JP2007270984A - デフレクタ式ボールねじ装置 - Google Patents

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【課題】デフレクタの改良により、ねじ溝のリードを可及的に小さくすることが可能なデフレクタ式ボールねじ装置を提供する。
【解決手段】ねじ軸20にボール24を介してナット21が螺合し、ナットに装着されたデフレクタ25によりボールが循環するボール循環通路40を軸方向に複数並設したデフレクタ式ボールねじ装置であって、デフレクタは、ナットに形成された嵌合穴31に嵌合する略長円形状をなす脚部33を有し、脚部には隣接するねじ溝間でボールをリターンする略S字状のリターン溝35が設けられ、脚部の長手方向の外側両端縁部51,52に延在され隣接するボール循環通路内に突入する突出部分53、54を切欠いて切除部53a、54aを形成した。
【選択図】図5

Description

本発明は、ねじ軸にボールを介してナットが螺合し、ナットに装着されたデフレクタによりボールが循環するボール循環通路を軸方向に複数並設したデフレクタ式ボールねじ装置に関するものである。
従来のデフレクタ式ボールねじ装置は、例えば特許文献1に記載されているように、スチール製のボールを介してナット側のねじ溝とねじ軸側のねじ溝とが噛み合うボールねじ装置を基本構成とし、ナット側にはボールを所定のねじ溝間にて循環させるデフレクタを装着した構成となっている。そして、デフレクタがナット側の所定のねじ溝に適宜数配設されることによって、複数のボール循環路が形成され、ボールねじ装置が円滑に作動されるようになっている。
この種のデフレクタ式ボールねじ装置は、電動式パワーステアリング装置における電動モータの回転をラック軸の軸方向運動に変換する機構として広く採用されている。
特開平11−270647号公報(段落0031〜0035、図2)
ところで、上記した電動式パワーステアリング装置におけるデフレクタ式ボールねじ装置においては、ねじ軸およびナットに形成されるねじ溝のリードを小さくすることによって、高出力化が可能となる。しかしながら、ねじ溝のリードを小さくすると、隣接するねじ溝の軸方向の間隔が小さくなり、そのためにボールを所定のねじ溝間にて循環させるデフレクタの長手方向の外側両端縁部が、隣接するボール循環通路を循環するボールの循環経路内に突出するようになり、ボールの循環を妨げる現象を発生する恐れがある。このために、ねじ溝のリードを小さくして電動式パワーステアリング装置の高出力化を図ろうとしても、リードの縮小化に限界を生ずる問題があった。
本発明は、上記した従来の問題点を解消するためになされたもので、デフレクタの改良により、ねじ溝のリードを可及的に小さくすることが可能なデフレクタ式ボールねじ装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、ねじ軸にボールを介してナットが螺合し、該ナットに装着されたデフレクタによりボールが循環するボール循環通路を軸方向に複数並設したデフレクタ式ボールねじ装置において、前記デフレクタは、前記ナットに形成された嵌合穴に嵌合する略長円形状をなす脚部を有し、該脚部には隣接するねじ溝間で前記ボールをリターンする略S字状のリターン溝が設けられ、前記脚部の長手方向の外側両端縁部に延在され隣接するボール循環通路内に突入する突出部分を切欠いて切除部を形成したことを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記デフレクタの脚部は、前記リターン溝の両側の側壁部の肉厚が長手方向の全長に亘ってほぼ均一にされていることを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項2において、前記デフレクタの脚部が嵌合する前記ナットの嵌合穴は、長手方向の全長に亘って同一径のカッタでワンパス加工が可能な略S字状に形成されていることを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれか1項において、前記デフレクタは、前記ナットに形成された前記嵌合穴の段部に係合するフランジ部を有し、該フランジ部が前記段部に係合する位置で前記デフレクタが前記ナットに適宜の手段により放射方向への移動を規制されていることを特徴とするものである。
