JP2007273683A - 基板移送装置、これを用いた表示パネルの製造装置、及び、基板移送方法、これを用いた表示パネルの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 簡素な構成により、基板を加工装置のステージに対する正規位置に高精度で移送可能にすること。
【解決手段】 マガジン21に収容してある基板1を搬送装置に受取支持し、この基板1を搬送装置により加工装置のステージ上に移送する基板移送方法において、マガジン21内の基板1の位置を認識し、認識した基板1の位置に基づいて搬送装置による基板1の受取位置を制御し、搬送装置に対する基準受取位置にて該基板1を受取支持するもの。
【選択図】 図6
【解決手段】 マガジン21に収容してある基板1を搬送装置に受取支持し、この基板1を搬送装置により加工装置のステージ上に移送する基板移送方法において、マガジン21内の基板1の位置を認識し、認識した基板1の位置に基づいて搬送装置による基板1の受取位置を制御し、搬送装置に対する基準受取位置にて該基板1を受取支持するもの。
【選択図】 図6
Description
本発明は、基板搬送装置、これを用いた表示パネルの製造装置、及び、基板搬送方法、これを用いた表示パネルの製造方法に関する。
液晶表示パネル等の製造ラインで、基板にペーストを塗布する等においては、特許文献1に記載の如く、基板供給位置に供給された基板を搬送ロボットの基板保持部にて受取支持し、この基板を搬送ロボットによりペースト塗布装置のステージ上の正規位置(基板に付してあるアライメントマークをペースト塗布装置に設けられているカメラの視野内に納め得る位置等の所望する位置)に移送し、基板に付してあるアライメントマークをペースト塗布装置に設けられているカメラにより認識して基板を位置決めしつつ、ペースト塗布装置が吐出するペーストをステージ上の基板に対する所定位置に塗布する。
特開2003-31642
従来の液晶表示パネル製造装置で用いられる基板移送装置は、基板を収容するマガジンを用いるとともに、基板をペースト塗布装置のステージに対する正規位置に高精度で移送可能にするため、搬送ロボットを上流側ロボットと下流側ロボットの上下2台とし、それら上流側ロボットと下流側ロボットの間に基板ゲージング装置を設置している。即ち、従来の基板移送装置による基板の移送動作は以下の如くなされる。
(1)マガジンを基板供給位置に位置付ける。
(2)上流側ロボットの基板保持部によりマガジン内の基板を受取り、この基板を基板ゲージング装置に搬入してゲージングする。これは、上流側ロボットに受取った基板の位置が、マガジンに個有の基板収容隙間(遊び)等に起因してばらつく現象を矯正するものである。
(2)上流側ロボットの基板保持部によりマガジン内の基板を受取り、この基板を基板ゲージング装置に搬入してゲージングする。これは、上流側ロボットに受取った基板の位置が、マガジンに個有の基板収容隙間(遊び)等に起因してばらつく現象を矯正するものである。
(3)下流側ロボットの基板保持部により基板ゲージング装置でゲージングされた基板を受取り、この基板をペースト塗布装置のステージに対する正規位置に移送する。
しかしながら、従来技術では、上流側ロボットと下流側ロボットの上下2台の搬送ロボットと、上流側ロボットと下流側ロボットの間に基板ゲージング装置が必要になり、複雑かつ大型になる。
本発明の課題は、簡素な構成により、基板を加工装置のステージに対する正規位置に高精度で移送可能にすることにある。
請求項1の発明は、マガジンに収容してある基板を搬送装置にて受取り支持し、この基板を搬送装置により加工装置のステージ上に移送する基板移送装置において、マガジン内の基板の位置を認識し、認識した基板の位置に基づいて搬送装置による基板の受取位置を制御し、搬送装置に対する基準受取位置にて該基板を受取支持する制御装置を有してなるようにしたものである。
