JP2007270991A - 自動変速機の油圧制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 電動ポンプのポンプ能力を抑えることができ、且つ摩擦係合装置が意図せず係合することのない自動変速機の油圧制御装置を提供する。
【解決手段】 電動ポンプHの発生油圧は、メカ油圧ラインGとは独立して設けられた電動油圧ラインIを通って調圧バルブFの直前のメカ油圧ラインGへ直接的に供給され、調圧バルブFの直前に供給された油圧は、逆流防止手段JによってメカポンプA側への逆流が防がれる。電動ポンプHの「漏れ油圧」が抑えられ、電動ポンプHのポンプ能力を下げることができる。また、電動ポンプHの発生する油圧は、調圧バルブFの直前のメカ油圧ラインGへ与えられ、摩擦係合装置Cに供給される油圧は、調圧バルブFによってコントロールされる。このため、何らかの不具合が生じて電動ポンプHの吐出油圧が急増したとしても、非係合であるべき摩擦係合装置Cが係合せず、車両の安全性が保たれる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両に搭載される自動変速機の油圧制御装置に関する。
背景技術を図6を参照して説明する。
(従来技術)
車両用の自動変速機は、変速の切替を行う摩擦係合装置(油圧クラッチ、油圧ブレーキ等)Cを搭載している。
摩擦係合装置Cは、油圧アクチュエータ(油圧サーボ)によって2つの部材(回転部材と回転部材、あるいは回転部材と固定部材等)の係合(締結)および離脱(開放)の切替を行うものであり、油圧アクチュエータの油圧を調圧バルブFにより制御することで、摩擦係合装置Cの係脱が実施される。
調圧バルブFを介して摩擦係合装置C(具体的には、摩擦係合装置Cのうちの油圧アクチュエータ)に与えられる油圧は、エンジンによって機械的に駆動されるメカポンプAが発生するものである。しかるに、アイドルストップを実施する車両では、アイドルストップ中はエンジンが停止しているため、メカポンプAが油圧を発生しない。
そこで、電気的に駆動される電動ポンプHにより油圧不足を補う技術が提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。
(従来技術の問題点)
特許文献1の技術は、図6(a)に示すように、電動ポンプHから吐出されたオイルが、メカポンプAと同じ入力油路から油圧制御ユニットDに供給される。このため、電動ポンプHから吐出されたオイルは、油圧制御ユニットD内においてメカポンプAから吐出されたオイルと共通の長い経路を通ることになり、油圧制御ユニットD内に多数存在するライン油圧切替弁等によって大きな油圧の漏れが生じる。
このため、電動ポンプHは、「摩擦係合装置Cに必要な油圧」と「油圧制御ユニットD内において漏れる油圧の低下分を補う油圧」とを加算した油圧を発生する必要がある。この結果、電動ポンプHには大きなポンプ能力が要求されることになり、電動ポンプHの体格が大型化するとともに、電動ポンプHの電力消費が大きくなる問題が生じる。
一方、特許文献2の技術は、図6(b)に示すように、電動ポンプHから吐出された油圧が選択バルブSを介して直接的に摩擦係合装置Cへ送られるように設けられており、小型で消費電力の小さい電動ポンプHを用いることができる。
しかし、選択バルブSは、メカポンプAと電動ポンプHのうちの高圧側を摩擦係合装置Cに導き、低圧側を閉塞するバルブであった。このため、万が一、電動ポンプHが誤作動したり、故障等により電動ポンプHの吐出油圧が急増すると、非係合であるべき摩擦係合装置Cが係合して変速状態が切り替わる可能性があり、エンジンの再始動時に車両が動き出す懸念がある。
特開2002−195399号公報 特開2002−21993号公報
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、電動ポンプのポンプ能力を抑えることができ、且つ予期せぬ要因によって電動ポンプの吐出油圧が急増したとしても、摩擦係合装置が意図せず係合することのない自動変速機の油圧制御装置の提供にある。
[請求項1の手段]
