JP2007271877A - Tftアレイ試験方法 - Google Patents

Tftアレイ試験方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007271877A
JP2007271877A JP2006096884A JP2006096884A JP2007271877A JP 2007271877 A JP2007271877 A JP 2007271877A JP 2006096884 A JP2006096884 A JP 2006096884A JP 2006096884 A JP2006096884 A JP 2006096884A JP 2007271877 A JP2007271877 A JP 2007271877A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal line
signal
pixel circuit
line
signal level
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006096884A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Miyamoto
隆 宮本
Kayoko Tajima
佳代子 田島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Agilent Technologies Inc
Original Assignee
Agilent Technologies Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Agilent Technologies Inc filed Critical Agilent Technologies Inc
Priority to JP2006096884A priority Critical patent/JP2007271877A/ja
Publication of JP2007271877A publication Critical patent/JP2007271877A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Control Of El Displays (AREA)
  • Testing Electric Properties And Detecting Electric Faults (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)
  • Electroluminescent Light Sources (AREA)

Abstract

【課題】浮遊容量を有するTFTアレイを従来より高精度に測定する。
【解決手段】複数の画素回路を具備するアクティブマトリクス型TFTアレイを試験する方法であって、第一の画素回路内の画素素子用電極に容量負荷を介して接続される第一の信号線の信号レベルを変化させ、前記第一の信号線とは異なる少なくとも1つの第二の信号線の信号レベルに、前記第一の信号線の信号レベル変化とは逆方向の変化を生じさせ、前記第一の画素回路内のトランジスタにより前記画素素子用電極に接続される電源線に流れる電荷または電流を測定する。
【選択図】図3

Description

本発明は、アクティブマトリクス型ディスプレイパネルのTFTアレイを試験する技術に関する。
アクティブマトリクス型ディスプレイパネルの試験工程では、製造コスト削減およびプロセス管理のために、表面に複数の画素回路が形成されたTFTアレイ基板が、液晶や有機ELなどの画素素子が画素回路上に形成されていない状態で試験される。特に有機ELのTFTアレイ基板において、画素素子が画素回路上に形成されていない状態でも画素回路内に電流が流れるように、画素素子用電極にトランジスタや容量負荷などの試験用素子を付加することが提案されている(例えば、特許文献1を参照。)。これにより、画素回路内の画素素子駆動用トランジスタを試験することができる。例えば、画素素子用電極とゲート線との間に試験用素子として容量負荷が設けられる画素回路は、容量負荷が接続されているゲート線の電位変化に起因して、画素回路内の画素素子駆動用トランジスタを流れる電流の過渡応答に基づいて試験される。
ここで、従来技術による有機EL用TFTアレイ基板の試験について、図1を参照しながら説明する。図1は、画素素子用電極に容量負荷が設けられた画素回路の一例である。図1において、破線で囲まれる部分が1つの画素回路Xnである。画素回路Xnは、画素素子用電極Enと、電源線Pから画素素子用電極Enを経由して流れる電流量を制御するトランジスタQ2_nと、トランジスタQ2_nのゲートとデータ線D(m)とを選択的に接続するトランジスタQ1_nと、トランジスタQ2_nのゲートに印加される電圧を保持するキャパシタCH_nと、試験用素子(容量負荷)であるキャパシタCt_nとを備える。トランジスタQ1_nのゲートは、ゲート線G(n)に接続されている。このような画素回路Xnにおいて、トランジスタQ2_nがオン状態の時、ゲート線G(n+1)の電圧レベルを変化させると、キャパシタCt_nおよびトランジスタQ2_nを介して電源線Pに電荷が流れる。その時に電源線Pに生じる過渡電流を測定することにより、トランジスタQ2_nの電圧−電流特性を解析することができる。
特開2004−294457号公報(第20頁、第21頁、図15、図16) 特開2002−32035号公報
