピーカから出力されて、受け側端末20B,20Cのマイクで検出され、検出音声として音声試験部16により収集される。
受け側端末20Bの基準音声および検出音声の音声レベルをVB1,VB2とした場合、受け側端末20Bでのレベル減衰量VBは、VB1からVB2を減算することによりVB=VB1−VB2で求められる。また、受け側端末20Cの基準音声および検出音声の音声レベルをVC1,VC2とした場合、受け側端末20Cでのレベル減衰量VCは、VC1からVC2を減算することによりVC=VC1−VC2で求められる。
また、送り側端末20Aのスピーカから出力された試験音声は、送り側端末20Aのマイクでも検出され、検出音声として音声試験部16により収集される。
したがって、送り側端末20Aの基準音声および検出音声の音声レベルをVA1,VA2とした場合、受け側端末20Sでのレベル減衰量VAは、VA1からVA2を減算することによりVA=VA1−VA2で求められる。
音声診断部17で、これら受け側端末20B,20Cのレベル減衰量VB,VCを、予め設定されている、個々の電話端末20のレベル減衰量を評価するための規定減衰量Vsと比較することにより、受け側端末20B,20Cのマイクの劣化を診断する。
例えば、VB>Vsの場合、受け側端末20Bのマイク劣化と診断でき、VC>Vsの場合、受け側端末20Cのマイク劣化と診断できる。
また、送り側端末20Aのレベル減衰量VAを規定減衰量Vsと比較することにより、送り側端末20Aのスピーカまたはマイクの劣化を診断する。この際、スピーカとマイクのいずれが劣化しているか特定できない。
したがって、試験対象端末から送り側端末を順に選択して音声試験を実施し、送り側端末と受け側端末との組み合わせのすべてにおいて検出音声を収集すれば、他の組合せで電話端末20Aのマイク劣化の有無を診断でき、結果として電話端末20Aのスピーカ劣化も診断できる。
[音声試験]
次に、図6および図7を参照して、試験対象端末から検出音声を収集するための音声試験について説明する。図6は、音声試験を示すシーケンス図である。図7は、音声試験(続き)を示すシーケンス図である。
音声試験部16は、音声試験の際、図6および図7に示す音声試験を実施する。ここでは、試験対象端末として電話端末20A,20B,20Cが指定されており、これらのうちから送り側端末を1つずつ順に選択して音声試験を行う場合を例として説明する。
まず、音声試験部16は、電話端末20A,20B,20Cとの間で、スイッチ部13および端末I/F部12を介して音声パスを形成し(ステップ110)、電話端末20A,20B,20Cに対してマイクONを指示する(ステップ111)。これに応じて電話端末20A,20B,20CがマイクをONして使用開始する(ステップ112)。
次に、音声試験部16は、電話端末20Aを送り側端末として選択し、音声試験120を実行する。
まず、音声試験部16は、電話端末20Aに対してスピーカONを指示し(ステップ121)、これに応じて電話端末20AがスピーカをONして使用開始する(ステップ122)。
次に、音声試験部16は、音声パスを介して電話端末20Aに、非可聴音からなる試験音声を送出する(ステップ123)。これにより、電話端末20AのスピーカSPから試験音声が出力され、電話端末20A,20B,20CのマイクMICにより検出される(ステップ124)。
電話端末20A,20B,20Cは、マイクMICで検出した電話端末20Aからの試験音声を検出音声として音声試験部16へ送出する(ステップ125)。
これに応じて、音声試験部16は、音声パスを介して電話端末20A,20B,20Cから検出音声を収集し、記憶部14に蓄積する(ステップ126)。
この後、音声試験部16は、電話端末20Aに対してスピーカOFFを指示し(ステップ127)、これに応じて電話端末20AがスピーカをOFFして使用終了する(ステップ128)。
次に、音声試験部16は、電話端末20Bを送り側端末として選択し、音声試験130を実行する。
まず、音声試験部16は、電話端末20Bに対してスピーカONを指示し(ステップ131)、これに応じて電話端末20BがスピーカをONして使用開始する(ステップ132)。
次に、音声試験部16は、音声パスを介して電話端末20Bに、非可聴音からなる試験音声を送出する(ステップ133)。これにより、電話端末20BのスピーカSPから試験音声が出力され、電話端末20A,20B,20CのマイクMICにより検出される(ステップ134)。
電話端末20A,20B,20Cは、マイクMICで検出した電話端末20Bからの試験音声を検出音声として音声試験部16へ送出する(ステップ135)。
これに応じて、音声試験部16は、音声パスを介して電話端末20A,20B,20Cから検出音声を収集し、記憶部14に蓄積する(ステップ136)。
この後、音声試験部16は、電話端末20Bに対してスピーカOFFを指示し(ステップ137)、これに応じて電話端末20BがスピーカをOFFして使用終了する(ステップ138)。
次に、音声試験部16は、電話端末20Cを送り側端末として選択し、音声試験140を実行する。
まず、音声試験部16は、電話端末20Cに対してスピーカONを指示し(ステップ141)、これに応じて電話端末20CがスピーカをONして使用開始する(ステップ142)。