請求項1における自動変速機の油圧制御装置は、メカ油圧ラインとは独立して設けられた電動油圧ラインによって、電動ポンプの発生油圧を調圧バルブの直前のメカ油圧ラインへ直接的に供給するものであり、且つ逆流防止手段によって電動ポンプの発生油圧がメカ油圧ラインを通ってメカポンプ側へ逆流することが防がれる。
このため、逆流防止手段よりもメカポンプ側において電動ポンプの発生した油圧が漏れる不具合がない。これにより、電動ポンプの吐出量のうち、「油圧制御ユニット内において漏れる油圧の低下分を補う補填量」を下げることができ、電動ポンプのポンプ能力を抑えることができる。このように、電動ポンプのポンプ能力が抑えられることにより、電動ポンプの小型・軽量化が可能になるとともに、電動ポンプの消費電力を抑えることができる。
請求項1における自動変速機の油圧制御装置は、電動ポンプの発生した油圧が調圧バルブの直前のメカ油圧ラインへ与えられるため、電動ポンプから摩擦係合装置に与えられる油圧は、調圧バルブによってコントロールされる。
このため、万が一、電動ポンプが誤作動したり、故障等により電動ポンプの吐出油圧が急増したとしても、非係合であるべき摩擦係合装置が係合する不具合は生じない。
[請求項2の手段]
請求項2における摩擦係合装置は、自動変速機に複数搭載されるものであり、調圧バルブも、複数の摩擦係合装置に対応して油圧制御ユニットに複数搭載されるものであり、電動油圧ラインも、油圧制御ユニットに複数形成されるものである。そして、複数の電動油圧ラインは、車両乗員の操作によって設定されるマニュアル弁により選択されて電動ポンプから油圧の供給を受けるものである。
このように、電動ポンプから吐出したオイルが、マニュアル弁で選択された電動油圧ラインのみに供給されるため、電動ポンプの吐出オイルを、変速状態に必要な電動油圧ラインへ効率的に導くことができるとともに、変速状態に必要ない電動油圧ラインにおいて油圧が漏れるのを防ぐことができる。
これにより、電動ポンプの吐出量のうち、「油圧制御ユニット内において漏れる油圧の低下分を補う補填量」を下げることができ、上記請求項1の効果に加えて、さらに電動ポンプのポンプ能力を抑えることができる。このように、電動ポンプのポンプ能力が抑えられることで、電動ポンプの小型・軽量化が可能になるとともに、電動ポンプの消費電力を抑えることができる。
[請求項3の手段]
請求項3における複数の電動油圧ラインは、前進初段で係合する摩擦係合装置に油圧を供給するD側電動油圧ラインと、後進初段で係合する摩擦係合装置に油圧を供給するR側電動油圧ラインとである。
これにより、万が一、電動ポンプが誤作動したり、故障等により電動ポンプの吐出油圧が急増し、さらには予期せぬなんらかの不具合が生じて調圧バルブが誤作動したとしても、乗員の設定レンジとは異なるシフトレンジを実現する摩擦係合装置へ電動ポンプの油圧が印加されることがない。従って、乗員の操作に即したシフトレンジが実現されることになり、車両の安全性を保つことができる。
[請求項4の手段]
請求項4におけるD側電動油圧ラインとR側電動油圧ラインは、マニュアル弁がPレンジとNレンジに設定された状態においてマニュアル弁によって閉塞されるものである。
自動変速機の油圧制御装置は、図1に示すように、車両のエンジンにより機械的に駆動されて油圧を発生するメカポンプAと、このメカポンプAの吐出油圧を所定のレギュレート圧に調圧するレギュレータBと、変速切替を行うための摩擦係合装置C(油圧クラッチ、油圧ブレーキ等)の供給油圧を制御する油圧制御ユニットDと、この油圧制御ユニットDに搭載された電気機能部品の通電制御を行う自動変速機用制御装置(以下、AT制御装置)Eとを備える。
油圧制御ユニットDは、メカポンプAの発生した油圧を摩擦係合装置Cに供給する、あるいは摩擦係合装置Cの供給油圧の排出を行う調圧バルブFを備えるとともに、メカポンプAの発生した油圧を調圧バルブFに導くメカ油圧ラインGを備えるものである。
なお、図1(a)は、調圧バルブFの一例として、摩擦係合装置Cの供給油圧の調圧を行うバルブユニットFaの弁体22(符号、図5参照)を、電動アクチュエータFbによって直接駆動するダイレクト制御タイプの油圧コントロールバルブを用いたものである。 また、図1(b)は、調圧バルブFの一例として、摩擦係合装置Cの供給油圧の調圧を行うバルブユニットFaの弁体22(符号、図5参照)を、パイロットバルブFcの発生する油圧によって駆動するパイロット制御タイプの油圧コントロールバルブを用いたものである。