ところで、TFTアレイ基板には、画素回路の他に、画素回路の制御や画素回路への電源供給などのための配線が縦横無尽に張り巡らされている。これらの配線間には、浮遊容量が存在する。データ線D(m)と電源線Pとの間にも浮遊容量Cpara_n,mが存在し、電源線Pに流れる電荷や電流を測定する際に無視できないものである。なお、Cpara_n,mは、m列の画素回路に接続される電源線Pとn行の画素回路に接続されるゲート線G(n)との間に形成される浮遊容量である。
ここで、浮遊容量Cpara_n,mが電荷測定および電流測定に及ぼす影響について、図2を参照しながら説明する。図2は、図1に示す回路を簡素化した図である。n行の浮遊容量Cpara_n,mの総和である浮遊容量Cpara_n(=ΣCpara_n,m)は、キャパシタCt_nに対して並列に存在し、かつ、キャパシタCt_nよりも大きな容量値を有する。例えば、画素数が100万個以上のTFTアレイ基板において、浮遊容量の大きさは1pF(ピコ・ファラッド)にも達し、その一方で画素素子用電極に接続される容量負荷の容量の大きさは100fF(フェムト・ファラッド)未満と小さい。上述のようにゲート線G(n+1)の電圧レベルを変化させる時、浮遊容量Cpara_n+1を介して電源線Pに流れる電流の方がキャパシタCt_nを介して電源線Pに流れる電流よりも多いので、容量測定レンジもしくは電流測定レンジは、浮遊容量Cpara_n+1を介して電源線Pに流れる電荷量もしくは電流量により支配的に決定される。その結果、キャパシタCt_nに起因して電源線Pに生じる電流を高精度に測定することができない。そこで、本発明は、浮遊容量が存在するTFTアレイを、従来に比べて高精度に試験できる技術を提供することを目的とする。
容量負荷を含む経路とは別に、ある浮遊容量により形成される望ましくない経路を流れる望ましくない電荷を、他の浮遊容量に吸収させる。当該他の浮遊容量に望ましくない電荷を吸収させるために、容量負荷が電気的に接続される信号線に生じる信号レベル変化と逆方向の変化を他の信号線の信号レベルに生じさせる。どの信号線に、どれくらいの大きさの逆方向変化を生じさせるかについては、試験対象のTFTアレイ基板に応じて適宜選択しうる。
すなわち、本第一の発明は、複数の画素回路を具備するアクティブマトリクス型TFTアレイを試験する方法であって、第一の画素回路内の画素素子用電極に容量負荷を介して接続される第一の信号線の信号レベルを変化させるステップと、前記第一の信号線とは異なる少なくとも1つの第二の信号線の信号レベルに、前記第一の信号線の信号レベル変化とは逆方向の変化を生じさせるステップと、前記第一の画素回路内のトランジスタにより前記画素素子用電極に接続される電源線に、前記信号レベル変化のそれぞれに起因して、流れる電荷の総和を測定するステップと、を含むことを特徴とするものである。
また、本第二の発明は、第一の発明方法において、前記第二の信号線の信号レベル変化が、前記第一の信号線の信号レベル変化と同じ大きさであることを特徴とするものである。
さらに、本第三の発明は、第二の発明方法において、前記測定ステップが、いずれの前記信号レベル変化よりも前、および、いずれの前記信号レベル変化よりも後のそれぞれにおいて、前記電源線に接続される容量の蓄積電荷を測定するステップを含むことを特徴とするものである。
またさらに、本第四の発明は、複数の画素回路を具備するアクティブマトリクス型TFTアレイを試験する方法であって、第一の画素回路内の画素素子用電極に容量負荷を介して接続される第一の信号線の信号レベルを変化させるステップと、前記第一の信号線とは異なる少なくとも1つの第二の信号線の信号レベルに、前記第一の信号線の信号レベル変化と同時に、前記第一の信号線の信号レベル変化とは逆方向の変化を生じさせるステップと、第一の画素回路内のトランジスタにより前記画素素子用電極に接続される電源線に、前記信号レベル変化に起因して、流れる電荷または電流を測定するステップと、を含むことを特徴とするものである。
本第五の発明は、本第四の発明方法において、前記第二の信号線の信号レベル変化が、前記第一の信号線の信号レベル変化と同じ大きさであることを特徴とするものである。
本第六の発明は、本第一の発明乃至本第三の発明のいずれかの方法において、前記第一の信号線が、前記第一の画素回路におけるデータ書込を制御するための信号線であることを特徴とするものである。
本第七の発明は、本第六の発明方法において、前記第二の信号線が、前記第一の画素回路と隣接する第二の画素回路におけるデータ書込を制御するための信号線であることを特徴とするものである。
本第八の発明は、本第一の発明乃至本第五の発明のいずれかの方法において、前記第一の信号線が、前記第一の画素回路に隣接する前記第二の画素回路におけるデータ書込を制御するための信号線であることを特徴とするものである。
本第九の発明は、本第八の発明方法において、前記第二の信号線が、前記第一の画素回路におけるデータ書込、または、前記第二の画素回路と隣接する第三の画素回路におけるデータ書込を制御するための信号線であることを特徴とするものである。
本第十の発明は、本第一の発明乃至本第九の発明のいずれかの方法において、前記測定ステップが、前記トランジスタがオンの時に測定することを特徴とするものである。
本第十一の発明は、本第一の発明乃至本第九の発明のいずれかの方法において、前記測定ステップが、前記トランジスタがオンの時、および、前記トランジスタがオフの時のそれぞれにおいて測定することを特徴とするものである。
本発明によれば、ある浮遊容量により形成される望ましくない経路を流れる電荷を、他の浮遊容量に吸収させるので、容量負荷を経由して流れる被測定電荷または被測定電流の大きさに合わせて測定レンジを選択することができる。すなわち、浮遊容量が存在するTFTアレイを、従来に比べて高精度に試験できる。
