JP5987554B2 - 非常電話システムおよび通話試験方法 - Google Patents

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Description

本発明は、非常電話技術に関し、特に管理センタから道路に沿って設置されている非常電話機の通話試験を行うための通話試験技術に関する。
高速道路や幹線道路の道路脇には、事故やトラブルなどの緊急事態が発生した際に、その状況を管理センタへ通報するため、等間隔で非常電話機が設置されている。
このような非常電話システムは、非常電話機のハンドセットを利用者がオフフック操作するだけで、通信回線を介して管理センタを自動呼び出しするものとなっており、管理センタの受付台でオペレータが応答操作することにより、非常電話機と受付台とが通信回線を介して接続されて、利用者とオペレータとの音声通話が開始できる(例えば、特許文献1など参照)。
特開2012−085078号公報
このような非常電話システムは、事故やトラブルなどの緊急事態が発生した際に使用されるため、頻繁に使用されるものではないが、使用される際は緊急性を要し、場合によっては人命に関わる場合もあるため、常に、音声通話が可能な状態に維持することが求められる。したがって、定期的に非常電話機の通話試験を行う必要がある。
非常電話機の通話試験を行う場合、実際の使用時と同様に、作業員が非常電話機まで出向き、管理センタを呼び出して音声通話の可否を確認する方法が考えられるが、多くの作業が必要となる。
これに対して、管理センタ側から指示により、ハンドセットを操作することなく非常電話機を擬似的なオフフック状態に移行させ、ハンドセットのマイクで検出した周囲の音を管理センタ側でオペレータがモニタすることにより、音声通話の可否を確認する方法が考えられる。
しかしながら、このような方法では、ハンドセットのマイクで検出した周囲の音を管理センタ側でオペレータがモニタすることにより、音声通話の可否を確認しているため、音声通話の可否を正確に確認することが難しく、人的作業も必要となるという問題点があった。
特に、非常電話機は、道路脇に設置されているため、交通量が多い場合にはある程度の周囲音が発生するが、交通量が少ない場合には周囲音がほとんどない。また、非常電話機には、交通量が多い場合の周囲音を想定して、強力な防騒音機能が設けられているため、周囲音の測定レベルは低減される。したがって、周囲音が小さい場合、受付台でオペレータがモニタするレベルも小さくなるため、オペレータは、周囲音が小さいのか、非常電話機の障害なのかを判定することができず、非常電話機の音声通話機能を正確に確認できない。
また、周囲音をモニタするということは、非常電話機の送話機能のみを確認することになり、受話機能について確認できないため、非常電話機の音声通話機能を正確に確認できない。さらに、オペレータが非常電話機からの周囲音をモニタする必要があるため、人的作業も必要となる。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、人的作業を必要とすることなく、非常電話機の音声通話機能を正確に確認できる通話試験技術を提供することを目的としている。
このような目的を達成するために、本発明にかかる非常電話システムは、複数の非常電話機と、通信網を介してこれら非常電話機と音声通話を行う受付台とを含む非常電話システムであって、前記非常電話機へ前記通信網を介して通話試験開始指示メッセージを送信する保守端末を備え、前記非常電話機は、前記通話試験開始指示メッセージに応じて、前記通信網を介して前記受付台へ通話試験用発信メッセージを送信し、当該受付台からの応答メッセージに基づきハンドセットを用いた当該受付台との音声通話を開始し、当該受付台からの終話メッセージに基づき当該音声通話を終了し、当該終話メッセージで通知された通話試験合否を含む通話試験終了メッセージを前記保守端末へ送信し、前記受付台は、前記非常電話機からの通話試験用発信メッセージに応じて、当該非常電話機へ応答メッセージを返送するとともに当該非常電話機と音声通話を開始した後、当該非常電話機へ試験音声を送信し、当該試験音声が当該非常電話機のハンドセットで回り込んで得られた回込音声を当該非常電話機から受信してレベル測定し、当該回込音声の測定レベルと合格レベル範囲とを比較することにより通話試験合否を判定した後、当該通話試験合否を含む終話メッセージを当該非常電話機へ通知するようにしたものである。
また、本発明にかかる上記非常電話システムの一構成例は、前記非常電話機が、前記通話試験用発信メッセージに応じて前記音声通話を開始する際に前記ハンドセットの受話レベルまたは/および送話レベルを増大させ、前記終話メッセージに応じて当該音声通話を終了する際に当該ハンドセットの受話レベルまたは/および送話レベルを元に戻すようにしたものである。
また、本発明にかかる上記非常電話システムの一構成例は、前記受付台が、前記回込音声の測定レベルと基準レベルとのレベル差を検出し、当該レベル差からなるレベル調整値を前記終話メッセージで前記非常電話機へ通知し、前記非常電話機が、前記終話メッセージで通知された前記レベル調整値に基づき、前記ハンドセットの送話レベルまたは/および受話レベルを調整するようにしたものである。