請求項1に係る発明によれば、デフレクタは、ナットに形成された嵌合穴の段部に係合するフランジ部と、フランジ部より突設され嵌合穴に嵌合する略長円形状をなす脚部と、脚部に形成され隣接するねじ溝間で前記ボールをリターンする略S字状のリターン溝を備え、脚部の長手方向の外側両端縁部に延在されボール循環通路内に突入する突出部分を切欠いて切除部を形成したので、リターン溝の両側の側壁部を肉厚を確保しながら、隣接するボール循環通路を循環するボールの循環を妨げないようにすることができ、これによって、リターン溝の両側の側壁部の強度を適正に維持してボールの円滑な循環を行いながら、ねじ溝のリードを可及的に小さくすることができるようになる。
請求項2に係る発明によれば、デフレクタの脚部は、リターン溝の両側の側壁部の肉厚が長手方向の全長に亘ってほぼ均一にされているので、デフレクタの加工後に行う焼入れにおいて、側壁部の不均一な変形等を抑えることができる。
請求項3に係る発明によれば、デフレクタの脚部が嵌合するナットの嵌合穴は、長手方向の全長に亘って同一径のカッタでワンパス加工が可能な略S字状に形成されているので、ナットの嵌合穴の加工をきわめて容易に行うことができるとともに、嵌合穴にデフレクタの脚部を隙間なく嵌合できるようになる。
請求項4に係る発明によれば、デフレクタは、ナットに形成された嵌合穴の段部に係合するフランジ部を有し、該フランジ部が前記段部に係合する位置で前記デフレクタが前記ナットに適宜の手段により放射方向への移動を規制されているので、デフレクタをフランジ部が嵌合穴の段部に係合する所定位置に確実に固定することができる。
以下本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施の形態のデフレクタ式ボールねじ装置を備えた電動式パワーステアリング装置10の全体を示すもので、当該電動式パワーステアリング装置10は、車両の左右方向に延在して配設されたハウジング11を備え、ハウジング11には、図略のステアリングホイールによって回転されるピニオン軸12と、ピニオン軸12に噛合うラック歯13aを形成したラック軸13と、ラック軸13上と同軸的に配設した電動モータ14と、電動モータ14の回転運動をラック軸13の軸方向運動に変換するボールねじ装置15等が備えられている。
ハウジング11は、円筒状のモータハウジング16と、モータハウジング16の両端に同軸上に嵌合された中空状のラックハウジング17、18からなり、ラックハウジング17、18に形成された取付部17a、18aを介して図略の車体ボディに支持されるようになっている。
ハウジング11には、ラック軸13が軸方向に摺動可能に貫挿され、ラック軸13の両端は、タイロッドを介して左右の操向車輪に連結され、ラック軸13の軸動によって操向車輪が左右方向に操向されるようになっている。
ラック軸13の一端にはボールねじ装置15を構成するねじ軸20が形成されている。ボールねじ装置15は、図2に示すように、外周面に螺旋状のねじ溝20aを有するねじ軸20と、内周面に螺旋状のねじ溝21aを有するナット21と、ねじ軸20のねじ溝20aとナット21のねじ溝21aとの間で形成されるボール軌道23内を転動する複数のボール24と、ボール24を隣接する2つのねじ溝20a、21a間でリターンするデフレクタ25とによって構成されている。ナット21は後述する電動モータ14のロータを構成するモータシャフト41内に一体的に装着され、締付けナット26によるねじ締めによってモータシャフト41に固定されている。これにより、モータシャフト41によるナット21の正逆回転によって、ねじ軸20とともにラック軸13が軸方向に往復動されるようになる。
