JP2007273065A - Cmis型半導体不揮発記憶回路 - Google Patents

Cmis型半導体不揮発記憶回路 Download PDF

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Abstract

【課題】CMOSプロセスによるロジックLSIにおいて一般に用いられる基本的構成回路のみを用いてCMIS型半導体不揮発記憶回路を実現する。
【解決手段】MISトランジスタ15と、MISトランジスタ16とを有し、選択ノード17には、MISトランジスタ15,16の何れか一方の閾値電圧に消えずに残る変化を引き起こす書き込み電圧が供給される不揮発性メモリセル4と、NOR(又はNAND)論理を出力する論理ゲート11,12を有するRSフリップフロップを備え、倫理ゲート11,12は、前記第1及び第2の出力ノードのラッチを解除するためのリストア信号が入力されるリストア端子を備えた構成とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、電源電圧を印加しなくても記憶データを保持することが可能なCMIS型半導体不揮発記憶回路に関するものである。
従来のCMIS型半導体不揮発記憶回路としては、特許文献1に記載のものが公知である。
図4は、特許文献1に記載のCMIS型半導体不揮発記憶回路のメモリセルの基本構成を表す回路図である。このCMIS型半導体不揮発記憶回路は、ワード選択線WL,2つのビット線BL,BL_及び2つのMISトランジスタMNM1,MNM2を備えている。
トランジスタMNM1は、ソース端が共通線COMM、ドレイン端がビット線BL、ゲート端がワード選択線WLに接続されている。また、トランジスタMNM2は、ソース端が共通線COMM、ドレイン端がビット線BL_、ゲート端がワード選択線WLに接続されている。
記憶情報は、トランジスタMNM1,MNM2の閾値電圧の差として記憶される。2つのトランジスタのうち、例えば、第1のトランジスタMNM1の閾値電圧Vt(MNM1)が第2のトランジスタMNM2の閾値電圧Vt(MNM2)よりも高い状態を情報「0」の記憶状態、その逆の状態を情報「1」の記憶状態とする。
この不揮発記憶回路において、情報の書き込みは次のようにして行われる。まず、最初に「0」を書き込む場合、図5に示すように、まず、ワード選択信号WLを電源電圧(VDD)の半分程度の2.5Vとし、ビット線BLの電圧を電源電圧と同じ5V(VDD)、ビット線の差動ペアであるBL_側を0V(GND)とし、この状態を一定期間保つ。このとき、MNM1は飽和領域で動作し、そのチャネルはドレイン近くでピンチオフしており、ドレイン近傍に強電界部分が生じる。この電界により加速された電子の一部が、酸化膜内に飛び込みトラップされる。この現象は、MIS型トランジスタにおいて、ホットキャリアによるトランジスタ性能の径時変化として知られている現象である。酸化膜内にトラップされた電子により、ゲート端子(ワード選択線)からみたトランジスタの閾値電圧が高電圧側(Vt1)にシフトする(図6(1)参照)。シフトされる閾値電圧の大きさは、読み出し回路の能力によって判別可能なレベル以上の大きさとされる。
次に、このメモリセルに「1」を書き込みたい場合、同様の方法により、今度は、MNM2の閾値電圧をMNM1の閾値電圧よりも大きくなるまで上昇させ、Vt2とする(図6(2)参照)。情報の反転が起こるたびに、MNM1又はMNM2の何れかの閾値電圧が上昇することとなり、その情報の書き換え限界は、例えば、MNM1あるいはMNM2の閾値電圧が電源電圧まで上昇するまでとなる。
次に、図4の回路における情報の読み出しは、次のようにして行われる。図7は、図4の回路における情報の読み出し動作を説明する図である。
読み出し時においては、まず、BLとBL_の電圧を電源電圧程度の同じ電圧程度にプリチャージした後、高インピーダンス状態にして、MNM1,MNM2に接続する。そして、ワード選択線(WL)の電圧を電源電圧程度とすると、MNM1,MNM2は導通状態となり電流が流れるが、閾値電圧の差により、2つのトランジスタMNM1,MNM2に流れる電流には差が生じる。一定の時間後にワード選択線(WL)の電圧を0Vとすることで、電流差がBL,BL_の電位差として読み出される。
図8は、図4のCMIS型半導体不揮発記憶回路のメモリセルをSRAMのメモリセルと組み合わせた回路を示す図である。図8の回路において、トランジスタMP1,MP2,MN1,MN2,MNT1,MNT2から構成される回路は、従来のSRAMセルの回路である。図8の回路では、このSRAMセルに、さらに、3つのnチャネル型MISFET(MNRS,MNM1,MNM2)及び1つのpチャネル型MISFET(MPEQ)を追加した構成とされている。これらのうち、MNM1,MNM2が、それぞれのMISFETの閾値変動状態により、不揮発的に情報を記憶する2つのトランジスタである。