請求項2の発明は、請求項1の発明において更に、基板供給位置に設置されたマガジンの上方に基板検知センサを配置し、基板検知センサはマガジンに設けた切欠部を通して基板を検知し、前記制御装置は基板検知センサの検知結果に基づいて基板の位置を認識するようにしたものである。
請求項3の発明は、請求項2の発明において更に、前記基板検知センサが、基板の相交差する2辺のうちの一方の一辺上の2点の位置と、他方の一辺上の1点の位置を検知し、前記制御装置は基板検知センサの検知結果に基づいて基板の位置を認識するようにしたものである。
請求項4の発明は、請求項2の発明において更に、前記基板検知センサが基板の特定の2点に設けてあるマークの位置を検知し、前記制御装置は基板検知センサの検知結果に基づいて基板の位置を認識するようにしたものである。
請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の基板移送装置を用いる表示パネルの製造装置であって、前記加工装置が基板にペーストを塗布する塗布装置であるものである。
請求項6の発明は、マガジンに収容してある基板を搬送装置にて受取り支持し、この基板を搬送装置により加工装置のステージ上に移送する基板移送方法において、マガジン内の基板の位置を認識し、認識した基板の位置に基づいて搬送装置による基板の受取位置を制御し、搬送装置に対する基準受取位置にて該基板を受取支持するようにしたものである。
請求項7の発明は、請求項6の発明において更に、基板供給位置に設置されたマガジンの上方に基板検知センサを配置し、基板検知センサはマガジンに設けた切欠部を通して基板を検知し、基板検知センサの検知結果に基づいて基板の位置を認識するようにしたものである。
請求項8の発明は、請求項7の発明において更に、前記基板検知センサが、基板の相交差する2辺のうちの一方の一辺上の2点の位置と、他方の一辺上の1点の位置を検知し、基板検知センサの検知結果に基づいて基板の位置を認識するようにしたものである。
請求項9の発明は、請求項7の発明において更に、前記基板検知センサが基板の特定の2点に設けてあるマークの位置を検知し、基板検知センサの検知結果に基づいて基板の位置を認識するようにしたものである。
請求項10の発明は、請求項6〜9のいずれかに記載の基板移送方法を用いる表示パネルの製造方法であって、前記加工装置が基板にペーストを塗布する塗布装置であるものである。
本発明によれば、簡素な構成により、基板を加工装置のステージに対する正規位置に高精度で移送可能となる。
図1は基板移送装置を示す模式図、図2は搬送ロボットを示す斜視図、図3はマガジンを示す斜視図、図4はペースト塗布装置を示す斜視図、図5はマガジンと基板検知センサを示す斜視図、図6は基板検知センサの基板検知状態を示す正面図、図7は図6の平面図、図8は基板検知原理を示す模式図、図9は基板検知センサの変形例を示す正面図、図10は図9の平面図、図11はマガジンと基板検知センサの変形例を示す斜視図である。
図1は、表示パネル製造装置を構成する基板移送装置10を示すものであり、基板移送装置10は移送路11を有し、移送路11上のガイドレール12上に搬送装置たる搬送ロボット13が設けられる。基板移送装置10は、移送路11の一端の基板供給位置に供給台20を設け、移送路11の他端の基板搬出位置に搬出台30を設け、移送路11の中間部に加工装置たるペースト塗布装置40を設置してある。
搬送ロボット13は、図2に示す如く、図示しないリニアモータからなる駆動手段にてガイドレール12上を移動可能な箱型の本体部13Aと、図示しない駆動手段により本体部13Aに対して昇降可能に、かつ、図2中、X−Y面内(水平面内)にて360度自転可能に設けられた円柱状の昇降台13Bと、昇降台13Bの上面に、昇降台13Bの一直径方向(中心軸線)に対して対称に配置された2つのアーム13R、13Lを有する。
2つのアーム13R、13Lは、それぞれ昇降台13Bの上面に回転可能に支持された基端側の第1のアーム13R1、13L1と、第1のアーム13R1、13L1の先端部に回転可能に支持された先端側の第2のアーム13R2、13L2からなる。2つのアーム13R、13Lは、水平面内を前後方向に伸縮可能に設けられ、しかも2つのアーム13R、13Lは独立して動作可能とされる。