最良の形態における自動変速機の油圧制御装置は、電気的に駆動されて油圧を発生する電動ポンプHを備える。この電動ポンプHは、AT制御装置Eにより通電制御されるものであり、メカポンプAの吐出油圧が不足している時、あるいはアイドルストップ中で油圧を必要とする時に通電されて、必要油圧を発生する。
また、最良の形態における自動変速機の油圧制御装置は、メカ油圧ラインGとは独立して設けられて、電動ポンプHの発生した油圧を、調圧バルブFの直前のメカ油圧ラインGへ直接的に供給する電動油圧ラインIを備える。
さらに、最良の形態における自動変速機の油圧制御装置は、電動ポンプHの発生油圧がメカ油圧ラインGを通ってメカポンプA側へ逆流するのを防ぐとともに、メカポンプAの発生油圧が電動油圧ラインIを通って電動ポンプH側へ逆流するのを防ぐ逆流防止手段Jを備える。
最良の形態の自動変速機の油圧制御装置は、上記の構成を採用することにより、上述した請求項1の手段で説明した効果を得ることができる。
即ち、油圧制御ユニットD内における電動ポンプHの吐出油圧の漏れが抑えられ、電動ポンプHの小型・軽量化が可能になるとともに、電動ポンプHの消費電力を抑えることができる。また、電動ポンプHの発生する油圧が調圧バルブFの直前のメカ油圧ラインGへ与えられるため、万が一、電動ポンプHが誤作動したり、故障等により電動ポンプHの吐出油圧が急増したとしても、非係合であるべき摩擦係合装置Cが係合する不具合が生じない。
ここで、図1に示す逆流防止手段Jは、メカ油圧ラインGと電動油圧ラインIの合流部に設けられ、この合流部においてメカ油圧ラインGから与えられるメカ油圧と電動油圧ラインIから与えられる電動油圧のうち、高圧側を調圧バルブFに導き、低圧側を閉塞する選択バルブである。
なお、本発明における「エンジン」は、内燃式エンジンであっても良いし、電動モータ(電動エンジン)であっても良いし、内燃式エンジンと電動モータを組み合わせたハイブリッド式エンジンであっても良い。
本発明における「摩擦係合装置C」は、1つであっても良いし、複数であっても良い。摩擦係合装置Cが複数の場合は、全ての摩擦係合装置Cに本発明を適用しても良いし、後述する実施例に示すように複数の摩擦係合装置Cのうちの一部の摩擦係合装置Cに本発明を適用しても良い。
本発明における「逆流防止手段J」は、図1に示すように、1つのバルブから構成されるものでも良いし、後述する実施例に示すように別々のバルブでも良い。また、油圧制御ユニットD中に存在する既存のライン油圧切替バルブの開閉を「逆流防止手段J」として利用するものであっても良い。さらに、本発明における「逆流防止手段J」は、油圧により自動的に切り替わるバルブであっても良いし、電動アクチュエータ(電磁アクチュエータ等)を用いてAT制御装置Eにより切り替えられるバルブであっても良い。
上記最良の形態の図1(a)の具体例を、図2〜図5を参照して説明する。なお、以下の実施例では、上記最良の形態と同一機能物は、同一符号を付して説明を行う。
(自動変速機の説明)
自動変速機は、車両走行用の出力を発生するエンジン1の出力回転比や、出力の回転方向を変更するものであり、流体継手(トルクコンバータ等)、複数の遊星歯車装置等よりなる変速機構2、および変速機構2において変速切替を行うための第1〜第5摩擦係合装置C1〜C5(複数設けられた摩擦係合装置C:多板式油圧クラッチ、多板式油圧ブレーキ等)の係脱をコントロールする油圧制御装置を備える。
変速機構2に設けられる第1〜第5摩擦係合装置C1〜C5は、相対的に回転可能な2つの部材(回転部材と回転部材、あるいは回転部材と固定部材等)に設けられた摩擦係合要素(例えば、多板クラッチ、多板ブレーキ等)の係合(締結)および離脱(開放)の切替を油圧アクチュエータにより行うものであり、油圧アクチュエータの供給油圧を高めることで摩擦係合要素が係合し、油圧アクチュエータの供給油圧を下げることで摩擦係合要素が離脱する周知なものである。
第1〜第5摩擦係合装置C1〜C5は、それぞれ油圧制御ユニットDから印加される油圧に従って係合状態あるいは離脱状態に切り替えられる。