次に、音声試験部16は、音声パスを介して電話端末20Cに、非可聴音からなる試験音声を送出する(ステップ143)。これにより、電話端末20CのスピーカSPから試験音声が出力され、電話端末20A,20B,20CのマイクMICにより検出される(ステップ144)。
電話端末20A,20B,20Cは、マイクMICで検出した電話端末20Cからの試験音声を検出音声として音声試験部16へ送出する(ステップ145)。
これに応じて、音声試験部16は、音声パスを介して電話端末20A,20B,20Cから検出音声を収集し、記憶部14に蓄積する(ステップ146)。
この後、音声試験部16は、電話端末20Cに対してスピーカOFFを指示し(ステップ147)、これに応じて電話端末20CがスピーカをOFFして使用終了する(ステップ148)。
この後、音声試験部16は、電話端末20A,20B,20Cに対してマイクOFFを指示する(ステップ150)。これに応じて電話端末20A,20B,20CがマイクをOFFして使用終了する(ステップ151)。
続いて、音声試験部16は、電話端末20A,20B,20Cとの間で形成していた音声パスを切断し(ステップ152)、一連の音声試験を終了する。
[第1の形態の効果]
このように、本実施の形態は、音声試験部16が、試験対象端末として指定された1つの送り側端末と複数の受け側端末とが非通話状態にある場合に、送り側端末のスピーカから出力した非可聴音からなる試験音声を、受け側端末のそれぞれのマイクで検出し、得られた検出音声を受け側端末から収集し、音声診断部17が、試験対象端末の音声通話性能が正常な場合に収集した検出音声である基準音声の音声レベルと、音声試験で収集した検出音声の音声レベルとの差分からなるレベル減衰量を試験対象端末ごとに求め、得られたレベル減衰量に基づいて試験対象端末のスピーカおよびマイクに関する劣化を診断するようにしたものである。
これにより、音声試験の際、試験音声が送り側端末のスピーカから出力されるものの、試験音声が非可聴音であるため、試験音声による周囲への影響が抑制される。また、1つの送り側端末のスピーカから出力された試験音声が、複数の受け側端末のそれぞれのマイクで検出音声として検出されるため、どの試験対象端末が、正常な場合とは異なる音声レベルで、試験音声を出力しあるいは検出しているかを個別に把握できる。このため、試験対象端末ごとに、マイクおよびスピーカの劣化を区別して診断することが可能となる。
また、本実施の形態において、音声診断部17が、受け側端末のレベル減衰量が、予め設定されている規定減衰量より大きい場合、受け側端末のマイクに劣化があると診断するようにしてもよい。これにより、簡素な処理で受け側端末のマイクに劣化があることを診断することが可能となる。
また、本実施の形態において、音声診断部17が、送り側端末のレベル減衰量が、予め設定されている規定減衰量より大きい場合、送り側端末のスピーカまたはマイクに劣化があると診断するようにしてもよい。これにより、簡素な処理で送り側端末のスピーカまたはマイクに劣化があることを診断することが可能となる。
また、本実施の形態において、電話端末20が、試験音声を増幅処理およびフィルタ処理してスピーカから出力するとともに、マイクで検出された検出音声を増幅処理およびフィルタ処理する音声処理部23を備え、音声処理部23が、音声試験の際、増幅処理およびフィルタ処理の特性を音声通話用特性から音声試験特性に切り替えるようにしてもよい。
これにより、試験音声にかかる電話端末20を、音声通話用特性から音声試験特性に切り替えることができ、非可聴音からなる試験音声に最適な音声周波数特性で検出音声を得ることができる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態にかかる電話システム1について説明する。
本実施の形態では、定期的に各電話端末20の検出音声を収集し、得られたレベル減衰量の推移に基づいて劣化傾向を予測する場合について説明する。
すなわち、本実施の形態において、音声診断部17は、音声試験部16で定期的に収集した電話端末20の検出音声から得られたレベル減衰量の推移に基づいて、レベル減衰量が予め設定されている規定減衰量に到達する時期を、メンテナンス時期として予測する機能を有している。
図8は、劣化傾向の予測を示すグラフである。このグラフは、横軸が時間を示し、縦軸が任意の電話端末20で得られたレベル減衰量Vを示している。現在tnまでのVの推移からVの近似関数f(t)を求め、f(t)に基づいて将来のVの推移を推定し、規定減衰量Vsに到達する時点ts、すなわちf(ts)=Vsとなるtsをメンテナンス時期として予測する。
これにより、レベル減衰量が規定減衰量に達する時期、すなわちメンテナンス時期を前もって予測でき、保守作業を円滑かつ効率よく実施することが可能となる。
[実施の形態の拡張]
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。