第2のアーム13R2、13L2の先端部には、中心軸線に沿ってそれぞれ延びる二又フォーク状の保持部14R、14Lを備える。保持部14R、14Lは、それぞれ第2のアーム13R2、13L2の先端部に回転自在に支持される。
そしてこの構成において、不図示のモータ、ベルトなどの公知駆動手段により、2つのアーム13R、13Lは独立して水平面内を前後方向に伸縮動し、この伸縮動に伴い、保持部14R、14Lが個別に中心軸線に沿って移動(前後動)することができるようになっている。
また、2つの保持部14R、14Lの上面には、それぞれ4つの吸着盤15が設けられる。各吸着盤15は、不図示のエア吸着源に適宜接続され、その吸着力により、ガラス基板1を保持できるようになっている。尚、2つの保持部14R、14Lはそれらの保持面高さを互いにHだけ離隔させている。
供給台20は、マガジン21を着脱される。マガジン21は、図3に示す如く、四角箱状をなし、左右の相対する側壁間に前面開口21Aを設け、各側壁のそれぞれにおける上下多数位置に多段状をなして前面開口21Aに臨む溝21Bを設け、基板1の両側部を同一レベルにて相対応する左右の溝21Bに前面開口21Aから差し入れ、引き出し可能にする。搬送ロボット13のアーム13Lの保持部14Lは、マガジン21内のその時点で最上層にある基板1と、その下の基板1との間に挿入され、最上層にある基板1をその基板1が納められている溝21B内にて持ち上げる状態で吸着盤15にて吸着保持し、当該基板1を当該溝21から引き出し可能にする。
ペースト塗布装置40は、図4に示す如く、基板1にその表示領域を囲むようにペーストを枠状に塗布する。具体的には、ペースト塗布装置40は、ベース41上にX−Y−θ移動機構42を介してステージ43を備える。X−Y−θ移動機構42は、ベース41上に設けられたX軸移動機構42Aにより、Y軸移動機構42BをY軸方向に移動させ、Y軸移動機構42Bにより、図示しないθ回転装置をX軸方向へ移動させるように構成され、このθ回転装置にステージ43が支持される。ステージ43には、その上面に図示しない複数個の吸着盤を備える。
ペースト塗布装置40は、ベース41上に門型の支持体44を固定し、その横桁44Aに2つのヘッド機構45を、不図示のモータ等によりX軸方向に移動可能に設ける。各ヘッド機構45は、ペーストを収納したシリンジ46を有し、シリンジ46内が加圧されることでシリンジ46の先端ノズルからペーストを吐出する。
ペースト塗布装置40は、各ヘッド機構45にカメラ47を備える。基板1に付してあるアライメントマークの現在位置をカメラ47により認識し、この位置が予め設定した位置となるようにX−Y−θ移動機構42を制御し、ステージ43上の基板1をペースト塗布位置に移動制御する。
従って、基板移送装置10は以下の如くに移動する。
(1)搬送ロボット13を移送路11上にて移動させ、供給台20に対する基板供給位置に位置付ける。一方のアーム13Lの保持部14Lを供給台20上のマガジン21の最上層にある基板1に対する基板受取りレベルに合せ、保持部14Lをマガジン1の最上層に納められている基板1の下方に位置付けて該基板1を該基板1が納められている溝21B内で持ち上げ、該基板1を保持部14Lの吸着盤15に対する基板受取位置に吸着保持し、該基板1を該溝21Bに沿って前面開口21Aから引き出し、基板受取り動作を完了する。
(1)搬送ロボット13を移送路11上にて移動させ、供給台20に対する基板供給位置に位置付ける。一方のアーム13Lの保持部14Lを供給台20上のマガジン21の最上層にある基板1に対する基板受取りレベルに合せ、保持部14Lをマガジン1の最上層に納められている基板1の下方に位置付けて該基板1を該基板1が納められている溝21B内で持ち上げ、該基板1を保持部14Lの吸着盤15に対する基板受取位置に吸着保持し、該基板1を該溝21Bに沿って前面開口21Aから引き出し、基板受取り動作を完了する。