また、本発明にかかる他の非常電話システムは、複数の非常電話機と、通信網を介してこれら非常電話機と音声通話を行う受付台とを含む非常電話システムであって、前記非常電話機へ前記通信網を介して通話試験開始指示メッセージを送信する保守端末を備え、前記非常電話機は、前記通話試験開始指示メッセージに応じて、前記通信網を介して前記受付台へ通話試験用発信メッセージを送信し、当該受付台からの応答メッセージに基づきハンドセットを用いた当該受付台との音声通話を開始し、当該受付台からの終話メッセージに基づき当該音声通話を終了し、当該終話メッセージで通知されたレベル調整値に基づき当該ハンドセットの送話レベルまたは/および受話レベルを調整して、通話試験終了メッセージを前記保守端末へ送信し、前記受付台は、前記非常電話機からの通話試験用発信メッセージに応じて、当該非常電話機へ応答メッセージを返送するとともに当該非常電話機と音声通話を開始した後、当該非常電話機へ試験音声を送信し、当該試験音声が当該非常電話機のハンドセットで回り込んで得られた回込音声を当該非常電話機から受信してレベル測定し、当該回込音声の測定レベルと基準レベルとのレベル差を検出し、当該レベル差からなるレベル調整値を前記終話メッセージで前記非常電話機へ通知するようにしたものである。
また、本発明にかかる通話試験方法は、複数の非常電話機と、通信網を介してこれら非常電話機と音声通話を行う受付台とを含む非常電話システムで用いられる通話試験方法であって、保守端末が、前記非常電話機へ前記通信網を介して通話試験開始指示メッセージを送信するステップと、前記非常電話機が、前記通話試験開始指示メッセージに応じて、前記通信網を介して前記受付台へ通話試験用発信メッセージを送信するステップと、前記受付台が、前記非常電話機からの通話試験用発信メッセージに応じて、当該非常電話機へ応答メッセージを返送するとともに当該非常電話機と音声通話を開始した後、当該非常電話機へ試験音声を送信するステップと、前記非常電話機が、前記受付台からの応答メッセージに基づきハンドセットを用いた当該受付台との音声通話を開始するステップと、前記受付台が、前記試験音声が前記非常電話機のハンドセットで回り込んで得られた回込音声を当該非常電話機から受信してレベル測定し、当該回込音声の測定レベルと合格レベル範囲とを比較することにより通話試験合否を判定した後、当該通話試験合否を含む終話メッセージを当該非常電話機へ通知するステップと、前記非常電話機が、前記受付台からの終話メッセージに基づき当該音声通話を終了し、当該終話メッセージで通知された通話試験合否を含む通話試験終了メッセージを前記保守端末へ送信するステップとを備えている。
また、本発明にかかる他の通話試験方法は、複数の非常電話機と、通信網を介してこれら非常電話機と音声通話を行う受付台とを含む非常電話システムで用いられる通話試験方法であって、保守端末が、前記非常電話機へ前記通信網を介して通話試験開始指示メッセージを送信するステップと、前記非常電話機が、前記通話試験開始指示メッセージに応じて、前記通信網を介して前記受付台へ通話試験用発信メッセージを送信するステップと、前記受付台が、前記非常電話機からの通話試験用発信メッセージに応じて、当該非常電話機へ応答メッセージを返送するとともに当該非常電話機と音声通話を開始した後、当該非常電話機へ試験音声を送信するステップと、前記非常電話機が、前記受付台からの応答メッセージに基づきハンドセットを用いた当該受付台との音声通話を開始するステップと、前記受付台が、前記試験音声が前記非常電話機のハンドセットで回り込んで得られた回込音声を当該非常電話機から受信してレベル測定し、当該回込音声の測定レベルと基準レベルとのレベル差からなるレベル調整値を、前記音声通話の終了を指示する終話メッセージで当該非常電話機へ通知するステップと、前記非常電話機が、前記受付台からの終話メッセージに基づき当該音声通話を終了し、当該終話メッセージで通知されたレベル調整値に基づき当該ハンドセットの送話レベルまたは/および受話レベルを調整して、通話試験終了メッセージを前記保守端末へ送信するステップとを備えている。
本発明によれば、非常電話機と受付台との間の通話試験に、非常電話機のハンドセットにおけるスピーカからマイクへの音声の回り込みを利用することができる。したがって、受付台から送信する試験音声のレベルを調整することにより、十分なレベルの回込音声を非常電話機から得ることができ、非常電話機の周囲音と比較して、非常電話機の音声通話機能を正確に確認することができる。
また、受付台において、回込音声のレベルを測定し、その測定レベルと合格レベル範囲とを比較することにより通話試験合否を判定するようにしたので、オペレータが自分の耳で通話試験合否を判定する必要がなくなる。したがって、人的作業を必要とすることなく通話試験を実施することができる。