RESTORE信号をHレベル(電源電圧)、WLW信号をLレベル(グランド電位)、EQ_をHレベルに設定すれば、MNM1,MNM2,MPEQは非道通状態、MNRSは導通状態となり、従来のSRAMセルと同様の回路構成となる。この状態では、ワード選択線(WL)とビット線対(BL,BL_)の操作により、従来のSRAMと同様の方法で、SRAMメモリセル内に情報を書き込み/読み出しできる。
情報の不揮発記憶を行わせるためには、不揮発書き込み用のワード選択線(WLW)を一定期間、電源電位とグランド電位との間の電位とする。このとき、SRAMメモリセル内に格納された情報に応じて、C,C_のノード電位の何れか一方は電源電位となり、他方はグランド電位となっている。これにより、例えば、Cノードの電位が高い場合には、MNM1のドレイン電位は高い状態となり、MNM1にはドレイン電流が流れる。このとき、MNM1のゲート電圧は、電源電圧とグランド電位との間の電位なので、ドレイン電流に伴ってチャネル内にホットキャリアが誘起され、その一部はMIS構造の絶縁膜内にトラップされる。これにより、MNM1の閾値を上昇させることができる。このような方法で、MNM1,MNM2に閾値電圧を意図的に設定し、情報の書き込みを行う。
一方、この閾値電圧変動を情報として読み出す場合、図9のように、まず、ワード選択線(WL)をLレベルとしておいて、RESTORE信号をLレベルに下げる。そして、EQ_信号も一定期間Lレベルとし、C,C_のノード間を同電位に設定する。次に、WLWをLレベルから徐々にHレベルに上げていくことで、MNM1とMNM2のドレイン電圧は、当初Hレベルになっているが、MNM1とMNM2には、閾値電圧に差が設定されているため、流れる電流にも差があることになる。ホットキャリアによる閾値電圧シフトの場合では、一般に閾値電圧が上昇するために、上述の例では、MNM1のほうがMNM2よりも閾値電圧が高い。したがって、MNM2の方がより多くの電流が流れる。そのため、ラッチ回路の動作により、MN2のドレイン端子(MN1のゲート端子)のほうが、MN1のドレイン端子(MN2のゲート端子)よりも若干高いレベルとなる。最後に、RESTOREをHレベルとすることで、MP1,MP2,MN1,MN2の4つのトランジスタから成る従来のSRAMセルのラッチ回路部分に情報が転送保持され、これにより、MNM1,MNM2に記憶されていた情報は、通常のSRAMの読み出し動作を経由することで、セル外へ読み出すことが可能となる。
特開2005−353106号公報
しかしながら、上記従来の回路の構成は、一般的に用いられる基本構成回路(NANDゲートやNORゲート等)を用いて構成されたものではないため、ロジックLSIの設計において、設計ツールを使用する際に、上記回路に専用の特殊な素子のマクロブロックを作成する必要があるため、設計上の利便性に欠けている。
そこで、本発明の目的は、CMOSプロセスによるロジックLSIにおいて、情報の一次記憶に一般的に用いられる基本的構成回路であるフリップフロップ回路やラッチ回路のみを用いて、電源を遮断しても情報を保持し続けることのできるCMIS型半導体不揮発記憶回路を実現することにある。
本発明に係るCMIS型半導体不揮発記憶回路の第1の構成は、(1)選択ノードと、
読み書きノードと、
第1の出力ノードと、
第2の出力ノードと、
前記選択ノードに接続されたゲート端,前記読み書きノードに接続されたソース端,及び前記第1の出力ノードに接続されたドレイン端を有する第1のMISトランジスタと、
前記選択ノードに接続されたゲート端,前記読み書きノードに接続されたソース端,及び前記第2の出力ノードに接続されたドレイン端を有する第2のMISトランジスタと、
を有し、前記選択ノードには、前記第1のMISトランジスタ及び前記第2のMISトランジスタの何れか一方の閾値電圧に消えずに残る変化を引き起こす書き込み電圧が供給される不揮発性メモリセルと、
(2)第1の入力ノードと、
第2の入力ノードと、
第1の入力端が前記第1の入力ノードに接続され、第2の入力端が前記第2の出力ノードに接続され、出力端が前記第1の出力ノードに接続され、前記第1,第2の入力端から入力される信号のNOR(又はNAND)論理を前記出力端から出力する第1の論理ゲートと、