本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。本発明の第一の実施形態は、TFTアレイ試験装置100である。ここで、図3を参照する。図3は、TFTアレイ試験装置100、および、被測定物であるTFTアレイ基板200を示す図である。
まず、TFTアレイ基板200の構成について説明する。TFTアレイ基板200は、行列状に並ぶ複数の画素回路と、該画素回路を制御するための複数の周辺回路と、それらの回路に関連する複数の配線を備える。それらの全ての構成要素を図示すると煩雑になるので、図3では、説明の便宜上、TFTアレイ基板200の構成要素として、画素回路Yn-1、画素回路Yn、画素回路Yn+1、周辺回路V、および、周辺回路Hが示されている。
画素回路Yn-1、画素回路Yn、および、画素回路Yn+1は、m番目の列の画素回路である。そして、各画素回路に付される参照符号Yの下付文字は、各画素回路の行番を表している。さて、画素回路Yn-1、画素回路Yn、および、画素回路Yn+1を含む、TFTアレイ基板200内の画素回路の全ては、同一構成を有する。そこで、それらの画素回路を代表して、画素回路Ynの構成について、以下に説明する。画素回路Ynは、電極Enと、そのドレイン端子およびソース端子が電極Enおよび電源線Pに電気的に接続されるトランジスタQ2_nと、トランジスタQ2_nのゲート端子と電源線Pとの間に接続される保持容量CH_nと、そのドレイン端子およびソース端子がトランジスタQ2_nのゲート端子およびデータ線D(m)に接続されるトランジスタQ1_nと、行番が1つ大きい隣接画素回路Yn+1内のトランジスタQ1_n+1のゲート端子に接続されるゲート線G(n+1)と電極Enとの間に接続される試験用素子である容量負荷Ct_nと、を備える。
電極Enは、画素素子を形成するための電極であって、例えば、ITO電極などである。なお、画素素子は、表示素子と称されることもある。トランジスタQ1_nは、スイッチとして機能するトランジスタであって、ゲート端子に接続されるゲート線G(n)の信号に応答して、トランジスタQ2_nのゲート端子とデータ線D(m)とを選択的に電気的に接続させる機能を有する。トランジスタQ2_nは、ゲート端子に印加される信号に応答して、電極Enを流れる電流量を制御する機能を有する。保持容量CH_nは、トランジスタQ2_nのゲート端子に印加される電位を保持する機能を有する。電源線Pは、画素素子用の電源を供給する。データ線D(m)は、m列の画素回路に輝度信号を与える。また、ゲート線G(n)は、n行の画素回路への上記輝度信号の書き込みを制御する。
周辺回路Hは、水平方向の選択、すなわち、行列状に並ぶ画素回路の列方向の選択を行う回路である。周辺回路Hには複数のデータ線が接続されている。図において、周辺回路Hには、データ線D(m)とデータ線D(m+1)が接続されている。なお、周辺回路Hには、実際は、画素回路の列数分だけデータ線が接続されていることは言うまでもない。周辺回路Hによる画素回路の選択は、選択列の画素回路に接続されるデータ線に周辺回路Hが輝度信号を供給することにより実行される。周辺回路Hには、シフトレジスタ、または、セレクタもしくはマルチプレクサが内蔵されており、これらの論理回路の出力に応じて、画素回路の列が選択される。周辺回路Hには、データ線Dと、制御線JHが接続されている。制御線JHは、少なくとも1つの信号線からなり、列選択のための信号を周辺回路Hに供給する。より具体的に言えば、制御線JHは、上記シフトレジスタに与えるためのクロックおよびシリアルデータもしくはパラレルデータなどを供給し、または、上記セレクタもしくはマルチプレクサに与えるためのアドレスデータなどを供給する。データ線Dは、画素回路に輝度信号を与えるものであって、周辺回路H内で選択された画素回路列に接続される。
周辺回路Vは、垂直方向の選択、すなわち、行列状に並ぶ画素回路の行方向の選択を行う回路である。周辺回路Vには複数のゲート線が接続されている。図において、周辺回路Vには、ゲート線G(n−1)、ゲート線G(n)、ゲート線G(n+1)、および、ゲート線G(n+2)が接続されている。なお、周辺回路Vには、実際は、画素回路の行数分だけゲート線が接続されていることは言うまでもない。周辺回路Vによる画素回路の選択は、選択行の画素回路に上記輝度信号を書き込むための信号を、選択行の画素回路に接続されるゲート線に供給することにより実行される。周辺回路Vには、シフトレジスタ、または、セレクタもしくはマルチプレクサが内蔵されており、これらの論理回路の出力に応じて、画素回路の行が選択される。周辺回路Vには、制御線JVが接続されている。制御線JVは、少なくとも1つの信号線からなり、行選択のための信号を周辺回路Vに供給する。より具体的に言えば、制御線JVは、上記シフトレジスタに与えるためのクロックおよびシリアルデータもしくはパラレルデータなどを供給し、または、上記セレクタもしくはマルチプレクサに与えるためのアドレスデータなどを供給する。
外部装置接続のために、制御線JHがパッドT1に、データ線DがパッドT2に、電源線PがパッドT3に、制御線JVがパッドT4に、それぞれ接続されている。以上が、TFTアレイ基板200の構成に関する説明である。
次に、試験装置100について説明する。ここで、図3に加えて、図4を参照する。図4は、試験装置100の構成を示す図である。さて、試験装置100は、被測定物を接続するための端子111、112、113および114を備える。端子111がパッドT1に、端子112がパッドT2に、端子113がパッドT3に、端子114がパッドT4に、それぞれ接続されている。試験装置100は、信号発生器120と、電荷計130と、可変電源140とを備える。信号発生器120は、任意のアナログ信号、または、任意のディジタル信号を発生する装置である。信号発生器120が発生する信号は、制御装置150により制御される。信号発生器120の出力信号は、端子111および端子112および端子114のそれぞれに供給される。電荷計130は、電荷量を測定する装置である。電荷計130の測定開動作は制御装置150により制御され、また、電荷計130の測定結果は制御装置150により読み出される。可変電源140は、出力信号の電圧レベルが可変の直流電源である。可変電源140の可変パラメータは、制御装置150により設定される。可変電源140の出力は、電荷計130を介して端子113に供給される。