(2)搬送ロボット13を移送路11上にて移動させ、ペースト塗布装置40の前に位置付ける。他方のアーム13Rの保持部14Rをペースト塗布装置40のステージ43上の基板取出レベルに合せ、保持部14Rをステージ43上のペースト塗布済みの基板1の下方に位置付けて該基板1を持ち上げ、該基板1を保持部14Rの吸着板15に吸着保持し、基板取出動作を完了する。尚、基板取出しにあたっては、ステージ上面より不図示の持ち上げピンが上昇して基板を持ち上げ、基板下方にアーム13Rが挿入し得るスペースが形成される。
(3)搬送ロボット13は前述(1)の一方のアーム13Lの保持部14Lが受取支持している基板1をペースト塗布装置40のステージ43に対する正規位置(基板1に付してあるアライメントマークをペースト塗布装置40のカメラ47の視野内に納め得る位置等の所望する位置)に吸着保持させて移載し、基板投入動作を完了する。
(4)搬送ロボット13を移送路11上にて移動させ、搬出台30に対する基板搬出位置に位置付ける。搬送ロボット13は前述(2)の他方のアーム13Rの保持部14Rが受取ってあるペースト塗布済の基板1を搬出台30に移載し、基板搬出動作を完了する。
以下、上述(1)〜(4)を繰り返す。
以下、上述(1)〜(4)を繰り返す。
しかるに、基板移送装置10にあっては、マガジン21に収容されて搬送ロボット13に受渡される基板1の、マガジン21の溝21B内における収容位置が、マガジン21自体の位置ずれや、マガジン21に個有の基板収容隙間(遊び)に起因し、基準収容位置から位置ずれすることに関係なく、搬送ロボット13のアーム13Lの保持部14Lにマガジン21から受取った基板1をペースト塗布装置40のステージ43に対する正規位置に移送可能にするため、以下の制御装置(不図示)を有する。
即ち、制御装置は、マガジン21内に収容してある基板1の位置(図8のP1)(マガジン21による所定の基準収容位置(図8のPa)に対するX方向、Y方向、回転方向の位置ずれΔx、Δy、Δθ)を認識し、認識した基板1の位置に基づいて搬送ロボット13による基板1の受取位置を制御し、搬送ロボット13に対する基準受取位置(基板1を受取る時点での、搬送ロボット13のアーム13Lが有する保持部14Lと基板1との予め設定された相対関係位置)にて基板1を受取り支持し、基板1をペースト塗布装置40のステージ43に対する正規位置(基板1に付してあるアライメントンマークをペースト塗布装置40に設けられているカメラ47の視野内に納め得る位置等の所望する位置)に移送可能にする。
このとき、供給台20は、基板供給位置に設置されたマガジン21の側傍に、図5に示す基板検知装置50を有する。基板検知装置50は、マガジン21の相交差する2辺のうちの一方の一辺の側傍に立設される昇降台51に2個のレーザセンサ(ラインセンサ)からなる基板検知センサ51A、51Bを備え、他方の一辺の側傍に立設される昇降台52に1個のレーザセンサ(ラインセンサ)からなる基板検知センサ52Aを備える。他方、マガジン21の上述した一方の一辺には基板検知センサ51A、51Bに対応する2個のそれぞれ上下に延在する切欠部22A、22Bが設けられ、他方の一辺には基板検知センサ52Aに対応する1個の上下に延在する切欠部23Aが設けられる(図3参照)。各基板センサ51A、51B、52Aは、昇降台51、52によりマガジン21の上方から切欠部22A、22B、23Aの中に入るように順に下降され、マガジン21内のその時点で最上層にある基板1に対する所定高さ位置に位置決め設定され、図8に示す該基板1の一方の一辺上の2点A、Bの位置を各切欠部22A、22Bを通して基板検知センサ51A、51Bにより検知し、該基板1の他方の一辺上の1点Cの位置を切欠部23Aを通して基板検知センサ52Aにより検知する。制御装置は、図8に示す如く、基板検知センサ51A、51B、52Aがマガジン21内の最上層にある基板1について検知した、基板1の一方の一辺上の2点A、Bの位置と、他方の一辺上の1点Cの位置に基づき、基板1の前述の位置(マガジン21による所定の基準収容位置に対するX方向、Y方向、回転方向の位置ずれΔx、Δy、Δθ)を認識する。