第1の入力端が前記第2の入力ノードに接続され、第2の入力端が前記第1の出力ノードに接続され、出力端が前記第2の出力ノードに接続され、前記第1,第2の入力端から入力される信号のNOR(又はNAND)論理を前記出力端から出力する第2の論理ゲートと、を有するRSフリップフロップ(Reset Set Flip Flop)と、を備え、
前記第1及び第2の論理ゲートは、前記第1及び第2の出力ノードのラッチを解除するためのリストア信号が入力されるリストア端子を備えていることを特徴とする。
また、本発明に係るCMIS型半導体不揮発記憶回路の第1の構成は、前記第1の構成において、前記第1,第2の出力ノードの出力値をラッチする出力ラッチ回路を備えていることを特徴とする。
以上のような構成により、CMOSプロセスによるロジックLSIにおいて、情報の一次記憶に一般的に用いられる基本的構成回路であるフリップフロップ回路やラッチ回路のみを用いて、電源を遮断しても情報を保持し続けることのできるCMIS型半導体不揮発記憶回路を実現することができ、電源投入時の論理回路の初期化や、小規模なメモリを容易に実現することが可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明のCMIS型半導体不揮発記憶回路の構成を表す図である。本実施例に係るCMIS型半導体不揮発記憶回路1は、入力回路2、RSフリップフロップ3、不揮発メモリセル4、及び出力バッファ回路5を備えている。
入力回路2は、データ線30から入力されるデータ信号DをRSフリップフロップ3に入力するための回路である。入力回路2は、NORゲート6,7、及びインバータ8を備えている。NORゲート6の一方の入力端子には、データ線からデータ信号(2値の論理信号)Dが入力され、他方の入力端子には、クロック信号clkが入力される。NORゲート6は、Dとclkの否定論理和Aを入力ノード9に出力する。また、NORゲート6の一方の入力端子には、データ線から入力されるデータ信号Dをインバータ8で反転させた反転データ信号D_が入力され、他方の入力端子には、クロック信号clkが入力される。NORゲート6は、D_とclkの否定論理和Bを入力ノード10に出力する。
RSフリップフロップ3は、不揮発メモリセル4へのデータの書き込み及び不揮発メモリセル4からのデータの読み出しを行うための回路である。RSフリップフロップ3は、NORゲート11,12を備えている。NORゲート11の一方の入力端子には、入力ノード9から信号Aが入力され、他方の入力端子には、NORゲート12の出力Q_が入力される。NORゲート11は、AとQ_との否定論理和Qを出力ノード13に出力する。NORゲート12の一方の入力端子には、入力ノード10から信号Bが入力され、他方の入力端子には、NORゲート11の出力Qが入力される。NORゲート12は、BとQとの否定論理和Q_を出力ノード14に出力する。
尚、NORゲート11,12は、2つの入力端子と1つの出力端子の他に、各出力ノード13,14のラッチを解除するためのリストア信号RESTOREが入力されるリストア端子を備えている。リストア信号RESTOREがLレベルの場合、NORゲート11,12は、各出力ノード13,14の信号をラッチし、リストア信号RESTOREがHレベルの場合、NORゲート11,12は、各出力ノード13,14の信号のラッチを解除する。
不揮発メモリセル4は、図4において説明した不揮発性のメモリセルと同様のもので、1ビットの情報を不揮発な状態で記憶するメモリセルである。不揮発メモリセル4は、MISトランジスタ15,16を備えている。MISトランジスタ15は、ゲート端子が選択ノード17に接続され、ソース端子が読み書きノード18に接続され、ドレイン端子が出力ノード13に接続されている。MISトランジスタ16は、ゲート端子が選択ノード17に接続され、ソース端子が読み書きノード18に接続され、ドレイン端子が出力ノード14に接続されている。読み書きノード18は通常はグランド電位とされ、不揮発メモリセル4への情報の書き込み時には高電位とされる。また、選択ノード17には、MISトランジスタ15,16の何れか一方の閾値電圧に消えずに残る変化を引き起こす書き込み信号WLWが供給される。