次に、図5を参照する。図5は、図3および図4の回路を簡素化した図である。なお、図5において、電荷計130は、制御線CAPのレベルまたはレベル遷移に応じて電源線Pの電荷Aを測定し、その測定結果をデータ線CDTへ出力する。
次に、試験装置100を用いて、TFTアレイ基板200を試験する手順について説明する。ここで、図3〜図8を参照する。図6は、TFTアレイ基板200の試験手順を示すフローチャートである。また、図7および図8は、図5における各信号線の状態を示すタイミングチャートである。図7および図8において、縦軸は各信号線の信号レベルであり、横軸は時間である。
TFTアレイ基板200の試験は、画素素子を形成するための電極を駆動するトランジスタの特性を調べることにより行われる。本実施形態では、画素回路YnのトランジスタQ2_nのオン/オフ動作が正常に行われることを調べる。
まず、ステップS10において、トランジスタQ2_nをオン状態にする。具体的には、トランジスタQ2_nがオン状態になるような電圧がデータ線D(m)に与えられているときに、ゲート線G(n)にパルスを生じさせ、保持容量CH_nにデータ線D(m)電圧を書き込む。トランジスタQ2_nはn型FETであるので、論理レベルHにより、トランジスタQ2_nがオン状態になり、ドレイン−ソース間が導通する。
次に、ステップS11において、ゲート線G(n+1)を論理レベルHにする。
次に、ステップS12において、制御線CAPを操作し、電荷計130に電源線Pの電荷Aを測定させる。なお、その測定は、ステップS11におけるゲート線G(n+1)のレベル変化に起因して変化する電極Enの電位が定常状態となった後に行われる。例えば、本ステップを実施することにより、図8中の期間PREにおける電荷Aが測定される。
次に、ステップS13において、ゲート線G(n)とゲート線G(n+1)に同時に同じ大きさで互いに逆方向の信号レベル変化を生じさせる。具体的には、ゲート線G(n)を論理レベルLから論理レベルHへ変化させ、ゲート線G(n+1)を論理レベルHから論理レベルLへ変化させる。図5を見て明らかなように、トランジスタQ2_nがオン状態であるので、ゲート線G(n+1)のレベル変化により、容量負荷Ct_nおよび浮遊容量Cpara_n+1から電源線Pへ電荷が流れる。また、トランジスタQ2_n-1がオフ状態であるので、ゲート線G(n)のレベル変化により、電源線Pから浮遊容量Cpara_nへ電荷が流れる。浮遊容量Cpara_nと浮遊容量Cpara_n+1は、ほぼ等しいので、浮遊容量Cpara_n+1から電源線Pへ流れる電荷は、ほぼそのまま、浮遊容量Cpara_nに吸収される。
次に、ステップS14において、制御線CAPを操作し、電荷計130に電源線Pの電荷Aを測定させる。なお、その測定は、ステップS13におけるゲート線のレベル変化に起因して変化する電極Enの電位が定常状態となった後に行われる。例えば、本ステップを実施することにより、図8中の期間POSTにおける電荷Aが測定される。
次に、ステップS15において、制御装置150により、ステップS13におけるゲート線G(n)およびゲート線G(n+1)の信号レベル変化による移動電荷量を求める。具体的には、ステップS12における電荷計130の測定値から、ステップS14における電荷計130の測定値を差し引く。その計算結果を、移動電荷量Q1とする。
次に、ステップS16において、トランジスタQ2_nをオフ状態にする。具体的には、トランジスタQ2_nがオフ状態になるような電圧がデータ線D(m)に与えられているときに、ゲート線G(n)にパルスを生じさせ、保持容量CH_nにデータ線D(m)電圧を書き込む。
次に、ステップS17において、ゲート線G(n+1)を論理レベルHにする。
次に、ステップS18において、制御線CAPを操作し、電荷計130に電源線Pの電荷Aを測定させる。なお、その測定は、ステップS17におけるゲート線G(n+1)のレベル変化に起因して変化する電極Enの電位が定常状態となった後に行われる。
次に、ステップS19において、ゲート線G(n)とゲート線G(n+1)に同時に同じ大きさで互いに逆方向の信号レベル変化を生じさせる。具体的には、ゲート線G(n)を論理レベルLから論理レベルHへ変化させ、ゲート線G(n+1)を論理レベルHから論理レベルLへ変化させる。この場合、トランジスタQ2_nがオフ状態であるので、ゲート線G(n+1)のレベル変化により、浮遊容量Cpara_n+1から電源線Pへ電荷が流れる。また、トランジスタQ2_n-1もオフ状態であるので、ゲート線G(n)のレベル変化により、電源線Pから浮遊容量Cpara_nへ電荷が流れる。
次に、ステップS20において、制御線CAPを操作し、電荷計130に電源線Pの電荷Aを測定させる。なお、その測定は、ステップS19におけるゲート線のレベル変化に起因して変化する電極Enの電位が定常状態となった後に行われる。
次に、ステップS21において、制御装置150により、ステップS19におけるゲート線G(n)およびゲート線G(n+1)の信号レベル変化による移動電荷量を求める。具体的には、ステップS18における電荷計130の測定値から、ステップS20における電荷計130の測定値を差し引く。その計算結果を、移動電荷量Q2とする。このQ2は、浮遊容量Cpara_n+1から電源線Pに流れる電荷のうち、浮遊容量Cpara_nに吸収されなかった電荷の量である。