ここで、自動変速機のシフトレンジは、P(パーキング)レンジ、R(リバース)レンジ、N(ニュートラル)レンジ、D(ドライブ)レンジからなる。また、この実施例では、Dレンジとして変速段が6段用意され、Rレンジとして変速段が1段用意されている。これらのシフトレンジおよび変速段は、図3に示すように、第1〜第5摩擦係合装置C1〜C5の係合と離脱の組み合わせを変化させることで実現されるものである。なお、図3中の「○」は、該当するシフトレンジおよび変速段を実現する際に係合する摩擦係合装置Cを示している。従って、この実施例では、前進初段で第2、第3摩擦係合装置C2、C3が係合し、後進初段で第4、第5摩擦係合装置C4、C5が係合するものである。
(油圧制御装置の説明)
油圧制御装置は、油圧発生源から供給された油圧を用いて第1〜第5摩擦係合装置C1〜C5の供給油圧を制御することでシフトレンジおよび変速段を制御するものであり、油圧発生源の他に、油圧サーキットが形成された油圧制御ユニットD、この油圧制御ユニットDに搭載された電気機能部品の通電制御を行うAT制御装置Eを備える。
(油圧発生源の説明)
油圧制御装置は、アイドルストップが実行される車両に搭載されるものであり、油圧発生源として、メカポンプAと電動ポンプHとを搭載している。
メカポンプAは、エンジン1の回転出力により機械的に駆動されて油圧を発生する。
具体的に、メカポンプAの駆動軸は、エンジン1の出力軸と機械的に接続されている。そして、メカポンプAは、エンジン1の回転出力を受けることによって回転駆動され、それにより作動油をオイルパンから吸引して油圧制御ユニットDに形成された第1入力油路3に供給する。従って、メカポンプAは、エンジン1の始動によりオイル吐出を開始し、エンジン1の停止に伴ってオイル吐出を終了する。
なお、メカポンプAの吐出流量および出力油圧は、エンジン1の回転数の影響を受ける。このため、メカポンプAの吐出油圧は、図2中に図示しないレギュレータB(符号、図1参照)で所定油圧(レギュレータ圧)に調圧された後に、油圧制御ユニットDに供給される。
電動ポンプHは、電気的に駆動されて油圧を発生する。
具体的に、電動ポンプHは、通電により回転出力を発生する電動モータ4を備えるものであり、電動モータ4が通電されることにより作動油をオイルパンから吸引して油圧制御ユニットDに形成された第2入力油路5に供給する。電動ポンプHの電動モータ4は、AT制御装置Eによって通電状態が制御される。従って、電動ポンプHは、AT制御装置Eから駆動電流を受けることによりオイル吐出を開始し、AT制御装置Eから駆動電流が停止されることによりオイル吐出を終了する。
なお、電動ポンプHの吐出流量および出力油圧は、AT制御装置Eから与えられる駆動電流によって制御される。
(油圧制御ユニットDの説明)
油圧制御ユニットDは、乗員によって操作されるマニュアル弁6、第1〜第5摩擦係合装置C1〜C5に対応して設けられた第1〜第5調圧バルブF1〜F5、切替弁7等を備えて、第1〜第5摩擦係合装置C1〜C5の供給油圧をそれぞれ個別に制御する油圧回路である。
この油圧制御ユニットDの内部には、メカポンプAの吐出オイルを第1〜第5調圧バルブF1〜F5へ導くためのメカ油圧ラインG(後述するD側メカ油圧ラインG1、R側メカ油圧ラインG2、独立メカ油圧ラインG3)と、メカ油圧ラインGとは独立して設けられて電動ポンプHの吐出オイルを第2〜第4調圧バルブF2〜F4へ導くための電動油圧ラインI(後述するD側電動油圧ラインI1、R側電動油圧ラインI2)と、第1〜第5調圧バルブF1〜F5と第1〜第5摩擦係合装置C1〜C5を連通するための出力油圧ライン8とが設けられている。
(マニュアル弁6の説明)
マニュアル弁6は、乗員によって操作されるレンジセレクタ9(レバー式、ボタン式等)に電気的あるいは機械的に接続されたスプール弁であり、第1入力油路3から供給されるメカポンプAの吐出オイルをD側メカ油圧ラインG1またはR側メカ油圧ラインG2に切り替える第1マニュアル弁と、第2入力油路5から供給される電動ポンプHの吐出オイルをD側電動油圧ラインI1またはR側電動油圧ラインI2に切り替える第2マニュアル弁とを一体に設けたものである。
なお、この実施例のマニュアル弁6は、レンジセレクタ9の設定位置に応じて図4に示すように設定されて、油路の選択および開閉を実施するものである。