出力バッファ回路5は、RSフリップフロップ3により読み出される不揮発メモリセル4に記憶された情報をラッチして、ビット線19,20に安定的に出力するための回路である。出力バッファ回路5は、4つのNORゲート21,22,23,24を備えている。NORゲート21の一方の入力端子には出力ノード13から出力Qが入力され、他方の入力端子にはクロック信号clkを反転した反転クロック信号clk_が入力される。NORゲート21は、Qとclk_の否定論理和Q1を出力端子から出力する。NORゲート22の一方の入力端子には出力ノード14から出力Q_が入力され、他方の入力端子には反転クロック信号clk_が入力される。NORゲート22は、Q_とclk_の否定論理和Q1_を出力端子から出力する。NORゲート23の一方の入力端子にはNORゲート21の出力信号Q1が入力され、他方の入力端子にはNORゲート24の出力信号QQ_が入力される。NORゲート23は、Q1とQQ_の否定論理和QQをビット線19へ出力する。NORゲート24の一方の入力端子にはNORゲート22の出力信号Q1_が入力され、他方の入力端子にはNORゲート23の出力信号QQが入力される。NORゲート24は、Q1_とQQの否定論理和QQ_をビット線20へ出力する。
尚、NORゲート23,24は、RSフリップフロップ31を構成している。
図2は、図1のリストア付きNORゲート11,12の回路構成を示す図である。NORゲート11,12は、3つのpチャネルMISトランジスタ25,26,27及び2つのnチャネルMISトランジスタ28,29を備えている。MISトランジスタ25,26,27は、電源と出力ノード13,14との間に直列に接続されている。また、MISトランジスタ28,29は、出力ノード13,14とグランドとの間に並列に接続されている。トランジスタ26,29のゲート端子は、入力ノードin1に接続されている。トランジスタ27,28のゲート端子は、入力ノードin2に接続されている。MISトランジスタ25のゲート端子は、リストア信号RESTOREが入力されるリストア端子に接続されている。
以上のように構成された本実施例1のCMIS型半導体不揮発記憶回路1について、以下その動作を説明する。
選択ノード17がLレベル(グランド電位)の場合、CMIS型半導体不揮発記憶回路1は、不揮発メモリセル4がない回路と同等となり、通常のレジスタとして動作する。
不揮発メモリセル4への情報の書き込みを行う場合には、まず、リストア信号RESTOREをLレベルとし、書き込むデータ信号Dをデータ線30に入力する。クロック信号clkがLレベルの状態でデータ信号Dが反転したときに、データ信号DはRSフリップフロップ3にラッチされる。このとき、出力ノード13,14のレベルは、それぞれ信号D,D_のレベルと等しくなる。
この状態で、選択ノード17の電圧WLWを電源とグランドの中間電位(例えば3.3V程度)とし、読み書きノード18を一定の書込時間だけ電源電位あるいはそれよりも高い値(例えば6V程度)とする。出力ノード13,14は、差動対のノードであるため、一方はHレベル、他方はLレベルにある。従って、MISトランジスタ15,16の何れか一方が飽和領域で動作し、ドレイン電流が流れ、これにより一方のMISトランジスタの閾値電圧が上昇し、データの書き込みが行われる。
例えば、データ信号DがHレベルの場合、QがHレベル,Q_がLレベルであり、MISトランジスタ16にドレイン電流が流れる。尚、このドレイン電流は、NORゲート11,12内の何れか一方のMISトランジスタ28,29を通ってグランドに流れ込む。ドレイン電流に伴ってチャネル内にホットキャリアが誘起され、その一部はMIS構造の絶縁膜内にトラップされる。これにより、MISトランジスタ16の閾値電圧が上昇する。
次に、不揮発メモリセル4にMISトランジスタ15,16の閾値電圧の差として書き込まれたデータを読み出す場合の動作について説明する。
図3は、不揮発メモリセル4のデータを読み出す場合の各信号のタイミングチャートである。
不揮発メモリセル4のデータを読み出す際には、読み書きノード18はグランド電位としておく。まず、クロック信号clkをHレベルとし、入力ノード9,10の電圧A,BをともにLレベル(グランド電位)とする。これにより、NORゲート11,12のMISトランジスタ28,29は、ともにOFF状態となる。
次に、リストア信号RESTOREをHレベルとし、MISトランジスタ25をOFF状態として、RSフリップフロップ3のラッチを解除する。これにより、出力ノード13,14は浮遊的な状態となる。
次に、選択ノード17の電圧WLWをHレベルとし、MISトランジスタ15,16をON状態とする。これにより、出力ノード13,14の電荷はMISトランジスタ15,16と通って読み書きノード18に放電し、出力ノード13,14は完全にグランド電位となる。
次に、リストア信号RESTOREを再びLレベルに戻し、MISトランジスタ25をON状態とする。入力ノード9,10の電圧A,BをともにLレベルなので、MISトランジスタ26,27も導通状態となる。
