JP2007273420A - 温度制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型で消費電力が少ないヒータ制御回路を提供する。
【解決手段】第1、第2の発熱抵抗体を備えたヒータ制御回路であって、第1、第2の発熱抵抗体に、パルス周期毎に電圧を印加するためのパルス幅変調手段と、パルス周期のパルス幅を所定の間隔に設定するパルス幅設定手段と、パルス周期に基づいて、第1、第2の発熱抵抗体に対して、交互に電圧を印加するように切替える切替え手段と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、水晶発振器の恒温槽等の温度制御装置に関する。
外気温度の変化に対して影響を受け難いように、恒温槽を用いた小型水晶発振器がある。恒温槽内に水晶振動子とその周辺回路を収納する方法としてOCXO(Oven Controlled Crystal Oscillator)が知られている。OCXOを採用することで、水晶発振器の発振周波数は外気温度変化により変化し易いが、恒温槽を用いて水晶発振器を安定に発振させることができる。この恒温槽の構造について、従来例を基に以下に説明する。
上記の恒温槽を加熱する従来ヒータの制御回路400について説明する。
図4に示すように温度センサ401、増幅器402、A/D変換器403、加算器404、目標温度設定入力端子405、パルス幅変調器(以下、PWM406と略称する)、ヒータ用電源端子407、ヒータ408、コンデンサ409、トランジスタ410を用いた回路により温度補償をしている。つまり、温度センサ401により検知した温度に対応する電圧値を増幅器402で所望の電圧まで増幅し、A/D変換器403によってアナログ信号をデジタル信号に変換する。デジタル信号は加算器404に入力し、目標温度設定入力端子405から入力される所定の電圧値との差分を検出する。すなわち、検知温度と目標温度との差分に対応した信号をPWM406に入力する。PWM406は、この入力値に基づいてパルス幅を増減するパルス幅変調を行ない、ヒータ408のパワートランジスタ410に入力してヒータ408をドライブする。
ここでPWM406は、前記差分に対応したパルス幅だけ、トランジスタ410をONさせると共に、電力消費低減のために、トランジスタ410をON/OFFさせて、ヒータ408に電流を印加してヒータを加熱し、センサ401の検知温度(外界の温度)を目標値に近づけるように制御する。また、ヒータ408と並列に接続されたコンデンサ409も、ヒータ408に流れる電流の変化を緩やかにする働きがある。
また他の従来例として、外界の温度をより均一にするため、図5に示すようにヒータを複数408−1,408−2設けたものが存在する。なお、PWM406の出力とトランジスタ410−1,410−2のベース間に直列に接続された抵抗は、それぞれのトランジスタ410−1,410−2における入力電流を調整し、結果としてヒータに印加される電流を調整し、そのバラツキを補正する。
以上のように構成された回路の増幅器402とトランジスタ410−1,410−2により、ヒータ用電源端子407に接続されたヒータ408−1,408−2に流れる電流を制御して恒温槽内の温度調整をする。
特許文献1はPWMを用いたヒータの制御について開示されている。
非特許文献1には、PWMを用いてトランジスタを高速でON/OFF制御し、消費電力を少なくする技術について開示されている。
特開2005−236801号公報 トランジスタ技術(2004年8月号 p.276〜279)
しかし図4に示した従来の技術は、ヒータと並列に接続されるコンデンサによって、抵抗値の小さいヒータに流れる電流の変化を緩やかにするため、コンデンサの容量を大きくしなければならなかった。そのため必然的にコンデンサ自体の大きさも大きくなり、ヒータ制御回路の小型化が難しいという欠点があった。
また、ヒータ制御回路の基板温度を均一化するために、図5に示すようにヒータを複数設ける従来例では、複数のヒータが同時に動作するために、消費電力が多くなり、また部品の熱応答特性のバラツキにより回路温度分布が均一にならない問題があった。
そこで本発明は、小型で消費電力が少なく回路温度分布を均一にする温度制御装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様によれば、複数のヒータ電流印加回路と、PWM信号に基づいて前記複数のヒータ電流印加回路の各々をON/OFFする第1の制御手段と、PWM信号の計数に基づいて前記複数のヒータ電流印加回路を順次ON/OFFする第2の制御手段を備える温度制御装置を提供する。
これにより、電力消費が低減できると共に、恒温槽を均一かつ緩やかに加熱し、また、部品の特性のバラツキも吸収できる。