最後に、ステップS22において、制御装置150により、(Q1−Q2)を求め、その計算結果をQ3とする。Q3は、トランジスタQ2_nがオン状態である時に、ゲート線G(n+1)の信号レベル変化に起因して容量負荷Ct_nから電源線Pに流れる電荷量を表している。このQ3を設計上期待される値と比較することにより、トランジスタQ2_nのオン/オフ動作が正常に行われているかどうかのゴー/ノーゴー検査(Go/NoGo検査)が行われる。
参考までに、ステップS13において、ゲート線G(n)に、ゲート線G(n+1)と逆方向の信号レベル変化を生じさせなかった場合の例を、図9に示す。図8と図9の縦方向および横方向の1DIVの大きさは、同じである。図9と図8を比べてみると、黒矢印以降の信号の降下レベルが大きく異なることが分かる。図9における大きなレベル降下は、浮遊容量Cpara_n+1から電源線Pへ流れる電荷によるものである。
以上に説明した第一の実施形態において、ステップS13およびステップS19におけるゲート線G(n)の論理レベルLから倫理レベルHへの信号レベル変化は、ゲート線G(n)に生じさせる代わりに、他のゲート線、例えば、ゲート線G(n−1)あるいはゲート線G(n+2)などに生じさせても良い。
さて、第一の実施形態では、試験対象の画素回路Yn内の容量負荷Ct_nは、行番が1つ大きい隣接画素回路Yn+1内のトランジスタQ1_n+1のゲート端子に接続されるゲート線G(n+1)と電極Enとの間に接続されていた。本発明は、試験対象の画素回路Yn内の容量負荷Ct_nが、同じ画素回路Yn内のトランジスタQ1_nのゲート端子に接続されるゲート線G(n)と電極Enとの間に接続される形態に対しても適用できる。そこで、そのような形態を本発明の第二の実施形態として以下に説明する。
本発明の第二の実施形態は、第一の実施形態と同様にTFTアレイ試験装置100である。TFTアレイ試験装置100に関して、第一の実施形態と第二の実施形態との相違は動作にあり、構成上の相違はない。ここで、図10を参照する。図10は、TFTアレイ試験装置100、および、被測定物であるTFTアレイ基板300を示す図である。図10において、図3と同じ要素については、同じ参照番号を付して、詳細な説明を省略する。
まず、TFTアレイ基板300の構成について説明する。TFTアレイ基板300は、行列状に並ぶ複数の画素回路と、該画素回路を制御するための複数の周辺回路と、それらの回路に関連する複数の配線を備える。それらの全ての構成要素を図示すると煩雑になるので、図3では、説明の便宜上、TFTアレイ基板300の構成要素として、画素回路Zn-1、画素回路Zn、画素回路Zn+1、周辺回路V、および、周辺回路Hが示されている。
画素回路Zn-1、画素回路Zn、および、画素回路Zn+1は、m番目の列の画素回路である。そして、各画素回路に付される参照符号Zの下付文字は、各画素回路の行番を表している。さて、画素回路Zn-1、画素回路Zn、および、画素回路Zn+1を含む、TFTアレイ基板300内の画素回路の全ては、同一構成を有する。そこで、それらの画素回路を代表して、画素回路Znの構成について、以下に説明する。画素回路Znは、電極Enと、そのドレイン端子およびソース端子が電極Enおよび電源線Pに電気的に接続されるトランジスタQ2_nと、トランジスタQ2_nのゲート端子と電源線Pとの間に接続される保持容量CH_nと、そのドレイン端子およびソース端子がトランジスタQ2_nのゲート端子およびデータ線D(m)に接続されるトランジスタQ1_nと、同じ画素回路Zn内のトランジスタQ1_nのゲート端子に接続されるゲート線G(n)と電極Enとの間に接続される試験用素子である容量負荷Ct_nと、を備える。
次に、試験装置100を用いて、TFTアレイ基板300を試験する手順について説明する。ここで、図4、および、図10〜図13を参照する。図11は、図10および図4の回路を簡素化した図である。図12は、TFTアレイ基板300の試験手順を示すフローチャートである。また、図13は、図11における各信号線の状態を示すタイミングチャートである。図13において、縦軸は各信号線の信号レベルであり、横軸は時間である。
TFTアレイ基板300の試験は、TFTアレイ基板200の試験と同様に、画素素子を形成するための電極を駆動するトランジスタの特性を調べることにより行われる。本実施形態では、画素回路ZnのトランジスタQ2_nのオン/オフ動作が正常に行われることを調べる。
まず、ステップS30において、トランジスタQ2_nをオン状態にする。具体的には、トランジスタQ2_nがオン状態になるような電圧がデータ線D(m)に与えられているときに、ゲート線G(n)を論理レベルHにし、保持容量CH_nにデータ線D(m)電圧を書き込む。トランジスタQ2_nはn型FETであるので、論理レベルHにより、トランジスタQ2_nがオン状態になり、ドレイン−ソース間が導通する。
次に、ステップS31において、制御線CAPを操作し、電荷計130に電源線Pの電荷Aを測定させる。なお、その測定は、ステップS30におけるゲート線G(n)のレベル変化に起因して変化する電極Enの電位が定常状態となった後に行われる。
次に、ステップS32において、ゲート線G(n)を論理レベルLにする。この時、図11を見て明らかなように、トランジスタQ2_nがオン状態であるので、ゲート線G(n)のレベル変化により、容量負荷Ct_nおよび浮遊容量Cpara_nから電源線Pへ電荷が流れる。