(油圧制御ユニットDに設けられた油路の説明)
油圧制御ユニットDには、上述したメカ油圧ラインG、電動油圧ラインIおよび出力油圧ライン8が設けられている。
メカ油圧ラインGは、第1入力油路3に供給されてマニュアル弁6で選択されたオイルを第1〜第4調圧バルブF1〜F4へ導くD側メカ油圧ラインG1と、第1入力油路3に供給されてマニュアル弁6を介して供給されるオイルを第4調圧バルブF4へ導くR側メカ油圧ラインG2と、第1入力油路3に供給されたオイルを第5調圧バルブF5へ導く独立メカ油圧ラインG3とからなる。
ここで、切替弁7は、スプリング駆動式のスプール弁であり、D側メカ油圧ラインG1またはR側メカ油圧ラインG2の油圧を切り替えて第4調圧バルブF4へ導く。
この切替弁7は、R側メカ油圧ラインG2の油圧とスプリング力の釣合いに応じて切替状態が変化するものであり、R側メカ油圧ラインG2の油圧が所定の切替圧より低くなると、D側メカ油圧ラインG1の油圧を第4調圧バルブF4へ供給し、逆にR側メカ油圧ラインG2の油圧が所定の切替圧以上に高まるとR側メカ油圧ラインG2の油圧を第4調圧バルブF4へ供給するように切り替わるものである。
電動油圧ラインIは、メカ油圧ラインGとは独立して設けられたものであり、第2入力油路5に供給されてマニュアル弁6で選択されたオイルを第2、第3調圧バルブF2、F3の直前のD側メカ油圧ラインG1へ直接的に供給するD側電動油圧ラインI1と、第2入力油路5に供給されてマニュアル弁6で選択されたオイルを第4調圧バルブF4の直前のメカ油圧ラインG(切替弁7で選択された油圧ライン)へ直接的に供給するR側電動油圧ラインI2とからなる。
(逆流防止手段Jの説明)
ここで、油圧制御ユニットDには、電動ポンプHの発生した油圧がメカ油圧ラインGを通ってメカポンプA側(即ち、第1マニュアル弁側)へ逆流するのを防ぐとともに、メカポンプAの発生油圧が電動油圧ラインIを通って電動ポンプH側(即ち、第2マニュアル弁側)へ逆流するのを防ぐ逆流防止手段J(符号、図1参照)が設けられている。
この実施例の逆流防止手段Jは、メカ油圧ラインGに設けられた第1逆止弁11と、電動油圧ラインIに設けられた第2逆止弁12とからなる。
第1逆止弁11は、メカ油圧ラインGと電動油圧ラインIの合流部よりメカポンプA側(即ち、第1マニュアル弁側)のメカ油圧ラインG上に設けられて、電動油圧ラインI側の発生油圧(即ち、電動ポンプHの発生油圧)により閉弁する油圧作動式の一方向弁であり、電動ポンプHの発生した油圧がメカ油圧ラインGを通ってメカポンプA側へ逆流するのを防ぐ。
第2逆止弁12は、電動油圧ラインI上に設けられて、メカ油圧ラインG側の発生油圧(即ち、メカポンプAの発生油圧)により閉弁する油圧作動式の一方向弁であり、メカポンプAの発生した油圧が電動油圧ラインIを通って電動ポンプH側(即ち、第2マニュアル弁側)へ逆流するのを防ぐ。
(第1〜第5調圧バルブF1〜F5の説明)
第1〜第5調圧バルブF1〜F5は、第1〜第5摩擦係合装置C1〜C5に対応して設けられ、第1〜第5摩擦係合装置C1〜C5の供給油圧を調整するものであり、この実施例ではダイレクト制御タイプの油圧コントロールバルブを用いる例を示す。
第1〜第5調圧バルブF1〜F5として適用されるダイレクト制御タイプの油圧コントロールバルブの一例を、図5を参照して説明する。
油圧コントロールバルブは、油圧の切替あるいは油圧の調整を行うバルブユニットFaと、このバルブユニットFaを駆動する電動アクチュエータFbとを組み合わせてなる。ここで、図5(a)はバルブユニットFaにスプール弁を用いた一例(図2で開示するものと同じタイプ)を示し、図5(b)はバルブユニットFaにボール弁を用いた一例を示すものである。
バルブユニットFaは、油圧制御ユニットDを構成するボディに差し込まれるものであり、バルブハウジング21と弁体22とを組み合わせてなる。
バルブユニットFaは、オイルの供給を受ける入力ポート23、第1〜第5摩擦係合装置C1〜C5に出力油圧を発生させる出力ポート24、オイルの排出を行う排出ポート25を備える。
弁体22は、バルブハウジング21内で移動して、入力ポート23、出力ポート24、排出ポート25の連通度合を調節して、出力ポート24の油圧をコントロールする。