本発明の第2の態様によると、第1の態様において、前記第1制御手段は所定のパルス幅を有する前記PWM信号を発生するパルス幅変調手段と、該PWM信号に基づいてON/OFFする第1の切り替え手段からなり、
前記第2の制御手段は前記PWM信号を分周する分周手段と、
該分周手段の出力によって、前記ヒータ電流印加回路を第1の制御手段と第2の制御手段が同時にONのときにONとする第2の切り替え手段からなる。
本発明の第3の態様によれば、第1の態様において、前記第2の制御手段に接続され、ヒータ電流印加回路の起動時に、予め定められた設定する設定温度に至るまで、同時に複数のヒータ電流印加回路に電流を印加するための起動検出手段を設けたことを特徴とする。これにより、起動時に高速にヒータを加熱できる。
本発明の第4の態様によれば、第1の態様において、前記第2の制御手段の入力段に接続され、第2の制御手段の切り替え動作を緩やかにするRC回路を具える。これにより、各ヒータの切り替えを緩やかに行える。
本発明によれば、大きなコンデンサを用いずに、ヒータを緩やかに加熱でき、かつ複数のヒータを用いた場合でも同時オンを避けることにより消費電力を一層低減でき、さらに各ヒータ電流印加回路の部品の特性のバラツキを抵抗等の部品の調整によって均一にしないでも温度を均一にでき温度制御装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。図1は、ヒータ制御回路101を示すブロック図である。
ヒータ制御回路101は、温度センサ102、増幅器103、A/D変換器104、加算器105、目標温度設定入力端子106、パルス幅変調器(以下、PWM107と略称する)、ヒータ用電源端子108、低域通過フィルタ(以下、LPF109と略称する)、ヒータ110−1,110−2、トランジスタ111−1ないし111−4、分周器112、OR回路113−1,113−2、インバータ114、起動検出回路115を用いた回路によりヒータの温度制御をしている。つまり、温度センサ102により検知した温度に対応する電圧値を増幅器103で所望の電圧まで増幅し、A/D変換器104によってアナログ信号をデジタル信号に変換する。デジタル信号は加算器105に入力し、目標温度設定入力端子106から入力される所定の電圧値と加算される。加算した出力結果はPWM107に入力する。PWM107は、この入力値に基づいてパルス幅を増減するパルス幅変調を行ない、LPF109によってアナログ信号に変換した後、ヒータ110−1,110−2のトランジスタ111−1,111−3に入力する。
また、PWM107の出力は分周器112にも入力され、分周比に基づいてヒータ110−1がONのとき、ヒータ110−2がOFFとなるように、トランジスタ111−1,111−3とそれぞれカスケード接続されたトランジスタ111−2,111−4のベースを、論理制御することでヒータ110−1,110−2をドライブする。ここでトランジスタTr111−1、Tr111−2は第1の電流印加回路を構成し、トランジスタTr111−3、Tr111−4は第2の電流印加回路を構成する。さらに、トランジスタTr111−1、Tr113−1は第1の制御手段に対応し、トランジスタTr111−2、Tr111−4は第2の制御手段に対応する。
論理制御部116は、OR回路113−1,113−2とインバータ114で構成され、分周器112の出力は、OR回路113−1の第1の入力端子とインバータ114に入力する。OR回路113−1の出力は抵抗R1を介してトランジスタ111−2のベースに入力する。またトランジスタ111−2のベースと接地間には、コンデンサC1と抵抗R1´の並列回路が接続される。トランジスタ111−2はエミッタ接地とする。また、インバータ114の出力は、OR回路113−2の第1の入力端子に入力し、OR回路113−2の出力は抵抗R2を介してトランジスタ111−4のベースに入力する。またトランジスタ114−4のベースと接地間には抵抗R2´とコンデンサC2が並列に接続される。トランジスタ114−4はエミッタ接地とする。
ここで起動検出回路115は、ヒータ制御回路101を起動するとき、ヒータ制御回路101の基板温度をすばやく均一状態にするために、一定時間の間、予め設定する設定温度に至るまで出力が「HIGH」となる。この間、分周器112の出力如何によらずトランジスタ111−2,111−4がONとなり、ヒータ110−1,110−2をドライブする。
図2は、ヒータ制御回路101の動作原理を示すタイミングチャートである。起動検出回路115の出力が「HIGH」から「LOW」に切り替わった後におけるヒータ制御回路101の主要な動作を、図2を用いて以下に説明する。