ナット21には、ねじ山を挟む2つのねじ溝21aに跨って斜めに略長円形状の嵌合穴31が半径方向に貫通して形成され、嵌合穴31は軸方向位置および周方向位置を互いに違えて円周上複数(4か所)設けられている。嵌合穴31には段部31aが形成され、嵌合穴31に後述する構成のデフレクタ25が段部31aに係合する位置に装着されるようになっている。
デフレクタ25は、図3ないし図5に示すように、略長円形をなす脚部33と、この脚部33の底部両側に突設形成されたフランジ部34a、34bからなり、脚部33には隣接する2つのねじ溝21a間をなめらかに接続する断面が半円弧状のリターン溝35が凹設されている。リターン溝35の両端は、隣接する2つのねじ溝21aにそれぞれ沿うように開口され、その間を湾曲部によってなめらかに接続されて長手方向に略S字状に形成されている。かかるリターン溝35の凹設により、脚部33にはリターン溝35の両側に対応して側壁部33a、33bが形成されている。
ナット21へのデフレクタ25の組込みは、デフレクタ25をその脚部33側よりナット21の嵌合穴31に挿入し、フランジ部34a、34bを嵌合穴31の段部31aに係合させる。その状態で、かしめ等の手段によってデフレクタ25をナット21に固着することにより、デフレクタ25の放射方向への移動が規制されるようになっている。この状態においては、デフレクタ25は、図3に示すように、隣接するねじ溝21a間に跨ってねじ溝21aと交差するように配置される。
これにより、デフレクタ25を装着したナット21にねじ軸20が組み込まれると、リターン溝35の両端部がねじ軸20とナット21とのねじ溝20a、21a間になめらかに接続される。これによって、ボール24をねじ軸20とナット21間の無限状のボール軌道23を循環するボール循環通路40が構成される。そして、このボール循環通路40は軸方向に複数組(4組)並設され、ボールねじ装置15が構成される。
電動モータ15は、ボールねじ装置15を介してねじ軸20(ラック軸13)に軸方向のアシスト力を付与するもので、中空状のロータからなるモータシャフト41とステータ42とから構成されている。モータシャフト41はモータハウジング16に軸受43,44を介して回転可能に軸承され、このモータシャフト41の中空穴内にねじ軸20が同軸的に貫挿されている。モータシャフト41の外周には平板状の永久磁石45が複数接着され、この永久磁石45に対向するようにステータ42がモータハウジング16の内周に装着されている。ステータ42は複数のコイル46を備え、コイル46への通電によって発生する磁束を永久磁石45に作用させることにより、モータシャフト41が回転されるようになっている。
ところで、上記した構成のデフレクタ式ボールねじ装置15においては、ねじ軸20およびナット21に形成されるねじ溝20a、21aのリードを小さくしていくと、互いに隣合うねじ溝20a、21aの軸方向の間隔が小さくなるため、デフレクタ25が単純な長円形状であると、図7に示すように、デフレクタ25の脚部33の長手方向の外側両端縁部A、B、すなわち、隣接するボール循環通路40側に接近する両端縁部(A、B)が、隣接するボール循環通路40のボール軌道23内に突入し、ボール循環通路40を循環するボール24の循環が妨げられる現象が生ずる。このために、ねじ軸20およびナット21のねじ溝20a、21aのリードを小さくするには自ずと限界があった。勿論、デフレクタ25の脚部33の外側両端縁部A、Bを、隣接するボール循環通路40のボール軌道23内に突入しないように、デフレクタ25の長円形状を全体的に一回り小型にすれば、隣接するボール循環通路40を循環するボール24の循環を妨げないようにすることはできるが、反面、デフレクタ25の小型化によってリターン溝35の両側の側壁部33a、33bの肉厚が極端に薄くなる部分A1、B1ができて強度上問題を生じ、実用的ではない。
そこで本発明は、デフレクタ25を改良することにより、ねじ軸20およびナット21のねじ溝20a、21aのリードを可及的に小さくしても、隣接するボール循環通路40を循環するボール24の循環を妨げないようにしたもので、以下、その具体的な構成を図6に基づいて説明する。