第1の実施の形態にかかる非常電話システムの構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態にかかる非常電話システムの通話試験動作を示すシーケンス図である。 第2の実施の形態にかかる非常電話システムの通話試験動作を示すシーケンス図である。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかる非常電話システム1について説明する。図1は、第1の実施の形態にかかる非常電話システムの構成を示すブロック図である。
この非常電話システム1は、事故やトラブルなどの緊急事態が発生した際に、その状況を管理センタ20へ通報するための電話システムであり、高速道路や幹線道路の道路に沿って設置された複数の非常電話機10と、IP通信網などの通信網50を介してこれら非常電話機10とVoIPを用いた音声通話を行う複数の受付台30と、これら非常電話機10と受付台30との通話試験を管理する保守端末40とから構成されている。このうち、受付台30および保守端末40が管理センタ20に設置されている。
本発明にかかる非常電話システムは、非常電話機10と受付台30との通話試験を行う際、非常電話機10のハンドセット13におけるスピーカSPからマイクMICへの音声の回り込みを利用したものである。すなわち、非常電話機10と受付台30とを音声通話状態とした後、受付台30から非常電話機10へ試験音声を送信し、非常電話機10のハンドセット13で回り込んだ回込音声を、受付台30で検出することにより、通話試験を行うものである。
[非常電話機]
次に、図1を参照して、非常電話機10の構成について説明する。
非常電話機10は、全体としてIP電話端末からなり、主な機能部として、通信I/F部11、音声処理部12、ハンドセット13、操作入力部14、表示部15、記憶部16、および電話機制御部17が設けられている。
通信I/F部11は、専用のデータ通信回路からなり、通信網50を介して受付台30や保守端末40との間で、各種の制御メッセージや音声データを送受信する機能を有している。
音声処理部12は、専用の音声処理回路やCPUからなり、通信I/F部11で受信した音声データを受話信号にデコードしてハンドセット13へ出力する機能と、ハンドセット13から入力された送話信号をエンコードして通信I/F部11から送信する機能とを有している。
ハンドセット13は、利用者が音声通話に用いる一般的なハンドセットからなり、音声処理部12から出力された受話信号をスピーカSPから出力する機能と、マイクMICから入力された送話信号を音声処理部12へ出力する機能とを有している。
操作入力部14は、ハンドセット13のオフフック/オンフックを検出するフックスイッチや各種の操作ボタンからなり、非常電話機10での利用者操作を検出する機能を有している。
表示部15は、LCDやLEDなどの表示器からなり、非常電話機10の各種動作状態を表示する機能を有している。
記憶部16は、半導体メモリなどの記憶装置からなり、非常電話機10の処理動作に用いる各種処理情報やプログラムを記憶する機能を有している。
記憶部16で記憶する処理情報としては、自装置、受付台30の電話番号やアドレスなどの処理情報がある。
プログラムは、CPUで実行されることにより、非常電話機10の各種処理動作を実現するプログラムであり、予め外部装置や記録媒体(共に図示せず)から読み込まれて、記憶部16へ格納される。
電話機制御部17は、記憶部16のプログラムを読み出して実行することにより各種処理動作を実現するCPUからなり、操作入力部14で検出された利用者操作や通信I/F部11で受信した制御メッセージに基づいて、非常電話機10内の各部を制御することにより、受付台30と音声通話を行う通話機能や、受付台30との通話試験を行う通話試験機能を有している。
特に、電話機制御部17は、通話試験機能として、通信網50を介して通知された保守端末40からの通話試験開始指示メッセージに応じて、通信網50を介して受付台30へ通話試験用発信メッセージを送信する機能と、当該受付台30からの応答メッセージに基づき音声処理部12を制御してハンドセット13を用いた受付台30との音声通話を開始する機能と、受付台30からの終話メッセージに基づき音声処理部12を制御して当該音声通話を終了する機能と、当該終話メッセージで通知された通話試験合否を含む通話試験終了メッセージを保守端末40へ送信する機能と、通話試験用発信メッセージに応じて音声通話を開始する際に音声処理部12を制御してハンドセット13の受話レベルまたは/および送話レベルを増大させる機能と、終話メッセージに応じて当該音声通話を終了する際に音声処理部12を制御してハンドセット13の受話レベルまたは/および送話レベルを元に戻す機能とを有している。
[受付台]
次に、図1を参照して、受付台30の構成について説明する。
受付台30は、全体としてIP電話端末、パーソナルコンピュータやサーバなどの情報処理端末、あるいはコールセンタで用いられるオペレータ端末からなり、CPUがプログラムを実行して各部を制御することにより、非常電話機10との間でIP通話を行うことにより、非常電話機10側の利用者と受付台30のオペレータとの音声通話を実現する機能を有している。
受付台30には、主な機能部として、通信I/F部31、音声処理部32、送受話器33、操作入力部34、表示部35、記憶部36、および受付台制御部37が設けられている。