まず、PWM107からは、温度センサ102で検知された温度に対応して、図2(a)に示すようなパルス幅変調された一定周期のパルス信号が出力される。すると、PWM107の出力が「HIGH」になっている期間は、2つのトランジスタ111−1、111−3が、図2(b)、(c)に示すように共にONとなる。
一方、PWM107の出力は、分周器112にも入力されている。ここで分周器112の分周比を例えば「1/2」とすると、この分周器112からは、図2(a)に示したPWM107の出力の2倍の周期のパルス信号が出力される。分周器112の出力と起動検出回路115の出力がOR回路113−1の各入力端子に入力していることから、起動検出回路115の出力が「LOW」の状態では、分周器112の出力がそのままOR回路113−1の出力(図2(d))となって現われる。また、OR回路113−2の一方の入力端子には、分周器112の出力がインバータ114で反転されてから入力すると共に、もう一方の入力端子には起動検出回路115の出力が入力していることから、起動検出回路115の出力が「LOW」の状態では、分周器112の出力の反転された波形がOR回路113−2の出力(図2(e))となって現われる。すなわち、2つのOR回路113−1、113−2の出力には、PWM107の出力の2倍の周期であって、互いに反転した波形が現われる。
そして、OR回路113−1の出力の「HIGH」、「LOW」に従って、トランジスタ111−2が図2(f)に示すようにON、OFFし、一方、OR回路113−2の出力の「HIGH」、「LOW」に従って、トランジスタ111−4が図2(g)に示すようにON、OFFする。すなわち、2つのトランジスタ111−2、111−4は、PWM107の出力の2倍の周期で交互にONすることになる。
このように、カスケード接続された上段側のトランジスタ111−1、111−3は、図2(b)に示したように、PWM107の出力(図2(a))の「HIGH」、「LOW」と同一のタイミングでON、OFFを繰り返すが、カスケード接続された下段側のトランジスタ111−2、111−4は、図2(f)、(g)に示したように、いずれも上段側のトランジスタ111−1、111−3の出力周期の2倍の周期でON、OFFを繰り返し、しかも、ONする期間は交互に現われる。
その結果、ヒータ110−1は、図2(h)に示すように、下段のトランジスタ111−2がONしている期間(図2中における例えばTa〜Tcの期間)中に上段のトランジスタ111−1がONした時(図2中における例えばTa〜Tbの期間)にのみONし、下段のトランジスタ111−2がOFFしている期間(図2中における例えばTc〜Teの期間)中は上段のトランジスタ111−1がONした時(図2中における例えばTc〜Tdの期間)でもOFFのままとなる。同様に、もう一方のヒータ110−2は、図2(i)に示すように、下段のトランジスタ111−4がONしている期間(図2中における例えばTc〜Teの期間)中に上段のトランジスタ111−3がONした時(図2中における例えばTc〜Tdの期間)にのみONし、下段のトランジスタ111−4がOFFしている期間(図2中における例えばTa〜Tcの期間)中は上段のトランジスタ111−3がONした時(図2中における例えばTa〜Tbの期間)でもOFFのままとなる。
以上のような動作により、2つのヒータ110−1、110−2は交互にONすることとなり、同時にONすることがなくなるため、消費電力を有効に削減することができる。なお、図2の波形は、動作原理を示すものであって、実際に観測される波形は、完全な矩形波ではなく、また、ON/OFFのタイミングも各素子ごとに遅延を含むタイミングで変化する。
また本実施形態では、PWM107の出力を分周器112によってカウント値0または1を出力しこれによってヒータ110−1,110−2をドライブするトランジスタ111−1,111−3をPWM制御する。
恒温槽内の温度は熱蓄積によって、ヒータ110−1,110−2をOFFにしても、短時間の間は温度を一定に保つので、使用ヒータの数(ここでは2個)だけPWM107の立上りあるいは立下りを0,1,0,1とカウントして、カウント値から緩やかに設定温度に到達するように、ヒータ110−1,110−2をON/OFFさせて消費電力を削減することができる。そして、設定温度に到達した立上がり以降においても、周囲温度の変化に対して過敏な反応を防止して、槽内温度を一定に維持する。