この実施例に示す電動アクチュエータFbは、電磁アクチュエータであり、ソレノイド26とムービングコア27とを組み合わせてなる。
ソレノイド26は、通電により磁力を発生するコイルを備えるものであり、AT制御装置Eから与えられる通電量に応じた磁力を発生して、ムービングコア27を軸方向へ磁気吸引する。
ムービングコア27は、ソレノイド26の磁気吸引力によって軸方向へ駆動されるものであり、シャフト28を介して弁体22を軸方向へ移動させる。
ソレノイド26は、AT制御装置Eにより車両の運転状態に応じて通電制御されることで、ムービングコア27および弁体22の軸方向位置が制御される。これによって、入力ポート23と出力ポート24の連通度合と、出力ポート24と排出ポート25の連通度合との比率が可変制御され、その結果、出力ポート24の吐出圧が制御される。
なお、図5(a)は、電動アクチュエータFb(電磁アクチュエータ)がOFFの時にリターンスプリング29の作用により、入力ポート23と出力ポート24の連通度合が最小(閉鎖)になるとともに、出力ポート24と排出ポート25の連通度合が最大になるN/C(ノーマリクローズ)タイプの電磁油圧制御弁を示し、図5(b)は、電動アクチュエータFb(電磁アクチュエータ)がOFFの時にリターンスプリング29の作用により、入力ポート23と出力ポート24の連通度合が最大になるとともに、出力ポート24と排出ポート25の連通度合が最小(閉鎖)になるN/O(ノーマリオープン)タイプの電磁油圧制御弁を示すが、これらは油圧コントロールバルブを説明するための一例であって、それぞれN/OとN/Cが逆であっても良い。
(AT制御装置Eの説明)
AT制御装置Eは、油圧制御装置に搭載された電気機能部品(電動ポンプH、第1〜第5調圧バルブF1〜F5等)の通電制御を行う電気的な制御装置であり、AT−ECU(AT用制御ユニット)とAT−EDU(AT用駆動ユニット)で構成される。
AT−ECUは、制御処理、演算処理を行うCPU、各種プログラムおよびデータを保存する記憶装置(ROM、RAM、SRAM、EEPROM等のメモリ)、入力回路、出力回路、電源回路を含んで構成される周知構造のコンピュータよりなり、読み込まれたセンサ類の信号に基づいて演算処理を行う。
なお、AT−ECUには、車両の運転状態を検出する各種センサ信号(アクセル開度、エンジン回転数、冷却水温、シフトレンジのポジション、ブレーキングの有無、第1〜第5摩擦係合装置C1〜C5の供給油圧を検出する第1〜第5油圧センサ31a〜31eの出力など)が直接的あるいはエンジンECUを介して間接的に入力される。
AT−EDUは、AT−ECUから与えられる指令信号に基づいて第1〜第5調圧バルブF1〜F5に駆動電流(開度制御電流)を印加する回路と、AT−ECUから与えられる指令信号に基づいて電動ポンプHに駆動電流(回転数制御電流)を印加する回路とを備える。
AT−ECUには、車両の運転状態に応じて第1〜第5調圧バルブF1〜F5の開度制御を行う「変速制御機能」と、車両の運転状態に応じて電動ポンプHの回転数制御(吐出圧制御)を行う「電動ポンプ制御機能」とが設けられている。
「変速制御機能」は、車両の運転状態(アイドルストップ中を含む)に応じたシフトレンジおよび変速段を実現する周知の制御プログラムであり、車両の運転状態に応じて図3に示す第1〜第5摩擦係合装置C1〜C5の係合および離脱を実行するために第1〜第5調圧バルブF1〜F5の通電制御を行う。
「電動ポンプ制御機能」は、エンジン始動時およびエンジン運転中にメカポンプAの吐出油圧が不足する状態の時、あるいはアイドルストップ中に発進に必要な変速段を実現するための油圧が不足する状態の時に、電動ポンプHを作動させて、図3に示す変速段を実現させる周知の制御プログラムである。
[実施例1の効果]
実施例1における自動変速機の油圧制御装置は、上記の構造を採用することにより、次の効果を得ることができる。
(第1の効果:電動ポンプHの負荷低減効果1)
電動ポンプHが作動して油圧制御ユニットDに油圧を供給する際、電動ポンプHの発生油圧は、メカ油圧ラインGとは独立して設けられた電動油圧ラインIを通って第2〜第4調圧バルブF2〜F4の直前のメカ油圧ラインGへ直接的に供給される。即ち、電動ポンプHの発生油圧は、メカ油圧ラインGとは独立して設けられた電動油圧ラインIを通って必要とされる部位にピンポイント的に供給される。