通信I/F部31は、専用のデータ通信回路からなり、通信網50を介して非常電話機10との間で、各種の制御メッセージや音声データを送受信する機能を有している。
音声処理部32は、専用の音声処理回路やCPUからなり、通信I/F部31で受信した音声データを受話信号にデコードして送受話器33へ出力する機能と、送受話器33から入力された送話信号をエンコードして通信I/F部31から送信する機能と、非常電話機10へ所定の試験音声を送信する機能と、非常電話機10から受信した回込音声のレベルを測定する機能とを有している。試験音声としては、人の音声周波数帯域から選択した1つまたは複数の周波数を含む、レベルがほぼ一定の音声信号を用いればよく、時間的に周波数が変化するものであってもよい。
送受話器33は、オペレータが音声通話に用いる一般的なハンドセットやヘッドセットからなり、音声処理部32から出力された受話信号をスピーカSPから出力する機能と、マイクMICから入力された送話信号を音声処理部32へ出力する機能とを有している。
操作入力部34は、送受話器33のオフフック/オンフックを検出するフックスイッチや各種の操作ボタンからなり、受付台30でのオペレータ操作を検出する機能を有している。
表示部35は、LCDやLEDなどの表示器からなり、受付台30の各種動作状態を表示する機能を有している。
記憶部36は、半導体メモリなどの記憶装置からなり、受付台30の処理動作に用いる各種処理情報やプログラムを記憶する機能を有している。
記憶部36で記憶する処理情報としては、自装置、非常電話機10の電話番号やアドレス、回込音声に対する合格レベル範囲などの処理情報がある。
プログラムは、CPUで実行されることにより、受付台30の各種処理動作を実現するプログラムであり、予め外部装置や記録媒体(共に図示せず)から読み込まれて、記憶部36へ格納される。
受付台制御部37は、記憶部36のプログラムを読み出して実行することにより各種処理動作を実現するCPUからなり、操作入力部34で検出されたオペレータ操作や通信I/F部31で受信した制御メッセージに基づいて、受付台30内の各部を制御することにより、非常電話機10と音声通話を行う通話機能や、非常電話機10との通話試験を行う通話試験機能を有している。
特に、受付台制御部37は、通話試験機能として、通信網50を介して通知された非常電話機10からの通話試験用発信メッセージに応じて、通信網50を介して当該非常電話機10へ応答メッセージを返送するとともに、音声処理部32を制御して当該非常電話機10と音声通話を開始する機能と、この音声通話開始後に音声処理部32を制御して当該非常電話機10へ試験音声を送信する機能と、当該試験音声が当該非常電話機10のハンドセット13で回り込んで得られた回込音声を当該非常電話機10から受信して音声処理部32によりレベル測定する機能と、当該回込音声の測定レベルと合格レベル範囲とを比較することにより通話試験合否を判定した後、当該通話試験合否を含む終話メッセージを当該非常電話機10へ通知する機能とを有している。
[保守端末]
次に、図1を参照して、保守端末40の構成について説明する。
保守端末40は、全体としてパーソナルコンピュータやサーバなどの情報処理端末からなり、CPUがプログラムを実行して各部を制御することにより、非常電話機10と受付台30との間の通話試験を管理する処理動作を行う。
この保守端末40には、通話試験を管理するための主な機能として、保守管理者による通話試験開始操作や予め定められた通話試験タイミングの到来に応じて、通話試験の対象となる非常電話機10と通信網50を介してデータ通信を行うことにより、通話試験開始指示メッセージを送信する機能と、通信網50を介して当該非常電話機10から通知された終話メッセージに応じて、当該終話メッセージに含まれる通話試験合否を抽出して記憶部(図示せず)へ保存するとともに、通話試験合否を画面表示する機能とを有している。
[第1の実施の形態の動作]
次に、図2を参照して、本実施の形態にかかる非常電話システム1の通話試験動作について説明する。図2は、第1の実施の形態にかかる非常電話システムの通話試験動作を示すシーケンス図である。
ここでは、非常電話機10と受付台30との間で、SIPやH.323などのIP電話用呼制御プロトコルに基づいて、各種制御メッセージをやり取りすることにより、非常電話機10と受付台30との間でVoIPを用いた通話試験用の音声通話路を形成する場合を例として説明する。
保守端末40は、保守管理者による通話試験開始操作や予め定められた通話試験タイミングの到来に応じて、通話試験の対象となる非常電話機10へ通信網50を介して通話試験開始指示メッセージを送信する(ステップ100)。
非常電話機10の電話機制御部17は、通信I/F部11で受信した保守端末40からの通話試験開始指示メッセージに応じて、通信I/F部11から通信網50を介して受付台30へ通話試験用発信メッセージを送信する(ステップ101)。この際、通話試験用発信メッセージは、通常の発信メッセージに、当該発信が通話試験用のメッセージである旨を示す属性データ(MODE)を設定したものである。