次に、ステップS33において、ステップS32におけるゲート線G(n)の信号レベル変化と同じ大きさで逆方向の信号レベル変化を、ゲート線G(n−1)に生じさせる。具体的には、ゲート線G(n−1)を論理レベルLから論理レベルHへ変化させる。なお、この時、隣接画素回路Zn-1のトランジスタQ2_n-1がオンにならないように、事前にデータ線D(m)が論理レベルLになっている。さて、図11を見て明らかなように、トランジスタQ2_n-1がオフ状態であるので、ゲート線G(n−1)のレベル変化により、電源線Pから浮遊容量Cpara_n-1へ電荷が流れる。浮遊容量Cpara_nと浮遊容量Cpara_n-1は、ほぼ等しいので、ステップS32において浮遊容量Cpara_nから電源線Pへ流れた電荷は、そのほとんどが浮遊容量Cpara_n-1に吸収される。
次に、ステップS34において、制御線CAPを操作し、電荷計130に電源線Pの電荷Aを測定させる。なお、その測定は、ステップS33におけるゲート線のレベル変化に起因して変化する電極Enの電位が定常状態となった後に行われる。
次に、ステップS35において、制御装置150により、ステップS32におけるゲート線G(n)の信号レベル変化およびステップS33におけるゲート線G(n−1)の信号レベル変化による移動電荷量の総和を求める。具体的には、ステップS31における電荷計130の測定値から、ステップS34における電荷計130の測定値を差し引く。その計算結果を、移動電荷量Q4とする。
次に、ステップS36において、トランジスタQ2_nをオフ状態にする。具体的には、トランジスタQ2_nがオフ状態になるような電圧がデータ線D(m)に与えられているときに、ゲート線G(n)を論理レベルHにし、保持容量CH_nにデータ線D(m)電圧を書き込む。
次に、ステップS37において、制御線CAPを操作し、電荷計130に電源線Pの電荷Aを測定させる。なお、その測定は、ステップS36におけるゲート線G(n)のレベル変化に起因して変化する電極Enの電位が定常状態となった後に行われる。
次に、ステップS38において、ゲート線G(n)を論理レベルLにする。この時、図11を見て明らかなように、トランジスタQ2_nがオフ状態であるので、ゲート線G(n)のレベル変化により、浮遊容量Cpara_nから電源線Pへ電荷が流れる。
次に、ステップS39において、ステップS38におけるゲート線G(n)の信号レベル変化と同じ大きさで逆方向の信号レベル変化を、ゲート線G(n−1)に生じさせる。具体的には、ゲート線G(n−1)を論理レベルLから論理レベルHへ変化させる。この場合、トランジスタQ2_n-1がオフ状態であるので、ゲート線G(n−1)のレベル変化により、電源線Pから浮遊容量Cpara_n-1へ電荷が流れる。
次に、ステップS40において、制御線CAPを操作し、電荷計130に電源線Pの電荷Aを測定させる。なお、その測定は、ステップS39におけるゲート線のレベル変化に起因して変化する電極Enの電位が定常状態となった後に行われる。
次に、ステップS41において、制御装置150により、ステップS38におけるゲート線G(n)の信号レベル変化およびステップS39におけるゲート線G(n−1)の信号レベル変化による移動電荷量の総和を求める。具体的には、ステップS37における電荷計130の測定値から、ステップS40における電荷計130の測定値を差し引く。その計算結果を、移動電荷量Q5とする。このQ5は、浮遊容量Cpara_nから電源線Pに流れる電荷のうち、浮遊容量Cpara_n-1に吸収されなかった電荷の量である。
最後に、ステップS42において、制御装置150により、(Q4−Q5)を求め、その計算結果をQ6とする。Q6は、トランジスタQ2_nがオン状態であり、且つ、容量負荷Ct_nに電荷が蓄積されている時に、ゲート線G(n)の信号レベル変化に起因して容量負荷Ct_nから電源線Pに流れる電荷量を表している。このQ6を設計上期待される値と比較することにより、トランジスタQ2_nのオン/オフ動作が正常に行われているかどうかのゴー/ノーゴー検査(Go/NoGo検査)が行われる。
ところで、第二の実施形態で明らかなように、浮遊容量の影響を低減するために生じさせる互いに逆方向の2つの信号レベル変化は、同時に発生させる必要がなく、異なる時間位置で発生させても良い。ただし、それらの信号レベル変化の発生位置は、電荷計による2回の測定の間にあることを要する。ここで、第一の実施形態について、互いに逆方向の2つの信号レベル変化が異なる時間位置で発生するように変形した態様を以下に示す。第一の実施形態の第一の変形態様は、図14に示すようにゲート線G(n)の信号レベルが先に変化し(ステップS13a、ステップS19a)、後でゲート線G(n+1)の信号レベルが変化する(ステップS13b、ステップS19b)。第一の実施形態の第二の変形態様は、図15に示すようにゲート線G(n+1)の信号レベルが先に変化し(ステップS13c、ステップS19c)、後でゲート線G(n)の信号レベルが変化する(ステップS13d、ステップS19d)。
また、本発明は、信号レベル変化に起因して流れる電荷を測定する形態の他に、信号レベル変化に起因して流れる電流(単位時間あたりの電荷)を測定する態様に対しても適用可能である。ただし、電流を測定する態様においては、浮遊容量の影響を低減するための互いに逆方向の2つの信号レベル変化を、同時に発生させる必要がある。従って、本発明は、例えば、第一の実施形態について電荷計130を電流計(不図示)に置き換えた態様に対しても、適用することができる。その場合、ステップS13以降に電源線Pに生じる過渡電流が測定され、その測定結果に基づいてTFTアレイの特性が試験され、または、良否が判断される。