なお、図6においては、発明の理解を容易にするために、デフレクタ25によってボール24を循環する第1のボール循環通路40の第1のボール軌道を23Aで表し、この第1のボール循環通路40の両側に隣接する第2および第3のボール循環通路40、40の第2および第3のボール軌道をそれぞれ23B、23Cで表すことにする。
通常、デフレクタ25の脚部33は、図6の2点鎖線で示すように、側壁部33a、33bの外面33a1、33b1が互いに平行な長円形状をなしているが、ナット21(ねじ軸20)のねじ溝21a(20a)のリードを小さくしていくと、前述したように、第1のボール循環通路40を構成するデフレクタ25の脚部33の長手方向の外側両端縁部51、52、すなわち、リターン溝35の両端開口部の第2および第3のボール軌道23B、23C側にそれぞれ接近する側の両端縁部(51、52)に、第2および第3のボール軌道23B、23Cの領域内に突入する突出部分53、54が延在する。
また、側壁部33a、33bの外面33a1、33b1が互いに平行であるのに対して、リターン溝35が略S字状をなしているために、突出部分53、54に連なる側壁部33a、33bの一部に肉厚が薄くなった薄肉部分55、56が存在するようになる。
そこで、本発明の実施の形態においては、デフレクタ25の脚部33の長手方向の外側両端縁部51、52に延在した突出部分53、54を、図6の斜線部分C1、C2だけ切欠いた切除部53a、54aを形成し、脚部33の長手方向の外側両端縁部51、52が、隣接する第2および第3のボール軌道23B、23Cを循環されるボール24の循環を妨げない形状に改良した。
また、突出部分53、54に連なる薄肉部分55、56は、肉厚を厚くしても隣接する第2および第3のボール軌道23B、23Cを循環されるボール24の循環には影響しないので、薄肉部分55、56を、図6の斜線部分D1、D2だけリターン溝35の形状に沿って外側に膨らませて肉盛部55a、56aを形成し、肉厚を確保する形状に改良した。しかも、かかる肉盛部55a、56aを、突出部分53、54を切除した切除部53a、54aにおける両側壁部33a、33bの肉厚とほぼ同じになるように形成した。
一方、側壁部33a、33bにはリターン溝35が略S字状をなすために、必然的に肉厚が他の部分より厚くなる厚肉部分57、58が生ずるので、この厚肉部分57、58を、脚部33のリターン溝35の両側の側壁部33a、33bの肉厚が長手方向の全長にわたってほぼ均一の形状となるように削ぎ落とした。この結果、リターン溝35の両側の側壁部33a、33bの外面は、リターン溝35の形状と相似した略S字状となる。すなわち、デフレクタ25の脚部33は、全体が略長円形状を保ちながら、長手方向の外側両面が平行でない緩やかなS字状を呈することになり、脚部33の幅方向の寸法は長手方向の全長に亘ってほぼ一定となる。
このように、デフレクタ25のリターン溝35の両側の側壁部33a、33bの肉厚を長手方向の全長にわたってほぼ均一となる形状にすることによって、デフレクタ25の加工後に行う焼入れにおいて、肉厚の不均一による側壁部33a、33bの不均一な変形等を抑えることができ、デフレクタ25を高品位に製造することが可能となる。
また、デフレクタ25の脚部33の幅方向寸法が全長に亘ってほぼ一定となることにより、デフレクタ25の脚部33が嵌合するナット21の嵌合穴31を、その幅方向寸法と同一の径のカッタを用いて略S字状にワンパスで加工することが可能となり、ナット21の嵌合穴31の加工を容易にできるとともに、嵌合穴31に脚部33を隙間なく嵌合できるようになる。