なお、この通話試験用発信メッセージに、試験音声送出時間を示す属性データを設定してもよい。これにより、非常電話機10の機種に応じた、通話試験に要する固有の試験音声送出時間(STIME)を受付台30に通知することができる。
また、この通話試験用指示メッセージに、複数の受付台30のうち、どの受付台30と通話試験を行うかを示す、受付台30の識別番号を設定してもよい。これにより、通話試験を行う受付台30を、保守端末40から特定することができる。
受付台30の受付台制御部37は、通信I/F部31で受信した非常電話機10からの通話試験用発信メッセージに応じて、通信I/F部11から通信網50を介して発信受付メッセージを非常電話機10へ返送した後(ステップ102)、着信呼び出しを行わずに当該発信に自動応答して(ステップ103)、応答メッセージを非常電話機10へ送信する(ステップ104)。
非常電話機10の電話機制御部17は、受付台30からの発信受付メッセージおよび応答メッセージを通信I/F部11で受信し、通信I/F部11から通信網50を介して受付台30へ応答受付メッセージを返送する(ステップ105)。
この後、非常電話機10の電話機制御部17は、音声処理部12を制御してハンドセット13の受話レベルまたは/および送話レベルを増大させることにより、送受話回込状態に設定するとともに(ステップ106)、受付台30との通話路を形成する(ステップ107)。
通常、受付台30のオペレータと音声通話を行う場合、非常電話機10の音声処理部12では、オペレータから送信した音声が、非常電話機10のハンドセット13において、スピーカSPからマイクMICへ回り込んで、ハウリングの原因とならないよう、受話レベルまたは/および送話レベルが制限されている。
したがって、非常電話機10のハンドセット13におけるスピーカSPからマイクMICへの音声の回り込みを利用して通話試験行う場合、上記制限により回込音声のレベルが小さすぎて、通話試験を良好に行えない場合がある。
このような場合に対応するため、本実施の形態では、通話試験中、音声処理部12を制御してハンドセット13の受話レベルまたは/および送話レベルを増大させて、送受話回込状態に設定している。これにより、受付台30から送信されてハンドセット13のスピーカSPから出力された試験音声が、ハンドセット13のマイクMICへ十分なレベルで回り込むことになる。したがって、通話試験を良好に行うことができる。
受付台30の受付台制御部37は、このようにして非常電話機10との間で通話路を形成した後、音声処理部32で生成した所定の試験音声を、通話路を介して非常電話機10送信する(ステップ110)。この際、試験音声は、通話試験用発信メッセージで指定された試験音声送出時間(STIME)分だけ送信される。
この試験音声は、非常電話機10の音声処理部12を介してハンドセット13のスピーカSPから出力され、これがマイクMICへ回り込み、この回込音声が音声処理部12を介して受付台30へ送信される(ステップ111)。
受付台30の受付台制御部37は、通話路を介して非常電話機10から受信した回込音声について、音声処理部32でレベルを測定し(ステップ112)、得られた回込音声レベルと記憶部36に登録されている合格レベル範囲とを比較することにより、通話試験の合否を判定する(ステップ113)。
ここで、受付台制御部37は、回込音声レベルが合格レベル範囲に含まれる場合には合格と判定し、回込音声レベルが合格レベル範囲外である場合には不合格と判定する。
このようにして、通話試験の合否を判定した後、受付台30の受付台制御部37は、当該通話試験合否(RESULT)を含む終話メッセージを、通信I/F部11から通信網50を介して非常電話機10へ通知する(ステップ114)。
非常電話機10の電話機制御部17は、通信I/F部11で受信した受付台30からの終話メッセージに応じて、音声処理部12を制御してハンドセット13の受話レベルまたは/および送話レベルを元に戻すことにより、送受話回込状態を解除し(ステップ115)、通信I/F部11から通信網50を介して受付台30へ終話受付メッセージを送信することにより、受付台30との通話路を切断して終話する(ステップ116)。
また、電話機制御部17は、通信I/F部11から通信網50を介して保守端末40へ、通話試験合否(RESULT)を含む通話試験終了メッセージを送信し(ステップ117)、一連の通話試験動作を終了する。
[第1の実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、非常電話機10が、保守端末40からの通話試験開始指示メッセージに応じて、受付台30へ通話試験用発信メッセージを送信し、当該受付台30からの応答メッセージに基づきハンドセット13を用いた受付台30との音声通話を開始し、受付台30からの終話メッセージに基づき当該音声通話を終了し、当該終話メッセージで通知された通話試験合否を含む通話試験終了メッセージを保守端末40へ送信し、受付台30が、非常電話機10からの通話試験用発信メッセージに応じて、当該非常電話機10へ応答メッセージを返送するとともに当該非常電話機10と音声通話を開始した後、当該非常電話機10へ試験音声を送信し、当該試験音声が当該非常電話機10のハンドセット13で回り込んで得られた回込音声を当該非常電話機10から受信してレベル測定し、当該回込音声の測定レベルと合格レベル範囲とを比較することにより通話試験合否を判定した後、当該通話試験合否を含む終話メッセージを当該非常電話機10へ通知するようにしたものである。