また、図2(f)、(g)に示すように、抵抗R1およびコンデンサC1と抵抗R1´からなるCR回路により、トランジスタTr111−2が、そして抵抗R2および、コンデンサC2と抵抗R2´からなるCR回路によりTr111−4をそれぞれ緩やかにON/OFFするので、緩やかにヒータ110−1,110−2をON/OFFすることができる。これによりヒータ制御回路101からのノイズ成分を低減することができる。さらに、ヒータ制御回路の部品のバラツキとして各ヒータ110−1,110−2間の熱応答バラツキは、ヒータ110−1、110−2が順次排他的に加熱されるので吸収され、従来のように部品調整して吸収する手間を省くことができる。
複数たとえば4つのヒータを用いた場合、分周器112の代わりに2ビットカウンタ(不図示)すなわち、リセット状態(00)から(01)、(10)、(11)、(00)、(01)、(10)・・・とカウントしていくカウンタを、PWMの立ち上がりをクロックにして、カウントアップしていき、2ビットカウンタの出力に2ビットデコーダ(不図示)を接続し(00)のとき、被デコード信号0番がアクティブになり、(01)のとき被デコード信号1番、(10)のとき被デコード信号2番、(11)のとき被デコード信号3番がアクティブになるようにする。それぞれの被デコード信号を起動検出回答115とOR113−1をとって、4つのヒータに接続された下側トランジスタTr111−2、Tr111−4・・・のべースに接続する。これにより、4つのヒータを順次加熱するのでヒータの加熱は緩やかに行われ、かつヒータ制御回路部品のバラツキが吸収される。
上記本発明の実施形態にかかるヒータ制御回路を適用した恒温槽について説明する。
図3(a)は恒温槽を用いたOCXOの発振器の一部断面図と要部平面図である。同図(a)に示した発振器の回路基板301は金属ベース302と金属カバー303で覆うように設けた例である。回路基板301には、水晶振動子304とその周辺回路が搭載されている。周辺回路は発振回路と温度補償回路とヒータから構成される。発振回路は水晶振動子304を発振するための回路である。温度補償回路は温度変化による回路への影響をキャンセルして、水晶振動子304が安定な発振をするように制御する回路である。導熱板308はアルミ板などの金属板を用いる。例えば、同図(a)に示すように一組の両端側に窪みを設け、これと直交する他組の両端側に窪みを設けて、中央領域に開口部305を設ける。開口部305の外周には、水晶振動子304のリード線306が挿通する貫通孔307が設けられる。そして、導熱板308の4隅が図示しないネジによって回路基板301上に締結される。この例では、回路基板301と導熱板308との間には図示しない熱導電性の樹脂が塗布され、両者を熱的に結合する。
図3ではヒータ(チップ抵抗309a、b)を2個設けジュール熱による発熱抵抗体とし、回路基板301上に搭載された導熱板308の一組の窪みにそれぞれ配置される。また、加熱用として利用するトランジスタ(パワートランジスタ)310は導熱板308の他組の窪みにそれぞれ配置される。ここでチップ抵抗309a、bおよびトランジスタ310は熱導電性の樹脂に覆われている。この場合、導熱板308上からも樹脂が塗布され、チップ抵抗309a、bおよびトランジスタ310と導熱板308とを熱的に結合する。
トランジスタ310および温度検出素子311のうちの熱高感度素子(電圧可変容量素子およびサーミスタ)は、導熱板308の中央領域に設けた開口部305に配置され、同様の樹脂によって導熱板308と熱結合する。熱高感度素子を除くトランジスタ310は導熱板308と対向する回路基板301の他主面に配置して、温度検出素子311は回路基板301の両主面の外周に配置して搭載される。
また同図(b)は、シングルオーブン構造の一部断面図である。基板312に発振器を設け金属ベース313と金属カバー314で全体を覆うようにし、内部温度を熱線315などのヒータの温度制御することで一定に保ち、周波数を安定させる。本発明によるヒータ制御回路を用いれば低消費電力でヒータ制御できる。
本発明によればPWMの出力値はPWMのhigh時間の間に各ヒータ制御回路のヒータ電流による熱量が同じになるように動作する。(回路の素子ばらつきを取り込んで動作するものとなる。)また、図5(2つのヒータを可変抵抗でつないだ従来例)が2つのヒータを一度に1つのPWMで制御しているのとは異なり、各ヒータ毎にPWMを切り替えて、各ヒータ制御回路の電流を制御することにより、部品特性に合わせた制御ができるので、部品調節で均一にする必要がなくなる。さらにヒータON側の熱がヒータOFF側へと伝導することで、消費電力を低減した上で、全体として熱分布が均一になる。
なお上記例では、ヒータ110−1,110−2のON/OFF制御を行なうアナログ信号の生成を、PWM107およびLPF109を用いて行なっていたが、D/A変換器によって、演算器の出力値をアナログデータに変換するようにしても良い。このように、本実施形態における温度補償部は、制御開始時の温度が目的値から遠く離れている場合を考慮して、積分値の演算が行なわれるので、目標値とする周波数に早く収束し、精度の高い温度制御を実現できる。またLPF109及びヒータ110−1,110−2のアナログ部分の微調整を行なう必要がない。