基板移送装置10において、基板検知装置50と制御装置は以下の如くに動作する。
(1)基板検知センサ51A、51B、52Aが昇降台51、52によりマガジン21の着脱に干渉しないエリアに退避させた状態で、供給台20にマガジン21がセットされる。昇降台51、52が作動して、基板検知センサ51A、51B、52Aがマガジン21内の1段目(最上段)の溝21Bに納められている基板1に対する所定高さ位置に位置決め設定される。基板検知センサ51A、51B、52Aにより基板1の一方の一辺上の2点A、Bと他方の一辺上の1点Cの位置を検知する。制御装置は、基板1のサイズを既知としており、基板1の3点A〜Cの位置に基づいて、マガジン21内の基板1の位置(基板1の基準収容位置に対する位置ずれΔx、Δy、Δθ)を演算して認識する。
(1)基板検知センサ51A、51B、52Aが昇降台51、52によりマガジン21の着脱に干渉しないエリアに退避させた状態で、供給台20にマガジン21がセットされる。昇降台51、52が作動して、基板検知センサ51A、51B、52Aがマガジン21内の1段目(最上段)の溝21Bに納められている基板1に対する所定高さ位置に位置決め設定される。基板検知センサ51A、51B、52Aにより基板1の一方の一辺上の2点A、Bと他方の一辺上の1点Cの位置を検知する。制御装置は、基板1のサイズを既知としており、基板1の3点A〜Cの位置に基づいて、マガジン21内の基板1の位置(基板1の基準収容位置に対する位置ずれΔx、Δy、Δθ)を演算して認識する。
(2)制御装置は上述(1)の如くに認識した基板1の位置に基づいて搬送ロボット13を駆動制御することにより、搬送ロボット13による基板1の受取位置を補正動作し、搬送ロボット13のアーム13Lの保持部14Lに対する基準受取位置にて基板1を受取り、この基板1をペースト塗布装置40のステージ43に対する正規位置に移載する。
この搬送ロボット13による基板1の受取位置の補正動作の一実施態様としては、次のとおりである。即ち、基板を受取るときに、予めプログラムされている受取り位置に対して保持部14Lを基板1の位置ずれ量(Δx、Δy、Δθ)分だけ、そのずれ方向と同方向にずらす。これにより、保持部14Lは、位置ずれ状態の基板1に対し、基準受取位置に位置付けられたことになる。尚、保持部14LのX方向の移動は、本体部13Aをガイドレール12に沿って移動させ、Y方向の移動は、アーム13Lを伸縮させ、θ方向の移動は、昇降台13Bを回転させることで行なう。そして、この状態で保持部14Lが基板1を受取り、その基板1をマガジン21より引き出した後に、保持部14Lを先の補正量分だけ逆方向(−Δx、−Δy、−Δθ)に戻し、その後予めプログラムされている経路(軌跡)に沿って搬送ロボット13を移動させ、ペースト塗布装置40のステージ43に対する正規位置に移載する。
また別の態様として、基板を受取るときに、予めプログラムされている受取り位置に対して保持部14Lを基板1の位置ずれ量(Δx、Δy、Δθ)分だけ、そのずれ方向と同方向にずらした状態で基板1を受取るまでは上記態様と同じであるが、受取った後、まだ基板1がマガジン21内に位置している段階、つまり基板1をマガジン21から引き出す前にて、保持部14Lを先の補正量分だけ逆方向(−Δx、−Δy、−Δθ)に戻し、その後、予めプログラムされている経路に沿って搬送ロボット13を移動させて、ペースト塗布装置40のステージ43に対する正規位置に移載するようにしても良い。
(3)基板検知センサ51A、51B、52Aをマガジン21内で新たに最上層となる、2段目以下の各溝21Bに納められている各基板1に対し、上述(1)、(2)を順に繰り返す。
本実施例によれば以下の作用効果を奏する。
(a)マガジン21に保有の基板収容隙間(遊び)等に起因し、マガジン21の内の基板1が基準収容位置からずれていても、このずれを補正するように搬送ロボット13による基板1の受取位置を制御し、搬送ロボット13に対する基準受取位置にて基板1を支持し、結果として搬送ロボット13は基板1をペースト塗布装置40のステージ43に対する正規位置に高精度で移載する。基板1の移送経路に基板ゲージング装置を介装する必要がなく、搬送ロボット13を上流側ロボットと下流側ロボットに上下2分する必要もなく、構成が簡素になる。