この時、電動油圧ラインIから第2〜第4調圧バルブF2〜F4の直前に直接的に供給される油圧(電動ポンプHの吐出した油圧)は、第1逆止弁11(逆流防止手段J)によって電動ポンプHの発生油圧がメカ油圧ラインGを通ってメカポンプA側へ逆流することが防がれる。このため、第1逆止弁11よりもメカポンプA側に電動ポンプHの発生した油圧が漏れる不具合がない。
これにより、電動ポンプHの吐出量のうち、「油圧制御ユニットD内において漏れる油圧の低下分を補う補填量」を抑えることができ、電動ポンプHのポンプ能力を抑えることができる。このように、電動ポンプHのポンプ能力が抑えられることで、電動ポンプHの小型・軽量化が可能になるとともに、電動ポンプHの消費電力を抑えることができる。
(第2の効果:電動ポンプHの負荷低減効果2)
この実施例1では、電動ポンプHの発生油圧がマニュアル弁6(具体的には、第2マニュアル弁)で選択されて第2、第3調圧バルブF2、F3の直前、または第4調圧バルブF4の直前のメカ油圧ラインGへ直接的に供給される。即ち、電動ポンプHから吐出したオイルは、全ての電動油圧ラインIへ導かれるのではなく、シフトレンジによって選択されるものであり、Dレンジの時はD側電動油圧ラインI1へ導かれ、Rレンジの時はR側電動油圧ラインI2へ導かれる。なお、P、Nレンジの時は、D側電動油圧ラインI1およびR側電動油圧ラインI2はマニュアル弁6によって閉塞される。
このように、電動ポンプHから吐出したオイルを、Dレンジの時はR側電動油圧ラインI2へ導かず、Rレンジの時はD側電動油圧ラインI1へ導かないため、電動ポンプHの吐出したオイルを、変速状態に必要な電動油圧ラインIに効率的に導くことができるとともに、変速状態に必要ない電動油圧ラインIにおいて油圧が漏れるのを防ぐことができる。
これにより、電動ポンプHの吐出量のうち、「油圧制御ユニットD内において漏れる油圧の低下分を補う補填量」を抑えることができ、電動ポンプHのポンプ能力を抑えることができる。このように、電動ポンプHのポンプ能力が抑えられることで、電動ポンプHの小型・軽量化が可能になるとともに、電動ポンプHの消費電力を抑えることができる。
(第3の効果:安全性の向上効果1)
電動ポンプHの発生する油圧が、第2〜第4調圧バルブF2〜F4の直前のメカ油圧ラインGへ与えられるため、電動ポンプHから第2〜第4摩擦係合装置C2〜C4に与えられる油圧は、第2〜第4調圧バルブF2〜F4によってコントロールされる。
このため、万が一、電動ポンプHが誤作動したり、故障等により電動ポンプHの吐出油圧が急増したとしても、非係合であるべき第2〜第4摩擦係合装置C2〜C4が係合する不具合は生じない。
(第4の効果:安全性の向上効果2)
この実施例1では、電動ポンプHの発生する油圧が、乗員の設定レンジがDレンジの時はD側電動油圧ラインI1へ導かれ、Rレンジの時はR側電動油圧ラインI2へ導かれ、P、Nレンジでは、電動油圧ラインIに油圧は発生しない。
このため、万が一、電動ポンプHが誤作動したり、故障等により電動ポンプHの吐出油圧が急増し、さらには予期せぬなんらかの不具合が生じて第2〜第4調圧バルブF2〜F4が誤作動したとしても、乗員の設定レンジとは異なるシフトレンジを実現する摩擦係合装置Cへ電動ポンプHの油圧が印加されることがない。従って、乗員の操作に即したシフトレンジが実現され、車両の安全性を保つことができる。
〔変形例〕
上記の実施例では、逆流防止手段Jを独立した2つの逆止弁(第1逆止弁11と第2逆止弁12)を用いる例を示したが、例えば図1に示すように、逆流防止手段Jを「1つのバルブ」で構成しても良い。また、上記の実施例では、逆流防止手段Jの一例として油圧により開閉する油圧作動式の逆止弁を用いたが、スプリングを用いて油圧がスプリングの付勢力に打ち勝って開弁するスプリング駆動式の逆流防止弁を用いても良い。
上記の実施例では、電動ポンプHの吐出した油圧がマニュアル弁6を介して第2〜第4調圧バルブF2〜F4の直前のメカ油圧ラインGに供給される例を示したが、電動ポンプHの吐出した油圧をマニュアル弁6を介すことなく、直接的に第2〜第4調圧バルブF2〜F4の直前のメカ油圧ラインGに供給するように設けても良い。