これにより、非常電話機10と受付台30との間の通話試験に、非常電話機10のハンドセット13におけるスピーカSPからマイクMICへの音声の回り込みを利用することができる。したがって、受付台30から送信する試験音声のレベルを調整することにより、十分なレベルの回込音声を非常電話機10から得ることができ、非常電話機10の周囲音と比較して、非常電話機10の音声通話機能を正確に確認することができる。
また、受付台30において、回込音声のレベルを測定し、その測定レベルと合格レベル範囲とを比較することにより通話試験合否を判定するようにしたので、オペレータが自分の耳で通話試験合否を判定する必要がなくなる。したがって、人的作業を必要とすることなく通話試験を実施することができる。
また、本実施の形態では、非常電話機10が、通話試験用発信メッセージに応じて音声通話を開始する際にハンドセット13の受話レベルまたは/および送話レベルを増大させ、終話メッセージに応じて当該音声通話を終了する際にハンドセット13の受話レベルまたは/および送話レベルを元に戻すようにしてもよい。
これにより、受付台30から送信されてハンドセット13のスピーカSPから出力された試験音声が、ハンドセット13のマイクMICへ十分なレベルで回り込むことになる。したがって、ハウリング発生を回避するため受話レベルまたは/および送話レベルが制限されている場合でも、通話試験を良好に行うことができる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態にかかる非常電話システム1について説明する。
本実施の形態では、受付台30で測定された回込音声の測定レベルに基づき、非常電話機10におけるハンドセット13の送話レベルまたは/および受話レベルを調整するようにしたものである。
本実施の形態において、受付台30の受付台制御部37は、音声処理部32で測定した回込音声の測定レベルと、予め記憶部36に登録されている基準レベルとのレベル差を検出する機能と、当該レベル差からなるレベル調整値を終話メッセージで非常電話機10へ通知する機能とを有している。
また、非常電話機10は、受付台30からの終話メッセージで通知されたレベル調整値に基づき、ハンドセット13の送話レベルまたは/および受話レベルを調整する機能を有している。
非常電話システム1におけるこの他の構成については、第1の実施の形態と同様であり、ここでの詳細な説明は省略する。
[第2の実施の形態の動作]
次に、図3を参照して、本実施の形態にかかる非常電話システム1の通話試験動作について説明する。図3は、第2の実施の形態にかかる非常電話システムの通話試験動作を示すシーケンス図であり、図2と同じまたは同様部分には、同一符号を付してある。
図3のうち、ステップ100〜ステップ112までの処理については、図2と同様であり、ここでの詳細な説明は省略する。
受付台30の受付台制御部37は、通話路を介して非常電話機10から受信した回込音声について、音声処理部32でレベルを測定し(ステップ112)、得られた回込音声レベルと記憶部36に登録されている基準レベルとのレベル差からなるレベル調整値を算出し(ステップ200)、当該レベル調整値(GAIN)を含む終話メッセージを、通信I/F部31から通信網50を介して非常電話機10へ通知する(ステップ201)。
非常電話機10の電話機制御部17は、通信I/F部11で受信した受付台30からの終話メッセージに応じて、音声処理部12を制御してハンドセット13の受話レベルまたは/および送話レベルを元に戻すことにより、送受話回込状態を解除する(ステップ202)。
この後、電話機制御部17は、当該終話メッセージで通知されたレベル調整値(GAIN)に基づき、ハンドセット13の送話レベルまたは/および受話レベルを調整し(ステップ203)、通信I/F部11から通信網50を介して受付台30へ終話受付メッセージを送信することにより、受付台30との通話路を切断して終話する(ステップ204)。
また、電話機制御部17は、通信I/F部11から通信網50を介して保守端末40へ、レベル調整値(GAIN)を含む通話試験終了メッセージを送信し(ステップ205)、一連の通話試験動作を終了する。
[第2の実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、受付台30が、回込音声の測定レベルと基準レベルとのレベル差を検出し、当該レベル差からなるレベル調整値を終話メッセージで非常電話機10へ通知し、非常電話機10が、終話メッセージで通知されたレベル調整値に基づき、ハンドセット13の送話レベルまたは/および受話レベルを調整するようにしたものである。
これにより、非常電話機10におけるハンドセット13の送話レベルまたは/および受話レベルを適正値へ自動調整することができる。