上記した実施の形態においては、デフレクタ25のリターン溝35の両側の側壁部33a、33bの肉厚を長手方向の全長にわたってほぼ均一にすることによって、上記した効果が奏せられるが、側壁部33a、33bの肉厚をほぼ均一にすること、ならびに、ナット21の嵌合穴31の形状を、脚部33の幅寸法と同一径のカッタでワンパス加工できるようにすることは、本発明にとって必ずしも必要な要件ではなく、本発明の最も特徴とする構成は、デフレクタ25の脚部33の長手方向の外側両端縁部51、52に延在される突出部分53、54に、隣接するボール循環通路40内を循環するボール24の循環の妨げとならないように切除部53a、54bを形成し、ボールねじのリードを可及的に小さくすることである。
また、上記した実施の形態においては、ナット21へのデフレクタ25の組込みを、デフレクタ25の脚部33をナット21の嵌合穴31に挿入して、フランジ部34a、34bを嵌合穴31の段部31aに係合させ、かしめ等の手段によってデフレクタ25をナット21に一体的に装着するようにしたが、実施の形態で述べたように、ナット21が中空状のモータシャフト41に嵌合されるようなものにおいては、デフレクタ25の放射方向への移動をモータシャフト41の内周面を利用して規制することもでき、デフレクタ25の放射方向への移動を規制する手段は実施の形態のものに限定されるものではない。
また、上記した実施の形態においては、ラック軸13を貫挿したハウジング11に電動モータ15を内蔵したタイプの電動式パワーステアリング装置10について説明したが、本発明はボールねじ装置15を備えたあらゆるタイプの電動式パワーステアリング装置に適用可能である。
本発明の実施の形態を示すデフレクタ式ボールねじ装置を備えた電動式パワーステアリング装置の断面図である。 図1の2−2線に沿って切断したボールねじ装置を示す断面図である。 デフレクタを装着したナットを示す図である。 図3の4方向から見た図である。 図4の5−5線に沿って切断した断面図である。 本発明の実施の形態に係るデフレクタの詳細を示す説明図である。 従来のデフレクタを装着したナットを示す図である。
符号の説明
10…電動式パワーステアリング装置、11…ハウジング、12…ピニオン軸、13…ラック軸、14…電動モータ、15…ボールねじ装置、20…ねじ軸、21…ナット、20a、21a…ねじ溝、23…ボール軌道、24…ボール、25…デフレクタ、31…嵌合穴、33…脚部、33a、33b…側壁部、34a、34b…フランジ部、35…リターン溝、40…ボール循環通路、41…モータシャフト、43…ステータ、51、52…外側両端縁部、53、54…突出部分、53a、54a…切除部、55、56…薄肉部分、55a、56a…肉盛部、57、58…厚肉部分。

Claims (4)

  1. ねじ軸にボールを介してナットが螺合し、該ナットに装着されたデフレクタによりボールが循環するボール循環通路を軸方向に複数並設したデフレクタ式ボールねじ装置において、前記デフレクタは、前記ナットに形成された嵌合穴に嵌合する略長円形状をなす脚部を有し、該脚部には隣接するねじ溝間で前記ボールをリターンする略S字状のリターン溝が設けられ、前記脚部の長手方向の外側両端縁部に延在され隣接するボール循環通路内に突入する突出部分を切欠いて切除部を形成したことを特徴とするデフレクタ式ボールねじ装置。
  2. 請求項1において、前記デフレクタの脚部は、前記リターン溝の両側の側壁部の肉厚が長手方向の全長に亘ってほぼ均一にされていることを特徴とするデフレクタ式ボールねじ装置。
  3. 請求項2において、前記デフレクタの脚部が嵌合する前記ナットの嵌合穴は、長手方向の全長に亘って同一径のカッタでワンパス加工が可能な略S字状に形成されていることを特徴とするデフレクタ式ボールねじ装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項において、前記デフレクタは、前記ナットに形成された前記嵌合穴の段部に係合するフランジ部を有し、該フランジ部が前記段部に係合する位置で前記デフレクタが前記ナットに適宜の手段により放射方向への移動を規制されていることを特徴とするデフレクタ式ボールねじ装置。
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