前述した実施の形態では、音声診断部17が電話制御装置10に実装されている場合を例として説明したが、これに限定されるものではない。例えば、通信回線を介して電話制御装置10と接続された、サーバ装置からなる音声診断装置に音声診断部17を実装し、電話制御装置10の音声試験部16で収集した検出音声を、音声診断装置に転送するようにしてもよい。これにより、複数の電話制御装置10からの検出音声を1つの音声診断装置で処理することができ、システム全体の構成およびコストを削減することができる。
また、前述した実施の形態では、電話端末20にコーデック24を搭載した場合を例として説明したが、これに限定されるものではない。例えば、電話制御装置10のスイッチ部13と端末I/F部12との間にコーデック24を実装し、スイッチ部13から出力された通話音声や試験音声をコーデック24で音声信号に復号した後、端末I/F部12から電話端末20へ出力するようにしてもよい。この際、電話端末20からの音声信号は、端末I/F部12で受信された後、コーデック24で音声データに符号化されてスイッチ部13に入力されることになる。
1…電話システム、10…電話制御装置、11…網I/F部、12…端末I/F部、13…スイッチ部、14…記憶部、15…制御部、16…音声試験部、17…音声診断部、20,20A,20B,20C…電話端末、21…回線I/F部、22…端末制御部、23…音声処理部、24…コーデック、25…アンプフィルタ部、26R,26S,27R,27S…アンプフィルタ、SW1,SW2…スイッチ、SP…スピーカ、MIC…マイク、NW…電話網、L1,L2…通信回線。

Claims (6)

  1. 複数の電話端末と、通信回線を介して収容した前記電話端末を電話網に交換接続する電話制御装置とを備える電話システムであって、
    前記電話端末のうち試験対象端末として指定された1つの送り側端末と複数の受け側端末とが非通話状態にある場合に、前記送り側端末のスピーカから出力した非可聴音からなる試験音声を、前記受け側端末のそれぞれのマイクで検出し、得られた検出音声を前記受け側端末から収集する音声試験部と、
    前記音声試験部で収集された前記検出音声のそれぞれに基づいて、前記試験対象端末の音声通話性能に関する劣化を診断する音声診断部とをさらに備え、
    前記音声診断部は、前記試験対象端末の音声通話性能が正常な場合に収集した検出音声である基準音声の音声レベルと、前記音声試験部で新たに収集した検出音声の音声レベルとの差分からなるレベル減衰量を前記試験対象端末ごとに求め、得られたレベル減衰量に基づいて前記試験対象端末のスピーカおよびマイクに関する劣化を診断する
    ことを特徴とする電話システム。
  2. 請求項1に記載の電話システムにおいて、
    前記音声診断部は、前記受け側端末のレベル減衰量が、予め設定されている規定減衰量より大きい場合、前記受け側端末のマイクに劣化があると診断することを特徴とする電話システム。
  3. 請求項1に記載の電話システムにおいて、
    前記音声診断部は、前記送り側端末のレベル減衰量が、予め設定されている規定減衰量より大きい場合、前記送り側端末のスピーカまたはマイクに劣化があると診断することを特徴とする電話システム。
  4. 請求項1に記載の電話システムにおいて、
    前記音声診断部は、前記試験対象端末に関する前記レベル減衰量の推移に基づいて、前記レベル減衰量が予め設定されている規定減衰量に到達する時点を、前記試験対象端末のメンテナンス時期として予測することを特徴とする電話システム。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の電話システムにおいて、
    前記電話端末は、前記試験音声を増幅処理およびフィルタ処理してスピーカから出力するとともに、マイクで検出された前記検出音声を増幅処理およびフィルタ処理する音声処理部を備え、
    前記音声処理部は、前記検出音声を増幅処理およびフィルタ処理する際、前記増幅処理および前記フィルタ処理の特性を音声通話用特性から音声試験特性に切り替える
    ことを特徴とする電話システム。
  6. 複数の電話端末と、通信回線を介して収容した前記電話端末を電話網に交換接続する電話制御装置とを備える電話システムで用いられる電話端末診断方法であって、
    音声試験部が、前記電話端末のうち試験対象端末として指定された1つの送り側端末と複数の受け側端末とが非通話状態にある場合に、前記送り側端末のスピーカから出力した非可聴音からなる試験音声を、前記受け側端末のそれぞれのマイクで検出し、得られた検出音声を前記受け側端末から収集する音声試験ステップと、
    音声診断部が、前記音声試験ステップで収集された前記検出音声のそれぞれに基づいて、前記試験対象端末の音声通話性能に関する劣化を診断する音声診断ステップとを備え、
    前記音声診断ステップは、前記試験対象端末の音声通話性能が正常な場合に収集した検出音声である基準音声の音声レベルと、前記音声試験ステップで新たに収集した検出音声の音声レベルとの差分からなるレベル減衰量を前記試験対象端末ごとに求め、得られたレベル減衰量に基づいて前記試験対象端末のスピーカおよびマイクに関する劣化を診断するステップを含む
    ことを特徴とする電話端末診断方法。
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