なお、本実施の形態では、図3において、受付台30で通話試験合否を判定せずに、レベル調整値を算出して非常電話機10へ通知する場合を例として説明したが、これに限定されるものではなく、受付台30で通話試験合否を判定し、レベル調整値とともに非常電話機10へ通知し、非常電話機10から保守端末40へ試験結果として通知するようにしてもよい。
また、本実施の形態において、受付台30の受付台制御部37において、算出したレベル調整値が非常電話機10における調整可能範囲より大きい場合には通話試験不合格と判定し、通話試験不合格を示すレベル調整値、あるいは通話試験不合格を示す通話試験合否を、終話メッセージで非常電話機10へ通知してもよい。この場合、非常電話機10の電話機制御部17は、ハンドセット13の送話レベルまたは/および受話レベルを調整せず、保守端末40へその試験結果として通知するようにしてもよい。これにより、非常電話機10における調整不可能な不具合については、直ちに不合格と判定することができる。
[実施の形態の拡張]
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。また、各実施形態については、矛盾しない範囲で任意に組み合わせて実施することができる。
また、各実施の形態において、通話試験中に、非常電話機10の操作入力部14において、オフフックなどの利用者操作が検出された場合、電話機制御部17は、直ちに通話路を切断して受付台30との通話試験を終了し、改めて受付台30へ発信するようにしてもよい。特に、非常電話機10を雨風から防ぐため、電話ボックス内に設置されている場合があり、このような場合には、電話ボックスの扉が開かれたことを利用者操作として検出することにより、より迅速に通話試験を終了して、通常動作に戻ることができる。また、利用者操作に応じた受付台30との音声通話が終了した後、再度、電話機制御部17が通話試験開始指示メッセージを送信して、通話試験を開始するようにしてもよい。
また、第2の実施の形態において、図3のステップ204まで実行した後、非常電話機10の電話機制御部17において、ハンドセット13の送話レベルまたは/および受話レベルを調整したか否か判断し、調整した場合には、ステップ101へ戻って、再度、通話試験を実施し、調整しなかった場合には、ステップ205へ移行するようにしてもよい。これにより、調整後の非常電話機10の通話機能を再確認することができる。また、規定回数以上調整を繰り返し実施した場合には、通話試験不合格と判定して、ステップ205へ移行するようにしてもよい。
また、各実施の形態では、通話試験の開始を保守端末40から指示する場合を例として説明したが、これら限定されるものではなく、保守端末40の機能を受付台30に実装してもよい。すなわち、受付台30に、通話試験開始操作や予め定められた通話試験タイミングの到来に応じて、通話試験の対象となる非常電話機10と通信網50を介してデータ通信を行うことにより、通話試験開始メッセージを送信する機能と、通信網50を介して当該非常電話機10から通知された終話メッセージに応じて、当該終話メッセージに含まれる通話試験合否を抽出して記憶部(図示せず)へ保存するとともに、通話試験合否を画面表示する機能とを設けてもよい。
これにより、専用の保守端末40を必要とすることなく、通話試験を実施することができ、システム全体の構成を簡素化することができ、コストダウンに繋がる。
1…非常電話システム、10…非常電話機、11…通信I/F部、12…音声処理部、13…ハンドセット、14…操作入力部、15…表示部、16…記憶部、17…電話機制御部、20…管理センタ、30…受付台、31…通信I/F部、32…音声処理部、33…送受話器、34…操作入力部、35…表示部、36…記憶部、37…受付台制御部、40…保守端末、50…通信網。

Claims (6)

  1. 複数の非常電話機と、通信網を介してこれら非常電話機と音声通話を行う受付台とを含む非常電話システムであって、
    前記非常電話機へ前記通信網を介して通話試験開始指示メッセージを送信する保守端末を備え、
    前記非常電話機は、前記通話試験開始指示メッセージに応じて、前記通信網を介して前記受付台へ通話試験用発信メッセージを送信し、当該受付台からの応答メッセージに基づきハンドセットを用いた当該受付台との音声通話を開始し、当該受付台からの終話メッセージに基づき当該音声通話を終了し、当該終話メッセージで通知された通話試験合否を含む通話試験終了メッセージを前記保守端末へ送信し、
    前記受付台は、前記非常電話機からの通話試験用発信メッセージに応じて、当該非常電話機へ応答メッセージを返送するとともに当該非常電話機と音声通話を開始した後、当該非常電話機へ試験音声を送信し、当該試験音声が当該非常電話機のハンドセットで回り込んで得られた回込音声を当該非常電話機から受信してレベル測定し、当該回込音声の測定レベルと合格レベル範囲とを比較することにより通話試験合否を判定した後、当該通話試験合否を含む終話メッセージを当該非常電話機へ通知する
    ことを特徴とする非常電話システム。
  2. 請求項1に記載の非常電話システムにおいて、