(a)マガジン21に保有の基板収容隙間(遊び)等に起因し、マガジン21の内の基板1が基準収容位置からずれていても、このずれを補正するように搬送ロボット13による基板1の受取位置を制御し、搬送ロボット13に対する基準受取位置にて基板1を支持し、結果として搬送ロボット13は基板1をペースト塗布装置40のステージ43に対する正規位置に高精度で移載する。基板1の移送経路に基板ゲージング装置を介装する必要がなく、搬送ロボット13を上流側ロボットと下流側ロボットに上下2分する必要もなく、構成が簡素になる。
(b)マガジン21の上方に基板検知センサ51A、51B、52Aを配置し、基板検知センサ51A、51B、52Aはマガジン21に設けた切欠部22A、22B、23Aを通して基板1を検知し、基板検知センサ51A、51B、52Aの検知結果に基づいて基板1の位置を認識する。基板1をマガジン21内で検知し、搬送ロボット13に受取支持される基板1の位置を認識できる。
(c)基板1のサイズは既知であるから、基板検知センサ51A、51B、52Aが基板1の相交差する2辺のうちの一方の一辺上の2点A、Bの位置と、他方の一辺上の1点Cの位置を検知することにより、これら3点A〜Cの検知位置座標から基板1の位置を認識できる。
(d)表示パネル製造装置において、基板ゲージング装置等を特に必要としない簡素な構成により、基板1をペースト塗布装置40のステージ43に対する正規位置に移送でき、表示パネルの製造ラインを小型、省スペース化できる。
図9、図10は、前述の基板検知装置50に代わる基板検知装置60である。基板検知装置60は、マガジン21の対向する2辺のうちの一方の一辺の側傍に立設される昇降台61に1個のカメラ61Aを備え、他方の一辺の側傍に立設される昇降台62に1個のカメラ62Aを備える。他方、マガジン21の上述した一方の一辺にはカメラ61Aに対応する1個の上下に延在する切欠部22Aが設けられ、他方の一辺にはカメラ62Aに対応する1個の上下に延在する切欠部23Aが設けられる。各カメラ61A、62Aは昇降台61、62によりマガジン21の上方から切欠部22A、23Aの中に入るように順に下降され、マガジン21内のその時点で最上層にある基板1に対する所定高さ位置に位置決め設定され、該基板1の一方の一辺上に設けてあるマークM1を切欠部22Aを通してカメラ61Aにより検知(撮像)し、該基板1の他方の一辺近くに設けてあるマークM2を切欠部23Aを通してカメラ62Aを通して検知(撮像)する。制御装置は、カメラ61A、62Aがマガジン21内の最上層にある基板1について検知した、基板1の一方のマークM1の位置と他方のマークM2の位置に基づいて、基板1の位置(マガジン21による所定の基準収容位置に対するX方向、Y方向、回転方向の位置ずれΔx、Δy、Δθ)を認識する。
また、マガジン21に切欠部(22A、22B、23A)設けた例を説明したが、図11に示すようにしても良い。この変形例は、マガジン21の側壁に、各溝21Bにそれぞれ対応したピッチで穴24を2列設け、この各列に沿って上下動可能な2個の反射型レーザセンサからなる基板検知センサ25を配置する。また、マガジン21における基板引き出し方向とは反対側に、1個の反射型レーザセンサからなる基板検知センサ25を上下動自在に配置する。この場合、まずマガジン21内の1段目(最上段)の溝21Bに位置する基板1に対向するように各基板検知センサ25を位置決め設定した後、各基板検知センサ25より基板側面に向けて検出光を照射し、各基板検知センサ25から基板側面までの距離を測定する。各基板検知センサ25の設定位置は設計上既知であるから、結果的に、図8で示した3点A、B、Cの位置が求められ、基板1の位置(図8のP1)が同様にして求めることができる。2段目以降の基板に対しても同様である。