以上、本発明を適用した実施の形態を説明してきたが、トランジスタ111−1ないし111−4はバイポーラトランジスタに限らず、FET(Field Effect Transistor)を使用してもよい。また本発明は、以上に述べた実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の構成を取ることができる。さらに本発明は恒温槽の加熱だけでなく、他の被加熱体の加熱にも適用できることはもちろんである。
本発明のヒータ制御回路を示すブロック図である。 本発明のヒータ制御回路の動作におけるタイミングチャートである。 (a)はOCXOの発振器の一部断面図と要部平面図である。(b)はシングルオーブン構造の一部断面図である。 従来のヒータ制御回路を示すブロック図である。 従来のヒータ制御回路でヒータを複数使用した例を示すブロック図である。
符号の説明
101 ヒータ制御回路
102 温度センサ
103 増幅器
104 A/D変換器
105 加算器
106 目標温度設定入力端子
107 PWM
108 ヒータ用電源端子
109 LPF
110−1,110−2 ヒータ
111−1,111−2,111−3,111−4 トランジスタ
112 分周器
113−1,113−2 OR回路
114 インバータ
115 起動検出回路
116 論理制御部
301 回路基板
302 金属ベース
303 金属カバー
304 水晶振動子
305 開口部
306 リード線
307 貫通孔
308 導熱版
309a,309b チップ抵抗
310 トランジスタ
311 温度検出素子
312 基板
313 金属ベース
314 金属カバー
315 熱線
400 ヒータ制御回路
401 温度センサ
402 増幅器
403 A/D変換器
404 加算器
405 目標温度設定入力端子
406 PWM
407 ヒータ用電源端子
408(408−1,408−2) ヒータ
409 コンデンサ
410(410−1,410−2) トランジスタ

Claims (8)

  1. 複数のヒータ電流印加回路と、
    PWM信号に基づいて前記複数のヒータ電流印加回路の各々をON/OFFする第1の制御手段と、
    PWM信号の計数に基づいて前記複数のヒータ電流印加回路を順次ON/OFFする第2の制御手段を備える温度制御装置。
  2. 前記第1制御手段は所定のパルス幅を有する前記PWM信号を発生するパルス幅変調手段と、該PWM信号に基づいてON/OFFする第1の切り替え手段からなり、
    前記第2の制御手段は前記PWM信号を分周する分周手段と、
    該分周手段の出力によって、前記ヒータ電流印加回路を第1の制御手段と第2の制御手段が同時にONのときにONとする第2の切り替え手段を備える請求項1記載の温度制御装置。
  3. 前記第1の切り替え手段はPWM信号のパルス幅の間ON可能状態とされ、
    前記第2の切り替え手段は前記分周信号に基づいた期間ON可能状態となる請求項2記載の温度制御装置。
  4. 前記第1の切り替え手段は第1及び第2のトランジスタからなり、前記第2の切り替え手段は第3及び第4のトランジスタからなり前記第1及び第3のトランジスタはカスケードに接続され、前記第2と第4のトランジスタはカスケードに接続すると共に、それぞれ第1の切り替え手段の第2のトランジスタと第2の切り替え手段の第4のトランジスタに接続され、前記分周されたパルス周期に基づいて第2、第4のトランジスタが交互にONとなるように制御する手段を備えることを特徴とする請求項2記載の温度制御装置。
  5. 前記第2の制御手段に接続され、ヒータ電流印加回路の起動時に、予め定められた設定する設定温度に至るまで、同時に複数のヒータ電流印加回路に電流を印加するための起動検出手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の温度制御装置。
  6. 前記PWMのパルス幅は現在の外界温度と、目標を設定温度との差に基づいて決定する請求項1記載の温度制御装置。
  7. 前記分周手段に接続され、前記複数のヒータ電流印加手段を排他的にONするように前記第2の制御手段を制御する論理手段を具えたことを特徴とする請求項2記載の温度制御装置。
  8. 前記第2の制御手段の入力段に接続され、第2の制御手段の切り替え動作を緩やかにするRC回路を具えることを特徴とする請求項1記載の温度制御装置。
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