    前記非常電話機は、前記通話試験用発信メッセージに応じて前記音声通話を開始する際に前記ハンドセットの受話レベルまたは/および送話レベルを増大させ、前記終話メッセージに応じて当該音声通話を終了する際に当該ハンドセットの受話レベルまたは/および送話レベルを元に戻すことを特徴とする非常電話システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載の非常電話システムにおいて、
    前記受付台は、前記回込音声の測定レベルと基準レベルとのレベル差を検出し、当該レベル差からなるレベル調整値を前記終話メッセージで前記非常電話機へ通知し、
    前記非常電話機は、前記終話メッセージで通知された前記レベル調整値に基づき、前記ハンドセットの送話レベルまたは/および受話レベルを調整する
    ことを特徴とする非常電話システム。
  4. 複数の非常電話機と、通信網を介してこれら非常電話機と音声通話を行う受付台とを含む非常電話システムであって、
    前記非常電話機へ前記通信網を介して通話試験開始指示メッセージを送信する保守端末を備え、
    前記非常電話機は、前記通話試験開始指示メッセージに応じて、前記通信網を介して前記受付台へ通話試験用発信メッセージを送信し、当該受付台からの応答メッセージに基づきハンドセットを用いた当該受付台との音声通話を開始し、当該受付台からの終話メッセージに基づき当該音声通話を終了し、当該終話メッセージで通知されたレベル調整値に基づき当該ハンドセットの送話レベルまたは/および受話レベルを調整して、通話試験終了メッセージを前記保守端末へ送信し、
    前記受付台は、前記非常電話機からの通話試験用発信メッセージに応じて、当該非常電話機へ応答メッセージを返送するとともに当該非常電話機と音声通話を開始した後、当該非常電話機へ試験音声を送信し、当該試験音声が当該非常電話機のハンドセットで回り込んで得られた回込音声を当該非常電話機から受信してレベル測定し、当該回込音声の測定レベルと基準レベルとのレベル差を検出し、当該レベル差からなるレベル調整値を前記終話メッセージで前記非常電話機へ通知する
    ことを特徴とする非常電話システム。
  5. 複数の非常電話機と、通信網を介してこれら非常電話機と音声通話を行う受付台とを含む非常電話システムで用いられる通話試験方法であって、
    保守端末が、前記非常電話機へ前記通信網を介して通話試験開始指示メッセージを送信するステップと、
    前記非常電話機が、前記通話試験開始指示メッセージに応じて、前記通信網を介して前記受付台へ通話試験用発信メッセージを送信するステップと、
    前記受付台が、前記非常電話機からの通話試験用発信メッセージに応じて、当該非常電話機へ応答メッセージを返送するとともに当該非常電話機と音声通話を開始した後、当該非常電話機へ試験音声を送信するステップと、
    前記非常電話機が、前記受付台からの応答メッセージに基づきハンドセットを用いた当該受付台との音声通話を開始するステップと、
    前記受付台が、前記試験音声が前記非常電話機のハンドセットで回り込んで得られた回込音声を当該非常電話機から受信してレベル測定し、当該回込音声の測定レベルと合格レベル範囲とを比較することにより通話試験合否を判定した後、当該通話試験合否を含む終話メッセージを当該非常電話機へ通知するステップと、
    前記非常電話機が、前記受付台からの終話メッセージに基づき当該音声通話を終了し、当該終話メッセージで通知された通話試験合否を含む通話試験終了メッセージを前記保守端末へ送信するステップと
    を備えることを特徴とする通話試験方法。
  6. 複数の非常電話機と、通信網を介してこれら非常電話機と音声通話を行う受付台とを含む非常電話システムで用いられる通話試験方法であって、
    保守端末が、前記非常電話機へ前記通信網を介して通話試験開始指示メッセージを送信するステップと、
    前記非常電話機が、前記通話試験開始指示メッセージに応じて、前記通信網を介して前記受付台へ通話試験用発信メッセージを送信するステップと、
    前記受付台が、前記非常電話機からの通話試験用発信メッセージに応じて、当該非常電話機へ応答メッセージを返送するとともに当該非常電話機と音声通話を開始した後、当該非常電話機へ試験音声を送信するステップと、
    前記非常電話機が、前記受付台からの応答メッセージに基づきハンドセットを用いた当該受付台との音声通話を開始するステップと、
    前記受付台が、前記試験音声が前記非常電話機のハンドセットで回り込んで得られた回込音声を当該非常電話機から受信してレベル測定し、当該回込音声の測定レベルと基準レベルとのレベル差からなるレベル調整値を、前記音声通話の終了を指示する終話メッセージで当該非常電話機へ通知するステップと、
    前記非常電話機が、前記受付台からの終話メッセージに基づき当該音声通話を終了し、当該終話メッセージで通知されたレベル調整値に基づき当該ハンドセットの送話レベルまたは/および受話レベルを調整して、通話試験終了メッセージを前記保守端末へ送信するステップと
    を備えることを特徴とする通話試験方法。
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