尚、この変形例の場合には、マガジン21内の最上段からの基板取出しだけでなく、最下段、或いは任意の段位置からの基板取り出しも行なえる利点がある。
また、実施例では、予めプログラムされている受取り位置に対して搬送ロボット13の保持部14Lにてマガジン21内の基板1を受取る段階で保持部14Lを基板1の位置ずれ量(Δx、Δy、Δθ)分だけ、そのずれ方向と同方向にずらした状態で基板1を受取るようにした。しかしながら、基板1を受取るときには予めプログラムされている受取り位置にて受取り、その後、ペースト塗布装置40に移載するまでの間に保持部14Lを逆方向(−Δx、−Δy、−Δθ)に補正移動させるようにしても良い。
更には、搬送ロボット13側では特に補正移動させることなく、予めプログラムされている軌跡に沿って移動させ、搬送ロボット13が保持している基板1をペースト塗布装置40のステージ43に移載する段階でステージ43側を補正移動させるようにしても良い。これは、基板1の移際段階で、X−Y−θ移動機構42を作動させることで、ステージ43を基板1の位置ずれ量(Δx、Δy、Δθ)分だけ、正規の移載位置よりそのずれ方向と同方向にずらした状態とし、この状態で移載動作を実行する。移載後は、ステージ43を先の補正量分だけ逆方向(−Δx、−Δy、−Δθ)に戻し、その後予めプログラムされている経路に沿ってステージ43を移動させ、ペースト塗布動作を行なう。このようにしても、基板1の、マガジン21の溝21B内における収容位置が、基準収容位置から位置ずれすることに関係なく、搬送ロボット13のアーム13Lの保持部14Lにマガジン21から受取った基板1をペースト塗布装置40のステージ43に対する正規位置に移送可能とする。
また本発明は、マガジンに収納してある基板を搬送装置にて加工装置に移送するものであれば適用できるものであり、実施例で例示した液晶表示パネル用の基板や、シール塗布装置に限定されるものではない。
以上、本発明の実施例を図面により詳述したが、本発明の具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
1 基板
10 基板搬送装置
13 搬送ロボット(搬送装置)
21 マガジン
22A、22B、23A 切欠部
40 ペースト塗布装置(加工装置)
43 ステージ
51A、51B、52A 基板検知センサ
61A、62A カメラ
10 基板搬送装置
13 搬送ロボット(搬送装置)
21 マガジン
22A、22B、23A 切欠部
40 ペースト塗布装置(加工装置)
43 ステージ
51A、51B、52A 基板検知センサ
61A、62A カメラ
Claims (10)
- マガジンに収容してある基板を搬送装置にて受取り支持し、この基板を搬送装置により加工装置のステージ上に移送する基板移送装置において、
マガジン内の基板の位置を認識し、認識した基板の位置に基づいて搬送装置による基板の受取位置を制御し、搬送装置に対する基準受取位置にて該基板を受取支持する制御装置を有してなることを特徴とする基板移送装置。 - 基板供給位置に設置されたマガジンの上方に基板検知センサを配置し、基板検知センサはマガジンに設けた切欠部を通して基板を検知し、
前記制御装置は基板検知センサの検知結果に基づいて基板の位置を認識する請求項1に記載の基板移送装置。 - 前記基板検知センサが、基板の相交差する2辺のうちの一方の一辺上の2点の位置と、他方の一辺上の1点の位置を検知し、
前記制御装置は基板検知センサの検知結果に基づいて基板の位置を認識する請求項2に記載の基板移送装置。 - 前記基板検知センサが基板の特定の2点に設けてあるマークの位置を検知し、
前記制御装置は基板検知センサの検知結果に基づいて基板の位置を認識する請求項2に記載の基板移送装置。 - 請求項1〜4のいずれかに記載の基板移送装置を用いる表示パネルの製造装置であって、
前記加工装置が基板にペーストを塗布する塗布装置である表示パネルの製造装置。 - マガジンに収容してある基板を搬送装置にて受取り支持し、この基板を搬送装置により加工装置のステージ上に移送する基板移送方法において、