また、以上に説明した実施形態または変形態様において、TFTアレイ基板の仕様上、連続する3以上のゲート線を操作しなければならないときは、浮遊容量の影響を低減するための互いに逆方向の2つの信号レベル変化を生じさせる信号線を連続する3以上のうちの両端のゲート線とし、連続する3以上のうちの残る中間のゲート線が、電荷測定中または電流測定中、浮遊容量による電荷の移動が生じないように、常に論理レベルHを示せばよい。例えば、第一の実施形態について、3本のゲート線を操作する変形した第三の変形態様においては、図16に示すタイミングチャートのように信号レベルを変化させれば良い。
さらに、以上に説明した実施形態または変形態様において、試験対象の画素回路YnまたはZn内のトランジスタQ2_nがオン状態であるとき、および、オフ状態であるときの両方について、電荷または電流を測定するようにしている。しかし、必ずしも、オンおよびオフ両方の状態において測定する必要はない。例えば、信号レベル変化に起因して浮遊容量を通じて流れる電荷量が、測定精度上、許容しうる範囲に収まっているとき、上記トランジスタQ2_nがオン状態であるときのみ測定すれば良い場合あるからである。
また、以上に説明した実施形態または実施態様において、浮遊容量を通じて流れる電荷を吸収するために、その電荷移動の原因となる信号線の信号レベル変化と逆方向の信号レベル変化を生じさせる信号線は、1本に限らず、2本以上であっても良い。またさらに、浮遊容量の影響を低減するための互いに逆方向の2つの信号レベル変化は、隣接する同種の信号線に生じさせることが好ましいが、必ずそうしなければならない訳ではない。例えば、異なる信号線に生じさせても良い。またさらに、それら互いに逆方向の2つの信号レベル変化は、同じ大きさである必要もない。一方の信号レベル変化に応じてある浮遊容量を通じて流れる望ましくない電荷が、もう一方の信号レベル変化に起因して別の浮遊容量に吸収されるようになっていれば良いからである。
さらに、本発明は、周辺回路Hおよび周辺回路Vのどちらか一方あるいは両方がTFTアレイ基板上に形成されていない場合においても適用可能である。その場合、TFTアレイ試験装置を直接TFTアレイ基板上のデータ線もしくはゲート線に接続してTFTアレイを制御すればよい。
TFTアレイの画素回路の構成を示す図である。 図1に示す回路図を簡素化した図である。 本発明の実施形態であるTFTアレイ試験装置100と被測定物200を示す図である。 TFTアレイ試験装置100の内部構成を示す図である。 図3に示す回路図を簡素化した図である。 第一の実施形態における、TFTアレイ試験装置100を用いた被測定物200の試験手順を示すフローチャートである。 図5における各信号線に関するタイミングチャートである。 図5における各信号線に関するタイミングチャートである。 従来技術による試験結果の例を示す図5における図である。 TFTアレイ試験装置100と被測定物300を示す図である。 図10に示す回路図を簡素化した図である。 第二の実施形態における、TFTアレイ試験装置100を用いた被測定物200の試験手順を示すフローチャートである。 図11における各信号線に関するタイミングチャートである。 第一の実施形態の第一の変形態様に関するタイミングチャートである。 第一の実施形態の第二の変形態様に関するタイミングチャートである。 第一の実施形態の第三の変形態様に関するタイミングチャートである。
符号の説明
100 アレイ試験装置
111,112,113,114 端子
120 信号発生器
130 電荷計
130 電荷計
131 演算増幅器
132 容量素子
133 スイッチ
134 アナログ・ディジタル変換器
140 可変電源
150 制御装置
200,300 アレイ基板

Claims (11)

  1. 複数の画素回路を具備するアクティブマトリクス型TFTアレイを試験する方法であって、
    第一の画素回路内の画素素子用電極に容量負荷を介して接続される第一の信号線の信号レベルを変化させるステップと、
    前記第一の信号線とは異なる少なくとも1つの第二の信号線の信号レベルに、前記第一の信号線の信号レベル変化とは逆方向の変化を生じさせるステップと、
    前記第一の画素回路内のトランジスタにより前記画素素子用電極に接続される電源線に、前記信号レベル変化のそれぞれに起因して、流れる電荷の総和を測定するステップと、
    を含むことを特徴とする試験方法。
  2. 前記第二の信号線の信号レベル変化が、前記第一の信号線の信号レベル変化と同じ大きさであることを特徴とする請求項1に記載の試験方法。
  3. 前記測定ステップが、いずれの前記信号レベル変化よりも前、および、いずれの前記信号レベル変化よりも後のそれぞれにおいて、前記電源線に接続される容量の蓄積電荷を測定するステップを含むことを特徴とする請求項2に記載の試験方法。
  4. 複数の画素回路を具備するアクティブマトリクス型TFTアレイを試験する方法であって、
    第一の画素回路内の画素素子用電極に容量負荷を介して接続される第一の信号線の信号レベルを変化させるステップと、
    前記第一の信号線とは異なる少なくとも1つの第二の信号線の信号レベルに、前記第一の信号線の信号レベル変化と同時に、前記第一の信号線の信号レベル変化とは逆方向の変化を生じさせるステップと、
    第一の画素回路内のトランジスタにより前記画素素子用電極に接続される電源線に、前記信号レベル変化に起因して、流れる電荷または電流を測定するステップと、
    を含むことを特徴とする試験方法。
  5. 前記第二の信号線の信号レベル変化が、前記第一の信号線の信号レベル変化と同じ大きさであることを特徴とする請求項4に記載の試験方法。
  6. 前記第一の信号線が、前記第一の画素回路におけるデータ書込を制御するための信号線であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の試験方法。