従って、電源から、NORゲート11のMISトランジスタ25,26,27、及びMISトランジスタ15を通ってグランドに電流が流れ、また、NORゲート12のMISトランジスタ25,26,27、及びMISトランジスタ16を通ってグランドに電流が流れる。このとき、MISトランジスタ15,16のオン抵抗により、出力ノード13,14の電圧はグランド電位から上昇する。MISトランジスタ15,16は閾値電圧に差があるため、オン抵抗が異なり、それが出力ノード13,14の電位差として現れる。
例えば、MISトランジスタ15の閾値電圧がMISトランジスタ16の閾値電圧よりも高い場合、出力ノード13の電圧が出力ノード14の電圧よりも若干高くなる。
次に、選択ノード17の電圧WLWをLレベルとし、MISトランジスタ15,16をOFF状態とする。これにより、正帰還されたRSフリップフロップ3の増幅作用により、MISトランジスタ15,16の間の電位差は急速に増幅され、高い方がHレベル(電源電位)、低い方がLレベル(グランド電位)となる。
また、このとき、NORゲート21,22の一方の入力端子に入力されている反転クロック信号clk_はLレベルなので、Q,Q_の変化に伴ってQ1,Q1_の何れか一方がH、他方がLに変化する。これにより、出力バッファ回路5のNORゲート23,24で構成されるRSフリップフロップ31はセット又はリセットされ、読み出した情報が保持される。
尚、本実施例において、RSフリップフロップ3及びRSフリップフロップ31は、NORゲートを用いて構成したが、NANDゲートを用いて構成してもよい。
本発明のCMIS型半導体不揮発記憶回路の構成を表す図である。 図1のリストア付きNORゲート11,12の回路構成を示す図である。 不揮発メモリセル4のデータを読み出す場合の各信号のタイミングチャートである。 特許文献1に記載のCMIS型半導体不揮発記憶回路のメモリセルの基本構成を表す回路図である。 書き込み動作の動作原理を示す説明図である。 書き込み動作による閾値電圧の変化を示す図である。 図4の回路における情報の読み出し動作を説明する図である。 図4のCMIS型半導体不揮発記憶回路のメモリセルをSRAMのメモリセルと組み合わせた回路を示す図である。 不揮発データの復帰動作を示す説明図である。
符号の説明
1 CMIS型半導体不揮発記憶回路
2 入力回路
3 RSフリップフロップ
4 不揮発メモリセル
5 出力バッファ回路
6,7 NORゲート
8 インバータ
9,10 入力ノード
11,12 NORゲート
13,14 出力ノード
15,16 MISトランジスタ
17 選択ノード
18 読み書きノード
19,20 ビット線
21,22,23,24 NORゲート
25,26,27,28,29 MISトランジスタ
30 データ線
31 RSフリップフロップ



Claims (2)

  1. (1)選択ノードと、
    読み書きノードと、
    第1の出力ノードと、
    第2の出力ノードと、
    前記選択ノードに接続されたゲート端,前記読み書きノードに接続されたソース端,及び前記第1の出力ノードに接続されたドレイン端を有する第1のMISトランジスタと、
    前記選択ノードに接続されたゲート端,前記読み書きノードに接続されたソース端,及び前記第2の出力ノードに接続されたドレイン端を有する第2のMISトランジスタと、
    を有し、前記選択ノードには、前記第1のMISトランジスタ及び前記第2のMISトランジスタの何れか一方の閾値電圧に消えずに残る変化を引き起こす書き込み電圧が供給される不揮発性メモリセルと、
    (2)第1の入力ノードと、
    第2の入力ノードと、
    第1の入力端が前記第1の入力ノードに接続され、第2の入力端が前記第2の出力ノードに接続され、出力端が前記第1の出力ノードに接続され、前記第1,第2の入力端から入力される信号のNOR(又はNAND)論理を前記出力端から出力する第1の論理ゲートと、
    第1の入力端が前記第2の入力ノードに接続され、第2の入力端が前記第1の出力ノードに接続され、出力端が前記第2の出力ノードに接続され、前記第1,第2の入力端から入力される信号のNOR(又はNAND)論理を前記出力端から出力する第2の論理ゲートと、を有するRSフリップフロップ(Reset Set Flip Flop)と、を備え、
    前記第1及び第2の論理ゲートは、前記第1及び第2の出力ノードのラッチを解除するためのリストア信号が入力されるリストア端子を備えていることを特徴とするCMIS型半導体不揮発記憶回路。
  2. 前記第1,第2の出力ノードの出力値をラッチする出力ラッチ回路を備えていることを特徴とする請求項1記載のCMIS型半導体不揮発記憶回路。



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