上記の実施例では、第1〜第5調圧バルブF1〜F5に用いられる電動アクチュエータFbの一例として電磁アクチュエータを用いたが、電動モータ、ピエゾアクチュエータなど、他の電動アクチュエータFbを用いても良い。
上記の実施例では、第1〜第5調圧バルブF1〜F5の一例として直接駆動するダイレクト制御タイプの油圧コントロールバルブを用いたが、第1〜第5摩擦係合装置C1〜C5の供給油圧の調圧を行うバルブユニットFaの弁体22を、パイロットバルブFcの発生する油圧によって駆動するパイロット制御タイプの油圧コントロールバルブを用いても良い。
油圧制御装置の概略図である(最良の形態)。 ダイレクト制御タイプの油圧コントロールバルブを用いた油圧制御装置の概略図である(実施例1)。 シフトレンジおよび変速段と第1〜第5摩擦係合装置の係合状態の関係を示す説明図である(実施例1)。 シフトレンジと油路の切替状態の関係を示す説明図である(実施例1)。 (a)スプール弁を用いた油圧コントロールバルブの断面図、(b)ボール弁を用いた油圧コントロールバルブの断面図である(実施例1)。 油圧制御装置の概略図である(従来例)。
符号の説明
A メカポンプ
C 摩擦係合装置
C1 第1摩擦係合装置
C2 第2摩擦係合装置(前進初段で係合する摩擦係合装置)
C3 第3摩擦係合装置(前進初段で係合する摩擦係合装置)
C4 第4摩擦係合装置(後進初段で係合する摩擦係合装置)
C5 第5摩擦係合装置
D 油圧制御ユニット
F 調圧バルブ
F1 第1調圧バルブ
F2 第2調圧バルブ
F3 第3調圧バルブ
F4 第4調圧バルブ
F5 第5調圧バルブ
G メカ油圧ライン
G1 D側メカ油圧ライン
G2 R側メカ油圧ライン
H 電動ポンプ
I 電動油圧ライン
I1 D側電動油圧ライン
I2 R側電動油圧ライン
J 逆流防止手段
1 エンジン
6 マニュアル弁
11 第1逆止弁
12 第2逆止弁

Claims (4)

  1. 車両のエンジンにより機械的に駆動されて油圧を発生するメカポンプと、
    このメカポンプの発生した油圧を変速切替を行うための摩擦係合装置に供給する、あるいは前記摩擦係合装置の供給油圧の排出を行う調圧バルブを備えるとともに、前記メカポンプの発生した油圧を前記調圧バルブに導くメカ油圧ラインを備える油圧制御ユニットとを具備する自動変速機の油圧制御装置において、
    この油圧制御装置は、
    電気的に駆動されて油圧を発生する電動ポンプと、
    前記メカ油圧ラインとは独立して設けられ、前記電動ポンプの発生した油圧を、前記調圧バルブの直前の前記メカ油圧ラインへ直接的に供給する電動油圧ラインと、
    前記電動ポンプの発生した油圧が前記メカ油圧ラインを通って前記メカポンプ側へ逆流するのを防ぐとともに、前記メカポンプの発生した油圧が前記電動油圧ラインを通って前記電動ポンプ側へ逆流するのを防ぐ逆流防止手段と、
    を備えることを特徴とする自動変速機の油圧制御装置。
  2. 請求項1に記載の自動変速機の油圧制御装置において、
    前記摩擦係合装置は、前記自動変速機に複数搭載されるものであり、
    前記調圧バルブも、前記複数の摩擦係合装置に対応して前記油圧制御ユニットに複数搭載されるものであり、
    前記電動油圧ラインも、前記油圧制御ユニットに複数形成されるものであり、
    前記複数の電動油圧ラインは、車両乗員の操作によって設定されるマニュアル弁により選択されて前記電動ポンプから油圧の供給を受けることを特徴とする自動変速機の油圧制御装置。
  3. 請求項2に記載の自動変速機の油圧制御装置において、
    前記複数の電動油圧ラインは、前進初段で係合する摩擦係合装置に油圧を供給するD側電動油圧ラインと、後進初段で係合する摩擦係合装置に油圧を供給するR側電動油圧ラインとであることを特徴とする自動変速機の油圧制御装置。
  4. 請求項3に記載の自動変速機の油圧制御装置において、
    前記D側電動油圧ラインと前記R側電動油圧ラインは、前記マニュアル弁がPレンジとNレンジに設定された状態において前記マニュアル弁によって閉塞されることを特徴とする自動変速機の油圧制御装置。
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