  7. 前記第二の信号線が、前記第一の画素回路と隣接する第二の画素回路におけるデータ書込を制御するための信号線であることを特徴とする請求項6に記載の試験方法。
  8. 前記第一の信号線が、前記第一の画素回路に隣接する前記第二の画素回路におけるデータ書込を制御するための信号線であることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の試験方法。
  9. 前記第二の信号線が、前記第一の画素回路におけるデータ書込、または、前記第二の画素回路と隣接する第三の画素回路におけるデータ書込を制御するための信号線であることを特徴とする請求項8に記載の試験方法。
  10. 前記測定ステップが、前記トランジスタがオンの時に測定することを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の試験方法。
  11. 前記測定ステップが、前記トランジスタがオンの時、および、前記トランジスタがオフの時のそれぞれにおいて測定することを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の試験方法。
JP2006096884A 2006-03-31 2006-03-31 Tftアレイ試験方法 Pending JP2007271877A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006096884A JP2007271877A (ja) 2006-03-31 2006-03-31 Tftアレイ試験方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006096884A JP2007271877A (ja) 2006-03-31 2006-03-31 Tftアレイ試験方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007271877A true JP2007271877A (ja) 2007-10-18

Family

ID=38674737

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006096884A Pending JP2007271877A (ja) 2006-03-31 2006-03-31 Tftアレイ試験方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007271877A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018506065A (ja) * 2014-12-31 2018-03-01 深▲せん▼市華星光電技術有限公司Shenzhen China Star Optoelectronics Technology Co., Ltd. 表示パネル及びその駆動回路

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018506065A (ja) * 2014-12-31 2018-03-01 深▲せん▼市華星光電技術有限公司Shenzhen China Star Optoelectronics Technology Co., Ltd. 表示パネル及びその駆動回路

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3964337B2 (ja) 画像表示装置
CN100476911C (zh) 显示设备的驱动电路
KR100394923B1 (ko) 어레이 기판의 검사 방법
WO2005024766A1 (ja) 表示パネルの変換データ決定方法および測定装置
JP6257192B2 (ja) アレイ基板およびその検査方法ならびに液晶表示装置
JP2004347749A (ja) アクティブマトリックスパネルの検査装置、検査方法、およびアクティブマトリックスoledパネルの製造方法
JP2008052111A (ja) Tftアレイ基板、その検査方法および表示装置
KR20060044426A (ko) Tft 어레이 시험 방법
JP2003050380A (ja) アレイ基板の検査方法
US7227523B2 (en) Liquid crystal display device and inspecting method thereof
JP4018014B2 (ja) 半導体装置およびその試験方法
KR20060065528A (ko) 어레이 기판 검사 방법 및 장치
JP4473427B2 (ja) アレイ基板の検査方法及び該検査装置
TW580684B (en) Device and method for inspecting pixel of active matrix type display
JP3951560B2 (ja) 信号供給装置及びその検査方法、並びにそれを用いた半導体装置及びデータ線駆動ic
JP2007271877A (ja) Tftアレイ試験方法
JP5599501B2 (ja) 画像表示パネルの検査方法
JP2011197203A (ja) ドライバ及び表示装置
JP2002116423A (ja) 液晶表示装置とその検査方法
JP4239299B2 (ja) アクティブマトリックス型液晶表示装置
KR20050048495A (ko) Tft 어레이의 구동 전류 측정 방법 및 장치
JP4570633B2 (ja) 画像表示装置
JP4782956B2 (ja) アレイ基板の検査方法
JP2008070702A (ja) Tftアレイ検査方法、製造方法および検査装置
JP4754264B2 (ja) 半導体集積回路および半導体集積回路を搭載した製品のテスト方法