マガジン内の基板の位置を認識し、認識した基板の位置に基づいて搬送装置による基板の受取位置を制御し、搬送装置に対する基準受取位置にて該基板を受取支持することを特徴とする基板移送方法。 - 基板供給位置に設置されたマガジンの上方に基板検知センサを配置し、基板検知センサはマガジンに設けた切欠部を通して基板を検知し、基板検知センサの検知結果に基づいて基板の位置を認識する請求項6に記載の基板移送方法。
- 前記基板検知センサが、基板の相交差する2辺のうちの一方の一辺上の2点の位置と、他方の一辺上の1点の位置を検知し、基板検知センサの検知結果に基づいて基板の位置を認識する請求項7に記載の基板移送方法。
- 前記基板検知センサが基板の特定の2点に設けてあるマークの位置を検知し、基板検知センサの検知結果に基づいて基板の位置を認識する請求項7に記載の基板移送方法。
- 請求項6〜9のいずれかに記載の基板移送方法を用いる表示パネルの製造方法であって、
前記加工装置が基板にペーストを塗布する塗布装置である表示パネルの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006096771A JP2007273683A (ja) | 2006-03-31 | 2006-03-31 | 基板移送装置、これを用いた表示パネルの製造装置、及び、基板移送方法、これを用いた表示パネルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2006096771A JP2007273683A (ja) | 2006-03-31 | 2006-03-31 | 基板移送装置、これを用いた表示パネルの製造装置、及び、基板移送方法、これを用いた表示パネルの製造方法 |
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JP2007273683A true JP2007273683A (ja) | 2007-10-18 |
Family
ID=38676180
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2006096771A Withdrawn JP2007273683A (ja) | 2006-03-31 | 2006-03-31 | 基板移送装置、これを用いた表示パネルの製造装置、及び、基板移送方法、これを用いた表示パネルの製造方法 |
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Country | Link |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010060473A (ja) * | 2008-09-05 | 2010-03-18 | Japan Steel Works Ltd:The | 物体検出装置および物体位置ずれ検出装置 |
JP2013531379A (ja) * | 2010-06-29 | 2013-08-01 | セントロターム・サーマル・ソルーションズ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング・ウント・コンパニー・コマンデイトゲゼルシヤフト | ウェハ搬送ロボットを較正する装置および方法 |
CN108169938A (zh) * | 2018-01-03 | 2018-06-15 | 惠科股份有限公司 | 一种显示面板的制造设备 |
CN108538774A (zh) * | 2018-07-06 | 2018-09-14 | 米亚索乐装备集成(福建)有限公司 | 一种太阳能电池片自动上料装置 |
-
2006
- 2006-03-31 JP JP2006096771A patent/JP2007273683A/ja not_active Withdrawn
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